JP6259424B2 - 植物栽培用ハウスの冷暖房装置 - Google Patents

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Description

この発明は、温室等の植物栽培用ハウスでの促成栽培や抑制栽培に好適な植物栽培用ハウスの冷暖房装置に関し、特に地下水や太陽熱などの自然エネルギーを利用して植物を栽培する植物栽培用ハウスの冷暖房装置に関するものである。
例えば、イチゴの促成栽培等においては、温室やビニールハウスなどの植物栽培用ハウス内で、マルチングなどのシートを培土の上に張って被せ、そこに苗を植え付けることにより、室内を加温するとともに地温をも加温することにより、冬季でも結実させることができるようにしたものが知られている。
しかしながら、寒冷地で冬季に例えば野菜や果実などの栽培を行う場合には、外気温が特に低いので、重油や軽油等の化石燃料を使用した暖房を行うことが必要であり、コストが大幅に上昇するとともに、地球温暖化や大気汚染をもたらす要因ともなっている。
そこで、特開平11−235130号公報(特許文献1参照)には、汲み上げる地下水を送り込むパイプを太陽光が当たる場所に多数配設した太陽熱温水器と、この太陽熱温水器で加温された温水を貯蔵する蓄熱槽と、この蓄熱槽で蓄えられた温水を栽培しようとする植物が植えられた温室の室内及び/又は土中の加温用パイプへ供給するポンプとを備えたことを特徴とする植物栽培装置が提案されている。
しかしながら上記先行技術においては、くみ上げた地下水を太陽熱温水器で昇温した上で蓄熱槽に蓄えて利用することが主眼となっており、夏季の冷房に利用することについては何ら考慮されていない。
特に、冬季の場合水温が周囲の温度に合わせて大きく変動する場合もあり、特に寒冷地ではたとえ井戸水であっても水温が低く、一定温度まで温めないでそのまま散水すると、生育する植物に好ましくないという課題の解消を企図している。
したがって、植物栽培用ハウスの冷暖房装置というには程遠い内容である。
また、特開2007−333360号公報(特許文献2参照)や特開2009−127982号公報(特許文献3参照)には地中に埋設した熱交換パイプで熱交換を行わせた空気を室内に取り込むようにした地熱利用空調システムが提案されている。
また、地中熱利用促進協会ホームページ(非特許文献1参照)には地中に埋設した熱交換器とヒートポンプとの間で水や不凍液を循環させ、昇温ないし冷却させた空気を室内に取り込むようにした地熱利用のヒートポンプシステムが提案されている。
しかしながら、ヒートポンプを用いたとしても、空気を用いて温室の空調を行うことには、その効率の面で大きな問題があることが判明した。
そこで本発明者は次のような予備実験を行った。
<流水量の検討>
次に、どのくらいの流水量で温調効果があるかを検討した。
表1は、水と空気の物性値データと熱容量の計算方法を示すものである。
Figure 0006259424
水1m3に蓄えられる熱量は4177MJ/(m3・K)で、空気1m3では1.126MJ/(m3・K)となり、計算すると3,710倍(約4千倍)もの差がある。つまり、1リットルの水は3,710リットルの空気と同じ量の熱量を持つことになる。言い換えると水1リットルで1℃分の熱量では空気3,710リットルを1℃上昇できる。
縦横5m×10mで高さが3mの標準的なビニールハウスの体積(空気量)は150,000リットルになるので、ハウス内の温度を1℃上昇させるには約40リットルの水がいることになる。もし仮に外気温が0℃の時、ハウス内温度を15℃まで上昇させるとすると、40×15=600となり、600リットルの地下水が必要となる。この量を1分間に流すと(仮に熱交換が効率よく行われるとする)、計算上は1分間で0℃から15℃まで上がることになる。
流す量を10分の1にすると10分間となり、100分の1にすると100分間でハウス内は15℃に達することになる。早い遅いはさておき、いずれにせよハウス内温度は最終的には15℃になる計算である。外気温の気温変動はゆっくり緩慢に変わっていくので、流水量は多くする必要はない。ちなみに一般家庭の水道を例に考える。バケツに水を入れる時のように大きめに蛇口をひねった場合は水量が30リットル/分位なので、ハウス内を20分間で0℃から15℃まで上昇させることになる。この計算で、地下水による温度調節での使用水量が大量なものではなく、極めて現実的で容易に実現できることものであることが解った。
このような地下水利用の室温調節技術における流水での温調(温度調節)の優位性について図21〜図26に基いて詳しく説明する。
図21のように、冷たい部屋にお湯が置かれていると、お湯が放熱して部屋が暖まるものの、お湯はじきに冷めてしまう。
これに対し、図22のように冷たい部屋に流れるお湯があると、お湯が放熱して部屋は暖まる。
その際、図23のように室温の冷気を吸収したお湯は、図24のように流れ去るので、図25のように部屋は常に暖められた状態となる。
すなわち、図26のように流れるお湯によって部屋は常に暖められることとなり、流水(お湯)での温調は極めて優位なものである。
