JP2022522124A - サイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置 - Google Patents

サイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置 Download PDF

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Abstract

本願はサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。本願は車のインターネット又はネットワーク接続運転に適用可能である。スケジューリング方法は、主に、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することであって、該スケジューリング端末装置は、該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、ことと、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信することと、を含む。スケジューリング端末装置は、他の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするスケジューリング機能を行い得る。本願で提供される技術的解決策によれば、スケジューリング端末装置は、ネットワーク装置によって行われるスケジューリングの作業負荷を低減し、異なる地理的位置に位置する端末装置に対して行われるスケジューリングの柔軟性を改善するために、スケジューリング機能を行うように選択され得る。

Description

本願は、その全体が参照により本願に組み込まれる、2019年2月20日に中国特許庁に出願された「サイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置」と題する中国特許出願第201910125431.3号に対する優先権を主張する。
本願は通信技術の分野に関し、より具体的にはサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
高度道路交通システム(intelligent transport system、ITS)の発展は、車のインターネット(Internet of vehicle、IoV)の発展を車載情報サービスのみをサポートする従来の車のインターネットから車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)サービスをサポートする次世代の車のインターネットへと促進させる。V2Xシステムの用途は、車車間(vehicle to vehicle、V2V)、路車間(vehicle to infrastructure、V2I)、車歩行者間(vehicle to pedestrian、V2P)、車ネットワーク間(vehicle to network、V2N)等を含む。V2Xシステムの適用は、安全走行を向上させ、渋滞及び車両のエネルギー消費を低減させ、交通効率を向上させ、車内エンターテイメント情報等を提供する。
V2Xシステムにおける端末装置間の通信は、サイドリンク(sidelink、SL)通信と広く呼ばれている。現在、新無線アクセス技術(new radio access technology、NR)におけるV2Xシステムに関連する技術はLTE―V2X及びNRである。LTE-V2Xのサイドリンクでは、ブロードキャストチャネル/信号を送信するのに用いられるリソースは、全てダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を用いることによりネットワーク装置gNBによって構成される。NRシステムでは、端末装置のアップリンクリソースはNRのDCIを用いて構成される。
例えば、第5世代新無線(5th generation new radio、5G NR)システムでは、gNBがセルの中央制御ユニットとして機能し、セル内に位置する端末装置をスケジューリングし、全てのスケジューリング機能を実行し得る。しかしながら、gNBによりスケジューリングされる必要がある端末装置の数が過度に多い場合には、gNBによるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなる。加えて、5Gの車のインターネットNR-V2Xシステムでは、端末装置は、カバレッジ内(in-coverage、IC)端末装置及びカバレッジ外(out-of-coverage、OOC)端末装置の2種類に分類される。カバレッジ内端末装置は、gNBによってカバーされるエリア内に位置する。したがって、カバレッジ内端末装置はgNBへの接続を確立し、gNBによって直接スケジューリングされ得る。カバレッジ内端末装置とは異なり、カバレッジ外端末装置はgNBによってカバーされるエリアの外に位置し、gNBとの接続を直接確立することができないため、gNBによって直接スケジューリングできない。この場合に、端末装置による自律的なスケジューリング方法が用いられ得る。具体的には、端末装置は別の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
どのようにネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷の軽減し、異なる地理的位置に位置する端末装置の柔軟なスケジューリングを行うかは、緊急に解決すべき課題となっている。
本願の実施形態は、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するためにサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
第1の態様によれば、スケジューリング方法が提供され、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することであって、該スケジューリング端末装置は、該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、ことと、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信することと、を含む。
本実施形態のスケジューリング方法によれば、第1の端末装置がスケジューリング端末装置にあることが決定されるため、第1の端末装置はネットワーク装置と同様のスケジューリング機能を行い、少なくとも1つの第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。端末装置は、ネットワーク装置によって行われるスケジューリングの作業負荷を共有し、ネットワーク装置によってスケジューリング機能を行う作業負荷を軽減し、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によってスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を回避するために、他の端末装置のスケジューリングを行う。加えて、ネットワーク装置のスケジューリング情報を受信できない端末装置をスケジューリングできるように、異なる場所にある端末装置がスケジューリング端末装置として選択される。例えば、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置し、ネットワーク装置によって送信されたスケジューリング情報を受信できない端末装置のために、端末装置との接続を確立可能な第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択して、第1の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
なお、第1の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置していてもいいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置していてもよく、第1の端末装置は少なくとも1つの第2の端末装置をスケジュールできる。これに対応して、本願のこの実施形態におけるスケジューリング情報は、端末装置間の通信のためのサイドリンク送信に用いられるリソース構成情報であり得る。
本実施形態における通信方法はユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストであり得る。
第1の態様に参照して、第1の可能な実施では、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することであって、該アプリケーション情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、第1の端末装置がネットワーク装置の確認情報を受信することであって、該確認情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するために、他の端末装置をスケジューリングするスケジューラとして端末装置を選択することを支援する。異なる地理的位置に位置する端末装置を柔軟にスケジューリングできる。
第1の態様を参照して、第2の可能な形態では、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信し、第1の端末装置がパイロット信号に対する少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信し、少なくとも1つの第2の端末装置は他の端末装置に属し、第1の端末装置がフィードバック信号に基づいて第2の端末装置の数を特定する。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末は、パイロット信号を送信し、第2の端末装置のフィードバック情報を受信することにより、第2の端末装置に関する情報及び/又は第2の端末装置の数を知り得る。
第1の態様を参照して、第3の可能な実施では、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することは、第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することを含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置によってネットワーク装置にアプリケーション情報を送信する制限条件を設定して、予め設定された閾値よりも少なくない第2の端末装置のフィードバック情報を受信する過度に多い端末装置がネットワーク装置にフィードバック情報を送信し、その結果、ネットワーク装置が過度に多いアプリケーション情報を処理し、スケジューリング端末装置の選択を支援する効率が低下するケースが回避される。
第1の態様を参照して、第4の可能な実施では、アプリケーション情報は第2の端末装置の数を含む。
第1の態様を参照して、第5の可能な実施では、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すのに用いられる、ことと、パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、第1の端末装置は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、フィードバック情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置は、パイロット信号に対して第2の端末装置によって送信されるフィードバック情報を受信するため、第1の端末装置は第2の端末装置についての情報及びスケジューリング端末装置である第1の端末装置を支持する第2の端末装置の数を取得でき、第1の端末装置がスケジューリング端末装置であるがどうかがさらに決定される。すなわち、スケジューリング端末装置は他の端末装置の選択によって選択できる。
第1の態様を参照して、第6の可能な実施では、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、第1の端末装置がフィードバック情報に基づいてスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が複数の端末装置候補内の他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報を受信することと、第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量よりも多い場合、第1の端末装置がスケジューリング端末装置であることを含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリング可能なスケジューリング端末装置を選択することができ、その後のスケジューリングプロセスで、比較的少数のスケジューリング装置を用いて複数の第2の端末装置をスケジューリングできる。
第1の態様を参照して、第7の可能な実施では、フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である複数の端末装置候補の優先順位を含み、前記方法は、パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、第1の端末装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを決定すること、をさらに含む。
第1の態様を参照して、第8の可能な実施では、第1の端末装置が第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することと、第1の端末装置がパイロット信号に対する少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、第2の端末装置は他の端末装置に属し、フィードバック情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すために用いられる、ことと、第1の端末装置が、フィードバック情報を送信する少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、スケジューリング端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置をスケジューリングし得る。すなわち、具体的には、スケジューリング端末装置とスケジューリングされる端末装置との間に安定したチャネル品質又は安定した信号品質が存在することが確実になるように、スケジューリング端末装置と信号インタラクションを確立できる第2の端末装置をスケジューリングし得る。
第1の態様を参照して、第9の可能な実施では、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置は他の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするスケジューリング機能を行って、異なる地理的位置にある端末装置をスケジューリング、とりわけ、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置をスケジューリングすることにより、端末装置に対して行われるスケジューリングの柔軟性を改善する。
第2の態様によれば、スケジューリング方法が提供され、ネットワーク装置が第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信することであって、該アプリケーション情報は、第1の端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、ネットワーク装置が第1の端末装置に確認情報を送信することであって、該確認情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は第1の端末装置のアプリケーション情報を受信し、スケジューリング端末装置の選択を支援するため、ネットワーク装置は、アプリケーション情報内の第1の端末装置に関連する情報に基づいて、スケジューリング端末装置の能力を満たすスケジューリング端末装置を選択でき、それによりスケジューリング要件を満たすスケジューリング端末装置を効率的に選択できる。
第2の態様を参照して、第1の可能な実施では、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記方法は、ネットワーク装置が、複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、複数の端末装置候補の中から第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定することをさらに含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリングできる第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
第2の態様を参照して、第2の可能な実施では、第1の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア外にある端末装置である。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置はスケジューリング端末装置の選択を支援するため、端末装置はスケジューリング機能を行うこと、他の端末装置のサイドリンク送信のスケジューリングができる。とりわけ、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置の場合、端末装置がネットワーク装置のスケジューリング情報を受信できないため、サイドリンク送信のリソース構成を実施できないという問題が解決される。
第3の態様によれば、端末装置が提供される。端末装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける端末装置の動作を実行するように構成されている。具体的には、端末装置は、第1の態様に記載のステップ又は機能を行うように構成された対応する構成要素(手段)を含み、該構成要素は第1の態様における端末装置であり得る。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせを用いることにより実施され得る。
第4の態様によれば、ネットワーク装置が提供される。端末装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおけるネットワーク装置の動作を実行するように構成され得る。具体的には、ネットワーク装置は、第2の態様に記載のステップ又は機能を行うように構成された対応する構成要素(手段)を含み得る。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせを用いることにより実施され得る。
第5の態様によれば、通信装置が提供され、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む。通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために通信装置によって用いられ、少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、通信装置は第1の装置、第2の装置及びネットワーク装置のうちのいずれか1つの第1の態様又は第2の態様のうちの任意の可能な実施における機能を実施できる。
任意で、通信装置は送信機(送信機マシーン)及び受信機(受信機マシーン)をさらに含み得る。
本願の実施形態におけるサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置によれば、スケジューリング端末装置になるために端末装置が選択されて他の端末装置をスケジューリングすることにより、ネットワーク装置の負荷を軽減し、異なる地理的位置に位置する端末装置に対して行われるスケジューリングの効率及び柔軟性を改善する。
図1は、V2X通信シナリオにおける端末装置のカバレッジ状態の概略図である。 図2は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図3は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図4は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図5は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図6は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図7は、本願の一実施形態に係る端末装置の概略構造図である。 図8は、本願の別の実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。 図9は、本出願の別の実施形態に係る通信装置の概略構造図である。
添付の図面を参照しながら、本願の技術的解決策を以下で説明する。
社会の継続的な発展に伴って、車の需要が急増している。車は人々に移動の利便性をもたらし、人間社会にいくらかの悪影響がある。車の数の急増は、都市部の交通渋滞、交通事故の頻発、環境の質の悪化等の一連の問題をもたらす。現在、車は、V2V、V2I、V2P又はV2N通信で時間内に道路状況情報を取得し得るか又はサービス情報を受信し得る。通信方式はV2X通信と総称され得る。
