JP6269292B2 - 路車間通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車載機と路側の光ビーコンとの間で、光通信による無線通信を行うように構成された路車間通信システムに関するものである。
路車間通信システムを用いた交通情報サービスとして、光ビーコン、電波ビーコンまたはFM多重放送を用いたいわゆるVICS(Vehicle Information AND Communication System:財団法人道路交通情報通信システムセンターの登録商標)が既に展開されている。このうち、光ビーコンは、近赤外線を通信媒体とした光通信を採用しており、車載機と双方向通信が可能である。1993年から現在までの間に約54000基の光ビーコンが全国各地の道路に配備されている。
近年、光ビーコンについて、通信容量を拡大してシステムを高度化することが検討されている。これに対しては、車載機側から光ビーコン側への通信(アップリンク)の速度の高速化、即ち、高速アップリンク通信が研究されている。この高速アップリンク通信を実現するために、新光ビーコンと新車載機の導入が検討されているが、これらの機器は、従来の低速アップリンク通信しかできない従来機器との互換性がなければならない。
尚、以下では、アップリンク通信について、従来の低速でのアップリンク通信(例えば64kbps)のみが可能な機器を、旧車載機及び旧光ビーコン、高速でのアップリンク通信(例えば256kbps)が可能な機器を、新車載機及び新光ビーコンと記すことがある。
従来機器との互換性を確保する装置として、各種の技術が提案されている。例えば特許文献1は、新光ビーコン側より車載機側に、光ビーコンが新様式であることを示す識別情報を送信し、新車載機にてその識別情報によって新仕様に対応した光ビーコンであると判断した場合には、高速アップリンク通信にて旅行時間計測情報等の車両側の所定の情報(高速アップリンク情報)を送出するという技術が開示されている。
尚、従来では、図2に示すように、規定の通信エリアとして、エリアA1とエリアA2とが規定されており、エリアA1では、低速アップリンク通信、高速アップリンク通信、ダウンリンク通信(高速ダウンリンク通信)が可能であり、エリアA2ではダウンリンク通信(高速ダウンリンク通信)のみが可能とされている。
特開2013−125538号公報
しかしながら、上述した特許文献1の装置では、新光ビーコンから送信された識別情報に基づいて新車載機から高速アップリンク情報を送出できるが、高速アップリンク情報の送出の可否の判定を単に新光ビーコン側から送信された識別情報によって判定しているだけであるので、適切に情報の送受信ができないことがあった。
例えば、図2に示すように、エリアA1、エリアA2に加えて、それより前方(同図左側)に、エリアA4、エリアA3のような(十分に通信ができない)通信エリアが形成された場合、特許文献1の装置では、車載機はエリアA3で識別情報を受信することがあるが、そのときには、車載機はエリアA3においてま高速アップリンク情報を送出してしまうことがある。
しかし、この場合、エリアA3は高速アップリンク情報の受信が困難な領域(又は受信できない領域)であるので、新車載機から高速アップリンク情報を送出しても、新光ビーコンでは高速アップリンク情報を受信できないことがあるという問題があった。
本発明の目的は、車載機から高速アップリンク通信によって送信される情報を、光ビーコンがより確実に受信できる路車間通信システムを提供することにある。
請求項1の発明は、車両の車載機と路側の光ビーコンとの間で、光通信による無線通信を行うとともに、低速アップリンク通信とそれより高速の高速アップリンク通信とを切り替えて通信が可能な路車間通信システムにおいて、前記光ビーコンは、第1ダウンリンク情報を前記車載機へ送信する第1ビーコン側情報送信部と、前記車載機から送信された低速アップリンク通信を受信したときに、前記高速アップリンク通信が可能なことを示す識別情報を含む第2ダウンリンク情報を前記車載機へ送信する第2ビーコン側情報送信部とを備え、前記車載機は、前記光ビーコンから前記第1ダウンリンク情報を受信したときに、前記光ビーコンに対して、前記低速アップリンク通信にて前記高速アップリンク通信時の発光素子の光量よりも光量を低下させた第1アップリンク情報を送信する第1車載機側情報送信部と、前記光ビーコンから前記識別情報を受信したときに、前記光ビーコンに対して、前記高速アップリンク通信にて前記低速アップリンク通信時の前記発光素子の光量よりも光量を高くした第2アップリンク情報を送信する第2車載機側情報送信部とを備え、前記車載機の前記第1車載機側情報送信部は、前記低速アップリンク通信を行なう際には、前記発光素子の光量を、車両が、規定の通信エリアの上流側における前記規定の通信エリアに極力近い部分に達するまでは、上記光量を低下させた第1アップリンク情報を光ビーコン側が受信できないような低い光量に設定するように構成されたところに特徴を有する。
