JP6263112B2 - 電力値算出方法および電力値算出システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力値算出方法および電力値算出システムに関し、より詳細には、測定された電流に基づいて電気製品の消費電力を算出する電力値算出方法および電力値算出システムに関する。
従来、住宅や工場などで使用される電気製品の消費電力を可視化して、使用する消費電力を管理して省エネ化を図ることが行われている。
そこで、住宅の分電盤に設置した電流センサを用いて電流波形を測定し、測定された電流波形の形状から、動作中の電気製品を識別して、識別した電気製品の機種名や消費電力を表示するシステムが、例えば、特許文献1に開示されている。電気製品は、例えば冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、およびパソコン等の家電製品を含み、サーバやルータ等のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)機器も含む。
特開2013−238523号公報
特許文献1に記載されたシステムにおいて、住宅の分電盤に設置した電流センサを用いて事前に識別対象の電気製品の電源の電流波形の測定を行い、測定された電流波形をデータベースに登録する。そして、システムは、事前に登録された電流波形と、電流センサで測定された任意の電流波形とを比較し、任意の電流波形が事前に登録された電流波形に一定の割合で近似した場合、任意の電流波形を事前に登録された電気製品の電源の電流波形として識別する。識別された電気製品および対応する消費電力は、表示装置にて表示される。
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムでは、識別された電気製品が消費している電力がリアルタイムで反映されないようなデータベース上の電力値しか表示されていなかった。したがって、識別された電気製品の電力が時間経過と共に変動する場合、動作中の電気製品の電力消費量を正しく把握できないケースがあるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、動作中の電気製品の電力消費量を正しく把握するための、電力値算出方法および電力値算出システムを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、分電盤で分電され電力線を介して1または複数の電気製品に供給される電力の値を算出するシステムによる電力値算出方法であって、前記電力線を介して前記1または複数の電気製品に流れる電流をそれぞれ測定するステップと、前記測定された前記1または複数の電気製品に流れる電流の波形をそれぞれ規格化するステップと、それぞれ規格化された電流の波形に基づいて基準電流波形を生成するステップと、前記分電盤に流れる電流を測定するステップと、前記測定された前記分電盤に流れる電流の波形にそれぞれ生成された基準電流波形をフィッティングするステップと、それぞれフィッティングされた電流波形に基づいて前記電気製品に供給される電力の値を算出するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、測定された電流波形に基づいて生成した基準電流波形を用いて電力値を算出することで、電力の実測値に近似するデータを取得することが可能となる。
本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出システムを含む構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかるサーバのソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 電気製品で測定された1サイクルの電流波形を表す図であり、(a)は、電気製品5aで測定された電流波形を表す図であり、(b)は、電気製品5bで測定された電流波形を表す図である。 測定された電流波形を規格化した波形を表す図であり、(a)は、電気製品5aにおける、規格化された電流波形を表す図であり、(b)は、電気製品5bにおける、規格化された電流波形を表す図である。 規格化された波形に基づいて生成した基準電流波形を表す図であり、(a)は、電気製品5aにおける基準電流波形を表す図であり、(b)は、電気製品5bにおける基準電流波形を表す図である。 分電盤にて測定された電流波形の例を表す図である。 電力値算出部で算出された電力値の表示例を示す図であり、(a)は、電気製品5aにおける電力値の表示例を示す図であり、(b)は、電気製品5bにおける電力値の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる電力値算出システムを含む構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかるサーバのソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電力値算出方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