そこで本発明者は、特願2014−209503号において、ハウスを囲む壁面および\またはその内部に地下水循環パネルを配設した植物栽培用ハウスを備え、該植物栽培用ハウスの地盤内には断熱蓄湯槽を設置し、前記植物栽培用ハウスの地盤の外の前記断熱蓄湯槽よりも低い位置に貯水槽を設置するとともに、前記貯水槽に補助加熱装置を連結し、かつ前記断熱蓄湯槽と前記貯水槽との間を循環パイプで連結して、温水および冷水を循環させるようにしたことを特徴とする植物栽培用ハウスの冷暖房装置を提案した。
また、特願2014−238967号において、図19に示すような少なくとも床面には地下水循環パネルを、天井部には透明地下水循環パネルを配設した植物栽培用ハウスを備え、かつ前記地下水循環パネル内において地下水を循環させるようにした植物栽培用ハウスの冷暖房装置を提案した。
図20は、その際の温水とハウス内空気の熱交換による温度調節を説明するためのものである。
特開平11−235130号公報 特開2007−333360号公報 特開2009−127982号公報
地中熱利用促進協会ホームページ(http://www.geohpaj.org/introduction/index1/types)
本発明は温水とハウス内空気の熱交換による温度調節を図ることを目的としている上記出願を検討する中で、本発明者がフレキシブルフィルムからなる導水袋を有効に利用することにより、非常に低廉でかつ効果的に冷暖房を行うことができることを見出したものであり、そのような低廉でかつ効果的に冷暖房を行うことができる植物栽培用ハウスの冷暖房装置を提供することを目的とするものである。
すなわち、この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置は、植物栽培用ハウスの床面、天井面および\または各壁面に設置して冷暖房に使用する導水路が、複数のフレキシブルフィルムからなる導水袋を床面、天井面および\または各壁面にそれぞれ並設してあり、該導水袋の端部に通水口を連結して前記導水袋に温水および\または冷水を通水することにより、流水で植物栽培用ハウス内を温調するようにしたことを特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記床面、天井面および\または各壁面に並設した導水袋は、温度制御装置を経由して温水および\または冷水を通水させるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記床面、天井面および\または各壁面に並設した導水袋は、温度制御装置を経由して温水および\または冷水を通水させる通水路に湯沸かし器を配設したことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記床面、天井面および\または各壁面に並設した導水袋は、温度制御装置を経由して温水および\または冷水を通水させる通水路に蓄水槽を配設したことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記床面、天井面および\または各壁面に並設した導水袋は、開口端を密閉した上、その側部に設けた取付孔に水流入用の接続部材を取り付けたことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記床面、天井面および\または各壁面に並設した導水袋は、開口端を密閉した上、その側部に設けた取付孔に抜け止め用のフランジ部を一端に設けた連結管を導水袋の内部から外向きに取り付け、その外部から抑え管を取り付けて固定したことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記植物栽培用ハウスは、上面を開放した容器状に形成されており、床面および\または各壁面に設置した導水路が、複数のフレキシブルフィルムからなる導水袋を床面および\または各壁面にそれぞれ並設してあり、該導水袋の端部に通水口を連結して前記導水袋に温水および\または冷水を通水することにより、流水で植物栽培用ハウス内を温調するようにしたことをも特徴とするものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記蓄水槽は、地下に埋設されており、地中熱との熱交換を可能としたことをも特徴とするものである。
以上説明してきたようにこの発明によれば、フレキシブルフィルムからなる導水袋を流水による植物栽培用ハウスの温調の用途に利用することにより、非常に低廉でかつ効果的に冷暖房を行うことができ、そのような導水袋を使用することにより低廉でかつ効果的に冷暖房を行うことができる植物栽培用ハウスの冷暖房装置を提供することを可能としたものである。
