JP6267398B2 - サービス設計支援システムおよびサービス設計支援方法 - Google Patents
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Description
本発明は、サービス設計支援システムおよびサービス設計支援方法に関する。
企業におけるサービスや商品の設計、開発など様々な業務に際し、当該企業で過去行われた各業務の情報をナレッジとして全社的に共有し有効活用する、いわゆるナレッジマネジメント技術が提案されている。そうした技術と関連するものとして、以下の技術が提案されている。
すなわち、サービスを記述するための手法として、サービスと顧客価値の関係を表現するサービス・バリュー・マップを構築するために、サービスの構成要素を階層化して記述すると共に、それらの依存関係を記述する手法(特許文献1参照)などが提案されている。
また、比較対象のサービスに対して類似関係にある類似サービスを発見することを目的として、1以上のサービス部品から構成される複数のサービスを蓄積するサービス蓄積部を参照して、比較対象のサービスを構成するサービス部品と比較相手のサービスを構成するサービス部品との間のサービス部品類似度を計算するサービス部品類似度計算部と、前記計算されたサービス部品類似度に基づいて、前記比較対象のサービスと比較相手のサービスとの間のサービス類似度を計算するサービス類似度計算部と、を備える類似サービス検索システム(特許文献2参照)なども提案されている。
一方、各企業が置かれたグローバル市場においては、製品事業のコモディティ化が急速に進み、製品事業よりも製品価値を最大限に引き出すためのサービス事業が注目され始めている。特に、複数の事業分野において競争力の強い製品、技術を有している大手企業では、それら製品、技術を活用して顧客企業の業務課題を解決するサービスを顧客と共に実現する顧客協創型のサービス設計が重要となっている。
こうした顧客協創型のサービス設計では、顧客企業と共に目指すべきサービス像を理解、共有するための協創活動の支援が必要となる。例えば、顧客企業の業務とその課題を記述して、顧客が求める価値を明確化すると共に、課題の解決につながる製品、技術を整理し、それらを活用した新しいサービスを顧客と協力して設計することが求められる。そこでは、顧客協創型のサービス構造を的確に記述すると共に、新サービスの中核となるサービスアイデアを過去のサービス事例などを活用して効率的に創出することが課題となる。
他方、従来技術において、サービスと顧客価値との各関係をオブジェクト等によって適宜に表現する手法や、サービス間の類似度を定義、算出することで類似サービスを検索する手法については提案されている。しかしながら、設計対象のサービスにおける顧客課題を踏まえつつ、好適なサービスとそれを構成する製品、技術を、業種や組織を横断した幅広いナレッジ中から適切に選択して、これを新サービス設計に用いるといった状況には対応出来ていない。
そこで本発明の目的は、業務課題の解決に有効なサービスとそれを構成する製品、技術を多面的かつ認識容易に提示し、効率的で的確なサービス設計を支援可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のサービス設計支援システムは、業務課題の解決に向けて価値を提供するサービスの定義用オブジェクトと、前記オブジェクトの配置先となる設計画面の各データを保持する記憶装置と、入力装置で受けた所定要求に応じ、新たな設計対象となるサービスに関して、該当業務、前記業務における課題、前記課題の解決により得られる価値、前記価値を提供するサービス、および前記サービスに要する機器又は技術、の各オブジェクトを、前記設計画面の各対応エリアに配置し、前記各オブジェクトの名称および属性と、各オブジェクト間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、前記各対応エリアに配置した各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を実行する演算装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明のサービス設計支援方法は、業務課題の解決に向けて価値を提供するサービスの定義用オブジェクトと、前記オブジェクトの配置先となる設計画面の各データを保持する記憶装置を備えたコンピュータシステムが、入力装置で受けた所定要求に応じ、新たな設計対象となるサービスに関して、該当業務、前記業務における課題、前記課題の解決により得られる価値、前記価値を提供するサービス、および前記サービスに要する機器又は技術、の各オブジェクトを、前記設計画面の各対応エリアに配置し、前記各オブジェクトの名称および属性と、各オブジェクト間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、前記各対応エリアに配置した各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納することを特徴とする。
本発明によれば、業務課題の解決に有効なサービスとそれを構成する製品、技術を多面的かつ認識容易に提示し、効率的で的確なサービス設計を支援可能となる。
===実施形態の概要===
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態のサービス設計支援システム1を含むネットワーク構成例を示す図である。図1に示すサービス設計支援システム1は、業務課題の解決に有効なサービスとそれを構成する製品、技術を多面的かつ認識容易に提示し、効率的で的確なサービス設計を支援可能とするコンピュータシステムである。
本実施形態では、こうしたサービス設計支援システム1の最小構成として、サービスレコメンドシステム100およびサービス事例格納システム200を構成する。勿論、サービス事例格納システム200の保持するデータ類をサービスレコメンドシステム100が備える場合、サービスレコメンドシステム100が単体でサービス設計支援システム1を構成するとしてもよい。
こうしたサービス設計支援システム1を成すサービスレコメンドシステム100およびサービス事例格納システム200は、ネットワーク400に接続されて互いにデータ通信可能である。またこのうちサービスレコメンドシステム100は、このネットワーク400を介してサービス設計業務を行う担当者(以下、設計者)が操作する設計者端末300とデータ通信可能となっている。なお、設計者端末300およびサービス事例格納システム200はそれぞれ複数がネットワーク400に接続されているとしてもよい。またネットワーク400は、LAN、インターネット、他の任意の有線または無線を使ったネットワークとすることができる。
なお、本実施形態では、或る企業の設計者が、顧客の業務課題を解決するサービスを、当該企業やその関連企業等が既に保有している製品・技術(のナレッジ)を活用して設計する際に、類似する業務課題を解決する類似サービスの過去事例と、この類似サービスと同時に提供する事でサービスの収益性や有効性を更に高められる関連サービスの過去事例とをサービス設計支援システム1が上述の設計者に提供する支援形態を特に想定する。
===ハードウェア構成===
===ハードウェア構成===
次に、本実施形態のサービス設計支援システム1を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。図2は本実施形態のサービスレコメンドシステム100のハードウェア構成例を示す図である。ここで例示するサービスレコメンドシステム100は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成された記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、メモリ103にプログラム102をロードして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なう演算装置104、ネットワーク400と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105を備える。
上述のように、サービスレコメンドシステム100は、プログラム102を実行することで、必要な機能として、類似サービス事例送信部110、サービス類似度算出部111、関連サービス事例送信部112、サービス関連度算出部113を実装する。このようにプログラムの実行で機能が実装される構成については、他の装置についても同様である。
なお、本実施形態のサービスレコメンドシステム100は、上述の構成の他に、上述のプログラム102を格納した例えばフレキシブルディスク、半導体メモリ、磁気テープ等の記録媒体に対する読み取り動作を実行して、メモリ103への格納処理を実行する記録媒体読取装置や、設計者からの入力動作を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置を備えるとしてもよい。
次に本実施形態のサービス事例格納システム200のハードウェア構成例について説明する。図3は本実施形態におけるサービス事例格納システム200のハードウェア構成例を示す図である。このサービス事例格納システム200は、上述のように設計者端末300から送信されるサービス設計に関する各種データを格納、蓄積する一方で、サービスレコメンドシステム100からのリクエストに応じて適宜に該当情報を提供するサーバ装置である。換言するとサービス設計支援システム1におけるDBサーバとなる。
本実施形態におけるサービス事例格納システム200は、上述のサービスレコメンドシステム100と同様に、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成され、各種テーブル225〜232を少なくとも保持する記憶装置201、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ203、メモリ203にプログラム202をロードして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なう演算装置204、ネットワーク400と接続し他装置との通信処理を担う通信装置205を備える。
なお、上述の記憶装置201にて保持する各種テーブル225〜232の詳細については後述する。
