JP6257725B1 - データ収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】データ収集の仕組みの中で異常を検知できるようにする。【解決手段】データ収集システム500は、複数の収集装置300と、サーバ装置400とを備える。収集装置300は、情報101を収集し、情報101を表す文字列を生成し、生成した文字列を含む収集データ302を送信する。サーバ装置400は、複数の収集装置300のそれぞれから収集データ302を受信し、収集データ302に含まれる文字列から情報101の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、データ収集システムに関するものである。
特許文献1には、ビジネスオフィス機器よりログファイルをサービスセンターへ転送し、サービスセンターにおいてビジネスオフィス機器の遠隔監視および診断を行う技術が記載されている。
特開2001−309454号公報
インターネット経由でデータ収集を行うシステムでは、監視対象の機器より出力されるデータが、中継装置を経由して収集装置へ送信されるか、もしくは、収集装置へ直接送信される。収集装置は、中継装置もしくは監視機器より送信されたデータを、インターネットを経由して専用のサーバへ送信する。サーバは、収集装置より送信されたデータをデータベースに登録する。サーバは、必要に応じて、データをユーザに提供したり、データを分析して分析結果をユーザに通知したりする。
このようなシステムにおいて、機器または機器と収集装置との間で異常が発生した場合には、その異常を検知できるようにする必要がある。しかし、特許文献1に記載されている技術のように、監視対象の機器よりログファイルをサーバへ転送し、サーバにおいて機器の遠隔監視および診断を行うとすると、そのための仕組みをデータ収集の仕組みとは別に導入しなければならなくなる。そして、その結果、追加の設備を用意しなければならなくなったり、開発費用が大幅に増大してしまったりするおそれがある。
本発明は、データ収集の仕組みの中で異常を検知できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係るデータ収集システムは、
情報を収集し、前記情報を表す文字列を生成し、生成した文字列を含む収集データを送信する複数の収集装置と、
前記複数の収集装置のそれぞれから前記収集データを受信し、前記収集データに含まれる文字列から前記情報の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定するサーバ装置とを備える。
本発明では、情報を収集する収集装置にて生成され、収集装置より送信されるデータに含まれる文字列から情報の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定できるため、データ収集の仕組みの中で異常を検知できるようになる。
実施の形態1に係るデータ収集システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る収集装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るデータ収集サーバの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るデータ処理サーバの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る収集装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るデータ収集サーバの動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るデータ処理サーバの動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態は、部分的に実施されても構わない。
実施の形態1.
本実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
***構成の説明***
図1を参照して、本実施の形態に係るデータ収集システム500の構成を説明する。
データ収集システム500は、複数の機器100と、複数の中継装置200と、複数の収集装置300と、サーバ装置400とを備える。
機器100は、収集対象となる値を出力または計測し、その値を含むデータを、中継装置200を経由して収集装置300へ送信するか、または、収集装置300へ直接送信する装置である。本実施の形態では、機器100として、電力値検出機器110、温湿度検出機器120および位置情報検出機器130が備えられている。
電力値検出機器110は、電力値および電圧値を計測する装置である。電力値検出機器110は、例えば、スマートメータである。電力値検出機器110の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3の3つである。
温湿度検出機器120は、気温および湿度を計測する装置である。温湿度検出機器120は、例えば、温湿度センサである。温湿度検出機器120の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、温湿度検出機器A4の1つである。
位置情報検出機器130は、緯度経度といった位置情報を出力する装置である。位置情報検出機器130は、例えば、GPS受信機である。「GPS」は、Global Positioning Systemの略語である。位置情報検出機器130の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、位置情報検出機器A5および位置情報検出機器A6の2つである。
中継装置200は、機器100からのデータを集約または加工して収集装置300へ送信する装置である。中継装置200の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、1つの温湿度検出機器120に対して中継装置B1の1つ、および、2つの位置情報検出機器130に対して中継装置B2の1つである。なお、中継装置200は、データを収集装置300へ直接送信する機器100に対しては備えられる必要がない。本実施の形態では、3つの電力値検出機器110に対しては、中継装置200が1つも備えられていない。
収集装置300は、機器100からのデータを集約してインターネット等のネットワーク510経由でサーバ装置400へ送信する装置である。収集装置300の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、機器100の1つの種別に対して1つである。具体的には、3つの電力値検出機器110に対して収集装置C1が備えられ、1つの温湿度検出機器120に対して収集装置C2が備えられ、2つの位置情報検出機器130に対して収集装置C3が備えられている。3つの電力値検出機器110のうち2つが収集装置C1に接続され、1つが別の収集装置300に接続されていてもよい。
