JP6267391B1 - 傾斜端面切り出しタタラ用カッター - Google Patents
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Abstract
【課題】熟練技能を必要とすることなく製作する多面体陶器製容器の組立に所望の角度の傾斜端面の切り出しタタラをタタラ板から切り出しすることができるカッターを提供する。【解決手段】底面が平坦なホルダー3と底面からの突出長さが変更可能である傾斜した針状カッター4がこのホルダー3に出没自在に設けてあり、ホルダー3の側面に切断方向を定めるガイド5が設けてある。切断するタタラ板1の厚さに応じて針状カッター4のホルダー3の底面からの突出長さを調整し、ガイド5を型板2の縁辺に沿わせて針状カッター4を移動させることによって、縁辺が曲線である型板1の形状通りであって、端面が所望の傾斜角を有する切り出しタタラ1Aを切り出すことができる。ホルダー3は2つのホルダー部材3a、3bを合わせて圧着固定した単純なものであり、安価に製造することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、陶芸に用いる粘土板(タタラ)から型板の形状に従って所望の形状に切り出すために使用するカッターであって、切り出されたタタラの切断面が傾斜している傾斜端面を形成するカッターに関するものである。
多角形の容器を製作する場合、図1(1)に示すように、厚さ3mm〜10mmのタタラ1に型板2を載せ、この型板2の縁に沿ってカッターで型板2の形状に切り出し、この切り出したタタラ(以下、切り出しタタラ1Aという)が乾燥して柔軟性を失う前に切り出しタタラ1Aの側端面を接合して多面体の容器を組立形成している。切り出しタタラ1Aは、多角形の角数に応じて側端面を傾斜させないと接合部がピッタリ合わず、綺麗に仕上げることができない。
図1(2)の四角形の容器の場合は四枚の所定の形状に切り出したタタラを組み合わせるので、接合面の傾斜角度は45度であり、五角形の容器の場合は5枚のタタラを使用するので接合面の角度は54度である。図1(3)に示す六角形の場合の接合面の傾斜角は60度、図1(4)に示す八角形では8枚の切り出しタタラ1Aが必要であり、接合面の角度を67.5度とすることにより切り出しタタラ1Aの接合面同士がぴったり合致して隙間や凹凸などがない滑らかな角部とすることができる。
図1(2)の四角形の容器の場合は四枚の所定の形状に切り出したタタラを組み合わせるので、接合面の傾斜角度は45度であり、五角形の容器の場合は5枚のタタラを使用するので接合面の角度は54度である。図1(3)に示す六角形の場合の接合面の傾斜角は60度、図1(4)に示す八角形では8枚の切り出しタタラ1Aが必要であり、接合面の角度を67.5度とすることにより切り出しタタラ1Aの接合面同士がぴったり合致して隙間や凹凸などがない滑らかな角部とすることができる。
従来、切り出しタタラ1Aの端面を傾斜面として切り出すためには、縁辺が傾斜している定規(例えば角度60度)をタタラ1の上に載せてカッターナイフを定規の縁辺に沿って移動させて切り出しタタラ1Aを切断し、端面が傾斜角60度の切り出しタタラ1Aを得ていたが、定規を使用する場合、切断した縁辺が直線の切り出しタタラしか得られず、縁辺が曲線の切り出しタタラには適用できなかった。
縁辺が曲線状の切り出しタタラを得る場合、まず、型板の曲線に沿って端面をカッターで垂直に切断し、端面を所要の角度となるように斜めにカットして角度を調整しており、熟練を要する作業であって初心者が簡単におこなえるものでなく、角度を間違えることがあり、また、傾斜面を縁辺全長に渡って一定の角度とすることは高度な技術を要する作業であり、失敗してやり直しをしなければならないことが多々あった。
初心者だけでなく、熟練者であっても縁辺の角度を一様な傾斜角度に形成するには長時間を要するものであった。
初心者だけでなく、熟練者であっても縁辺の角度を一様な傾斜角度に形成するには長時間を要するものであった。
本発明は、高度な技能や熟練を必要とすることなく必要とする角度の傾斜端面の切り出しタタラを切り出しできるカッターを提供するものである。
底面が平坦なホルダーとこのホルダーに底面から傾斜して突出する針状カッターとからなり、針状カッターの底面からの突出量が変更可能であり、ホルダー側面に切断方向を案内するガイドが設けてある切り出しタタラ用カッターである。
また、出没自在に設けてある針状カッターの底面からの突出量が変更可能であり、ホルダー側面に切断方向の目標となるガイドが設けてある切り出しタタラ用のカッターである。