本発明の第1実施形態を示す路車間通信システムの概略構成図 路車間通信システムにおける通信エリア及び通信エリアにおける通信の種類を説明する図 路車間通信システムにおける送信及び受信の手順を説明する図 (a)は第1ダウンリンク情報DL1のデータの一例を示す図、(b)は第1アップリンク情報UL1のデータの一例を示す図、(c)は第2ダウンリンク情報DL2のデータの一例を示す図、(d)は第2アップリンク情報UL2のデータの一例を示す図 光ビーコン側の制御の内容を示すフローチャート 車載機側の制御の内容を示すフローチャート
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。まず、図1は、第1実施形態の路車間通信システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の路車間通信システムは、路側(インフラ側)の交通管制システム1と、道路を走行する車両2に搭載された車載機3とを備えている。
交通管制システム1は、交通管制室等に設けられた中央制御装置4と、道路の各所に多数設置された光ビーコン5と、中央制御装置4と光ビーコン5との間の通信を行う通信部6とを備えている。
光ビーコン5は、近赤外線を通信媒体とした光通信によって、車載機5との間で無線通信を行う装置であり、ビーコン制御部7と、ビーコン制御部7に接続された複数のビーコン側投受光器(ビーコンヘッド)8とを有している。なお、ビーコン制御部7は、通信部6に接続されており、通信部6は電話回線等の通信回線によって中央制御装置4と接続されている。
一方、車載機3は、前記光通信によって、光ビーコン5との間で無線通信を行う装置であり、車載制御部9と、車載制御部9に接続された車載側投受光器(車載ヘッド)10とを有している。
次に、光ビーコン5の構成について説明する。光ビーコン5は、上述のように、(電子制御装置である)ビーコン制御部7と、ビーコンヘッド8とを備えている。ビーコンヘッド8は、電気光変換が可能な光送信部11と、光電気変換が可能な光受信部12とを有している。ビーコン制御部7と光送信部11とが、第1ビーコン側情報送信部及び第2ビーコン側情報送信部を構成する。
光送信部11は、近赤外線よりなるダウンリンク光(ダウンリンク方向の光信号)を、ダウンリンク領域であるエリアA1、A2、A3、A4(図2参照)に送出する発光素子(図示しない)を有する。光受信部12は、アップリンク領域であるエリアA1(図2参照)にある車載機3からの近赤外線よりなるアップリンク光(アップリンク方向の光信号)を受光する受光素子(図示しない)を有する。
前記光送信部11は、ビーコン制御部7から送出される下りフレーム(パラレルの電気信号)を所定の伝送速度(通信速度)のシリアルな送信信号に変換する送信回路(図示しない)と、出力された送信信号をダウンリンク方向の光信号に変換する発光ダイオード等よりなる発光素子とから構成されている。尚、この光送信部11が送信する光信号の伝送速度は、従来の旧光ビーコンと同様に1024kbpsである。
前記光受信部12は、高低2種類の伝送速度での光電気変換が可能なマルチレート対応の光受信機能を有するものであり、低い方の伝送速度は従来の旧光ビーコンと同様に64kbpsであり、高い方の伝送速度は例えば256kbpsである。光受信部12は、図3に示すように、フォトダイオード等よりなる受光素子と、この受光素子が出力する電気信号を増幅してデジタルの受信信号を生成する受信回路(図示しない)とを備えている。
本実施形態では、光ビーコン5は、車載機3側に送信する場合には、1024kpbsでの高速の送信(高速ダウンリンク通信)が可能である。一方、車載機3側からの通信を光ビーコン5側で受信する場合には、64kpbsでの低速での受信(低速アップリンク通信)と、256kpbsでの高速の受信(高速アップリンク通信)とが可能である。即ち、本実施形態の光ビーコン5は、旧光ビーコンより通信性能が高い新光ビーコンである。尚、旧光ビーコンのダウンリンクの伝送速度は新光ビーコンと同様に1024kbpsであるが、旧光ビーコンのアップリンクの伝送速度は64kbpsと低い。
また、ビーコン制御部7は、CPUやメモリなどを有する周知のコンピュータを含む電子制御装置であり、通信部6を介した中央制御装置4との双方向通信や、車載機3との路車間通信を行う通信制御部としての機能を有している。
次に、車載機3の構成について説明する。車載機3は、上述のように、車載制御部9と車載ヘッド10とを備えている。車載ヘッド10は、ビーコンヘッド8と同様に、電気光変換が可能な光送信部25と、光電気変換が可能な光受信部26とを有している。車載制御部9と光送信部25が車載機側情報送信部を構成する。
光送信部25は、近赤外線よりなるアップリンク光(アップリンク方向の光信号)を発光する発光素子(図示しない)を有する。光受信部26は、ダウンリンク領域であるエリアA1、A2、A3、A4に送出された近赤外線よりなるダウンリンク光(ダウンリンク方向の光信号)を受光する受光素子(図示しない)を有する。
