JP6257983B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスを実行する磁気共鳴装置、およびその磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
MPG(Motion
Probing Gradient)を用いて拡散強調画像を取得する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−157687号公報
拡散強調画像を取得する方法として、EPIを用いたDWEPI(Diffusion Weighted EPI)法も知られている。DWEPIでは、実効TE(Echo Time)をできるだけ短くするために、MPGの振幅を、磁気共鳴装置で設定可能なMPGの振幅の最大値に設定している。また、DWEPIでは、一般的に、フラクショナルky法によりエコーが収集される。フラクショナルky法では、シングルショットEPIでk空間の約半分のkyビューのエコーを収集するが、残りのkyビューのエコーは収集しないので、スキャン時間を短くすることが可能となる。しかし、DWEPIでは、上記のように、実効TEを短くするためにMPGの振幅を最大値に設定しているので、勾配磁場電源の発熱量が大きくなる。一般に、勾配磁場電源の発熱量は、勾配パルス波形の面積の2乗積分に比例するので、MPGの振幅を最大値に設定してしまうと、勾配磁場電源の発熱量はかなり大きくなる。したがって、勾配磁場電源の負荷を軽減するために、シーケンス間の待ち時間を長くする必要がある。このため、マルチスライススキャンを実行する場合、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やすことが難しいという問題がある。
そこで、勾配磁場電源の発熱量を低減する方法として、MPGのパルス幅を広げることが考えられる。MPGのパルス幅を広げることにより、MPGの振幅を小さくすることができるので、勾配磁場電源の発熱量を低減することができる。しかし、MPGのパルス幅が広すぎると、実効TEが延長してしまうという問題がある。実効TEの延長を防止する方法としては、1回のシングルショットEPIで収集するエコートレイン数を少なくすることが考えられるが、エコートレイン数が少なすぎると、SN比が低下し、画質が大きく劣化するという問題がある。
したがって、画質の劣化を最小限に抑えるとともに、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やす技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、
拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記m本の正のビューのエコーと、前記n本の負のビューのうちのx(<n)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行するスキャン手段と、
前記xの値を設定するビュー数設定手段と、
前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定手段と、
を有する、磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、
拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記n本の負のビューのエコーと、前記m本の正のビューのうちのx(<m)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行するスキャン手段と、
前記xの値を設定するビュー数設定手段と、
前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定手段と、
を有する、磁気共鳴装置である。
本発明の第3の観点は、ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記m本の正のビューのエコーと、前記n本の負のビューのうちのx(<n)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記xの値を設定するビュー数設定処理と、
前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定処理と、
前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
本発明の第4の観点は、ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記n本の負のビューのエコーと、前記m本の正のビューのうちのx(<m)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記xの値を設定するビュー数設定処理と、