(構成)
本発明の第1の実施形態では、電流センサを介して動作中の電気製品の電流波形を取得し、電流波形に所定の加工を行い、所定の加工が行われた波形を分電盤で測定された電流の波形にフィッティングすることで、時間経過と共に変動する電力の実測値に近似した電力値を取得する。
図1に本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出システムを含む構成を示す。商用電力系統1から出力された電力は、分電盤2で分電され、電力線を通って各電気製品に供給される。分電盤2で分電された電力は、例えば、電力線4aを介して電気製品5aに供給され、電力線4bを介して電気製品5bに供給され、電力線4cを介して電気製品5cに供給される。
電気製品に接続されている電力線および分電盤2には、電流センサが内蔵されたセンサ部がそれぞれ備えられ、例えば、電力線4aにはセンサ部6、分電盤2にはセンサ部21が備えられる。センサ部6および分電盤2のセンサ部21は、電力線に流れる電流を電流センサで測定し、測定した電流値を電力値算出システム10に送信する。なお、測定された電流値は、例えば、LAN(Local Area Network)で構成されるNW(network)を介して電力値算出システム10に送信されてもよい。
本発明の第1の実施形態では、1つのセンサ部6を各電気製品に接続された電力線に順次つなぎ替えて、各電力線に流れる電流をセンサ部6で測定する。例えば、最初に、電気製品5aに接続された電力線4aにセンサ部6を設置して、電力値算出システム10が電力線4aに流れる電流を測定する。そして、電力値算出システム10が後述する基準電流波形をデータベース12に登録し終わったら、今度は電力線4aからセンサ部6を取り外して電力線4bにセンサ部6を設置し、電力線4aにおいて行った処理と同様の処理を繰り返す。
本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出システム10は、サーバ11と、サーバ11で生成された各種データを格納するためのデータベース12とを備える。サーバ11はCPU(Central Processing Unit)を備え、後述する各機能部は当該CPUによって実行される。データベース12は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶領域で構成される。
図2に本発明の第1の実施形態にかかる、サーバのソフトウェア構成の機能ブロック図を示す。サーバ11は、第1の電流測定部(第1の測定部)111、電流波形規格化部112、基準電流波形生成部113、基準電流波形登録部114、第2の電流測定部(第2の測定部)115、フィッティング部116、電力値算出部117、出力部118の各機能部を備えた構成となっている。
第1の電流測定部111は、電気製品5a、5bまたは5cに流れる電流をセンサ部6でそれぞれ測定する。電流波形規格化部112は、第1の電流測定部111で測定された電流の波形を規格化する。基準電流波形生成部113は、電流波形規格化部112で規格化された電流波形に基づいて基準電流波形を生成する。規格化および基準電流波形の生成の詳細については後述する。基準電流波形登録部114は、基準電流波形生成部113で生成された基準電流波形をデータベース12に登録する。
第2の電流測定部115は、分電盤2のセンサ部21で電流を測定する。フィッティング部116は、第2の電流測定部115で測定された電流の波形に各電気製品の基準電流波形をフィッティングする。電力値算出部117は、フィッティングされた波形に基づいて各電気製品の電力値を算出する。出力部118は、電力値算出部117で算出された電力値を出力し、例えば、対応する電気製品の名称と共にディスプレイ等の表示装置に表示する。
(動作)
分電盤2には複数の異なる種類の電気製品が接続される。分電盤2には、電気製品がn(nは正の整数で、n=1,2,…,N)種類のものが1個ずつ接続されているものとする。本明細書では、具体例については、電気製品5aと電気製品5bの2種類(例えば、テレビと冷蔵庫)を取り扱う。例えば、n=1は、電気製品5aを示し、n=2は、電気製品5bを示すものとする。第1の電流測定部111は、n個の電気製品に対し、電流波形をk回(kは正の整数で、k=1,2,…,K)ずつ測定し、1回からK回まで順番にデータベース12に蓄積する。データベース12に蓄積された電気製品のk番目の電流波形を