いずれの収集装置300にも、共通ライブラリ301が組み込まれている。共通ライブラリ301は、収集装置300がサーバ装置400に対して送信するデータの枠組みを統一するための機能を持つプログラム部品である。
サーバ装置400は、収集装置300より送信されたデータを解析し、監視処理および通知処理等を行うサーバまたはサーバグループである。サーバ装置400は、例えば、クラウドシステムとして実装される。
サーバ装置400は、1つの統合されたサーバでもよいが、本実施の形態では、データ収集サーバ410と、データ処理サーバ420と、データベース430とを備える。
データベース430は、データ収集サーバ410およびデータ処理サーバ420のいずれかに組み込まれていてもよいし、データ収集サーバ410およびデータ処理サーバ420のそれぞれに分散して組み込まれてもよいが、本実施の形態では、独立したデータベースサーバである。データベース430は、少なくとも1つのテーブルからなる共有エリア431と、収集装置300ごと、あるいは、機器100ごとに分けられた複数のテーブルからなる固有エリア432とを有する。
データ収集サーバ410は、収集装置300より送信されたデータを受信してデータベース430の共有エリア431へ登録するサーバである。
データ処理サーバ420は、データベース430の共有エリア431に登録されているデータを定期的に確認し、データを解析して、機器100が出力または計測した値を取り出し、取り出した値をデータベース430の固有エリア432へ登録するサーバである。後述するように、データ処理サーバ420は、共通処理と、収集装置300ごとに専用の解析処理と、収集装置300ごとに専用の判定処理とを実行する。
図2を参照して、本実施の形態に係る収集装置300の構成を説明する。
収集装置300は、コンピュータである。収集装置300は、プロセッサ311を備えるとともに、メモリ312および通信装置313といった他のハードウェアを備える。プロセッサ311は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
収集装置300は、機能要素として、収集部321と、変換部322と、通信部323とを備える。収集部321、変換部322および通信部323の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ311は、各種処理を行うICである。「IC」は、Integrated
Circuitの略語である。プロセッサ311は、例えば、CPUである。「CPU」は、Central Processing Unitの略語である。
メモリ312には、共通ライブラリ301が予め記憶されている。メモリ312には、複数の機器100から収集された情報101と、情報101を変換して得られる収集データ302とが記憶される。情報101には、機器100が出力または計測した値が含まれる。メモリ312は、例えば、フラッシュメモリまたはRAMである。「RAM」は、Random Access Memoryの略語である。
通信装置313は、データを受信するレシーバおよびデータを送信するトランスミッタを含む。レシーバは、特に、機器100または中継装置200からデータを受信するために用いられる。トランスミッタは、特に、ネットワーク510経由でサーバ装置400へデータを送信するために用いられる。通信装置313は、例えば、通信チップまたはNICである。「NIC」は、Network Interface Cardの略語である。
メモリ312には、収集部321、変換部322および通信部323の機能を実現するプログラムである情報収集プログラムが記憶されている。情報収集プログラムは、プロセッサ311に読み込まれ、プロセッサ311によって実行される。メモリ312には、OSも記憶されている。「OS」は、Operating Systemの略語である。プロセッサ311は、OSを実行しながら、情報収集プログラムを実行する。なお、情報収集プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
情報収集プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、フラッシュメモリまたはHDDである。「HDD」は、Hard Disk Driveの略語である。補助記憶装置に記憶されている情報収集プログラムおよびOSは、メモリ312にロードされ、プロセッサ311によって実行される。
収集装置300は、プロセッサ311を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、情報収集プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ311と同じように、各種処理を行うICである。
収集部321、変換部322および通信部323の処理の結果を示す情報、データ、信号値および変数値は、メモリ312、補助記憶装置、または、プロセッサ311内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
情報収集プログラムは、磁気ディスクおよび光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
図3を参照して、本実施の形態に係るデータ収集サーバ410の構成を説明する。
データ収集サーバ410は、コンピュータである。データ収集サーバ410は、プロセッサ411を備えるとともに、メモリ412および通信装置413といった他のハードウェアを備える。プロセッサ411は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
データ収集サーバ410は、機能要素として、通信部441と、登録部442とを備える。通信部441および登録部442の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ411は、各種処理を行うICである。プロセッサ411は、例えば、CPUである。
メモリ412には、収集装置300から受信された収集データ302が記憶される。メモリ412は、例えば、フラッシュメモリまたはRAMである。
通信装置413は、データを受信するレシーバおよびデータを送信するトランスミッタを含む。レシーバは、特に、ネットワーク510経由でサーバ装置400からデータを受信するために用いられる。トランスミッタは、特に、データベース430へデータを送信するために用いられる。通信装置413は、例えば、通信チップまたはNICである。
メモリ412には、通信部441および登録部442の機能を実現するプログラムである第1サーバプログラムが記憶されている。第1サーバプログラムは、プロセッサ411に読み込まれ、プロセッサ411によって実行される。メモリ412には、OSも記憶されている。プロセッサ411は、OSを実行しながら、第1サーバプログラムを実行する。なお、第1サーバプログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
