JP6264020B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援装置に関するものである。
従来、対向車線の交通情報を監視する技術が知られている。例えば、特許文献1には、車載器は、カメラで撮影した対向車線の状況と自車位置とから渋滞の末尾の位置を検出し、交通情報装置に送信する一方、交通情報装置は、車載器から送信された情報に基づいて交通情報を更新する技術が開示されている。また、特許文献1に開示の技術では、交通情報装置から送信された交通情報を車載器で表示する。
特開2004−227399号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、対象とする車両(以下、対象車両)で用いられるナビゲーション機能において不具合が生じる問題点がある。詳しくは、以下の通りである。特許文献1に開示の技術では、対象車両の対向車線の交通情報が表示されるだけであるので、対象車両で用いられるナビゲーション機能において、目的地や経由地とする施設が設定される場合に、交通量の多い対向車線を跨がなければ立ち寄ることができない施設を設定してしまう場合がある。このような場合には、対向車線を跨ぐことができず、設定された施設にユーザが立ち寄ることができなかったり、立ち寄ることが困難だったりするという問題点が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、対象車両で用いられるナビゲーション機能において、対象車両の対向車線の交通量を考慮した案内をユーザが受けることを可能にする運転支援装置を提供することにある。
第1発明の運転支援装置は、対象とする車両である対象車両の対向車線の交通量を取得する交通量取得部(63)と、対象車両の現在位置を特定する位置特定部(64)と、対象車両で用いられるナビゲーション機能において設定された目的地及び経由地のいずれかの施設である対象施設を取得する対象施設取得部(65)と、道路を複数のリンク及びノードにより示した道路データと施設の位置を示した施設データとを含む地図データを取得する地図データ取得部(66)と、位置特定部で特定した現在位置と、対象施設取得部で取得した対象施設と、地図データ取得部で取得した地図データとから、対象車両にとって対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する位置判定部(67)と、交通量取得部で取得した対象車両の対向車線の交通量から、対象施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量以上か否かを判定する交通量判定部(68)と、位置判定部で対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定し、且つ、交通量判定部で対象施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量以上と判定した場合に、対象施設の変更を促すための処理を行う変更指示部(69)と、対象施設と同系統の施設の検索を行う検索部(586)と、を備える運転支援装置(4)であって、変更指示部は、対象施設の変更を促すための処理として、検索部に検索を行わせる指示を行い、検索部は、変更指示部から指示を受けた場合に検索を行い、交通量取得部で取得した対象車両の対向車線の交通量をもとに、検索部で検索した施設のうちから、対象車両にとって、対向車線を跨ぐものの、その施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量未満の施設を抽出する第2抽出部(588)と、第2抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させる第2提示処理部(590)とを備えることを特徴としている。
第2発明の運転支援装置は、対象とする車両である対象車両の対向車線の交通量を取得する交通量取得部(63)を備える運転支援装置(4)であって、対象車両の現在位置を特定する位置特定部(64)と、対象車両で用いられるナビゲーション機能において設定された目的地及び経由地のいずれかの施設である対象施設を取得する対象施設取得部(65)と、道路を複数のリンク及びノードにより示した道路データと施設の位置を示した施設データとを含む地図データを取得する地図データ取得部(66)と、位置特定部で特定した現在位置と、対象施設取得部で取得した対象施設と、地図データ取得部で取得した地図データとから、対象車両にとって対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する位置判定部(67)と、交通量取得部で取得した対象車両の対向車線の交通量から、対象施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量以上か否かを判定する交通量判定部(68)と、位置判定部で対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定し、且つ、交通量判定部で対象施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量以上と判定した場合に、対象施設の変更を促すための処理を行う変更指示部(69)と、対象施設と同系統の施設の検索を行う検索部(586)と、検索部で検索した施設を地図上に表示させる第3提示処理部(591)とを備え、変更指示部は、対象施設の変更を促すための処理として、検索部に検索を行わせる指示を行い、検索部は、変更指示部から指示を受けた場合に検索を行い、第3提示処理部は、検索部で検索した施設を地図上に表示させる場合、交通量取得部で取得した対象車両の対向車線の交通量をもとに、対象車両の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示す表示も行わせることを特徴とする。
これによれば、対象車両にとって対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると位置判定部で判定され、且つ、対象施設周辺における対象車両の対向車線の交通量が所定量以上と交通量判定部で判定された場合には、ナビゲーション機能において設定された対象施設の変更を促す。従って、変更が促されることにより、交通量の多い対向車線を跨がずに立ち寄ることができる施設をナビゲーション機能において新たに設定することが可能になる。その結果、対象車両で用いられるナビゲーション機能において、対象車両の対向車線の交通量を考慮した案内をユーザが受けることが可能になる。