光送信部25は、車載制御部9から出力される上りフレーム(パラレルの電気信号)を所定の伝送速度のシリアルな送信信号に変換する送信回路(図示しない)と、出力された送信信号をアップリンク方向の光信号に変換する発光ダイオード等よりなる発光素子とから構成されている。光送信部25は、高低2種類の伝送速度での電気光変換が可能なマルチレート対応であり、低い方の伝送速度は従来の旧車載機と同様に64kbpsであり、高い方の伝送速度は例えば256kbpsである。
更に、光送信部25は、その発光素子を発光させる際に、発光素子の光量を高低2段階に調節することができるようになっている。即ち、光送信部25は、発光素子を定格光量(最大光量)で発光させる制御と、発光素子を定格よりも低下させた光量で発光させる制御とを実行できるように構成されている。この場合、車載制御部9と光送信部25とが、第1車載機側情報送信部及び第2車載機側情報送信部を構成している。
また、光受信部26は、フォトダイオード等よりなる受光素子と、この受光素子が出力する電気信号を増幅してデジタルの受信信号を生成する受信回路(図示しない)とを備えている。尚、光受信部26が受信する光信号の伝送速度は、従来の旧車載機と同様に1024kbpsである。
本実施形態では、車載機3は、光ビーコン5側からの通信を受信する場合には、1024kpbsでの高速の受信(高速ダウンリンク通信)が可能である。一方、車載機3側から光ビーコン5側に送信(アップリンク)する場合には、64kpbsでの低速での送信(低速アップリンク通信)と、256kpbsでの高速の送信(高速アップリンク通信)とが可能である。即ち、上記車載機3は、旧車載機より通信性能が高い新車載機である。尚、旧車載機のダウンリンクの伝送速度は新光ビーコンと同様に1024kbpsであるが、旧車載機のアップリンクの伝送速度は64kbpと低い。
次に、光ビーコン5の通信領域について説明する。
図2に示すように、光ビーコン5の通信領域は、ダウンリンク通信が可能なダウンリンク領域であるエリアA1、A2、A3、A4と、アップリンク通信が可能なアップリンク領域であるエリアA1とを有している。尚、エリアA1は、エリアA2に隣接して、エリア2よりも上流側、即ち、車両2の進行方向(図2中の矢印方向)における上流側(図2中の左側)に設けられている。この場合、光ビーコン5は、路側に設けられた支柱などに取り付けられて配置されることにより、前記エリアA1、A2、A3、A4を形成するように、路面に向かって近赤外光を照射できるように構成されている。詳しくは、光ビーコン5のビーコンヘッド8は、路面上のエリアA1、A2、A3、A4に向かって、近赤外光を照射できるとともに、エリアA1における車載機3からの近赤外光を受信できるように構成されている。
ここで、エリアA1、A2は、所定の通信規定(例えば「光学式車両感知器 近赤外線式インタフェース規格」)によって規定される通信エリアであり、所定の通信規定によって、道路において車両3の前後方向(同図左右方向)における各エリアA1、A2の開始位置、前後方向における距離、終了位置、道路の幅方向における距離などが規定されている。
図2中の表に示すように、この光ビーコン5の通信領域では、各エリアA1〜A4において、通信状態が異なっている。エリアA1の上流側にて隣接して形成されたエリアA3、エリアA3の上流側にて隣接して形成されたエリアA4は、前記所定の通信規定によって設定された通信エリアではなく、前記エリアA1、A2の形成に伴って、実際にこのような通信状態となることがあるエリアを例示したものである。
具体的には、上記表に示すように、エリアA1では、低速アップリンク通信、高速アップリンク通信、ダウンリンク通信(ここでは高速ダウンリンク通信)の全てが可能である。エリアA2では、ダウンリンク通信(高速ダウンリンク通信)のみが可能である。エリアA3では、低速アップリンク通信、ダウンリンク通信(高速ダウンリンク通信)の両方のみが可能である。エリアA4では、ダウンリンク通信(高速ダウンリンク通信)のみが可能である。
次に、路車間通信の手順及びその通信内容について説明する。本実施形態では、図3に示すように、下記のような手順(時系列)に沿って路車間通信を行う。
まず、図3の(1)においては、光ビーコン5側から車載機3側に、高速ダウンリンク通信によって、車載機3側に送信すべき各種の情報(実データ)を含む第1ダウンリンク情報DL1を送信する。この第1ダウンリンク情報DL1とは、高速(1024kbps)で伝送される高速ダウンリンク情報であり、複数のフレームによって構成されている。
各フレームのデータ構造の一例を図4(a)に示す。この図4(a)に示すように、フレームのヘッダ部(ダウンリンクヘッダ)には、情報種別、提供時刻、最終フレームフラグ、フレーム番号、有効データ長さなどのデータが格納されている。このうち、最終フレームフラグは、情報種別で分割された複数のフレームのうちの最後のフレームであることを示し、フレーム番号は、情報種別で分割された複数のフレームの順序番号を示すものである。
