JP6257488B2 - 回転電機の固定子 - Google Patents

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この発明は、固定子を構成する複数の同相のコイル間の渡り線を、切断せずに連続的に巻線した分割鉄心を有する回転電機の固定子に関するものである。
回転電機の固定子の鉄心には、薄板をプレスで打抜き積層したものが多く採用されており、固定子の鉄心を分割した分割鉄心構造とし、各分割鉄心にインシュレータを介してコイルを巻線し、その後分割鉄心をカシメや溶接により一体化して固定子とすることで、コイルの高密度化、巻線工程の生産性向上を図ることができる。
また、分割鉄心に巻線する際に渡り線を切断せずに連続的に巻線することで端子などの部品点数や接続作業を減らす技術が提案されてきた。例えば、回転電機の固定子を構成する場合に、1つのティース単位で分割された鉄心を固定子の外径よりも大きい環状に、周方向に離間した状態に配置しておいて各ティースに巻線し、インシュレータの軸方向の一端側に渡り線案内部を設け、コイル上部に複数の渡り線を配置することで、渡り線とコイルの接触を防ぐ固定子の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、渡り線とコイルを絶縁した状態に配置する手段として、インシュレータの外周側に設けた複数の溝それぞれに全ての渡り線を配置する方法も提案されている(例えば特許文献2)。
特許第5290718号公報(段落0008、0039〜0043、図3、5) 特許第4404199号広報(段落0025〜0030、図6)
特許文献1に記載の固定子の製造方法では、渡り線を切断することなく渡り線とコイルの接触を防ぐことにより結線回数を抑えることができ、結線作業工数の削減と部品点数の削減を実現している。しかしながら、この方法によると、渡り線案内部はコイルエンドの軸方向上方に配置されており、コイルの巻線時に案内部を避けるように巻線する必要があり、巻線速度やコイルの整列性に制約が生じる。
さらに、巻線後に分割コアを縮径する工程を含むため、縮径時に離間渡り線が弛んでしまうという課題があり、この弛みを考慮して渡り線保持ホルダを設計しなければならず、部品サイズが大きくなり、ひいては固定子のサイズが増加してしまうという課題があった。
ところで、特許文献2に記載の固定子の製造方法では、巻線機のフライヤが他の部材に干渉せず巻線できるため、高速に巻線できる。また、渡り線を切断することなく結線できるため、製造コストを抑えることができる。この方法では分割コアを縮径する必要もなく、部品サイズを抑えた構造となっているが、インシュレータの外周側に並列配置した複数の渡り線収納溝それぞれに全ての渡り線を配置するような構造となっている。この場合、渡り線を収納する作業を容易にするために一定量の弛みが必要となる。そのため、固定子を樹脂でモールドする際に、樹脂の成形圧力で渡り線が収納溝(収納部)から外れてしまう課題や、渡り線が弛んでも渡り線同士が接触しないようにするために、結局インシュレータのツバ部を延長して収納溝を離して配置しなければならず、インシュレータの小型化が難しくなる課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、同相の渡り線を切断せずに連続的に巻線した分割鉄心を有する回転電機の固定子において、離間渡り線を収納する際に渡り線にくせがつきにくい回転電機の固定子を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機の固定子は、
バックヨーク部と前記バックヨーク部から径方向内側に突出するティース部を有する分割鉄心を複数個環状に連結した固定子鉄心と、
前記分割鉄心にインシュレータを介して巻線されたコイルを、隣合わない他の前記分割鉄心の前記コイルに連続して接続する離間渡り線を有する回転電機の固定子において、
前記インシュレータは、前記分割鉄心の軸方向の一端面のバックヨーク部の内周側縁上から軸方向上方に立設する第一外壁と、前記一端面のティース部の内周先端部の軸方向の縁上から前記第一外壁と同じ方向に立設する第一内壁と、前記第一外壁と前記第一内壁に接続され、前記ティース部の外周面の所定の範囲を覆う第一コイル絶縁部とを備える第一インシュレータ、及び、
前記分割鉄心の軸方向の他端面の前記バックヨーク部の内周側縁上から軸方向上方に立設する第二外壁と、前記ティース部の内周側先端の前記他端面のティース部の内周先端部の軸方向の縁上から前記第二外壁と同じ方向に立設する第二内壁と、前記第二外壁と前記第二内壁に接続され、前記ティース部の外周の、前記第一コイル絶縁部が覆う範囲以外の範囲を覆う第二コイル絶縁部とを備える第二インシュレータからなり、
前記第一内壁の軸方向端面の周方向の両端部には、軸方向上方に立設して前記離間渡り線を案内する内側端部ワイヤガイドを有し、
前記第一内壁の軸方向端面の周方向の中央には、軸方向上方に立設して前記離間渡り線を案内する、内側中央ワイヤガイドを有し、
前記内側端部ワイヤガイドと、前記内側中央ワイヤガイドは、前記内側端部ワイヤガイドの最内周部が、前記内側中央ワイヤガイドの最外周部より径方向外側になるように配置され、
前記離間渡り線は、前記第一インシュレータの前記第一外壁または前記第一内壁に配設され、前記コイルの巻始め線、巻き終わり線、隣合うコイル同士を連続して結合する隣接渡り線は、前記インシュレータの前記第二外壁または前記第二内壁に配設されているものである。
この発明に係る回転電機の固定子は、