車はV2V通信を通じて互いに通信する。車は、車速、走行方向、特定の位置、緊急ブレーキが踏まれたか等の情報を周囲の車にブロードキャストし得る。周辺の車のドライバーは、その情報を入手することにより、視線の外の交通状況をより良く知ることができ、それゆえリスク状況を前もって予測し、回避できる。V2I通信は、車と道路沿いのインフラとの間で行われ、道路沿いのインフラは、車に対して様々なサービス情報及びデータネットワークアクセスを提供できる。自動料金収受や車内エンターテイメント等の機能は交通情報を大幅に改善する。V2P通信は、車と人(例えば、車と歩行者、車とサイクリスト、車とドライバー又は車と乗員)との間で行われる。V2N通信は車とネットワークとの間で行われ、V2N及び前述のV2IはV2I/Nと総称され得る。
NR技術は現在の主流の無線通信技術である。V2Xサービス機能及び新たなサービス要求に対して、NR技術は様々な改善を行い、より遅延が少なく且つより高い信頼性でV2X通信をサポートできる。NR-V2X通信システムのために、Uuインターフェイス及びPC5インターフェイスの2種類のエアインターフェイスが定義されている。Uuインターフェイスについては、3GPP標準化機関は、NRにおける端末装置とネットワーク装置との間の通信プロトコル、すなわち端末装置とネットワーク装置との間のアップリンク及びダウンリンク伝送プロトコルと同様の通信プロトコルを定義する。具体的には、伝送プロトコルは、周波数帯域の割当、帯域幅、フレーム構造、伝送モード及び信号定義の点でNRのアップリンク及びダウンリンク伝送プロトコルを基本的に継承し、それを基にいくつかのV2X専用のシグナリングを追加する。PC5インターフェイスについて、3GPP標準化機関は端末装置間の通信プロトコルを定義する。通信プロトコルは前述の態様と異なるように設計される。例えば、周波数帯に関して、PC5インターフェイス通信プロトコルは、NRアップリンク周波数帯域を多重化することを考えるだけでなく、ライセンスを受けていない周波数帯域も用いり得る。加えて、NR―V2XシステムにおけるPC5インターフェイスは、NRに基づいてビーム管理及び多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)を簡素化するために専用のフレーム構造及び専用のパイロット設計を用いる。
本願の実施形態は、無人運転、自律運転、ネットワーク接続運転、車のインターネット、知的車両、無人車両、純電気自動車、ハイブリッド電気自動車及び新エネルギー車等の通信シナリオに適用可能である。
図1は、V2X通信システムにおける端末装置のカバレッジ状態の概略図である。
図1のV2X通信システムはネットワーク装置及び端末装置を含む。ネットワーク装置はセルの中央制御ユニットであり、セル内の端末装置のスケジューリング機能を請け負い得る。ネットワーク装置は、端末装置の送信のためのリソースのスケジューリング及び割り当てを行うようい構成され得る。異なる無線アクセス技術を用いる通信システムでは、ネットワーク装置機能を有する装置は異なる名称を有し得ることが理解されよう。ネットワーク装置は、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)においてはeNodeB(evolved NodeB、eNB)であり得るか又は5GにおいてはRANノード(RAN node)であり得る。ネットワーク装置はマクロ基地局であってもいいし、ミクロ基地局であってもよい。あるいは、ネットワーク装置は、スケジューリング機能を有する駆動試験装置又は端末装置であり得る。本願の実施形態では、説明を容易にするために、ネットワーク装置に関連するスケジューリング機能を実施できる装置をネットワーク装置と総称する。1つのネットワーク装置のカバレッジエリア内に1つ以上のセルが存在し得る。
端末装置は、ネットワーク装置を介して1つ以上のコアネットワーク(コアネットワーク、CN)と通信し得る。時折、端末装置は、アクセス端末、端末、ユーザ装置、加入者装置、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、無線ネットワーク装置、ユーザエージェント又はユーザ機器とも呼ばれ得る。端末装置は、NR-V2X規格に従って通信を行う車両ユーザ(vehicle user equipment、VUE)であり得る。あるいは、端末装置はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、コンピュータ装置、ワイヤレスモデムに接続された別の装置、車載装置、ウェアラブル装置、モノのインターネット又は車のインターネットにおける端末装置、将来のネットワークにおける任意の形態の端末装置等であり得る。
1つ以上の端末装置が存在し得る。異なる地理的位置に基づいて、端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置と、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置とに分類され得る。ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置は、ネットワーク装置に対応するセル内にも位置し、端末装置は、信号相互作用を行うためにネットワーク装置への接続を確立し得る。ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置は、ネットワーク装置に接続できず、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する他の端末装置との接続を確立できないカバレッジ外端末装置を含むか又はネットワーク装置との接続を確立できないが、ネットワーク装置のカバレッジエリア内の端末装置の一部との接続を確立できる端末装置を含み得る。ネットワーク装置との接続を確立する端末装置は、ネットワーク装置から送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、ネットワーク装置は、サイドリンク送信をスケジューリングする。加えて、端末装置をスケジューリングするための別の方法があり得る。例えば、端末装置をスケジューリングするために、ネットワーク装置によって行われるものと同様のスケジューリング機能を行うスケジューラとして役割を果たすために1つ以上の端末装置が選択され得る。スケジューリングする必要がある端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によりスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するために、端末装置が他の端末装置をスケジューリングするために用いられる。このように、ネットワーク装置により送信されるスケジューリング情報を受信できない端末装置のスケジューリングが可能となる。例えば、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置し、ネットワーク装置によって送信されるスケジューリング情報を受信できない端末装置に対して、スケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信することにより、サイドリンク送信のためのリソース構成を実施できる。
図2は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略図である。図2のスケジューリング方法は第1の端末装置によって行われ得る。第1の端末装置は、例えば、図1に示す端末装置110であり得る。この方法はステップS210及びステップS220を含み得る。
ステップS210では、第1の端末装置は、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定する。
第1の端末装置又は第2の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置していてもよいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置していてもよい。すなわち、第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。IC UEはネットワーク装置へのRRC接続を確立し得る。
スケジューリング端末装置である場合、第1の端末装置は一般的な端末装置よりも強力な能力を有し得る。端末装置の能力は、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。例えば、スケジューリングされる端末装置と比べて、スケジューリング端末装置はより強力なハードウェア能力を有し得る。別の例では、スケジューリング端末装置の通信要件と通信タスクとは互いに影響しない。別の例では、スケジューリング端末装置のチャネル品質は良好である。別の例では、スケジューリング端末装置は良好な定常性を有する。例えば、スケジューリング端末装置の通信負荷及びチャネル品質は頻繁に大きく変化しない。
ステップ210は複数の方法で実施され得る。例えば、第1の端末装置は、ネットワーク装置に対して、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込み得る。他の例では、第1の端末装置は、端末装置間の選択を通じて第2の端末装置のスケジューリング端末装置となり得る。以下では、特定の実施形態を参照して詳細な説明を提供するが、本明細書では詳細は説明しない。
ステップS220で、第1の端末装置は第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
任意で、第1の端末装置は他の端末装置のスケジューリングを行うことができ、他の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするためにネットワーク装置と同様のスケジューリング機能を行うことができるスケジューリング端末装置である。
任意で、第1の端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、システム情報ブロック(system information block、SIB)又は無線リソース制御(radio resource control、RRC)を用いることにより、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは予め構成された共有リソースに属してもよく、予め構成された共有リソースは、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースであり得る。共有リソースは共有帯域幅部分(bandwidth part、BWP)又は共有リソースプール(resource pool、RP)であり得る。
任意で、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置であってもいいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置であってもよい。ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置は、ネットワーク装置へのRRC接続を確立し得る。ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置との接続を確立し得るか又はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置との接続の確立できない場合がある。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するのに用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
本実施形態で提供されるスケジューリング方法によれば、他の端末装置に対してスケジューリング機能を行うためのスケジューラとしての役割を果たすために端末装置が選択されるため、端末装置は端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングできるため、ネットワーク装置によって行われるスケジューリングの作業負荷が低減され、異なる地理的位置にある端末装置に対してサイドリンク送信スケジューリングが実施される。
本願で提供されるスケジューリング方法は、図3を参照して一例を用いることにより以下で説明する。
図3は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図3はステップS310~ステップS340を含み得る。
ステップS310で、第1の端末装置はネットワーク装置にアプリケーション情報を送信する。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置によってカバーされるセル内に位置するスケジューリング端末装置候補であり得る。スケジューリング端末装置候補は、第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするために、ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込み得る。ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込む1つ以上のスケジューリング端末装置候補が存在し得る。
任意で、ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込む前に、第1の端末装置は、先ず第1の端末装置の周囲の第2の端末装置に関する情報を収集する。
任意で、第2の端末装置に関する情報は、第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上を含み得る。
任意で、第1の端末装置が第2の端末装置に関する情報を収集するために複数の方法が存在し得る。例えば、第1の端末装置は、他の端末装置にパイロット信号を送信し、パイロット信号を受信した第2の端末装置は第1の端末装置にフィードバック情報を送信し、第1の端末装置は、フィードバック情報に基づいて第2の端末装置に関する情報を取得する。第1の端末装置によって取得された情報は、第2の端末装置の数であり得るか又は第2の端末装置に関連する情報は、例えば第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。前記他の端末装置は第1の端末装置の周囲の少なくとも1つの端末装置であってもよく、パイロット信号を受信する第2の端末装置は他の端末装置のうちの1つ以上に属する。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であり得るか又は別の信号であり得る。
任意で、第1の端末装置はネットワーク装置にアプリケーション情報を送信し、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むのを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、第2の端末装置に関連し、アプリケーションメッセージに含まれる情報は、第2の端末装置によって送信された受信フィードバック情報から第1の端末装置によって取得され得る。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置が予め設定された条件を満たす場合にのみ、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信し得る。例えば、予め設定された条件は、受信したフィードバック信号の数が予め設定された閾値に達すること又は第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置の数が予め設定された閾値に達することであり得る。
任意で、予め設定された閾値は、ネットワーク装置によって設定され得る。
例えば、予め設定された閾値はTである。第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の数がTに達すると、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むためにネットワーク装置にアプリケーション情報を送信できるようにするあるいは、第1の端末装置が第2の装置に関する情報を収集するプロセスにおいて、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置の数がTに達した場合、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むためにネットワーク装置にアプリケーション情報を送信できるようにする。ネットワーク装置は、第1の端末装置によってアプリケーション情報を送信する条件を設定することにより、過剰な数のアプリケーション情報の受信及び処理を回避でき、これにより、ネットワーク装置がスケジューリング端末装置を選択する上での支援効率が改善される。
任意で、第1の端末装置のアプリケーション情報を受信した後、ネットワーク装置は1つ以上の第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを決定し得る。ネットワーク装置がスケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、複数の第1の端末装置が、ネットワーク装置に対して、スケジューリング端末装置になることに申し込んだ場合、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複しているかどうか判定する。複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複している場合、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいてスケジューリング端末装置を選択し得る。例えば、ネットワーク装置は、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信した第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。あるいは、ネットワーク装置は、カバレッジエリアが重複する第1の端末装置の群内で、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報内の第2の端末装置の数を比較し、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信した第1の端末装置をスケジューリング端末装置として群の中から選択し得る。
別の実施形態では、少なくとも1つの第1の端末装置がネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申しこみ、少なくとも1つの第1の端末装置のカバレージエリアが重複しない場合、ネットワーク装置は少なくとも1つの第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
前述の実施形態におけるスケジューリング端末装置の選択方法によれば、ネットワーク装置は、カバレージエリアが重複せず、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリングできるスケジューリング端末装置を選択して、複数のスケジューリング端末装置により同じ第2の端末装置をスケジューリングすることによって生じるリソースの浪費問題を回避し得る。
ステップS310の後、図3はステップS320をさらに含み、ネットワーク装置は確認情報を第1の端末装置に送信する。
ネットワーク装置は、スケジューリング端末装置になる第1の端末装置を決定する。任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューラであることを知ることができるように第1の端末装置に確認情報を送信する。
任意で、ネットワーク装置によって第1の端末装置に送信される確認情報は表示メッセージを含んでもよく、表示メッセージは、第1の端末装置によってスケジューリング可能な第2の端末装置を示す。すなわち、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になった後に、第1の端末装置によってどの第2の端末装置をスケジューリングできるかを示す。例えば、第1の端末装置によってスケジューリングできる第2の端末装置は、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置であってもいいし、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置であってもよい。
任意で、ネットワーク装置によって送信された確認情報を受信した後、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置になることを決定し、第2の端末装置をスケジューリングする。
図3のステップS330及びステップS340は、それぞれ図2のステップS210及びステップS220と同様である。繰り返しを避けるために、ここでは詳細について再度説明しない。
図4は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図4は、ステップS401~S440を含む。
ステップS401では、第1の端末装置がパイロット信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置なることを申し込む端末装置候補であり、複数の第1の端末装置があり得る。第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、他の端末装置が第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを知ることできるようにするために用いられる。