尚、最終フレームフラグは、最終フレームである場合にはオン(例えば1)に設定され、そうでないときはオフ(例えば0)に設定される。また、実データ部(ダウンリンク実データ)には、前記各種の情報として、従来と同様な、現在位置情報、渋滞リンク情報、旅行時間リンク情報などが格納されている。この第1ダウンリンク情報DL1の送信は、連続して送信され、後述する第1アップリンク情報UL1が(光ビーコン5側にて)受信されるまで実施される。
次に、図3の(2)においては、車載機3側にて第1ダウンリンク情報DL1が受信されると、そのデータの内容(実データ)に関わりなく、車載機3側から光ビーコン5側に、低速アップリンク通信によって、第1アップリンク情報UL1を送信する。この第1アップリンク情報UL1とは、低速(64kbps)で伝送される低速アップリンク情報であり、1つ又は複数のフレームによって構成されている。更に、本実施形態では、車載機3の車載ヘッド10の光送信部25から上記第1アップリンク情報UL1を送信(発光)する場合、光送信部25の発光素子の光量を定格(最大光量)よりも低下させて発光させるように制御している。
この場合、発光素子の光量を低下させるに際しては、次に述べる通りの光量となるように適宜実験等を実施して光量の低下量(割合)を設定すればよい。即ち、車両2が、エリアA3内のエリアA1に極力近い部分に達するまでは、上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を光ビーコン5側が受信できない光量、即ち、車両2が、エリアA3内のエリアA1に極力近い部分を走行するときに(または、車両2がエリアA1内に入った直後に)、初めて上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を光ビーコン5側が受信可能となるような光量に設定することが好ましい。尚、発光素子の光量を低下させるに際して、発光素子が例えば発光ダイオードであり、発光ダイオードを電流制御する場合には、発光ダイオードに通電する電流の大きさを小さくすれば良い。
また、第1アップリンク情報UL1の各フレームのデータ構造の一例を、図4(b)に示す。この図4(b)に示すように、フレームのヘッダ部(アップリンクヘッダ)には、車両識別情報、車両ID、車種、車載機種別、情報種別、最終フレームフラグ、フレーム番号、有効データ長などのデータが格納されている。このうち、車両識別情報は、車両2が対応するサービスを示し、車両IDは、各車両2の固有番号を示し、車載機種別は、高速アップリンク通信が可能な新車載機か否か等を示し、情報種別は、第1アップリンク情報UL1(アップリンク1)か後述する第2アップリンク情報UL2(アップリンク2)かの区別を示し、最終フレームフラグは、同一情報種別内の最終フレームを示し、フレーム番号は、同一情報種別内のフレーム番号を示し、有効データ長は、実データ部の有効データ長を示している。
尚、例えば車載機種別のデータがオン(例えば1に設定)されている場合には、車載機3が高速アップリンク通信が可能な新車載機であることを示し、オフ(例えば0に設定されて)されている場合には、低速アップリンク通信しかできない旧車載機を示している。また、実データ部(アップンリンク実データ)には、従来と同様な車両計測情報などの実データが格納されている。
次に、図3の(3)においては、光ビーコン5側にて車載機3からの上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を受信できると、そのヘッダ部に格納されている車載機種別のデータに基づいて、車載機3が高速アップリンク通信の可能な新車載機であるか否かを判定する。例えば車載機種別のデータがオン(例えば1に設定)されていた場合には、新車載機であると判断する。続いて、光ビーコン5側にてダウンリンクの切り替えを実行して、光ビーコン5側から車載機3側に、高速ダウンリンク通信によって、高速アップリンク通信が可能なことを示す識別情報を含む第2ダウンリンク情報DL2を送信する。尚、例えば車載機種別のデータがオフ(例えば0に設定)されていた場合には、旧車載機であると判断し、この場合には、高速アップリンク通信が可能なことを示す識別情報を含まない第2ダウンリンク情報DL2を送信する。
ここで、第2ダウンリンク情報DL2は、高速ダウンリンク情報であり、複数のフレームによって構成されている。各フレームのデータ構造の一例を、図4(c)に示す。この図4(c)に示すように、フレームのヘッダ部(ダウンリンクヘッダ)には、情報種別、提供時刻、最終フレームフラグ、フレーム番号、有効データ長さなどのデータが格納されている。本実施形態では、光ビーコン5が高速アップリンク通信が可能な新光ビーコンを示す識別情報は、特定の情報種別の実データ部に格納されている。
尚、例えば識別情報のデータがオン(例えば1に設定)されている場合には、光ビーコン5が高速アップリンク通信が可能な新光ビーコンであることを示し、オフ(例えば0に設定されて)いる場合には、低速アップリンク通信しかできない旧光ビーコンを示している。また、実データ部(ダウンリンク実データ)には、各種の情報として、従来と同様な、現在位置情報、渋滞リンク情報、旅行時間リンク情報などが格納されている。上記第2ダウンリンク情報DL2の送信は、連続的に送信され、後述する一定時間が経過するまで実施される。
