JP6258957B2 - 粘着ドレッシング - Google Patents

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Description

本発明は、特に突出した身体部分または身体の他の湾曲した貼付部位における、無傷の皮膚または損傷した皮膚に貼り付けるための粘着創傷ドレッシングに関する。
創傷ドレッシングは、通常、柔軟性が限られた平坦構造である。これにより、指先、指関節、肘または膝等の突出した身体部分に貼り付けなければならない時に問題が発生する可能性がある。ドレッシングは、縁において容易にしわが寄る可能性があり、柔軟性が限られていることによる不快が生じる可能性がある。従来技術による解決法は、特定の用途または粘着剤の圧痕のパターン対して合わせてつくられた形状とともに、より軟質な粘着剤(それによりドレッシングの吸収特性が損なわれることが多い)、より薄いドレッシング(ドレッシングの緩衝効果が損なわれる)を使用することを含む。
湿気処理が限られていることにより、皮膚の浸軟が発生する可能性がある。浸軟を克服するために、CMC系親水コロイド(ハイドロコロイド)粒子または他の吸収材料を粘着剤マトリックス内に混合することができる。湿気処理に関するこうした限界を克服する別の方法は、いくつかの領域において材料の厚さを制限することができるさまざまなパターンを含むことであり、これにより、ドレッシング全体の湿気スループットが改善される。しかしながら、両解決法には、それら自体いくつかの限界もあり、親水コロイドドレッシングは、こうした混合系の性質のために吸水を遅らせることになり、水処理粒子の可用性が疎水性マトリックスの奥深くに埋もれる可能性がある。パターン構造はこうした問題のいくつかを解決することができるが、製造が、不連続な段階工程のために複雑であり時間がかかる可能性がある。
本発明の1つの目的は、吸収特性を損なうことなく柔軟性の高いドレッシングを提供することである。
本発明の目的は、ドレッシングを取り除くことなく損傷の視診を容易にすることである。
さらに本発明の目的は、ドレッシングの粘着力を、同じ粘着剤を用いるがドレッシングの構成を変えて調整することができる、ドレッシング構造を提供することである。
さらに別の目的は、蒸発を通して滲出物を処理することができる粘着ドレッシングを提供することである。
斜視図で見た本解決法の実施形態を示す。 上方から見た本発明の別の実施形態を開示する。 本発明の異なる実施形態を断面で示す。 切り取られている実施形態の断面を示す。 透水性試験を示す。 粘着剤レーンの寸法試験の結果を示す。
第1態様では、本発明は、皮膚または創傷に貼り付けるための粘着ドレッシングに関し、本ドレッシングは、皮膚対向面および非皮膚対向面を有する裏当て層を備え、皮膚対向面には、実質的に平行な粘着剤レーンが設けられ、それら粘着剤レーンは、コーティングされていない裏当て層の一部によって互いから隔置されるように、間に間隔をあけて配置されており、粘着剤レーンの厚さは0.25mm〜0.9mmである。
裏当て層に幅の狭い平行なレーンで粘着剤を設けることにより、ドレッシングの柔軟性および湿気処理の改善が達成される。こうしたドレッシングは、水ぶくれ、創傷、湿疹、または保護が必要な露出した皮膚部分等、損傷した皮膚または無傷の皮膚に貼り付けるのに好適である。粘着剤により、優れた粘着および湿気処理が容易になり、粘着剤部分の間の非粘着剤部分により、ドレッシングに高い柔軟性が与えられ、突出している身体部分にドレッシングを、ドレッシングにしわがなくまたはより少ないしわで貼り付けることが可能になり、皮膚に対するストレスが軽減される。
さらに、粘着剤をレーンで設けることにより、ドレッシングの粘着力を、粘着剤組成を変更することなく、所望の目的に対して調整しそれに合わせてつくることができる。したがって、ドレッシングの容易な除去を促進することができる。
意外なことに、上述したような平行なレーンを用いることにより、最終的なドレッシングに高度な柔軟性が与えられることが分かった。特に、指先、肘等、ドレッシングを貼り付けることが困難な領域で使用される場合。従来の平坦な粘着パッチを使用する場合、薄い粘着パッチであっても、折目が発生する可能性があり、長期の粘着、視覚的外観およびドレッシングの快適さが損なわれる。
実質的に平行とは、隣接するレーンの間の間隔が、一方の縁から他方の縁までドレッシングを横切って実質的に不変であり、それにより、隣接するレーンの間の間隔が最大でも0.05mmしか変化しないことを意味する。
厚さは、皮膚対向面から非皮膚対向面までドレッシングを横切る方向として定義される。
