JP6268830B2 - カラーフィルタ及びタッチパネル機能付き有機el表示装置 - Google Patents

カラーフィルタ及びタッチパネル機能付き有機el表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、外部導体の接近又は接触を検出する検出パターンを備えたカラーフィルタ、及び、このカラーフィルタを備えたタッチパネル機能付き有機EL表示装置に関する。
今日、様々な電子機器において、指などの外部導体の接近または接触を検出することができるタッチパネルが広く用いられている。昨今では、光学的に明るいこと、意匠性があること、構造が容易であること、機能的にも優れていること等の理由から、静電容量式のタッチパネルが注目されている。
タッチパネルは、タッチパネルを搭載する位置に基づいて、外付型および内蔵型に分類される。このうち外付型においては、基板と、基板上に設けられ、外部導体の接近または接触を検出する検出パターンとを有するタッチパネル基板が、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置の外部に取付けられる。一方、内蔵型においては、タッチパネル基板が表示装置の内部に組み込まれている。この場合、タッチパネル基板の検出パターンは、表示装置を構成する複数の構成要素のいずれかによって支持されている。すなわち、検出パターンを支持するための基板と、表示装置を構成する複数の構成要素のいずれかのための基板とが共通化されている。例えば、カラーフィルタのための基板と共通化されている。このため、内蔵型のタッチパネルを構成する構成要素は、外付型のタッチパネルを構成する構成要素に比べて、検出パターンを支持するための基板の分だけ少なくなっている。従って、内蔵型のタッチパネルを採用することにより、外付型に比べて、軽量、薄型かつ安価なタッチパネル機能付き表示装置を提供することが可能となる。
内蔵型のタッチパネルは、検出パターンを設ける位置に基づいて、イン・セル型およびオン・セル型に分類される。このうちイン・セル型においては、タッチパネル基板の検出パターンが、表示装置の表示パネルと対向するよう設けられる。イン・セル型においては、表示パネルの構成要素を容量センサとして利用するため、オン・セル型の場合に比べて、表示パネルによる寄生容量に起因するノイズの発生を低減することができる。
また、昨今普及しているモバイル電子機器においては、タッチパネル機能付き表示装置の高精細化が進んでいる。特に、有機EL素子を用いた自発光型の表示装置が注目を集めている。
特開2010−277461号公報
タッチパネル機能付き表示装置を高精細化した場合、画素サイズが小さくなるため、遮光層であるブラックマトリクス層の幅を画素サイズが大きい場合と同じ幅にすると、画素開口率が大幅に低下し、エネルギー効率が悪くなる。そのため、ブラックマトリクス層の幅を可能な限り狭くして、画素開口率の低下を防止する必要がある。
しかし、この結果、単位画素間の距離が短くなるため、隣り合う2つの単位画素において混色が発生すると共に、視野角特性も悪化する。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、画素開口率が高く、混色の発生と視野角特性の悪化とを防止できるカラーフィルタ及びタッチパネル機能付き有機EL表示装置を提供することを目的とする。
本発明による第1のカラーフィルタは、
透明基板と、
前記透明基板上に設けられ、複数の開口を形成する画素区画用のブラックマトリクス層と、前記ブラックマトリクス層の前記複数の開口内に形成された複数の着色層と、からなる着色構成層と、
前記着色構成層の前記透明基板と反対側に設けられた、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する遮光性の導電性部材と、を備え、
前記導電性部材は、平面視で前記ブラックマトリクス層に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記導電性部材は、金、銀、銅、アルミニウム、及び、クロムの少なくとも何れかを含んでもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記着色構成層と前記導電性部材との間に保護層が介在されていてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記着色構成層と前記導電性部材とを覆う保護層を備えてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記導電性部材は、
第1方向に延びる複数の第1電極と、
隣り合う2つの第1電極間において、前記第1電極に接しないように、第1方向に直交する第2方向に延びる複数のダミー電極と、
を有してもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記各第1電極は、格子状に設けられていてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記第1電極と前記ダミー電極とを覆う絶縁層を備え、
前記導電性部材は、前記絶縁層の前記透明基板と反対側に設けられ、平面視で前記ブラックマトリクス層に対応する位置を第2方向に延びる複数の第2電極を有してもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記導電性部材は、