運転支援システム100の概略的な構成の一例を示す図である。 運転支援ユニット4の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1における制御装置58の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 対向車線監視装置6の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 運転支援ユニット4での対象施設の再設定に関連する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 最近傍左側施設の位置を示すマークの表示例を示す図である。 最近傍右側施設の位置を示すマークの表示例を示す図である。 最近傍左側施設と最近傍右側施設との両方の位置を示すマークの表示例を示す図である。 実施形態2における制御装置58aの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークの表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下に示す実施形態は、左側通行が法制化されている地域に対応した実施形態であり、右側が法制化されている地域では、以下の実施形態と左右が逆になる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
<運転支援システム100>
図1は、本発明が適用された運転支援システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示す運転支援システム100は、複数の車両の各々で用いられる前方監視カメラ2、通信機3、及び運転支援ユニット4と、当該車両外に設けられた交通情報センタ1とを含んでいる。
<交通情報センタ1>
交通情報センタ1は、地上に定置された基地局であって、サーバから構成されている交通情報処理装置でもある。なお、交通情報センタ1は、1つのサーバからなるものであってもよいし、複数のサーバからなっているものであってもよい。交通情報センタ1は、例えばネットワーク(つまり、通信網)を介して通信機3と通信する。交通情報センタ1は、交通情報を格納しており、その交通情報を定期的に配信する。
また、交通情報センタ1は、格納された交通情報を更新するために、情報源から交通情報を更新するための情報を取得し、最新の交通情報を格納する。なお、交通情報センタ1と情報源との間は、通信システムを介して情報通信可能に接続されている構成とすればよい。交通情報には、リンク方向の異なるリンクごとの交通量が含まれるものとする。つまり、交通情報には、1つの道路区間について、順逆それぞれの方向についての交通量が含まれるものとする。
情報源としては、他の交通情報センタや車両に搭載された情報端末機を用いることができる。情報端末機は、それが搭載された車両の現在位置、速度、加減速度、走行軌跡などの車両の走行状況を示すプローブ情報を提供する。例えば、交通情報センタ1は、後述する対向車線監視装置6から通信機3を介して提供されるプローブ情報も、交通情報を更新するための情報として取得する構成としてもよい。実施形態1では、交通情報センタ1が対向車線監視装置6からプローブ情報を取得する場合を例に挙げて以降の説明を行う。なお、対向車線監視装置6から通報されるプローブ情報については後に詳述する。
<前方監視カメラ2>
前方監視カメラ2は、自車に設置されて、自車前方に所定角範囲で広がる領域を撮像する。前方監視カメラ2は、自車の走行車線に隣接する隣接車線までが撮像範囲となるように設定されている。
<通信機3>
通信機3は、ネットワークを介して交通情報センタ1との間で通信を行うものである。例えば通信機3は、無線通信を介してネットワークに接続する。また、通信機3としては、例えばテレマティクス通信に用いられるDCM(data communication module)や路車間通信に用いられるモジュール等を用いればよい。通信機3は、交通情報センタ1から定期的に配信される交通情報を受信する。
<運転支援ユニット4>
続いて、図2を用いて、運転支援ユニット4の概略的な構成について説明を行う。図2は、運転支援ユニット4の概略的な構成の一例を示す図である。図2に示すように運転支援ユニット4は、ナビゲーション装置5及び対向車線監視装置6からなっている。この運転支援ユニット4が請求項の運転支援装置に相当する。
<ナビゲーション装置5>
ここで、ナビゲーション装置5の概略的な構成について説明を行う。ナビゲーション装置5は、車両で用いられ、目的地の設定や目的地までの推奨経路の探索や推奨経路の案内を行うといったナビゲーション機能を有している。ナビゲーション装置5は、車載のものであってもよいし、車両に持ち込み可能な携帯端末であってもよいし、一部の処理がサーバで行われるものであってもよい。以下では、ナビゲーション装置5が用いられる車両を自車と呼ぶ。
図2に示すように、ナビゲーション装置5は、対向車線監視装置6と接続されており、位置検出器51、地図データベース(DB)52、表示装置53、音声出力装置54、操作スイッチ群55、リモートコントロール端末(以下リモコン)56、リモコンセンサ57、及び制御装置58を備えている。
位置検出器51は、衛星からの電波に基づいて自車の現在位置(以下、車両位置)を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機から得られる情報をもとに、車両位置の検出を逐次行う。車両位置は、例えば緯度/経度の座標で表すものとする。なお、位置検出器51は、GPS受信機以外のセンサを車両位置の検出に用いる構成としてもよい。また、本実施形態では、GPS受信機の代わりに、GPS以外の衛星測位システムの受信機を用いる構成としてもよい。
地図DB52は、ノードデータ及びリンクデータからなる道路データ及び各種施設のPOI(Points Of Interest)のデータなどを含む地図データを記憶している。リンクとは、電子地図上の各道路を、交差や分岐や合流する点等の複数のノードにて分割したときのノード間を結ぶものである。
リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンク方向、リンクの形状情報、リンクの始端と終端とのノード座標(緯度/経度)、及び道路属性の各データから構成される。道路属性としては、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折/左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び速度規制値等がある。
一方、ノードデータは、地図上のノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノード種別、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類、交差点における信号機の有無、交差点の中心座標、一旦停止の規制の有無等の各データから構成される。
POIのデータは、施設の名称や住所、位置、属性を示すデータ等である。POIのデータが請求項の施設データに相当する。POIの位置のデータは、例えば緯度/経度で表される座標とする。また、POIの属性のデータは、施設の種別等を表すデータとする。施設の種別の一例としては、店舗については、飲食店、服屋、雑貨屋、花屋、美容関係の店等がある。また、飲食店のさらに細分化した種別としては、例えばファミリーレストラン、高級レストラン、カフェ、居酒屋、ファーストフード店等の店種別や扱う料理の種類ごとの料理別などがある。店舗以外の施設としては、ガソリンスタンドやコインパーキングや駅や映画館や美術館や医療施設等が挙げられる。
地図DB52に記憶される地図データは、図示しないセンタから制御装置58がダウンロードするなどして取得する構成としてもよいし、予め格納している構成としてもよい。地図DB52としては、例えばメモリカードやHDD等の記憶媒体を用いる構成とすればよい。
表示装置53は、例えばフルカラー表示が可能なものであり、液晶ディスプレイ等を用いて構成することができる。また、音声出力装置54は、スピーカ等から構成され、制御装置58の指示に基づいて案内音声等を出力する。
操作スイッチ群55は、例えば表示装置53と一体になったタッチスイッチ若しくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御装置58へ各種機能の操作指示を行う。実施形態1では、操作スイッチ群55は、表示装置53と一体になったタッチスイッチである場合を例に挙げて以降の説明を行う。
リモコン56には複数の操作スイッチ(図示せず)が設けられ、スイッチ操作によりリモコンセンサ57を介して各種指令信号を制御装置58に入力することにより、操作スイッチ群55と同じ機能を制御装置58に対して実行させることが可能である。
制御装置58は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成される。そして、制御装置58は、位置検出器51、地図DB52、操作スイッチ群55、リモコンセンサ57から入力された各種情報に基づき、ROMに予め記憶されているプログラムをCPUが実行することによって、ナビゲーション機能に関する各種の処理を実行する。
図3に示すように、制御装置58は、対象施設設定部581、経路探索部582、経路案内部583、通知処理部584、指示受信処理部585、検索部586、第1抽出部587、第2抽出部588、第1提示処理部589、及び第2提示処理部590を備えている。
対象施設設定部581は、目的地とする施設(以下、対象施設)を設定する。対象施設設定部581で設定される対象施設は、ナビゲーション機能において設定された目的地と言い換えることができる。一例としては、操作スイッチ群55やリモコン56を介して、目的地として入力された施設を、目的地として設定する構成とすればよい。他にも、操作スイッチ群55やリモコン56を介してユーザから入力されるドライブの目的に応じて、お勧めの施設を検索し、検索した施設からユーザが選択した施設を、目的地として設定する構成としてもよい。
経路探索部582は、対象施設設定部581で対象施設が設定されると、例えば位置検出器51で検出した車両位置などの出発地から、設定された目的地に達するまでの、距離優先、時間優先等の予め設定された条件を満たす推奨経路を公知の探索法を用いて探索する経路探索処理を行う。
経路案内部583は、経路探索部582によって探索した推奨経路及び車両位置を示した電子地図を表示装置53に逐次表示させるとともに、対象施設まで案内する案内音声を音声出力装置54から逐次出力させることで、推奨経路の走行を案内する経路案内処理を行う。
通知処理部584は、ナビゲーション装置5の情報を対向車線監視装置6に通知する。一例としては、前述の経路案内処理が開始される場合に、対象施設設定部581で設定した対象施設の位置や位置検出器51で検出した車両位置を対向車線監視装置6に通知する。
なお、指示受信処理部585、検索部586、第1抽出部587、第2抽出部588、第1提示処理部589、及び第2提示処理部590については、後に詳述する。
<対向車線監視装置6>
続いて、対向車線監視装置6の概略的な構成について説明を行う。図2に示すように対向車線監視装置6は、車両に搭載され、自機器が用いられる車両で用いられる前方監視カメラ2、通信機3、及びナビゲーション装置5と接続されている。
対向車線監視装置6は、ナビゲーション装置5で設定された目的地が自車の対向車線を跨ぐ位置にあるか否か、その目的地周辺における自車の対向車線の交通量が所定量以上か否かによって、目的地の変更を促す処理を行う。また、対向車線監視装置6は、自車の前方監視カメラ2で撮像した画像から、自車の対向車線の交通量を抽出して、抽出した対向車線の交通量をプローブ情報として通信機3から交通情報センタ1へ送信させる。
対向車線監視装置6は、図4に示すように、プローブ情報生成処理部61、プローブ情報送信処理部62、交通量取得部63、位置特定部64、対象施設取得部65、地図データ取得部66、位置判定部67、交通量判定部68、及び変更指示部69を備えている。
プローブ情報生成処理部61は、前方監視カメラ2で撮像した画像から、自車の対向車線の交通量及び撮像時刻等の情報を逐次抽出する。そして、抽出した自車の対向車線の交通量及び撮像時刻等の情報から、プローブ情報として送信するデータを生成する。撮像画像から自車の対向車線の交通量を抽出する方法としては、公知のパターン認識を用いる構成とすればよい。
プローブ情報送信処理部62は、プローブ情報生成処理部61で生成したプローブ情報を、通信機3を介して交通情報センタ1に逐次送信する。交通情報センタ1では、一例として、複数の車両から逐次送信されてくるプローブ情報を集積することで、リンク方向の異なるリンクごとの交通量を決定するものとする。