粘着剤レーンの厚さは、0.2mm〜0.9mm、0.2mm〜0.8mm、0.25mm〜0.9mm、0.25mm〜0.8mm、0.3mm〜8mmまたはさらには0.3mm〜0.7mm等、0.1mm〜1mmであり得る。レーンの断面を実質的に矩形とすることができ、またはレーンはより曲線状構成を有することができる。本明細書で定義するような粘着剤レーンの厚さは、最も厚い箇所、典型的にはレーンの中間で測定される。
粘着剤レーンの厚さは、ドレッシングに緩衝効果を与えることができる。さらに、粘着剤が吸収性である場合、ドレッシングの吸収力は、粘着剤層の厚さの増大によって増大する可能性がある。
レーンの幅は、2mm〜5mm、2.5mm〜5mmまたはさらには3mm〜4mm等、1mm〜5mm等、0.5mm〜6mmであり得る。幅は、個々のレーンの縁から縁まで測定される。ドレッシングのすべてのレーンが同じ幅を有することができ、または異なる幅を有することができる。
レーンの幅は、レーンの厚さの少なくとも75%またはさらには少なくとも100%等、少なくとも50%であり得る。
レーンの幅を、粘着剤レーンの間の空間の幅より75%またはさらには100%等、少なくとも50%広くすることができる。
レーンの間に、粘着剤によって覆われていない空間容積がある。レーンの間のこの空間の幅を、粘着剤レーンの幅と同じかまたはそれより小さくすることができる。空間容積の幅は、2mm〜5mm、2.5mm〜5mmまたはさらには3mm〜4mm等、1mm〜5mm等、0.5mm〜6mmであり得る。レーンの間の空間容積は、空気のみによって充填されているという意味で空であり得る。
レーンのパターンは、粘着剤レーンの幅がレーンの間の非粘着剤空間容積の幅と同じであるという意味で対称であり得る。
本ドレッシングによって、液体を保持することができるコーティングされていない容積により、かつこうした容積の高さのために露出した粘着剤面積が増大するため、よりすぐれた湿気処理が促進される。
平行な粘着剤レーンは実質的に直線状であり、またはレーンは湾曲し、たとえば、波形パターンあるいはジグザグパターンであり得る。
レーンは、ドレッシングの縁から縁まで延在することができる。レーンは、ドレッシングの最長寸法を横切ることができ、またはドレッシングの長手方向にあり得る。一実施形態では、レーンは、斜面にあり、たとえば、ドレッシングの対称な中心軸に対しておよそ45度の角度を画定することができる。
本ドレッシングは、連続した粘着剤縁部分を備えることができる。こうした縁部分は、非粘着剤空間容積を介してドレッシングから染み出ないように滲出物を制御するために有利であり得る。
本ドレッシングは、好適な切片に切断するかまたは裂き取ることができる細長いテープの形態であり得る。レーンを、テープの長さ方向に対して実質的に垂直とすることができ、それにより非粘着剤部分に沿ってテープを切断することが可能になる。切断されると、過剰な裏当て層は垂れ下がり、それにより、他の場合に粘着ドレッシングにおいて切断時に発生するような、厚い露出した粘着剤縁が回避される。
粘着剤は、水ぶくれまたは創傷からの湿気を処理することができる、親水コロイド粘着剤であり得る。本ドレッシングに、全体にわたって同じ粘着剤を提供することができ、またはドレッシングは、異なるレーンに配置された2種以上の粘着剤を含むことができる。
一実施形態では、本ドレッシングは、軟膏、クリーム等、非粘着特性の1つまたは複数のレーンを備えることができる。
粘着剤レーンのうちの1つまたは複数は、創傷治癒を促進し、痛みまたは感染を低減する薬品等、有効成分を含むことができる。こうした成分の例は、銀化合物またはイブプロフェンであり得る。
裏当て層を、水不浸透性蒸気透過性とすることができ、それにより、高い透湿性を促進にするが、さらに汚染物質または汚れから創傷を保護する。一実施形態では、裏当て層はポリウレタンフィルムである。
裏当て層を、透明または半透明とすることができ、それにより、粘着剤をゆるめてドレッシングを取り除くことなく、ドレッシングを通して損傷を視診することが可能になる。粘着剤レーンの間の非粘着剤内部空間は、視診を容易にするために透明または半透明であり得る。
別の態様では、本発明は、粘着ドレッシングを製造する方法であって、支持層を提供するステップと、少なくとも1つのノズルから支持層の一方の表面にくし状部にわたって粘着剤を配置し、それにより、コーティングされていない支持層のストリップによって分離された実質的に平行な粘着剤レーンのパターンを生成するステップとを含む方法に関する。
支持層を、製造工程中に一時的な搬送層である、剥離層とすることができ、または最終的な製品における剥離ライナとして使用することができる。剥離層は、剥離層からの粘着剤の容易な剥離を促進するために、たとえばコーティングの形態の非付着特性を有している。その後、粘着剤レーンに裏当て層を積層することができる。