前記内側端部ワイヤガイドと、前記内側中央ワイヤガイドは、前記内側端部ワイヤガイドの最内周部が、前記内側中央ワイヤガイドの最外周部より径方向外側になるように配置されているので、離間渡り線を収納する際に渡り線にくせがつきにくいという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子の一部断面上面図、断面図、及び一部断面拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子の電気的構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子の固定子鉄心を構成する一対の分割積層鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る一対の分割積層鉄心の分割積層鉄心の間を折曲げる前の状態を示す上面図である。 図4に示す一対の分割積層鉄心にインシュレータを装着した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るインシュレータの斜視図、上面図、側面詳細図である。 この発明の実施の形態1に係るインシュレータの斜視図、上面図である。 この発明の実施の形態1に係る一相の分割固定子群の巻線直後の状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る巻線直後の一相の分割固定子群を固定子として組み立てるために折曲げた状態を示す斜視図である。 図10に示す一相の分割固定子群を下側から見た平面図と矢印D側から見た正面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子の中性点の配線を示す展開図である。 この発明の実施の形態1に係る巻線装置によりU相の巻装部群へコイルを巻線している状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る巻線装置によりU相の巻装部群へのコイルの巻線が完了した状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係る固定子の上面図である。 この発明の実施の形態2に係る固定子の固定子鉄心を構成する分割積層鉄心の斜視図である。 図16に示す分割積層鉄心に実施の形態1と同じインシュレータを装着した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る一相の分割固定子群の巻線直後の状態を示す上面図と斜視図である。 この発明の実施の形態3において、図4に示す一対の分割積層鉄心にインシュレータを一体成形した状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子について図を用いて説明する。
本明細書で、特に断り無く「軸方向」、「周方向」、「径方向」、「内周側」、「外周側」、「内周面」、「外周面」、というときは、それぞれ、固定子の「軸方向」、「周方向」、「径方向」、「内周側」、「外周側」、「内周面」、「外周面」をいうものとする。また、この明細書で、特に断り無く「上」、「下」と言うときは、基準となる場所において、軸方向に垂直な面を想定し、その面を境界として固定子の中心点が含まれる側を「下」、その反対を「上」とする。また、高さの高低を比較する場合は、固定子の中心からの距離が長い方を「高い」とする。また、以下の説明では、分割積層鉄心を用いて説明するが、一体型の分割鉄心を用いてもよい。
図1は、固定子100の構成を示す斜視図である。
図2(a)は、固定子100の上面図(一部断面図を含む)である。丸E部分は、固定子100を軸方向に垂直に切断した断面図である。
図2(b)は、図2(a)の固定子100のA−A線での断面図である。
図2(c)は、図2(a)の固定子100の丸Eで囲んだ部分の拡大図である。
図3は、固定子100の電気的構成を示す模式図である。
図4は、固定子100の固定子鉄心10を構成する一対の分割積層鉄心1の斜視図である。
固定子100の固定子鉄心10は、図4に示す2つのバックヨーク部2(請求項14における鉄心片バックヨーク部に相当)と、それぞれのバックヨーク部2から径方向に突出するティース部3(請求項14における鉄心片ティース部に相当)からなる珪素鋼板製の鉄心片5を積層した一対の分割積層鉄心1(請求項1における分割鉄心に相当)を6セット、環状に並べ、周方向の当接部をカシメや溶接により連結固定した構成である。図1では、固定子100は、外見上普通の12個の分割積層鉄心を有する固定子のように見えるが、実際には、固定子100を構成する分割積層鉄心1a、1bは、2個を一対の分割積層鉄心1として、それぞれの外周端部同士が予め連結されている。
固定子100の電気的な構成を図2、図3を用いて説明する。図2、図3中の添字U、V、Wは、3相交流のそれぞれの相に対応している。また、中性点用端子5Nは中性点である。またコイル8に付している添字aとbは、コイルの巻線方向がそれぞれ反対であることを示す。なお、図1では下側に、図2では見えない側に隣接渡り線43が配置され、図1では上側に、図2では見えている側に離間渡り線41U〜41Wが配置されているので、図1、図2と、図3とでは上下が反対である。
ティースU1(ここでは、物理的な部材としての符号とは別に、相を区別して表現するためにU1〜U4を用いる。V1〜V4、W1〜W4等についても同様とする。なお、図2では、ティースU1等の周囲にコイル8a、8bが巻回されているため実際のティースU1等は見えないが、個々のティースU1等の場所を特定するために符号を用いている。図1についても同様である。)に巻線されたコイル8aは、巻始め線40Uを介して中性点用端子5Nに接続されており、ティースU1に巻線されたコイル8aとティースU2に巻線されたコイル8bは、隣接渡り線43によって連続して接続されている。
さらにティースU2に巻線されたコイル8bは、ティースU3に巻線されたコイル8bと離間渡り線41Uを介して接続されており、ティースU3に巻線されたコイル8bは、隣接渡り線43によってティースU4に巻線されたコイル8aに接続され、巻終わり線45Uを介して入力端子5Uに接続されている。
ティースV1に巻線されたコイル8aは、巻始め線40Vを介して中性点用端子5Nに接続されており、ティースV1に巻線されたコイル8aとティースV2に巻線されたコイル8bは、隣接渡り線43によって接続されている。