第1サーバプログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、フラッシュメモリまたはHDDである。補助記憶装置に記憶されている第1サーバプログラムおよびOSは、メモリ412にロードされ、プロセッサ411によって実行される。
データ収集サーバ410は、プロセッサ411を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、第1サーバプログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ411と同じように、各種処理を行うICである。
通信部441および登録部442の処理の結果を示す情報、データ、信号値および変数値は、メモリ412、補助記憶装置、または、プロセッサ411内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
第1サーバプログラムは、磁気ディスクおよび光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
図4を参照して、本実施の形態に係るデータ処理サーバ420の構成を説明する。
データ処理サーバ420は、コンピュータである。データ処理サーバ420は、プロセッサ421を備えるとともに、メモリ422および通信装置423といった他のハードウェアを備える。プロセッサ421は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
データ処理サーバ420は、機能要素として、解析部443と、判定部444とを備える。解析部443および判定部444の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ421は、各種処理を行うICである。プロセッサ421は、例えば、CPUである。
メモリ422には、解析処理により得られた情報101が記憶される。メモリ422は、例えば、フラッシュメモリまたはRAMである。
通信装置423は、データを受信するレシーバおよびデータを送信するトランスミッタを含む。レシーバは、特に、データベース430からデータを受信するために用いられる。トランスミッタは、特に、データベース430または図示していないユーザ端末へデータを送信するために用いられる。通信装置423は、例えば、通信チップまたはNICである。
メモリ422には、解析部443および判定部444の機能を実現するプログラムである第2サーバプログラムが記憶されている。第2サーバプログラムは、プロセッサ421に読み込まれ、プロセッサ421によって実行される。メモリ422には、OSも記憶されている。プロセッサ421は、OSを実行しながら、第2サーバプログラムを実行する。なお、第2サーバプログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
第2サーバプログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、フラッシュメモリまたはHDDである。補助記憶装置に記憶されている第2サーバプログラムおよびOSは、メモリ422にロードされ、プロセッサ421によって実行される。
データ処理サーバ420は、プロセッサ421を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、第2サーバプログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ421と同じように、各種処理を行うICである。
解析部443および判定部444の処理の結果を示す情報、データ、信号値および変数値は、メモリ422、補助記憶装置、または、プロセッサ421内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
第2サーバプログラムは、磁気ディスクおよび光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
上記のように、サーバ装置400は、機能要素として、通信部441と、登録部442と、解析部443と、判定部444とを備える。通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能は、ソフトウェアにより実現される。
***動作の説明***
主に図1を参照して、本実施の形態に係るデータ収集システム500の動作の概要を説明する。データ収集システム500の動作は、本実施の形態に係るデータ収集方法に相当する。
収集装置300は、機器100からの情報101を集約する。収集装置300には、共通ライブラリ301が導入されており、収集装置300は、この共通ライブラリ301を用いて情報101を収集データ302に変換する。このとき、収集装置300は、収集装置300を識別するIDを収集データ302に含めておく。「ID」は、IDentifierの略語である。収集装置300は、収集データ302をインターネット等のネットワーク510経由でデータ収集サーバ410に送信する。
データ収集サーバ410は、収集データ302をデータベース430に送信して共有エリア431へ登録する。
データ処理サーバ420は、共有エリア431に登録されている収集データ302に相当するレコードをデータベース430から受信する。データ処理サーバ420は、共通処理として、そのレコードに含まれているIDから収集装置300を特定する処理を実行する。データ処理サーバ420は、共通処理の結果として特定された収集装置300に応じた解析処理および判定処理を実行する。
上記のような動作により、1つの収集装置300に対して1つの専用システムを構築する必要がなくなり、様々な収集装置300からのデータを1つのシステムにて扱うことが可能となる。
主に図5を参照して、本実施の形態に係る収集装置300の動作を説明する。
ステップS11において、収集部321は、情報101を収集する。
ステップS12において、変換部322は、共通ライブラリ301を用いて、情報101を収集装置300ごとに決められたデータ構造を持つ収集データ302に変換する。このとき、変換部322は、情報101を表す文字列を生成し、生成した文字列を収集データ302に含める。
ステップS13において、変換部322は、収集装置300を識別する収集装置識別子を収集データ302に付加する。
ステップS14において、通信部323は、収集装置識別子付きの収集データ302をデータ収集サーバ410に送信する。