ステップS402では、第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信する。
任意で、少なくとも1つの第2の端末装置は第1の端末装置によって送信されたパイロット信号を受信する端末装置である。少なくとも1つの第2の端末装置は、パイロット信号に対して第1の端末装置にフィードバック情報を送信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、フィードバック情報が送信される第1の端末装置を特定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を知り得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
ステップS403では、第1の端末装置は、受信したフィードバック情報をブロードキャストする。
任意で、スケジューリング端末装置候補である少なくとも1つの第1の端末装置はブロードキャストメッセージを送信し、ブロードキャストメッセージは受信したフィードバック情報を含む。
任意で、複数のスケジューリング端末装置候補は、複数の第1の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内のフィードバック情報の数に基づいてスケジューリング端末装置を決定し得る。スケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、第1の端末装置は、ブロードキャストメッセージに基づいて、他の第1の端末装置によって受信されたフィードバック信号を取得してもよく、その場合、最も多い数のフィードバック信号を受信した第1の端末装置がスケジューリング端末装置である。
別の例では、第1の端末装置は、第2の端末装置によってブロードキャストされた優先順位情報に基づいて、スケジューリング端末装置である第1の端末装置を決定し得る。例えば、第1の端末装置は、1つ以上の第2の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされる第1の端末装置を特定し得る。この場合、端末装置はスケジューリング端末装置である。異なる重みを異なる優先順位情報に割り当ててもよく、計算された重み結果に基づいてスケジューリング端末装置を決定してもよいことが理解されよう。例えば、現在2つのスケジューリング端末装置候補があり、2つのスケジューリング端末装置候補の双方は異なる第2の端末装置から送信された3つのブロードキャストメッセージを受信し、第1のスケジューリング端末装置候補によって受信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報における重み情報が「3、3、2」であり、第2のスケジューリング端末装置候補によって受信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報における重み情報が「1、1、3」であるとする。この場合、第1のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてサポートする重み結果は3+3+2=8であり、同様に、第2のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてサポートする重み結果は1+1+3=5である。第1のスケジューリング端末装置候補の重み結果は、第2のスケジューリング端末装置候補の重み結果よりも大きいため、第1のスケジューリング端末装置候補がより高い優先順位を得る。すなわち、第2の端末装置は、第1のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置として選択する傾向がある。すなわち、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報は重みとして理解され得るが、本願における優先順位情報はそれに限定されない。
ステップS440では、スケジューリング端末装置である第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
図4のS440は図2のS220と同様である。繰り返しを避けるために、ここでは詳細について再度説明しない。
図5は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図5はステップS501~S540を含む。
ステップ501:第1の端末装置がパイロット信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置になることを申し込んだ端末装置候補であり、複数の第1の端末装置が存在し得る。第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを他の端末装置が知ることができるようにするために用いられる。
ステップS502では、第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック信号を受信する。
任意で、少なくとも1つの第1の端末装置は、パイロット信号に対して少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、フィードバック情報が送信される第1の端末装置を決定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を取得し得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
ステップS540:スケジューリング端末装置である第1の端末装置は、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
任意で、第2の端末装置によって送信されたフィードバック信号を受信した全ての第1の端末装置がスケジューリング端末装置であってもよく、複数のスケジューリング端末装置が存在し得る。
任意で、スケジューリング端末装置は、特定の第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し、特定の第2の端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック信号を送信する第2の端末装置であり得る。すなわち、スケジューリング端末装置は、受信したフィードバック情報に対応する送信者(すなわち、フィードバック情報を送信する第2の端末装置)をスケジューリングする。
任意で、スケジューリング端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、システム情報ブロック(system information block、SIB)又は無線リソース制御(radio resource control、RRC)を用いることによって第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成された共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは、予め構成された共有リソースに、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースに属し得る。共有リソースは共有帯域幅部分(bandwidth part、BWP)又は共有リソースプール(resource pool、RP)であり得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するのに用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
図6はスケジューリング方法の概略フローチャートである。図6はステップS640~S670を含む。
ステップS640:第1の端末装置は、第2の端末装置に第1のスケジューリング情報を送信する。
任意で、第1の端末装置はスケジューリング端末装置であり、第2の端末装置はスケジュールされる端末装置である。第1の端末装置は受信側端末装置であってもよく、第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。第2の端末装置は送信側端末装置であってもよく、第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置が第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する前に、第2の端末装置はパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置の現在の送信モード又は将来の送信構成を知ることができる。現在の送信モードは、時分割二重スロットパターン(TDD slot pattern)であり得る。
任意で、第1の端末装置は、第2の端末装置のパイロット信号に基づいて、第1の端末装置と第2の端末装置との間のチャネル品質をさらに知り得る。
第1のスケジューリング情報は、第1の端末装置の送信挙動に基づいて第1の端末装置によって決定され得るか又は第2の端末装置の現在の送信モード及び/又は将来の送信構成に基づいて第1の端末装置によって決定され得るか又は第2の端末装置のサービスのQoS要件に基づいて第1の端末装置によって構成され得ることが理解されよう。
ステップS650:第2の端末装置は、第1のスケジューリング情報が第2の端末装置の状態に合致するかどうか判定する。
第1の端末装置によって送信された第1のスケジューリング情報を受信した後、第2の端末装置は、第2の端末装置の状態に基づいて、第1の端末装置にフィードバックすることが理解されよう。第2の端末装置の状態は過去の送信経験であり得るか又は例えば特定の時間-周波数リソース上のチャネル状態又は輻輳の発生の有無といった第2の端末装置の将来の送信要求の期待であり得る。
任意で、第2の端末装置は、スケジューリング情報に含まれるサイドリンク送信のためのリソース構成情報が第2の端末装置の状態に合致するかどうかに基づいて、第1の端末装置にACK又はNACKを送信するか決定し得る。例えば、第2の端末装置は、リソース構成情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又は他のサービス要件(例えば、QoS要件)に合致するかどうかを判定し、第1の端末装置にACK又はNACKを送信するか決定し得る。
ステップS660:第2の端末装置は第1の端末装置にACK/NACKを送信する。
第1のスケジューリング情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又はサービス要件に合致する場合、第2の端末装置は、第1のスケジューリング情報に基づいてサイドリンクリソース送信を行うことができることを認めるために、第1の端末装置にACKを送信することが理解されよう。ACKを受信した後、第1の端末装置は第1のスケジューリング情報の送信プロセスを終了する。第1のスケジューリング情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又はサービス要件に合致しない場合、第2の端末装置は第1の端末装置にNACKを送信する。
ステップS670:第1の端末装置は第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信する。
NACKを受信した後、第1の端末装置は第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信する。第2のスケジューリング情報は第1のスケジューリング情報と異なることが理解されよう。
上記では、本願の実施形態の方法の実施形態を図1~図6を参照して詳細に説明する。以下では、図7~図9を参照して、本願の実施形態の装置の実施形態を詳細に説明する。方法の実施形態の説明は装置の実施形態の説明に対応することが理解されよう。したがって、詳細に説明されていない部分については、前述の方法の実施形態を参照されたい。
図7は、本願の一実施形態に係る端末装置の概略構造図である。図7の端末装置700は、前述の第1の端末装置であり得る。端末装置700は、第1の端末装置によって行われる前述のステップ装置を実施するように構成され得る。端末装置700は第1の処理ユニット710及び第1の送信ユニット720を含む。
第1の処理ユニット710は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定するように構成され、スケジューリング端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
第1の送信ユニット720は、少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信するように構成され、スケジューリング情報は、第2の端末装置のサイドリンクリソース構成のために用いられる。
任意で、第1の送信ユニット720は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、SIB又はRRCを用いることにより第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは予め構成された共有リソースに属してもよく、予め構成された共有リソースは、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースであり得る。共有リソースはBWP又はRPであり得る。
任意で、第1の送信ユニット720によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するために用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のQoS要件に基づいて構成され得る。
任意で、端末装置700は、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信するように構成された第2の送信ユニットをさらに含み、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むことを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、端末装置700は、ネットワーク装置によって送信された確認情報を受信するように構成された第1の受信ユニットをさらに含む。ネットワーク装置は、スケジューリング端末装置になる第1の端末装置を決定する。任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューラであることを第1の端末装置が知ることができるように第1の端末装置に確認情報を送信する。
任意で、第1の受信ユニットによって受信された確認情報は表示メッセージを含んでもよく、表示メッセージは、第1の端末装置によってスケジューリングできる第2の端末装置を示す。すなわち、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になった後で、第1の端末装置がどの第2の端末装置をスケジューリングできるかを示す。例えば、第1の端末装置によりスケジューリング可能な第2の端末装置は、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置であり得るか又は第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置であり得る。
任意で、端末装置700は、他の端末装置にパイロット信号を送信するように構成された第3の送信ユニットをさらに含む。第2の送信ユニットは、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信し得る。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、パイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを他の端末装置が知ることができるようにするために用いられる。
任意で、端末装置700は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに含み得る。
任意で、少なくとも1つの第2の端末装置は、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号を受信する端末装置である。少なくとも1つの第2の端末装置は、パイロット信号のために第1の端末装置にフィードバック情報を送信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、どの第1の端末装置にフィードバック情報を送信するかを決定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を知り得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
任意で、端末装置700は、フィードバック信号に基づいて第2の端末装置の数を特定するように構成された第2の処理ユニットをさらに含み得る。
任意で、端末装置700は、ブロードキャストメッセージを送信するように構成された第4の送信ユニットをさらに含み得る。ブロードキャストメッセージは、第2の受信ユニットによって受信されたフィードバック情報を含み得る。
任意で、端末装置700は、他のスケジューリング端末装置候補によって送信されたブロードキャストメッセージを受信するように構成された第3の受信ユニットをさらに含み得る。ブロードキャストメッセージは、第2の受信ユニットによって受信されたフィードバック情報を含む。
任意で、端末装置700は、複数の第1の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内のフィードバック情報に基づいてスケジューリング端末装置を決定するように構成された第3の処理ユニットをさらに含み得る。スケジューリング端末装置を決定するための複数の方法が存在し得る。
1つの例では、第3の処理ユニットは、ブロードキャストメッセージに基づいて、他の第1の端末装置によって受信されたフィードバック信号を取得してもよく、その場合、最も多い量のフィードバック信号を受信する第1の端末装置がスケジューリング端末装置である。
別の例では、第3の処理ユニットは、第2の端末装置によってブロードキャストされた優先順位情報に基づいて、スケジューリング端末装置である第1の端末装置を特定し得る。例えば、第1の端末装置は、1つ以上の第2の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされる第1の端末装置を特定し得る。この場合、端末装置がスケジューリング端末装置である。
任意で、端末装置700は、特定の第2の端末装置をスケジュールする第1の端末装置を特定するように構成された第4の処理ユニットをさらに含み得る。スケジューリング端末装置は、特定の第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し、特定の第2の端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック信号を送信する第2の端末装置であり得る。すなわち、スケジューリング端末装置は、受信したフィードバック情報に対応する送信者(すなわち、フィードバック情報を送信する第2の端末装置)をスケジューリングする。
任意で、スケジューリング端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、SIB又は無線リソース制御RRCを用いることにより第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは、予め構成された共有リソースに、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースに属し得る。共有リソースはBWP又はRPであり得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するために用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
任意で、端末装置700は、第2の端末装置によって送信されるNACK/ACKを受信するように構成された第4の受信ユニットをさらに含み得る。NACK/ACKは、第1の端末装置によって送信された第1のスケジューリング情報が第2の端末装置の要件に合致するかどうかを示すために用いられる。第2の端末装置の要件は、例えば、サイドリンク送信要件又は第2の端末装置の他のサービス要件(例えば、QoS要件)であり得る。
任意で、NACKを受信した後、端末装置700は、第1の送信ユニット720を用いることにより第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信し得る。第2のスケジューリング情報は第1のスケジューリング情報と異なることが理解されよう。
任意で、端末装置700は代替的に前述の第2の端末装置であり得る。端末装置700は、第2の端末装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。
前述のユニットに加えて、端末装置700は、受信した第1のスケジューリング情報が端末装置700の要件に合致するかどうか判定するように構成された第5の処理ユニットをさらに含み得る。
図8は、本願の一実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。図8のネットワーク装置800は前述のネットワーク装置であり得る。ネットワーク装置800は、ネットワーク装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。ネットワーク装置800は受信ユニット810及び送信ユニット820を含む。