さらにティースV2に巻線されたコイル8bは、ティースV3に巻線されたコイル8bと離間渡り線41Vを介して接続されており、ティースV3に巻線されたコイル8bは、隣接渡り線43によってティースV4に巻線されたコイル8aに接続され、巻終わり線45Vを介して入力端子5Vに接続されている。
ティースW1に巻線されたコイル8bは、巻始め線40Wを介して中性点用端子5Nに接続されており、ティースW1に巻線されたコイル8bとティースW2に巻線されたコイル8aは、隣接渡り線43によって接続されている。
さらにティースW2に巻線されたコイル8aは、ティースW3に巻線されたコイル8aと離間渡り線41Wを介して接続されており、ティースW3に巻線されたコイル8aは、隣接渡り線43によってティースW4に巻線されたコイル8bに接続され、巻終わり線45Wを介して入力端子5Wに接続されている。
なお、離間渡り線41U〜41Wと隣接渡り線43とは、それぞれ、固定子100の軸方向の反対側に、絶縁用のインシュレータを介して分割積層鉄心1a、1bを挟んで配置されており、電位差が最も高くなる入力端子5U〜5Wは、全く干渉のおそれがない隣接渡り線43側に配置されている。
また、図3中では、中性点用端子5NはW相の巻始め線40Wの近傍に配置しているが、巻始め線40U、40V、40Wが電気的に接続されていれば良く、他の入力端子5U、5V、5Wとの干渉のおそれがないティースU1、U2、V1、V2、W1、W2のいずれに配置しても良い。
図4に示すように一対の分割積層鉄心1は、2つの分割積層鉄心1a、1bからなる。
図5は、一対の分割積層鉄心1の分割積層鉄心1a、1bの間を折曲げる前の状態を示す上面図である。図5の状態から連結部13を中心として外周側に折り曲げたものが図4に示す一対の分割積層鉄心1である。
分割積層鉄心1a、1bは、それぞれ積層バックヨーク部11a、11bと積層バックヨーク部11a、11b(請求項1におけるバックヨーク部に相当)から内側に突出する積層ティース部12a、12b(請求項1におけるティース部に相当)を備える。分割積層鉄心1a、1bは、積層バックヨーク部11a、11bの周方向の端部11at、11bt同士が連結部13の図4に示す軸Qを中心軸として折曲げ可能に薄肉連結されている。なお、ここでは折曲げ可能な構成にするために、積層バックヨーク部11a、11bの連結部13を薄肉連結としているが、これに限らず、例えば積層方向に設けるカシメ用凹凸を利用して積層バックヨーク部11a、11bをヒンジ連結として回転自在に構成しても良い。
積層バックヨーク部11a、11bの外周側中央部分には、後述するチャック機構に対して分割積層鉄心1a、1bを取り付けるためのアリ溝11a1、11b1を備えている。アリ溝11a1、11b1は、積層バックヨーク部11a、11bの上端部から下端部まで軸方向に延在している。
図6は、図4に示す一対の分割積層鉄心1の分割積層鉄心1a、1bに第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを装着した状態を示す図である。以下の説明の都合上、図6では、図1の状態と比較して上下を反対にして描画している。図6に示すように、分割積層鉄心1a、1bには、軸方向に垂直に2分割された第一インシュレータ3aと第二インシュレータ3bを装着している。
後述する巻線工程によって、例えばU相の場合は、一対の分割積層鉄心1(分割積層鉄心1a、1b)を2組1セットのU相巻装部群1Uとして、これらの全ての分割積層鉄心1a、1bにコイル8を連続的に巻線し、1相分のU相分割固定子群10Uを形成する。
図2(a)に示すように、巻線されたU相分割固定子群10Uは、2個のティースU1、U2と、2個のティースU3、U4とが中心点0を挟んで対象の位置となるように配置され、残りのV相分割固定子群10V、W相分割固定子群10Wは、U相分割固定子群10Uから周方向にそれぞれ反対側に60°ずつ、ずらして円環状に配置される。
円環状に配置されたU相分割固定子群10U、V相分割固定子群10V、W相分割固定子群10Wを構成する各分割積層鉄心1a、1bの積層バックヨーク部11a、11bの当接部同士が溶接や接着により一体化されることにより、10極12ティースの3相DCブラシレスモータの固定子100が構成される。
次に、第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bの構成について図7〜図8を用いて説明する。
図7(a)は、第一インシュレータ3aの斜視図、図7(b)は、第一インシュレータ3aの上面図、(c)は図7(b)中、矢印B方向から見た第一インシュレータ3aの側面詳細図である。
図8(a)は、第二インシュレータ3bの斜視図、図8(b)は、第二インシュレータ3bの上面図である。図7(b)は、内側端部ワイヤガイド35a2の一部を切り欠いた断面として描いている。
分割積層鉄心1a、1bには、コイル8との間の絶縁を確保するために第一インシュレータ3aおよび第二インシュレータ3bが両側から装着されている。
第一インシュレータ3aは、積層ティース部12a、12bの所定の範囲を覆う形状の第一コイル絶縁部36aと、積層ティース部12a、12bの内周先端部の軸方向の縁上から、内周側先端部をそのまま軸方向に伸ばした形状と類似し、上端面35auが軸方向に垂直となる第一内壁35aと、積層バックヨーク部11a、11bの内周側の縁上から軸方向上方に立設する第一外壁34aとから構成されている。
第一インシュレータ3aの第一内壁35aの軸方向の上端面35auの周方向両端部には、当該上端面35auの内周側から軸方向に立ち上がる、内側ワイヤガイドとしての内側端部ワイヤガイド35a1、35a2を備える。内側端部ワイヤガイド35a1、35a2は、軸方向の上端部が内周側にせり出した庇形状(面外規制形状)をしている。また、この2つの内側端部ワイヤガイド35a1、35a2の間には、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2と概略同じ高さまで軸方向に立ち上がり、周方向に延在する内側ワイヤガイドとしての内側中央ワイヤガイド35a3を備える。