第1方向に延びる複数の第1電極と、
隣り合う2つの第1電極間において、前記第1電極に接しないように、第1方向に直交する第2方向に延びる複数の第2電極と、
隣り合う2つの第2電極を、前記第1電極を跨いで接続するブリッジ部と、を有し、
前記第1電極と前記ブリッジ部との間に絶縁層が介在されていてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記導電性部材は、
第1方向に延びる複数の第1パターンと、
第1方向に直交する第2方向に延び、前記第1パターンと交差する複数の第2パターンと、
前記第1パターンと第2パターンとが設けられていない領域に設けられた、格子状の第3パターンと、を有し、
第1パターンは、
第1方向に並べられた格子状の複数の第1電極と、
隣り合う2つの第1電極を接続する接続部と、を含み、
第2パターンは、
第2方向に並べられた格子状の複数の第2電極と、
隣り合う2つの第2電極を、前記接続部を跨いで接続するブリッジ部と、を含み、
前記接続部と前記ブリッジ部との間に絶縁層が介在されていてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記導電性部材の前記透明基板と反対側に設けられた、前記導電性部材の反射率より低い反射率の追加導電性部材を備えてもよい。
本発明による第1のカラーフィルタにおいて、
前記透明基板と前記着色構成層との間に、入射した光の一部を吸収する光吸収層が介在されていてもよい。
本発明による第2のカラーフィルタは、
透明基板と、前記透明基板上に設けられた複数の着色層と、からなる着色構成層と、
前記着色構成層の前記着色層側に設けられた、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する遮光性の導電性部材と、を備え、
前記導電性部材は、平面視で前記着色層間の境界に配置されていることを特徴とする。
本発明によるタッチパネル機能付き有機EL表示装置は、
観察者側に向けて光を出射する白色光源タイプの有機EL発光部と、
前記有機EL発光部の観察者側に配置された、上記第1又は第2のカラーフィルタと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画素開口率が高く、混色の発生と視野角特性の悪化とを防止できるカラーフィルタ及びタッチパネル機能付き有機EL表示装置を提供できる。
第1の実施形態に係る有機EL表示装置を示す断面図である。 図1の有機EL表示装置を観察者側から見た場合を示す平面図である。 図1のカラーフィルタを有機EL発光部側から見た場合を示す平面図である。 図3のカラーフィルタから第2電極を取り除いた場合を示す平面図である。 図3のカラーフィルタをC−C方向から見た場合を示す断面図である。 着色層に対応する発光層を発光させた場合に図1の有機EL表示装置を観察者側から観察した拡大図である。 第1の実施形態の変形例に係るカラーフィルタを有機EL発光部側から見ると共に、第2電極を取り除いた場合を示す平面図である。 第2の実施形態に係るカラーフィルタを有機EL発光部側から見た場合を示す平面図である。 図8のカラーフィルタをD−D方向から見た場合を示す断面図である。 第3の実施形態に係るカラーフィルタを有機EL発光部側から見た場合を示す平面図である。 第4の実施形態に係る有機EL表示装置を示す断面図である。 (a)は、第1の実施形態に係る有機EL表示装置の導電性部材による反射光を説明するための断面図であり、(b)は、第5の実施形態に係る有機EL表示装置を示す断面図である。 第6の実施形態に係る有機EL表示装置を示す断面図である。 (a)は、比較例の有機EL表示装置を示す断面図であり、(b)は、比較例の他の有機EL表示装置を示す断面図である。 着色層に対応する発光層を発光させた場合に図14(a)の有機EL表示装置を観察者側から観察した拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
(第1の実施形態)
まず図1,2により、本実施形態におけるイン・セル型のタッチパネル機能付き有機EL表示装置(以下、有機EL表示装置と称す)100全体について説明する。有機EL表示装置100は、例えば、タブレット端末等に用いられる。
有機EL表示装置
図1は、第1の実施形態に係る有機EL表示装置100を示す断面図である。図2は、図1の有機EL表示装置100を観察者側から見た場合を示す平面図である。図1の断面図は、図2の有機EL表示装置100をB−B方向から見た場合を示している。
図1に示すように、有機EL表示装置100は、観察者側に向けて光を出射する白色光源タイプの有機EL発光部10と、有機EL発光部10の観察者側に配置されたカラーフィルタ20と、有機EL発光部10とカラーフィルタ20との間に設けられた光学弾性樹脂層30と、を備えている。
有機EL発光部10は、複数の発光層11と、隣り合う2つの発光層11,11間に設けられた未発光層12と、を有している。各発光層11は、単位画素に対応して設けられ、白色光を発光するか否か切り替えると共に、白色光の強度を調整することができる。未発光層12は、発光しない部分である。これにより、有機EL発光部10は、カラーフィルタ20へ向けて選択的に光を出射することができる。なお「選択的に光を出射する」とは、有機EL表示装置100の単位画素に応じて光の強度が調整されていることを意味する。
