JP6265359B1 - 履物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]甲保護芯材の取付に手間を要さない。
[2]甲保護芯材が適切な位置からずれにくく、着用者の足の甲における所望の位置を衝撃から適切に保護することができる。
[3]地面の状態にかかわらず、着用者の足の甲を衝撃から保護することができる。
という特徴を有する履物を提供するものである。
着用者の爪先の上面側を保護するための爪先保護芯材と、
着用者の甲の上面側を保護するための甲保護芯材と、
を備えた履物であって、
靴底の左右両側から上向きに突出する状態で靴底に固定された左右一対の取付基体をさらに備え、
甲保護芯材が、その左右を左右一対の取付基体に対してそれぞれスライド可能な状態で取り付けられ、
甲保護芯材の上面側に衝撃が加わった際(以下においては、「衝撃印加時」と呼ぶことがある。)には、甲保護芯材が取付基体に対してスライドして着用者の足の甲を圧迫しない所定深さまで沈み込むことにより、その衝撃を吸収するとともに、その衝撃が取付基体を介して靴底で受け止められるようにした
ことを特徴とする履物
を提供することによって解決される。
甲保護芯材及び左右一対の取付基体のそれぞれに、規制用当接部を設け、
甲保護芯材が取付基体に対してスライドして前記所定深さまで沈み込んだ際に、甲保護芯材側の規制用当接部と取付基体側の規制用当接部とが当接することにより、甲保護芯材がそれ以上沈み込まないようにする
ことが好ましい。
これにより、衝撃印加時における甲保護芯材の沈み込みを簡素な構造で規制することが可能になる。
甲保護芯材の下面側に、左右一対のガイド溝を設け、
左側の取付基体の上端側を左側のガイド溝に挿入して、右側の取付基体の上端側を右側のガイド溝に挿入することにより、甲保護芯材を左右一対の取付基体に対してスライド可能な状態に設け、
ガイド溝の奥側内壁面が、甲保護芯材側の規制用当接部となり、
取付基体の先端面が、取付基体側の規制用当接部となるようにする
ことがより好ましい。
これにより、衝撃印加時における甲保護芯材の沈み込みを前記所定深さでより確実に規制することが可能になる。
甲保護芯材を、甲被の上面側に設け、
甲保護芯材側の規制用当接部と取付基体側の規制用当接部とが当接する前記所定深さまで甲保護芯材が沈み込んだときであっても、甲保護芯材の下面と甲被の上面との間に隙間が形成されるようにする
ことが好ましい。
これにより、甲保護芯材の上面側に加えられた衝撃が、着用者の足の甲にさらに伝わりにくくして、着用者の足の甲をより確実に保護することが可能になる。
取付基体を、
左右一対の前側取付基体と、
前側取付基体の後側に配された左右一対の後側取付基体と
で構成し、
甲保護芯材を、
前側取付基体に対して取り付けられた前側甲保護芯材と、
後側取付基体に対して取り付けられた後側甲保護芯材と
で構成し、
後側甲保護芯材の前縁部が、前側甲保護芯材の後縁部の上面側に重なるようにする
ことが好ましい。
[1]甲保護芯材の取付に手間を要さない。
[2]甲保護芯材が適切な位置からずれにくく、着用者の足の甲における所望の位置を衝撃から適切に保護することができる。
[3]地面の状態にかかわらず、着用者の足の甲を衝撃から保護することができる。
という特徴を有する履物を提供することが可能になる。
爪先保護芯材40は、着用者の爪先の上面側を保護するためのものとなっており、通常、金属や硬質樹脂等の硬質な部材で形成される。爪先保護芯材40を樹脂で形成する場合には、カーボン繊維やガラス繊維や金属繊維等の強化繊維を含んだ繊維強化樹脂とすることもできる。爪先保護芯材40の形態は、爪先の上面側を衝撃から保護できるのであれば、特に限定されないが、本実施態様の履物においては、爪先保護芯材40を、爪先の上面、前面、左側面及び右側面を連続面状に覆って保護することができる湾曲カップ状に形成している。本実施態様の履物のように、甲被20(本明細書では、足の甲だけでなく、爪先等を覆う部分も「甲被」と呼んでいる。)を設ける場合には、爪先保護芯材40は、甲被20の外側(上面側)と内側(下面側)のいずれに設けてもよい。本実施態様の履物においては、爪先保護芯材40を甲被20の内側に取り付けており、爪先保護芯材40が履物の外側から見えないようにしている。
甲保護芯材50は、着用者の足の甲の上面側を保護するためのものとなっている。この甲保護芯材50は、金属や硬質樹脂等、硬質な部材(弾性を有する部材を含む。)で形成される。甲保護芯材50を樹脂で形成する場合には、カーボン繊維やガラス繊維や金属繊維等の強化繊維を含んだ繊維強化樹脂とすることもできる。この甲保護芯材50は、弾性を有する部材(板バネ等の弾性片)で形成すると、取付基体60に対して弾性的に支持されるようになり、そのスライド時における衝撃吸収作用をより高めることが可能になる。また、甲保護芯材50の上面側に衝撃が加わらなくなった後には、甲保護芯材50を上側の初期位置へ弾性復帰させることも可能になる。このため、本実施態様の履物においても、甲保護芯材50は、弾性を有する部材で形成している。
取付基体60は、既に述べたように、甲保護芯材50の左右をスライド可能な状態で取り付けるためのものとなっている。この取付基体60によって、甲保護芯材50は、適切な位置で支持されるようになっており、甲保護芯材50が本来あるべき箇所からズレないようになっている。このため、甲保護芯材50で着用者の足の所定の箇所を確実に保護することができるようになっている。また、取付基体60には、甲保護芯材50が予め取り付けられた状態となっているため、履物の使用者は、自ら甲保護芯材50を履物に取り付ける手間を要さないようになっている。
本実施態様の履物は、上記のように、爪先保護芯材40と、甲保護芯材50とを備えたものとなっているため、爪先の上面側や甲の上面側に重量物が落下等しても、着用者の足を保護することができるものとなっている。特に、弾性片からなる甲保護芯材50を、取付基体60(本実施態様の履物においては、取付基体60も弾性片となっている。)に対してスライド可能な状態で取り付けたため、甲保護芯材50の上面側に衝撃が加わった際に、その衝撃を好適に吸収し、着用者の足をより確実に保護することができるようになっている。