内側端部ワイヤガイド35a2の庇形状部の下の最内周部35a21と固定子中心Oとの間の距離R1は、内側中央ワイヤガイド35a3の最外周部35a31と固定子中心Oとの距離Aよりも長く、内側端部ワイヤガイド35a2の庇形状部の最内周部35a22と固定子中心Oとの距離R2は、内側中央ワイヤガイド35a3の最外周部35a31と固定子中心Oとの距離Aよりも短い寸法となっている。内側端部ワイヤガイド35a1についても同様である。
そして内側端部ワイヤガイド35a1と内側中央ワイヤガイド35a3の間、及び内側端部ワイヤガイド35a2と内側中央ワイヤガイド35a3の間には、上端面35au上を径方向に抜ける内壁ワイヤ経路Ma1、Ma2が形成される。上記説明では、内周側に2個の内側端部ワイヤガイド35a1、35a2と1個の内側中央ワイヤガイド35a3を備えるとしているが、離間渡り線41の位置をより細かく規制したいときにはワイヤガイドを4個以上配置しても良い。
この内壁ワイヤ経路Ma1、Ma2の最下部、すなわち上端面35auの位置は、図1に示すように分割積層鉄心1a、1bに第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを介してコイル8を巻回したときの内壁側のコイルエンドの位置よりも高い位置となっている。また、コイル8とコイル8の間の渡り線の内、隣り合わないコイル8間を接続する離間渡り線41は、内壁ワイヤ経路Ma1、Ma2の最下部を通り、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2、内側中央ワイヤガイド35a3の根元に沿って、上端面35au上を這い回される。
一方、第一インシュレータ3aの第一外壁34aには、図7(a)に示すように、第一コイル絶縁部36aの軸方向の端部の高さと概略同じ高さか、それより低い位置から軸方向に延び、径方向に抜けるスリット状の第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4が設けられている。第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4は、それぞれ、第一外壁34aの外周側から第一コイル絶縁部36aの周方向端面に向かって連通する。これは、コイル8の巻線時に第一ターンのワイヤが後に上層に巻かれるワイヤの邪魔にならないことを狙いとした構成である。また、図7(b)に示すように、第一コイル絶縁部36aの軸方向端面と径方向端面の境界部には面取部36a1、36a2が設けられている。そして、第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4の径方向内側の第一外壁34aと面取部36a1、36a2との境界部には、境界に沿って延在する第一ターン案内溝33a1、33a2が設けられている。
第一ターン案内溝33a1、33a2は、後述する巻線装置50によって配線される離間渡り線41に繋がるコイル8の第一ターンと第一外壁34aの間に生じる摩擦力を抑え、離間渡り線41の長さのばらつきを抑える役目を果たすうえ、離間渡り線41が後に巻かれるコイル8の邪魔にならないように配置することを狙いとした構成である。また、第一インシュレータ3aの第一外壁34aには離間渡り線41同士の接触を防止するための外側ワイヤガイドとしての2個の外側端部ワイヤガイド31a1、31a2と外側ワイヤガイドとしての1個の外側中央ワイヤガイド31a3が設けられている。第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4より周方向外側の外周面両端部に設けた外側端部ワイヤガイド31a1、31a2は、軸方向の上方が開放した樋形状をしている。外側中央ワイヤガイド31a3は、第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4に挟まれた第一外壁34aの第一中央部34a3の外周面上端部に設けられ、上方に向かったテーパ形状を有する。そして第一中央部34a3の軸方向上端部の中央には、外側中央ワイヤガイド31a3に隣接し、径方向に抜ける第一外壁中央ワイヤ経路Ma5を備える。第一外壁中央ワイヤ経路Ma5は、ワイヤを引っ掛けることができる程度の深さである。
外側中央ワイヤガイド31a3の下面31a31は、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の樋形状部(面外規制形状)の底面31a11、31a21よりも使用するワイヤ径程度高い位置に配置されている。また、外側中央ワイヤガイド31a3はテーパ形状を有しているので、離間渡り線41を外側端部ワイヤガイド31a1、31a2に配置する際に外側中央ワイヤガイド31a3の上部に引っかかりにくく、作業性を確保できる。外側端部ワイヤガイド31a1、31a2は、異なる相の離間渡り線41同士が接触することを防止する役目を果たす他に、離間渡り線41が固定子100の外周面から径方向外側に離れることを防止する。外側端部ワイヤガイド31a1、31a2は、樋形状に限らず、軸方向から離間渡り線41を引っ掛けることができ、離間渡り線41が固定子100の外周面から離れないよう面外規制できる形状であれば良い。
また、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2と外側中央ワイヤガイド31a3の役割を交換して、外側中央ワイヤガイド31a3の下面のみ樋状にしても成立する。さらに、第一外壁34aの根元、すなわち、第一外壁ワイヤ経路Ma3、Ma4の最下部と同じ高さの位置の外側には、積層バックヨーク部11a、11bの外周側の縁上を覆うように周方向に延在する第一ステージ部37aが設けられており、この第一ステージ部37aの上面に沿って離間渡り線41Vを引き回すことにより分割積層鉄心1a、1bと離間渡り線41Vの接触を避けることができる。また、第一ステージ部37aのさらに外周側には軸方向上方に延びる離間渡り線規制用突起38aが設けられており、離間渡り線41Vが固定子100の外周面から径方向外側に離れることを防止している。離間渡り線規制用突起38aは、本形状に限らず、軸方向に離間渡り線41Vを引っ掛けることができ、離間渡り線41Vが固定子100の外周面から離れないよう面外規制できる形状であれば良く、必要に応じて複数設けても良い。