カラーフィルタ20は、透明基板21と、着色構成層22と、遮光性の導電性部材23と、保護層24とを備える。
着色構成層22は、透明基板21上に設けられ、複数の開口を形成する画素区画用のブラックマトリクス層(以下、BM層と称す)25と、BM層25の複数の開口内に形成された複数の着色層26R,26G,26B,26Wと、からなる。本実施形態では、各着色層26R,26G,26B,26Wは単位画素に対応し、4つの着色層26R,26G,26B,26Wに対応する4つの単位画素で1つの画素を形成しているものとする。
導電性部材23は、着色構成層22の透明基板21と反対側に設けられ、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する。導電性部材23は、平面視でBM層25に対応する位置に配置されている。
着色構成層22と導電性部材23との間に透明な保護層24が介在されている。これによって、各着色層26R,26G,26B,26WおよびBM層25を外部環境から保護するとともに、各着色層26R,26G,26B,26WおよびBM層25に含まれる不純物などが外部に流出することを防ぐことができる。
光学弾性樹脂層30は、透明であり、透明基板21及び保護層24と同程度の屈折率を有する。これにより、有機EL表示装置100の視認性を向上できる。光学弾性樹脂層30の材料としては、例えば、市販のOCA(Optically Clear Adhesive)やOCR(Optically Clear Resin)を用いることができる。OCA、OCRの市販品としては、住友スリーエム株式会社製高透明性接着剤転写テープ8146シリーズ、8171CL、8172CL、グンゼ株式会社製透明光学粘着フィルムNNXシリーズ、デクセリアルズ株式会社製光学弾性樹脂SVRシリーズ、日東電工株式会社製光学用透明粘着シートルシアックスシリーズ等があげられる。
有機EL発光部10と導電性部材23とが対向するように、有機EL発光部10とカラーフィルタ20は配置されている。
また、図示は省略するが、有機EL発光部10とカラーフィルタ20との間に柱状のスペーサーが形成されていてもよい。例えば、スペーサーは、画素毎に1つ設けられてもよい。この場合スペーサーは、平面視で、1つの画素に対応する4つの着色層26R,26G,26B,26Wの中心付近に設けられていてもよい。これによって、保護層24と有機EL発光部10との間の距離を一定に保持することができる。
カラーフィルタ
次に図1〜5を参照して、カラーフィルタ20について詳細に説明する。図3は、図1のカラーフィルタ20を有機EL発光部10側から見た場合を示す平面図である。図4は、図3のカラーフィルタ20から第2電極50を取り除いた場合を示す平面図である。図5は、図3のカラーフィルタ20をC−C方向から見た場合を示す断面図である。
(透明基板)
はじめに、カラーフィルタ20の透明基板21について説明する。透明基板21としては、各着色層26R,26G,26B,26WおよびBM層25を適切に支持することができ、かつ透明性を有する様々な材料が用いられ、例えばガラスやポリマーなどが用いられる。透明基板21の観察者側の面は、有機EL表示装置100の表示面として機能する。
(BM層)
次に、カラーフィルタ20のBM層25について説明する。BM層25は、有機EL発光部10からの光を遮蔽するよう構成されている。本実施形態では、図2に示すように、BM層25は格子状(マトリックス状)のパターンを有している。BM層25の各開口の形状は、例えば正方形である。但し、BM層25の具体的なパターンは特には限定されない。
BM層25の材料としては、所望の遮光性を有するものであれば特に限定されない。例えば、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色着色材を含有する樹脂組成物等が挙げられる。この樹脂組成物に用いられる樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が使用される。
(着色層)
次に、カラーフィルタ10の各着色層26R,26G,26B,26Wについて説明する。
着色層26Rは、例えば赤色光を透過させる赤色着色層からなっており、着色層26Gは、緑色光を透過させる緑色着色層からなっており、着色層26Bは、青色光を透過させる青色着色層からなっている。着色層26Wは白色光を透過させる白色着色層(透過率調整層)からなっている。即ち、着色層26Wは可視光域の光を波長域に依らず略均一に透過させるように構成されている。各着色層26R,26G,26B,26Wの一辺の長さは、例えば、数μmである。
各着色層26R,26G,26B,26Wは、感光性を有する着色層用材料を、露光工程および現像工程を含むフォトリソグラフィー法によりパターニングすることによって形成される層である。
上述のように、各着色層26R,26G,26B,26Wは、対応する色の光を透過させるよう構成されており、一方、BM層25は、光を遮蔽するよう構成されている。
(導電性部材)
図4に示すように、導電性部材23は、第1方向(例えば、図4のx方向)に直線状に延びる複数の第1電極31と、第1方向に直交する第2方向(例えば、図4のy方向)に隣り合う2つの第1電極31,31間において、第1電極31に接しないように、第2方向に延びる複数のダミー電極32と、を有する。
前述のように、導電性部材23は、平面視でBM層25に対応する位置に配置されているので、第1電極31とダミー電極32は平面視でBM層25に対応する位置に配置されている。