この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置の1実施例を示し、フレキシブルフィルムからなる導水袋を天井部に設置した状態を示す概略斜視図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部に設置した1例を示す概略斜視図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部に設置した他の例を示す概略斜視図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部に設置した場合の暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置した場合の暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置した場合の冷房専用システムにおける温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部に設置して温水を循環させる場合の暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部に設置して温水を循環させ、蓄水槽に回収するようにした場合の暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置して温水を循環させ、蓄水槽に回収するようにした場合の暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置して温水を循環させ、地中に設置した蓄水槽に回収するようにした場合の冷房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置して温水を循環させ、地中に設置した蓄水槽に回収するようにした冷暖房兼用装置における暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を床部および天井部に設置して温水を循環させ、地中に設置した蓄水槽に回収するようにした冷暖房兼用装置における冷房時の温度調整の概念を示す概略図である。なお点線部分はこの場合は使用されない。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を棚に搭載し、植物栽培用ハウスの壁に多段に巡らせた例を示す内部構造の斜視図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を使用した場合の温水を循環させる温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を簡易畝カバー内に設置した場合の概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を使用した場合の温水(循環水も使用)を循環させる暖房時の温度調整の概念を示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋を使用した場合の冷水(循環水も使用)を循環させる冷房時の温度調整の概念を示す概略図である。 温度制御装置の概略図である。 本発明者による先行技術の地下水利用の室温調整技術の概略説明図である。 本発明者による先行技術の温水とハウス内空気の熱交換による温度調節を説明する概念図である。 地下水利用の室温調節技術における流水での温調(温度調節)の優位性について説明するためのものであり、冷たい部屋にお湯が置かれた状態の概略図である。 冷たい部屋に流れるお湯がある状態の概略図である。 お湯が室温の冷気を吸収した状態の概略図である。 冷気を吸収したお湯が流れ去る状態の概略図である。 流れるお湯で部屋が常に暖められた状態であることを示す概略図である。 流れるお湯によって部屋が常に暖められることとなり、流水(お湯)での温調が極めて優位なものであることを示す概略図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋の開口端へ水流入用の塩ビパイプなどを取り付ける場合を示し、(a)はフレキシブルフィルムからなる導水袋を、(b)はフランジ状のストッパを備えた塩ビパイプにフレキシブルフィルムからなる導水袋の開口端を取り付けた状態のそれぞれ概略斜視図である。 (a)はフレキシブルフィルムからなる導水袋を、(b)はフレキシブルフィルムからなる導水袋の開口端を密閉した上、側部に取付孔を設けたそれぞれ概略斜視図である。 フレキシブルフィルムからなる導水袋の側部に設けた取付孔に水流入用の接続部材を取り付けた状態の要部断面図である。 取付孔に水流入用の接続部材を取り付けたフレキシブルフィルムからなる導水袋の概略断面図である。 この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置の他の実施例を説明するためのものであり、スーパーマーケットの上面が解放されている冷凍食品陳列ケースを示す概略断面図である。 スーパーマーケットの上面が解放されている冷凍食品陳列ケース内に冷たい空気が充填されている状態を示す概略断面図である。 スーパーマーケットの上面が解放されている冷凍食品陳列ケース内に冷たい空気が滞留して逃げない状態を示す概略断面図である。 スーパーマーケットの上面が解放されている冷凍食品陳列ケース内に冷たい空気が滞留しており、その中に暖かい空気が含まれている状態を示す概略断面図である。 