20 甲被
30 中敷
40 爪先保護芯材
50 甲保護芯材
50F 前側甲保護芯材
50B 後側甲保護芯材
51 甲保護芯材本体
52 ガイド部材
52a ガイド溝
52a1 爪部
52a2 奥側内壁面
60 取付基体
60F 前側取付基体
60B 後側取付基体
61 固定基部
62 ガイド片部
62a 先端面
60L 左側取付基体
60R 右側取付基体
100 地面
α 甲保護芯材側の規制用当接部
β 取付基体側の規制用当接部
γ 甲保護芯材の下面と甲被の上面との隙間
Claims (5)
- 着用者の爪先の上面側を保護するための爪先保護芯材と、
着用者の甲の上面側を保護するための部分であって、上側に凸となるように湾曲した板状の弾性片からなり、その下面側に左右一対のガイド溝が設けられた甲保護芯材と、
靴底の左右両側から上向きに突出する状態で靴底に固定され、甲保護芯材の湾曲に沿うように湾曲された長さ30mm以上の帯板状の弾性片からなるガイド片部を有する左右一対の取付基体と、
を備え、
左側の取付基体の上端側が左側のガイド溝に挿入されて、右側の取付基体の上端側が右側のガイド溝に挿入されることにより、甲保護芯材が、その左右を左右一対の取付基体に対してそれぞれガイド片部の長手方向に沿ってスライド可能な状態で取り付けられ、
甲保護芯材の上面側に衝撃が加わった際には、甲保護芯材が取付基体に対してスライドして着用者の足の甲を圧迫しない所定深さまで沈み込むことにより、その衝撃を吸収するとともに、その衝撃が取付基体を介して靴底で受け止められるようにした
ことを特徴とする履物。
- 甲保護芯材及び左右一対の取付基体のそれぞれに、規制用当接部が設けられ、
甲保護芯材が取付基体に対してスライドして前記所定深さまで沈み込んだ際に、甲保護芯材側の規制用当接部と取付基体側の規制用当接部とが当接することにより、甲保護芯材がそれ以上沈み込まないようにした
請求項1記載の履物。
- 甲保護芯材が、甲被の上面側に設けられ、
甲保護芯材側の規制用当接部と取付基体側の規制用当接部とが当接する前記所定深さまで甲保護芯材が沈み込んだときであっても、甲保護芯材の下面と甲被の上面との間に隙間が形成されるようにした
請求項2記載の履物。
- 取付基体の先端面が、取付基体側の規制用当接部となるようにした
請求項2又は3記載の履物。
- 取付基体が、
左右一対の前側取付基体と、
前側取付基体の後側に配された左右一対の後側取付基体と
で構成され、
甲保護芯材が、
前側取付基体に対して取り付けられた前側甲保護芯材と、
後側取付基体に対して取り付けられた後側甲保護芯材と
で構成され、
後側甲保護芯材の前縁部が、前側甲保護芯材の後縁部の上面側に重なるようにした
請求項1〜4いずれか記載の履物。
Priority Applications (1)
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JP2017109162A JP6265359B1 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 履物 |
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JP2017109162A JP6265359B1 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 履物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6265359B1 true JP6265359B1 (ja) | 2018-01-24 |
JP2018201759A JP2018201759A (ja) | 2018-12-27 |
Family
ID=61020708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017109162A Expired - Fee Related JP6265359B1 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 履物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6265359B1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2393810A (en) * | 1943-12-28 | 1946-01-29 | William A Purinton | Instep guard and shoe embodying the same |
US2625753A (en) * | 1952-05-28 | 1953-01-20 | Leroy S Null | Metal clip-on safety toe |
JPH08214901A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-08-27 | Rikiou:Kk | 地下たび |
US20020129517A1 (en) * | 2001-03-13 | 2002-09-19 | Diaz Frank P. | Safety shoe |
JP2003047502A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-18 | Wintasu:Kk | 靴用保護具 |
US20160331072A1 (en) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Wolverine World Wide, Inc. | Metatarsal guards for footwear |
-
2017
- 2017-06-01 JP JP2017109162A patent/JP6265359B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018201759A (ja) | 2018-12-27 |
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