本実施形態では、第1電極31とダミー電極32の幅は、BM層25の幅とほぼ等しく、透明基板21の法線方向から見て、第1電極31とダミー電極32はBM層25に重なっている。これにより、第1電極31とダミー電極32が画素開口率を低下させる恐れがない。
また、図5に示すように、カラーフィルタ20は、第1電極31とダミー電極32とを覆う絶縁層40を備える。絶縁層40は、例えば、透明な樹脂から形成されてもよい。
また、図3,5に示すように、導電性部材23は、絶縁層40の透明基板21と反対側に設けられ、平面視でBM層25に対応する位置を第2方向に直線状に延びる複数の第2電極50を有する。
つまり、各第2電極50は、対応する複数のダミー電極32を覆うように設けられている。従って、透明基板21の法線方向から見て、第2電極50はダミー電極32及びBM層25に重なっている。これにより、第2電極50が画素開口率を低下させる恐れがない。
第1電極31、ダミー電極32及び第2電極50は、導電性及び遮光性を有する。例えば、第1電極31、ダミー電極32及び第2電極50は、金、銀、銅、アルミニウム、及び、クロムの少なくとも何れかを含む。第1電極31、ダミー電極32及び第2電極50の材料として、例えば、銀、パラジウム及び銅の合金であるAPC合金を用いてもよい。
前述のように、各着色層26R,26G,26B,26Wの一辺の長さは、例えば、数μmであるため、第1電極31及び第2電極50は、それぞれ数μm間隔で配置されている。従って、有機EL表示装置100の近傍に指等の外部導体が存在している場合、1つの第1電極31のみに外部導体の影響が現れることはなく、複数の第1電極31に外部導体の影響が現れる。第2電極50に関しても同様である。
そのため、図示は省略するが、複数の第1電極31は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されている。そして、電気的に接続された所定数の第1電極31毎に、信号が外部に取り出される。
また、複数の第2電極50は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されている。そして、電気的に接続された所定数の第2電極50毎に、信号が外部に取り出される。この所定数は、外部導体の接触位置または近接位置を効率的に算出できる程度の数であればよい。
なお、ダミー電極32は、後述するように光を遮光する目的で設けられており、電気的にフローティングとなっている。
有機EL表示装置100の近傍に外部導体が存在している場合、外部導体近傍に位置する複数の第1電極31及び第2電極50を流れる電流が変化する。従って、外部導体近傍の第1電極31及び第2電極50を流れる電流に基づいて算出される容量に、外部導体の容量による影響が現れる。このように、複数の第1電極31及び第2電極50のうち、電気的に接続された特定の複数の第1電極31及び電気的に接続された特定の複数の第2電極50から算出される容量の変化を検出することにより、外部導体の接触位置または近接位置を算出できる。
カラーフィルタの混色防止機能
次に、図1,6を参照して、カラーフィルタ20の混色防止機能について説明する。図6は、着色層26Gに対応する発光層11を発光させた場合に図1の有機EL表示装置100を観察者側から観察した拡大図である。図6は、4つの画素を示している。
図1は、着色層26Gに対応する発光層11が発光し、着色層26R,26B,26Wに対応する発光層11は発光していない一例を示す。つまり、緑色の単位画素のみを発光させている。
図1に矢印で示すように、着色層26Gに対応する発光層11から出射された光は、ある程度の広がりを持って進み、発光層11の法線方向に進む光L10のみではなく、例えば、発光層11の法線方向から最大で60°の角度の方向に進む光L1,L2,L3も含む。但し、この最大の角度は60°に限らない。
これらのうち最も着色層26R側の位置から出射した光L1は、隣の着色層26Rに向かうが、遮光性の導電性部材23(第1電極31)で遮光され、着色層26Rに達することはない。また、隣の着色層26R及びBM層25の角付近に向かう光L2も、導電性部材23(第1電極31)で遮光され、着色層26Rに達することはない。さらに、着色層26R及び導電性部材23の角付近に向かう光L3は、導電性部材23(第1電極31)では遮光されないものの、BM層25で遮光される。
図示は省略するが、同様に、隣の着色層26Bに向かう光も、導電性部材23(ダミー電極32)で遮光され、着色層26Bに達することはない。
従って、図6に示すように、着色層26Gを透過した光L10によって、観察者側から緑色部分Gのみが観察される。着色層26Gに隣り合う着色層26R,26Gには光が入射しないため、観察者側から赤色部分と青色部分は観察されない。緑色部分G以外は、黒色部分BLとして観察される。なお、図6は、スペーサーが4つの着色層26R,26G,26B,26Wの中心付近に設けられている一例を示している。スペーサーが設けられた領域では、光を観察者側に取り出すことができないため、緑色部分Gは、スペーサーが設けられた領域では観察されない。
