JP6264980B2 - 車両用カバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用カバー装置に関するものである。
従来、乗員が搭乗するキャブの後方に設けられた荷台の上方に展開される複数のカバー部材を備えた車両用のカバー装置がある。例えば、特許文献1に記載のカバー装置(トノカバー装置)は、ヒンジを介して折り畳み可能に連結された複数のカバー部材を備えている。そして、これらの各カバー部材を荷台の上方に展開することにより、その開口部を覆うことによる目隠し効果及び防水・防風効果が得られるようになっている。
また、このようなカバー装置を採用することで、空力特性の改善が期待できる。即ち、荷台の開口部を覆うことで乱流の発生を抑えることができる。そして、これにより、車両の走行性能を向上させることができる。
米国特許第7320494号明細書
しかしながら、上記従来のカバー装置では、荷台の利用時、そのヒンジを上側にして折り畳まれた各カバー部材が、キャブの後端部に立て掛けられるようにして荷台の前端部に集約配置されるようになっている。そして、このような集約状態にある場合には、その折り畳まれた各カバー部材が車両の空力特性を低下させる要因となるおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、集約状態においても車両の空力特性を向上させることのできる車両用カバー装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用カバー装置は、キャブの後方に設けられた荷台の上方に展開される複数のカバー部材と、前記荷台の上方に展開される展開状態及び前記キャブのルーフ後方に集約して配置される集約状態で前記各カバー部材を支持可能な支持装置と、を備えるとともに、前記集約状態にある前記カバー部材の少なくとも何れかがスポイラとして機能する車両用カバー装置であって、前記支持装置は、前記キャブのルーフ後方に設定された集約位置に向かって前記荷台の後方側から前方側に延びる案内経路に沿って前記各カバー部材を摺動させることにより前記展開状態と前記集約状態とを切り替え可能であり、第1の集約位置に配置されることにより前記スポイラとして機能する第1のカバー部材と、第2の集約位置に配置されることにより上方を前記第1のカバー部材に覆われる第2のカバー部材と、を備え、前記第1のカバー部材は、前記第2のカバー部材よりも前記荷台の後端部側に展開されるものであって、前記支持装置は、前記第1の集約位置に向かって延びる第1の案内経路と、前記第1の案内経路から分岐した第2の案内経路と、前記第1の案内経路に沿って摺動する前記第2のカバー部材を前記第2の案内経路に振り分けて前記第2の集約位置に配置させる振り分け機構と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、荷台に荷物を積載可能な集約状態においても優れた整流効果が得られる。そして、これにより、乱流の発生を抑えて車両の空力特性を向上させることができる。
上記構成によれば、容易に、その展開状態と集約状態とを切り替えることができる。
上記構成によれば、簡素な構成にて、第2のカバー部材と干渉することなく、その上方を覆う第1の集約位置に第1のカバー部材を移動させることができる。そして、これにより、カバー装置の安定動作を確保するとともに、その支持装置の構成を簡素化することができる。
上記課題を解決する車両用カバー装置は、前記展開状態にある前記各カバー部材がスポイラとして機能することが好ましい。
上記構成によれば、各カバー部材の展開状態において、より高い整流効果を得ることができる。
上記課題を解決する車両用カバー装置は、前記各カバー部材は、前記キャブのルーフ後端部と前記荷台の後端部とを結ぶ直線に沿うように段違い状態で展開されることが好ましい。
上記構成によれば、気流が各カバー部材から剥離することなく後方に流れるようになる。そして、これにより、高い整流効果を得ることができる
本発明によれば、集約状態においても車両の空力特性を向上させることができる。
可動スポイラ装置の斜視図(展開状態)。 可動スポイラ装置の斜視図(遷移状態:振り分け前)。 可動スポイラ装置の斜視図(遷移状態:振り分け後)。 可動スポイラ装置の斜視図(集約状態)。 可動スポイラ装置の側面図(展開状態)。 可動スポイラ装置の側面図(遷移状態:振り分け前)。 可動スポイラ装置の側面図(遷移状態:振り分け後)。 可動スポイラ装置の側面図(集約状態)。 可動スポイラ及び支持部材に形成された案内経路の拡大図。 支持部材に形成された案内経路の断面図(図8におけるX−X断面図)。 可動壁近傍の拡大図(振り分け前)。 可動壁近傍の拡大図(振り分け後)。 車両の空力特性図(非装着車)。 車両の空力特性図(装着車)。
以下、車両用カバー装置を可動スポイラ装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図8に示すように、本実施形態の車両1は、乗員が搭乗するキャブ2の後方(図5〜図8中、右側)に設けられた荷台3を備えている。具体的には、この荷台3は、キャブ2の後壁4、及びこの後壁4の幅方向両端から車両1の後方側に向かって延設された一対の側壁部5、並びにこれら両側壁部5の後端を接続する後方壁部6によって四方が囲まれた周知の構造を有している。そして、荷台3の後端部3bに位置する後方壁部6には、開閉可能な積み込み部7が形成されている。