ホルダーは、2枚の基板の間に所定の角度でセットして針状カッターを挟んで圧着固定したものであり、基板同士は接着剤で強固に一体化してあるタタラ切り出し用のカッターである。
ホルダーは2枚の基板同士をネジで強固に固定して針状カッターを圧着固定してあるタタラ切り出し用のカッターである。
ホルダーの上面に把手が設けてあり、この把手を持ってタタラ切り抜き用カッターでタタラの上に載せた型紙に沿い、カッターに直角に突出するガイド5を型紙の縁から外れないように移動させることにより、縁辺が所定の傾斜角度の切り出しタタラを得ることができるようにしたタタラ切り出し用のカッターである。
また、出没自在に設けてある針状カッターの底面からの突出量が変更可能であり、ホルダー側面に切断方向の目標となるガイドが設けてある切り出しタタラ用のカッターである。
ホルダーは、2枚の基板の間に所定の角度でセットして針状カッターを挟んで圧着固定したものであり、基板同士は接着剤で強固に一体化してあるタタラ切り出し用のカッターである。
ホルダーは2枚の基板同士をネジで強固に固定して針状カッターを圧着固定してあるタタラ切り出し用のカッターである。
ホルダーの上面に把手が設けてあり、この把手を持ってタタラ切り抜き用カッターでタタラの上に載せた型紙に沿い、カッターに直角に突出するガイド5を型紙の縁から外れないように移動させることにより、縁辺が所定の傾斜角度の切り出しタタラを得ることができるようにしたタタラ切り出し用のカッターである。
切り出しタタラを切り出す針状カッターは、針状又は切断する方向に多少の幅をもたせた扁平な形状でもよく、ホルダーの底面より切断対象のタタラの厚さ分突出できるようにしてある。異なる厚さのタタラに対応できるように針状カッターはホルダーの底面からの突出量を変更できるようにしてある。
針状カッターのホルダー底面からの突出量の調節は、針状カッターを2枚の板に針状カッターの頭をホルダーの上面から突出させて所定角度でセットし、2枚の板を接着剤で固定し、接着剤が強度を発揮する前に針状カッターの頭をペンチ等の固定具で掴みホルダーから抜き差しして針状カッターが接着剤で固定されないようにしておくことにより、突出量を調整可能としてある。
針状カッターのホルダー底面からの突出量の調節は、針状カッターを2枚の板に針状カッターの頭をホルダーの上面から突出させて所定角度でセットし、2枚の板を接着剤で固定し、接着剤が強度を発揮する前に針状カッターの頭をペンチ等の固定具で掴みホルダーから抜き差しして針状カッターが接着剤で固定されないようにしておくことにより、突出量を調整可能としてある。
針状カッターの突出長さを調整可能としてあるので種々の厚さのタタラに対応して使用することができ、針状カッターは、型紙が曲線を有している場合であっても正確に追随することができ、縁辺が曲線である切り出しタタラを熟練技術を要することなく容易に切り出すことができる。
また、ガイドを設けたことにより針状カッターを型紙の曲線に正確に追随させることができ、かつ、ホルダーの底面を平面としてあるので切り出しタタラの縁辺の傾斜角は一定に維持される。
更に、針状カッターのホルダーへの取付角度を製作する多面体容器の角数に応じて変更可能であるので、角度に応じた個別の切り出しタタラ用のカッターを必要としない。
また、ガイドを設けたことにより針状カッターを型紙の曲線に正確に追随させることができ、かつ、ホルダーの底面を平面としてあるので切り出しタタラの縁辺の傾斜角は一定に維持される。
更に、針状カッターのホルダーへの取付角度を製作する多面体容器の角数に応じて変更可能であるので、角度に応じた個別の切り出しタタラ用のカッターを必要としない。
<実施例1>
本発明の切り出しタタラ用のカッターを実施例の図面に基づいて説明する。
図2(1)は、本発明の切り出しタタラ用カッター10の実施例1の正面図及び平面図であり、切り出しタタラ1Aをタタラ1から一定の傾斜角で切断するための針状カッター4と、針状カッター4を切り出しタタラの端面の傾斜角を保持するホルダー3で構成されている。
針状カッター4は直径0.7〜1.0mm程度の細長いもので断面円形である。断面は楕円形、三角形、もしくは扁平なものとしてもよい。断面が扁平な場合、切断方向によって切断幅が異なるものとなるので細い断面が進行方向となるようにホルダー3に取り付ける必要がある。針状カッター4は、長手方向に一様な断面としてもよく、また、先端を先鋭に加工したものでもよい。
本発明の切り出しタタラ用のカッターを実施例の図面に基づいて説明する。