このように、本実施形態によれば、着色構成層22の透明基板21と反対側に設けられ、平面視でBM層25に対応する位置に配置された、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する遮光性の導電性部材23(第1電極31、ダミー電極32及び第2電極50)を備える。これにより、単位画素間、即ち着色層間の距離が短い場合であっても、ある単位画素の発光層11から隣の単位画素の着色層に向かう光は、導電性部材23で遮光され、隣の単位画素の着色層に入射しない。従って、BM層25の幅を広くせずに、隣り合う2つの単位画素における混色を防止できる。また、有機EL表示装置100を表示面の法線方向からある角度で観察しても、ある単位画素の発光層11から出射される光によって隣の単位画素の色が観察されることがない。
即ち、高精細化した上で、画素開口率が高く、混色の発生と視野角特性の悪化とを防止できるカラーフィルタ20及び有機EL表示装置100を提供できる。
(比較例)
ここで、比較例の有機EL表示装置100Xについて説明する。
図14(a)は、比較例の有機EL表示装置100Xを示す断面図であり、図14(b)は、比較例の他の有機EL表示装置100Xを示す断面図である。図14(a),(b)は、図1に対応する断面図である。比較例の有機EL表示装置100Xでは、カラーフィルタ20Xは、本実施形態の導電性部材23に代えて、透光性を有する透明電極(例えば、ITO)90を備える点が、本実施形態と異なる。その他の構成は、図1の第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。
図14(a)に示すカラーフィルタ20Xは、本実施形態と同一幅のBM層25を備えている。そのため、着色層26Gに対応する発光層11から出射された光のうち、発光層11の法線方向から60°の角度の方向に進む光L1,L2は、透明電極90及び着色層26Rを透過して、観察者側に到達する。図示は省略するが、同様に、透明電極90及び着色層26Bを透過して、観察者側に到達する光も存在する。
図15は、着色層26Gに対応する発光層11を発光させた場合に図14(a)の有機EL表示装置100Xを観察者側から観察した拡大図である。図15は、図6に対応する。着色層26Gに隣り合う着色層26R,26Bにも光が入射するため、図15に示すように、観察者側から緑色部分Gに加え赤色部分Rと青色部分Bが観察される。即ち、混色が発生する。緑色部分G、赤色部分Rおよび青色部分B以外は、黒色部分BLとして観察される。
さらに、有機EL表示装置100Xを表示面の法線方向からある角度で観察すると、ある単位画素の発光層11から出射される光によって隣の単位画素の色が強く観察され、画質が低下する。即ち、視野角特性が悪化する。
図14(b)に示すように、BM層25の幅を図14(a)より広くすれば、着色層26Gに対応する発光層11から出射された光のうち、発光層11の法線方向から60°の角度の方向に進む光L1,L2は、透明電極90及び着色層26Rを透過するが、幅広のBM層25で遮光される。従って、光L1,L2は、観察者側に到達せず、混色は発生しない。しかし、BM層25の幅を本実施形態の幅の数倍に広くする必要があるため、画素開口率が悪化する。
前述したように、本実施形態によれば、このような問題を生じる恐れが無い。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、各第1電極31は直線状に設けられているが、これに限らない。
図7は、第1の実施形態の変形例に係るカラーフィルタ20を有機EL発光部10側から見ると共に、第2電極50を取り除いた場合を示す平面図である。図7に示すように、導電性部材23を構成する各第1電極31aは、格子状に設けられている。つまり、透明基板21の法線方向から見て、各第1電極31aは、BM層25の格子形状に重なるようになっている。
第1の実施形態と同様に、複数のダミー電極32は、第2方向(例えば、図7のy方向)に隣り合う2つの第1電極31a,31a間において、第1電極31aに接しないように、第2方向に延びる。その他の構成は、第1の実施形態と同一であるため、図示及び説明を省略する。
各第1電極31aは、第1の実施形態より第2方向に広い幅の領域に設けられている。そのため、第1の実施形態と異なり、複数の第1電極31は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されていなくても、外部導体の接触位置または近接位置を効率的に算出できる。
このカラーフィルタ20も、平面視でBM層25に対応する位置を第2方向に直線状に延びる複数の第2電極50を有する。従って、このカラーフィルタ20を有機EL発光部10側から見た場合の平面図は、図3の平面図と同じである。複数の第2電極50は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されている。
この変形例によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1電極と第2電極が同一の層に形成されている点が第1の実施形態と異なる。
図8は、第2の実施形態に係るカラーフィルタ20を有機EL発光部10側から見た場合を示す平面図である。図9は、図8のカラーフィルタ20をD−D方向から見た場合を示す断面図である。図8のカラーフィルタ20をB−B方向から見た場合を示す断面図は、図1と同じである。