第二インシュレータ3bは、積層ティース部12a、12bを覆う形状の第二コイル絶縁部36bと、積層ティース部12a、12bの内周先端部の軸方向の縁上から、内周側先端部をそのまま軸方向に伸ばした形状と類似する第二内壁35bと、積層バックヨーク部11a、11bの内周側の縁上から軸方向上方に立設する第二外壁34bから構成されている。第一インシュレータ3aと第二インシュレータ3bの大きな違いは、第一インシュレータ3aは、第一内壁35aに上端面35auを有し、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2や内側中央ワイヤガイド35a3を備えるのに対して、第二インシュレータ3bの第二内壁35bの軸方向の上端部は、径方向の幅が狭く、内側端部ワイヤガイドと内側中央ワイヤガイドとは備えていない点である。第一インシュレータ3aと第二インシュレータ3bの軸方向の境界部分は、分割積層鉄心1a、1bの軸方向の丁度半分である必要は無い。第一インシュレータ3aと第二インシュレータ3bの両方を合わせて分割積層鉄心1a、1bを絶縁できれば良い。
第二インシュレータ3bの第二外壁34bには径方向にスリット状の第二外壁ワイヤ経路Mb3、Mb4が設けてあり、それぞれ、第二外壁34bの外周側から第二コイル絶縁部36bの周方向端面に向かって連通する。この第二外壁ワイヤ経路Mb3、Mb4の最下部は第二コイル絶縁部36bの上端面と等しいかそれよりも低い位置となっている。これは第一インシュレータ3aと同様、巻線時に第一ターンのワイヤが後に巻かれるワイヤの邪魔にならないことを狙いとした構成である。
また、第二外壁34bと第二コイル絶縁部36bの面取部36b1、36b2との境界部には、図8(b)に示すように、境界に沿って延在する第一ターン案内溝33b1、33b2が設けられている。これは第一インシュレータ3aと同様、後述する巻線装置50によって配線される隣接渡り線43に繋がるコイル8の第一ターンと第二外壁34bの間に生じる摩擦力を抑え、隣接渡り線43の長さのばらつきを抑える役目を果たすうえ、隣接渡り線43が後に巻かれるコイル8の邪魔にならないことを狙いとした構成である。第一ターン案内溝は、第一インシュレータ3a又は、第二インシュレータ3bのいずれか一方だけに設けても良い。
第二外壁34bの上端部には中性点用端子5N、入力端子5U〜5Wを圧入固定するための端子挿入穴39bが設けてある。第二外壁ワイヤ経路Mb3、Mb4に挟まれた第二外壁34bの第二中央部34b3の外周面上には外側にせり出した干渉防止突起31bが設けられ、第二中央部34b3の上端面には周方向に掘られた溝形状をしたワイヤガイド溝Mb5を備える。
また、第二外壁34bの第二中央部34b3の上端面の高さは、第二外壁ワイヤ経路Mb3、Mb4を挟んで周方向両側の上端面の高さより高くなっている。この干渉防止突起31bとワイヤガイド溝Mb5は、後述するコイル8の巻始め線40と隣接渡り線43との接触を防止する役目を果たす。
また、第二インシュレータ3bの第二外壁34bの根元、すなわち、第二外壁ワイヤ経路Mb3、Mb4の最下部と同じ高さの位置の外側には、第一インシュレータ3aと同様、積層バックヨーク部11a、11bの外周側の縁上を覆うように周方向に延在する第二ステージ部37bが設けられており、隣接渡り線43と分割積層鉄心1a、1bとの接触を避けることができる。第二インシュレータ3bの第二外壁34bの上端部の周方向両側の領域のうち、一方または両方には、外周方向にせり出した端末線フック32bが設けられている。端末線フック32bは後述する巻終わり端末線を引っ掛ける際に、端末線が第二インシュレータ3bから外れないように規制する役目を果たす。
次に、固定子100の離間渡り線41U〜41Wの配置について図1、2、6、9〜11を用いて説明する。
図9は、一相の分割固定子群10X(Xは、U、V、Wの内のいずれかを示す)の巻線直後の状態を示す上面図である。
図10は、巻線直後の一相の分割固定子群10Xを固定子として組み立てるために折曲げた状態を示す斜視図である。
図11(a)は、図10に示す一相の分割固定子群10Xを下側から見た平面図である。
図11(b)は、図10に示す一相の分割固定子群10Xを図11(a)の矢印D側から見た正面図である。
巻線を終えた状態でのU、V、W相の各分割固定子群の違いは、離間渡り線の長さと、各コイル8の巻線方向であるので、図9〜図11は、各相の共通の図面としている。
固定子100の組み立ては、まず、巻線を終えたU相分割固定子群10U、V相分割固定子群10V、W相分割固定子群10Wを一体化させた後、V相分割固定子群10Vの離間渡り線41Vを、間に挟まれる他相の分割固定子群の積層バックヨーク部11a、11b側に這い回し、第一インシュレータ3aの第一外壁34aに設けた第一ステージ部37aと外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の間(第一ステージ部37a上でも良い)に配置する。
次に、図1に示すようにW相分割固定子群10Wの離間渡り線41Wを、間に挟まれる他相の分割固定子群の積層バックヨーク部11a、11b側に這い回し、第一インシュレータ3aの第一外壁34aに設けた外側端部ワイヤガイド31a1及び外側端部ワイヤガイド31a2と、外側中央ワイヤガイド31a3の間に配置する。