前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定処理と、
前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
MPGのパルス幅を設定する前に、エコーが収集されるビューの数xの値を設定するので、必要最低限のSN比を確保することができる。また、MPGのパルス幅に基づいてMPGの振幅を設定するので、MPGの振幅をできるだけ小さい値に設定することができる。したがって、MR装置の勾配磁場電源の発熱量を低減することができるので、シーケンス間の待ち時間を短くすることができ、その結果、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やすことができる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 本形態の撮影部位を概略的に示す図である。 スライスSL1の画像を取得するときの説明図である。 シーケンスA1の一例を示す図である。 シーケンスA2の一例を示す図である。 シーケンスA3の一例を示す図である。 空き時間tidの間にスライスSL2の画像を取得するためのシーケンスA1、A2、およびA3が実行される例を示す図である。 スライスSL3の画像を取得するときの説明図である。 別のスキャンの説明図である。 シーケンスB1の説明図である。 シーケンスA1とシーケンスB1とを比較して示す図である。 シーケンスB2を具体的に示す図である。 シーケンスB3を具体的に示す図である。 本形態におけるフローを示す図である。 オペレータにSN比優先モード又はスライス枚数優先モードを選択させる方法の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体11が収容されるボア21を有している。また、マグネット2には、勾配コイル22やRFコイル(図示せず)などが内蔵されている。
テーブル3は、被検体11を支持するクレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体11はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体11に取り付けられている。受信コイル4は、被検体11からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7、制御部8、操作部9、および表示部10などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイル22に電流を供給する。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。尚、マグネット2、受信コイル4、送信器5、勾配磁場電源6、および受信器7を合わせたものが、スキャン手段に相当する。
制御部8は、表示部9に必要な情報を伝送したり、受信コイル4から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部8は、ビュー数設定手段81、パルス幅設定手段82、振幅設定手段83などを有している。
ビュー数設定手段81は、エコーが収集される負のkyビューの数xを設定する。
パルス幅設定手段82はMPGのパルス幅δを設定する。
振幅設定手段83はMPGの振幅gを設定する。
尚、制御部8は、ビュー数設定手段81、パルス幅設定手段82、振幅設定手段83を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部9は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部8に入力する。表示部10は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
上記のように構成されたMRI装置100を用いて、被検体11を撮影する。
図2は、本形態の撮影部位を概略的に示す図である。
本形態では頭部を撮影する。オペレータは頭部に複数枚のスライスを設定する。ここでは、説明の便宜上、3枚のスライスSL1〜SL3が設定されたとする。以下に、スライスSL1〜SL3の画像を取得する方法について説明する。
図3〜図8は、スライスSL1〜SL3の画像を取得するための説明図である。
先ず、スライスSL1の画像を取得する方法について説明する。
図3は、スライスSL1の画像を取得するときの説明図である。
スライスSL1の画像を取得する場合、繰り返し時間TRごとに、シーケンスA1、A2、およびA3が実行される。
シーケンスA1、A2、およびA3は、拡散強調画像を取得するためのシーケンスである。以下、シーケンスA1、A2、およびA3について説明する(図4〜図6参照)。