一方、光ビーコン5は、上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を受信できないときには、ダウンリンクの切り替えを実行せず、第1ダウンリンク情報DL1を送信し続ける(図3の(1)参照)。
次に、図3の(4)においては、車載機3側にて上記第2ダウンリンク情報DL2が受信されると、特定の情報種別の実データ部に格納されている識別情報に基づいて、光ビーコン5が高速アップリンク通信が可能な新光ビーコンであるか否かを判定する。例えば識別情報がオン(例えば1に設定)されていた場合には、新光ビーコンであると判断する。そして、新光ビーコンであると判断された場合には、車載機3側から光ビーコン5側に、高速アップリンク通信によって、送信すべき自車両3に関する各種の情報等(実データ)を含む第2アップリンク情報UL2を送信する。この第2アップリンク情報UL2は、高速(256kbps)で伝送される高速アップリンク情報であり、1つ又は複数のフレームによって構成されている。更に、本実施形態では、車載機3の車載ヘッド10の光送信部25から上記第2アップリンク情報UL2を送信(発光)する場合、光送信部25の発光素子の光量を定格(最大光量)に設定して、即ち、前記第1アップリンク情報UL1を送信する場合の光量よりも高く設定して発光させるように制御している。この場合、発光素子である発光ダイオードの光量を高く(定格に設定)するに際しては、発光ダイオードに通電する電流の大きさを大きく(定格電流に設定)すれば良い。
また、第2アップリンク情報UL2は、高速アップリンク情報であり、1つ又は複数のフレームによって構成されている。第2アップリンク情報UL2の各フレームのデータ構造の一例を、図4(c)に示す。この図4(c)に示すように、フレームのヘッダ部(アップリンクヘッダ)には、車両識別情報、車両ID、車種、車載機種別、情報種別、最終フレームフラグ、フレーム番号、有効データ長などのデータが格納されている。尚、最終フレームフラグは、上述のように、最終フレームである場合にはオン(例えば1)に設定され、そうでないときはオフ(例えば0)に設定される。また、実データ部(アップンリンク実データ)には、従来と同様な車両2の挙動履歴などの実データが格納されている。
尚、車載機3では、第2ダウンリンク情報DL2のフレーム内の実データ部に含まれる車両IDと、自身の車両IDとが一致した場合に、前記第1アップリンク情報UL1の送信を停止する。
次いで図3の(5)においては、光ビーコン5側にて上記第2アップリンク情報UL2を受信すると、その第2アップリンク情報UL2の実データ部(ダウンリンク実データ)に格納されている各フレーム(最大16個のフレーム)のデータを取得し、取得したデータを、ビーコン制御部7内の記憶部に記憶すると共に、通信部6を介して中央制御装置4へ送信する。その後は、同様にして、所定の時間が経過するまで、光ビーコン5は、前記第2ダウンリンク情報DL2を送信し続ける。
次に、上述した路車間通信システムの送受信における処理を、光ビーコン5側と車載機3側とに分けて説明する。まず、光ビーコン5側のビーコン制御部7にて行われる処理について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、光ビーコン5側では、まず、ステップS10にて、第1ダウンリンク情報DL1を送信する(ダウンリンク1送信)。続いて、ステップS20へ進み、車載機3から送信されてくる第1アップリンク情報UL1を受信できるように待機する(アップリンク1受信待機)。
そして、ステップS30へ進み、ダウンリンク停止要求が無いか否かを判定する。即ち、第1ダウンリンク情報DL1の送信を停止する要求が無いか否かを判断する。具体的には、中央制御装置4からの停止命令を受信した場合に、ダウンリンク停止要求があると判断(否定判断)する。ここで、否定判断されると、ステップS32へ進み、ダウンリンク停止処理を行って、即ち、第1ダウンリンク情報DL1の送信を停止し、本処理を終了する。
一方、上記ステップS30において、肯定判断(ダウンリンク停止要求が無いと判断)されると、ステップS40へ進み、車載機3からの第1アップリンク情報UL1を受信(アップリンク1受信)したか否かを判断する。ここで、否定判断されると、ステップS10へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
上記ステップS40において、肯定判断されると、ステップ50へ進み、第1ダウンリンク情報DL1から第2ダウンリンク情報DL2への切り替えを実行する(ダウンリンク2切替)。続いて、ステップS60へ進み、光ビーコン5側から車載機3側に、高速ダウンリンク通信によって、高速アップリンク通信が可能なことを示す識別情報を含む第2ダウンリンク情報DL2を送信する(ダウンリンク2送信)。