収集データ302は、すべての収集装置300の間で共通の枠組みを持つデータである。図1に示したように、本実施の形態では、収集データ302の枠組みとして、第1文字列と、第2文字列と、第3文字列と、タイムスタンプとで構成される枠組みが規定されている。収集データ302は、XMLのようなマークアップ言語で作成されることが望ましく、その場合、第1文字列、第2文字列、第3文字列およびタイムスタンプを、それぞれ独自のタグによって区別することが可能となる。「XML」は、Extensible Markup Languageの略語である。なお、文字列の数は、3つに限るものではないが、解析処理の負荷が過大になることを避けるため、あまり多くないことが望ましい。
ここで、収集装置識別子付きの収集データ302の具体例を2つ示す。
例1:
<第1文字列>C1%A1%A2%A3
<第2文字列>100%10%50
<第3文字列>P%P%P
<タイムスタンプ>2016−08−22 10:51:00
例2:
<第1文字列>C2%A4
<第2文字列>30%60
<第3文字列>A%20160822105023
<タイムスタンプ>2016−08−22 10:51:00
第1文字列には、収集装置識別子を表す文字列が含まれている。本実施の形態では、変換部322は、収集装置識別子を表す文字列として、3つの収集装置300の間で共通の長さの文字列を第1文字列の先頭に配置する。具体例では、第1文字列の先頭の2桁が収集装置識別子を表す文字列になっている。例1では、収集装置C1のIDを表す「C1」が第1文字列の先頭に配置されている。例2では、収集装置C2のIDを表す「C2」が第1文字列の先頭に配置されている。なお、収集装置識別子を表す文字列の長さは、3つの収集装置300の間で共通になっていれば、任意の長さでよい。
本実施の形態では、3つの収集装置300のうち少なくとも1つの収集装置300は、複数の機器100から情報101を収集する。例えば、収集装置C1は、3つの電力値検出機器110から情報101を収集する。そのため、第1文字列の、収集装置識別子を表す文字列の後には、情報101の取得源となった機器100を識別する機器識別子を表す文字列が含まれている。例1では、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3のIDを表す「A1」、「A2」および「A3」が、収集装置C1のIDを表す「C1」の後に配置されている。例2でも、温湿度検出機器A4のIDを表す「A4」が、収集装置C2のIDを表す「C2」の後に配置されているが、この「A4」は省略してもよい。
例1および例2では、収集装置識別子を表す文字列と機器識別子を表す文字列との間に区切り文字が挿入されているが、この区切り文字は省略してもよい。
変換部322は、機器識別子を表す文字列を第1文字列に2つ以上含める場合、区切り文字を第1文字列の、当該2つ以上の文字列の間に挿入する。例1および例2では、第1文字列の、機器識別子を表す文字列同士が「%」で区切られている。
第2文字列には、情報101を表す文字列が含まれている。例1では、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3から取得された電力値を表す「100」、「10」および「50」が第2文字列に含まれている。例2では、温湿度検出機器A4から取得された気温および湿度の値を表す「30」および「60」が第2文字列に含まれている。
第2文字列に含まれる文字列自体については、形式が統一されておらず、収集装置300ごとに個別の形式が規定されている。すなわち、本実施の形態では、収集データ302のデータ構造として、情報101を文字列で表す形式が収集装置300ごとに決められている。
変換部322は、情報101を表す文字列を第2文字列に2つ以上含める場合、区切り文字を第2文字列の、当該2つ以上の文字列の間に挿入する。例1および例2では、第2文字列の、情報101を表す文字列同士が「%」で区切られている。
変換部322は、2つ以上の機器100から情報101として個別の値を取得した場合、機器識別子を表す文字列を第1文字列に含める順序と同じ順序で、機器識別子に対応する機器100から取得した値を表す文字列を第2文字列に含める。例1では、電力値検出機器A1のIDを表す「A1」が第1文字列の先頭に最も近い位置に配置されているため、電力値検出機器A1から取得された電力値を表す「100」が第2文字列の先頭に配置されている。電力値検出機器A2のIDを表す「A2」が第1文字列の先頭に次に近い位置に配置されているため、電力値検出機器A2から取得された電力値を表す「10」が第2文字列の2番目に配置されている。そして、電力値検出機器A3のIDを表す「A3」が第1文字列の最後尾に配置されているため、電力値検出機器A3から取得された電力値を表す「50」が第2文字列の最後尾に配置されている。
第3文字列には、情報101の種別を表す文字列と、情報101の取得日時を表す文字列とのうち少なくともいずれかが含まれている。例1では、第2文字列に含まれる「100」、「10」および「50」がパルス値を表す文字列であるため、情報101の種別がパルス値であることを表す「P」が第3文字列に含まれている。パルス値とは、単位時間における数量を示す値のことである。例2では、第2文字列に含まれる「30」および「60」がアナログ値を表す文字列であるため、情報101の種別がアナログ値であることを表す「A」が第3文字列に含まれている。例2では、さらに、温湿度検出機器A4から気温および湿度のアナログ値が取得された日時を表す「20160822105023」が第3文字列に含まれている。
第2文字列と同じように、第3文字列に含まれる文字列自体については、形式が統一されておらず、収集装置300ごとに個別の形式が規定されている。すなわち、本実施の形態では、収集データ302のデータ構造として、情報101の種別または取得日時を文字列で表す形式も収集装置300ごとに決められている。
なお、ここでは、収集装置300が情報101としてアナログ値またはパルス値を収集する例を挙げているが、収集装置300は、デジタル値等、その他の種別の情報101を収集してもよい。
変換部322は、情報101の種別を表す文字列を第3文字列に2つ以上含める場合、区切り文字を第3文字列の、当該2つ以上の文字列の間に挿入する。例1では、第3文字列の、情報101の種別を表す文字列同士が「%」で区切られている。
変換部322は、情報101の種別を表す文字列と、情報101の取得日時を表す文字列との両方を第3文字列に含める場合、区切り文字を第3文字列の、情報101の種別を表す文字列と、情報101の取得日時を表す文字列との間に挿入する。例2では、第3文字列の、情報101の種別を表す文字列と、情報101の取得日時を表す文字列とが「%」で区切られている。
変換部322は、2つ以上の機器100から情報101として個別の値を取得した場合、機器100から取得した情報101を表す文字列を第2文字列に含める順序と同じ順序で、情報101の種別を表す文字列を第3文字列に含める。例1では、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3から取得された電力値がいずれもパルス値であるため、そのことを表す「P」が第3文字列に3つ配置されている。なお、変換部322は、第2文字列に情報101、第3文字列に情報101の種別を並べるときに、第1文字列とは異なる順序で並べてもよい。例えば、例1で示すと、第1文字列に電力値検出機器110のIDが「A1」、「A2」、「A3」の順に並んでいるが、第2文字列には情報101が「A3」、「A2」、「A1」の順に、第3文字列には情報101の種別が「A2」、「A3」、「A1」の順に並んでいるように構成してもよい。この場合、解析部443が第2文字列以降の順番を記憶し、第1文字列のID順に並べ替えた上で、解析を行う機能を有する。