図4〜図6は、シーケンスA1、A2、およびA3の一例を示す図である。
シーケンスA1、A2、およびA3は、それぞれ以下の拡散強調画像を取得するためのシーケンスである。
シーケンスA1:スライス選択方向にMPGを印加したときの拡散強調画像
シーケンスA2:周波数エンコード方向(リードアウト方向)にMPGを印加したときの拡散強調画像
シーケンスA3:位相エンコード方向にMPGを印加したときの拡散強調画像
以下に、シーケンスA1、A2、およびA3について具体的に説明する。
図4はシーケンスA1の一例を示す図である。
シーケンスA1は、以下のパルス(1)〜(4)を有している。
(1)RFパルス
(1a)スライスを励起するための励起パルスα1
(1b)スピンを再収束させるためのリフォーカスパルスα2
(2)スライス選択方向の勾配パルス
(2a)スライスを選択するためのスライス選択勾配パルスGs1およびGs2
(2b)拡散強調を行うためのMPG
MPGのb値は、以下の式で表される。
Figure 0006257983
図4では、MPGの振幅g、パルス幅δ、およびパルス間隔Δは、それぞれ、g=g1、δ=δ1、およびΔ=Δ1に設定されている。尚、MPGの振幅g1は、MR装置100で設定可能なMPGの振幅の最大値を表しており、g1の値は、MR装置100で使用される勾配磁場電源の性能などによって事前に決まっている。
ここで、MPGのパルス間隔Δは以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
式(2)を式(1)に代入すると、以下の式が得られる。
Figure 0006257983
式(3)より、b値は、γ、g、δ、およびdによって決まる値であることが分かる。
(3)周波数エンコード方向の勾配パルス
(3a)補正用勾配パルスGfs
(3b)k空間の負のkyビュー(ビュー番号−5〜−1)のエコーを収集するための読出し勾配パルスG−5〜G−1
(3c)k空間の中央のビュー(ビュー番号0)のエコーを収集するための読出し勾配パルスG
(3d)k空間の正のkyビュー(ビュー番号1〜32)のエコーを収集するための読出し勾配パルスG〜G32
読出し勾配パルスG−5〜G32の各々のパルス幅は、「ta」で示されている。
(4)位相エンコード方向の勾配パルス
(4a)補正用勾配パルスGps
(4b)位相エンコード勾配パルスGp
次に、シーケンスA1により収集されるエコーについて説明する。
シーケンスA1は、フラクショナルky法によりエコーを収集する。フラクショナルky法は、ky方向の半分より少し多いビューのエコーを収集するが残りのビューのエコーは収集しないデータ収集法である。図4には、64本のkyビューを有するk空間にエコーが配置される様子が示されている。k空間は、32本の正のkyビュー、中央のkyビュー、および31本の負のkyビューを含んでいる。図4では、5本の負のkyビュー(ビュー番号−5〜−1)のエコーE−5〜E−1と、中央のkyビュー(ビュー番号0)のエコーEと、32本の正のkyビュー(ビュー番号1〜32)のエコーE〜E32とが収集されており、残りの26本の負のkyビュー(ビュー番号−31〜−6)のエコーは収集されない例が示されている。したがって、31本の負のkyビュー(ビュー番号−31〜−1)のうち、エコーが収集されるのは5本の負のkyビュー(ビュー番号−5〜−1)のみである。
尚、31本の負のkyビューの中で、エコーが収集される負のkyビューの数xは、以下の式で決定することができる。
Figure 0006257983
例えば、Ta=5msec、ta=1msecとすると、xは、以下の値となる。
Figure 0006257983
したがって、Ta=5msec、ta=1msecの場合、時間Taの間に5本のkyビューのエコーを収集できることが分かる。尚、xの値は、Ta又はtaの値によっては、少数第1位以下の値を有する場合がある。例えば、Ta=5.1msec、ta=1secの場合、これらの値を式(4)に代入すると、以下の値が得られる。
Figure 0006257983
式(6)に示すように、xが少数第1位以下の値を有する場合は、少数第1位以下の値は切り捨てればよい。したがって、x=5となる。図4では、x=5の例が示されている。
シーケンスA1は上記のように構成されている。
尚、シーケンスA2およびA3は、それぞれ図5および図6に示されている。シーケンスA2およびA3は、MPGが印加されている方向を除いて、シーケンスA1と同じである。
したがって、シーケンスA1、A2、およびA3を実行することにより、スライスSL1の3枚の拡散強調画像を取得することができる。
図3に戻って説明を続ける。