とする。
図3に第1の電流測定部111で測定された1サイクルの電流波形を表し、図3(a)に電気製品5aにおける測定された電流の波形を表し、図3(b)に電気製品5bにおける測定された電流の波形を表す。縦軸は電流値(A)を表し、横軸は時間(ms)を表す。図3(a)、(b)で示される各電流波形は、データベース12に蓄積されたK回分の電流波形を重ね合わせた波形を示す。
電流波形規格化部112は、第1の電流測定部111で測定した電流の波形の振幅を規格化する。具体的には、電流波形規格化部112は、
(1)測定された電流の波形から測定された電流の波形の一次ノルムを除算する次の(式1)を用いる方法
(2)測定された電流の波形から測定された電流の波形の二次ノルムを除算する次の(式2)を用いる方法
(3)測定された電流の波形から測定された電流の波形の最大ノルムを除算する次の(式3)を用いる方法
(4)測定された電流の波形から、測定された電流の波形と電気製品に印加される電圧の波形
との積を除算する次の(式4)を用いる方法
の(1)〜(4)のうちいずれかの方法で、k番目の電流波形
を規格化する。
電流波形にインパルス性のノイズが混入した場合、ノルムの次数が高い程、規格化された電流波形に当該ノイズの波形が突出して残ってしまうので、本実施形態では、上記(1)の一次ノルムによる除算によって規格化する方法を採用する。本実施形態では説明を省略するが、無論、上記(2)〜(4)のうちいずれかの方法を採用して、k番目の電流波形を規格化してもよい。
上記(4)等で使用される電圧波形は、例えば、電力値算出システム10に別途設けられた不図示の電圧測定部によって測定され、データベース12に格納される。電流波形と電圧波形とを乗算する際は、電流波形の位相と電圧波形の位相を一致させるものとする。
電流波形規格化部112で規格化されたk番目の電流波形を
とする。電流波形規格化部112で規格化された電流波形は、データベース12に蓄積される。
図4に測定された電流の波形を規格化した波形の例を表し、図4(a)は、電気製品5aにおける、規格化された電流波形を表し、図4(b)は、電気製品5bにおける、規格化された電流波形を表す。縦軸は任意単位を表し、横軸は時間(ms)を表す。図4(a)、(b)で示される各電流波形は、データベース12に蓄積されたK回分の規格化された電流波形を重ね合わせた波形を示す。
基準電流波形生成部113は、規格化された電流波形に基づいて、基準電流波形を生成する。具体的には、基準電流波形生成部113は、
(1)
を構成するベクトルの各要素について中央値
をとるか、
(2)平均
をとるかによって、基準電流波形
を算出する。基準電流波形登録部114は、生成された基準電流波形
をデータベース12に登録する。
図5に規格化された波形に基づいて生成した基準電流波形を表し、図5(a)は、電気製品5aにおける基準電流波形を表し、図5(b)は、電気製品5bにおける基準電流波形を表す。縦軸は任意単位を表し、横軸は時間(ms)を表す。
第2の電流測定部115は、センサ部21で、分電盤2に流れる電流を測定し、電流波形を取得する。
図6に、分電盤2のセンサ部21で測定された電流の波形の例を示す。縦軸は電流値(A)を表し、横軸は時間(ms)を表す。
フィッティング部116は、第2の電流測定部115で測定された電流の波形に基準電流波形をフィッティングする。フィッティングは、基準電流波形を基底として最小二乗法を用いて行われる。具体的には、フィッティング部116は、データベース12に登録された基準電流波形
と、基準電流波形
に対する比例係数anと、第2の電流測定部115で測定して得られた分電盤2の電流波形
とを用い、次の連立方程式
を解くことによって、基準電流波形
に対する比例係数anを算出する。フィッティング部116は、基準電流波形
に比例係数anを乗じて、フィッティングされた電流波形を取得する。フィッティングされた電流波形は、次の(式5)で表わされる。
電力値算出部117は、フィッティングされた電流波形
と、電気製品に印加された電圧の波形
との積をとることにより、電気製品の電力値
を算出する。電力値算出部117は、算出した電力値を、測定対象の電気製品の電力値としてデータベース12に格納する。
分電盤2の電流波形に基準電流波形をフィッティングすることによって、異なる種類の複数の電気製品の電流波形を含んだ電流波形から、個々の電気製品の電流波形を取得し、当該個々の電流波形に基づいて電力を算出することが可能となる。
また、フィッティングされた波形を取得することで、当該電気製品が、一般的に時間経過と共にどのような電力変動を生じるのかを把握することが可能となり、実測値に近い電力データを取得することが可能となる。