スーパーマーケットの上面が解放されている冷凍食品陳列ケース内に冷たい空気が滞留しており、その中に含まれていた暖かい空気が逃げる状態を示す概略断面図である。 目張りの効いたケース内にフレキシブルフィルムからなる導水袋を配設して冷水を循環させ、冷たい15℃の空気を滞留させている状態を示す概略断面図である。 上面を開放した植物育成ケース内にフレキシブルフィルムからなる導水袋を配設して冷水を循環させた状態を示す概略断面図である。 上面を開放した植物育成ケース内にフレキシブルフィルムからなる導水袋を配設して冷水を循環させ、冷たい空気を滞留させている状態を示す概略断面図である。 上面を開放した植物育成ケース内にフレキシブルフィルムからなる導水袋を配設して冷水を循環させた状態を示す概略斜視図である。 上面を開放した植物育成ケース内にフレキシブルフィルムからなる導水袋を配設して温水を循環させた状態を示すものであり、この場合には上面開放部分にプラスチックシートないしフィルム製の目張りをした状態の概略断面図である。
以下、この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置の好適な実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、植物栽培用ハウス11の天井枠12上にフレキシブルフィルムからなる透明の導水袋13を並置した構造を示すものである。なお上記天井枠12としては、支え柵や透明板、金網などの光を透過して導水袋13を支持する素材が好適に使用できる。このような吹流し構造の導水袋13にその一端から地下水や水道水等を供給することにより、植物栽培用ハウス11内の室温を一定の温度に保持することができるのである。
なお導水袋13を形容する吹流し構造とは、風の方向や風量をみるために高速道路などに設置されている布製の筒状帯に似た構造をいい、フレキシブルフィルムで吹流し構造と類似する導水袋13を作製し、この導水袋13内に温水や冷水を流すようにしたものである。
図2は、植物栽培用ハウス11の床部14上にフレキシブルフィルムからなる導水袋13を並置した構造を示すものである。なお上記床部14には、栽培中の植物の列の間に導水溝15を掘り、その中にフレキシブルフィルムからなる導水袋13を並置した上、該導水溝15上に金網等からなる上部カバー16を搭載している。このような吹流し構造の導水袋13にその一端から地下水や水道水等を供給することにより、植物栽培用ハウス11内の室温を一定の温度に保持することができるのである。
図3は、植物栽培用ハウス11の床部14上にフレキシブルフィルムからなる導水袋13を並置した構造の別の例を示すものである。この例では前記導水溝15を掘ることなく、床部の栽培中の植物の列の間に可能な限り導水袋13を敷き詰めたものである。この方式は非常に低コストに施工できるという大きなメリットを有している。
図4は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部に敷設したものであり、なおかつ暖房時における温度調節機構を示すものである。
暖房時において温度調節機構20は、前記植物栽培用ハウス11の断熱壁21に沿って上から湯沸かし器22、蓄湯槽23、温度調節のための制御装置24を設置し、地盤25の部分には蓄水槽26を埋設してある。
この蓄水槽26の地中における埋設位置は地面から下に10m以内であり、その間の地中熱を温度調整に利用しようとするものである。
そして、蓄水槽26と湯沸かし器22との間には給水管27が、湯沸かし器22と蓄湯槽23との間には給湯管28が、また蓄湯槽23と制御装置24との間には給湯管29が、そして制御装置24と蓄水槽26との間には給水管30がそれぞれ配設されている。
そして、蓄水槽26から給水管27を経由して湯沸かし器22に供給された例えば地下水は、湯沸かし器22で所定の温度に昇温され、蓄湯槽23を経由して温度調節のための制御装置24から所定の湯量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される湯量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
なお、使用された水または湯は外部に棄却したり、蓄水槽26に循環させて回収し、再利用することもできる。
図5は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部14および天井枠12(支え金網)に敷設したものであり、なおかつ暖房時における温度調節機構を示すものである。
ちなみに、冷房時において温度調節機構20は、湯沸かし器22、蓄湯槽23は使用することはない。そして温度調節のための制御装置24と蓄水槽26との間の給水管30のみが使用される。
すなわち、例えば地下水は温度調節のための制御装置24から所定の水量が床部14および天井枠12上のフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される水量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