最後にU相分割固定子群10Uの離間渡り線41Uを固定子100の内周に沿って這い回す。離間渡り線41Uは、図2(a)に示すように、まずティースU3の第一インシュレータ3aの第一外壁中央ワイヤ経路Ma5に引っ掛けて通されたのち、内壁ワイヤ経路Ma2を通り、固定子100の内周側に出て、内側端部ワイヤガイド35a2、35a1の内周側を通り、隣接するティースW4の第一インシュレータ3aの内壁ワイヤ経路Ma1を通って、上端面35au上の内側中央ワイヤガイド35a3の根元部分を外周に沿って通過する。そして、ティースW4の第一インシュレータ3aの内壁ワイヤ経路Ma2から再度固定子100の内周側に出る。このように、離間渡り線41Uは、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2の内周側、内側中央ワイヤガイド35a3の外周側を交互に通る。その後ティースU2の内壁ワイヤ経路Ma1からティースU2のコイル8bへと繋がっている。
ここで、先述したように、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2の庇形状部の下の最内周部35a11、35a21の位置を、内側中央ワイヤガイド35a3の最外周部35a31より径方向外側になるように設定しているので、離間渡り線41を収納した後の離間渡り線の曲げ半径Ra3、Ra4(図2b参照)が小さくなるのを防ぎ、離間渡り線41Uは滑らかな軌跡となる。
これにより、離間渡り線41Uを収納する際に渡り線にくせがつきにくく、作業性の向上や渡り線形状のばらつきを抑制できる。また、内側端部ワイヤガイド35a1、35a2は、軸方向の上端に庇形状部を有するので、渡り線収納後にモールド成形圧などの外力を受けた場合であっても離間渡り線41Uを規制された範囲内にとどめることができる。なお、上述の説明では、離間渡り線41Uを、ティースU3からティースU2にかけて内側端部ワイヤガイド35a1、35a2の内周側と内側中央ワイヤガイド35a3の外周側を交互に通すこととしたが、全ての内側中央ワイヤガイド35a3の外周側を通す必要はなく、例えば、図2においてティースW3とティースV4については内側中央ワイヤガイド35a3の外周側を通さない構成でも良いし、ティースW4とティースV3については内側中央ワイヤガイド35a3の外周側を通さない構成としても良い。
次に、中性点用端子5Nと巻始め線40の配置について図2、図3、図8、図12を用いて説明する。
図12は、固定子100の中性点の配線を示す展開図であり、固定子100を径方向外側から見た展開図である。V1〜U2の範囲のみを展開した図である。図2において見えている側が、図12では下側になっていることに注意を要する。
前述したようにU相分割固定子群10U、V相分割固定子群10V、W相分割固定子群10Wを一体化させた後、第二インシュレータ3bに設けられた端子挿入穴39bに、中性点用端子5N、及び図示しない入力端子5U、5V、5Wを挿入する。次に、ティースW1のコイル8bから出ているW相の巻始め線40Wを中性点用端子5Nに接続する。次に、ティースV1のコイル8aから出ているV相の巻始め線40Vを第二インシュレータ3bのワイヤガイド溝Mb5に、ティースV1、V2の順に通し、中性点用端子5Nに接続する。最後にティースU1から出ているU相の巻始め線40UをティースW2の端末線フック32bの下に通し、ワイヤガイド溝Mb5にはティースW2、W1の順に通して中性点用端子5Nに接続する。
ここで、図12において、ティースV1に紙面に向かって時計回りにコイル8aを巻く場合に、第一ターンのワイヤが後に巻かれるワイヤの邪魔にならないように巻始め線40Vは、第二外壁ワイヤ経路Mb3を通ってコイル8aにつながっている。このとき、干渉防止突起31bは、隣接渡り線43と巻始め線40Vの接触を防止し、ワイヤガイド溝Mb5に巻始め線40Vを通しやすくする役目を果たす。同様にU相の巻始め線40Uも第二外壁ワイヤ経路Mb3を通ってコイル8aから出ているが、この場合も干渉防止突起31bは巻始め線40Uが隣接渡り線43に近づくのを規制する役目を果たす。
なお、上記説明ではティースV1のコイル8aが紙面に向かって時計回りに巻かれた場合について説明したが、反対に、ティースW1のコイル8bが紙面に向かって時計回りに巻かれた場合には、巻始め線40WがティースW1の第二外壁ワイヤ経路Mb3から出て、干渉防止突起31bは、同様に巻始め線40Wが付近の隣接渡り線43に接触することを防止する役目を果たす。
また、本実施の形態では、図3に対応するように離間渡り線41U〜41Wの配置について説明したが、回転電機の制御上の都合でU相、V相、W相を入れ替えても発明が成立することは言うまでも無い。さらに、積層バックヨーク部11a、11b側を這わせる渡り線について、上記説明では外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の下側とした離間渡り線41Vは、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の上側に他の離間渡り線41Wが配置されない場所では、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の上側に配置しても良い。同様に、上記説明で外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の上側とした離間渡り線41Wは、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の下側に他の離間渡り線41Vが配置されない場所では、外側端部ワイヤガイド31a1、31a2の下側に配置しても良い。
次に、順序は前後するが、U相巻装部群1U(コイル8a、8bを巻線するとU相分割固定子群10Uとなるもの)、V相巻装部群1V、W相巻装部群1Wにコイル8a、8bを巻線するコイル巻線工程と固定子100の巻線装置について、固定子100のU相を構成するU相巻装部群1Uへのコイル巻線工程を例として説明する。
図13は、巻線装置50によりU相巻装部群1Uへコイルを巻線している状態を示す上面図である。
図14は、巻線装置50によりU相巻装部群1Uへのコイルの巻線が完了した状態を示す上面図である。