図8,9に示すように、導電性部材23は、第1方向(例えば、図8のx方向)に延びる複数の第1電極31と、第1方向に直交する第2方向(例えば、図8のy方向)に隣り合う2つの第1電極31,31間において、第1電極31に接しないように、第2方向に延びる複数の第2電極33と、第2方向に隣り合う2つの第2電極33,33を、第1電極31を跨いで電気的に接続するブリッジ部34と、を有する。また、第1電極31とブリッジ部34との間に絶縁層41が介在されている。透明基板21の法線方向から見て、第1電極31と第2電極33とブリッジ部34は、BM層25に重なっている。その他の構成は、図1等の第1の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、第1電極31と第2電極33は、保護層24の同一面に設けられている。
図8のカラーフィルタ20から絶縁層41とブリッジ部34を取り除いた場合、第1の実施形態の図4と同一の平面図となる。
図示は省略するが、第1の実施形態と同様に、複数の第1電極31は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されている。そして、電気的に接続された所定数の第1電極31毎に、信号が外部に取り出される。
また、複数の第2電極33は、所定数ずつ、端部において電気的に接続されている。そして、電気的に接続された所定数の第2電極33毎に、信号が外部に取り出される。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、導電性部材23がダイヤ形状の電極を有している点が第2の実施形態と異なる。
図10は、第3の実施形態に係るカラーフィルタ20を有機EL発光部10側から見た場合を示す平面図である。図10に示すように、導電性部材23は、第1方向(例えば、図10のx方向)に延びる複数の第1パターン61と、第1方向に直交する第2方向(例えば、図10のy方向)に延び、第1パターン61と交差する複数の第2パターン62と、第1パターン61と第2パターン62とが設けられていない領域に設けられた第3パターン63と、を有する。その他の構成は、第2の実施形態と同一であるため、図示及び説明を省略する。
第1パターン61は、第1方向に並べられた格子状の複数の第1電極61aと、第1方向に隣り合う2つの第1電極61a,61aを電気的に接続する接続部61bと、を含む。
第2パターン62は、第2方向に並べられた格子状の複数の第2電極62aと、第2方向に隣り合う2つの第2電極62a,62aを、接続部61bを跨いで電気的に接続するブリッジ部62bと、を含む。
接続部61bとブリッジ部62bとの間に絶縁層41が介在されている。接続部61b、ブリッジ部62bおよび絶縁層41が設けられた部分の第2方向に沿った断面構造は、図9と同じである。
透明基板21の法線方向から見て、第1電極61aと、接続部61bと、第2電極62aと、ブリッジ部62bと、第3パターン63は、BM層25に重なっている。
本実施形態では、第1電極61aと第2電極62aの外形は、図10に破線で示すようにダイヤ形(正方形)であるが、これに限られない。
なお、ダイヤ形の対角線の長さは、例えば、数mmであり、前述のように各着色層26R,26G,26B,26Wの一辺の長さは、例えば、数μmである。しかし、図10では、構成を明確化するためにダイヤ形を縮小して示している。
このように、本実施形態によれば、外部導体による影響を受け易いサイズのダイヤ形の第1電極61aと第2電極62aを設けているため、外部導体の接触位置または近接位置を効率的に算出できる。
また、ダイヤ形の第1電極61aと第2電極62aは格子状になっているため、各着色層を透過する光に影響を及ぼすことはない。即ち、エネルギー効率に影響を及ぼすことはない。また、第1の実施形態と同様の効果も得られる。
これに対して、ダイヤ形の第1及び第2電極を透明電極で形成している比較例のカラーフィルタでは、有機EL発光部から出射して各着色層に向かう光の一部は、透明電極からなる第1及び第2電極を透過できず、エネルギー効率が悪くなる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、保護層24が設けられる位置が第1の実施形態と異なる。
図11は、第4の実施形態に係る有機EL表示装置100を示す断面図である。図11は、第1の実施形態の図1に対応する断面図である。図11に示すように、カラーフィルタ20は、着色構成層22と導電性部材23とを覆う保護層24を備える。導電性部材23は、着色構成層22に接するように設けられている。その他の構成は、図1等の第1の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
このような構成によれば、第1の実施形態と比較して、有機EL発光部10と導電性部材23との間の距離が長くなる。しかし、光L1〜L3は、導電性部材23で遮光されるので、第1の実施形態と同様に着色層26Rに達することはない。従って、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態によれば、カラーフィルタ20の有機EL発光部10側の面は、保護層24により平坦に構成されているので、光学弾性樹脂層30をなす材料を用いてカラーフィルタ20と有機EL発光部10を貼り合せる際に、第1の実施形態よりも光学弾性樹脂層30に気泡を入り難くできる。従って、有機EL表示装置100の視認性及び耐衝撃性を向上できる。
(第5の実施形態)
本実施形態は、追加導電性部材70を備える点が、第1の実施形態と異なる。
図12(a)は、第1の実施形態に係る有機EL表示装置100の導電性部材23による反射光を説明するための断面図であり、図12(b)は、第5の実施形態に係る有機EL表示装置100を示す断面図である。