なお、使用された水または湯は外部に棄却するが、蓄水槽26に循環させて回収し、再利用することもできる。
図6は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部および天井枠12上に敷設したものであり、なおかつ冷房専用システムにおける温度調節機構を示すものである。
この冷房専用システムにおいては温度調節のための制御装置24のみが設置され、湯沸かし器22、蓄湯槽23は設置されていない。そして温度調節のための制御装置24へ蓄水槽26から給水管30を介して例えば地下水のみが供給される。
すなわち、例えば地下水は温度調節のための制御装置24から所定の水量が床部14および天井枠12上のフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される水量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
なお、使用された水または湯は外部に棄却するが、蓄水槽26に循環させて回収し、再利用することもできる。
図7および図8は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部14に敷設して水を循環させることができるようにしたものであり、なおかつ暖房時における温度調節機構を示すものである。
すなわち、導水袋13から排出された水を排水溝31を介して蓄水槽26へ回収できるようになっている。
暖房時において温度調節機構20は、前記植物栽培用ハウス11の断熱壁21に沿って上から湯沸かし器22、蓄湯槽23、温度調節のための制御装置24を備え、地盤25の部分には蓄水槽26を埋設してある。そして、蓄水槽26と湯沸かし器22との間には給水管27が、湯沸かし器22と蓄湯槽23との間には給湯管28が、また蓄湯槽23と制御装置24との間には給湯管29が、そして制御装置24と蓄水槽26との間には給水管30がそれぞれ配設されている。
そして、蓄水槽26から給水管27を経由して湯沸かし器22に供給された例えば地下水は、湯沸かし器22で所定の温度に昇温され、蓄湯槽23を経由して温度調節のための制御装置24から所定の湯量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される湯量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
なお、使用された水または湯は、排水溝31を介して蓄水槽26に循環させて回収し、再利用することもできる。
図9および図10は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部14および天井枠12上に敷設して水を循環させることができるようにしたものであり、図9は暖房時における温度調節機構を、図10は冷房時における温度調節機構を示すものである。
図9および図10において、導水袋13から排出された水を排水溝31を介して蓄水槽26へ回収できるようになっている。
この温度調節機構20は冷暖房共用に係る装置を示すものであり、前記植物栽培用ハウス11の断熱壁21に沿って上から湯沸かし器22、蓄湯槽23、温度調節のための制御装置24を備え、地盤25の部分には蓄水槽26を埋設してある。そして、蓄水槽26と湯沸かし器22との間には給水管27が、湯沸かし器22と蓄湯槽23との間には給湯管28が、また蓄湯槽23と制御装置24との間には給湯管29が、そして制御装置24と蓄水槽26との間には給水管30がそれぞれ配設されている。
そして、図9に示す暖房時においては、蓄水槽26から給水管27を経由して湯沸かし器22に供給された例えば地下水は、湯沸かし器22で所定の温度に昇温され、蓄湯槽23を経由して温度調節のための制御装置24から所定の湯量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される湯量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
使用された水または湯は、排水溝31を介して蓄水槽26に循環させて回収し、再利用する。その際、使用中に減少した水量を補うため、減った分だけ例えば地下水を補充すればよい。
また、図10に示す冷房時においては、湯沸かし器22と蓄湯槽23は使用しない。すなわち、蓄水槽26から給水管30を経由して温度調節のための制御装置24から所定の水量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。この場合、図示した点線部分のパーツは使用しない。
もちろん、この導水袋13に供給される水量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
使用された水または湯は、排水溝31を介して蓄水槽26に循環させて回収し、再利用する。その際、使用中に減少した水量を補うため、減った分だけ例えば地下水を補充すればよい。
