JP6266515B2 - 視野計 - Google Patents

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Description

本発明は、視野の測定に際して、毎回同じ位置で被検眼を検査することの出来る視野計に関する。
視野検査は、被検者が視野ドーム中心に設定された固視点を注視した(固視)環境でドーム上の様々な部位に様々な明るさ・大きさの輝点を提示し、その輝点が見えるか否かを被検者が応答することにより、その被検者の網膜各部位における光刺激への感度を検査することで、行われる。
通常、視野計には、盲点の位置を決定する検査アルゴリズムが内蔵されており(例えば特許文献1)、視野検査に際しては、被検眼に固視点を注視させ、当該固視状態で、まず被検眼の固視点に対する盲点位置を計測して求めておく。次いで、視野検査中の被検者の固視状態を確認するために、ランダムな時点で盲点に対する光刺激を与えて、該光刺激に対して応答しないことを確認することで(被検眼が固視点を注視している限り、測定された盲点位置に光刺激を与えても被検眼は応答しない)、検査中に被検者が固視点以外を見ていないことを確認する。
また、視野検査中になるべく顔の位置が動かないように、視野計にはあご台やひたい当てがあり、場合によってはヘッドバンドで顔を固定して検査を実施する。また、視野計には被検眼を観察する光学系(固視監視カメラおよびモニター含む)があり、検査開始時や検査中は被検眼の瞳孔中心などの基準部位がモニター等に設けられた画面中心位置(固視点)を示す指標からずれていないことを確認しながら検査を実施している。仮にずれている場合には、あご台を上下左右に移動することにより被検眼の基準部位を中心位置に移動して修正する。これにより被検眼は常に決まった位置からドーム中心を見て検査を実施することが出来る。
以上のように、被検者が常に固視点を見ていること、被検者の顔の位置が所定の位置で固定されていることが正しい検査結果を得る上で重要となる。
特開2008−36297
しかし、これまでの視野計においては、被検者の顔の位置補正は、検査前に顎台の位置を、上下方向、左右方向に調節しているだけであり、検査毎の顔の回転状態について何ら考慮されておらず、それが検査結果のばらつきに影響している可能性がある。
最近、被検眼の視野測定の結果を病状別(正常も含む)に集積する形で装置内又はインターネットなどの通信回線を介して適宜なデータベースに生成し、被検眼の経時的な視野変動を観察することで、被検眼の診断に利用しようとする試みがなされつつある。こうした場合、検査毎に顔が回転していると、被検眼の測定位置が検査毎に、ずれてしまうこととなり、被検眼の同一の測定位置での測定結果の比較が困難となり、検査結果のばらつきや、信頼性の低下につながることとなる。
本発明は、複数回の視野検査を、視野検査の際の顔の回転による測定位置のばらつきを修正した形で行うことの可能な視野計を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、被検眼(22a)の視野を測定するための測定座標系(CS)を設定する座標系設定手段(19)、前記被検眼の盲点(22c)の位置(M1)を検出する盲点位置検出手段(13)、及び同一の被検眼(22a)についての視野を、第1の時点と、当該第1の時点の後の第2の時点において、それぞれの時点において設定された前記測定座標系(CS、CS)を基準にして測定することの出来る視野測定手段(19)を有する、視野計(2)において、
前記第1の時点の視野測定際して、当該第1の時点で検出された前記盲点の位置(M1、(r,θ))をメモリ(15)に格納する盲点位置格納手段(11)、
前記第2の時点での視野測定に際して、前記盲点位置検出手段(13)を介して前記被検眼の盲点(22c)の位置(M1、(r′,θ′))を検出し、当該盲点の位置と前記メモリ(15)に格納された前記第1の時点の盲点の位置(M1、(r,θ))を読み出して、両者のずれ量(α)を演算する盲点移動量演算手段(16)、及び、
前記演算されたずれ量(α)に基づいて、前記第2の時点で設定された測定座標系(CS)を、移動させて、前記第1の時点の測定座標系(CS)と一致させる補正動作を行う測定座標補正手段(17)を有し、