シーケンスA1、A2、およびA3が実際に実行されている時間tseqは、繰り返し時間TRよりも十分に短い。したがって、シーケンスとシーケンスとの間には空き時間tidがある。そこで、空き時間tidの間にスライスSL2からエコーを収集するためのシーケンスA1、A2、およびA3を実行する(図7参照)。
図7は、空き時間tidの間にスライスSL2からエコーを収集するためのシーケンスA1、A2、およびA3が実行される例を示す図である。
スライスSL2からエコーを取得する場合も、スライスSL1からエコーを取得する場合と同様に、繰り返し時間TRごとにシーケンスA1、A2、およびA3が実行される。スライスSL2からデータを収集するときのシーケンスA1、A2、およびA3は、励起パルスα1およびリフォーカスパルスα2の励起周波数を除いて、図4〜図6に示すシーケンスと同じである。
また、図7では、スライスSL1のシーケンスとスライスSL2のシーケンスとの間に、勾配磁場電源の負荷を軽減するための待ち時間Twが設けられている。特に、本形態では、シーケンスA1、A2、およびA3に含まれるMPGは他の勾配パルスよりも振幅が大きいので(図4〜図6参照)、MPGを印加するときには勾配磁場電源の発熱量が大きくなり、勾配磁場電源に大きな負荷が掛かる。そこで、図7に示すように、スライスSL1のシーケンスとスライスSL2のシーケンスとの間には、負荷を軽減するための待ち時間Twが設けられている。
スライスSL1の空き時間tidにスライスSL2のシーケンスを実行することにより、1TRの間に、2枚のスライスSL1およびSL2の拡散強調画像を取得することができる。
尚、本形態では、図2に示すように、スライスSL1およびSL2の他に、スライスSL3の拡散強調画像も取得する必要がある。しかし、1TRの間に、3枚のスライスSL1、SL2、およびSL3の拡散強調画像を取得しようとすると、十分な待ち時間Twを確保することができりない。そこで、スライスSL3の画像を取得する場合、以下のようにシーケンスを実行する(図8参照)。
図8は、スライスSL3のシーケンスを実行するときの説明図である。
スライスSL1およびSL2のシーケンスを実行した後(3TRが経過した後)、スライスSL3のシーケンスを実行するための期間Qが設けられる。期間Qでは、繰り返し時間TRごとに、スライスSL3からエコーを収集するためのシーケンスA1〜A3が実行される。
図8では、3枚のスライスSL1〜SL3の拡散強調画像を取得するために、マルチスライススキャンが実行される。しかし、1TRで2枚のスライスSL1およびSL2の拡散強調画像しか取得することができないので、最初の3TRでは2枚のスライスSL1およびSL2の拡散強調画像しか取得することができない。したがって、スライスSL1およびSL2の拡散強調画像を取得した後、スライスSL3の拡散強調画像を取得するために更に3TRが必要となるので、スキャン時間が長くなる。そこで、本形態では、図8に示すスキャンの他に、スキャン時間を短縮することが可能な別のスキャンが用意されている。以下に、別のスキャンについて説明する。
図9は別のスキャンの説明図である。
別のスキャンは、繰り返し時間TRごとに、シーケンスB1、B2、およびB3が実行される。シーケンスB1、B2、およびB3は、1TRの間に3枚のスライスSL1、SL2、およびSL3のエコーを収集することができるように構成されている。以下に、シーケンスB1、B2、およびB3について順に説明する。
図10は、シーケンスB1の説明図である。
尚、図10では、紙面の都合上、スライスSL1のシーケンスB1、B2、およびB3のみを示し、スライスSL2およびSL3のシーケンスは図示省略されている。
シーケンスB1は、シーケンスA1(図4参照)と同様に、スライス選択方向にMPGを有している。しかし、シーケンスB1は、シーケンスA1と比較すると、エコーが収集される負のkyビューの数が少なくなるように構成されている。具体的には、シーケンスA1では5本の負のkyビューのエコーE−5〜E−1(ビュー番号−5〜−1)を収集するが、シーケンスB1では3本の負のkyビューのエコーE−3〜E−1(ビュー番号−3〜−1)を収集する。したがって、シーケンスA1では、実効TEの間に、5つの勾配パルスG−5〜G−1を印加する必要があるが、シーケンスB1では、実効TEの間に、3つの勾配パルスG−3〜G−1を印加すればよい。図11に、シーケンスA1とシーケンスB1とを比較して示す。シーケンスA1では勾配パルスG−5およびG−4が印加されるので、2つの勾配パルスG−5およびG−4を印加する時間t1を確保する必要がある。しかし、シーケンスB1では勾配パルスG−5およびG−4は印加されないので、2つの勾配パルスG−5およびG−4を印加する時間t1を確保する必要がない。したがって、シーケンスB1は、シーケンスA1と比較すると、t1の分だけ、MPGのパルス幅δを広げることができる。つまり、シーケンスB1におけるMPGのパルス幅δは、以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
