JP6265537B2 - 歯間ケア用具 - Google Patents
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Description
また、歯間部には歯周病の原因菌等が多く潜んでいる。このため、従来、歯間ブラシのブラシに口腔内組成物を付着させて、歯間のケアを行うことが実施されている。
また、歯間ケアする度に、ケア部に口腔内組成物を保持させる作業を繰り返すことは煩雑である。
特許文献1には、フィラメントをワイヤに挟んだ後、該ワイヤを捻ってなるブラシと、ワイヤを埋没する挿通孔を形成した合成樹脂製の柄と、からなる歯間ブラシにおいて、柄の内部に挿通孔と連通する室を形成すると共に、室に到達する毛管を挿通孔に嵌挿した上、該毛管にブラシのワイヤを埋没して柄に固定させ、さらに、室に液ハミガキを充填した歯間ブラシが開示されている。
前記吐出口を前記一対のガイド壁間に配置してもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図である。図2は、図1に示す歯間ケア用具をB視した図である。
図1及び図2では、中空部16に口腔組成物を充填する前の段階(言い換えれば、充填用貫通部18を消滅させる前の段階)の歯間ケア用具10を図示する。
図1に示すZ方向は、一対のガイド壁31,32の突出方向(言い換えれば、上下方向)を示している。図1及び図2に示すX方向は、Y方向及びZ方向に対して直交する方向であり、ケア体12を構成する支持部24の延在方向(所定の方向)を示している。
図2に示すY方向は、X方向と直交する方向(言い換えれば、一対のガイド壁31,32の配置方向)を示している。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図2では、図1に点線で示す芯部23の図示を省略する。
口腔組成物吐出体11は、口腔組成物を収容でき、かつ該口腔組成物を吐出可能なものであれば特に限定されない。口腔組成物吐出体11としては、例えば、ボトルやフィルムによるピロー包装等を用いることができる。
口腔組成物吐出体11は、本体部15と、中空部16と、充填用貫通部18と、吐出用貫通部19と、を有する。
本体部15は、中空部16、充填用貫通部18、及び吐出用貫通部19を区画するための容器であり、X方向に延在している。本体部15は、その先端側にケア体12が接続される平坦な面である接続面15aを有する。
本体部15と芯部23とを一体成型する場合、本体部15の材料としては、例えば、芯部23と同じ材料を用いることができる。
本体部15と芯部23とを別々に成型する場合には、本体部15の材料としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ポリビニルアルコール共重合樹脂、ナイロン等を単独、或いは2種以上を混合させた混合物を用いることができる。
また、本体部15と芯部23とを別々に成型する場合には、本体部15の材料として、アルミ箔とプラスチックフィルムを貼り合せたラミネートを用いてもよい。
ここで、該口腔組成物について説明する。上記口腔組成物としては、例えば、液体歯磨き剤や口腔内に用いられる有効成分を含有する薬液を用いることができる。
該有効成分としては、例えば、歯質強化成分、殺菌成分、抗炎症成分、抗酸化成分、血流促進成分等を用いることができる。
上記殺菌成分としては、例えば、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、第4級アンモニウム塩系殺菌剤である塩化セチルピリジウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化デカリニウム、ビグアナイド系殺菌剤のグルコン酸クロルヘキシジン等を用いることができる。
上記抗炎症成分としては、例えば、トラネキサム酸、イプシロンカプロン酸、β−グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレン、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、ケトプロフェン等を用いることができる。
上記血流促進成分としては、例えば、メントール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等を用いることができる。
上記止血成分としては、例えば、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム等を用いることができる。
このような口腔組成物の状態としては、例えば、液体、ジェル状、クリーム状等を例示することができるが、吐出性やケア部26に対する塗布性を考慮すると、液体或いはジェル状が好ましい。
充填用貫通部18は、中空部16に口腔組成物を充填後、充填用貫通部18に露出された本体部15を接合させることで、消滅する貫通部である。