図11および図12は、吹流し構造のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を床部14および天井枠12上に敷設した上、地下蓄水槽32を経由して水を循環させることができるようにしたものであり、図11は暖房時における温度調節機構を、図12は冷暖房時における温度調節機構を示すものである。
図11および図12において、導水袋13から排出された水を排水溝31を介して地下蓄水槽32へ回収できるようになっている。この地下蓄水槽32は地中熱と熱交換できるようになっており、地下蓄水槽32内を一定の温度に保持するとともに、水量が減った場合は必要に応じて地下水そのものも地下蓄水槽32へ供給することができる。
暖房時において温度調節機構20は、前記植物栽培用ハウス11の断熱壁21に沿って上から湯沸かし器22、蓄湯槽23、温度調節のための制御装置24を備え、地中には地下蓄水槽32を埋設してある。そして、地下蓄水槽32と湯沸かし器22との間には給水管27が、湯沸かし器22と蓄湯槽23との間には給湯管28が、また蓄湯槽23と制御装置24との間には給湯管29が、そして制御装置24と地下蓄水槽32との間には給水管30がそれぞれ配設されている。
そして、図11に示す暖房時においては、地下蓄水槽32から給水管27を経由して湯沸かし器22に供給された例えば地下水は、湯沸かし器22で所定の温度に昇温され、蓄湯槽23を経由して温度調節のための制御装置24から所定の湯量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。
もちろん、この導水袋13に供給される湯量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
使用された水または湯は、排水溝31を介して地下蓄水槽32に循環させて回収し、再利用する。その際、使用中に減少した水量を補うため、減った分だけ例えば地下水を補充すればよい。
また、図12に示す冷房時においては、湯沸かし器22と蓄湯槽23は使用せず、地下蓄水槽32から給水管30を経由して温度調節のための制御装置24から所定の水量がフレキシブルフィルムからなる導水袋13に供給される。この場合、図示した点線部分のパーツは使用しない。
もちろん、この導水袋13に供給される水量を調節して前記植物栽培用ハウス11内の室温を制御するのである。
使用された水または湯は、排水溝31を介して地下蓄水槽32に循環させて回収し、再利用する。その際、使用中に減少した水量を補うため、減った分だけ例えば地下水を補充すればよい。
図13は、筒状のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を搭載する棚34を、植物栽培用ハウスの壁面33に多段に巡らせた例を示すものであり、壁面33においても水を循環させて植物栽培用ハウスにおける室内空気との熱交換を増進させることができる。
また、前記棚34の底部に金網や鉄格子を配置してその上に導水袋13を搭載し、導水袋13の底部をむき出しにして室内空気と接触する面積を増やし、より熱交換率を高めるようにしてもよい。
なお、前記壁面33の導水袋13への冷水や温水の供給も、床面や天井面への供給と併せて温度や水量を調整し、植物栽培用ハウス全体を統合的に温度調整することが望ましい。
図14は、温水循環温度調節システムの概念を示すものであり、蓄水槽Aに貯めた水を湯沸かし器Bに送水して温め、フレキシブルフィルムからなる導水袋Cに流してこの温水でハウス内の室温を上昇させ、あるいは室温を下げるものである。
図15は、植物栽培用ハウスの冷暖房装置を簡易畝カバーに適用した場合を示すものであり、簡易畝カバー41内にフレキシブルフィルムからなる導水袋42を敷き詰めるようにしたものである。
このようにフレキシブルフィルムからなる導水袋42を作物を栽培する簡易畝カバー41内に栽培中の植物を避けて敷設すれば、大幅にコストを低下させることができ、メンテナンスや衛生面で非常に優れた熱交換方式となる。
もちろん、この簡易畝カバーも植物栽培用ハウスの定義の中に含まれるものである。
図16はフレキシブルフィルムからなる導水袋を使用した場合の温水を循環させる暖房時の温度調整の概念を示し、図17はフレキシブルフィルムからなる導水袋を使用した場合の冷水を循環させる冷房時の温度調整の概念を示すものである。
図16において地盤内の地下蓄水槽(a)に貯めた水を湯沸かし器(b)に送水して温め、蓄湯槽(c)および温度調節のための制御装置(d)を介してフレキシブルフィルムからなる導水袋(図示省略)に流し、この温水でハウス内の室温を上昇させるものである。
図17において地盤内の地下蓄水槽(a)に貯めた水を直接、温度調節のための制御装置(d)を介してフレキシブルフィルムからなる導水袋(図示省略)に流し、この冷水でハウス内の室温を低下させるものである。この場合、図示した点線部分のパーツは使用しない。
いずれの場合でも地下蓄水槽には植物栽培用ハウス内を還流してきた温水または冷水を貯めるものであり、それらの還流水は地下蓄水槽において四季を通じてほぼ一定の地中熱で約14〜16℃に戻され、その状態で流水による温調に利用されるものである。