上記のように、シーケンスB1は、シーケンスA1よりも、MPGのパルス幅をt1だけ広げることができる。したがって、シーケンスB1のMPGのb値を、シーケンスA1のMPGのb値と同じ値に保持したままで、シーケンスB1のMPGの振幅gを、シーケンスA1のMPGの振幅g(=g1)よりもΔgだけ低くすることができる。つまり、シーケンスB1におけるMPGの振幅gは、以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
式(8)に示すように、シーケンスB1は、シーケンスA1よりも、MPGの振幅gを低くすることができる。したがって、シーケンスB1は、シーケンスA1よりも、勾配磁場電源の発熱量を低くすることができるので、勾配磁場電源の負荷を軽減することができる。
上記の説明では、シーケンスB1について取り上げたが、シーケンスB2およびB3も、シーケンスB1と同様に説明することができる。図12にシーケンスB2が具体的に示されており、図13にシーケンスB3が具体的に示されている。
シーケンスB2およびB3は、MPGの印加方向が異なっている点を除いて、シーケンスB1と同じである。したがって、シーケンスB2およびB3も、シーケンスB1と同様に、MPGの振幅gをg=g2=g1−Δgに設定することができるので、勾配磁場電源の負荷を軽減することができる。
上記のように、シーケンスB1〜B3では、シーケンスA1〜A3よりも、MPGの振幅gを低くすることができるので、勾配磁場電源の負荷を軽減することができる。したがって、シーケンスB1〜B3を用いることにより、勾配磁場電源の負荷を軽減するための待ち時間Tw(図9参照)を短くすることができる。待ち時間Twを短くすることにより、シーケンス間の時間間隔を狭めることができるので、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やすことができる。したがって、図9のスキャンでは1TRに3枚のスライスの画像を取得することができるので、スキャン時間を短くすることができる。
尚、図8のスキャンは、1TRに2枚のスライスのエコーしか取得できないのでスキャン時間は長くなるが、一方で、エコーが収集される負のkyビューの数が図9のスキャンより2本多いので、SN比を向上させることができる。したがって、画像のSN比を向上させたい場合は、シーケンスA1、A2、およびA3を実行すればよく、一方、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やしたい場合は、シーケンスB1、B2、およびB3を実行すればよいことが分かる。
次に、図8および図9に示すスキャンを実行するときのフローについて説明する。
図14は本形態におけるフローを示す図である。
本形態のフローは、大きく2つのステップST10およびST20に分けられる。ステップST10では、シーケンスの各種パラメータの値を設定する。ステップST20では、ステップST10で設定されたパラメータ値に従って、シーケンスを実行する。
ステップST10およびST20のうち、特に重要なのはステップST10であるので、以下に、ステップST10について具体的に説明する。
先ず、ステップST11において、オペレータがMPGのb値を設定する。b値を設定した後、ステップST12に進む。
ステップST12では、オペレータに、SN比優先モードおよびスライス枚数優先モードのうちのどちらのモードを実行するかを選択させる。SN比優先モードとは、画像のSN比を向上させるためのシーケンスA1、A2、およびA3を実行するモードである。一方、スライス枚数優先モードとは、1TRの間に撮影するスライスの枚数を増やすためのシーケンスB1、B2、およびB3を実行するモードである。オペレータにモードを選択させる方法としては、図15に示すように、表示部10(図1参照)に、SN比優先モード又はスライス枚数優先モードを選択させるための選択欄C1およびC2を表示する方法がある。例えば、オペレータがSN比優先モードを選択したいと考えた場合、オペレータは操作部(例えば、マウス)を操作し、SN比優先モードの選択欄C1を選択する。一方、オペレータがスライス枚数優先モードを選択したいと考えた場合、オペレータは操作部(例えば、マウス)を操作し、スライス枚数優先モードの選択欄C2を選択する。SN比優先モードの選択欄C1が選択された場合、ステップST13に進み、一方、スライス枚数優先モードの選択欄C2が選択された場合、ステップST14に進む。ここでは、SN比優先モードが選択されたとする。したがって、ステップST13に進む。
ステップST13では、SN比優先モードで実行されるシーケンスA1、A2、およびA3のパラメータ値が設定される。以下、シーケンスA1、A2、およびA3のパラメータ値の設定方法について、図4〜図6などを参照しながら説明する。