充填用貫通部18の形状は、例えば、円柱形状にすることができる。この場合、充填用貫通部18の直径は、口腔組成物の粘度に依存するが、例えば、1mmとすることができる。
吐出用貫通部19は、一方の端である吐出口19Aが接続面15a(言い換えれば、本体部15)から露出され、他方の端が中空部16に到達している。
吐出口19Aは、誘導部27に口腔組成物を吐出する部分であり、吐出用貫通部19の一部を構成している。吐出口19Aは、ケア体12の芯部23の直上であって、かつ誘導部27を構成する一対のガイド壁31,32間に配置されている。
このように、誘導部27を構成する一対のガイド壁31,32間に、誘導部27に口腔組成物を吐出する吐出口19Aを配置させることで、吐出口19Aから吐出される口腔組成物を誘導部27に効率良く供給することができる。
芯部23は、本体部15の接続面15aに設けられている。芯部23は、接続面15aから離間するX方向に延在している。
芯部23の形状は、例えば、接続面15aから離間するにつれて、その直径が小さくなるような円錐台形状にすることができる。芯部23は、本体部15と一体に構成してもよいし、別体としてもよい。
これにより、支持部24は、X方向(所定の方向)に延在している。
複数のケア部26の形状は、例えば、薄板リング形状とすることができる。このように、複数のケア部26の形状を薄板リング形状にすることで、歯間の汚れを掻き出す効果を向上させることができる。
一対のガイド壁31,32は、複数のケア部26のうち、本体部15に最も近接して配置されたケア部26(以下、説明の便宜上、この「ケア部26」を「ケア部26−1」という(図1及び図2参照))と、本体部15の接続面15aと、の間に位置する支持部24の両端(言い換えれば、支持部24の外周面)からZ方向に突出している。
一対のガイド壁31,32は、その一方の端が本体部15の接続面15aと接続されており、他方の端がケア部26−1と接続されている。
このため、誘導部27を設けることで、芯部23の太さが細くなることがないため、芯部23の強度を十分に保つことができる。
また、吐出口19Aの直径が400μmの場合、芯部23の表面のうち、支持部24で覆われた部分と表面23aとの境界を基準としたときのZ方向における一対のガイド壁31,32の高さは、例えば、800μmとすることができる。
この場合、一対のガイド壁31,32、及び表面23aで区画される溝部のY方向の幅は、例えば、900μmとすることができる。
このように、支持部24及びケア部26の材料として、軟質素材を用いることで、歯間部にケア体12を挿入する際に、ケア体12により、歯間に位置する歯肉が傷付くことを抑制できると共に、該歯肉をマッサージする効果も得ることができる。
これにより、芯部23の強度を低下させることなく、ケア部26−1に口腔組成物を誘導する誘導部27を構成することができる。
したがって、この場合、ケア体の強度を十分に確保した上で、ケア体を構成するケア部に、口腔組成物吐出体内に収容された口腔組成物を効率良く供給することができる。
平坦面23bは、一対のガイド壁31,32間に位置する芯部23を平坦にすることで形成される面である。
また、先に説明した図3において、吐出口19Aを芯部23の表面23aの上方に配置することで、吐出口19Aと表面23aとを離間して配置させてもよいが、吐出口19Aと芯部23の表面23aとを近接して配置することが好ましい。
吐出用貫通部38の形状は、四角柱とされている。吐出用貫通部38を構成する吐出口38Aは、長方形とされており、接続面15aから露出されている。吐出口38Aは、平坦面23bの直上に配置されている。
Y方向における吐出口38Aの幅は、一対のガイド壁31,32間の幅と等しくなるように構成されている。
平坦面23bを基準としたときのZ方向の一対のガイド壁31,32の高さが800μmの場合、平坦面23bを基準としたときのZ方向の吐出口38Aの高さは、例えば、400μmとすることができる。
なお、先に説明した図3に示す構造体において、図3に示す吐出用貫通部19に替えて、図5に示す吐出用貫通部38を用いてもよい。
このように、平坦面23b側に向かうにつれて幅が広くなる吐出口43Aを有することで、本体部15(図1及び図2参照)内に収容された口腔組成物を誘導部41に吐出させやすくすることができる。
また、先に説明した図3及び図4に示す構造体において、該構造体を構成する吐出用貫通部19に替えて、図6に示す吐出用貫通部43を用いてもよい。
始めに、合成樹脂を口腔組成物吐出体11及び芯部23の母材とする射出成型により、図示していない第1の金型(口腔組成物吐出体11及び芯部23の形状に対応する中空部を有する金型)内に該合成樹脂を射出することで、口腔組成物吐出体11及び芯部23を成型する。
次いで、第1の金型から、一体成型された口腔組成物吐出体11及び芯部23を取り出す。次いで、歯間ケア用具10の形状に対応した中空部を有する第2の金型(図示せず)内の中空部に、成型された口腔組成物吐出体11及び芯部23を収容させる。