続いて本実施形態の設計者端末300のハードウェア構成例について説明する。図4は本実施形態における設計者端末300のハードウェア構成例を示す図である。この設計者端末300は、一般的なコンピュータ端末であって、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成された記憶装置301、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ303、メモリ303にプログラム302をロードして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なう演算装置304、設計者からの入力動作を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置305、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置306、ネットワーク400と接続しサービスレコメンドシステム100との通信処理を担う通信装置307を備える。
この設計者端末300は、プログラム302を実行することで、必要な機能として、サービス記述情報受付部310、サービス記述情報送信部311、およびサービス検索結果表示部312を実装する。
===機能例===
===機能例===
続いて上述のサービスレコメンドシステム100およびサービス事例格納システム200の備える機能について説明する。なおサービスレコメンドシステム100およびサービス事例格納システム200とデータ授受を行う設計者端末300の機能についても必要に応じて説明するものとする。
本実施形態のサービス事例格納システム200は、設計者端末300から受けた所定要求に応じ、新たな設計対象となるサービスに関して、該当業務、この業務における課題、この課題の解決により得られる価値、この価値を提供するサービス、このサービスに要する機器又は技術、の各オブジェクトをオブジェクトテーブル231から読み出し、これを設計画面データ232の各対応エリアに配置し、この設計画面のデータを設計者端末300に送信して表示させると共に、設計画面で表示中の各オブジェクトの名称および属性と、各オブジェクト間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを上述の設計者端末300から受け付け、各対応エリアに配置した各オブジェクトの間をリンクオブジェクトで結んだ画面データを設計者端末300に返して表示させ、また、該当各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を、記憶装置301に格納する機能を備える。
また、サービスレコメンドシステム100は、上述の設計画面にて配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、サービス事例格納システム200が保持する顧客課題情報テーブル226において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を顧客業務情報テーブル225から抽出し、当該特性情報に関して、今次の設計対象に関する該当課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、この類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを、サービス事例格納システム200におけるサービス情報テーブル230から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、上述の今次の設計対象に関する該当サービスのオブジェクトとして選択可能に上述の設計画面における対応エリアに配置し、この画面データを設計者端末300に送信して表示させる機能を備える。
また、サービス事例格納システム200は、上述した設計画面に配置した類似サービスのオブジェクトに対する、今次の設計対象の該当サービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を、設計者端末300から受けた場合、上述の類似サービスのオブジェクトを上述の表示エリアに移動させて配置し、この画面データを設計者端末300に送信して表示させると共に、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを設計者端末300から受け付け、該当各オブジェクトの間をリンクオブジェクトで結んで設計者端末300に表示させ、各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を、記憶装置301に格納する機能を備える。
また、サービス事例格納システム200は、上述の各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性と共に、上述の類似サービスと今次の設計対象の該当サービスとの間の類似関係の情報も、記憶装置301に格納する機能を備える。この場合、サービスレコメンドシステム100は、上述の表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを、サービス事例格納システム200のサービス情報テーブル230から特定し、ここで特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、今次の設計対象に関する該当サービスのオブジェクトとして選択可能に、設計画面における対応エリアに配置し、この画面データを設計者端末300に送信して表示させる機能を備える。
また、サービス事例格納システム200は、上述の関連サービスのオブジェクトに対する、今次の設計対象の該当サービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を設計者端末300から受けた場合、該当関連サービスのオブジェクトを表示エリアに配置し、この画面データを設計者端末300に送信して表示させると共に、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを設計者端末300から受け付け、該当各オブジェクトの間をリンクオブジェクトで結んだ画面データを設計者端末300に送信して表示させ、また、各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を、記憶装置301に格納する機能を備える。
なお、上述した各機能のうち、設計者端末300からの所定入力に応じ、サービス事例格納システム200の顧客業務情報テーブル225、顧客課題情報テーブル226、サービス情報テーブル230等に基づいて、サービスの類似度を特定する機能は、サービスレコメンドシステム100におけるサービス類似度算出部111の機能となる。また、このサービス類似度算出部111が特定した類似度に基づく類似サービスの特定と、これに伴うオブジェクトの表示や各情報の取得、格納といった一連の機能は、同じくサービスレコメンドシステム100における類似サービス事例送信部110の機能となる。
また、サービス事例格納システム200のサービス情報テーブル230に基づいて、サービス間での共起性を特定する機能は、サービスレコメンドシステム100におけるサービス関連度算出部113の機能となる。また、この共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、今次の設計対象に関する該当サービスのオブジェクトとして選択可能に、設計画面における対応エリアに配置し、この画面データを設計者端末30に送信するといった一連の機能は、関連サービス事例送信部112の機能となる。
一方、設計者端末300は、サービス記述情報受付部310、サービス記述情報送信部311、およびサービス検索結果表示部312の各機能を備える。このうちサービス記述情報受付部310は、今次の設計対象のサービスに関して、該当顧客の業務、課題、価値および製品・技術、製品業務、サービスの各オブジェクトに関する記述、すなわちサービス記述情報の入力を、入力装置305を介して設計者から受け付ける機能となる。
また、サービス記述情報送受信部311は、入力装置305で得た上述のサービス記述情報を、サービスレコメンドシステム100とサービス事例格納システム200に送信し、サービスレコメンドシステム100から類似および関連の各サービス事例の検索結果を受信する機能となる。また、サービス検索結果表示部312は、サービスレコメンドシステム100から得た、上述の類似および関連の各サービス事例の検索結果を、出力装置306で表示する機能となる。
===データ構成例===
===データ構成例===
続いて、本実施形態のサービス設計支援システム1におけるサービス事例格納システム200が保持するデータについて説明する。図5は本実施形態における顧客業務情報テーブル225の例を示す図である。この顧客業務情報テーブル225は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図5で例示する顧客業務情報テーブル225は、過去に行われた顧客業務を一意に特定する業務IDをキーに、その業務名称、業務分類、業種、および業務特性の各値を格納したレコードの集合体となっている。本実施形態では、業務特性として、該当業務に関する信頼性、安全性、設備コスト、および故障リスクの各属性について値を持つ例を示している。
図6は本実施形態における顧客課題情報テーブル226の例を示す図である。この顧客課題情報テーブル226は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図6で例示する顧客課題情報テーブル226は、過去に行われた顧客業務にて認識された課題を一意に特定する課題IDをキーに、その課題名称、プロパティ情報(課題分類、認識された業種)、および関連リンク情報の各値を格納したレコードの集合体となっている。このうち関連リンク情報は、図5で示した顧客業務情報テーブル225における業務IDと共通するIDであって、課題が認識された(発生した)業務を対応付けるための値となる。
図7は本実施形態における顧客価値情報テーブル227の例を示す図である。この顧客価値情報テーブル227は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図7で例示する顧客価値情報テーブル227は、過去に行われた顧客業務にて認識された課題を解決することで得る価値を一意に特定する価値IDをキーに、その価値名称、プロパティ情報(価値分類)、および関連リンク情報の各値を格納したレコードの集合体となっている。このうち関連リンク情報は、図6で示した顧客課題情報テーブル226における課題IDと共通するIDであって、該当価値と対応する課題を対応付けるための値となる。
図8は本実施形態における製品・技術情報テーブル228の例を示す図である。この製品・技術情報テーブル228は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図8で例示する製品・技術情報テーブル228は、過去設計されたサービスにて採用された製品・技術を一意に特定する製品・技術IDをキーに、その製品・技術名称、プロパティ情報(製品・技術分類、採用された業種)、および関連リンク情報(サービスID、業務ID)の各値を格納したレコードの集合体となっている。このうち関連リンク情報における業務IDは、図5、7の各テーブル225、226における業務IDと共通するIDであり、また、サービスIDは、詳細を後述するサービス情報テーブル230におけるサービスIDと共通するIDである。この関連リンク情報たるサービスIDは、該当製品・技術を採用したサービスを対応付けるための値となり、業務IDはそのサービスが課題解決に用いられた課題を対応付けるための値となる。