そして、ステップS70へ進み、タイマ(T1)を起動する。このタイマ(T1)は、第2ダウンリンク情報DL2の送信が開始されてからの経過時間を計測するタイマである。続いて、ステップS80へ進み、第2ダウンリンク情報DL2(ダウンリンク2)の送信時間の最大値T1maxを設定する。この第2ダウンリンク情報DL2の最大送信時間T1maxは、第2ダウンリンク情報DL2の送信を開始してから終了するまでの最大設定期間を示している。第2ダウンリンク情報DL2の最大送信時間T1maxとしては、固定値が設定される。
次いで、ステップS90へ進み、光ビーコン5が新光ビーコンであることを示す識別情報を含む第2ダウンリンク情報DL2(ダウンリンク2)を送信する。そして、ステップS100へ進み、車載機3から送信されてくる第2アップリンク情報UL2を受信できるように待機する(アップリンク2受信待機)。
続いて、ステップS110へ進み、タイマの計時時間T1が、第2ダウンリンク情報DL2の最大送信時間T1maxを下回るか否かを判定する。ここで、否定判断されると、ステップS140へ進み、計時時間T1が最大送信時間T1max以上であることから、第2ダウンリンク情報DL2から第1ダウンリンク情報DL1への切り替えを実行する(ダウンリンク1切替)。この後は、前記ステップS10へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
一方、上記ステップS110において、肯定判断されると、ステップS120へ進み、第2アップリンク情報UL2(アップリンク2)が受信されたか否かを判断する。ここで、否定判断されると、前記ステップS90へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
また、上記ステップS120において、肯定判断されると、ステップS130へ進み、第2アップリンク情報UL2の実データ部(ダウンリンク実データ)に格納されている各フレーム(最大16個のフレーム)のデータを取得し、取得したデータを中央制御装置4へ送信するなどのデータ処理を実行する(受信データ処理)。その後は、前記ステップS90へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
次に、車載機3側の車載制御部9にて行われる処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。まず、図6のステップS210では、第1ダウンリンク情報DL1(ダウンリンク1)の受信を待機する。続いて、ステップS220へ進み、車載機停止要求が無いか否かを判断する。即ち、第1ダウンリンク情報DL1の受信を停止する要求が無いか否かを判定する。具体的には、電源OFF要求信号を受信した場合に、車載機停止要求があると判断(否定判断)する。ここで、否定判断されると、本処理を終了する。
一方、上記ステップS220において、肯定判断されると、ステップS230へ進む。ステップS230では、車載機停止要求が無いので、第1ダウンリンク情報DL1を受信(ダウンリンク1受信)したか否かを判断する。ここで、否定判断されると、ステップS210へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
また、上記ステップS230において、肯定判断されると、ステップS240に進み、第1アップリンク情報UL1(アップリンク1)を送信する際に、光送信部25の発光素子の光量を定格よりも予め決められた低下量だけ低下させる設定を行なう(ダウンリンク1送信光量制御)。この場合、発光素子が例えば発光ダイオードである場合には、発光ダイオードに通電する電流の大きさを小さくするように発光ダイオードに接続する抵抗等の接続回路を切り替える。
そして、ステップS250へ進み、発光素子の光量を低下させた第1アップリンク情報UL1(アップリンク1)を送信する。続いて、ステップS260へ進み、第1ダウンリンク情報DL1(ダウンリンク1)の受信または第2ダウンリンク情報DL2(ダウンリンク2)の受信を待機する。
この後、ステップS270へ進み、識別情報(即ち、第2ダウンリンク情報DL2)を受信したか否かを判断する。ここで、識別情報を受信しなかった場合には、否定判断され、ステップS300へ進み、発光素子の光量を低下させた第1アップリンク情報UL1(アップリンク1)を再送信する。この後は、ステップS260へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
また、上記ステップS270において、識別情報を受信した場合には、肯定判断され、ステップS280へ進み、第2アップリンク情報UL2(アップリンク2)を送信する際に、光送信部25の発光素子の光量を、前記第1アップリンク情報UL1を送信する際の光量よりも高くする設定、例えば定格まで高くする設定を行なう(ダウンリンク2送信光量制御)。この場合、発光素子が例えば発光ダイオードである場合には、発光ダイオードに通電する電流の大きさを定格まで大きくするように発光ダイオードに接続する抵抗等の接続回路を切り替える。そして、ステップS290へ進み、発光素子の光量を高くした第2アップリンク情報UL2(アップリンク2)を送信する。