前記視野測定手段(19)は、前記第1の時点の測定座標系(CS)と一致した前記測定座標系(CS)に基づいて、視野の測定を行うことを特徴として構成される。
本発明の第2の観点は、前記第1の時点は、当該被検眼についての、最初の視野測定の時点であることを特徴とするものである。
本発明の第3の観点は、前記盲点の位置は、前記被検眼の視野中心(ZP)を基準とした極座標(r,θ)で検出することを特徴とするものである。
本発明の第1の観点によれば、視野検査の度に、盲点位置のずれ量(α)を演算して、第2の時点で設定された測定座標系(CS)を移動させて、第1の時点の測定座標系(CS)と一致させる補正動作を行うことにより、第1の時点の測定座標系(CS)と一致した測定座標系(CS)に基づいて、第2の時点の視野の測定を行うことが可能となり、時間をおいた複数回の視野検査を、視野検査の際の顔の回転による測定位置のばらつきを修正した形で行うことが可能となる。
本発明の第2の観点によれば、常に最初の視野測定に際した測定座標系(CS)に基づいて、後の視野測定を行うことが出来、視野の経時変化などを容易に発見することが出来る。
本発明の第3の観点によれば、盲点の位置を視野中心(ZP)を基準とした極座標(r,θ)で検出することで、両者の方位角の差(ずれ角)が測定座標系の補正すべき回転角度(α)となるので、補正動作を簡単に行うことが可能となる。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
図1は、本発明が適用される視野計の一例を示す斜視図。 図2は、図1の視野計の制御部分の一例を示す制御ブロック図。 図3は、視野測定の際の顔位置と視野測定座標の関係を示す模式図。 図4は、視野測定の際の顔位置が左回転した際の、顔位置と視野測定座標の関係を示す模式図。 図5は、視野測定の際の顔位置が右回転した際の、顔位置と視野測定座標の関係を示す模式図。
以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
視野計2は、図1に示すように、全体が箱状に形成された本体3を有しており、本体3の前面3aには、あご載せ5及びひたい当て6が設けられている。本体3の、図1右側には、応答スイッチ1が接続コード9を介して着脱自在に設けられており、更に、あご載せ5及びひたい当て6の前方、即ち図1紙面の奥方の本体3の内部には、視標が提示される半球状の視野ドーム7が設けられている。視野ドーム7は、図2に示す、本体3に内蔵された視標提示部10により、視野測定用の視標(図示せず)が視野ドーム7内の任意の位置に投影自在に構成されている。
また、本体3の内部には、図2に示すように、視野計2の制御部8が設けられており、制御部8は、主制御部11を有している。主制御部11には、バス線12を介して前述の視標提示部10,盲点位置検出部13,被検者データメモリ15,盲点移動量演算部16,測定座標補正部17,視野測定部19、キーボードなどの操作部20及びディスプレイ21などが接続している。なお、図2に示す制御部ブロック図は、本発明と関連の有る部分のみを表示しており、本発明と関連のない視野計2の他の構成部分の図示は行っていない。
視野計2は、以上のような構成を有するので、被検者22の被検眼22aについてその視野を測定する場合には、図2に示すように、被検者22に対して、あご載せ5にあごを載せ、更に、ひたい部分をひたい当て6に押圧接触させて、被検者22の前眼部の被検眼22aを、所定の視野測定位置に配置するようにする。
被検者22の被検眼22aは、図示しない視野ドーム7内に配置されたカメラにより、その前眼部がディスプレイ21上に表示されるので、オペレータは被検者22に対して視野ドーム7内に設定された固視点を注視するように指示すると共に、その際のディスプレイ21に表示された被検眼22aの前眼部の映像を見ながら、あご載せ5及びひたい当て6を、図1上下左右方向に微調整する形で移動させ、被検眼22aが視野ドーム7の正面、即ち、視野ドーム7の中心に位置するように位置決め調整する。
視野ドーム7正面、即ち、視野ドーム7の中心に被検眼22aが位置するようにあご載せ5及びひたい当て6の位置が調整され、被検者22の被検眼22aが視野ドーム7の中心位置から固視点を固視している状態では、固視点の位置が被検眼22aの視野中心である黄斑部中心22bと一致する形となる。