また、本実施形態の車両1は、キャブ2のルーフ8に連続する態様、詳しくは、その上面が略面一となるようにしてルーフ後端部8aに設けられた固定スポイラ9を備えている。そして、この車両1には、荷台3の上方に展開される複数の可動スポイラ10を備えた可動スポイラ装置11が設けられている。
詳述すると、本実施形態の可動スポイラ装置11は、上記各側壁部5に固定されることにより荷台3の上方に各可動スポイラ10を支持可能な一対の支持部材15を備えている。具体的には、これらの支持部材15は、それぞれ、当該各支持部材15が固定された側壁部5上に、その直交する二辺がキャブ2の後壁4及び側壁部5の上端に当接するような略直角三角形状の支持部15aを形成する。そして、各可動スポイラ10は、その斜辺に架け渡される態様で、これら両支持部15aに支持されている。
図9及び図10に示すように、これら両支持部15aの斜辺には、その延伸方向に延びる溝状の案内経路(ガイドレール)20が形成されている。また、各可動スポイラ10は、略平板状の外形を有して車幅方向(図5〜図8参照、各図中、紙面に直交する方向)に延びる本体部10aと、この本体部10aの長手方向両端に設けられた脚部10bと、を備えている。そして、各可動スポイラ10は、各脚部10bが上記案内経路20に係合する状態で各支持部材15に支持されることにより、その案内経路20に沿うようにして車両前後方向に移動(摺動)することが可能となっている。
図1〜図8に示すように、本実施形態の可動スポイラ装置11は、両支持部材15に支持された三本の可動スポイラ10(21〜23)を備えている。また、可動スポイラ装置11は、図示しない回転ハンドル式の駆動入力部を備えている。更に、その回転ハンドルに入力された駆動力は、周知の駆動ベルト(図示略)を介して各可動スポイラ10に伝達される。即ち、本実施形態の可動スポイラ装置11において、各可動スポイラ10は、手動により各支持部材15上を車両前後方向に移動するようになっている。そして、本実施形態では、これにより、その各可動スポイラ10を荷台3の上方に展開する展開状態、及び各可動スポイラ10を集約して配置する集約状態で支持可能な支持装置30が形成されている。
さらに詳述すると、図1及び図5に示すように、本実施形態の可動スポイラ装置11において、各可動スポイラ10(21〜23)は、キャブ2のルーフ後端部8aと荷台3の後端部3b(後方壁部6の上端)とを結ぶ直線Nに沿うように段違い状態で展開される(展開位置α1〜α3)。具体的には、各可動スポイラ10は、ルーフ後端部8aに設けられた固定スポイラ9を起点として略均等間隔で車両前後方向に展開される。そして、各可動スポイラ10は、この展開状態において、それぞれ、その車幅方向に延びる本体部10aが略水平に配置されるように構成されている。
また、図2〜図4、及び図6〜図8に示すように、本実施形態の可動スポイラ装置11において、各可動スポイラ10(21〜23)は、キャブ2のルーフ後方に集約して配置される。この集約状態においては、展開状態(図1及び図5参照)において最も荷台3の後端部3b側に展開される第1可動スポイラ21が固定スポイラ9の直後に配置される。そして、この第1可動スポイラ21よりも前方側に展開される第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、その第1可動スポイラ21の下方に集約して配置されるようになっている。
具体的には、第1可動スポイラ21は、その上面(本体部10aの上面)が固定スポイラ9に連続するように配置される。詳しくは、面一状態よりも僅かに下方側に配置されるようになっている(図8参照)。また、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、第1可動スポイラ21よりも小さな外形を有している。そして、これら第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、その上方を覆われる態様で第1可動スポイラ21の下方に配置されるようになっている。
即ち、本実施形態では、第1可動スポイラ21が第1のカバー部材を構成し、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23が第2のカバー部材を構成する。そして、本実施形態の可動スポイラ装置11は、これにより、その集約状態においてもなお、第1可動スポイラ21が、そのスポイラ(整流部材)としての機能を維持するように構成されている。
さらに詳述すると、図1〜図8に示すように、本実施形態では、展開状態から集約状態に移行する際、先ず、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23が、その展開位置α2,α3から集約位置β2,β3へと移動する。そして、その後、これらの第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23の上方を覆うようにして、第1可動スポイラ21が、その展開位置α1から集約位置β1へと移動する。