図9は本実施形態における製品業務情報テーブル229の例を示す図である。この製品業務情報テーブル229は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図9で例示する製品業務情報テーブル229は、製品や技術に付随する業務を一意に特定する製品業務IDをキーに、その製品業務名称、プロパティ情報(製品業務分類、実行された業種)、および関連リンク情報の各値を格納したレコードの集合体となっている。このうち関連リンク情報における製品・技術IDは、図8の製品・技術情報テーブル228における製品・技術IDと共通するIDであり、該当製品業務が付随する製品・技術を対応付けるための値となる。
図10は本実施形態におけるサービス情報テーブル230の例を示す図である。このサービス情報テーブル230は、サービス事例格納システム200が保持するテーブルである。図10で例示するサービス情報テーブル230は、過去に設計されたサービスを一意に特定するサービスIDをキーに、そのサービス名称、プロパティ情報(サービス分類、設計対象となった業種)、類似サービスID、および関連リンク情報(業務ID、製品・技術ID)の各値を格納したレコードの集合体となっている。このうち類似サービスIDは、上述のサービスIDが示す該当サービスの元になった類似のサービスを特定するためのIDである。本実施形態のサービス設計支援手法では、サービス設計に際して今次の設計対象のサービスに転用出来ると推定される類似サービス(過去の事例中のサービス)を設計者に提案する処理が行われるが、設計者がその類似サービスを今次の設計対象のサービスとして採用した場合、当該サービス情報テーブル230にて新たなサービスIDを持ったレコードが追加され、上述の転用元の類似サービスのIDが類似サービスIDの欄に設定される運用がなされる(この処理については後述する)。また、関連リンク情報における業務IDは、該当サービスの設計対象のサービスを示す値であり、また製品・技術IDは、該当サービスに採用された製品・技術を示す値となる。
図11に、本実施形態におけるオブジェクトテーブル231の例を示す。このオブジェクトテーブル231は、サービス事例格納システム200が設計者端末300に対して提供する設計画面にて表示させる各種オブジェクトのデータを格納したテーブルである。そのデータ構造は、業務、課題、価値、サービス、製品業務、製品・技術、およびリンクといった各オブジェクト種類に対して、該当オブジェクトの描画データを対応付けたレコードの集合体である。
なお、サービス事例格納システム200が記憶装置201で保持する設計画面データ232については図示しないが、図15〜17に例示する画面例のように、オブジェクトテーブル231の各オブジェクトデータに対応したオブジェクト1011〜1017をテンプレート群1010として表示するテンプレートフレーム1001、そのテンプレート群1010から設計者が所望のオブジェクトをドラッグして配置動作を行う表示エリアたるサービス構造フレーム1002、および、類似サービスや関連サービスの情報やオブジェクトを表示する表示エリアたるサービス事例フレーム1003、といったフレーム構成に対応した画面データを想定できる。
===処理フローの例===
===処理フローの例===
以下、本実施形態におけるサービス設計支援方法の実際手順について図に基づき説明する。図12は、本実施形態におけるサービス設計支援方法の処理手順例1を示すフロー図であり、具体的には、サービスの設計対象となる顧客の業務、課題、価値と、製品・技術、製品業務、サービスの記述情報を設計者端末300から受け付けて、類似する業務課題を解決する類似サービス事例を検索すると共に、新サービスの価値を高めるための関連サービス事例を検索し、その検索結果を設計者端末300に通知する処理フローを示している。
この図12にて示す処理は、サービスレコメンドシステム100、サービス事例格納システム200、および設計者端末300の夫々において、各演算装置がプログラムを実行することにより実現される。また、図12のフローにおける、処理S101〜処理S111は設計者端末300で実行される処理、処理S201〜処理S204はサービスレコメンドシステム100で実行される処理、処理S301〜処理S307はサービス事例格納システム200で実行される処理を夫々示している。
===業務課題定義の処理===
===業務課題定義の処理===
上述のフローのうち、まずは設計者端末300から、顧客の業務、課題、価値に関する業務課題情報の定義を受け付ける際の処理について説明する。ここで、サービス事例格納システム200から設計者端末300に提供された画面であって、設計者が業務課題を定義する際に利用する設計画面1500のイメージを図15に示す。この設計画面1500は、既に述べたように、オブジェクトテーブル231の各オブジェクトデータに対応したオブジェクト1011〜1017をテンプレート群1010として表示するテンプレートフレーム1001、そのテンプレート群1010から設計者が所望のオブジェクトをドラッグして配置動作を行う表示エリアたるサービス構造フレーム1002、および、類似サービスや関連サービスの情報やオブジェクトを表示する表示エリアたるサービス事例フレーム1003、といった各フレームを備えた構成となっている。
設計者端末300は、入力装置305で設計者から受けた所定指示に応じて、業務課題定義処理の要求をサービス事例格納システム200に送信し、これに応じてサービス事例格納システム200から上述の設計画面1500のデータを得て出力装置306に表示させ、設計者による業務課題情報の入力を受け付ける。この設計者端末300は、設計画面1500で設計者から受けた入力の内容をサービス事例格納システム200に送信することとなる(S101)。
このS101において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、テンプレートフレーム1001のテンプレート群1010のうち業務オブジェクト1013に対する、サービス構造フレーム1002の業務エリア1023に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、業務オブジェクト10231として設計画面1500の業務エリア1023に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述の業務オブジェクト10231に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、業務オブジェクト10231のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による業務名称の入力動作を受け付け、更には、プロパティ情報入力画面1004を出力装置306に表示する。プロパティ情報入力画面1004は、業務オブジェクト10231に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。こうした画面データの取得および表示の各動作に関しては、設計画面についても同様である。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面1004において、該当業務オブジェクト10231について、そのプロパティ情報である業務分類、業種および業務特性の各情報を所定のインターフェイス1041〜1043より入力する。図15の設計画面1500にて例示するように、設計者が業務オブジェクトに関して記述する業務特性としては、該当業務に求められる要件である「信頼性」や「安全性」などの各種の特性項目が存在する。設計者はそれらの特性項目に応じた要件の度合いを「大」、「中」、「小」などの離散値、または数値で定義することとなる。
この場合、設計者端末300は、このプロパティ情報の入力動作を入力装置305で受け、登録ボタン1043の押下に伴って、該当プロパティ情報と業務名称をサービス事例格納システム200に送信する。
一方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、業務名称、業務分類、業種、および業務特性を受信し、これらに対して業務IDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードを顧客業務情報テーブル225に格納する(S301)。採番する業務IDとしては、例えば、該当オブジェクトを識別するID情報として、該当業務に関して設計するサービスを示すサービス事例番号「001」と、該当オブジェクトの番号「B001」とを組み合わせて、業務ID「001−B001」のように定義する。すなわち、サービス事例番号「001」が同じである2つの業務ID、「001−B001」と「001−B002」は、1つのサービスについて定義された業務オブジェクトを示すIDを意味している。
続いてS102において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、テンプレートフレーム1001のテンプレート群1010のうち課題オブジェクト1012に対する、サービス構造フレーム1002の課題エリア1022に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、課題オブジェクト10221として設計画面1500の課題エリア1022に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述の課題オブジェクト10221に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、課題オブジェクト10221のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による課題業務名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様の課題のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、課題オブジェクト10221に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当課題オブジェクト10221について、そのプロパティ情報である課題分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述の課題オブジェクト10221と依存関係を持つ業務オブジェクト10231との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171で課題オブジェクト10221と連結された業務オブジェクトの情報は、該当課題オブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。