被検眼22aによる固視点の固視により、該固視点が被検眼22aの視野中心である黄斑部中心22bと一致する形に設定されたところで、主制御部11は盲点位置検出部13に対して盲点(視神経乳頭)22cの位置M1の検出動作に入るように指令する。この盲点22cの位置M1の検出動作は、盲点位置検出部13に内蔵された盲点探査プログラムなどに基づいて行うが、これは既に公知の技術なのでここでは、詳細な説明は省略する。盲点位置検出部13の盲点22cの探査により、盲点22cの位置M1の黄斑部中心22b、従って、視野中心に対する位置が求められたところで、主制御部11は、視野測定部19に対して、図3(b)に示すように、固視点、即ち視野中心を基準(原点ZP)とした、視野測定用の測定座標系CSを設定するように指令する。測定座標系CSが設定されると、盲点位置検出部13は、検出された盲点22cの位置M1の座標位置を、被検者データメモリ15に被検者22の被検眼22aの測定データMDとして、被検眼11aのIDデータと共に格納する。なお、盲点22cの座標位置は、原点ZP(視野中心又は、固視点)に対する極座標で検出し、格納しておくことが望ましい(もちろん、座標系CSのような通常の直交座標を用いてもよい)。例えば、図3(a)の場合、盲点22cの位置M1の座標は(r,θ)となる。
この状態で、オペレータが操作部20を介して視野計2に対して被検眼の視野測定動作の開始を指令すると、主制御部11は、視野測定部19に対して被検眼の視野の測定を指令し、これを受けて視野測定部19は、公知の手法で、視標(図示せず)を、視野ドーム7内の適宜な位置に順次提示してゆく。測定は、図3(b)に示すように、測定座標系CSに、原点ZPと盲点位置M1に基づいて、該測定座標系CS上に適宜な間隔で予め多数設定された測定点MPについて、順次指標を提示しながら、行ってゆく。図3(b)で示した測定点MPは説明の便宜上、16カ所しか示していないが、実際は、数十カ所の測定点MPが設定されている。
被検者は視野ドーム7に提示された視標を被検眼22aを介して視認した場合には、応答スイッチ1を操作し、視認できなかった場合には、応答スイッチ1の操作は行わないので、応答スイッチ1の操作状態と、その際の視野ドーム7内の視標位置を関連付ける形で、視野測定部19は、公知の手法で被検眼の視野を測定してゆく。
こうして、被検眼11aに関する一連の視野測定結果が得られたところで、その測定データMDは、主制御部11からの指令により、視野測定部19から被検者データメモリ15内の被検眼22aに対応するIDデータが付されたメモリ領域に、被検者22の被検眼22aの測定データMDとして格納される。これにより、被検眼22aの測定データMDは、当該測定データMDを得た際の原点ZPを基準とした盲点22cの位置M1の座標(r,θ)とともに、格納される。原点ZPの位置は、既に述べたように固視点を注視している被検眼22aの視野中心であることから、図3(b)に示すように、当該被検眼22aの眼底の黄斑部中心22bの位置と一致している。
こうして、被検眼11aに対する初回、即ち第1回目の視野測定が完了し、その後、例えば数ヶ月後や、数年後に、又は、一定の時間間隔で、第2回目、第3回目、第n回目の視野測定を行う場合、前述の場合と同様に、被検者22に対して、あご載せ5にあごを載せ、更に、ひたい部分をひたい当て6に押圧接触させた状態で、オペレータはディスプレイ21に表示された被検眼22aの映像を見ながら、あご載せ5及びひたい当て6を、図1上下左右方向に微調整する形で移動させて、被検眼22aを視野ドーム7の正面に位置決めする。更に被検者22に対して固視点を固視させた状態で、当該固視点を被検眼22aの視野中心(黄斑部中心22b)と設定する。
この状態で、同様に盲点位置検出部13により被検眼11aに対する盲点22cの検出を行い、視野中心を原点ZPとする測定座標系CSを設定する。そして、視野中心(黄斑部中心22b、原点ZP)に対する盲点位置M1の座標(r’,θ’)を演算して求める。通常、視野中心である黄斑部中心22b、従って原点ZPの位置は、被検眼11aが、前回の検査から時間が経過しても、殆ど誤差無く、初回の測定時と同じ位置で精度よく求めることが出来るが、盲点22cの位置M1は、被検者22のあご載せ5及びひたい当て6への当接具合が、視野測定毎に相違し、顔、即ち被検眼11aの位置が、例えば図4(a)に示すように、全体的に図中左回転する形で傾いたり、図5(a)に示すように、全体的に図中右回転する形で傾いたりすることがあることから、変化する。