ここで、図11及び図12に示すように、本実施形態の支持装置30(各支持部材15)は、固定スポイラ9の後方に設定された第1の集約位置β1に向かって延びる第1の案内経路31と、この第1の案内経路31から分岐した第2の案内経路32と、を備えている。
即ち、第1可動スポイラ21は、第1の案内経路31に沿って移動することにより、そのルーフ後端部8aの後方、固定スポイラ9の直後に設定された第1の集約位置β1に配置される。更に、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23もまた、第1の案内経路31に沿うようにして、それぞれ、その展開位置α2,α3から移動する。そして、本実施形態の支持装置30は、その第1の案内経路31に沿って移動する第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23を第2の案内経路32に振り分けて第2の集約位置β2,β3に配置させる振り分け機構40を備えている。
図10に示すように、本実施形態では、上記のように各支持部材15に形成された案内経路20が、その第1及び第2の案内経路31,32を構成する。具体的には、本実施形態の案内経路20(31,32)は、車幅方向(図10中、左右方向)に対向する第1及び第2の側壁20a,20bを有した溝状に形成されている。尚、本実施形態では、車幅方向外側に位置する第1の側壁20a(図10中、左側の側壁)、及び案内経路20の底部20cには、それぞれ、その延伸方向に延びる係合溝33,34が形成されている。そして、第1可動スポイラ21は、第1の側壁20aに係合し、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、車幅方向内側に位置する第2の側壁20b(図10中、右側の側壁)に係合する状態で、それぞれ、その案内経路20に沿って摺動することが可能となっている。
また、図11及び図12に示すように、上記案内経路20の第2の側壁20bは、その車両前方側の端部が、車両前後方向に摺動する可動壁41となっている。具体的には、この可動壁41は、車両前方側に移動する第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23に押圧されることにより、車両前方側に向かって略水平に移動するように構成されている。そして、本実施形態の支持装置30は、これにより、その可動壁41が振り分け機構40として機能する構成となっている。
即ち、第2の側壁20bに係合する第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、その第2の側壁20bを構成する可動壁41が車両前方側に摺動することにより、当該可動壁41と一体に車両前方に向かって移動する。つまり、本実施形態では、この可動壁41を有した第2の側壁20bが第2の案内経路32を形成する。そして、これにより、その第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23が、上記第1の集約位置β1よりも下方に設定された第2の集約位置β2,β3に配置されるようになっている。
一方、第1の側壁20aに係合する第1可動スポイラ21は、可動壁41の動作にかかわらず第1の集約位置β1へと移動する。そして、本実施形態では、これにより、その展開状態において第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23の後方に展開された第1可動スポイラ21が、これら第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23に干渉することなく、その上方を覆うようにして集約配置される構成となっている。
次に、上記のように構成された本実施形態における可動スポイラ装置11の作用について説明する。
即ち、図13に示すように、キャブ2の後方に荷台3が設けられた車両1においては、走行時、その上方に開口する荷台3が乱流を発生させる。そして、これにより空力特性が低下することで、例えば、燃費の悪化や風切り音の発生等、走行性能の低下を招くおそれがある。
しかしながら、図14に示すように、このような車両1においても、上記可動スポイラ装置11を装着することで、その乱流の発生を抑えることができる。そして、これにより空力特性を向上させることで、その走行性能の向上を図ることが可能となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)可動スポイラ装置11は、荷台3の上方に展開される複数の可動スポイラ10(21〜23)と、これらの各可動スポイラ10を展開状態、及びキャブ2のルーフ後方に集約して配置する集約状態で支持可能な支持装置30と、を備える。そして、支持装置30は、集約状態においてもなお、その第1可動スポイラ21がスポイラとしての機能を維持するように構成される。