交通量取得部63は、通信機3で交通情報センタ1から定期的に受信する交通情報のうちの、リンク方向の異なるリンクごとの交通量を取得する。位置特定部64は、自車の車両位置を特定する。一例としては、ナビゲーション装置5の通知処理部584によって通知された車両位置から、自車の車両位置を特定する。対象施設取得部65は、ナビゲーション装置5の通知処理部584によって通知された車両位置から、対象施設を取得する。
地図データ取得部66は、道路データとPOIのデータとを含む地図データを取得する。一例としては、ナビゲーション装置5の地図DB52から取得する構成とすればよい。他にも、地図DB52以外の地図DBを対向車線監視装置6が備え、その地図DBから取得する構成としてもよいし、図示しないセンタから取得する構成としてもよい。なお、位置判定部67、交通量判定部68、及び変更指示部69については、後に詳述する。
<実施形態1における運転支援ユニット4での対象施設の再設定に関連する処理>
運転支援ユニット4では、対向車線監視装置6からナビゲーション装置5に目的地の変更を促す処理が行われた場合に、ユーザの選択に応じたナビゲーション装置5で目的地の再設定が行われる。ここで、図5のシーケンス図を用いて、運転支援ユニット4での対象施設の再設定に関連する処理の流れの一例についての説明を行う。
まず、t1では、ナビゲーション装置5の経路案内部583が経路案内処理を開始する。t2では、ナビゲーション装置5の通知処理部584が、対象施設設定部581で設定した対象施設の位置や位置検出器51で検出した車両位置を対向車線監視装置6に通知する。
t3では、対象施設の位置や車両位置の通知を受けた対向車線監視装置6において、位置判定部67が、対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する。そして、跨ぐ位置にあると判定した場合(t3でYES)には、t4に移る。一方、跨ぐ位置にないと判定した場合(t3でNO)には、t1で開始した経路案内処理をそのまま継続する。
対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かは、位置特定部64で特定した車両位置と、対象施設取得部65で取得した対象施設の位置と、地図データ取得部66で取得した地図データから判定する構成とすればよい。一例としては、地図データにおいて、対象施設の位置が、自車が位置する車線側でなく、対向車線側である場合に、対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定する構成とすればよい。一方、対象施設の位置が、自車が位置する車線側にある場合に、対象施設が対向車線を跨がない位置にあると判定する構成とすればよい。
また、車両位置だけでは自車が位置する車線を特定できない場合には、自車の進行方向も用いて、対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する構成とすればよい。一例としては、自車の進行方向に対して道路の右側に対象施設が位置する場合に、対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定する構成とすればよい。この場合、左側に対象施設が位置する場合には、跨がない位置にあると判定する構成とすればよい。自車の進行方向については、一例として、時系列に並んだ複数点の車両位置を取得し、この複数点の車両位置から最小二乗法で求めた近似線が伸びる方位を、自車の進行方向と特定する構成とすればよい。他にも、リンクに沿って自車の車両位置から対象施設に向かう方向を自車の進行方向と特定する構成としてもよい。
t4では、対向車線監視装置6の交通量判定部68が、対象施設の周辺における自車の対向車線の交通量が所定量以上か否かを判定する。そして、交通量が所定量以上と判定した場合(t4でYES)には、t5に移る。一方、交通量が所定量未満と判定した場合(t4でNO)には、t1で開始した経路案内処理をそのまま継続する。
対象施設の周辺における自車の対向車線の交通量が所定量以上か否かは、位置特定部64で特定した車両位置と、対象施設取得部65で取得した対象施設の位置と、交通量取得部63で取得した交通量と、地図データ取得部66で取得した地図データから判定する構成とすればよい。
一例として、対象施設の周辺とは、対象施設が隣接するリンクとすればよい。また、自車の対向車線については、車両位置から自車が位置する車線が特定できる場合には、自車の走行車線と反対のリンク方向のリンクを対向車線とすればよい。他にも、上述した自車の進行方向を用いる場合には、自車の進行方向と方向が反対のリンク方向のリンクを対向車線とすればよい。また、所定量は、車線を跨ぐのが困難な程度の交通量であって、任意に設定可能な値である。
t5では、対向車線監視装置6の変更指示部69が変更指示処理を行う。変更指示処理では、対象施設の変更を促すための処理を行う。一例としては、ナビゲーション装置5の制御装置58の検索部586で対象施設と同系統の施設の検索を行わせる指示(以下、検索指示)を行う。対象施設と同系統の施設には、対象施設は当然含まないものとする。変更指示処理を行った後は、t6に移る。
t6では、検索指示を受けた検索部586が検索処理を行う。検索処理では、対象施設を除く、対象施設と同系統の施設の検索を行う。一例としては、POIのデータをもとに、施設の種別が対象施設と同じ施設の検索を行う構成とすればよい。検索処理を行った後は、t7に移る。
t7では、制御装置58の第1抽出部587及び第2抽出部588が抽出処理を行う。抽出処理として、第1抽出部587では、検索処理で検索した施設のうちから、自車にとって、対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある最近傍の施設を抽出する。
一例としては、対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある施設は、検索処理で検索した施設の位置と、位置検出器51で検出した車両位置と、地図DB52の地図データとから、t3の処理と同様にして判定する構成とすればよい。そして、対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にあると判定した施設のうち、施設の位置と車両位置との直線距離が最も短い施設を抽出する構成とすればよい。