タイムスタンプは、収集データ302の送信日時を表すデータである。収集装置300は、収集データ302を送信する前に、タイムスタンプを収集データ302に付加する。
本実施の形態では、収集装置300は、異常の発生を検知した場合、異常の発生を示すデータを収集データ302に埋め込むことで、サーバ装置400に対して異常の発生を通知する。
ここで、収集装置識別子付きの収集データ302の別の具体例を2つ示す。
例3:
<第1文字列>C1%A1%A2%A3
<第2文字列>N%10%50
<第3文字列>N%P%P
<タイムスタンプ>2016−08−22 10:51:00
例4:
<第1文字列>C2%A4
<第2文字列>X
<タイムスタンプ>2016−08−22 10:51:00
変換部322は、収集装置300が、対応する機器100のいずれかと通信不能になった場合、該当する機器100から取得した値を表す文字列の代わりに、該当する機器100と通信不能であることを表す文字列を第2文字列に含める。例3では、収集装置C1が電力値検出機器A1と通信不能になっているため、例1の第2文字列の、電力値検出機器A1から取得された電力値を表す「100」が「N」に置き換わっている。例1の第3文字列の、電力値検出機器A1から取得された情報101の種別を表す「P」も「N」に置き換わっているが、この「N」は、省略されてもよい。
変換部322は、収集部321が、対応する機器100のいずれかから情報101として異常な値を取得した場合、該当する機器100から取得した値を表す文字列の代わりに、該当する機器100から異常な値を取得したことを表す文字列を第2文字列に含める。例4では、温湿度検出機器A4から気温または湿度として現実にはあり得ない値、あるいは、アナログ値とは異なる種別の値が送信されてきたため、第2文字列が「X」になっている。第3文字列は省略されているが、変形例として、第3文字列が第2文字列と同様に、異常な値を取得したことを表す「X」になっていてもよい。
主に図6を参照して、本実施の形態に係るデータ収集サーバ410の動作を説明する。
ステップS21において、通信部441は、複数の収集装置300のそれぞれから収集装置識別子付きの収集データ302を受信する。
ステップS22において、登録部442は、収集装置識別子付きの収集データ302を分解してデータベース430に登録する。具体的には、登録部442は、ステップS21で受信された収集データ302をデータベース430の共有エリア431のテーブルにレコードとして追加する。共有エリア431のテーブルは、収集装置識別子付きの収集データ302に含まれる第1文字列、第2文字列、第3文字列およびタイムスタンプのそれぞれに対応するカラムを有する。このため、1つのレコードには、第1文字列、第2文字列、第3文字列およびタイムスタンプが1つずつ含まれることになる。
主に図7を参照して、本実施の形態に係るデータ処理サーバ420の動作を説明する。
ステップS31において、解析部443は、データベース430から、収集装置識別子付きの収集データ302に相当するレコードを取得する。具体的には、解析部443は、共通処理の一部として、データベース430の共有エリア431のテーブルから、まだ専用解析処理の対象となっていないレコードを取得する。
ステップS32において、解析部443は、レコードから収集装置識別子を取得する。具体的には、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第1文字列の先頭の2桁を読み込む。
ステップS33において、解析部443は、収集装置識別子から収集データ302のデータ構造を特定する。具体的には、解析部443は、ステップS32で読み込んだ第1文字列の先頭の2桁が「C1」と「C2」と「C3」とのいずれであるかを判定する。「C1」であれば、ステップS34の処理が行われることになる。「C2」であれば、ステップS35の処理が行われることになる。「C3」であれば、ステップS36の処理が行われることになる。
本実施の形態では、解析部443は、さらに、収集装置識別子から収集装置300ごとに決められた処理種別を特定する。
ステップS34、ステップS35またはステップS36において、解析部443は、ステップ33で特定したデータ構造に応じて収集データ302に相当するレコードを解析することで情報101を抽出する。
本実施の形態では、解析部443は、さらに、ステップS33で特定した処理種別の情報処理を情報101に対して実行する。
ステップS34では、解析部443は、専用解析処理D1を実行する。専用解析処理D1は、収集装置C1から送信された収集データ302の解析処理である。
例1の収集データ302の解析処理が実行されるとすると、まず、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第1文字列を分解して「A1」、「A2」および「A3」の3つの文字列を得る。これにより、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3から情報101が取得されたことが認識される。次に、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第2文字列を分解して「100」、「10」および「50」の3つの文字列を得る。これにより、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3から情報101として取得された電力値が認識される。次に、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第3文字列を分解して「P」、「P」および「P」の3つの文字列を得る。これにより、電力値検出機器A1、電力値検出機器A2および電力値検出機器A3から情報101として取得された電力値がパルス値であることが認識される。続けて、解析部443は、データベース430の固有エリア432に含まれるテーブルのうち収集装置C1に対応するテーブルを選択する。解析部443は、選択したテーブルから、前回得た電力値検出機器A1の積算値を取得し、その積算値と今回認識された電力値とを加算することで、電力値検出機器A1の最新の積算値を得る。解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれるタイムスタンプによって示される日時とともに、電力値検出機器A1の最新の積算値をテーブルに登録する。電力値検出機器A2および電力値検出機器A3についても、電力値検出機器A1と同様の処理が行われる。これらの処理の内容は、ステップS33で特定された処理種別によって決まるものである。