一方、設計者端末300は、上述の課題オブジェクト10221に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、課題名称、課題分類、業種、および関連リンク情報の各値をサービス事例格納システム200に送信する。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、課題名称、課題分類、業種、および関連リンク情報の各値を受信し、これらに対して課題IDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードを顧客課題情報テーブル226に格納する(S302)。採番する課題IDとしては、例えば、該当オブジェクトを識別するID情報として、該当課題に関して設計するサービスを示すサービス事例番号「001」と、該当オブジェクトの番号「I001」とを組み合わせて、課題ID「001−I001」のように定義する。
こうして顧客課題情報テーブル226に格納されるレコードとしては、図6で示すように、例えば課題ID「001−I001」に対応した「故障低減」の課題オブジェクトについて、課題分類が「故障」、業種が「建設」、関連リンク情報たる業務IDが「001−B001」なる値が設定されたレコードが想定出来る。なお、このレコードが示す課題ID「001−I001」の課題オブジェクトと依存関係を持つ業務オブジェクトは、関連リンク情報が示す業務ID「001−B001」に対応したものである。図5の顧客業務情報テーブル225において、この業務ID「001−B001」は、「建設施工」に対応した業務オブジェクトを示すものとなっている。
続いてS103において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、テンプレートフレーム1001のテンプレート群1010のうち価値オブジェクト1011に対する、サービス構造フレーム1002の価値エリア1021に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、価値オブジェクト10211として設計画面1500の価値エリア1021に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述の価値オブジェクト10211に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、価値オブジェクト10211のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による価値名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様の価値のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、価値オブジェクト10211に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当価値オブジェクト10211について、そのプロパティ情報である価値分類の情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述の価値オブジェクト10211と依存関係を持つ課題オブジェクト10221との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171で価値オブジェクト10211と連結された課題オブジェクトの情報は、該当価値オブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。
一方、設計者端末300は、上述の価値オブジェクト10211に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、価値名称、価値分類、および関連リンク情報の各値をサービス事例格納システム200に送信する。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、価値名称、価値分類、および関連リンク情報の各値を受信し、これらに対して価値IDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードを顧客価値情報テーブル227に格納する(S303)。採番する価値IDとしては、例えば、該当オブジェクトを識別するID情報として、該当価値に関して設計するサービスを示すサービス事例番号「001」と、該当オブジェクトの番号「V001」とを組み合わせて、価値ID「001−V001」のように定義する。
こうして顧客価値情報テーブル227に格納されるレコードとしては、図7で示すように、例えば価値ID「001−V001」に対応した「故障リスク低減」の価値オブジェクトについて、価値分類が「リスク低減」、関連リンク情報たる課題IDが「001−I001」なる値が設定されたレコードが想定出来る。なお、このレコードが示す価値ID「001−V001」の価値オブジェクトと依存関係を持つ課題オブジェクトは、関連リンク情報が示す課題ID「001−I001」に対応したものである。図6の顧客課題情報テーブル226において、この課題ID「001−I001」は、「故障低減」に対応した課題オブジェクトを示すものとなっている。
===製品・技術定義の処理===
===製品・技術定義の処理===
次に、上述した図12のフローのうち、設計者端末300から、課題解決に用いる製品・技術と製品業務に関する製品・技術情報の定義を受け付ける際の処理について説明する。この処理に際しても、上述の顧客業務定義(S101)、顧客課題定義(S102)の各処理と同様に、図15の設計画面1500を利用するものとする。
この場合、S104において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、設計画面1500におけるテンプレートフレーム1001のテンプレート群1010のうち製品・技術オブジェクト1016に対する、サービス構造フレーム1002の製品・技術エリア1025に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251として設計画面1500の製品・技術エリア1025に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述の製品・技術オブジェクト10251に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による製品・技術名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様の製品・技術のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、製品・技術オブジェクト10251に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当製品・技術オブジェクト10251について、そのプロパティ情報である製品・技術分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述の製品・技術オブジェクト10251と依存関係を持つサービスオブジェクト10241(図15では不図示)がサービスエリア1024に配置済みの状態であれば、そのサービスオブジェクト10241との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171で製品・技術オブジェクト10251と連結されたサービスオブジェクト10241の情報は、該当製品・技術オブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。
なお、本実施形態においては、サービスレコメンドシステム100からサービス事例フレーム1003にて提示される類似サービスや関連サービスに基づいて、サービスエリア1024にサービスオブジェクト10241が配置される形態を想定している。よって図16で示す設計画面1500は、サービスレコメンドシステム100からの類似サービスや関連サービスの提案がサービス事例フレーム1003にて未だ行われていない段階であり、サービスエリア1024には、サービスオブジェクト10241が未配置となっている。この場合の設計者は、上述のリンクオブジェクト10171による製品・技術オブジェクト10251とサービスオブジェクト10241との間の連結動作は行わなず、プロパティ情報の記述のみ行うこととなる。
一方、設計者端末300は、上述の製品・技術オブジェクト10251に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作のうち、少なくともプロパティ情報の入力動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、製品・技術名称、製品・技術分類、業種、および関連リンク情報のうち、少なくとも製品・技術名称、製品・技術分類、および業種の各値をサービス事例格納システム200に送信する。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、製品・技術名称、製品・技術分類、業種、および関連リンク情報といった各値を受信し、これらに対して製品・技術IDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードを製品・技術情報テーブル228に格納する(S304)。採番する製品・技術IDとしては、例えば、該当オブジェクトを識別するID情報として、該当製品・技術に関して設計するサービスを示すサービス事例番号「001」と、該当オブジェクトの番号「PT001」とを組み合わせて、製品・技術ID「001−PT001」のように定義する。
こうして製品・技術情報テーブル228に格納されるレコードとしては、図8で示すように、例えば製品・技術ID「001−PT001」に対応した「パワーショベル」の製品・技術オブジェクトについて、製品・技術分類が「建設機械」、業種が「建設」、関連リンク情報たるサービスIDが「001−S001」なる値が設定されたレコードが想定出来る。なお、このレコードが示す製品・技術ID「001−PT001」の製品・技術オブジェクトと依存関係を持つサービスオブジェクトは、関連リンク情報が示すサービスID「001−S001」に対応したものである。図11のサービス情報テーブル230において、このサービスID「001−S001」は、「建機稼働率保証サービス」に対応したサービスオブジェクトを示すものとなっている。