図7に、電力値算出部116で算出された電力値の表示例を示す。図7(a)に、電気製品5aにおける算出された電力値の表示例を示し、図7(b)に、電気製品5bにおける算出された電力値の表示例を示す。縦軸は電力値(W)を表し、横軸は時間(min)を表す。出力部117は、例えば、対応する電気製品の名称と共に、図7で示す電力値をディスプレイ等の表示装置に表示する。
(フローチャート)
図8に本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出方法のフローチャートを示す。第1の電流測定部111は、電気製品5a、5bまたは5cに流れる電流をセンサ部6でそれぞれ測定する(S801)。電流波形規格化部112は、測定された電流の波形を規格化する(S802)。基準電流波形生成部113は、規格化された電流波形に基づいて基準電流波形を生成する(S803)。基準電流波形登録部114は、基準電流波形生成部113で生成された基準電流波形をデータベース12に登録する(S804)。第2の電流測定部115は、センサ部21を介して分電盤2に流れる電流を測定する(S805)。フィッティング部116は、基準電流波形を、分電盤2で測定された電流の波形にフィッティングする(S806)。電力値算出部117は、フィッティングされた波形に基づいて電気製品5a、5b、および5cが使用する電力値を算出する(S807)。
本実施形態によれば、測定された電流の波形に基づいて生成した基準電流波形を用いて電力値を算出することで、電力の実測値に近似するデータを取得することが可能となる。
<第2の実施形態>
(構成)
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、分電盤2に内蔵された電流センサで電流波形を取得する。
図9に本発明の第2の実施形態にかかる電力値算出システムを含む構成を示す。分電盤2に内蔵されたセンサ部21は、電力線に流れる電流を電流センサで測定し、測定した電流値を電力値算出システム30に送信する。
本発明の第2の実施形態にかかる電力値算出システム30は、サーバ31と、サーバ31で生成された各種データを格納するためのデータベース12とを備える。
図10に本発明の第2の実施形態にかかる、サーバのソフトウェア構成の機能ブロック図を示す。サーバ31は、第3の電流測定部311、電流波形規格化部112、基準電流波形生成部113、基準電流波形登録部114、第4の電流測定部312、フィッティング部116、電力値算出部117、出力部118の各機能部を備えた構成となっている。
第3の電流測定部311は、電気製品5a、5b、および5cに流れる電流を、分電盤2のセンサ部21でそれぞれ測定する。
第3の電流測定部311が各電気製品に流れる電流を測定し電流波形を取得する方法の例としては、電気製品5aの電源をONした状態の電流波形と、電気製品5aの電源をOFFした状態の電流波形との差分を抽出することによって、電気製品5aについて電流波形を取得する方法が挙げられる。電流波形を取得する際は、電気製品5a以外の電気製品の電源をOFFにすることが望ましい。電気製品5bおよび電気製品5cについても、電気製品5aにおいて行われる当該取得方法が採用可能である。
第3の電流測定部311は、上記取得方法で取得した電流波形を、データベース12に格納する。
電流波形規格化部112は、第3の電流測定部311で取得された電流波形を規格化する。基準電流波形生成部113は、電流波形規格化部112で規格化された電流波形に基づいて基準電流波形を生成する。基準電流波形登録部114は、基準電流波形生成部113で生成された基準電流波形をデータベース12に登録する。
第4の電流測定部312は、分電盤2のセンサ部21で電流を測定する。フィッティング部116は、第4の電流測定部312で測定された電流の波形に各電気製品の基準電流波形をフィッティングする。電力値算出部117は、フィッティングされた波形に基づいて各電気製品の電力値を算出する。出力部118は、電力値算出部117で算出された電力値を出力し、例えば、対応する電気製品の名称と共にディスプレイ等の表示装置に表示する。
本実施形態にかかる電力値算出システム30が備える他の機能部は、本発明の第1の実施形態にかかる電力値算出システム10が備える他の機能部と異ならないので、説明を省略する。
(フローチャート)