ステップS35では、解析部443は、専用解析処理D2を実行する。専用解析処理D2は、収集装置C2から送信された収集データ302の解析処理である。
例2の収集データ302の解析処理が実行されるとすると、まず、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第2文字列を分解して「30」および「60」の2つの文字列を得る。これにより、温湿度検出機器A4から情報101として取得された気温および湿度の値が認識される。次に、解析部443は、ステップS31で取得したレコードに含まれる第3文字列を分解して「A」および「20160822105023」の2つの文字列を得る。これにより、温湿度検出機器A4から情報101として取得された気温および湿度の値がアナログ値であること、および、温湿度検出機器A4から値が取得された日時が2016年8月22日10時50分23秒であることが認識される。続けて、解析部443は、データベース430の固有エリア432に含まれるテーブルのうち収集装置C2に対応するテーブルを選択する。解析部443は、今回認識された日時とともに、今回認識された気温および湿度の最新の値をテーブルに登録する。この処理の内容は、ステップS33で特定された処理種別によって決まるものである。
ステップS36では、解析部443は、専用解析処理D3を実行する。専用解析処理D3は、収集装置C3から送信された収集データ302の解析処理である。
ステップS37、ステップS38またはステップS39において、判定部444は、ステップS31で取得されたレコードに含まれる文字列から情報101の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定する。具体的には、判定部444は、第1文字列から情報101の取得源となった機器100を特定し、特定した機器100ごとに、第2文字列から異常の発生有無を判定する。本実施の形態では、以下のような7つの判定基準が定められている。
・判定基準1:判定部444は、第2文字列によって表されたアナログ値が上限値を超過している場合に、異常が発生したと判定する。
・判定基準2:判定部444は、第2文字列によって表されたアナログ値が下限値を下回っている場合に、異常が発生したと判定する。
・判定基準3:判定部444は、第2文字列によって表されたデジタル値が基準値と異なっており、かつ、同じ収集装置300によって同じ取得源から前回取得されたデジタル値とも異なっている場合に、異常が発生したと判定する。なお、基準値は、0または1等予め定められた値である。
・判定基準4:判定部444は、第2文字列によって表されたパルス値を積算して得られた積算値が上限値を超過している場合に、異常が発生したと判定する。
・判定基準5:判定部444は、第2文字列に、収集装置300がいずれかの機器100と通信不能であることを表す文字列が含まれている場合に、当該機器100用のカウンタを1つインクリメントする。判定部444は、カウンタの数が規定数に達していれば、異常が発生したと判定する。判定部444は、第2文字列に、収集装置300が当該機器100から取得した情報101を表す文字列が含まれている場合には、カウンタをリセットする。すなわち、判定部444は、収集装置300が同じ機器100と規定回数連続で通信に失敗した場合に、異常が発生したと判定する。
・判定基準6:判定部444は、第2文字列に、収集装置300がいずれかの機器100から情報101として異常な値を取得したことを表す文字列が含まれている場合に、当該機器100用のカウンタを1つインクリメントする。判定部444は、カウンタの数が規定数に達していれば、異常が発生したと判定する。判定部444は、第2文字列に、収集装置300が当該機器100から取得した情報101を表す文字列が含まれている場合には、カウンタをリセットする。すなわち、判定部444は、収集装置300が同じ機器100から情報101として異常な値を規定回数連続で取得した場合に、異常が発生したと判定する。なお、判定基準5の判定に使用されるカウンタと、判定基準6の判定に使用されるカウンタは、別々のものである。
・判定基準7:判定部444は、収集データ302が受信される度に記録される、収集データ302に付加されたタイムスタンプを一定間隔で参照し、3つの収集装置300のいずれかから収集データ302が一定期間受信されていない場合に、異常が発生したと判定する。
判定部444は、異常が発生したと判定した場合、異常が発生したことを示すメッセージをユーザ端末の画面に表示させたり、異常が発生したことを電子メールでユーザに通知したりする。
ステップS37では、判定部444は、専用判定処理E1を実行する。専用判定処理E1は、収集装置C1から送信された収集データ302に基づく判定処理である。
例1の収集データ302に基づく判定処理が実行されるとすると、ステップS34で得られた電力値検出機器A1の最新の積算値が上限値を超過している場合、判定部444は、判定基準4に基づく異常が発生したと判定する。電力値検出機器A2および電力値検出機器A3についても、電力値検出機器A1と同様に異常の発生有無が判定される。
例3の収集データ302に基づく判定処理が実行されるとすると、ステップS34で第2文字列から「N」が得られるため、判定部444は、判定基準5に基づく異常が発生したと判定する。
ステップS38では、判定部444は、専用判定処理E2を実行する。専用判定処理E2は、収集装置C2から送信された収集データ302に基づく判定処理である。
例2の収集データ302に基づく判定処理が実行されるとすると、ステップS35で得られた、温湿度検出機器A4からの気温または湿度の値が上限値を超過している場合、判定部444は、判定基準1に基づく異常が発生したと判定する。また、ステップS35で得られた、温湿度検出機器A4からの気温または湿度の値が下限値を下回っている場合、判定部444は、判定基準2に基づく異常が発生したと判定する。
例4の収集データ302に基づく判定処理が実行されるとすると、ステップS35で第2文字列から「X」が得られるため、判定部444は、判定基準6に基づく異常が発生したと判定する。
ステップS39では、判定部444は、専用判定処理E3を実行する。専用判定処理E3は、収集装置C3から送信された収集データ302に基づく判定処理である。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、収集装置300より送信されるデータに付加された収集装置300の識別子からデータ構造を特定できるため、共通のシステムで収集対象として様々な形式のデータを扱えるようになる。