図2(1)は、本発明の切り出しタタラ用カッター10の実施例1の正面図及び平面図であり、切り出しタタラ1Aをタタラ1から一定の傾斜角で切断するための針状カッター4と、針状カッター4を切り出しタタラの端面の傾斜角を保持するホルダー3で構成されている。
針状カッター4は直径0.7〜1.0mm程度の細長いもので断面円形である。断面は楕円形、三角形、もしくは扁平なものとしてもよい。断面が扁平な場合、切断方向によって切断幅が異なるものとなるので細い断面が進行方向となるようにホルダー3に取り付ける必要がある。針状カッター4は、長手方向に一様な断面としてもよく、また、先端を先鋭に加工したものでもよい。
ホルダー3は、厚さ3〜5mmの木材やプラスチックのホルダー部材3a、3bを接着剤で貼り合わせて固定したものである。ホルダー部材3a、3bの接着面である内側面の一方に所定の角度で針状カッター4の円形断面の半径より浅い溝(図示しない)を設け、針状カッター4をその溝に設置して貼り合わせ、接着剤が固化しない状態で針状カッター4を押し引きして移動させて接着剤との縁切りをおこなって接着剤で針状カッター4が固定されないようにする。ホルダー部材3a、3bで圧着固定されている針状カッター4はホルダー3の底面からの突出長さを変更することが可能である。
針状カッター4は、2つのホルダー部材3a、3bとの摩擦で固定して、作業中に突出長さが変化しないようにしてあるため、手だけでは突出長さを変更することが困難であり、ペンチなどの器具で針状カッター4を挟んで押し引きして突出長さを調整する。
針状カッター4は、2つのホルダー部材3a、3bとの摩擦で固定して、作業中に突出長さが変化しないようにしてあるため、手だけでは突出長さを変更することが困難であり、ペンチなどの器具で針状カッター4を挟んで押し引きして突出長さを調整する。
ホルダー3の側面に直角に突出するガイド5が設けてある。このガイド5は、ホルダー3の側面から5〜15mm程度突出させてあり、視認しやすいように着色した球体や矢印型の目印が先端に固定してある。
切り出しタタラ1Aを切り出す際、タタラ1の上に型紙を載せ、ホルダー3の底面の全面をこの型板2の表面に密着させて型紙2の上を滑らせて型紙2の形状通りに切り出しタタラ1Aを切り出す。ガイド5が型板2の縁辺から外れないようにすることによって、型紙2の縁辺が曲線であっても切り出しタタラ1Aの端面が所定の角度の傾斜角となって切り出される。
ガイド5が型紙2の縁辺をなぞることができるように、例えば、ガイド5の先端部を折り曲げるなどして型紙2の縁辺をなぞっていく追従部としてもよい。
切り出しタタラ1Aを切り出す際、タタラ1の上に型紙を載せ、ホルダー3の底面の全面をこの型板2の表面に密着させて型紙2の上を滑らせて型紙2の形状通りに切り出しタタラ1Aを切り出す。ガイド5が型板2の縁辺から外れないようにすることによって、型紙2の縁辺が曲線であっても切り出しタタラ1Aの端面が所定の角度の傾斜角となって切り出される。
ガイド5が型紙2の縁辺をなぞることができるように、例えば、ガイド5の先端部を折り曲げるなどして型紙2の縁辺をなぞっていく追従部としてもよい。
本発明の切り出しタタラ用カッター10を使用して切り出しタタラを切り出す方法は以下である。
タタラ板1に型板2を載せて密着させ、切り出しタタラ用カッター10の底面の全面を型板2に密着させ、ガイド5を型板2の側辺に合わせて移動させることによって針状カッター4は型板2の側辺の曲線の接線に対してほぼ直角に維持され、切り出しタタラ1Aの端面の傾斜角は、針状カッター4の傾斜角に等しいものとなる。傾斜角を意識することなくガイド5を型紙2の縁辺から外れないように移動するだけで所望の端面角度の切り出しタタラ1Aが得られる。
切り出し作業中に切り出しタタラ用カッター10を保持しやすくして切り出し作業を円滑におこなうことができるようにホルダー3に適宜の形状の把手(図示しない)を設けておくと便利である。把手をホルダーに対して着脱式とすることによって、針状カッター4の突出量の調節作業において邪魔にならず円滑に作業を行うことができる。
タタラ板1に型板2を載せて密着させ、切り出しタタラ用カッター10の底面の全面を型板2に密着させ、ガイド5を型板2の側辺に合わせて移動させることによって針状カッター4は型板2の側辺の曲線の接線に対してほぼ直角に維持され、切り出しタタラ1Aの端面の傾斜角は、針状カッター4の傾斜角に等しいものとなる。傾斜角を意識することなくガイド5を型紙2の縁辺から外れないように移動するだけで所望の端面角度の切り出しタタラ1Aが得られる。
切り出し作業中に切り出しタタラ用カッター10を保持しやすくして切り出し作業を円滑におこなうことができるようにホルダー3に適宜の形状の把手(図示しない)を設けておくと便利である。把手をホルダーに対して着脱式とすることによって、針状カッター4の突出量の調節作業において邪魔にならず円滑に作業を行うことができる。