第1の受信ユニット810は第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報を受信するように構成され、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、ネットワーク装置800は、少なくとも1つの第1の端末装置に確認情報を送信するように構成された第1の送信ユニット820をさらに含み、確認情報はスケジューリング端末装置となる第1の端末装置を決定するためにネットワーク装置によって用いられる。任意で、確認情報は、第1の端末装置がスケジューラであることを第1の端末装置が知ることができるようにする。
任意で、ネットワーク装置800は、スケジューリング端末装置になる1つ以上の第1の端末装置を決定するように構成された第1の処理ユニットをさらに含み得る。第1の処理ユニットによってスケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、ネットワーク装置に対して、複数の第1の端末装置がスケジューリング端末装置になるために申し込むと、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複するかどうかを判定する。複数の第1の端末装置のカバレージエリアが重複する場合、ネットワーク装置は、複数の第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいてスケジューリング端末装置を選択し得る。例えば、ネットワーク装置は、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信する第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。あるいは、ネットワーク装置は、カバレージエリアが重複する第1の端末装置のグループ内で、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報内の第2の端末装置の数を比較し、スケジューリング端末装置になる群の中から第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信する第1の端末装置を選択し得る。
別の実施形態では、少なくとも1つの第1の端末装置が、ネットワーク装置に対して、スケジューリング端末装置になることを申し込み、少なくとも1つの第1の端末装置のカバレージエリアが重複しない場合、ネットワーク装置は、少なくとも1つの第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略構造図である。図9の通信装置900は前述の通信装置であり得る。通信装置900は、通信装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。通信装置900はプロセッサ910及び通信インターフェイス920を含む。
任意で、通信インターフェイス920は、通信装置と他の通信装置との間で情報のやりとりを行うように構成されている。少なくとも1つのプロセッサでプログラム命令が実行された場合、通信装置は、第1の端末装置、第2の端末装置及びネットワーク装置における前述のスケジューリング方法の機能を実施することができる。
当業者であれば、本明細書で開示の実施形態を参照して説明された例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせにより実施され得ると認識するであろう。機能がハードウェアによって又はソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計の制約条件に依存する。当業者であれば、各特定の用途の記載された機能を実施するために異なる方法を用いり得るが、その実施は本願の範囲を超えるものと考えるべきではない。
当業者であれば、便宜上、簡潔な説明のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業プロセスについては前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが明確に理解され得る。ここでは、詳細について再度説明しない。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は他のやり方で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、スケジューリング端末装置上のネットワーク装置によって行われる補助選択は、例示の選択方法にすぎない。実際の実施では、別の選択方法が存在し得る。例えば、ネットワーク装置は、各端末装置の記憶された情報に基づいてスケジューリング端末装置を決定する。
別個の部品として説明したユニットは物理的に分離されていてもいいし、されていなくてもよく、ユニットとして表示される部品は物理的ユニットであっていいし、なくてもよく、1つの位置に位置し得るか又は複数のネットワークユニット上で分散され得る。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を実現するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもいいし、各ユニットは物理的に単独で存在してもいいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、これらの機能はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決策は本質的に又は従来の技術に寄与する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る)コンピュータ装置に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又は一部を行うように指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
前述の説明は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を限定することを意図していない。本願に開示の技術的範囲内で当業者が容易に思い付く変更又は置換は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
本願は、その全体が参照により本願に組み込まれる、2019年2月20日に中国特許庁に出願された「サイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置」と題する中国特許出願第201910125431.3号に対する優先権を主張する。
本願は通信技術の分野に関し、より具体的にはサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
高度道路交通システム(intelligent transport system、ITS)の発展は、車のインターネット(Internet of vehicle、IoV)の発展を車載情報サービスのみをサポートする従来の車のインターネットから車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)サービスをサポートする次世代の車のインターネットへと促進させる。V2Xシステムの用途は、車車間(vehicle to vehicle、V2V)、路車間(vehicle to infrastructure、V2I)、車歩行者間(vehicle to pedestrian、V2P)、車ネットワーク間(vehicle to network、V2N)等を含む。V2Xシステムの適用は、安全走行を向上させ、渋滞及び車両のエネルギー消費を低減させ、交通効率を向上させ、車内エンターテイメント情報等を提供する。
V2Xシステムにおける端末装置間の通信は、サイドリンク(sidelink、SL)通信と広く呼ばれている。現在、新無線アクセス技術(new radio access technology、NR)におけるV2Xシステムに関連する技術はLTE―V2X及びNRである。LTE-V2Xのサイドリンクでは、ブロードキャストチャネル/信号を送信するのに用いられるリソースは、全てダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を用いることによりネットワーク装置gNBによって構成される。NRシステムでは、端末装置のアップリンクリソースはNRのDCIを用いて構成される。
例えば、第5世代新無線(5th generation new radio、5G NR)システムでは、gNBがセルの中央制御ユニットとして機能し、セル内に位置する端末装置をスケジューリングし、全てのスケジューリング機能を実行し得る。しかしながら、gNBによりスケジューリングされる必要がある端末装置の数が過度に多い場合には、gNBによるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなる。加えて、5Gの車のインターネットNR-V2Xシステムでは、端末装置は、カバレッジ内(in-coverage、IC)端末装置及びカバレッジ外(out-of-coverage、OOC)端末装置の2種類に分類される。カバレッジ内端末装置は、gNBによってカバーされるエリア内に位置する。したがって、カバレッジ内端末装置はgNBへの接続を確立し、gNBによって直接スケジューリングされ得る。カバレッジ内端末装置とは異なり、カバレッジ外端末装置はgNBによってカバーされるエリアの外に位置し、gNBとの接続を直接確立することができないため、gNBによって直接スケジューリングできない。この場合に、端末装置による自律的なスケジューリング方法が用いられ得る。具体的には、端末装置は別の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
どのようにネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷の軽減し、異なる地理的位置に位置する端末装置の柔軟なスケジューリングを行うかは、緊急に解決すべき課題となっている。
本願の実施形態は、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するためにサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
第1の態様によれば、スケジューリング方法が提供され、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することであって、該スケジューリング端末装置は、該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、ことと、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信することと、を含む。
本実施形態のスケジューリング方法によれば、第1の端末装置がスケジューリング端末装置にあることが決定されるため、第1の端末装置はネットワーク装置と同様のスケジューリング機能を行い、少なくとも1つの第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。端末装置は、ネットワーク装置によって行われるスケジューリングの作業負荷を共有し、ネットワーク装置によってスケジューリング機能を行う作業負荷を軽減し、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によってスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を回避するために、他の端末装置のスケジューリングを行う。加えて、ネットワーク装置のスケジューリング情報を受信できない端末装置をスケジューリングできるように、異なる場所にある端末装置がスケジューリング端末装置として選択される。例えば、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置し、ネットワーク装置によって送信されたスケジューリング情報を受信できない端末装置のために、端末装置との接続を確立可能な第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択して、第1の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
なお、第1の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置していてもいいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置していてもよく、第1の端末装置は少なくとも1つの第2の端末装置をスケジュールできる。これに対応して、本願のこの実施形態におけるスケジューリング情報は、端末装置間の通信のためのサイドリンク送信に用いられるリソース構成情報であり得る。
本実施形態における通信方法はユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストであり得る。
第1の態様に参照して、第1の可能な実施では、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することであって、該アプリケーション情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、第1の端末装置がネットワーク装置の確認情報を受信することであって、該確認情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は、スケジューリングを必要とする端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によるスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するために、他の端末装置をスケジューリングするスケジューラとして端末装置を選択することを支援する。異なる地理的位置に位置する端末装置を柔軟にスケジューリングできる。
第1の態様を参照して、第2の可能な形態では、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信し、第1の端末装置がパイロット信号に対する少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信し、少なくとも1つの第2の端末装置は他の端末装置に属し、第1の端末装置がフィードバック信号に基づいて第2の端末装置の数を特定する。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末は、パイロット信号を送信し、第2の端末装置のフィードバック情報を受信することにより、第2の端末装置に関する情報及び/又は第2の端末装置の数を知り得る。
第1の態様を参照して、第3の可能な実施では、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することは、第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、第1の端末装置がネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することを含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置によってネットワーク装置にアプリケーション情報を送信する制限条件を設定して、予め設定された閾値よりも少なくない第2の端末装置のフィードバック情報を受信する過度に多い端末装置がネットワーク装置にフィードバック情報を送信し、その結果、ネットワーク装置が過度に多いアプリケーション情報を処理し、スケジューリング端末装置の選択を支援する効率が低下するケースが回避される。
第1の態様を参照して、第4の可能な実施では、アプリケーション情報は第2の端末装置の数を含む。
第1の態様を参照して、第5の可能な実施では、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すのに用いられる、ことと、パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、第1の端末装置は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、フィードバック情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置は、パイロット信号に対して第2の端末装置によって送信されるフィードバック情報を受信するため、第1の端末装置は第2の端末装置についての情報及びスケジューリング端末装置である第1の端末装置を支持する第2の端末装置の数を取得でき、第1の端末装置がスケジューリング端末装置であるがどうかがさらに決定される。すなわち、スケジューリング端末装置は他の端末装置の選択によって選択できる。
第1の態様を参照して、第6の可能な実施では、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、第1の端末装置がフィードバック情報に基づいてスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が複数の端末装置候補内の他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報を受信することと、第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量よりも多い場合、第1の端末装置がスケジューリング端末装置であることを含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリング可能なスケジューリング端末装置を選択することができ、その後のスケジューリングプロセスで、比較的少数のスケジューリング装置を用いて複数の第2の端末装置をスケジューリングできる。
第1の態様を参照して、第7の可能な実施では、フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である複数の端末装置候補の優先順位を含み、前記方法は、パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、第1の端末装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを決定すること、をさらに含む。
第1の態様を参照して、第8の可能な実施では、第1の端末装置が第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することと、第1の端末装置がパイロット信号に対する少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、第2の端末装置は他の端末装置に属し、フィードバック情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すために用いられる、ことと、第1の端末装置が、フィードバック情報を送信する少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、スケジューリング端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置をスケジューリングし得る。すなわち、具体的には、スケジューリング端末装置とスケジューリングされる端末装置との間に安定したチャネル品質又は安定した信号品質が存在することが確実になるように、スケジューリング端末装置と信号インタラクションを確立できる第2の端末装置をスケジューリングし得る。
第1の態様を参照して、第9の可能な実施では、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、第1の端末装置は他の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするスケジューリング機能を行って、異なる地理的位置にある端末装置をスケジューリング、とりわけ、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置をスケジューリングすることにより、端末装置に対して行われるスケジューリングの柔軟性を改善する。
第2の態様によれば、スケジューリング方法が提供され、ネットワーク装置が第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信することであって、該アプリケーション情報は、第1の端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、ネットワーク装置が第1の端末装置に確認情報を送信することであって、該確認情報は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、ことと、を含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は第1の端末装置のアプリケーション情報を受信し、スケジューリング端末装置の選択を支援するため、ネットワーク装置は、アプリケーション情報内の第1の端末装置に関連する情報に基づいて、スケジューリング端末装置の能力を満たすスケジューリング端末装置を選択でき、それによりスケジューリング要件を満たすスケジューリング端末装置を効率的に選択できる。