続いて、上述した図12のフローのうち、設計者端末300から、課題解決に用いる製品・技術に関する製品業務の定義を受け付ける際の処理について説明する。この処理に際しても、上述の顧客業務定義(S101)、顧客課題定義(S102)の各処理と同様に、図15の設計画面1500を利用するものとする。
この場合、S105において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、設計画面1500におけるテンプレートフレーム1001のテンプレート群1010のうち製品業務オブジェクト1015に対する、サービス構造フレーム1002の製品・技術エリア1025に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、製品業務オブジェクト10252として設計画面1500の製品・技術エリア1025に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述の製品業務オブジェクト10252に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、製品業務オブジェクト10252のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による製品業務名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様の製品業務のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、製品業務オブジェクト10252に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当製品業務オブジェクト10252について、そのプロパティ情報である製品業務分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述の製品業務オブジェクト10252と依存関係を持つ製品・技術オブジェクト10251との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171で製品業務オブジェクト10252と連結された製品・技術オブジェクト10251の情報は、該当製品業務オブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。
一方、設計者端末300は、上述の製品業務オブジェクト10252に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、製品業務名称、製品業務分類、業種、および関連リンク情報の各値をサービス事例格納システム200に送信する。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、製品業務名称、製品業務分類、業種、および関連リンク情報の各値を受信し、これらに対して製品業務IDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードを製品業務情報テーブル229に格納する(S305)。採番する製品業務IDとしては、例えば、該当オブジェクトを識別するID情報として、該当製品業務に関して設計するサービスを示すサービス事例番号「001」と、該当オブジェクトの番号「PB001」とを組み合わせて、製品業務ID「001−PB001」のように定義する。
こうして製品業務情報テーブル229に格納されるレコードとしては、図9で示すように、例えば製品業務ID「001−PB001」に対応した「機材導入」の製品業務オブジェクトについて、製品業務分類が「導入」、業種が「建設」、関連リンク情報たる製品・技術IDが「001−PT001」なる値が設定されたレコードが想定出来る。なお、このレコードが示す製品業務ID「001−PB001」の製品業務オブジェクトと依存関係を持つ製品・技術オブジェクトは、関連リンク情報が示すサービスID「001−PT001」に対応したものである。図8の製品・技術情報テーブル228において、この製品・技術ID「001−PT001」は、「GPS監視」に対応した製品・技術オブジェクトを示すものとなっている。
===類似サービス検索の処理===
===類似サービス検索の処理===
次に、本実施形態における類似サービスの特定に関する処理について説明する。この類似サービスは、例えば設計者端末300から受けた類似サービス事例検索要求などに応じて検索・特定される状況を想定する。勿論、設計者端末300からの特定要求に応じて実行する場合のみならず、上述の設計画面1500にて、課題オブジェクト10221および業務オブジェクト10231が、それぞれ対応するエリア1022、1023、または設計画面1500のサービス事例フレーム1003における検索指定エリア1030(図16)に配置された時点でサービスレコメンドシステム100が自動実行するとしてもよい。ここでは、図15に例示した設計画面1500において、課題オブジェクト10221に対する右クリックなど所定動作が実行されたことを契機に処理が実行されるものとする。また設計者端末300は、この右クリックに伴い、該当課題オブジェクト10221および業務オブジェクト10231とその間のリンクオブジェクト10171を、上述の検索指定エリア1030にコピーし配置するものとする。
この場合、設計者端末300のサービス記述情報送受信部311は、設計画面1500の課題エリア1022に配置されている課題オブジェクト10221に対する右クリック動作を受けて、これをもって類似サービス事例の検索要求を受け付けたと認識し、該当課題オブジェクト10221の課題分類の値と、この課題オブジェクト10221とリンクオブジェクト10171で連結されている業務オブジェクト10231の業務分類および業務特性の各値を、サービスレコメンドシステム100に送信する(S106)。ここで設計者端末300が送信する課題分類、業務分類、および業務特性の各値は、設計者端末300がプロパティ情報入力画面1004で受け付けてメモリ303に保持していたものか、或いは、サービス事例格納システム200に問い合わせて取得したもののいずれかである。
一方、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、上述の設計者端末300から送信されてきた、課題分類、業務分類、および業務特性を受信し、これらを、サービス事例格納システム200の顧客課題情報テーブル226および顧客業務情報テーブル225にそれぞれ格納されている事例と比較するなどして、類似サービスを導出する(S201)。この処理S201の詳細については図13のフロー図に示す通りである。
図13は、 本実施形態のサービス設計支援方法の手順例2を示すフロー図であり、具体的にはサービス間の類似度を算出するフロー図である。この場合、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、サービス事例格納システム200の顧客課題情報テーブル226の中から、設計者端末300から受信した課題分類と一致する課題事例を検索し、検索で特定した課題事例の関連リンク情報が示す業務IDを取得する(S2011)。例えば、今次の設計対象として上述の設計画面1500にて設計者が課題エリア1022に配置した課題オブジェクト10221が、課題ID「101−I001」に対応した課題オブジェクトであり、この課題オブジェクトに対して右クリック動作が実行されたとする。この場合、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、設計者端末300から課題分類の値として、上述の課題ID「101−I001」に関して「故障」を受信することになる。そして、この課題分類「故障」をキーに、顧客課題情報テーブル226の各事例に関する検索を実行すれば、課題分類が「故障」となっている課題事例として、課題ID「001−I001」の事例を特定し、この課題事例における関連リンク情報が示す業務ID「001−B001」を取得することとなる。
続いてサービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、上述のS2011で取得した業務IDをキーに、サービス事例格納システム200の顧客業務情報テーブル225での検索を実行し、顧客業務情報テーブル225の事例中で、その業務IDが上述のS2011で得た業務IDと一致する業務事例を特定する。また、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、上述で特定した業務事例のうち、その業務分類が、上述のS2011で取得している業務分類と一致するものを絞り込み、ここで絞り込んだ業務事例の業務特性を取得する(S2012)。例えば、上述のS2011で取得した業務ID「001−B001」と一致する業務事例として、業務ID「001−B001」の業務名称「建設施工」を特定し、その業務特性「信頼性:中、安全性:高、設備コスト:高、故障リスク:高」を取得することとなる。
次に、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、上述のS2012で取得した業務事例の業務特性と、設計者端末300から受信した業務特性とを比較し、一致する属性数が多いほど類似度が高くなるよう所定のアルゴリズムで類似度の算出を行う(S2013)。例えば、設計者端末300から受信した業務ID「101−B001」の業務名称「発電運用」における業務特性「信頼性:高、安全性:高、設備コスト:高、故障リスク:高」と、先のステップS2012で取得した業務ID「001−B001」の業務名称「建設施工」における業務特性「信頼性:中、安全性:高、設備コスト:高、故障リスク:高」とを比較して、一致する項目は、「安全性」、「設備コスト」、「故障リスク」の3項目であり、4項目のうち3項目が一致、すなわち「3/4」を類似度として算出する。同様の処理を上記S2012で取得した全ての業務事例に対して繰り返し実施する(S2013:No〜S2013)。
なお、業務特性の各項目において値が数値で定義されている場合、サービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、設計者端末300から受信した業務特性における各項目の数値と、先のステップS2012で取得した業務特性における各項目の数値とについて、同一項目間についてそれぞれ差分を算出し、この差分が項目ごとの距離であると認識して、項目毎の距離が近いほど、すなわち差分が小さいほど類似度が高くなるように類似度を算出する。