<実施例2>
実施例1の切り出しタタラ用カッター10は、針状カッター4の傾斜角が固定されたものであり、製作する多面体の角度に対応するためには異なる傾斜角の複数の切り出しタタラ用カッターを準備する必要がある。
図3に示す実施例2は、複数の傾斜角度に対応できるようにした切り出しタタラ用カッター10であり、ホルダー3に複数の角度で針状カッター4をセットできるようにしたものであり、使用する傾斜角度の位置に針状カッター4を取り付けて使用するものである。
実施例1の切り出しタタラ用カッター10は、針状カッター4の傾斜角が固定されたものであり、製作する多面体の角度に対応するためには異なる傾斜角の複数の切り出しタタラ用カッターを準備する必要がある。
図3に示す実施例2は、複数の傾斜角度に対応できるようにした切り出しタタラ用カッター10であり、ホルダー3に複数の角度で針状カッター4をセットできるようにしたものであり、使用する傾斜角度の位置に針状カッター4を取り付けて使用するものである。
ホルダー3は半円形のホルダー部材3a、3bからなり、ネジ6で両者は強固に固定されて一体化される。一方のホルダー部材3aに各角度の位置に針状カッター4を位置決めするガイド溝31a、31b、31cが放射方向に形成してあり、使用時に任意のガイド溝に所要の長さを底面から突出させて針状カッター4をセットし、もう一方のホルダー部材3bを重ねてネジ6で2枚のホルダー部材3a、3bを固定して針状カッター4を固定している。ガイド溝31a、31b、31cは、両方のホルダー部材3a、3bに形成してもよい。ガイド溝31Rを傾斜角90°の位置にも設けておけば、端面が直角の切り出しタタラ1Aの切り出しにも本発明の切り出しタタラ用カッター10を使用することができる。
<実施例3>
図4に示す実施例3は、実施例2と同様、針状カッター4の傾斜角度を予め定めた複数の角度に変更することができ、また、底面からの突出長さを変更できるようにしたものである。
使用する傾斜角度の位置に針状カッター4を取り付けて使用するために、あらかじめ所定の角度のガイド孔32a、32b、32cを複数個設けておき、針状カッター4を収容して、角度と底面からの突出長さを変更できるようにしたものである。
図4に示す実施例3のホルダー3は、一枚の半円形の基板からなり、針状カッター4を位置決めするガイド孔32a、32b、32cが放射状に形成してあり、使用時にいずれかのガイド孔32a、32b、32cに所要の長さを底面から突出させて針状カッター4をセットする。
ホルダー3を構成する基板の側面に各角度の位置を示すラインと数値を表示することによって所望の角度の位置に針状カッター4をセットするときに角度の確認が容易である。
図4に示す実施例3は、実施例2と同様、針状カッター4の傾斜角度を予め定めた複数の角度に変更することができ、また、底面からの突出長さを変更できるようにしたものである。
使用する傾斜角度の位置に針状カッター4を取り付けて使用するために、あらかじめ所定の角度のガイド孔32a、32b、32cを複数個設けておき、針状カッター4を収容して、角度と底面からの突出長さを変更できるようにしたものである。
図4に示す実施例3のホルダー3は、一枚の半円形の基板からなり、針状カッター4を位置決めするガイド孔32a、32b、32cが放射状に形成してあり、使用時にいずれかのガイド孔32a、32b、32cに所要の長さを底面から突出させて針状カッター4をセットする。
ホルダー3を構成する基板の側面に各角度の位置を示すラインと数値を表示することによって所望の角度の位置に針状カッター4をセットするときに角度の確認が容易である。
<実施例4>
図5に示す実施例4は、半円形のホルダー3には空洞33が形成されており、この空洞33に針状カッター4の傾斜角を変更できる固定具40がその底部に設けた支持軸41を軸中心として空洞33の内部を揺動可能に取り付けてある。固定具40の底部は揺動の際に空洞33の底部と干渉しないように円形に形成してある。固定具40は中空体であり、中空部の底部には内ネジ42が形成してあり、これに合致するネジ体43の下に針状カッター4が固定してあり、上部にはロッド44がホルダーの上部にまで延ばしてあり、その先端には円形の回転ハンドル45が設けてある。ホルダー3の底部にはリング状の底盤32が設けてあり、ホルダー3が型紙2に対して鉛直になるようにしてある。
ハンドル45を回転することによって針状カッター4の底面からの突出量を調整するものであり、内ネジ42とネジ体43のピッチは1.5〜2mmとするのが好ましい。