尚、ステップST13は、ステップST13a、ST13b、およびST13cを有しているので、各ステップについて順に説明する。
ステップST13aでは、オペレータが、シーケンスA1、A2、およびA3の実効TE(図4〜図6参照)を設定する。実効TEを設定した後、ステップST13bに進む。
ステップST13bでは、MPGの振幅gおよびパルス幅δを設定する。以下、MPGの振幅gおよびパルス幅δの設定方法について説明する。
先ず、振幅設定手段83(図1参照)が、MPGの振幅gの値を、MR装置100で設定可能なMPGの振幅の最大値g1に設定する。g1の値は、MR装置100で使用される勾配磁場電源などの性能によって事前に決まっている。したがって、振幅設定手段83はg=g1に設定する。
次に、パルス幅設定手段82(図1参照)が式(3)を用いてδを設定する。式(3)には、5つのパラメータb、γ、g、δ、dが含まれている。5つのパラメータのうち、γは磁気回転比であるので既知の値である。また、dは決まった値(スライス選択勾配パルスGs2のパルス幅により決まる時間間隔)であるので、dも既知の値である。また、bはステップST11でオペレータが設定しているので、bも既知の値である。更に、gはg=g1に設定されている。したがって、5つのパラメータのうち、δを除いた残り4つのパラメータは既知であるので、式(3)からδを算出することができる。ここでは、算出されたδを、δ=δ1とする。
したがって、MPGの振幅g(=g1)およびパルス幅δ(=δ1)を設定することができる。MPGの振幅g(=g1)およびパルス幅δ(=δ1)を設定した後、ステップST13cに進む。
ステップST13cでは、ビュー数設定手段81(図1参照)が、式(4)を用いて、31本の負のkyビューの中で、エコーが収集される負のkyビューの数xを設定する。式(4)には、3つのパラメータx、Ta、taが含まれている。式(4)の中のTaは、以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
したがって、式(9)を式(4)に代入すると、以下の式が得られる。
Figure 0006257983
式(10)には、5つのパラメータx、TE、d、δ、taが含まれている。5つのパラメータのうちdは決まった値(スライス選択勾配パルスGs2のパルス幅により決まる時間間隔)であるので、dは既知の値である。また、taも決まった値(読出し勾配パルスのパルス幅)であるので、taも既知の値である。TEはステップST13aでオペレータが設定しているので、TEも既知の値である。更に、δは、ステップST13bで設定されているので、δも既知の値である。したがって、5つのパラメータのうち、xaを除いた残り4つのパラメータは既知であるので、式(10)からxを求めることができる。ここでは、x=5であるとする。x=5であるので、時間Taの間に、ky=−5、−4、−3、−2、−1の5本のkyビューのエコーを収集するための読出し勾配パルスG−5〜G−1が設定される。
したがって、シーケンスA1〜A3のパラメータ値を設定することができる。
ステップST13cが終了したら、ステップST20に進み、ステップST13で設定されたパラメータ値に従ってシーケンスA1〜A3を実行し、フローを終了する。
SN比優先モードを選択した場合、MPGの振幅gは、MR装置100で設定可能なMPGの振幅の最大値g1に設定されるので、MPGのパルス幅δを狭くすることができる。したがって、時間Taを長くすることができるので、データが収集される負のkyビューの数xを増やすことができ、SN比を向上させることができる。
尚、上記の説明では、ステップST12においてSN比優先モードが選択された例について述べた。次に、ステップST12においてスライス枚数優先モードが選択された例について説明する。
ステップST12において、スライス枚数優先モードが選択されると、ステップST14に進む。
ステップST14では、スライス枚数優先モードで実行されるシーケンスB1、B2、およびB3のパラメータ値が設定される。以下、シーケンスB1、B2、およびB3のパラメータ値の設定方法について、図10〜図13などを参照しながら説明する。
尚、ステップST14は、ステップST14a、ST14b、およびST14cを有しているので、各ステップについて順に説明する。
ステップST14aでは、オペレータが、シーケンスB1、B2、およびB3の実効TE(図10〜図13参照)を設定する。実効TEを設定した後、ステップST14bに進む。
ステップST14bでは、ビュー数設定手段81が、31本の負のkyビューの中で、エコーが収集される負のkyビューの数xを設定する。スライス枚数優先モードの場合、最低限のSN比を確保するために必要なxの値が、xのデフォルト値として設定される。ここでは、x=3とする。したがって、ビュー数設定手段81はx=3と設定するので、図10に示すように、ky=−3、−2、−1の3本のkyビューのデータを収集するための読出し勾配パルスG−3〜G−1が設定される。xを設定した後、ステップST14cに進む。