次いで、第2の金型から、歯間ケア用具10を取り出すことで、歯間ケア用具10が製造される。
その後、歯間ケア用具10の充填用貫通部18を介して、中空部16に口腔組成物を充填し、熱接着により、本体部15のうち、充填用貫通部18に露出された部分を接合させる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図である。図7において、図1に示す第1の実施の形態の歯間ケア用具10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図8は、図7に示す歯間ケア用具をD視した図である。図8において、図2及び図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ケア体51は、ケア体12を構成する支持部24、及び誘導部27に替えて、支持部52、及び誘導部54を有すること以外は、ケア体12と同様に構成される。
このように、支持部52が芯部23の基部23Aを露出することで、支持部52と基部23Aとの境界には、支持部52の厚さ分の段差が形成されている。
一対のガイド壁56,57は、本体部15の接続面15aとケア部26−1との間に配置されている。一対のガイド壁56,57は、Y方向において対向すると共に、吐出口19Aを挟み込むように配置されている。
また、第2の実施の形態では、一対のガイド壁56,57をZ方向に延在させた場合を例に挙げて説明したが、図6に示す一対のガイド壁31,32のように、一対のガイド壁56,57を逆ハの字型となるように、Z方向に対して傾斜するように、一対のガイド壁56,57を延在させてもよい。
したがって、上記凹部を誘導部として用いることで、ケア体の強度を十分に確保できると共に、ケア体を構成するケア部に、口腔組成物吐出体内に収容された口腔組成物を効率良く供給することができる。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図である。図9において、図1に示す第1の実施の形態の歯間ケア用具10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図10は、図9に示す歯間ケア用具をF視した図である。図10において、図2及び図9に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図10では、図9に点線で示す芯部23の図示を省略する。
図11は、図9に示す歯間ケア用具のE−E線方向の切断面をG視した図である。図11において、図9及び図10に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ケア体61は、ケア体12を構成する誘導部27に替えて、誘導部63を有すると共に、誘導部63の配設領域に位置する一部のケア部26(ケア部26−1を含む4つのケア部26)に、切欠き部26Aを形成したこと以外は、第1の実施の形態で説明したケア体12と同様に構成される。
ガイド壁65は、芯部23の先端側に図2に示すガイド壁31を延在させた構成とされている。ガイド壁65は、X方向に配置された複数のケア部26(図9及び図10の場合、一例として、13個のケア部26を図示)のうち、4個のケア部26(ケア部26−1を含む)を貫通するように設けられている。
ガイド壁65は、その一方の端が本体部15の接続面15aと接続されており、他方の端が接続面15a側から数えて5個目のケア部26(以下、説明の便宜上、このケア部26を「ケア部26−2」という)と接続されている。
ガイド壁66は、X方向に配置された複数のケア部26のうち、4個のケア部26(ケア部26−1を含む)を貫通するように設けられている。ガイド壁66は、その一方の端が本体部15の接続面15aと接続されており、他方の端がケア部26−2と接続されている。
上記一対のガイド壁65,66は、支持部24と一体に構成されている。平坦面23cを基準としたときの一対のガイド壁65,66の高さは、例えば、800μmとすることができる。
一対のガイド壁65,66、及び芯部23の平坦面23cは、ケア部26−1、ケア部26−1とケア部26−2との間に配置された3つのケア部26、及びケア部26−2に、吐出口19Aから吐出された口腔組成物を供給するための溝部を区画している。
切欠き部26Aは、ケア部26−1、及びケア部26−1とケア部26−2との間に配置された3つのケア部26のうち、平坦面23cの上方に位置する部分を除去するように配置されている。
また、図9及び図10では、一対のガイド壁65,66の一例として、X方向に配置された4個のケア部26を貫通する場合を例に挙げて説明したが、一対のガイド壁65,66が貫通するケア部26の数は、1個以上であればよく、4個に限定されない。
したがって、この場合、ケア体の強度を十分に確保した上で、ケア体を構成するケア部に、口腔組成物吐出体内に収容された口腔組成物を効率良く供給することができる。