図11に本発明の第2の実施形態にかかる電力値算出方法のフローチャートを示す。第3の電流測定部311は、分電盤2の電流を測定し、電気製品の電源ON時の電流波形と電気製品の電源OFF時の電流波形との差分を抽出することによって、電気製品の電流波形を取得する(S1101)。電流波形規格化部112は、取得された電流波形を規格化する(S1102)。基準電流波形生成部113は、規格化された電流波形に基づいて基準電流波形を生成する(S1103)。基準電流波形登録部114は、基準電流波形生成部113で生成された基準電流波形をデータベース12に登録する(S1104)。第4の電流測定部312は、電流センサを介して分電盤2に流れる電流を測定する(S1105)。フィッティング部116は、基準電流波形を、分電盤2で測定された電流の波形にフィッティングする(S1106)。電力値算出部117は、フィッティングされた波形に基づいて電気製品が使用する電力値を算出する(S1107)。
本実施形態によれば、測定された電流の波形に基づいて電力値を算出することで、電力の実測値に近似するデータを取得することが可能となる。さらに、本実施形態によれば、第1の実施形態より、構成が簡易な電力値算出システムが提供可能となる。
第1の実施形態および第2の実施形態では、3台の電気製品5a、5b、および5cを例にして説明しているが、測定の対象となる電気製品は、3台に限られない。
1 商用電力系統
2 分電盤
4a、4b、4c 電力線
5a、5b、5c 電気製品
6、21 センサ部
10、30 電力値算出システム
11、31 サーバ
12 データベース
111 第1の電流測定部
112 電流波形規格化部
113 基準電流波形生成部
114 基準電流波形登録部
115 第2の電流測定部
116 フィッティング部
117 電力値算出部
118 出力部
311 第3の電流測定部
312 第4の電流測定部

Claims (6)

  1. 分電盤で分電され電力線を介して1または複数の電気製品に供給される電力の値を算出するシステムによる電力値算出方法であって、
    前記電力線を介して前記1または複数の電気製品に流れる電流をそれぞれ測定するステップと、
    前記測定された前記1または複数の電気製品に流れる電流の波形をそれぞれ規格化するステップと、
    それぞれ規格化された電流の波形に基づいて基準電流波形を生成するステップと、
    前記分電盤に流れる電流を測定するステップと、
    前記測定された前記分電盤に流れる電流の波形にそれぞれ生成された基準電流波形をフィッティングするステップと、
    それぞれフィッティングされた電流波形に基づいて前記電気製品に供給される電力の値を算出するステップと
    を備えることを特徴とする電力値算出方法。
  2. 前記分電盤に流れる電流を測定するステップにおいて、前記電気製品の電源がONしている状態における電流波形と、前記電気製品の電源がOFFしている状態における電流波形との差分を抽出して、前記電気製品に流れる電流の波形を取得することを特徴とする請求項1に記載の電力値算出方法。
  3. 前記規格化は、前記測定された前記電気製品に流れる電流の波形から該電流の波形の一次、二次、若しくは最大ノルムを除算すること、または、該電流の波形に前記電気製品に印加された電圧の波形を乗算し、該電流の波形から前記乗算された波形を除算することによって行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力値算出方法。
  4. 前記基準電流波形は、前記規格化された電流の波形を構成するベクトル、または前記測定された前記電気製品に流れる電流の波形を構成するベクトルの各要素について中央値を取ること、または平均を取ることによって生成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力値算出方法。
  5. 前記フィッティングは、前記基準電流波形を基底として最小二乗法を用いて行われることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電力値算出方法。
  6. 分電盤で分電され電力線を介して1または複数の電気製品に供給される電力の値を算出するシステムであって、
    前記電力線を介して前記1または複数の電気製品に流れる電流をそれぞれ測定する第1の測定部と、
    前記測定された前記1または複数の電気製品に流れる電流の波形をそれぞれ規格化する規格化部と、
    それぞれ規格化された電流の波形に基づいて基準電流波形を生成する生成部と、
    前記分電盤に流れる電流を測定する第2の測定部と、
    前記測定された前記分電盤に流れる電流の波形にそれぞれ生成された基準電流波形をフィッティングするフィッティング部と、
    それぞれフィッティングされた電流波形に基づいて前記電気製品に供給される電力の値を算出する算出部と
    を備えたことを特徴とするシステム。
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