盲点位置検出部13により、盲点22cの位置M1の座標(r’,θ’)が演算検出されたところで、主制御部11は盲点移動量演算部16に対して、今回の測定に際して盲点22cの位置が、初回の測定に比してどれだけ原点ZPに対して回転移動しているか、即ちずれているか、そのずれ量を演算させる。これを受けて、盲点移動量演算部16は、当該被検眼11aについて被検者データメモリ15に格納された第1回目の測定に際した盲点22cの位置M1の座標(r,θ)を読み出し、両者の方位角θ、θ’を比較する。仮に、被検眼11aが、例えば図4(a)に示すように、最初の測定時に比して、角度αだけ原点ZPを中心に左方向に回転していた場合、測定される盲点22cの位置M1の座標(r’,θ’)の方位角θ’は、最初の測定に際した盲点22cの位置M1の方位角θに対してαだけ左回転した形となる。
即ち、α=θ’− θなる関係が生じる。
このことは、今回の測定に際して設定される測定座標系CSと最初に設定された測定座標系CSは、図4(b)に示すように今回の測定に際して設定される測定座標系CSが最初に設定された測定座標系CSに対して角度α=θ’− θだけ右方向に回転した、ずれた位置関係となることを意味する。
そこで、主制御部11は、測定座標補正部17に対して、今回の視野測定の測定座標系CSを、最初の視野測定に際して設定された測定座標系CSと一致させる補正を行うように指令する。これを受けて、測定座標補正部17は、図4(b)に示すように、今回の測定に際して設定された測定座標系CSを原点ZPを中心に角度(ずれ角度)αだけ左方向に回転させ、測定座標系CSを測定座標系CSと一致させる補正動作を行う。これにより、測定座標系CSに予め設定されている測定点MPも測定座標系CSの回転と共に、角度αだけ左方に回転し、測定座標系CSに設定されていた測定点MPと一致することとなる。
この状態で、主制御部11は、測定座標系CSに設定されていた測定点MPに基づいて、最初の測定時と同様に視野測定動作を行うが、測定座標系CSに設定されていた測定点MPは、最初の視野測定動作で使われた測定座標系CSに設定されていた測定点MPと一致するので、最初の視野測定を行った各測定点MPと正確に一致した位置で、今回の視野測定を行うことが出来、被検者22の被検眼22aの回転を補正した形で視野検査を行うことできる。
従って、各測定点MPにける測定結果も、初回の各測定点MPにおける測定結果と正確に対応していることから、各測定点MPについて、検査結果のばらつきが無くなり、信頼性を向上させることが出来る。
なお、新たな視野測定に際して、例えば図5(a)に示すように、最初の測定時に比して、角度αだけ原点ZPを中心に右方向に回転していた場合、測定される盲点22cの位置M1の座標(r’,θ’)の方位角θ’は、最初の測定に際した盲点22cの位置M1の方位角θに対してαだけ右回転した形となる。
即ち、α=θ’− θなる関係が生じる(右回転では、α<0)。
このことは、今回の測定に際して設定される測定座標系CSと最初に設定された測定座標系CSは、図5(b)に示すように今回の測定に際して設定される測定座標系CSが最初に設定された測定座標系CSに対して角度α=θ’− θだけ左方向に回転した、ずれた位置関係となることを意味する。
そこで、主制御部11は、測定座標補正部17に対して、今回の視野測定の測定座標系CSを、最初の視野測定に際して設定された測定座標系CSと一致させる補正を行うように指令する。これを受けて、測定座標補正部17は、図5(b)に示すように、今回の測定に際して設定された測定座標系CSを原点ZPを中心に角度αだけ右方向に回転させ、測定座標系CSを測定座標系CSと一致させる。これにより、測定座標系CSに予め設定されている測定点MPも測定座標系CSの回転と共に、角度αだけ右方に回転し、測定座標系CSに設定されていた測定点MPと一致することとなる。
この状態で、主制御部11は、測定座標系CSに設定されていた測定点MPに基づいて、最初の測定時と同様に視野測定動作を行うが、測定座標系CSに設定されていた測定点MPは、最初の視野測定動作で使われた測定座標系CSに設定されていた測定点MPと一致するので、最初の視野測定を行った各測定点MPと正確に一致した位置で、今回の視野測定を行うことが出来、被検者22の被検眼22aの回転を補正した形で視野検査を行うことできる。