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図である。図12において、図1に示す第1の実施の形態の歯間ケア用具10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図13は、図12に示す歯間ケア用具をH視した図である。図13において、図2及び図12に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図13では、図12に点線で示す芯部23の図示を省略する。
ケア体71は、第1の実施の形態で説明したケア体12を構成する複数のケア部26に替えて、複数のケア部73を有すること以外は、ケア体12と同様に構成される。
複数のケア部73は、支持部24から離間する方向に突出する円錐状の突起体である。複数のケア部73は、接続面15aから芯部23の先端に向かうにつれて、サイズが小さくなるように構成されている。
複数のケア部73は、支持部24と一体とされている。複数のケア部73の材料としては、第1の実施の形態で説明したケア部26と同様な材料を用いることができる。
誘導部27により区画される溝部のY方向の幅は、例えば、ケア部73−1の基部のY方向の幅よりも広くするとよい。
このように、誘導部27により区画される溝部のY方向の幅を、ケア部73−1の基部のY方向の幅よりも広くすることで、支持部24の周方向に口腔組成物が供給されやすくなるため、該周方向に配置された複数のケア部73に口腔組成物を効率良く供給することができる。
さらに、図12及び図13では、ケア部74の形状の一例として、円錐形状を例に挙げて説明したが、ケア部74の形状は、口腔組成物を保持可能な形状であればよく、円錐形状に限定されない。
図15は、図14に示すケア体のI−I線方向の断面図である。図15において、図9〜図12に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
また、図15では、誘導部63の構成要素として、平坦面23cを用いた場合を例に挙げて説明したが、平端面23cに替えて、図3に示す湾曲した表面23aを用いてもよい。
この場合、誘導部63の形成領域に対応するケア部73は、該凹部の底面からZ方向に突出するように配置させるとよい。
図16は、本発明の第5の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図である。図16において、図1に示す第1の実施の形態の歯間ケア用具10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図17は、図16に示す歯間ケア用具のJ−J線方向の断面をK視した図である。図17において、図16に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ケア体81は、ケア体12を構成する複数のケア部26、及び誘導部27に替えて、羽状ケア部83〜86、及び誘導部88を有すること以外は、第1の実施の形態で説明したケア体12と同様に構成される。
羽状ケア部83は、一方の端が接続面15aと接続されており、他方の端が支持部24の先端まで延在している。
羽状ケア部84は、羽状ケア部83と同様な部材であり、支持部24と一体に構成されている。羽状ケア部84は、羽状ケア部83とのなす角度が90度とされている。羽状ケア部83,84間には、吐出口19Aが配置されている。
羽状ケア部85は、一方の端が接続面15aと接続されており、他方の端が支持部24の先端まで延在している。羽状ケア部85は、羽状ケア部83と同様な形状とされている。
羽状ケア部86は、一方の端が接続面15aと接続されており、他方の端が支持部24の先端まで延在している。羽状ケア部86は、羽状ケア部83と同様な形状とされている。
上記説明したように、羽状ケア部83〜86は、十字状に配置されている。羽状ケア部83〜86の材料としては、例えば、支持部24と同じ材料を用いることができる。
また、誘導部88を構成する羽状ケア部83,84が、口腔組成物を誘導するガイド壁として機能するため、接続面15aから支持部24の先端までの区間に、吐出口19Aから吐出された口腔組成物を供給することができる。
また、図16及び図17では、支持部24に対して、直線状に羽状ケア部83〜86を配置させた場合を例に挙げて説明したが、直線状の羽状ケア部83〜86に替えて、例えば、支持部24に対して、曲線状に複数の羽状ケア部を配置させてもよい。
図18は、本発明の第6の実施の形態に係る歯間ケア用具の側面図であり、歯間ケア用具を構成する本体部からキャップ部を外した状態を模式的に示す図である。図18において、図1に示す第1の実施の形態の歯間ケア用具10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図19は、図18に示すキャップ部を本体部に装着させた歯間ケア用具の側面図である。図19において、図18に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