また、抽出処理として、第2抽出部588では、検索処理で検索した施設のうちから、自車にとって、対向車線を跨ぐものの、その施設周辺における自車の対向車線の交通量が所定量未満である自車から最近傍の施設を抽出する。
一例としては、対向車線を跨ぐ位置にある施設は、検索処理で検索した施設の位置と、位置検出器51で検出した車両位置と、地図DB52の地図データとから、t3の処理と同様にして判定する構成とすればよい。続いて、対向車線を跨ぐ位置にあると判定した施設について、その施設周辺における自車の対向車線の交通量が所定量未満の施設を抽出する。そして、抽出した施設のうち、施設の位置と車両位置との直線距離が最も短い施設をさらに抽出する構成とすればよい。なお、施設周辺とは、施設に隣接するリンクとすればよい。
自車の対向車線の交通量については、対向車線監視装置6の交通量取得部63で取得した交通量を、対向車線監視装置6から第2抽出部588が取得する構成とすればよい。また、ここで言うところの所定量とは、例えば、t4の処理についての説明で述べた所定量と同一とすればよい。抽出処理を行った後は、t8に移る。
t8では、制御装置58の第1提示処理部589及び第2提示処理部590が提示処理を行う。提示処理として、第1提示処理部589は、第1抽出部587で抽出した施設をユーザにむけて提示させる。一例としては、第1抽出部587で抽出した施設の位置を示すマークが重畳された電子地図を表示装置53に表示させる構成とすればよい。つまり、自車が対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある最近傍の施設(以下、最近傍左側施設)の位置を示すマークが重畳された電子地図を、表示装置53に表示させる構成とすればよい。
また、最近傍左側施設の位置を示すマークを電子地図に重畳して表示させる場合には、図6に示すように、「1kmです」などの車両位置から最近傍左側施設の位置までの距離も表示させることが好ましい。これによれば、最近傍左側施設までの距離をユーザが知ることができるので、最近傍左側施設までの距離を考慮して、最近傍左側施設を新たな目的地とするか否かをユーザが判断できるようになる。よって、最近傍左側施設を新たな目的地とするか否かの判断をユーザが行いやすくなる。
例えば車両位置から最近傍左側施設の位置までの距離は、リンク長に応じた距離とすればよい。図6のAが自車の車両位置を示すマークであり、Bが前述の対象施設の位置を示すマークであり、Cが最近傍左側施設の位置を示すマークである。また、図6中の破線が走行軌跡、実線が推奨経路を表している。
図6に示すように、最近傍左側施設の位置を示すマークを表示させる場合には、前述の対象施設の位置を示すマークも電子地図に重畳して表示させることが好ましい。これによれば、t6で検索処理を行う以前にナビゲーション装置5で設定していた対象施設と、t6で検索処理を行った後に第1抽出部587で抽出した施設とをユーザが見比べて、最近傍左側施設を新たな目的地とするか否かを判断することが可能になる。対象施設の位置を示すマークと最近傍左側施設の位置を示すマークとの両方を電子地図上に重畳表示させると、両者が自車の車両位置からそれぞれどの程度離れているのかを、ユーザが直感的に判断できるようになる。よって、最近傍左側施設を新たな目的地とするか否かの判断をユーザがさらに行いやすくなる。
提示処理として、第2提示処理部590は、第2抽出部588で抽出した施設をユーザにむけて提示させる。一例としては、第2抽出部588で抽出した施設の位置を示すマークが重畳された電子地図を表示装置53に表示させる構成とすればよい。つまり、自車が対向車線を跨ぐものの、周辺における自車の対向車線の交通量が所定量未満である自車から最近傍の施設(以下、最近傍右側施設)の位置を示すマークが重畳された電子地図を、表示装置53に表示させる構成とすればよい。
また、最近傍右側施設の位置を示すマークを電子地図に重畳して表示させる場合には、図7に示すように、「700mです」などの車両位置から最近傍右側施設の位置までの距離も表示させることが好ましい。これによれば、最近傍右側施設までの距離をユーザが知ることができるので、最近傍右側施設までの距離を考慮して、最近傍右側施設を新たな目的地とするか否かをユーザが判断できるようになる。よって、最近傍右側施設を新たな目的地とするか否かの判断をユーザが行いやすくなる。
例えば車両位置から最近傍右側施設の位置までの距離は、リンク長に応じた距離とすればよい。図7のAが自車の車両位置を示すマークであり、Bが前述の対象施設の位置を示すマークであり、Dが最近傍右側施設の位置を示すマークである。また、図7中の破線が走行軌跡、実線が推奨経路を表している。
図7に示すように、最近傍右側施設の位置を示すマークを表示させる場合には、前述の対象施設の位置を示すマークも電子地図に重畳して表示させることが好ましい。これによれば、t6で検索処理を行う以前にナビゲーション装置5で設定していた対象施設と、t6で検索処理を行った後に第2抽出部588で抽出した施設とをユーザが見比べて、最近傍右側施設を新たな目的地とするか否かを判断することが可能になる。対象施設の位置を示すマークと最近傍右側施設の位置を示すマークとの両方を電子地図上に重畳表示させると、両者が自車の車両位置からそれぞれどの程度離れているのかを、ユーザが直感的に判断できるようになる。よって、最近傍右側施設を新たな目的地とするか否かの判断をユーザがさらに行いやすくなる。
他にも、提示処理として、第1提示処理部589及び第2提示処理部590が、第1抽出部587で抽出した施設と第2抽出部588で抽出した施設との両方をユーザにむけて提示させる構成としてもよい。
一例としては、第1抽出部587で抽出した施設の位置を示すマークと第2抽出部588で抽出した施設の位置を示すマークとが重畳された電子地図を表示装置53に表示させる構成とすればよい。つまり、図8に示すように、前述の最近傍左側施設の位置を示すマークと前述の最近傍右側施設の位置を示すマークとが重畳された電子地図を、表示装置53に表示させる構成とすればよい。図8のAが自車の車両位置を示すマークであり、Bが前述の対象施設の位置を示すマークであり、Cが最近傍左側施設の位置を示すマークであり、Dが最近傍右側施設の位置を示すマークである。また、図8中の破線が走行軌跡、実線が推奨経路を表している。
これによれば、最近傍左側施設の位置を示すマークと最近傍右側施設の位置を示すマークとが自車の車両位置からそれぞれどの程度離れているのかを、ユーザが直感的に判断できるようになる。よって、最近傍左側施設と最近傍右側施設とのいずれを新たな目的地とするか否かの判断をユーザが行いやすくなる。