ステップST14cでは、MPGの振幅gおよびパルス幅δを設定する。以下、MPGの振幅gおよびパルス幅δの設定方法について説明する。
先ず、パルス幅設定手段82が、MPGのパルス幅δを設定する。スライス枚数優先モードでは、MPGのパルス幅δは、以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
また、式(11)の時間Tbは以下の式で表すことができる。
Figure 0006257983
したがって、式(12)を式(11)に代入すると、以下の式が得られる。
Figure 0006257983
式(13)には、5つのパラメータδ、TE、d、x、taが含まれている。5つのパラメータのうちdは決まった値(スライス選択勾配パルスGs2のパルス幅により決まる時間間隔)であるので、dは既知の値である。また、taも決まった値(読出し勾配パルスのパルス幅)であるので、taも既知の値である。TEはステップST14aでオペレータが設定しているので、TEも既知の値である。更に、xは、ステップST14bで設定されたx=3であるので、xも既知の値である。したがって、5つのパラメータのうち、δを除いた残り4つのパラメータは既知であるので、式(13)からδを算出することができる。ここでは、算出されたδを、δ=δ2とする。したがって、パルス幅設定手段82はδ=δ2に設定する。
次に、振幅設定手段83が式(3)を用いてMPGの振幅gを設定する。式(3)には、5つのパラメータb、γ、g、δ、dが含まれている。5つのパラメータのうち、γは磁気回転比であるので既知の値であり、dは決まった値(スライス選択勾配パルスGs2のパルス幅により決まる時間間隔)であるのでdも既知の値である。また、bはステップST11でオペレータが設定しているので、bも既知の値である。更に、δはδ=δ2に設定されている。したがって、5つのパラメータのうち、gを除いた残り4つのパラメータは既知であるので、式(3)からgを算出することができる。ここでは、算出されたgを、g=g2とする。
したがって、シーケンスB1〜B3におけるMPGの振幅g(=g2)およびパルス幅δ(=δ2)を設定することができる。
ステップST14cが終了したら、ステップST20に進み、ステップST14で設定されたパラメータ値に従ってシーケンスB1〜B3を実行し、フローを終了する。
スライス枚数優先モードを選択した場合、データが収集される負のkyビューの数xは、最低限のSN比を確保するために必要な値(本形態では、x=3)に設定されているので、SN比優先モードよりも、MPGのパルス幅δを長くすることができる。MPGのパルス幅δを長くすることにより、MPGの振幅gを低くすることができるので、勾配磁場電源などの負荷を軽減するために設けられるシーケンスの待ち時間Tw(図9参照)を短くすることができる。この結果、1TRの間に撮影するスライス枚数を増やすことができるので、スキャン時間を短くすることが可能となる。
尚、本形態では、64本のビューを含むk空間にエコーを配置する例について説明したが、本発明は、k空間のビューの数は64本に限定されることはなく、例えば、128本であってもよい。
また、本形態では、k空間の正の領域では全てのkyビューのエコーを収集し、負の領域では一部のkyビューのエコーを収集する例について説明されている。しかし、本発明は、この例に限定されることはなく、k空間の負の領域では全てのkyビューのエコーを収集し、正の領域では一部のkyビューのエコーを収集する例についても適用することができる。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 制御部
81 ビュー数設定手段
82 パルス幅設定手段
83 振幅設定手段
9 操作部
10 表示部
11 被検体
21 ボア
100 MR装置

Claims (12)

  1. ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、
    拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記m本の正のビューのエコーと、前記n本の負のビューのうちのx(<n)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行するスキャン手段と、
    前記xの値を設定するビュー数設定手段と、
    前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
    前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定手段と、