続いてサービスレコメンドシステム100のサービス類似度算出部111は、上述で得た類似度が、予め定めた所定の閾値を上回る業務事例を類似業務事例として特定し、その業務IDを関連リンク情報に持つサービス事例を、サービス事例格納システム200のサービス情報テーブル230で検索し、該当サービス事例を類似サービス事例として導出する(S2014)。例えば、類似度の閾値が「1/2」である場合、この「1/2」を上回る類似度を持つ業務ID「001−B001」の「建設施工」を類似業務事例とし、その業務ID「001−B001」を関連リンク情報に持つ、サービスID「001−S001」の「建機稼働率保証サービス」を類似サービス事例として導出することとなる。
ここで図12のフローに関する説明に戻る。この場合、サービスレコメンドシステム100の類似サービス事例送信部110は、上述のように特定した類似サービス事例とその類似度を設計者端末300に送信する(S202)。
一方、設計者端末300のサービス検索結果表示部312は、サービスレコメンドシステム100から類似サービス事例とその類似度を受信し、ここで受信した類似サービス事例をその類似度の高い順に、サービス事例フレーム1003の検索結果表示エリア1035にて類似サービスオブジェクト1036として表示する(S107)。この時、設計者端末300のサービス検索結果表示部312は、類似サービスオブジェクト1036と共に、該当類似サービス事例の関連リンク情報における製品・技術IDをキー(例:001−PT001)に、製品・技術情報テーブル228から製品・技術事例(例:GPS監視)を特定し、対応する製品・技術オブジェクト1037も、類似サービスオブジェクト1036とリンクオブジェクト10171で連結させて表示する。上述の例の場合、類似サービスオブジェクト1036が「建機稼働率保証サービス」であり、製品・技術オブジェクト1037が「GPS監視」となる。
また、S108において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、設計画面1500におけるサービス事例フレーム1003の検索結果表示エリア1035にて提示した類似サービスオブジェクト1036に対する、サービス構造フレーム1002のサービスエリア1024に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、サービスオブジェクト10241として設計画面1500のサービスエリア1024に配置する。また、検索結果表示エリア1035にて提示した製品・技術サービスオブジェクト1037に対する、サービス構造フレーム1002の製品・技術エリア1025に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251の1つとして設計画面1500の製品・技術エリア1025に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述のサービスオブジェクト10241に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、サービスオブジェクト10241のテキスト入力欄を入力可能として、設計者によるサービス名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様のサービス技術のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。また同様に、上述の検索結果表示エリア1035から新たに配置した製品・技術オブジェクト10251に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による製品・技術名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、サービスオブジェクト10241や製品・技術オブジェクト10251に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当サービスオブジェクト10241について、そのプロパティ情報であるサービス分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また、該当製品・技術オブジェクト10251について、そのプロパティ情報である製品・技術分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述のサービスオブジェクト10241と依存関係を持つ製品・技術オブジェクト10251、製品業務オブジェクト10252、および業務オブジェクト20231との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171でサービスオブジェクト10241と連結された各オブジェクトの情報は、該当サービスオブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。また同様に、上述のサービスオブジェクト10241の情報は、製品・技術情報テーブル228における、該当製品・技術オブジェクト10251に関する関連リンク情報の値となる。
一方、設計者端末300は、上述のサービスオブジェクト10241および製品・技術オブジェクト10251に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、各プロパティ情報およびリンク情報の各値をサービス事例格納システム200に送信する。なお、該当サービスオブジェクト10241の元となった、すなわち検索結果表示エリア1035からサービスエリア1024にドラッグ&ドロップされた、類似サービスオブジェクト1036のID(類似サービスID)も、設計者端末300からサービス事例格納システム200に送信されるものとする。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、サービス名称、サービス分類、業種、類似サービスID、および関連リンク情報を受信し、これらに対してサービスIDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードをサービス情報テーブル230に格納する(S306)。
以上のように類似サービスを特定して設計者に提示することは、既に述べた顧客協創型のサービスアイデア創出を効率化するために、異業種などで類似する業務課題に対して提供されているサービス事例を提示することであり、複数業種のサービス知識を持たない設計者でも様々なサービスアイデアを効率的に創出できることにつながる。
===関連サービス検索の処理===
===関連サービス検索の処理===
続いて、設計者から関連サービス事例の検索を受け付けて、過去のサービス事例から関連サービス事例を抽出・提示する際の処理について説明する。こうした関連サービス事例とは、先のステップで創出したサービスと同時に提供することで、その収益性や有効性が高まるサービス事例であり、こうした関連サービスを利用することで、経験の浅い設計者でも高品質なサービスの設計が可能となる。
ここでまず、こうした関連サービス事例の検索時に設計者端末300で表示されている設計画面1700のイメージを図17にて示す。この設計画面1700では、新サービスとして「発電稼働率保証サービス」を創生した状況を示している。設計者端末300のサービス記述情報送受信部311は、上述の設計画面1700におけるサービスオブジェクト10241に対する右クリックなど所定動作を受けて、これをもって該当サービスの関連サービス事例の検索要求を受け付けたと認識し、検索対象となるサービスオブジェクト10241のサービスIDと類似サービスIDの各値を、サービスレコメンドシステム100に対して送信する(S109)。また、こうした処理に伴い、設計者端末300は、該当サービスオブジェクト10241をコピーして、サービス事例フレーム1003の関連サービス検索エリア1040に配置する。
一方、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、設計者端末300から送信されてきたサービスIDと類似サービスIDを受信し、ここで得た各IDの値を用いて、サービス事例格納システム200のサービス情報テーブル230において所定の検索処理を実行し、サービス間の共起度合からサービスの関連度を算出する処理を実行する(S203)。この処理S203の詳細について図14に示すフロー図に基づき説明する。
図14は、本実施形態のサービス設計支援方法の手順例3を示すフロー図であり、具体的には、サービス間の関連度を算出するフロー図である。この場合、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、上述のように設計者端末300から受信した類似サービスIDと一致するサービス事例を、サービス情報テーブル230から抽出する(S2031)。なお、ここで抽出されたサービス事例がさらに類似サービスIDを保有している場合、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、その類似サービスIDと一致するサービス事例を更に抽出し、こうして得た事例数をカウントする。サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、この類似サービスIDをキーにした一連の処理を、サービス情報テーブル230の各事例に関して、類似サービスIDの設定が無いものが特定出来るまで繰り返す。例えば、設計者端末300から受信したサービスID「101−S001」の類似サービスID「001−S001」をサービスIDに持つサービス事例「建機稼働率保証サービス」を抽出し、更に、この「建機稼働率保証サービス」の類似サービスID「011−S001」をサービスIDに持つサービス事例「医療機稼働率保証サービス」を抽出し、事例数「2件」をカウントすることとなる。
次に、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、上述のS2031でサービス情報テーブル230から抽出した各サービス事例について、これと同時に提供された実績のあるサービス事例を、例えばサービスIDの値に基づいてサービス情報テーブル230にて特定する。例えば、S2031で抽出したサービス事例のサービスIDが「001−S001」、「011−S001」であったとする。この場合、サービスIDのうちサービス自体を一意に示している「001」をキーに、サービス情報テーブル230を検索することで、このサービスに関して同時に提供した事例である、「001−S002」、「001−S003」を特定出来る。また同様に、「011」をキーに、サービス情報テーブル230を検索することで、このサービスに関して同時に提供した事例である、「011−S002」を特定出来る。つまり、S2031で抽出した2つのサービス事例に関して、関連するサービス事例として、計3件の事例を特定できる。