本実施の形態では、機器100が出力または計測している値を含む情報101が、中継装置200を経由して収集装置300へ送信されるか、もしくは、機器100より収集装置300へ直接送信される。収集装置300は、機器100もしくは中継装置200より送信された情報101を、共通ライブラリ301を用いて収集データ302に変換し、収集装置識別子付きの収集データ302を送信する。共通ライブラリ301では、第1文字列、第2文字列および第3文字列の3つの文字列型と、1つのタイムスタンプ型とを扱ったデータ送信を行うことが可能である。共通ライブラリ301を用いた送信のパターンとしては、定期的な送信と即時的な送信との2パターンを扱うことができ、いずれも送信タイミングを収集装置300ごとに設定することが可能である。収集データ302は、インターネット等のネットワーク510を経由してデータ収集サーバ410へ送信される。データ収集サーバ410は、共通ライブラリ301を通じて送信されてきた収集データ302を1つのレコードとしてデータベース430の共有エリア431へ登録する。データ処理サーバ420は、定期的にデータベース430の共有エリア431を確認し、共有エリア431の各レコードを解析する。データ処理サーバ420は、解析の結果をデータベース430へ再登録する。このとき、データ処理サーバ420は、第1文字列に含まれている収集装置識別子を基に、対応する専用解析処理を選択し、その処理を実行した結果を、対応する固有エリア432へ登録する。
このように、各収集装置300に共通ライブラリ301を導入し、送信するデータの枠組みを統一することにより、種類の異なる収集装置300からのデータ送信を1つのサーバ装置400にて処理することが可能になる。また、データの内容および形式を個別化し、データ処理サーバ420にて収集装置300のIDに応じて専用解析処理を選択することにより、専用解析処理を自由に設計することができ、様々な業務へ適用することが可能となる。収集情報量が多い収集装置300であっても、1つの文字列に複数の値を格納し、%等の記号を切り分け文字として挟むことにより対応が可能である。このため、ユーザが、それぞれ専用のシステムを用意する必要がなくなり、全体的なコストを低減することが可能となる。また、サーバ装置400をクラウドシステムとして構築することで、複数の事業所または企業に設置された収集装置300からの情報101を一括して処理することができ、データ処理の量を増加させることができる。遠方にある事業所または企業からのデータ収集にも対応できるので、汎用性が広がる。
本実施の形態では、情報101を収集する収集装置300にて生成され、収集装置300より送信されるデータに含まれる文字列から情報101の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定できるため、データ収集の仕組みの中で異常を検知できるようになる。
本実施の形態では、遠隔監視を行うシステムにおいて、監視対象の機器100および周辺に問題が発生していると判断した場合に、警報を関係者に対して即時に発報する仕組みを提供することができる。
本実施の形態で提供される遠隔監視のサービスは、監視対象の機器100の出力する情報101をデータ化して収集し、情報101そのものを表示したり、機器100の状態の遷移を管理したり、複数の機器100を比較したりするものとなっている。その中で、監視対象の機器100から情報101を収集する各段階で発生する様々な異常を検知し、警報を関係者に対して即時に発報する仕組みを実現している。異常を検知することに特化したシステムとは異なり、機器100の状態を監視する一環で異常検知および警報発報を行うことができる。
本実施の形態では、監視対象の機器100からの情報101が収集装置300に集約され、収集データ302としてデータ収集サーバ410に送信され、データベース430に登録される。データ処理サーバ420では、収集装置300の種別が判断されて実施すべき解析処理が自動的に選択され、実行される。データ処理サーバ420では、収集データ302の解析処理が自動的に行われるのとあわせて、機器100から情報101を収集する各段階で発生する様々な異常の発生有無が判定される。このため、異常を即時に検知して関係者に対する警報発報を行うことが可能となる。なお、警報発報の手段は、電子メールに限らず、パトランプ、電話またはその他の手段であってもよい。
同じ収集装置300より送信される収集データ302は、正常値であるか異常値であるかの区別なく同等の形式となっているため、機器100またはその周辺の装置で異常の発生有無を判定する必要がなくなる。すなわち、従来、異常時に必要となっていた特別な装置および処理が不要となる。そのため、保守対象および要員も減らすことができ、開発コストおよびランニングコストを低減することが可能となる。さらに、監視対象の機器100に特化した物理的な警報発報装置は不要となり、遠隔地に居る要員でも一次対応可能となるため、人的資源の削減にもつながる。
***他の構成***
本実施の形態では、収集装置300の収集部321、変換部322および通信部323の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、収集装置300の収集部321、変換部322および通信部323の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、収集装置300の収集部321、変換部322および通信部323の機能の一部が専用の電子回路により実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
本実施の形態では、サーバ装置400の通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、サーバ装置400の通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、サーバ装置400の通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能の一部が専用の電子回路により実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
専用の電子回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGAまたはASICである。「GA」は、Gate Arrayの略語である。「FPGA」は、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。「ASIC」は、Application Specific Integrated Circuitの略語である。
プロセッサ311,411,421、メモリ312,412,422および専用の電子回路を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、収集装置300の収集部321、変換部322および通信部323の機能がソフトウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、収集装置300の収集部321、変換部322および通信部323の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。サーバ装置400の通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能がソフトウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、サーバ装置400の通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