支持層を、最終的なドレッシングの裏当て層とすることができ、したがって、粘着剤を裏当て層に直接コーティングすることができる。
粘着剤レーンがある裏当て層を、その後、個々のドレッシングに切断し、任意選択的に、縁部分において面取りすることができる。
粘着剤レーンの高さにより、裏当て層がこうしたレーンの側部に付着することができ、これにより、裏当て層が表面により近く配置され、ドレッシングと皮膚/創傷との間に全体的なより緊密な結合が形成される。これにより、ドレッシングが、他の場合ではより平坦な設計またはパターン化設計によって困難であった複雑かつ突出する表面に粘着する能力が向上する。
本ドレッシング解決法は、コーティング工程が容易かつ高速であり、後続するドレッシングへの成形が同様に単純かつ周知であるため、製造が容易である。成形は、空間容積が、面取り工程中に過剰な材料が周囲で動くための貯蔵所として作用するという事実によってさらに簡略化され、したがって、ドレッシングの材料に対してかけられる応力が低減する。
図面の詳細な説明
ここで、本発明について図を参照してさらに詳細に説明する。
図1は、ドレッシングの実施形態を斜視図で示し、ドレッシングは裏当て層(2)を備え、裏当て層(2)には、ドレッシングの縁から縁まで延在しドレッシングの対称長さ軸(A)に対して実質的に垂直である、不連続の粘着剤レーン(1)が設けられている。
図2は、ドレッシングに連続した粘着剤ボーダ(border)(3)が設けられている実施形態を示す。ドレッシングの中心部分に、粘着剤の不連続な湾曲したレーン(1)が設けられている。
図3aは、粘着剤レーン(1)の断面形状が実質的に矩形である実施形態を示す。図3bでは、レーン(1)の断面は丸く、図3は、粘着剤レーン(1)の幅が異なる実施形態を示す。
図4は、切断されている本発明の実施形態、たとえば図1に示す実施形態を示す。空間容積に沿ってドレッシングを切断することにより、裏当て層の端部切片は隣接する粘着剤レーンの周囲で垂れ下がる可能性があり、それにより、衣服に付着しかつ/または湿気を吸収する可能性がある厚い粘着剤ボーダの露出が回避される。
実験
透水性(MVTR)
これらのサンプルの経時的な透水性を求めた。
サンプル1:粘着剤コーティングなしの裏当て層、
サンプル2:一方の側が、粘着剤のない領域によって分離された実質的に平行な粘着剤レーンでコーティングされた裏当て層、
サンプル3:粘着剤の連続した層でコーティングされた裏当て層。
3つのサンプルの裏当て層は、30μm厚さのPUフィルムの形態であった。サンプル2および3では、粘着剤を、縁部分で面取りし、サンプルは表面積が8.6cm2であった。
サンプル1は、サイズがφ20mm(3.14cm2)の裏当て層の形態であった。
サンプル2の粘着剤レーンは、幅が5mmであり、幅が2.5mmの粘着剤のないレーンによって分離された。
サンプル2および3の粘着剤層の厚さは0.35mmであった。
経時的な透水性を求め、その結果は図5から明らかとなり、そこでは、塗りつぶした円がサンプル1を表し、塗りつぶされていない円がサンプル2を表し、塗りつぶされていない正方形がサンプル3を表している。分かるように、本発明によるドレッシングの透水性は、粘着剤が完全にコーティングされた裏当て層の透水性より著しく高いが、コーティングされていない裏当て層より低かった。
透水性(MVTR)を、国際標準規格ASTM96、逆カップ(inverted cup)法によって求めた。液体として0.9%NaCl溶液を使用し、試験を37℃および15%RHで行った。
伸び
サンプルドレッシングの伸びを、25mm×100mmのサンプルサイズを用いて測定した。サンプルを、引張強度装置に取り付け、500mm/分の速度を用いてその元の長さの100%(100mmから200mmに)引き伸ばした。100%で加えられた力を記録した。試験を、ドレッシングの粘着剤レーンがそれぞれ垂直でありかつ引張方向に対して平行であるように行った。
レーンに対して垂直な伸び
表1は、種々の粘着剤レーン幅に対してサンプルを100%伸長させるために必要な力を示す。サンプルのすべてが、粘着剤厚さが0.5mmであり、裏当て層が30μm厚さPUフィルムの形態であった。
Figure 0006258957
表1から分かるように、ドレッシングを伸長させるために必要な力は、粘着剤がレーンでコーティングされている場合の方が小さく、より柔軟性が高く剛性が低いドレッシングが容易になった。
レーンに対して平行な伸び
表2は、粘着剤レーンの種々の幅に対してサンプルを100%伸長させるために必要な力を示す。サンプルのすべてが、粘着剤厚さが0.5mmであり、裏当て層が30μm厚さのPUフィルムの形態であった。