第2の態様を参照して、第1の可能な実施では、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記方法は、ネットワーク装置が、複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、複数の端末装置候補の中から第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定することをさらに含む。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリングできる第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
第2の態様を参照して、第2の可能な実施では、第1の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア外にある端末装置である。
本願のこの実施形態におけるスケジューリング方法によれば、ネットワーク装置はスケジューリング端末装置の選択を支援するため、端末装置はスケジューリング機能を行うこと、他の端末装置のサイドリンク送信のスケジューリングができる。とりわけ、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置の場合、端末装置がネットワーク装置のスケジューリング情報を受信できないため、サイドリンク送信のリソース構成を実施できないという問題が解決される。
第3の態様によれば、端末装置が提供される。端末装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける端末装置の動作を実行するように構成されている。具体的には、端末装置は、第1の態様に記載のステップ又は機能を行うように構成された対応する構成要素(手段)を含み、該構成要素は第1の態様における端末装置であり得る。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせを用いることにより実施され得る。
第4の態様によれば、ネットワーク装置が提供される。端末装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおけるネットワーク装置の動作を実行するように構成され得る。具体的には、ネットワーク装置は、第2の態様に記載のステップ又は機能を行うように構成された対応する構成要素(手段)を含み得る。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせを用いることにより実施され得る。
第5の態様によれば、通信装置が提供され、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む。通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために通信装置によって用いられ、少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、通信装置は第1の装置、第2の装置及びネットワーク装置のうちのいずれか1つの第1の態様又は第2の態様のうちの任意の可能な実施における機能を実施できる。
任意で、通信装置は送信機(送信機マシーン)及び受信機(受信機マシーン)をさらに含み得る。
本願の実施形態におけるサイドリンク通信のためのスケジューリング方法、端末装置及びネットワーク装置によれば、スケジューリング端末装置になるために端末装置が選択されて他の端末装置をスケジューリングすることにより、ネットワーク装置の負荷を軽減し、異なる地理的位置に位置する端末装置に対して行われるスケジューリングの効率及び柔軟性を改善する。
図1は、V2X通信シナリオにおける端末装置のカバレッジ状態の概略図である。 図2は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図3は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図4は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図5は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図6は、本願のさらに別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。 図7は、本願の一実施形態に係る端末装置の概略構造図である。 図8は、本願の別の実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。 図9は、本出願の別の実施形態に係る通信装置の概略構造図である。
添付の図面を参照しながら、本願の技術的解決策を以下で説明する。
社会の継続的な発展に伴って、車の需要が急増している。車は人々に移動の利便性をもたらし、人間社会にいくらかの悪影響がある。車の数の急増は、都市部の交通渋滞、交通事故の頻発、環境の質の悪化等の一連の問題をもたらす。現在、車は、V2V、V2I、V2P又はV2N通信で時間内に道路状況情報を取得し得るか又はサービス情報を受信し得る。通信方式はV2X通信と総称され得る。
車はV2V通信を通じて互いに通信する。車は、車速、走行方向、特定の位置、緊急ブレーキが踏まれたか等の情報を周囲の車にブロードキャストし得る。周辺の車のドライバーは、その情報を入手することにより、視線の外の交通状況をより良く知ることができ、それゆえリスク状況を前もって予測し、回避できる。V2I通信は、車と道路沿いのインフラとの間で行われ、道路沿いのインフラは、車に対して様々なサービス情報及びデータネットワークアクセスを提供できる。自動料金収受や車内エンターテイメント等の機能は交通情報を大幅に改善する。V2P通信は、車と人(例えば、車と歩行者、車とサイクリスト、車とドライバー又は車と乗員)との間で行われる。V2N通信は車とネットワークとの間で行われ、V2N及び前述のV2IはV2I/Nと総称され得る。
NR技術は現在の主流の無線通信技術である。V2Xサービス機能及び新たなサービス要求に対して、NR技術は様々な改善を行い、より遅延が少なく且つより高い信頼性でV2X通信をサポートできる。NR-V2X通信システムのために、Uuインターフェイス及びPC5インターフェイスの2種類のエアインターフェイスが定義されている。Uuインターフェイスについては、3GPP標準化機関は、NRにおける端末装置とネットワーク装置との間の通信プロトコル、すなわち端末装置とネットワーク装置との間のアップリンク及びダウンリンク伝送プロトコルと同様の通信プロトコルを定義する。具体的には、伝送プロトコルは、周波数帯域の割当、帯域幅、フレーム構造、伝送モード及び信号定義の点でNRのアップリンク及びダウンリンク伝送プロトコルを基本的に継承し、それを基にいくつかのV2X専用のシグナリングを追加する。PC5インターフェイスについて、3GPP標準化機関は端末装置間の通信プロトコルを定義する。通信プロトコルは前述の態様と異なるように設計される。例えば、周波数帯に関して、PC5インターフェイス通信プロトコルは、NRアップリンク周波数帯域を多重化することを考えるだけでなく、ライセンスを受けていない周波数帯域も用いり得る。加えて、NR―V2XシステムにおけるPC5インターフェイスは、NRに基づいてビーム管理及び多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)を簡素化するために専用のフレーム構造及び専用のパイロット設計を用いる。
本願の実施形態は、無人運転、自律運転、ネットワーク接続運転、車のインターネット、知的車両、無人車両、純電気自動車、ハイブリッド電気自動車及び新エネルギー車等の通信シナリオに適用可能である。
図1は、V2X通信システムにおける端末装置のカバレッジ状態の概略図である。
図1のV2X通信システムはネットワーク装置及び端末装置を含む。ネットワーク装置はセルの中央制御ユニットであり、セル内の端末装置のスケジューリング機能を請け負い得る。ネットワーク装置は、端末装置の送信のためのリソースのスケジューリング及び割り当てを行うようい構成され得る。異なる無線アクセス技術を用いる通信システムでは、ネットワーク装置機能を有する装置は異なる名称を有し得ることが理解されよう。ネットワーク装置は、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)においてはeNodeB(evolved NodeB、eNB)であり得るか又は5GにおいてはRANノード(RAN node)であり得る。ネットワーク装置はマクロ基地局であってもいいし、ミクロ基地局であってもよい。あるいは、ネットワーク装置は、スケジューリング機能を有する駆動試験装置又は端末装置であり得る。本願の実施形態では、説明を容易にするために、ネットワーク装置に関連するスケジューリング機能を実施できる装置をネットワーク装置と総称する。1つのネットワーク装置のカバレッジエリア内に1つ以上のセルが存在し得る。
端末装置は、ネットワーク装置を介して1つ以上のコアネットワーク(コアネットワーク、CN)と通信し得る。時折、端末装置は、アクセス端末、端末、ユーザ装置、加入者装置、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、無線ネットワーク装置、ユーザエージェント又はユーザ機器とも呼ばれ得る。端末装置は、NR-V2X規格に従って通信を行う車両ユーザ(vehicle user equipment、VUE)であり得る。あるいは、端末装置はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、コンピュータ装置、ワイヤレスモデムに接続された別の装置、車載装置、ウェアラブル装置、モノのインターネット又は車のインターネットにおける端末装置、将来のネットワークにおける任意の形態の端末装置等であり得る。
1つ以上の端末装置が存在し得る。異なる地理的位置に基づいて、端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置と、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置とに分類され得る。ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置は、ネットワーク装置に対応するセル内にも位置し、端末装置は、信号相互作用を行うためにネットワーク装置への接続を確立し得る。ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置は、ネットワーク装置に接続できず、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する他の端末装置との接続を確立できないカバレッジ外端末装置を含むか又はネットワーク装置との接続を確立できないが、ネットワーク装置のカバレッジエリア内の端末装置の一部との接続を確立できる端末装置を含み得る。ネットワーク装置との接続を確立する端末装置は、ネットワーク装置から送信されるスケジューリング情報を受信してもよく、ネットワーク装置は、サイドリンク送信をスケジューリングする。加えて、端末装置をスケジューリングするための別の方法があり得る。例えば、端末装置をスケジューリングするために、ネットワーク装置によって行われるものと同様のスケジューリング機能を行うスケジューラとして役割を果たすために1つ以上の端末装置が選択され得る。スケジューリングする必要がある端末装置の数が過度に多い場合に、ネットワーク装置によりスケジューリング機能を行う作業負荷が過度に重くなるという問題を解決するために、端末装置が他の端末装置をスケジューリングするために用いられる。このように、ネットワーク装置により送信されるスケジューリング情報を受信できない端末装置のスケジューリングが可能となる。例えば、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置し、ネットワーク装置によって送信されるスケジューリング情報を受信できない端末装置に対して、スケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信することにより、サイドリンク送信のためのリソース構成を実施できる。
図2は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略図である。図2のスケジューリング方法は第1の端末装置によって行われ得る。第1の端末装置は、例えば、図1に示す端末装置110であり得る。この方法はステップS210及びステップS220を含み得る。
ステップS210では、第1の端末装置は、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定する。
第1の端末装置又は第2の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置していてもよいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置していてもよい。すなわち、第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。IC UEはネットワーク装置へのRRC接続を確立し得る。
スケジューリング端末装置である場合、第1の端末装置は一般的な端末装置よりも強力な能力を有し得る。端末装置の能力は、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。例えば、スケジューリングされる端末装置と比べて、スケジューリング端末装置はより強力なハードウェア能力を有し得る。別の例では、スケジューリング端末装置の通信要件と通信タスクとは互いに影響しない。別の例では、スケジューリング端末装置のチャネル品質は良好である。別の例では、スケジューリング端末装置は良好な定常性を有する。例えば、スケジューリング端末装置の通信負荷及びチャネル品質は頻繁に大きく変化しない。
ステップ210は複数の方法で実施され得る。例えば、第1の端末装置は、ネットワーク装置に対して、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込み得る。他の例では、第1の端末装置は、端末装置間の選択を通じて第2の端末装置のスケジューリング端末装置となり得る。以下では、特定の実施形態を参照して詳細な説明を提供するが、本明細書では詳細は説明しない。
ステップS220で、第1の端末装置は第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
任意で、第1の端末装置は他の端末装置のスケジューリングを行うことができ、他の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするためにネットワーク装置と同様のスケジューリング機能を行うことができるスケジューリング端末装置である。
任意で、第1の端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、システム情報ブロック(system information block、SIB)又は無線リソース制御(radio resource control、RRC)を用いることにより、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは予め構成された共有リソースに属してもよく、予め構成された共有リソースは、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースであり得る。共有リソースは共有帯域幅部分(bandwidth part、BWP)又は共有リソースプール(resource pool、RP)であり得る。
任意で、第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置であってもいいし、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置であってもよい。ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置は、ネットワーク装置へのRRC接続を確立し得る。ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置との接続を確立し得るか又はネットワーク装置のカバレッジエリア内に位置する端末装置との接続の確立できない場合がある。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するのに用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
本実施形態で提供されるスケジューリング方法によれば、他の端末装置に対してスケジューリング機能を行うためのスケジューラとしての役割を果たすために端末装置が選択されるため、端末装置は端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングできるため、ネットワーク装置によって行われるスケジューリングの作業負荷が低減され、異なる地理的位置にある端末装置に対してサイドリンク送信スケジューリングが実施される。
本願で提供されるスケジューリング方法は、図3を参照して一例を用いることにより以下で説明する。
図3は、本願の一実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図3はステップS310~ステップS340を含み得る。
ステップS310で、第1の端末装置はネットワーク装置にアプリケーション情報を送信する。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置によってカバーされるセル内に位置するスケジューリング端末装置候補であり得る。スケジューリング端末装置候補は、第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングするために、ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込み得る。ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込む1つ以上のスケジューリング端末装置候補が存在し得る。
任意で、ネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申し込む前に、第1の端末装置は、先ず第1の端末装置の周囲の第2の端末装置に関する情報を収集する。
任意で、第2の端末装置に関する情報は、第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上を含み得る。
任意で、第1の端末装置が第2の端末装置に関する情報を収集するために複数の方法が存在し得る。例えば、第1の端末装置は、他の端末装置にパイロット信号を送信し、パイロット信号を受信した第2の端末装置は第1の端末装置にフィードバック情報を送信し、第1の端末装置は、フィードバック情報に基づいて第2の端末装置に関する情報を取得する。第1の端末装置によって取得された情報は、第2の端末装置の数であり得るか又は第2の端末装置に関連する情報は、例えば第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。前記他の端末装置は第1の端末装置の周囲の少なくとも1つの端末装置であってもよく、パイロット信号を受信する第2の端末装置は他の端末装置のうちの1つ以上に属する。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であり得るか又は別の信号であり得る。
任意で、第1の端末装置はネットワーク装置にアプリケーション情報を送信し、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むのを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、第2の端末装置に関連し、アプリケーションメッセージに含まれる情報は、第2の端末装置によって送信された受信フィードバック情報から第1の端末装置によって取得され得る。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置が予め設定された条件を満たす場合にのみ、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信し得る。例えば、予め設定された条件は、受信したフィードバック信号の数が予め設定された閾値に達すること又は第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置の数が予め設定された閾値に達することであり得る。
任意で、予め設定された閾値は、ネットワーク装置によって設定され得る。
例えば、予め設定された閾値はTである。第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の数がTに達すると、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むためにネットワーク装置にアプリケーション情報を送信できるようにするあるいは、第1の端末装置が第2の装置に関する情報を収集するプロセスにおいて、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置の数がTに達した場合、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを申し込むためにネットワーク装置にアプリケーション情報を送信できるようにする。ネットワーク装置は、第1の端末装置によってアプリケーション情報を送信する条件を設定することにより、過剰な数のアプリケーション情報の受信及び処理を回避でき、これにより、ネットワーク装置がスケジューリング端末装置を選択する上での支援効率が改善される。