上記した構成の本実施形態においては、車載機3によって、光ビーコン5から第1ダウンリンク情報DL1を受信したときに、光ビーコン5に対して、高速アップリンク通信時の発光素子の光量よりも光量を低下させた低速アップリンク通信にて第1アップリンク情報UL1を送信するように構成した。
ここで、エリアA1(規定の通信エリア)よりも上流側のエリアA3は、アップリンクが不安定な領域(高速アップリンク通信が困難な領域)であることから、エリアA3に車両2がいるときに、高速アップリンク通信にて第2アップリンク情報UL2が車載機3から光ビーコン5へ送信されると、光ビーコン5は上記第2アップリンク情報UL2を受信することが困難である。
これに対して、本実施形態によれば、エリアA3に車両2がいるときには、車載機3から光ビーコン5に対して光量を低下させた第1アップリンク情報UL1が送信されるから、光ビーコン5は上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を受信できなくなり、光ビーコン5はダウンリンクの切り替えを実行しない。そして、この後、車両2がエリアA3内のエリアA1に極力近い部分を走行するときに(または、車両2がエリアA1内に入った直後に)、初めて上記光量を低下させた第1アップリンク情報UL1を光ビーコン5側が受信できるようになり、この受信時点で、光ビーコン5はダウンリンクの切り替えを実行する。この結果、車載機3から光ビーコン5へ高速アップリンク通信にて光量を高くした第2アップリンク情報UL2が送信されるときには、車両2がエリアA1内に入っていることから、光ビーコン5は上記第2アップリンク情報UL2を確実に受信することができる。
尚、上記実施形態においては、車載機3の光送信部25の発光素子として、周知構成の新車載機に組み込まれている発光素子としての発光ダイオードを用いたが、これに代えて、上記発光ダイオードよりも定格光量が大きい発光ダイオードを発光素子として用いるように構成してもよい。このように構成した場合、車載機3から低速アップリンク通信を行なう際の発光素子の光量は、周知構成の新車載機の発光素子(発光ダイオード)の光量と同程度に設定し、車載機3から高速アップリンク通信を行なう際の発光素子の光量を、周知構成の新車載機の発光素子(発光ダイオード)の光量よりも高く設定する。このように構成すると、車載機3から高速アップリンク通信を行なう際の車両2の位置が、エリアA1の少し上流側であっても、光ビーコン5は、車載機3から高速アップリンク通信を受信することが可能になる。
また、上記実施形態では、車載機3の光送信部25の発光素子として例えば発光ダイオードを用いると共に、該発光ダイオードを電流制御し、光量を低くする際には、発光ダイオードに通電する電流を少なくし、光量を高くする際には、発光ダイオードに通電する電流を多くするように構成したが、これに限られるものではなく、発光ダイオードを電圧制御し、光量を低くする際には、発光ダイオードに印加する電圧を低くし、光量を高くする際には、発光ダイオードに印加する電圧を高くするように構成しても良い。更に、発光素子として、発光ダイオードと異なる発光素子を用いても良い。
また、上記実施形態においては、光ビーコン5側にて、上記第2アップリンク情報UL2が受信されると、そのヘッダ部に格納されている最終フレームフラグ及びフレーム番号に基づいて、全てのフレームが受信されたか否か(全てのフレームが到達したか否か)を判定するように構成することが可能である。このように構成した場合、全てのフレームが受信されなかった場合には、高速アップリンクUL2を再送信するように要求する情報を含ませたダウンリンク情報を送信するように構成することが好ましい。
上記したように、高速アップリンクUL2を再送信するように要求する構成の場合、第2アップリンク情報UL2の全フレームを再送信するように要求しても良いし、また、未到達のフレームのみを再送信するように要求しても良い。そして、未到達のフレームのみを再送信するように要求する場合には、到達した情報として例えば到達したフレームのフレーム番号等の情報と、未到達のフレームがあることを示す情報とを、車載機3へ送信することが好ましい。また、未到達のフレームがあることを示す情報と、未到達のフレームのフレーム番号等の情報とを車載機3へ送信するように構成しても良い。
また、光ビーコン5は、ダウンリンクを切り替えてから(即ち、ダウンリンク情報DL2を送信してから)、第2アップリンク情報UL2を受信可能な期間に、第2アップリンク情報UL2が得られない場合には、第2アップリンク情報UL2が未到達であることを示す情報を、車載機3へ送信するように構成してもよい。尚、第2アップリンク情報UL2を受信可能な期間とは、車両2がエリアA1に存在する期間である。