    を有する、磁気共鳴装置。
  2. ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、
    拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記n本の負のビューのエコーと、前記m本の正のビューのうちのx(<m)本ののビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行するスキャン手段と、
    前記xの値を設定するビュー数設定手段と、
    前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
    前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定手段と、
    を有する、磁気共鳴装置。
  3. 前記スキャン手段は、
    前記拡散強調を行うためのMPGを含む第1のシーケンスであって、1TRの間にエコーが収集されるスライスの枚数を増やすための第1のシーケンスを実行する第1のモードと、
    前記拡散強調を行うためのMPGを含む第2のシーケンスであって、画像のSN比を向上させるための第2のシーケンスを実行する第2のモードと、
    を有する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴装置。
  4. オペレータによって操作され、前記第1のモードと前記第2のモードとのうちのいずれか一方のモードを選択するための操作部を有する、請求項3に記載の磁気共鳴装置。
  5. 前記ビュー数設定手段は、
    前記第1のモードが選択された場合、前記xの値を、最低限のSN比を確保するために必要な値に設定する、請求項4に記載の磁気共鳴装置。
  6. 前記パルス幅設定手段は、
    前記第1のシーケンスの実効TEと前記xの値とに基づいて、前記第1のシーケンスのMPGのパルス幅を設定する、請求項5に記載の磁気共鳴装置。
  7. 前記振幅設定手段は、
    前記第1のシーケンスのMPGのb値と、前記第1のシーケンスのMPGのパルス幅とに基づいて、前記第1のシーケンスのMPGの振幅を設定する、請求項6に記載の磁気共鳴装置。
  8. 前記振幅設定手段は、
    前記第2のモードが選択された場合、前記第2のシーケンスのMPGの振幅を、磁気共鳴装置で設定可能なMPGの振幅の最大値に設定する、請求項4〜7のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記パルス幅設定手段は、
    前記第2のシーケンスのMPGのb値と、前記第2のシーケンスのMPGの振幅とに基づいて、前記第2のシーケンスのMPGのパルス幅を設定する、請求項8に記載の磁気共鳴装置。
  10. 前記ビュー数設定手段は、
    前記第2のシーケンスの実効TEと前記第2のシーケンスのMPGのパルス幅とに基づいて、前記xの値を設定する、請求項9に記載の磁気共鳴装置。
  11. ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記m本の正のビューのエコーと、前記n本の負のビューのうちのx(<n)本の負のビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記xの値を設定するビュー数設定処理と、
    前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定処理と、
    前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定処理と、
    を計算機に実行させるためのプログラム。
  12. ビュー番号−n〜−1のn本の負のビューと、ビュー番号0の中央のビューと、ビュー番号1〜mのm本の正のビューとを含むk空間に配置されるエコーを収集するためのシーケンスを実行するとともに、1TRの間に複数枚のスライスからエコーを収集する磁気共鳴装置であって、拡散強調を行うためのMPGを含むシーケンスであって、前記スライスから、前記中央のビューのエコーと、前記n本の負のビューのエコーと、前記m本の正のビューのうちのx(<m)本ののビューのエコーとを収集するためのシーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記xの値を設定するビュー数設定処理と、
    前記xの値に基づいて前記MPGのパルス幅を設定するパルス幅設定処理と、
    前記パルス幅に基づいて前記MPGの振幅を設定する振幅設定処理と、
    を計算機に実行させるためのプログラム。
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