次に前記各実施例の植物栽培用ハウスの冷暖房装置において、前記温度調節のための制御装置51は、図18に示すように、地下水の給水管52および温水の給湯管53を備え、該給水管52および給湯管53にそれぞれ温度計54a,54bおよび電磁弁55a,55bを介して三方弁56に連結し、さらに流量計57、温度計54cを介して混合温水をフレキシブルフィルムからなる導水袋(図示省略)に供給するようにしたものである。
前記地下水の給水管52に供給される水は、地下水のみならず、水道水、回収水であってもよい。
前記各実施例の植物栽培用ハウスの冷暖房装置は、基本的には前記フレキシブルフィルムからなる導水袋13に目的の温度の温水あるいは冷水を流し続けることによってその温度の調整が行われる。
もちろん、地下水等の水温と植物栽培用ハウス内の室温とが大きい温度差を有する場合には、前記温度調節のための制御装置51から前記給水管52および給湯管53に取り付けた電磁弁55a,55bに指示して一定温度の温水または冷水の供給をオンオフ制御することにより、所望の温度の温水および冷水を前記フレキシブルフィルムからなる導水袋13に循環させたり、地下水等を加温した温水と混合して前記フレキシブルフィルムからなる導水袋13に循環させることにより、植物栽培用ハウス11内を適宜温度に制御することができる。
したがってこの発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置によれば、夏に外気温が35℃以上あっても前記湧水・地下水等を用いて約15〜25℃程度まで冷却することができ、また冬の外気温が氷点下であっても前記湧水・地下水を用いて一定の温度まで加温することができる。
以上のようにこの発明は前記湧水・地下水等を利用し、(加温した温水と混合して)直接前記植物栽培用ハウス11の室内空気と熱交換することにより冷暖房を行うようにしたものである。
すなわち、前記湧水・地下水等を利用し、これを加温した温水と混合して前記植物栽培用ハウス11の室内空気と熱交換することにより暖房に用いるようにしたので、冬季や寒冷地であっても重油や軽油等を暖房用燃料として多量に使用せずに20℃から25℃前後に室温を保つことができ、果実、野菜、花等の各種の植物を良好に育てることができる。
もちろん、夏季においては前記植物栽培用ハウス11内に設置したフレキシブルフィルムからなる導水袋に湧水・地下水を循環させることにより、15℃から25℃前後に室温を冷却することができ、夏季においても果実、野菜、花等の各種の植物を良好に育てることができる。
図27ないし図30は、フレキシブルフィルムからなる導水袋の開口端へ水流入用の塩ビパイプなどを取り付ける場合を示すものである。
先ず図27(a)のフレキシブルフィルムからなる導水袋13に、図27(b)のようにフランジ状のストッパ62を備えた塩ビパイプ61にフレキシブルフィルムからなる導水袋13の開口端13aを取り付け、その上から紐68で縛った状態を示す。しかしながら、このような構造では確実に水漏れを防止することは難しく、また確実に水漏れを防止するには手間がかかりすぎるという欠点があった。
そこで、図28(a)のフレキシブルフィルムからなる導水袋13を準備し、図28(b)のようにフレキシブルフィルムからなる導水袋13の開口端13aを熱シール等の手段で密閉した上、側部に取付孔13bを設けておく。
その上で図29および図30に示すように、フレキシブルフィルムからなる導水袋13の側部に設けた取付孔13bに水流入用の接続部材63を取り付けるのである。
前記取付孔13bに取り付けた水流入用の接続部材63は、抜け止め用のフランジ部65を一端に設けた連結管64を導水袋13の内部から取付孔13bに外向きに取り付け、その外部から例えばネジ付きの抑え管66を取り付けて固定したものである。図において67は、取付孔13bの両側に配置した漏水防止用のゴムパッキングである。
このような構造にすれば、前記取付孔13bとこれに取り付けた水流入用の接続部材63との間における漏水を確実に防止することができる。
図31ないし図40は、この発明の植物栽培用ハウスの冷暖房装置の他の実施例を説明するためのものである。
図31はスーパーマーケットにおいて用いられている上面が解放されている冷凍食品の陳列ケース71を示すものであり、その内部に商品72が配置されている。このような陳列ケース71内においては、その上面が開放されていても中の商品が溶けることがない。
図32はその理由を示すものであり、上面が解放されている冷凍食品の陳列ケース71内には冷たい空気73が充填されているためである。そしてこの冷たい空気73は重いため、図33のように陳列ケース71内に冷たい空気が滞留して逃げない状態となっているのである。
また、上面が解放されている冷凍食品の陳列ケース71内に冷たい空気73が滞留している状態にあっては、図34に示すようにその中に暖かい空気74が含まれている場合、図35に示すように暖かい空気74は軽いために冷たい空気73内から上昇して上に逃げるのである。
以上の原理を利用して、図36に示すように目張りの効いたケース81内にフレキシブルフィルムからなる導水袋82を配設して冷水83を循環させれば、前記ケース81内には冷たい15℃の空気84を滞留させることができるのである。