収集装置300の「装置」を「方法」に読み替え、収集部321、変換部322および通信部323の「部」を「工程」に読み替えてもよい。あるいは、収集装置300の「装置」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な媒体」に読み替え、収集部321、変換部322および通信部323の「部」を「手順」または「処理」に読み替えてもよい。
サーバ装置400の「サーバ装置」を「サービス提供方法」に読み替え、通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の「部」を「工程」に読み替えてもよい。あるいは、サーバ装置400の「装置」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な媒体」に読み替え、通信部441、登録部442、解析部443および判定部444の「部」を「手順」または「処理」に読み替えてもよい。
100 機器、101 情報、110 電力値検出機器、120 温湿度検出機器、130 位置情報検出機器、200 中継装置、300 収集装置、301 共通ライブラリ、302 収集データ、311 プロセッサ、312 メモリ、313 通信装置、321 収集部、322 変換部、323 通信部、400 サーバ装置、410 データ収集サーバ、411 プロセッサ、412 メモリ、413 通信装置、420 データ処理サーバ、421 プロセッサ、422 メモリ、423 通信装置、430 データベース、431 共有エリア、432 固有エリア、441 通信部、442 登録部、443 解析部、444 判定部、500 データ収集システム、510 ネットワーク。

Claims (10)

  1. 1つ以上の機器から情報を収集し、前記情報の取得源となった機器を識別する機器識別子を表す文字列を含む一連の第1文字列と、前記情報を表す文字列を含む一連の第2文字列とを生成し、生成した第1文字列および第2文字列を含む収集データを送信する複数の収集装置と、
    前記複数の収集装置のそれぞれから前記収集データを受信し、前記収集データに含まれる第1文字列から前記情報の取得源となった機器を特定し、特定した機器ごとに、前記収集データに含まれる第2文字列から前記情報の取得源および取得経路のいずれかにおける異常の発生有無を判定するサーバ装置と
    を備え
    前記複数の収集装置は、2つ以上の機器から前記情報として個別の値を取得した場合、前記機器識別子を表す文字列を前記第1文字列に含める順序と同じ順序で、前記機器識別子に対応する機器から取得した値を表す文字列を前記第2文字列に含めるデータ収集システム。
  2. 前記収集データには、前記情報の種別を表す文字列を含む一連の第3文字列がさらに含まれ、
    前記複数の収集装置は、2つ以上の機器から前記情報として個別の値を取得した場合、前記機器識別子に対応する機器から取得した値を表す文字列を前記第2文字列に含める順序と同じ順序で、前記機器識別子に対応する機器から取得した値の種別を表す文字列を前記第3文字列に含める請求項1に記載のデータ収集システム。
  3. 前記収集データには、前記情報の取得日時を表す文字列を含む一連の第3文字列がさらに含まれ、
    前記複数の収集装置は、2つ以上の機器から前記情報として個別の値を取得した場合、前記機器識別子に対応する機器から取得した値を表す文字列を前記第2文字列に含める順序と同じ順序で、前記機器識別子に対応する機器から取得した値の取得日時を表す文字列を前記第3文字列に含める請求項1に記載のデータ収集システム。
  4. 前記複数の収集装置は、いずれかの機器と通信不能になった場合、該当する機器から取得した値を表す文字列の代わりに、該当する機器と通信不能であることを表す文字列を前記第2文字列に含める請求項1からのいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  5. 前記複数の収集装置は、いずれかの機器から前記情報として異常な値を取得した場合、該当する機器から取得した値を表す文字列の代わりに、該当する機器から異常な値を取得したことを表す文字列を前記第2文字列に含める請求項1からのいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  6. 前記複数の収集装置は、前記情報としてアナログ値を収集し、
    前記サーバ装置は、前記収集データに含まれる第2文字列によって表されたアナログ値が上限値を超過している場合に、前記異常が発生したと判定する請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  7. 前記複数の収集装置は、前記情報としてアナログ値を収集し、
    前記サーバ装置は、前記収集データに含まれる第2文字列によって表されたアナログ値が下限値を下回っている場合に、前記異常が発生したと判定する請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  8. 前記複数の収集装置は、前記情報としてデジタル値を収集し、
    前記サーバ装置は、前記収集データに含まれる第2文字列によって表されたデジタル値が基準値と異なっており、かつ、同じ収集装置によって同じ取得源から前回取得されたデジタル値とも異なっている場合に、前記異常が発生したと判定する請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  9. 前記複数の収集装置は、前記情報として単位時間における数量を示すパルス値を収集し、
    前記サーバ装置は、前記収集データに含まれる第2文字列によって表されたパルス値を積算し、積算値が上限値を超過している場合に、前記異常が発生したと判定する請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ収集システム。
  10. 前記複数の収集装置は、前記収集データを送信する前に、前記収集データの送信日時を表すタイムスタンプを前記収集データに付加し、
    前記サーバ装置は、前記収集データを受信する度に、前記収集データに付加されたタイムスタンプを記録し、一定間隔で、記録したタイムスタンプを参照し、前記複数の収集装置のいずれかから前記収集データを一定期間受信していない場合に、前記異常が発生したと判定する請求項1から9のいずれか1項に記載のデータ収集システム。
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