また、図8に示すように、最近傍左側施設及び最近傍右側施設の位置を示すマークを表示させる場合には、前述の対象施設の位置を示すマークも電子地図に重畳して表示させることが好ましい。
なお、最近傍左側施設の位置を示すマークや最近傍右側施設の位置を示すマークとともに、対象施設の位置を示すマークも表示装置53に表示させる場合に、車両位置から対象施設の位置までの距離も表示させる構成としてもよい。また、提示処理では、最近傍左側施設や最近傍右側施設の名称やそれらの施設までの距離を音声出力装置54から音声出力させることで提示を行う構成としてもよい。
本実施形態では、一例として、表示装置53に表示される最近傍左側施設の位置を示すマークや最近傍右側施設の位置を示すマークに触れることで、目的地とする施設を再設定できるものとする。詳しくは、表示装置53と一体になったタッチスイッチとしての操作スイッチ群55により、タッチ操作が行われた位置に表示されている施設が選択され、選択された施設が、目的地とする施設として再設定される。なお、t6で検索処理を行う以前にナビゲーション装置5で設定していた対象施設が選択された場合には、目的地とする施設の再設定は行わず、この対象施設への経路案内処理を継続する構成とすればよい。
本実施形態では、便宜上、第1抽出部587と第2抽出部588、及び第1提示処理部589と第2提示処理部590とを区別しているが、あくまで機能ブロックであって、単一の部材によって構成される構成としてもよい。提示処理を行った後は、t9に移る。
図5に戻って、t9では、最近傍左側施設や最近傍右側施設が選択され、目的地とする施設が再設定された場合(t9でYES)には、t10に移る。一方、目的地とする施設が再設定されなかった場合(t9でNO)には、t1で開始した経路案内処理をそのまま継続する。
t10では、制御装置58の経路探索部582が、再設定された目的地について、経路探索処理を行って、再設定された目的地までの推奨経路を探索し、t11に移る。t11では、制御装置58の経路案内部583が、t10で探索した推奨経路の走行を案内する経路案内処理を開始する。
t11で経路案内処理を開始した後は、例えば、再設定された目的地について、t2からの処理を繰り返す構成とすればよい。そして、目的地に到達した場合に、シーケンスを終了する構成とすればよい。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、目的地として設定済みの対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあり、且つ、対象施設周辺における自車の対向車線の交通量が所定量以上であった場合に、その目的地と同系統の別施設を検索させ、検索した施設を新たな目的地として再設定できるようにすることができる。よって、交通量の多い対向車線を跨がずに立ち寄ることができる施設を新たに目的地として設定することが可能になる。その結果、自車で用いられるナビゲーション装置5でのナビゲーション機能において、自車の対向車線の交通量を考慮した案内をユーザが受けることが可能になる。
なお、本実施形態では、対向車線監視装置6が第1抽出部587と第2抽出部588、及び第1提示処理部589と第2提示処理部590とを備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、第1抽出部587と第1提示処理部589とを備えない構成としてもよいし、第2抽出部588と第2提示処理部590とを備えない構成としてもよい。
また、本実施形態では、第1抽出部587で最近傍左側施設を抽出し、第2抽出部588で最近傍右側施設を抽出する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、第1抽出部587では、検索処理で検索した施設のうちから、自車が対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある最近傍の施設を抽出するだけでなく、自車が対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある複数の施設を抽出する構成としてもよい。第2抽出部588でも、検索処理で検索した施設のうちから、自車が対向車線を跨ぐものの、周辺における自車の対向車線の交通量が所定量未満である複数の施設を抽出する構成としてもよい。
第1抽出部587で複数の施設を抽出した場合には、第1提示処理部589では、この複数の施設の位置を示すマークが重畳された電子地図を、表示装置53に表示させる構成とすればよい。第2抽出部588で複数の施設を抽出した場合にも、第2提示処理部590では、この複数の施設の位置を示すマークが重畳された電子地図を、表示装置53に表示させる構成とすればよい。
他にも、本実施形態では、対向車線監視装置6からナビゲーション装置5に検索指示を行い、ナビゲーション装置5で検索処理や抽出処理を行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、検索処理までを対向車線監視装置6で行う構成としてもよいし、抽出処理までを対向車線監視装置6で行う構成としてもよい。
(実施形態2)
本発明は前述の実施形態1に限定されるものではなく、次の実施形態2も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、この実施形態2について説明を行う。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
<実施形態1と異なる点>
実施形態2の運転支援システム100は、実施形態1のt7、t8の処理の代わりに、検索部586で検索した施設を地図上に表示させる場合に、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示す表示を行わせる点を除けば、実施形態1の運転支援システム100と同様である。詳しくは、実施形態2は、ナビゲーション装置5が制御装置58の代わりに、制御装置58と一部の処理が異なる制御装置58aを備えている点が実施形態1と異なっている。
図9に示すように、制御装置58aは、対象施設設定部581、経路探索部582、経路案内部583、通知処理部584、指示受信処理部585、検索部586、及び第3提示処理部591を備えている。
<実施形態2における運転支援ユニット4での対象施設の再設定に関連する処理>