口腔組成物吐出体91は、充填用貫通部18及び吐出用貫通部19を構成要素から除き、これらに替えて、おねじ部94と、おねじ部94の中央を貫通し、かつ中空部16と接続された充填口95と、を有する。
キャップ部92は、おねじ部94を収容する収容部97と、収容部97の側壁に設けられ、おねじ部94と螺合するめねじ部98と、収容部97と接続面92aとの間に位置するキャップ部92を貫通する吐出用貫通部19と、を有する。
また、ケア体12が摩耗した場合には、ケア体12及びキャップ部92を交換すればよいので(言い換えれば、歯間ケア用具90全体を交換する必要がないので)、経済的である。
このような保管用キャップを用いることで、歯間ケア用具90を使用しないときに、本体部11の外に口腔組成物が漏れることを防止できると共に、ケア体12に汚れが付着することを抑制できる。
始めに、射出成型により、図示していない第1の金型(キャップ部92及び芯部23の形状に対応する中空部を有する金型)内に合成樹脂(キャップ部92及び芯部23の母材)を射出することで、キャップ部92及び芯部23を成型する。その後、第1の金型から、一体成型されたキャップ部92及び芯部23を取り出す。
次いで、ケア部26の形状に対応した中空部を有する第2の金型(図示せず)内の該中空部に、成型されたキャップ部92及び芯部23を収容させる。
口腔組成物吐出体91は、合成樹脂で作製したパリソンを金型(図示せず)に収容し、ブロー成形により口腔組成物吐出体91に中空部16を成型することで製造する。次いで、中空部16に口腔組成物を充填し、その後、充填口95アルミフィルム等で封印する。
Claims (6)
- 内部に口腔組成物が収容される中空部、及び該中空部に到達するように一方の端部を貫通し、前記口腔組成物を吐出する吐出用貫通部を含む口腔組成物吐出体と、
所定の方向に延在する支持部、及び該支持部の外周面から突出するケア部を含み、前記吐出用貫通部の一端を露出するように、前記口腔組成物吐出体の前記一方の端部に配置されたケア体と、
を有し、
前記ケア体は、前記所定の方向に延在し、かつ合成樹脂よりなる芯部を有し、
前記支持部は、合成樹脂により前記芯部を覆うように配置されており、
前記ケア体は、前記吐出用貫通部から吐出された前記口腔組成物を受け取ることが可能な位置に設けられ、前記ケア部に前記口腔組成物が向かうように、前記口腔組成物を誘導する誘導部を有し、
前記誘導部は、前記支持部に設けられ当該支持部の外周面から前記ケア部の突出方向に突出すると共に、前記所定の方向に延在し、かつ周方向に対向配置された一対のガイド壁と、該一対のガイド壁間に配置された前記ケア体と、で区画された溝部である
ことを特徴とする歯間ケア用具。 - 前記吐出用貫通部は、前記口腔組成物吐出体から露出され、前記誘導部に前記口腔組成物を吐出する吐出口を有し、
前記吐出口を前記一対のガイド壁間に配置することを特徴とする請求項1記載の歯間ケア用具。 - 前記誘導部は、前記所定の方向に延在する前記ケア体に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1記載の歯間ケア用具。
- 前記ケア部は、前記支持部の周方向、及び前記所定の方向に対して複数配置されており、
前記誘導部は、少なくとも前記口腔組成物吐出体の一方の端部と、前記所定の方向に配置された複数の前記ケア部のうち、前記口腔組成物吐出体の前記一方の端部に対して最も近くに配置された前記ケア部と、の間に配置することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の歯間ケア用具。 - 前記支持部及び前記ケア部の材料は、軟質素材であることを特徴とする請求項1ないし4のうち、いずれか1項記載の歯間ケア用具。
- 内部に口腔組成物が収容される中空部、
及び該中空部に到達するように一方の端部を貫通し、
前記口腔組成物を吐出する吐出用貫通部を含む口腔組成物吐出体と、
所定の方向に延在する支持部、
及び該支持部の外周面から突出するケア部を含み、
前記吐出用貫通部の一端を露出するように、前記口腔組成物吐出体の前記一方の端部に配置されたケア体と、
を有し、
前記ケア体は、前記吐出用貫通部から吐出された前記口腔組成物を受け取ることが可能な位置に設けられ、前記ケア部に前記口腔組成物が向かうように、前記口腔組成物を誘導する誘導部を有し、
前記ケア部は、前記所定の方向に延在する羽状ケア部であり、
前記羽根状ケア部は、前記支持部の外周面に複数配置されており、
前記誘導部は、前記吐出用貫通部を構成する吐出口を挟み込むように、隣接して配置された2つの前記羽根状ケア部と、該2つの羽根状ケア部間に配置された前記ケア体と、で区画された溝部であることを特徴とする歯間ケア用具。
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