任意で、第1の端末装置のアプリケーション情報を受信した後、ネットワーク装置は1つ以上の第1の端末装置がスケジューリング端末装置になることを決定し得る。ネットワーク装置がスケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、複数の第1の端末装置が、ネットワーク装置に対して、スケジューリング端末装置になることに申し込んだ場合、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複しているかどうか判定する。複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複している場合、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいてスケジューリング端末装置を選択し得る。例えば、ネットワーク装置は、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信した第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。あるいは、ネットワーク装置は、カバレッジエリアが重複する第1の端末装置の群内で、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報内の第2の端末装置の数を比較し、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信した第1の端末装置をスケジューリング端末装置として群の中から選択し得る。
別の実施形態では、少なくとも1つの第1の端末装置がネットワーク装置に対してスケジューリング端末装置になることを申しこみ、少なくとも1つの第1の端末装置のカバレージエリアが重複しない場合、ネットワーク装置は少なくとも1つの第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
前述の実施形態におけるスケジューリング端末装置の選択方法によれば、ネットワーク装置は、カバレージエリアが重複せず、比較的大量の第2の端末装置をスケジューリングできるスケジューリング端末装置を選択して、複数のスケジューリング端末装置により同じ第2の端末装置をスケジューリングすることによって生じるリソースの浪費問題を回避し得る。
ステップS310の後、図3はステップS320をさらに含み、ネットワーク装置は確認情報を第1の端末装置に送信する。
ネットワーク装置は、スケジューリング端末装置になる第1の端末装置を決定する。任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューラであることを知ることができるように第1の端末装置に確認情報を送信する。
任意で、ネットワーク装置によって第1の端末装置に送信される確認情報は表示メッセージを含んでもよく、表示メッセージは、第1の端末装置によってスケジューリング可能な第2の端末装置を示す。すなわち、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になった後に、第1の端末装置によってどの第2の端末装置をスケジューリングできるかを示す。例えば、第1の端末装置によってスケジューリングできる第2の端末装置は、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置であってもいいし、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置であってもよい。
任意で、ネットワーク装置によって送信された確認情報を受信した後、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置になることを決定し、第2の端末装置をスケジューリングする。
図3のステップS330及びステップS340は、それぞれ図2のステップS210及びステップS220と同様である。繰り返しを避けるために、ここでは詳細について再度説明しない。
図4は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図4は、ステップS401~S440を含む。
ステップS401では、第1の端末装置がパイロット信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置なることを申し込む端末装置候補であり、複数の第1の端末装置があり得る。第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、他の端末装置が第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを知ることできるようにするために用いられる。
ステップS402では、第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信する。
任意で、少なくとも1つの第2の端末装置は第1の端末装置によって送信されたパイロット信号を受信する端末装置である。少なくとも1つの第2の端末装置は、パイロット信号に対して第1の端末装置にフィードバック情報を送信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、フィードバック情報が送信される第1の端末装置を特定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を知り得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
ステップS403では、第1の端末装置は、受信したフィードバック情報をブロードキャストする。
任意で、スケジューリング端末装置候補である少なくとも1つの第1の端末装置はブロードキャストメッセージを送信し、ブロードキャストメッセージは受信したフィードバック情報を含む。
任意で、複数のスケジューリング端末装置候補は、複数の第1の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内のフィードバック情報の数に基づいてスケジューリング端末装置を決定し得る。スケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、第1の端末装置は、ブロードキャストメッセージに基づいて、他の第1の端末装置によって受信されたフィードバック信号を取得してもよく、その場合、最も多い数のフィードバック信号を受信した第1の端末装置がスケジューリング端末装置である。
別の例では、第1の端末装置は、第2の端末装置によってブロードキャストされた優先順位情報に基づいて、スケジューリング端末装置である第1の端末装置を決定し得る。例えば、第1の端末装置は、1つ以上の第2の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされる第1の端末装置を特定し得る。この場合、端末装置はスケジューリング端末装置である。異なる重みを異なる優先順位情報に割り当ててもよく、計算された重み結果に基づいてスケジューリング端末装置を決定してもよいことが理解されよう。例えば、現在2つのスケジューリング端末装置候補があり、2つのスケジューリング端末装置候補の双方は異なる第2の端末装置から送信された3つのブロードキャストメッセージを受信し、第1のスケジューリング端末装置候補によって受信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報における重み情報が「3、3、2」であり、第2のスケジューリング端末装置候補によって受信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報における重み情報が「1、1、3」であるとする。この場合、第1のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてサポートする重み結果は3+3+2=8であり、同様に、第2のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてサポートする重み結果は1+1+3=5である。第1のスケジューリング端末装置候補の重み結果は、第2のスケジューリング端末装置候補の重み結果よりも大きいため、第1のスケジューリング端末装置候補がより高い優先順位を得る。すなわち、第2の端末装置は、第1のスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置として選択する傾向がある。すなわち、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報は重みとして理解され得るが、本願における優先順位情報はそれに限定されない。
ステップS440では、スケジューリング端末装置である第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
図4のS440は図2のS220と同様である。繰り返しを避けるために、ここでは詳細について再度説明しない。
図5は、本願の別の実施形態に係るスケジューリング方法の概略フローチャートである。図5はステップS501~S540を含む。
ステップ501:第1の端末装置がパイロット信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、スケジューリング端末装置になることを申し込んだ端末装置候補であり、複数の第1の端末装置が存在し得る。第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを他の端末装置が知ることができるようにするために用いられる。
ステップS502では、第1の端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック信号を受信する。
任意で、少なくとも1つの第1の端末装置は、パイロット信号に対して少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、フィードバック情報が送信される第1の端末装置を決定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を取得し得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
ステップS540:スケジューリング端末装置である第1の端末装置は、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する。
任意で、第2の端末装置によって送信されたフィードバック信号を受信した全ての第1の端末装置がスケジューリング端末装置であってもよく、複数のスケジューリング端末装置が存在し得る。
任意で、スケジューリング端末装置は、特定の第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し、特定の第2の端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック信号を送信する第2の端末装置であり得る。すなわち、スケジューリング端末装置は、受信したフィードバック情報に対応する送信者(すなわち、フィードバック情報を送信する第2の端末装置)をスケジューリングする。
任意で、スケジューリング端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより、第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、システム情報ブロック(system information block、SIB)又は無線リソース制御(radio resource control、RRC)を用いることによって第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成された共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは、予め構成された共有リソースに、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースに属し得る。共有リソースは共有帯域幅部分(bandwidth part、BWP)又は共有リソースプール(resource pool、RP)であり得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するのに用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
図6はスケジューリング方法の概略フローチャートである。図6はステップS640~S670を含む。
ステップS640:第1の端末装置は、第2の端末装置に第1のスケジューリング情報を送信する。
任意で、第1の端末装置はスケジューリング端末装置であり、第2の端末装置はスケジュールされる端末装置である。第1の端末装置は受信側端末装置であってもよく、第1の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。第2の端末装置は送信側端末装置であってもよく、第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよい。
任意で、第1の端末装置が第2の端末装置にスケジューリング情報を送信する前に、第2の端末装置はパイロット信号を送信する。パイロット信号を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置の現在の送信モード又は将来の送信構成を知ることができる。現在の送信モードは、時分割二重スロットパターン(TDD slot pattern)であり得る。
任意で、第1の端末装置は、第2の端末装置のパイロット信号に基づいて、第1の端末装置と第2の端末装置との間のチャネル品質をさらに知り得る。
第1のスケジューリング情報は、第1の端末装置の送信挙動に基づいて第1の端末装置によって決定され得るか又は第2の端末装置の現在の送信モード及び/又は将来の送信構成に基づいて第1の端末装置によって決定され得るか又は第2の端末装置のサービスのQoS要件に基づいて第1の端末装置によって構成され得ることが理解されよう。
ステップS650:第2の端末装置は、第1のスケジューリング情報が第2の端末装置の状態に合致するかどうか判定する。
第1の端末装置によって送信された第1のスケジューリング情報を受信した後、第2の端末装置は、第2の端末装置の状態に基づいて、第1の端末装置にフィードバックすることが理解されよう。第2の端末装置の状態は過去の送信経験であり得るか又は例えば特定の時間-周波数リソース上のチャネル状態又は輻輳の発生の有無といった第2の端末装置の将来の送信要求の期待であり得る。
任意で、第2の端末装置は、スケジューリング情報に含まれるサイドリンク送信のためのリソース構成情報が第2の端末装置の状態に合致するかどうかに基づいて、第1の端末装置にACK又はNACKを送信するか決定し得る。例えば、第2の端末装置は、リソース構成情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又は他のサービス要件(例えば、QoS要件)に合致するかどうかを判定し、第1の端末装置にACK又はNACKを送信するか決定し得る。
ステップS660:第2の端末装置は第1の端末装置にACK/NACKを送信する。
第1のスケジューリング情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又はサービス要件に合致する場合、第2の端末装置は、第1のスケジューリング情報に基づいてサイドリンクリソース送信を行うことができることを認めるために、第1の端末装置にACKを送信することが理解されよう。ACKを受信した後、第1の端末装置は第1のスケジューリング情報の送信プロセスを終了する。第1のスケジューリング情報が第2の端末装置のサイドリンク送信要件又はサービス要件に合致しない場合、第2の端末装置は第1の端末装置にNACKを送信する。
ステップS670:第1の端末装置は第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信する。
NACKを受信した後、第1の端末装置は第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信する。第2のスケジューリング情報は第1のスケジューリング情報と異なることが理解されよう。
上記では、本願の実施形態の方法の実施形態を図1~図6を参照して詳細に説明する。以下では、図7~図9を参照して、本願の実施形態の装置の実施形態を詳細に説明する。方法の実施形態の説明は装置の実施形態の説明に対応することが理解されよう。したがって、詳細に説明されていない部分については、前述の方法の実施形態を参照されたい。
図7は、本願の一実施形態に係る端末装置の概略構造図である。図7の端末装置700は、前述の第1の端末装置であり得る。端末装置700は、第1の端末装置によって行われる前述のステップ装置を実施するように構成され得る。端末装置700は第1の処理ユニット710及び第1の送信ユニット720を含む。
第1の処理ユニット710は、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定するように構成され、スケジューリング端末装置は、少なくとも1つの第2の端末装置のサイドリンク送信をスケジューリングする。
第1の送信ユニット720は、少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信するように構成され、スケジューリング情報は、第2の端末装置のサイドリンクリソース構成のために用いられる。
任意で、第1の送信ユニット720は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、SIB又はRRCを用いることにより第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは予め構成された共有リソースに属してもよく、予め構成された共有リソースは、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースであり得る。共有リソースはBWP又はRPであり得る。
任意で、第1の送信ユニット720によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するために用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のQoS要件に基づいて構成され得る。
任意で、端末装置700は、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信するように構成された第2の送信ユニットをさらに含み、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むことを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、端末装置700は、ネットワーク装置によって送信された確認情報を受信するように構成された第1の受信ユニットをさらに含む。ネットワーク装置は、スケジューリング端末装置になる第1の端末装置を決定する。任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューラであることを第1の端末装置が知ることができるように第1の端末装置に確認情報を送信する。
任意で、第1の受信ユニットによって受信された確認情報は表示メッセージを含んでもよく、表示メッセージは、第1の端末装置によってスケジューリングできる第2の端末装置を示す。すなわち、ネットワーク装置は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置になった後で、第1の端末装置がどの第2の端末装置をスケジューリングできるかを示す。例えば、第1の端末装置によりスケジューリング可能な第2の端末装置は、第1の端末装置にフィードバック情報を送信する第2の端末装置であり得るか又は第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置であり得る。
任意で、端末装置700は、他の端末装置にパイロット信号を送信するように構成された第3の送信ユニットをさらに含む。第2の送信ユニットは、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置にパイロット信号を送信し得る。パイロット信号を受信する端末装置は第2の端末装置であり、第2の端末装置は、第1の端末装置の周囲に位置する他の端末装置のうちの1つ以上である。第2の端末装置はIC UEであってもいいし、OOC UEであってもよく、第2の端末装置はスケジューリング端末装置によって送信されるスケジューリング情報を受信し得る。
任意で、パイロット信号はサイドリンク同期信号であってもいいし、別の信号であってもよい。パイロット信号は、第1の端末装置がスケジューリング端末装置候補であることを他の端末装置が知ることができるようにするために用いられる。
任意で、端末装置700は、少なくとも1つの第2の端末装置によって送信されたフィードバック情報を受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに含み得る。
任意で、少なくとも1つの第2の端末装置は、第1の端末装置によって送信されるパイロット信号を受信する端末装置である。少なくとも1つの第2の端末装置は、パイロット信号のために第1の端末装置にフィードバック情報を送信する。第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、どの第1の端末装置にフィードバック情報を送信するかを決定し得る。例えば、第2の端末装置は、パイロット信号に基づいて、第2の端末装置と第1の端末装置との間のチャネル品質、信号品質等を知り得る。第2の端末装置は、チャネル品質が良好な第1の端末装置にフィードバック信号を送信し得る。