また、光ビーコン5は、第2アップリンク情報UL2の複数のフレームのうちの任意の1フレームの受信完了から、その後受信しうるフレーム数から算出した所定の時間経過後に、残りのフレームが受信されない場合に、第2アップリンク情報UL2が未到達であることを示す到達情報を、車載機3へ送信するように構成してもよい。
例えば送信するフレーム数が16の場合に、最初のフレームを受信したときには、残りの15のフレームを受信する時間を予想できるので(送信周期は定められているので)、予想される時間内に残りのフレームが受信されない場合には、(フレームが未到達であることを示す)到達情報を送信してもよい。
また、光ビーコン5は、第2アップリンク情報UL2の最終フレームを受信した後に、全てのフレームが到達したことを示す情報を、車載機3へ送信するように構成してもよい。
また、車載機3は、第2アップリンク情報UL2を再送信する場合には、第2アップリンク情報UL2の送信開始時からの経過時間を計算し、自車両2の高速アップリンク通信での通信可能なエリア(エリアA1)の残りの滞在可能時間を考慮して、その滞在時間に送信可能なフレーム数だけ再送信するように構成してもよい。なお、車両2がエリアA1に到達した時間は、第2ダウンリンク情報DL2を受信した時間としてもよい。更に、車載機3は、第2アップリンク情報UL2を再送信する場合には、自車両2の車速情報を加味し、再送するフレーム数を設定してもよい。つまり、自車両2の速度が高速の場合には、エリアA1に滞在する時間が短いので、自車両2の速度からエリアA1における残りの滞在時間を考慮し、残りの滞在時間に送信できるフレーム数のフレームを送信するように構成することが好ましい。
また、車載機3は、第2アップリンク情報UL2を再送信する場合には、通信可能なエリア(エリアA1)における自車両2の走行距離情報を加味して、再送するフレーム数を設定してもよい。なお、走行距離は、自車両2の速度から求めることができる。更に、送信できなかった第2アップリンク情報UL2のフレームがある場合には、その未送信のフレームを、次に通信可能となった光ビーコン9へ送信するように構成してもよい。
尚、本発明は前記実施形態などになんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば前記各実施例において、例えば1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、実施例の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。更に、実施例の構成の少なくとも一部を、他の実施例の構成に対して付加、置換等してもよい。
尚、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として実施例に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図面中、1は交通管制システム、2は車両、3は車載機、4は中央制御装置、5は光ビーコン、7はビーコン制御部、8はビーコン側投受光器、9は車載制御部、10は車載側投光器、11は光送信部、12は光受信部、25は光送信部、26は光受信部である。

Claims (2)

  1. 車両(2)の車載機(3)と路側の光ビーコン(5)との間で、光通信による無線通信を行うとともに、低速アップリンク通信とそれより高速の高速アップリンク通信とを切り替えて通信が可能な路車間通信システムにおいて、
    前記光ビーコン(5)は、第1ダウンリンク情報を前記車載機(3)へ送信する第1ビーコン側情報送信部と、
    前記車載機(3)から送信された低速アップリンク通信を受信したときに、前記高速アップリンク通信が可能なことを示す識別情報を含む第2ダウンリンク情報を前記車載機(3)へ送信する第2ビーコン側情報送信部とを備え、
    前記車載機(3)は、前記光ビーコン(5)から前記第1ダウンリンク情報を受信したときに、前記光ビーコン(5)に対して、低速アップリンク通信にて前記高速アップリンク通信時の発光素子の光量よりも光量を低下させた第1アップリンク情報を送信する第1車載機側情報送信部と、
    前記光ビーコン(5)から前記識別情報を受信したときに、前記光ビーコン(5)に対して、前記高速アップリンク通信にて前記低速アップリンク通信時の前記発光素子の光量よりも光量を高くした第2アップリンク情報を送信する第2車載機側情報送信部とを備え、
    前記車載機(3)の前記第1車載機側情報送信部は、前記低速アップリンク通信を行なう際には、前記発光素子の光量を、車両(2)が、規定の通信エリアの上流側における前記規定の通信エリアに極力近い部分に達するまでは、上記光量を低下させた第1アップリンク情報を光ビーコン(5)側が受信できないような低い光量に設定するように構成された路車間通信システム。
  2. 前記車載機(3)の前記第2車載機側情報送信部は、前記高速アップリンク通信を行なう際には、前記発光素子の光量を、前記発光素子の定格光量まで高くすることを特徴とする請求項1記載の路車間通信システム。
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