ここで、実施形態2の運転支援ユニット4での対象施設の再設定に関連する処理についての説明を行う。実施形態2の運転支援ユニット4では、実施形態1の運転支援ユニット4と同様に、前述のt1〜t6までの処理を行う。
実施形態2の運転支援ユニット4では、t6の処理に続いてt7、t8の処理を行う代わりに、t6の処理に続いて第3提示処理部591で以下の処理を行う。第3提示処理部591では、検索部586の検索処理で検索した施設の位置を示すマークが重畳された電子地図を表示装置53に表示させる。電子地図の表示範囲内に、検索処理で検索した施設が複数存在する場合には、その複数の施設の位置を示すマークを表示させることになる。
第3提示処理部591では、自車が対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある施設も、自車が対向車線を跨がないと立ち寄ることのできない位置にある施設も区別せずに表示させる構成としてもよいし、区別して表示させる構成としてもよい。
また、第3提示処理部591は、検索処理で検索した施設、すなわち目的地として設定済みの対象施設と同系統の施設の位置を示すマークを電子地図に表示させる場合、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークも電子地図に重畳して表示させる。
自車の対向車線の交通量については、対向車線監視装置6の交通量取得部63で取得した交通量を、対向車線監視装置6から第3提示処理部591が取得する構成とすればよい。また、ここで言うところの所定量とは、例えば、実施形態1のt4の処理についての説明で述べた所定量と同一とすればよい。自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間の特定については、上述の交通量と、地図DB52の地図データとから行う構成とすればよい。
ここで、図10を用いて、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークの表示例について説明を行う。図10に示すように、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークとして、自車が対向車線を跨ぐ方向に向いた矢印を、電子地図上における自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間に、重畳して表示させる構成とすればよい(図中のG参照)。図10のAが自車の車両位置を示すマークであり、Bが目的地として設定済みの対象施設の位置を示すマークであり、Fが検索処理で検索した施設の位置を示すマークであり、Gが自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークである。また、図10中の破線が走行軌跡、実線が推奨経路を表している。
ここでは、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークとして、対象とする区間に矢印を複数表示させる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、対象とする区間に跨る矢印等のマークを、対象とする区間につき1つ表示させる構成としてもよい。他にも、対象とする区間の色を他の区間と区別して表示させるなどする構成としてもよい。
<実施形態2のまとめ>
実施形態2の構成によっても、実施形態1の構成と同様に、目的地として設定済みの対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあり、且つ、対象施設周辺における自車の対向車線の交通量が所定量以上であった場合に、その目的地と同系統の別施設を検索させ、検索した施設を新たな目的地として再設定できるようにすることができる。よって、自車で用いられるナビゲーション装置5でのナビゲーション機能において、自車の対向車線の交通量を考慮した案内をユーザが受けることが可能になる。
他にも、実施形態2の構成によれば、目的地として設定済みの対象施設と同系統の施設と、自車の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示すマークとを電子地図に重畳して表示させるので、このマークを頼りにして、交通量の多い対向車線を跨がずに立ち寄ることができる施設をユーザが容易に識別できる。
また、実施形態2では、制御装置58aに実施形態1の第1抽出部587を備えることで、検索処理で検索した施設のうちから第1抽出部587で抽出した施設、すなわち、自車が対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある施設を、検索処理で検索した他の施設と区別して表示装置53に表示させる構成としてもよい。
<最後に>
なお、前述の実施形態1や実施形態2では、対向車線監視装置6が車両に搭載される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、対向車線監視装置6が車両外のサーバであって、ナビゲーション装置5と図示しない通信機を介して情報のやり取りを行うことで、前述の実施形態1や実施形態2で説明した対向車線監視装置6と同様の働きをする構成としてもよい。この場合、請求項の対象車両に相当するのは、ナビゲーション装置5を用いる車両となる。
また、前述の実施形態1や実施形態2では、ナビゲーション装置5と対向車線監視装置6とを別体とする構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ナビゲーション装置5が対向車線監視装置6の機能も備えたり、対向車線監視装置6がナビゲーション装置5の機能も備えたりすることで、ナビゲーション装置5と対向車線監視装置6とが一体となっている構成としてもよい。
他にも、前述の実施形態1や実施形態2では、目的地の施設を対象施設とする構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、経由地の施設も対象施設とする構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
4 運転支援ユニット(運転支援装置)、63 交通量取得部、64 位置特定部、65 対象施設取得部、66 地図データ取得部、67 位置判定部、68 交通量判定部、69 変更指示部、586 検索部、587 第1抽出部、588 第2抽出部、589 第1提示処理部、590 第2提示処理部、591 第3提示処理部