巻線装置50は、複数の分割積層鉄心1a、1b(ここでは、一対の分割積層鉄心1を2セット)に第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを装着した巻装部UK1〜UK4を、各積層ティース部12a、12bの内周側の先端が外側を向くように円環状に配置する、チャック機構51を備える。チャック機構51は、各巻装部UK1〜UK4に設けられたアリ溝11a1、11b1を把持する可動爪522を備える。チャック機構51は位置制御できるサーボモータやステッピングモータに連結されており、回転駆動軸Cを中心として回転させることができる。
また、巻線装置50は、各巻装部UK1〜UK4に、外周側から順番に対向して、ワイヤ6を供給しながら軸R(巻装部の中心軸)を中心として巻装部UK1〜UK4の周囲を旋回することで各巻装部UK1〜UK4にコイル8を巻線するフライヤ58を備える。 フライヤ58は、コイル8の整列性を向上する目的で、旋回動作と同期して図13の矢印X方向にスライドする。
図13に示すように、チャック機構51は、組み付けられた巻装部UK1、UK3の軸心を結ぶ直線B1と、巻装部UK2、UK4の軸心を結ぶ直線B2のいずれもが回転駆動軸Cを通るように巻装部UK1〜UK4を位置決めする。これにより、回転駆動軸Cを回転させるだけで各巻装部UK1〜UK4をフライヤ58に対して同じ位置に移動させることができ、巻線装置50の巻線動作の調整時間を短縮できる構成となっている。また、チャック機構51は、コイル8の巻線順序として2番目の巻装部(図ではUK2)と3番目の巻装部(同UK3)との中間に、離間渡り線41U〜41Wを引っ掛けるために使用する調整フック55を備える。
次に、U相用のU相巻装部群(UK1〜UK4のセット)にコイル8を巻線する巻線工程について説明する。第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bが組み付けられた巻装部UK1〜UK4は、巻線装置50のチャック機構51に、第二インシュレータ3bを取り付けた側が上側となるように投入される。そしてチャック機構51に備えられた可動爪522が開くことによりアリ溝11a1、11b1が把持され、各巻装部UK1〜UK4がチャック機構51に固定される。
次に、最初にコイル8aを巻線する巻装部UK1をフライヤ58の軸Rに対向させる。フライヤ58のノズル58aからワイヤ6が供給され、フライヤ58の旋回動作によってコイル8aを巻線する。次に、このコイル8aの端末線をフライヤ58とチャック機構51の動作によって、巻装部UK1の第二インシュレータ3bの第二外壁ワイヤ経路Mb3、隣接する巻装部UK2の第二インシュレータ3bの第二外壁ワイヤ経路Mb4に通し、隣接渡り線43を形成する。作業時間の短縮のため、この隣接渡り線43を形成する動作の中で巻装部UK2をフライヤ58に対向させる。次に、巻装部UK1に巻線した時と逆方向にフライヤ58を旋回させ、巻装部UK2にコイル8bを巻線する。
このようにして1つ目の分割積層鉄心1a、1bを内包する巻装部UK1、UK2への巻線が完了する。引き続き、巻装部UK2に巻線したコイル8bの端末線をフライヤ58とチャック機構51の動作によって、巻装部UK2の下側の第一インシュレータ3aの内壁ワイヤ経路Ma1に通し(図2参照)、続いて調整フック55に引っ掛け、巻装部UK3の第一インシュレータ3aに設けられた内壁ワイヤ経路Ma2に通し、これが離間渡り線41Uとなる。作業時間の短縮のため、この離間渡り線41Uを形成する動作の中で巻装部UK3をフライヤ58に対向させる。
次に、巻装部UK2に巻線したときと同方向にフライヤ58を旋回させ、コイル8bを巻装部UK3に巻線する。このコイル8bの端末線をフライヤ58とチャック機構51の動作によって、巻装部UK3の第二インシュレータ3bの第二外壁ワイヤ経路Mb3、隣接する巻装部UK4の第二インシュレータ3bの第二外壁ワイヤ経路Mb4に通し、隣接渡り線43とする。作業時間の短縮のため、この隣接渡り線43を形成する動作の中で巻装部UK4をフライヤ58に対向させる。
次に、巻装部UK1を巻線した時と同方向にフライヤ58を旋回させ、巻装部UK4にコイル8aを巻線する。図14に示すように、このコイル8aの巻終わり線45Uは、巻装部UK4の第二インシュレータ3bの第二外壁ワイヤ経路Mb3を通り、第二インシュレータ3bの第二外壁34bの端末線フック32bに引っ掛けられることでその長さを確保して切断される。このとき、同時に端末線フック32bにより、巻終わり線45Uが外れないように規制され、巻終わり線45Uの引っ掛けに失敗することによる手戻りを防止することができる。
以上のようにして、U相巻装部群1Uへの巻線工程を完了してU相分割固定子群10Uを得る。チャック機構51に固定された巻線を完了したU相分割固定子群10Uは、チャック機構51の可動爪522が閉じられることで取り出し可能となる。そして、U相分割固定子群10Uを取り出し、次のV相巻装部群1Vをチャック機構51に投入し、V相用のコイル8の巻線工程が行われる。
上述の説明では、U相巻装部群1Uにコイル8を巻線する巻線工程について説明したが、V相巻装部群1Vへのコイル8の巻線についても同様である。W相巻装部群1Wの巻装部については、コイル8の巻線方向を、図3に示すようにU相と逆方向にするだけで良い。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子100によれば、離間渡り線41Uを収納する際に渡り線にくせがつきにくい。また、作業性の向上や渡り線形状のばらつきを抑制できる。また、離間渡り線41Uの最大弛み量を抑制でき、離間渡り線の収納スペースを小型化できる。また、第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを大型化することなく、異なる相の離間渡り線41U〜41Wおよび隣接渡り線43同士の干渉を防止でき、高い絶縁耐力を有する回転電機の固定子100を提供することができる。