次に、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、上述で特定した、計3件のサービス事例について、そのサービス分類の値をそれぞれ取得し、同一のものごとにカウントしてサービス分類の出現頻度を算出する。上述の例であれば、「001−S002」の含むサービス分類は「予知」、「001−S003」の含むサービス分類は「代行」、また、「011−S002」の事例が含むサービス分類は「予知」となっているため、「予知」に関して出現頻度「2件」が算出され、「代行」に関して出現頻度「1件」が算出されることになる。
またサービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、ここで算出した各サービス分類の出現頻度を分子とし、関連するサービス事例の総数すなわち「3件」を分母として、該当サービス分類ごとすなわちそれに対応する関連サービスごとに、関連度を算出する(S2032)。上述の例であれば、サービス分類「予知」について、その出現頻度「2件」および事例総数「3件」から、関連度「2/3」を算出し、サービス分類「代行」について、その出現頻度「1件」および事例総数「3件」から、関連度「1/3」を算出することになる。
次に、サービスレコメンドシステム100のサービス関連度算出部113は、上述のS2032で得た関連度が、予め定めた所定の閾値を上回るサービス事例を、関連サービス事例として導出する(S2033)。例えば、関連度の閾値が「1/2」である場合は、「1/2」を上回る関連度を持つサービス分類「予知:2/3」に該当するサービスID「001−S002」の「建機故障予知サービス」とサービスID「011−S002」の「医療機故障予知サービス」を関連サービス事例として導出する。
ここで図12のフローに関する説明に戻る。次に、サービスレコメンドシステム100の関連サービス送信部112は、上述のS2033で得た関連サービス事例とその関連度を、設計者端末300に送信する(S203)。
一方、設計者端末300のサービス検索結果表示部312は、サービスレコメンドシステム100から送信されてきた上述の関連サービス事例とその関連度を受信し、ここで受信した関連サービス事例をその関連度の高い順に、サービス事例フレーム1003の検索結果表示エリア1045にて関連サービスオブジェクト1046として表示し、更に、関連サービス事例の関連リンク情報が示す製品・技術IDに対応する製品・技術オブジェクト1047を合わせて表示する(S110)。
また、S111において、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、設計画面1500におけるサービス事例フレーム1003の検索結果表示エリア1045にて提示した関連サービスオブジェクト1046に対する、サービス構造フレーム1002のサービスエリア1024に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、サービスオブジェクト10242として設計画面1500のサービスエリア1024に配置する。また、検索結果表示エリア1045にて提示した製品・技術サービスオブジェクト1047に対する、サービス構造フレーム1002の製品・技術エリア1025に向けたドラッグ&ドロップ動作を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251の1つとして設計画面1500の製品・技術エリア1025に配置する。
また、設計者端末300のサービス記述情報受付部310は、上述のサービスオブジェクト10242に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、サービスオブジェクト10242のテキスト入力欄を入力可能として、設計者によるサービス名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様のサービス技術のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。また同様に、上述の検索結果表示エリア1045から新たに配置した製品・技術オブジェクト10251に対する所定動作(クリック動作、ダブルクリック動作等)を入力装置305で受けて、製品・技術オブジェクト10251のテキスト入力欄を入力可能として、設計者による製品・技術名称の入力動作を受け付け、更には、上述のプロパティ情報入力画面1004と同様のプロパティ情報に関する入力画面(不図示)を出力装置306に表示する。この場合のプロパティ情報入力画面も、サービスオブジェクト10242や製品・技術オブジェクト10251に対する右クリックなど所定動作に応じて設計者端末300がサービス事例格納システム200から取得、表示するとしてもよいし、予め設計画面データに含まれていてクリック動作に応じてこれを利用するとしてもよい。
設計者は、上述のプロパティ情報入力画面において、該当サービスオブジェクト10242について、そのプロパティ情報であるサービス分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また、該当製品・技術オブジェクト10251について、そのプロパティ情報である製品・技術分類および業種の各情報を所定のインターフェイスより入力する。また設計者は、上述のサービスオブジェクト10242と依存関係を持つ製品・技術オブジェクト10251、製品業務オブジェクト10252、および業務オブジェクト20231との関連について、テンプレート群1010のうち矢印オブジェクト1017を該当オブジェクト間にドラッグ&ドロップし、該当オブジェクト間を連結するリンクオブジェクト10171とする。このリンクオブジェクト10171でサービスオブジェクト10242と連結された各オブジェクトの情報は、該当サービスオブジェクトに関する関連リンク情報の値となる。また同様に、上述のサービスオブジェクト10242の情報は、製品・技術情報テーブル228における、該当製品・技術オブジェクト10251に関する関連リンク情報の値となる。
一方、設計者端末300は、上述のサービスオブジェクト10242および製品・技術オブジェクト10251に関するプロパティ情報の入力動作、および、リンクオブジェクト10171によるオブジェクト間の連結動作を入力装置305で受け、所定登録ボタンの押下に伴って、各プロパティ情報およびリンク情報の各値をサービス事例格納システム200に送信する。なお、該当サービスオブジェクト10242の元となった、すなわち検索結果表示エリア1045からサービスエリア1024にドラッグ&ドロップされた、関連サービスオブジェクト1046のID(類似サービスID)も、設計者端末300からサービス事例格納システム200に送信されるものとする。
他方、サービス事例格納システム200は、上述の設計者端末300のサービス記述情報受付部310から送信されてきた、サービス名称、サービス分類、業種、類似サービスID、および関連リンク情報を受信し、これらに対してサービスIDを採番して付与し、該当情報を含んだレコードをサービス情報テーブル230に格納する(S307)。
以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。なお、本実施形態では、各オブジェクトが定義される都度に定義情報を送信・格納しているが、複数オブジェクトの定義情報を纏めて送信・格納することも可能である。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれるのは勿論である。
本実施形態によれば、例えば顧客企業に対するサービス設計業務に際し、その顧客課題を解決するサービスと併せて、当該サービスの収益性や有効性を高めるための関連サービスを、複数事業分野を横断したナレッジ中から検索、抽出し、それらを併せて適宜に提示し、新サービス設計業務の精度や効率を良好なものと出来る。
従って、業務課題の解決に有効なサービスとそれを構成する製品、技術を多面的かつ認識容易に提示し、効率的で的確なサービス設計を支援可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のサービス設計支援システムにおいて、前記記憶装置は、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、今次の設計対象のサービスに関連する、すなわち適宜な類似性があって転用が可能と推定されるサービスを過去の事例中より抽出し、ユーザに提示することで、サービス設計業務の効率化、迅速化を促進することが出来る。
また、本実施形態のサービス設計支援システムにおいて、前記記憶装置は、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理とを更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、今次の設計対象のサービスに関連する、すなわち適宜な類似性があって転用が可能と推定されるサービスを過去の事例中より抽出して、これをユーザに提示すると共に、その類似サービスを今次の設計対象のサービスとして採用し適宜に修正使用する旨の指示をユーザから受け付けた場合に、その指示に伴う各種情報をサービス設計の情報として取得することで、サービス設計業務の効率化、迅速化を更に促進することが出来る。
また、本実施形態のサービス設計支援システムにおいて、前記記憶装置は、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、今次の設計対象のサービスに関連する、すなわち適宜な類似性があって転用が可能と推定されるサービスを過去の事例中より抽出して、これをユーザに提示すると共に、その類似サービスを今次の設計対象のサービスとして採用し適宜に修正使用する旨の指示をユーザから受け付けた場合に、その指示に伴う各種情報をサービス設計の情報として取得し、更には、そこで採用された類似サービスの起源となった過去の各サービス間で強い採用傾向が共通した関連サービスを設計対象のサービスとして採用可能にユーザに提示し、サービス設計業務の効率化、迅速化をより一層促進することが出来る。
また、本実施形態のサービス設計支援システムにおいて、前記記憶装置は、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記関連サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記関連サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、今次の設計対象のサービスに関連する、すなわち適宜な類似性があって転用が可能と推定されるサービスを過去の事例中より抽出して、これをユーザに提示すると共に、その類似サービスを今次の設計対象のサービスとして採用し適宜に修正使用する旨の指示をユーザから受け付けた場合に、その指示に伴う各種情報をサービス設計の情報として取得し、更には、そこで採用された類似サービスの起源となった過去の各サービス間で強い採用傾向が共通した関連サービスをユーザに提示し、その関連サービスを今次の設計対象のサービスとして採用し適宜に修正使用する旨の指示をユーザから受け付けた場合に、その指示に伴う各種情報をサービス設計の情報として取得し、サービス設計業務の更なる効率化、迅速化をより一層促進することが出来る。