Figure 0006258957
この場合もまた、ドレッシングを伸長させるために必要な力は、粘着剤レーンが設けられた場合の方が低いことが分かったが、垂直レーンの場合ほど影響は明確でなかった。
形状
粘着剤レーンの寸法とレーンの間の空間との間の関係を調べた。
ドレッシングに、ドレッシングの中心部分を囲む連続した粘着剤縁部分が設けられる場合、中心部分の粘着剤レーンの寸法を最適化することができる。裏当て層に、粘着剤のない部分によって分離された粘着剤レーンを設け、縁部分に熱および圧力を印加することにより、縁部分における粘着剤レーンが合わせて流れて連続した粘着剤縁部分をもたらすのを促進することによって、ドレッシングを製造することができる。しかしながら、これを行うために、粘着剤の厚さとレーンの間の間隔とのバランスをとるべきであり、すなわち、粘着剤の厚さが低すぎ、同時に、レーンの間の間隔が大きすぎる場合、連続した縁部分を形成するために縁を閉鎖することが困難である可能性がある。縁が開放している場合、創傷滲出物がドレッシングから漏れ出る可能性があるとともに、汚れがドレッシングの下に入り皮膚/創傷を汚染する可能性がある。一方、レーンの厚さが高すぎ、かつ/またはそれらの間の間隔が小さすぎる場合、レーンは、合わせて流れるかまたは付着することになるため、明確に画定されない可能性がある。
レーンの形状と閉鎖された縁部分を容易にすることができることとの間の関係を求めるために、厚さおよびレーンの間の間隔を変化させた複数の粘着剤サンプルを製作した。サンプルを、縁において閉鎖されかつ同時に明確に画定されたレーンを有しているか否かに関して、視覚的に評価した。
サンプルは、一方の面に後述するような粘着剤レーンがコーティングされた、30μm厚さのポリウレタン裏当て層を含んでいた。粘着剤は、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)粘着剤であり、カルボキシメチルセルロース(CMC)の形態の38%親水コロイドを含む。
結果を以下の表3に示す。サンプルの粘着剤レーンは対称であり、それは、粘着剤レーンが、それらの間の非粘着剤空間の幅と同じ幅であったことを意味する。
Figure 0006258957
以下、図6〜図10は、表3に示す3つの条件を記述する。
縁が閉鎖された、明確に画定されたレーン
図6の顕微鏡画像は、縁部分の拡大図を示し、そこでは、縁が正しく閉鎖されていることが分かる。粘着剤と非粘着剤との間の遷移部を示すために黒い線を引いた。
図7は、図6同じドレッシングを示す。縁が閉鎖されているが、レーンは依然として明確に画定されている。
開放された縁
図8の顕微鏡画像は、縁が適切に閉鎖されなかったドレッシングを示す。この場合もまた、粘着剤と非粘着剤との間の遷移部を示すために、黒い線が引かれている。
図9は、縁が開放されたことを示す。
適切に画定されていないレーン
図10は、レーンが合わせて流れているために明確に画定されていないが、縁が閉鎖されているドレッシングを示す。

Claims (4)

  1. 皮膚または創傷に貼り付けるための粘着ドレッシングであって、皮膚対向面および非皮膚対向面を有する裏当て層を備え、前記皮膚対向面には、直線状であるかまたは波形あるいはジグザグ形状等、湾曲している実質的に平行な粘着剤レーンが設けられ、前記粘着剤レーンは、コーティングされていない裏当て層の一部によって互いから隔置されるように、間に間隔をあけて配置され、前記粘着剤レーンの厚さが0.25mm〜0.9mmであり、前記ドレッシングが連続した粘着剤縁部分を備える、粘着ドレッシングを製造する方法であって、
    −支持層を提供するステップと、
    −少なくとも1つのノズルから前記支持層の一方の表面にくし状部にわたって粘着剤を配置し、それにより、コーティングされていない支持層のストリップによって分離された実質的に平行な粘着剤レーンのパターンを生成するステップと、
    −前記縁部分に熱および圧力を印加し、それにより、前記粘着剤レーンが合わせて流れて連続した粘着剤縁部分をもたらすのを促進するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記支持層が剥離層である、請求項に記載の方法。
  3. 前記裏当て層が、前記粘着剤レーンに積層される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記支持層が裏当て層である、請求項に記載の方法。
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