即ち、荷台3の上方に各可動スポイラ10を展開することで、高い整流効果を得ることができる。そして、これにより乱流の発生を抑えることで、車両1の空力特性を向上させることができる。
また、これらの各可動スポイラ10が荷台3の開口部を覆うカバー部材となることで、目隠し効果や防水・防風効果が得られるようになる。そして、各可動スポイラ10を集約配置した状態においても第1可動スポイラ21がスポイラとしての機能を維持することにより、荷物を積載可能な状態における車両1の空力特性を向上させることができる。
(2)各可動スポイラ10は、キャブ2のルーフ後端部8aと荷台3の後端部3bとを結ぶ直線Nに沿うように段違い状態で展開される。このような構成とすることで、気流が各可動スポイラ10から剥離することなく後方に流れるようになる。そして、これにより、高い整流効果を得ることができる。
(3)支持装置30は、キャブ2のルーフ後方に設定された集約位置(β1〜β3)に向かって荷台3の後方側から前方側に延びる案内経路20に沿って各可動スポイラ10を摺動させることにより展開状態と集約状態とを切り替え可能に構成される。このような構成を採用することで、容易に、その展開状態と集約状態とを切り替えることができる。
(4)可動スポイラ装置11は、第1の集約位置β1に配置されることによりスポイラとしての機能を維持する第1のカバー部材としての第1可動スポイラ21と、第2の集約位置β2,β3に配置されることにより上方を第1可動スポイラ21に覆われる第2のカバー部材としての第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23と、を備える。これにより、各可動スポイラ10(21〜23)を、よりコンパクトに集約配置することができる。
(5)第1可動スポイラ21は、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23の後方に展開される。即ち、可動スポイラ装置11による整流効果は、その荷台3の後端部3bに最も近い位置に配置される第1可動スポイラ21の空力特性に大きく依存する。従って、その集約状態においてもまた、この第1可動スポイラ21の機能を維持することで、より高い整流効果を得ることができる。
(6)支持装置30は、第1の集約位置β1に向かって延びる第1の案内経路31と、この第1の案内経路31から分岐した第2の案内経路32と、を備える。そして、支持装置30は、更に、その第1の案内経路31に沿って移動する第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23を第2の案内経路32に振り分けて第2の集約位置β2,β3に配置させる振り分け機構40を備える。
上記構成によれば、簡素な構成にて、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23と干渉することなく、その上方を覆う第1の集約位置β1に第1可動スポイラ21を移動させることができる。そして、これにより、可動スポイラ装置11の安定動作を確保するとともに、その支持装置30の構成を簡素化することができる。
(7)案内経路20(31,32)は、車幅方向に対向する一対の側壁20a,20bを有する。また、第1可動スポイラ21は、車幅方向外側の第1の側壁20aに係合し、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、車幅方向内側の第2の側壁20bに係合する状態で、それぞれ、その案内経路20に沿って摺動する。そして、第2の側壁20bは、その車両前方側の端部が、第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23に押圧されることにより、車両前方側に向かって略水平に移動する可動壁41となっている。
即ち、第2の側壁20bに係合する第2可動スポイラ22及び第3可動スポイラ23は、可動壁41と一体に車両前方に向かって移動する一方、第1の側壁20aに係合する第1可動スポイラ21は、その可動壁41の動作にかかわらず第1の集約位置β1へと移動する。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、安定的に動作可能な振り分け機構40を形成することができる。そして、これにより、支持装置30の構成を簡素化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、車両用カバー装置を可動スポイラ装置に具体化した。しかし、これに限らず、荷台の上方に展開される複数のカバー部材を備える構成であれば、トノカバー装置(例えば、特許文献1参照)のように、展開状態にある各カバー部材が、単体ではスポイラとしての機能を有しないものに適用してもよい。
・また、カバー部材は、何枚あってもよい。そして、その展開状態及び集約状態の切り替え操作についてもまた、必ずしもスライド方式でなくともよい。例えば、ヒンジによる折り畳み式や着脱によって支持位置を変更する方式等であってもよい。