また、本実施形態のサービス設計支援方法において、前記コンピュータシステムが、前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するとしてもよい。
また、本実施形態のサービス設計支援方法において、前記コンピュータシステムが、前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理とを更に実行するとしてもよい。
また、本実施形態のサービス設計支援方法において、前記コンピュータシステムが、前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するとしてもよい。
また、本実施形態のサービス設計支援方法において、前記コンピュータシステムが、前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、前記関連サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記関連サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を更に実行するとしてもよい。
1 サービス設計支援システム
100 サービスレコメンドシステム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 類似サービス事例送信部
111 サービス類似度算出部
112 関連サービス事例送信部
113 サービス関連度算出部
200 サービス事例格納システム
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 通信装置
225 顧客業務情報テーブル
226 顧客課題情報テーブル
227 顧客価値情報テーブル
228 製品・技術情報テーブル
229 製品業務情報テーブル
230 サービス情報テーブル
231 オブジェクトテーブル
232 設計画面データ
300 設計者端末
301 記憶装置
302 プログラム
303 メモリ
304 演算装置
305 入力装置
306 出力装置
307 通信装置
310 サービス記述情報受付部
311 サービス記述情報送受信部
312 サービス検索結果表示部
400 ネットワーク
100 サービスレコメンドシステム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 類似サービス事例送信部
111 サービス類似度算出部
112 関連サービス事例送信部
113 サービス関連度算出部
200 サービス事例格納システム
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 通信装置
225 顧客業務情報テーブル
226 顧客課題情報テーブル
227 顧客価値情報テーブル
228 製品・技術情報テーブル
229 製品業務情報テーブル
230 サービス情報テーブル
231 オブジェクトテーブル
232 設計画面データ
300 設計者端末
301 記憶装置
302 プログラム
303 メモリ
304 演算装置
305 入力装置
306 出力装置
307 通信装置
310 サービス記述情報受付部
311 サービス記述情報送受信部
312 サービス検索結果表示部
400 ネットワーク
Claims (10)
- 業務課題の解決に向けて価値を提供するサービスの定義用オブジェクトと、前記オブジェクトの配置先となる設計画面の各データを保持する記憶装置と、
入力装置で受けた所定要求に応じ、新たな設計対象となるサービスに関して、該当業務、前記業務における課題、前記課題の解決により得られる価値、前記価値を提供するサービス、および前記サービスに要する機器又は技術、の各オブジェクトを、前記設計画面の各対応エリアに配置し、前記各オブジェクトの名称および属性と、各オブジェクト間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、前記各対応エリアに配置した各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を実行する演算装置と、
を備えることを特徴とするサービス設計支援システム。 - 前記記憶装置は、
過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、
前記演算装置は、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載のサービス設計支援システム。 - 前記記憶装置は、
過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、
前記演算装置は、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理と、
を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載のサービス設計支援システム。 - 前記記憶装置は、
過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、
前記演算装置は、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、
前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のサービス設計支援システム。 - 前記記憶装置は、
過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納するものであり、
前記演算装置は、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、
前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記関連サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記関連サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のサービス設計支援システム。 - 業務課題の解決に向けて価値を提供するサービスの定義用オブジェクトと、前記オブジェクトの配置先となる設計画面の各データを保持する記憶装置を備えたコンピュータシステムが、
入力装置で受けた所定要求に応じ、新たな設計対象となるサービスに関して、該当業務、前記業務における課題、前記課題の解決により得られる価値、前記価値を提供するサービス、および前記サービスに要する機器又は技術、の各オブジェクトを、前記設計画面の各対応エリアに配置し、
前記各オブジェクトの名称および属性と、各オブジェクト間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、前記各対応エリアに配置した各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、
前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する、
ことを特徴とするサービス設計支援方法。 - 前記コンピュータシステムが、
前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のサービス設計支援方法。 - 前記コンピュータシステムが、
前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理と、
を更に実行することを特徴とする請求項6に記載のサービス設計支援方法。 - 前記コンピュータシステムが、
前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、
前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理を更に実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のサービス設計支援方法。 - 前記コンピュータシステムが、
前記記憶装置において、過去の各業務における課題解決に向けて価値を提供したサービスの事例情報を更に格納し、
前記配置を行った課題オブジェクトの属性に基づき、前記事例情報中において、所定属性に関して共通する過去の課題を特定して、当該特定した課題と関連する過去業務の特性情報を抽出し、当該特性情報に関して、前記新たな設計対象に関する前記課題の属性が示す特性情報との類似度を判定し、前記類似度が所定基準以上の過去業務に関して提供された過去サービスを前記事例情報中から類似サービスとして特定し、当該類似サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記類似サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記類似サービスのオブジェクトを前記新たな設計対象のサービスのオブジェクトとして前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称と属性、各オブジェクト間の関係性、および前記類似サービスと前記新たな設計対象のサービスとの間の類似関係、の各情報を記憶装置に格納する処理と、
前記表示エリアへのオブジェクトの配置要求を受けた前記類似サービスに関して、当該類似サービスを基点として一連の類似関係にある各サービスおよび当該サービスと一体に提供された関連サービスを前記事例情報から特定し、前記特定した各サービスの間での共起性が所定基準以上である関連サービスを特定し、当該関連サービスの情報を示すオブジェクトを、前記新たな設計対象に関する前記サービスのオブジェクトとして選択可能に前記設計画面における対応エリアに表示する処理と、
前記関連サービスのオブジェクトに対する、前記新たな設計対象のサービスに関するオブジェクトの表示エリアへの配置要求を入力装置で受けて、前記関連サービスのオブジェクトを前記表示エリアに配置し、該当オジェクトの名称および属性と、該当オブジェクトと他オブジェクトとの間の関係性に応じたリンクオブジェクトの配置指示とを入力装置で受け付け、該当各オブジェクトの間を前記リンクオブジェクトで結んで出力装置に表示し、前記各オブジェクトの名称、属性、および各オブジェクト間の関係性の各情報を記憶装置に格納する処理を更に実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のサービス設計支援方法。
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