固定具40を所望の傾斜角度において固定する手段としては、ホルダー3の所定の角度位置に穴(図示しない)を設けると共に固定具40にも同様の穴を形成しておき、穴を合致させてホルダー3の側面からストッパーを挿入して固定したり、固定具40のホルダー3の側面側にバネで付勢された突起を設けておき、ホルダー3の穴の位置で突起が穴に嵌合して固定具40を所定の角度に固定したり、適宜の固定手段を採用する。
図5に示す実施例4は、半円形のホルダー3には空洞33が形成されており、この空洞33に針状カッター4の傾斜角を変更できる固定具40がその底部に設けた支持軸41を軸中心として空洞33の内部を揺動可能に取り付けてある。固定具40の底部は揺動の際に空洞33の底部と干渉しないように円形に形成してある。固定具40は中空体であり、中空部の底部には内ネジ42が形成してあり、これに合致するネジ体43の下に針状カッター4が固定してあり、上部にはロッド44がホルダーの上部にまで延ばしてあり、その先端には円形の回転ハンドル45が設けてある。ホルダー3の底部にはリング状の底盤32が設けてあり、ホルダー3が型紙2に対して鉛直になるようにしてある。
ハンドル45を回転することによって針状カッター4の底面からの突出量を調整するものであり、内ネジ42とネジ体43のピッチは1.5〜2mmとするのが好ましい。
固定具40を所望の傾斜角度において固定する手段としては、ホルダー3の所定の角度位置に穴(図示しない)を設けると共に固定具40にも同様の穴を形成しておき、穴を合致させてホルダー3の側面からストッパーを挿入して固定したり、固定具40のホルダー3の側面側にバネで付勢された突起を設けておき、ホルダー3の穴の位置で突起が穴に嵌合して固定具40を所定の角度に固定したり、適宜の固定手段を採用する。
1 タタラ(粘土板)
10 切り出しタタラ用カッター
1A 切り出しタタラ
2 型板
3 ホルダー
3a、3b ホルダー部材
31a,31b,31c 31R ガイド溝
32a,32b,32c 32R 孔
32 底盤
33 空洞
4 針状カッター
41 支持軸
42 内ネジ
43 ネジ体
44 ロッド
45 回転ハンドル
5 ガイド
6 ネジ
6a ネジ穴
10 切り出しタタラ用カッター
1A 切り出しタタラ
2 型板
3 ホルダー
3a、3b ホルダー部材
31a,31b,31c 31R ガイド溝
32a,32b,32c 32R 孔
32 底盤
33 空洞
4 針状カッター
41 支持軸
42 内ネジ
43 ネジ体
44 ロッド
45 回転ハンドル
5 ガイド
6 ネジ
6a ネジ穴
Claims (3)
- 底面が平坦なホルダーとこのホルダーに底面に対して傾斜した針状カッターが底面からの突出長さが変更可能に出没自在に設けてあり、ホルダー側面に切断方向の目標となるガイドが設けてある切り出しタタラ用カッター。
- 切り出しタタラ用カッターであって、ホルダーは2つのホルダー部材が接合されており、接合面の一方には所定の角度のガイド溝が上面から下面まで設けてあり、針状カッターがこのガイド溝に沿って移動可能となるようにホルダー部材が接合されて針状カッターがホルダーの底面から出没可能としてある請求項1記載の切り出しタタラ用カッター。
- 切り出しタタラ用カッターであって、ホルダーは二つの半円形のホルダー部材が接合されており、ホルダー部材の接合面に外周縁から底面に向かう複数の所定角度の針状カッターを案内するガイド溝が設けてあり、針状カッターがこのガイド溝に沿って移動可能となるようにホルダー部材が接合されて針状カッターがホルダーの底面から出没可能としてある請求項1記載の切り出しタタラ用カッター。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH0970791A (ja) * | 1995-09-06 | 1997-03-18 | Lonseal Corp | シート切断器具 |
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JP2013043289A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Katsuya Okada | 透かし彫り陶磁器の製造方法及びテンプレート |
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JP2019017410A (ja) | 2019-02-07 |
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