従って、各測定点MPにおける測定結果も、初回の各測定点MPにおける測定結果と正確に対応していることから、各測定点MPについて、検査結果のばらつきが無くなり、信頼性を向上させることが出来る。
前述の実施例では、最初の視野検査時において、検査に際して設定された測定座標系CSの測定基準点である原点ZPに対する盲点位置(r,θ)を視野測定値と共にメモリに格納しておき、後の同一の被検眼22aに対する視野検査に際して設定された測定座標系CSにおいて測定した盲点位置(r’,θ’)と最初の視野測定時の盲点位置(r,θ)を比較して、盲点位置のズレ(例えば角度α)に対応する量だけ、後の視野検査に際した測定座標系CSを移動(相対移動も含む)させて、今回の視野検査行う場合について述べた。本発明は、最初の検査と、その後の検査に限らず、同一の被検眼11aに対して所定の時間をおいて、複数回の視野検査を行う場合の、時間的に前後した、第1の時点(最初に限らない)とその後の第2の時点で行う視野検査の際にも適用することが出来る。
また、ここでいう視野測定の最初の検査(測定)とは、必ずしも、被検者の経験上の“最初”の視野測定ということではなく、信頼性の高い視野測定データが得られた、即ち、正常検査状態で行えた最初の視野検査とすることも可能である。即ち、経験上の“最初”の視野測定時、ないしは、その後の数回の視野測定時は、被検者が検査に不慣れなことから、固視不良や、偽陰性、偽陽性反応などの検査の信頼性を低下させるような事態が生じやすい。こうした信頼性の低い視野測定のデータは、本来の視野測定のデータとしては望ましくないことから、第1の時点の測定データとしては採用しないことが望まれる。従って、視野計で測定する被検眼22aについての最初の測定、即ち第1の時点の視野測定は、信頼性の高い視野測定データが得られた最初の視野測定の時点とすることが可能である。もちろん、被検者がこうした検査・測定にすでに慣れていて、当該視野計では“経験上最初”の検査であっても、信頼性の高い検査データが得られれば、当該最初の視野測定を、第1の時点の視野測定とすることも可能である。
2…視野計
11…盲点の位置格納手段(主制御部)
13…盲点位置検出手段(盲点位置検出部)
15…メモリ(被検者データメモリ)
16…盲点移動量演算手段(盲点移動量演算部)
17…測定座標補正手段(測定座標補正部)
19…座標系設定手段、視野測定手段(視野測定部)
22a…被検眼
22b…黄斑部中心
22c…盲点
CS、CS、CS…測定座標系
M1…位置
ZP…視野中心(原点)
α…ずれ量(角度)

Claims (3)

  1. 被検眼の視野を測定するための測定座標系を設定する座標系設定手段、前記被検眼の盲点の位置を検出する盲点位置検出手段、及び同一の被検眼につての視野を、第1の時点と、当該1の時点の後の第2の時点において、それぞれの時点において設定された前記測定座標系を基準にして測定することの出来る視野測定手段を有する、視野計において、
    前記第1の時点の視野測定際して、当該第1の時点で検出された前記盲点の位置をメモリに格納する盲点位置格納手段、
    前記第2の時点での視野測定に際して、前記盲点位置検出手段を介して前記被検眼の盲点の位置を検出し、当該盲点の位置と前記メモリに格納された前記第1の時点の盲点の位置を読み出して、両者のずれ量を演算する盲点移動量演算手段、及び、
    前記演算されたずれ量に基づいて、前記第2の時点で設定された測定座標系を、移動させて、前記第1の時点の測定座標系と一致させる補正動作を行う測定座標補正手段を有し、
    前記視野測定手段は、前記第1の時点の測定座標系と一致した前記測定座標系に基づいて、視野の測定を行うことを特徴として構成される視野計。
  2. 前記第1の時点は、当該被検眼についての、最初の視野測定の時点であることを特徴とする、請求項1記載の視野計。
  3. 前記盲点の位置は、前記被検眼の視野中心を基準とした極座標で検出することを特徴とする、請求項1記載の視野計。
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