・上記実施形態では、各可動スポイラ10は、ルーフ後端部8aに設けられた固定スポイラ9を起点として略均等間隔で車両前後方向に展開される。そして、その集約位置(β1〜β3)は、固定スポイラ9の直後に設定されることとした。しかし、これに限らず、このような固定スポイラ9は必ずしも設けなくともよい。
・また、各可動スポイラ10の展開位置(α1〜α3)は、任意に変更してもよい。例えば、必ずしも均等間隔で展開されなくともよい。また、段違い状態で展開されなくともよい。
・更に、各可動スポイラ10の集約位置(β1〜β3)についてもまた、任意に変更してもよい。例えば、集約状態においてスポイラとしての機能を維持することが可能な第1の集約位置β1に配置される可動スポイラ10は、必ずしも荷台3の後端部3bに最も近い位置に配置された第1可動スポイラ21でなくともよい。即ち、後方に展開された可動スポイラ10が前方に展開された可動スポイラ10の下方に集約配置される構成であってもよい。そして、複数の可動スポイラ10が集約状態においてスポイラとしての機能を維持する構成であってもよい。
・また、その集約状態における整流効果の特性を変更してもよい。例えば、より後方側の集約位置にある可動スポイラ10ほど上側となるように集約配置することで、ダウンフォースを得るような構成であってもよい。
・上記実施形態では、支持装置30は、手動により各可動スポイラ10を移動させることとしたが、駆動源を有するものであってもよい。
・また、支持装置30は、第1の集約位置β1に向かって延びる第1の案内経路31と、この第1の案内経路31から分岐した第2の案内経路32と、を備えることとしたが、独立した複数の案内経路20を有するものであってもよい。そして、その振り分け機構40の構成についてもまた、任意に変更してもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記案内経路は、第1及び第2の側壁を備え、前記第1のカバー部材は、前記第1の側壁に係合し、前記第2のカバー部材は、前記第2の側壁に係合するとともに、該第2の側壁には、前記第2のカバー部材に押圧されることにより車両前方側に摺動する可動壁が設けられること、を特徴とする車両用カバー装置。
即ち、第2の側壁に係合する第2のカバー部材は、可動壁と一体に車両前方に向かって移動する一方、第1のカバー部材は、その可動壁の動作にかかわらず第1の集約位置へと移動する。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、安定的に動作可能な振り分け機構を形成することができる。そして、これにより、支持装置の構成を簡素化することができる。
1…車両、2…キャブ、3…荷台、3b…後端部、8…ルーフ、8a…ルーフ後端部、9…固定スポイラ、10…可動スポイラ(カバー部材)、10a…本体部、10b…脚部、11…可動スポイラ装置、15…支持部材、15a…支持部、20…案内経路、20a…第1の側壁、20b…第2の側壁、21…第1可動スポイラ(第1のカバー部材)、22…第2可動スポイラ(第2のカバー部材)、23…第3可動スポイラ(第2のカバー部材)、30…支持装置、31…第1の案内経路、32…第2の案内経路、40…振り分け機構、41…可動壁、α1〜α3…展開位置、β1…第1の集約位置、β2,β3…第2の集約位置、N…直線。

Claims (3)

  1. キャブの後方に設けられた荷台の上方に展開される複数のカバー部材と、
    前記荷台の上方に展開される展開状態及び前記キャブのルーフ後方に集約して配置される集約状態で前記各カバー部材を支持可能な支持装置と、を備えるとともに、
    前記集約状態にある前記カバー部材の少なくとも何れかがスポイラとして機能する車両用カバー装置であって、
    前記支持装置は、前記キャブのルーフ後方に設定された集約位置に向かって前記荷台の後方側から前方側に延びる案内経路に沿って前記各カバー部材を摺動させることにより前記展開状態と前記集約状態とを切り替え可能であり、
    第1の集約位置に配置されることにより前記スポイラとして機能する第1のカバー部材と、第2の集約位置に配置されることにより上方を前記第1のカバー部材に覆われる第2のカバー部材と、を備え、前記第1のカバー部材は、前記第2のカバー部材よりも前記荷台の後端部側に展開されるものであって、
    前記支持装置は、
    前記第1の集約位置に向かって延びる第1の案内経路と、
    前記第1の案内経路から分岐した第2の案内経路と、
    前記第1の案内経路に沿って摺動する前記第2のカバー部材を前記第2の案内経路に振り分けて前記第2の集約位置に配置させる振り分け機構と、
    を備える
    車両用カバー装置。
  2. 請求項1に記載の車両用カバー装置において、
    前記展開状態にある前記各カバー部材がスポイラとして機能すること、
    を特徴とする車両用カバー装置。
  3. 請求項2に記載の車両用カバー装置において、
    前記各カバー部材は、前記キャブのルーフ後端部と前記荷台の後端部とを結ぶ直線に沿うように段違い状態で展開されること、を特徴とする車両用カバー装置。
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