任意で、第2の端末装置によって送信されるフィードバック信号は、第2の端末装置に関連する情報を伝達し、関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置又はチャネル品質のうちの1つ以上であり得る。
任意で、第2の端末装置によって第1の端末装置に送信されるフィードバック情報はブロードキャストメッセージであり得る。ブロードキャストメッセージは、第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補の優先順位情報を含み、優先順位情報は、第2の端末装置がスケジューリング端末装置として選択する可能性が最も高い第1の端末装置を示す。すなわち、スケジューリング端末装置候補は、ブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補を知り、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされるスケジューリング端末装置候補をスケジューリング端末装置としてさらに決定し得る。
任意で、端末装置700は、フィードバック信号に基づいて第2の端末装置の数を特定するように構成された第2の処理ユニットをさらに含み得る。
任意で、端末装置700は、ブロードキャストメッセージを送信するように構成された第4の送信ユニットをさらに含み得る。ブロードキャストメッセージは、第2の受信ユニットによって受信されたフィードバック情報を含み得る。
任意で、端末装置700は、他のスケジューリング端末装置候補によって送信されたブロードキャストメッセージを受信するように構成された第3の受信ユニットをさらに含み得る。ブロードキャストメッセージは、第2の受信ユニットによって受信されたフィードバック情報を含む。
任意で、端末装置700は、複数の第1の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内のフィードバック情報に基づいてスケジューリング端末装置を決定するように構成された第3の処理ユニットをさらに含み得る。スケジューリング端末装置を決定するための複数の方法が存在し得る。
1つの例では、第3の処理ユニットは、ブロードキャストメッセージに基づいて、他の第1の端末装置によって受信されたフィードバック信号を取得してもよく、その場合、最も多い量のフィードバック信号を受信する第1の端末装置がスケジューリング端末装置である。
別の例では、第3の処理ユニットは、第2の端末装置によってブロードキャストされた優先順位情報に基づいて、スケジューリング端末装置である第1の端末装置を特定し得る。例えば、第1の端末装置は、1つ以上の第2の端末装置によって送信されたブロードキャストメッセージ内の優先順位情報に基づいて、最も多い数の第2の端末装置によってサポートされる第1の端末装置を特定し得る。この場合、端末装置がスケジューリング端末装置である。
任意で、端末装置700は、特定の第2の端末装置をスケジュールする第1の端末装置を特定するように構成された第4の処理ユニットをさらに含み得る。スケジューリング端末装置は、特定の第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し、特定の第2の端末装置は、スケジューリング端末装置にフィードバック信号を送信する第2の端末装置であり得る。すなわち、スケジューリング端末装置は、受信したフィードバック情報に対応する送信者(すなわち、フィードバック情報を送信する第2の端末装置)をスケジューリングする。
任意で、スケジューリング端末装置は、第1のサイドリンクリソースを用いることにより第2の端末装置にスケジューリング情報を送信し得る。第1のサイドリンクリソースは、SIB又は無線リソース制御RRCを用いることにより第1の端末装置のためにネットワーク装置によって構成される共有リソースに属し得る。あるいは、第1のサイドリンクリソースは、予め構成された共有リソースに、例えば、ネットワーク装置によって予め構成された共有リソースに属し得る。共有リソースはBWP又はRPであり得る。
任意で、第1の端末装置によって送信されるスケジューリング情報は、サイドリンク送信の間に他の端末装置のリソースを決定するために用いられ得る。第1の端末装置によって第2の端末装置に送信されるスケジューリング情報は、第2の端末装置のサービスのサービス品質(quality of service、QoS)要件に基づいて構成され得る。
任意で、端末装置700は、第2の端末装置によって送信されるNACK/ACKを受信するように構成された第4の受信ユニットをさらに含み得る。NACK/ACKは、第1の端末装置によって送信された第1のスケジューリング情報が第2の端末装置の要件に合致するかどうかを示すために用いられる。第2の端末装置の要件は、例えば、サイドリンク送信要件又は第2の端末装置の他のサービス要件(例えば、QoS要件)であり得る。
任意で、NACKを受信した後、端末装置700は、第1の送信ユニット720を用いることにより第2の端末装置に第2のスケジューリング情報を送信し得る。第2のスケジューリング情報は第1のスケジューリング情報と異なることが理解されよう。
任意で、端末装置700は代替的に前述の第2の端末装置であり得る。端末装置700は、第2の端末装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。
前述のユニットに加えて、端末装置700は、受信した第1のスケジューリング情報が端末装置700の要件に合致するかどうか判定するように構成された第5の処理ユニットをさらに含み得る。
図8は、本願の一実施形態に係るネットワーク装置の概略構造図である。図8のネットワーク装置800は前述のネットワーク装置であり得る。ネットワーク装置800は、ネットワーク装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。ネットワーク装置800は受信ユニット810及び送信ユニット820を含む。
第1の受信ユニット810は第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報を受信するように構成され、アプリケーション情報は、ネットワーク装置に対して、第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのを示すのに用いられる。
任意で、アプリケーションメッセージは第1の端末装置に関連する情報を含み得る。第1の端末装置に関連する情報は、例えば、ハードウェア能力(例えば、最大送信電力、アンテナの数及び最大サポート帯域幅のうちの1つ以上であり得る)、通信負荷、チャネル状態及び端末装置の定常性のうちの1つ以上であり得る。
任意で、アプリケーション情報は第2の端末装置の数又は第2の端末装置に関連する情報を含み得る。第2の端末に関連する情報は、例えば、第2の端末装置の種類、地理的位置及びチャネル品質であり得る。
任意で、ネットワーク装置800は、少なくとも1つの第1の端末装置に確認情報を送信するように構成された第1の送信ユニット820をさらに含み、確認情報はスケジューリング端末装置となる第1の端末装置を決定するためにネットワーク装置によって用いられる。任意で、確認情報は、第1の端末装置がスケジューラであることを第1の端末装置が知ることができるようにする。
任意で、ネットワーク装置800は、スケジューリング端末装置になる1つ以上の第1の端末装置を決定するように構成された第1の処理ユニットをさらに含み得る。第1の処理ユニットによってスケジューリング端末装置を決定するために複数の方法が存在し得る。
1つの例では、ネットワーク装置に対して、複数の第1の端末装置がスケジューリング端末装置になるために申し込むと、ネットワーク装置は複数の第1の端末装置のカバレッジエリアが重複するかどうかを判定する。複数の第1の端末装置のカバレージエリアが重複する場合、ネットワーク装置は、複数の第1の端末装置によって送信されたアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいてスケジューリング端末装置を選択し得る。例えば、ネットワーク装置は、第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信する第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。あるいは、ネットワーク装置は、カバレージエリアが重複する第1の端末装置のグループ内で、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報内の第2の端末装置の数を比較し、スケジューリング端末装置になる群の中から第2の端末装置の数が最も多いアプリケーション情報を送信する第1の端末装置を選択し得る。
別の実施形態では、少なくとも1つの第1の端末装置が、ネットワーク装置に対して、スケジューリング端末装置になることを申し込み、少なくとも1つの第1の端末装置のカバレージエリアが重複しない場合、ネットワーク装置は、少なくとも1つの第1の端末装置をスケジューリング端末装置として選択し得る。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略構造図である。図9の通信装置900は前述の通信装置であり得る。通信装置900は、通信装置によって行われる前述のステップを実施するように構成され得る。通信装置900はプロセッサ910及び通信インターフェイス920を含む。
任意で、通信インターフェイス920は、通信装置と他の通信装置との間で情報のやりとりを行うように構成されている。少なくとも1つのプロセッサでプログラム命令が実行された場合、通信装置は、第1の端末装置、第2の端末装置及びネットワーク装置における前述のスケジューリング方法の機能を実施することができる。
当業者であれば、本明細書で開示の実施形態を参照して説明された例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせにより実施され得ると認識するであろう。機能がハードウェアによって又はソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計の制約条件に依存する。当業者であれば、各特定の用途の記載された機能を実施するために異なる方法を用いり得るが、その実施は本願の範囲を超えるものと考えるべきではない。
当業者であれば、便宜上、簡潔な説明のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業プロセスについては前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが明確に理解され得る。ここでは、詳細について再度説明しない。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は他のやり方で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、スケジューリング端末装置上のネットワーク装置によって行われる補助選択は、例示の選択方法にすぎない。実際の実施では、別の選択方法が存在し得る。例えば、ネットワーク装置は、各端末装置の記憶された情報に基づいてスケジューリング端末装置を決定する。
別個の部品として説明したユニットは物理的に分離されていてもいいし、されていなくてもよく、ユニットとして表示される部品は物理的ユニットであっていいし、なくてもよく、1つの位置に位置し得るか又は複数のネットワークユニット上で分散され得る。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を実現するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもいいし、各ユニットは物理的に単独で存在してもいいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、これらの機能はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決策は本質的に又は従来の技術に寄与する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る)コンピュータ装置に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又は一部を行うように指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
前述の説明は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を限定することを意図していない。本願に開示の技術的範囲内で当業者が容易に思い付く変更又は置換は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
本発明の一例に従って、本願は以下の実施形態をさらに提供する。
実施形態1:スケジューリング方法であって、第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することであって、該スケジューリング端末装置は、該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、ことと、前記第1の端末装置によって、前記少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信することと、を含む、方法。
実施形態2:前記第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、前記第1の端末装置によって、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、前記第1の端末装置によって、前記ネットワーク装置の確認情報を受信することであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、ことと、を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:前記方法は、前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することと、前記第1の端末装置によって、前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記少なくとも1つの第2の端末装置は前記他の端末装置に属する、ことと、前記第1の端末装置によって、前記フィードバック情報に基づいて第2の端末装置の数を特定することと、をさらに含む、実施形態2に記載の方法。
実施形態4:前記第1の端末装置によって、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することは、前記第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、前記第1の端末装置によって、前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信すること、を含む、実施形態3に記載の方法。
実施形態5:前記アプリケーション情報は前記第2の端末装置の数を含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態6:前記第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すのに用いられる、ことと、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、前記第1の端末装置によって、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態7:前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、前記第1の端末装置によって、フィードバック情報の量に基づいて前記スケジューリング端末装置になることを決定することは、前記第1の端末装置によって、前記複数の端末装置候補内の他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量を受信することと、前記第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、前記他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量よりも多い場合、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置である、実施形態6に記載の方法。
実施形態8:前記フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である前記複数の端末装置候補の優先順位を含み、前記方法は、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、前記第1の端末装置によって、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置になることを決定すること、をさらに含む、実施形態6又は7に記載の方法。
実施形態9:前記第1の端末装置によって、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することと、前記第1の端末装置によって、前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記第2の端末装置は前記他の端末装置に属し、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すために用いられる、ことと、前記第1の端末装置によって、前記フィードバック情報を送信する前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することと、を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態10:前記第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する、実施形態1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
実施形態11:スケジューリング方法であって、ネットワーク装置によって、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信することであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に確認情報を送信することであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、ことと、を含む、方法。
実施形態12:前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記方法は、前記ネットワーク装置によって、前記複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、前記複数の端末装置候補の中から前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定することをさらに含む、実施形態11に記載の方法。
実施形態13:前記第1の端末装置は、前記ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、前記第2の端末装置は、前記ネットワーク装置のカバレッジエリア外にある端末装置である、実施形態11又は12に記載の方法。
実施形態14:端末装置であって、当該端末装置は第1の端末装置であり、当該端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定するように構成された第1の処理ユニットであって、該スケジューリング端末装置は該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、第1の処理ユニットと、前記少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信するように構成された第1の送信ユニットと、を含む、端末装置。
実施形態15:ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信するように構成された第2の送信ユニットであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのに用いられる、第2の送信ユニットと、前記ネットワーク装置の確認情報を受信するように構成された第1の受信ユニットであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、第1の受信ユニットと、をさらに含む、実施形態14に記載の端末装置。
実施形態16:他の端末装置にパイロット信号を送信するように構成された第3の送信ユニットと、前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信するように構成された第2の受信ユニットであって、前記少なくとも1つの第2の端末装置は前記他の端末装置に属する、第2の受信ユニットと、前記フィードバック情報に基づいて、第2の端末装置の数を特定するように構成された第2の処理ユニットと、をさらに含む、実施形態15に記載の端末装置。