図12(a)に示すように、また前述したように、第1の実施形態の有機EL表示装置100においては、発光層11の法線方向から例えば60°の角度の方向に進む光L1,L2は、導電性部材23に向かう。ここで、導電性部材23の反射率が高い場合、光L1,L2は導電性部材23で反射され、着色層26Rに対応する発光していない発光層11及び未発光層12に、ある程度の強度で入射する。これにより、有機EL発光部10が誤動作する恐れがある。
そこで、この問題を解決するため、本実施形態では以下の構成を採用している。
即ち、図12(b)に示すように、本実施形態のカラーフィルタ20は、導電性部材23の透明基板21と反対側に設けられた、導電性部材23の反射率より低い反射率の追加導電性部材70を備える。追加導電性部材70は、例えば、カーボン樹脂から構成されている。その他の構成は、図1等の第1の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
これにより、発光層11の法線方向から例えば60°の角度の方向に進み追加導電性部材70に向かう光L1,L2は、追加導電性部材70で反射され難いので、着色層26Rに対応する発光していない発光層11及び未発光層12に入射し難くなる。これにより、有機EL発光部10の誤動作を防止できる。
追加導電性部材70が導電性を有することにより、本実施形態を第2(又は第3)の実施形態に適用した場合において、追加導電性部材70が設けられた隣り合う2つの第2電極33,33(又は第2電極62a,62a)をブリッジ部34(又はブリッジ部62b)で電気的に接続することができる。つまり、ブリッジ部34(又はブリッジ部62b)は、隣り合う2つの第2電極33,33(又は第2電極62a,62a)を、追加導電性部材70を介して電気的に接続するようになる。
導電性部材23及び追加導電性部材70は、次に説明する製造方法により形成できる。まず、導電性部材23の材料である金属を、透明基板21と着色構成層22に積層された保護層24の全面に成膜し、次に、追加導電性部材70の材料であるカーボン樹脂を、フォトリソグラフィー法により導電性部材23が形成されるべき領域に形成し、次に、このカーボン樹脂をマスクとして、成膜された金属をパターニングすればよい。このような製造方法によれば、第1の実施形態から製造工程数を増やすことなく、本実施形態のカラーフィルタ20を製造できる。
また、第1の実施形態と同様の効果も得られる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、光吸収層80を備える点が、第1の実施形態と異なる。光吸収層としては、具体的には、樹脂中に色材としてカーボンブラックを分散して含有しているものが挙げられるが、これに限定はされない。
有機EL発光部10の陽極または陰極(図示せず)は、一般に金属電極からなっている。このため、有機EL発光部10を備えた有機EL表示装置100においては、外光が陽極または陰極によって反射されることに起因して、コントラストが低下する問題や映り込みが生じる問題がある。
そこで、この問題を解決するため、本実施形態では以下の構成を採用している。
図13は、第6の実施形態に係る有機EL表示装置100を示す断面図である。図13に示すように、カラーフィルタ20において、透明基板21と着色構成層22との間に、入射した光の一部を吸収する光吸収層(グレー層)80が介在されている。その他の構成は、図1等の第1の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
これにより、カラーフィルタ20に入射した外光L20と、外光L20が有機EL発光部10の陽極または陰極(図示せず)によって反射された反射光との一部は、光吸収層80で吸収されるため、観察者側で観察される反射光の光量が減少する。従って、コントラストの低下や映り込みの発生を抑制することができる。
また、第1の実施形態と同様の効果も得られる。
(他の変形例)
以上の各実施形態及び変形例では、例えば図1に示すように、隣り合う2つの着色層はBM層25を覆って互いに接している一例について説明したが、隣り合う2つの着色層は互いに接していなくてもよい。この場合、第1の実施形態では、隣り合う2つの着色層の間にも、保護層24が設けられればよい。また、第4の実施形態では、隣り合う2つの着色層の間にも、導電性部材23が設けられればよい。
また、以上の各実施形態及び変形例において、カラーフィルタ20は、保護層24を備えなくてもよい。
また、第4の実施形態を、第1の実施形態の変形例、第2及び第3の実施形態に組み合わせても良い。
また、第5の実施形態を、第1の実施形態の変形例、第2から第4の実施形態に組み合わせても良い。
また、第6の実施形態を、第1の実施形態の変形例、第2から第5の実施形態に組み合わせても良い。
さらに、以上の各実施形態及び変形例において、カラーフィルタ20は、BM層25を備えなくてもよい。即ち、カラーフィルタ20は、透明基板と、透明基板上に設けられた複数の着色層と、からなる着色構成層と、着色構成層の着色層側に設けられた、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する遮光性の導電性部材と、を備えてもよい。この場合、導電性部材は、平面視で着色層間の境界に配置されていればよい。このような構成では、遮光性の導電性部材が、BM層25の遮光機能も併せ持つ。BM層25を備えない場合にも、隣り合う2つの着色層は、互いに接していても、接していなくてもよい。