したがって、暑さに弱い植物育成の場合、図37に示すように上面を開放した植物育成ケース91内にフレキシブルフィルムからなる導水袋92を配設して冷水93aを循環させれば、図38に示すように前記植物育成ケース91内には冷たい空気94aを滞留させることができるのである。図において90は植物ポットである。
図39は上面を開放した植物育成ケース91内にフレキシブルフィルムからなる導水袋92を配設して、冷水93aを循環させた状態を示す概略斜視図である。
図40は上面を開放した植物育成ケース91内にフレキシブルフィルムからなる導水袋92を配設して温水93bを循環させた状態を示すものであり、この場合には上面開放部分にプラスチックシートないしフィルム製の目張り95をしておけば、暖かい空気94bを植物育成ケース91内に閉じ込めておくことができるため、非常に効率的な温度管理すなわち空調を行うことができるのである。
以上のようにこの発明を植物栽培用ハウスに適用した例について説明してきたが、この発明が適用される施設としては何ら植物栽培用ハウスに限定されるものではなく、住宅や事務所、工場、倉庫、学校、その他の建造物にも無理なく応用できることはいうまでもない。
11 植物栽培用ハウス
12 天井枠
13 導水袋
13a 開口端
13b 取付孔
14 床部
15 導水溝
16 上部カバー
20 温度調節機構
21 断熱壁
22 湯沸かし器
23 蓄湯槽
24 温度調節のための制御装置
25 地盤
26 蓄水槽
27 給水管
28 給湯管
29 給湯管
30 給水管
31 排水溝
32 地下蓄水槽
33 植物栽培用ハウスの壁面
34 棚
41 簡易畝カバー
42 フレキシブルフィルムからなる導水袋
51 温度調節のための制御装置
52 給水管
53 給湯管
54a,54b,54c 温度計
55a,55b 電磁弁
56 三方弁
57 流量計
61 塩ビパイプ
62 フランジ状のストッパ
63 接続部材
64 連結管
65 フランジ部
66 抑え管
67 ゴムパッキング
68 紐
71 陳列ケース
72 商品
73 冷たい空気
74 暖かい空気
81 目張りの効いたケース
82 導水袋
83 冷水
84 冷たい空気
90 植物ポット
91 植物育成ケース
92 導水袋
93a 冷水
93b 温水
94a 冷たい空気
94b 暖かい空気
95 目張り
A 蓄水槽
B 湯沸かし器
C 導水袋
(a) 地下蓄水槽
(b) 湯沸かし器
(c) 蓄湯槽
(d) 温度調節のための制御装置

Claims (6)

  1. 植物栽培用ハウスの床面、天井面および\または各壁面に設置して冷暖房に使用する導水路が、複数のフレキシブルフィルムからなる変形自在の導水袋を床面、天井面および\または各壁面にそれぞれ並設してあり、
    該導水袋内に、開口端を密閉した上、その側部に設けた取付孔に抜け止め用のフランジ部を一端に設けた連結管を導水袋の内部から外向きに取り付け、その外部から抑え管を取り付けて固定することによって、前記導水袋の端部に通水口を連結し、前記導水袋内に温水および\または冷水を通水することにより、流水で植物栽培用ハウス内を温調するようにしたことを特徴とする植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
  2. 前記床面、天井面および\または各壁面に並設した複数のフレキシブルフィルムからなる変形自在の導水袋内に、温度制御装置を経由した温水および\または冷水を通水させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
  3. 前記床面、天井面および\または各壁面に並設した複数のフレキシブルフィルムからなる変形自在の導水袋内に、温度制御装置を経由して温水および\または冷水を通水させる通水路に湯沸かし器を配設したことを特徴とする請求項1または2に記載の植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
  4. 前記床面、天井面および\または各壁面に並設した複数のフレキシブルフィルムからなる変形自在の導水袋内に、温度制御装置を経由して温水および\または冷水を通水させる通水路に蓄水槽を配設したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
  5. 前記植物栽培用ハウスが、上面を開放した容器状に形成されており、床面および\または各壁面に設置した導水路が、複数のフレキシブルフィルムからなる変形自在の導水袋を床面および\または各壁面にそれぞれ並設してあり、該導水袋の端部に通水口を連結して前記導水袋に温水および\または冷水を通水することにより、流水で植物栽培用ハウス内を温調するようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
  6. 前記蓄水槽が、地下に埋設されており、地中熱との熱交換を可能としたことを特徴とする請求項4に記載の植物栽培用ハウスの冷暖房装置。
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