実施形態17:前記第1の端末装置が前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信することは、前記第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、前記第1の端末装置は前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信することを含む、実施形態16に記載の端末装置。
実施形態18:前記アプリケーション情報は前記第2の端末装置の数を含む、実施形態16又は17に記載の端末装置。
実施形態19:前記第1の端末装置が、前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になると決定することは、前記第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すために用いられる、ことと、前記第1の端末装置が、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む、実施形態14に記載の端末装置。
実施形態20:前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、フィードバック情報の量に基づいて前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置であると決定することは、前記第1の端末装置が、前記複数の端末装置候補のうちの他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量を受信することと、前記第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、前記他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量より多い場合、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置である、ことと、をふくむ、実施形態19に記載の端末装置。
実施形態21:前記フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である前記複数の端末装置候補の優先順位を含み、前記第1の端末装置は、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置であると決定する、実施形態19又は20に記載の端末装置。
実施形態22:前記第1の端末装置が、前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することは、前記第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することと、前記第1の端末装置が前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記第2の端末装置は前記他の端末装置に属し、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、前記第1の端末装置が、前記フィードバック情報を送信する前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することと、を含む、実施形態14に記載の端末装置。
実施形態23:前記第2の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する、実施形態14乃至22のいずれか一項に記載の端末装置。
実施形態24:ネットワーク装置であって、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信するように構成された第1の受信ユニットであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのに用いられる、第1の受信ユニットと、前記第1の端末装置に確認情報を送信するように構成された第1の送信ユニットであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、第1の送信ユニットと、を含む、ネットワーク装置。
実施形態25:前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記ネットワーク装置は、前記複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、前記複数の端末装置候補の中から前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定するように構成された第1の処理ユニットをさらに含む、実施形態24に記載のネットワーク装置。
実施形態26:前記第1の端末装置は前記ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、前記第2の端末装置は前記ネットワーク装置のカバレッジエリアの外にある端末装置である、実施形態24又は25に記載のネットワーク装置。
実施形態27:通信装置であって、当該通信装置は少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェイスを含み、該通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために当該通信装置によって用いられ、該少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、当該通信装置は実施形態1乃至10のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、通信装置。
実施形態28:通信装置であって、当該通信装置は少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェイスを含み、該通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために当該通信装置によって用いられ、該少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、当該通信装置は実施形態11乃至13のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、通信装置。

Claims (28)

  1. スケジューリング方法であって、
    第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することであって、該スケジューリング端末装置は、該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、ことと、
    前記第1の端末装置によって、前記少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信することと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、
    前記第1の端末装置によって、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、
    前記第1の端末装置によって、前記ネットワーク装置の確認情報を受信することであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、ことと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することと、
    前記第1の端末装置によって、前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記少なくとも1つの第2の端末装置は前記他の端末装置に属する、ことと、
    前記第1の端末装置によって、前記フィードバック信号に基づいて前記第2の端末装置の数を特定することと、
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の端末装置によって、ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信することは、
    前記第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、前記第1の端末装置によって、前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信すること、を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記アプリケーション情報は前記第2の端末装置の数を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記第1の端末装置によって、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、
    前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すのに用いられる、ことと、
    前記パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、前記第1の端末装置によって、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、
    前記第1の端末装置によって、フィードバック情報に基づいて前記スケジューリング端末装置になることを決定することは、
    前記第1の端末装置によって、前記複数の端末装置候補内の他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報を受信することと、
    前記第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、前記他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量よりも多い場合、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である前記複数の端末装置候補の優先順位を含み、前記方法は、
    前記パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、前記第1の端末装置によって、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置になることを決定すること、をさらに含む、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記第1の端末装置によって、第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することは、
    前記第1の端末装置によって、他の端末装置にパイロット信号を送信することと、
    前記第1の端末装置によって、前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記第2の端末装置は前記他の端末装置に属し、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すために用いられる、ことと、
    前記第1の端末装置によって、前記フィードバック情報を送信する前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定することと、を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第2の端末装置は、ネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. スケジューリング方法であって、
    ネットワーク装置によって、第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信することであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むために用いられる、ことと、
    前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に確認情報を送信することであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、ことと、
    を含む、方法。
  12. 前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記方法は、
    前記ネットワーク装置によって、前記複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、前記複数の端末装置候補の中から前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の端末装置は、前記ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、前記第2の端末装置は、前記ネットワーク装置のカバレッジエリア外にある端末装置である、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 端末装置であって、当該端末装置は第1の端末装置であり、
    当該端末装置が、少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを決定するように構成された第1の処理ユニットであって、該スケジューリング端末装置は該少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングする、第1の処理ユニットと、
    前記少なくとも1つの第2の端末装置にスケジューリング情報を送信するように構成された第1の送信ユニットと、
    を含む、端末装置。
  15. ネットワーク装置にアプリケーション情報を送信するように構成された第2の送信ユニットであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのに用いられる、第2の送信ユニットと、
    前記ネットワーク装置の確認情報を受信するように構成された第1の受信ユニットであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるのに用いられる、第1の受信ユニットと、をさらに含む、請求項14に記載の端末装置。
  16. 他の端末装置にパイロット信号を送信するように構成された第3の送信ユニットと、
    前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信するように構成された第2の受信ユニットであって、前記少なくとも1つの第2の端末装置は前記他の端末装置に属する、第2の受信ユニットと、
    前記フィードバック信号に基づいて、第2の端末装置の数を特定するように構成された第2の処理ユニットと、をさらに含む、請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記第1の端末装置が前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信することは、
    前記第2の端末装置の数が予め設定された閾値よりも多い場合に、前記第1の端末装置は前記ネットワーク装置に前記アプリケーション情報を送信することを含む、請求項16に記載の端末装置。
  18. 前記アプリケーション情報は前記第2の端末装置の数を含む、請求項16又は17に記載の端末装置。
  19. 前記第1の端末装置が、前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になると決定することは、
    前記第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することであって、該パイロット信号は、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置の端末装置候補であることを示すために用いられる、ことと、
    前記第1の端末装置が、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック情報に基づいて、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することであって、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、を含む、請求項14に記載の端末装置。
  20. 前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、
    フィードバック情報の量に基づいて前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置であると決定することは、
    前記第1の端末装置が、前記複数の端末装置候補のうちの他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報を受信することと、
    前記第1の端末装置によって受信されたフィードバック情報の量が、前記他の端末装置候補によって受信されたフィードバック情報の量より多い場合、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置である、ことと、をふくむ、請求項19に記載の端末装置。
  21. 前記フィードバック情報は、スケジューリング端末装置である前記複数の端末装置候補の優先順位を含み、
    前記第1の端末装置は、前記パイロット信号に対して受信したフィードバック信号内の優先順位に基づいて、前記第1の端末装置が前記スケジューリング端末装置であると決定する、請求項19又は20に記載の端末装置。
  22. 前記第1の端末装置が、前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することは、
    前記第1の端末装置が他の端末装置にパイロット信号を送信することと、
    前記第1の端末装置が前記パイロット信号に対する前記少なくとも1つの第2の端末装置のフィードバック情報を受信することであって、前記第2の端末装置は前記他の端末装置に属し、前記フィードバック情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置をスケジューリングできることを示すのに用いられる、ことと、
    前記第1の端末装置が、前記フィードバック情報を送信する前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であると決定することと、を含む、請求項14に記載の端末装置。
  23. 前記第2の端末装置はネットワーク装置のカバレッジエリアの外に位置する、請求項14乃至22のいずれか一項に記載の端末装置。
  24. ネットワーク装置であって、
    第1の端末装置によって送信されるアプリケーション情報を受信するように構成された第1の受信ユニットであって、該アプリケーション情報は、前記第1の端末装置が少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置になることを申し込むのに用いられる、第1の受信ユニットと、
    前記第1の端末装置に確認情報を送信するように構成された第1の送信ユニットであって、該確認情報は、前記第1の端末装置が前記少なくとも1つの第2の端末装置のスケジューリング端末装置であることを認めるために用いられる、第1の送信ユニットと、
    を含む、ネットワーク装置。
  25. 前記第1の端末装置は、前記スケジューリング端末装置の複数の端末装置候補のうちの1つであり、該複数の端末装置候補のカバレッジエリアは重複し、前記ネットワーク装置は、
    前記複数の端末装置候補のアプリケーション情報内の第2の端末装置の数に基づいて、前記複数の端末装置候補の中から前記第2の端末装置のスケジューリング端末装置を決定するように構成された第1の処理ユニットをさらに含む、請求項24に記載のネットワーク装置。
  26. 前記第1の端末装置は前記ネットワーク装置のカバレッジエリア内にある端末装置であり、前記第2の端末装置は前記ネットワーク装置のカバレッジエリアの外にある端末装置である、請求項24又は25に記載のネットワーク装置。
  27. 通信装置であって、当該通信装置は少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェイスを含み、該通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために当該通信装置によって用いられ、該少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、当該通信装置は請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、通信装置。
  28. 通信装置であって、当該通信装置は少なくとも1つのプロセッサ及び通信インターフェイスを含み、該通信インターフェイスは他の通信装置と情報をやりとりするために当該通信装置によって用いられ、該少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行された場合、当該通信装置は請求項11乃至13のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、通信装置。
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