さらに、以上の各実施形態及び変形例では、カラーフィルタ20を用いて有機EL表示装置100を構成する一例について説明したが、カラーフィルタ20を用いて液晶表示装置を構成してもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 有機EL発光部
20 カラーフィルタ
21 透明基板
22 着色構成層
23 導電性部材
24 保護層
25 ブラックマトリクス層(BM層)
26R,26G,26B,26W 着色層
30 光学弾性樹脂層
31,31a 第1電極
32 ダミー電極
33 第2電極
34 ブリッジ部
40,41 絶縁層
50 第2電極
61 第1パターン
61a 第1電極
61b 接続部
62 第2パターン
62a 第2電極
62b ブリッジ部
63 第3パターン
70 追加導電性部材
80 光吸収層
100 有機EL表示装置

Claims (12)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に設けられ、複数の開口を形成する画素区画用のブラックマトリクス層と、前記ブラックマトリクス層の前記複数の開口内に形成された複数の着色層と、からなる着色構成層と、
    前記着色構成層の前記透明基板と反対側に設けられた、タッチパネルセンサの検出パターンとして機能する遮光性の導電性部材と、を備え、
    前記導電性部材は、平面視で前記ブラックマトリクス層に対応する位置に配置されていることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記導電性部材は、金、銀、銅、アルミニウム、及び、クロムの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 前記着色構成層と前記導電性部材との間に保護層が介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  4. 前記着色構成層と前記導電性部材とを覆う保護層を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  5. 前記導電性部材は、
    第1方向に延びる複数の第1電極と、
    隣り合う2つの第1電極間において、前記第1電極に接しないように、第1方向に直交する第2方向に延びる複数のダミー電極と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のカラーフィルタ。
  6. 前記各第1電極は、格子状に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のカラーフィルタ。
  7. 前記第1電極と前記ダミー電極とを覆う絶縁層を備え、
    前記導電性部材は、前記絶縁層の前記透明基板と反対側に設けられ、第2方向に延びる複数の第2電極を有することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のカラーフィルタ。
  8. 前記導電性部材は、
    第1方向に延びる複数の第1電極と、
    隣り合う2つの第1電極間において、前記第1電極に接しないように、第1方向に直交する第2方向に延びる複数の第2電極と、
    隣り合う2つの第2電極を、前記第1電極を跨いで接続するブリッジ部と、を有し、
    前記第1電極と前記ブリッジ部との間に絶縁層が介在されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のカラーフィルタ。
  9. 前記導電性部材は、
    第1方向に延びる複数の第1パターンと、
    第1方向に直交する第2方向に延び、前記第1パターンと交差する複数の第2パターンと、
    前記第1パターンと第2パターンとが設けられていない領域に設けられた第3パターンと、を有し、
    第1パターンは、
    第1方向に並べられた格子状の複数の第1電極と、
    隣り合う2つの第1電極を接続する接続部と、を含み、
    第2パターンは、
    第2方向に並べられた格子状の複数の第2電極と、
    隣り合う2つの第2電極を、前記接続部を跨いで接続するブリッジ部と、を含み、
    前記接続部と前記ブリッジ部との間に絶縁層が介在されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のカラーフィルタ。
  10. 前記導電性部材の前記透明基板と反対側に設けられた、前記導電性部材の反射率より低い反射率の追加導電性部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載のカラーフィルタ。
  11. 前記透明基板と前記着色構成層との間に、入射した光の一部を吸収する光吸収層が介在されていることを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載のカラーフィルタ。
  12. 観察者側に向けて光を出射する白色光源タイプの有機EL発光部と、
    前記有機EL発光部の観察者側に配置された、請求項1から請求項11の何れかに記載のカラーフィルタと、
    を備えることを特徴とするタッチパネル機能付き有機EL表示装置。
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