Claims (6)

  1. 対象とする車両である対象車両の対向車線の交通量を取得する交通量取得部(63)と、 前記対象車両の現在位置を特定する位置特定部(64)と、
    前記対象車両で用いられるナビゲーション機能において設定された目的地及び経由地のいずれかの施設である対象施設を取得する対象施設取得部(65)と、
    道路を複数のリンク及びノードにより示した道路データと施設の位置を示した施設データとを含む地図データを取得する地図データ取得部(66)と、
    前記位置特定部で特定した現在位置と、前記対象施設取得部で取得した対象施設と、前記地図データ取得部で取得した地図データとから、前記対象車両にとって前記対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する位置判定部(67)と、
    前記交通量取得部で取得した前記対象車両の対向車線の交通量から、前記対象施設周辺における前記対象車両の対向車線の交通量が所定量以上か否かを判定する交通量判定部(68)と、
    前記位置判定部で前記対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定し、且つ、前記交通量判定部で前記対象施設周辺における前記対象車両の対向車線の交通量が所定量以上と判定した場合に、前記対象施設の変更を促すための処理を行う変更指示部(69)と
    前記対象施設と同系統の施設の検索を行う検索部(586)と、を備える運転支援装置(4)であって、
    前記変更指示部は、前記対象施設の変更を促すための処理として、前記検索部に前記検索を行わせる指示を行い、
    前記検索部は、前記変更指示部から前記指示を受けた場合に前記検索を行い、
    前記交通量取得部で取得した前記対象車両の対向車線の交通量をもとに、前記検索部で検索した施設のうちから、前記対象車両にとって、対向車線を跨ぐものの、その施設周辺における前記対象車両の対向車線の交通量が所定量未満の施設を抽出する第2抽出部(588)と、
    前記第2抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させる第2提示処理部(590)とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 請求項において、
    前記第2提示処理部は、
    前記第2抽出部で抽出した施設を地図上に表示させることで、前記第2抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させるものであり、
    前記第2抽出部で抽出した施設を地図上に表示させる場合には、前記検索部で前記検索を行う前に前記ナビゲーション機能において設定されていた前記対象施設もその地図上に表示させることを特徴とする運転支援装置。
  3. 対象とする車両である対象車両の対向車線の交通量を取得する交通量取得部(63)を備える運転支援装置(4)であって、
    前記対象車両の現在位置を特定する位置特定部(64)と、
    前記対象車両で用いられるナビゲーション機能において設定された目的地及び経由地のいずれかの施設である対象施設を取得する対象施設取得部(65)と、
    道路を複数のリンク及びノードにより示した道路データと施設の位置を示した施設データとを含む地図データを取得する地図データ取得部(66)と、
    前記位置特定部で特定した現在位置と、前記対象施設取得部で取得した対象施設と、前記地図データ取得部で取得した地図データとから、前記対象車両にとって前記対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあるか否かを判定する位置判定部(67)と、
    前記交通量取得部で取得した前記対象車両の対向車線の交通量から、前記対象施設周辺における前記対象車両の対向車線の交通量が所定量以上か否かを判定する交通量判定部(68)と、
    前記位置判定部で前記対象施設が対向車線を跨ぐ位置にあると判定し、且つ、前記交通量判定部で前記対象施設周辺における前記対象車両の対向車線の交通量が所定量以上と判定した場合に、前記対象施設の変更を促すための処理を行う変更指示部(69)と、
    前記対象施設と同系統の施設の検索を行う検索部(586)と、
    前記検索部で検索した施設を地図上に表示させる第3提示処理部(591)とを備え、
    前記変更指示部は、前記対象施設の変更を促すための処理として、前記検索部に前記検索を行わせる指示を行い、
    前記検索部は、前記変更指示部から前記指示を受けた場合に前記検索を行い、
    前記第3提示処理部は、前記検索部で検索した施設を地図上に表示させる場合、前記交通量取得部で取得した前記対象車両の対向車線の交通量をもとに、前記対象車両の対向車線の交通量が所定量未満の区間を示す表示も行わせることを特徴とする運転支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記検索部で検索した施設のうちから、前記対象車両にとって、対向車線を跨がずに立ち寄ることのできる位置にある施設を抽出する第1抽出部(587)と、
    前記第1抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させる第1提示処理部(589)とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項において、
    前記第1提示処理部は、前記第1抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させる場合に、その施設が前記対象車両からどの程度の距離に位置するかを示す情報もユーザにむけて提示させることを特徴とする運転支援装置。
  6. 請求項又はにおいて、
    前記第1提示処理部は、
    前記第1抽出部で抽出した施設を地図上に表示させることで、前記第1抽出部で抽出した施設をユーザにむけて提示させるものであり、
    前記第1抽出部で抽出した施設を地図上に表示させる場合には、前記検索部で前記検索を行う前に前記ナビゲーション機能において設定されていた前記対象施設もその地図上に表示させることを特徴とする運転支援装置。
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