また、部品点数を抑え、高密度なコイル8を高速に巻線できるので、異なる相の離間渡り線41U〜41W、隣接渡り線43を干渉させることなく、高い絶縁耐力を有する固定子100を生産することができる。
なお、本実施の形態では、10極12スロットの3相DCブラシレスモータの固定子100(電機子)の例について説明したが、例えば20極24スロット、30極36スロットなどの3相DCブラシレスモータにおいても同様に対応できる。
また、本実施の形態では説明の都合上、巻始め線40U〜40Wを中性点側、巻終わり線45U〜45Wを入力端子側として述べたが、生産の都合に合わせて巻始めと巻終わりの順を逆転させても成立する。このような電気配線とすることで、ワイヤ6の接続箇所が少なく、離間渡り線41U〜41W、隣接渡り線43の接触のおそれがある箇所を極限まで減らすことができ、インシュレータの形状の複雑化および大型化、ひいては固定子100の大型化を抑制することができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図15は、この発明の実施の形態2に係る固定子200の上面図である。
図16は、固定子200の固定子鉄心210を構成する分割積層鉄心201の斜視図である。
図17は、図16に示す分割積層鉄心201に実施の形態1と同じ第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを装着した状態を示す斜視図である。
図18(a)は、一相の分割固定子群210Xの巻線直後の状態を示す上面図、図18(b)は、その斜視図である。
固定子200の固定子鉄心210は、バックヨーク部202と、バックヨーク部202から径方向に突出するティース部203からなる珪素鋼板製の鉄心片205を積層した分割積層鉄心201を12個、環状に並べ、周方向の当接部をカシメや溶接により連結固定した構成であり、2個一組として連結していない点で実施の形態1と異なる。固定子200の電気的な構成や渡り線の配置は実施の形態1と同じである。このように分割積層鉄心201を小型化することで、鉄心をプレス打ちぬきする金型サイズを抑制でき、投資を抑えることができる。また金型の段取り替えが容易となり、多品種に対応できる生産ラインを構築できる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図19は、図4に示す一対の分割積層鉄心1の分割積層鉄心1a、1bにインシュレータ303を一体成形した状態を示す斜視図である。
インシュレータ303は、実施の形態1における第一インシュレータ3a、第二インシュレータ3bを一体化した形状を有し、分割積層鉄心1a、1bに一体成形されて装着されている。このように分割面をもたないインシュレータ303を装着することで、巻線しているコイルが分割面のエッヂに擦れて絶縁劣化することを防止することができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200 固定子、10 固定子鉄心、10U U相分割固定子群、
10V V相分割固定子群、10W W相分割固定子群、10X 分割固定子群、
0 中心点、1 一対の分割積層鉄心、1a,1b,201 分割積層鉄心、
1U U相巻装部群、1V V相巻装部群、1W W相巻装部群、
2,202 バックヨーク部、3,203 ティース部、3a 第一インシュレータ、
3b 第二インシュレータ、303 インシュレータ、5,205 鉄心片、
5N 中性点用端子、5U〜5W 入力端子、6 ワイヤ、8,8a,8b コイル、
R,Q 軸、11a,11b 積層バックヨーク部、11a1,11b1 アリ溝、
11at,11bt 端部、12a,12b 積層ティース部、13 連結部、
31a1,31a2 外側端部ワイヤガイド、31a3 外側中央ワイヤガイド、
31a11 底面、31a31 下面、31b 干渉防止突起、32b 端末線フック、33a1,33a2,33b1,33b2 第一ターン案内溝、34a 第一外壁、
34a3 第一中央部、34b 第二外壁、34b3 第二中央部、35a 第一内壁、35b 第二内壁、35a1,35a2 内側端部ワイヤガイド、
35a3 内側中央ワイヤガイド、35a21,35a22 最内周部、
35a31 最外周部、35au 上端面、36a 第一コイル絶縁部、
36b 第二コイル絶縁部、36a1,36b1 面取部、37a 第一ステージ部、
37b 第二ステージ部、40,40U,40V,40W 巻始め線、
38a 離間渡り線規制用突起、39b 端子挿入穴、
41,41U,41V,41W 離間渡り線、43 隣接渡り線、
45U,45V,45W 巻終わり線、50 巻線装置、51 チャック機構、
55 調整フック、58 フライヤ、B1,B2 直線、C1 回転駆動軸、
U1〜U4,V1〜V4,W1〜W4 ティース、522 可動爪、
UK1〜UK4 巻装部、Ma1,Ma2 内壁ワイヤ経路、
Ma3,Ma4 第一外壁ワイヤ経路、Ma5 第一外壁中央ワイヤ経路、
Mb3,Mb4 第二外壁ワイヤ経路、Mb5 ワイヤガイド溝、C 回転駆動軸、
O 固定子中心。

Claims (14)

  1. バックヨーク部と前記バックヨーク部から径方向内側に突出するティース部を有する分割鉄心を複数個環状に連結した固定子鉄心と、
    前記分割鉄心にインシュレータを介して巻線されたコイルを、隣合わない他の前記分割鉄心の前記コイルに連続して接続する離間渡り線を有する回転電機の固定子において、
    前記インシュレータは、前記分割鉄心の軸方向の一端面のバックヨーク部の内周側縁上から軸方向上方に立設する第一外壁と、前記一端面のティース部の内周先端部の軸方向の縁上から前記第一外壁と同じ方向に立設する第一内壁と、前記第一外壁と前記第一内壁に接続され、前記ティース部の外周面の所定の範囲を覆う第一コイル絶縁部とを備える第一インシュレータ、及び、
    前記分割鉄心の軸方向の他端面の前記バックヨーク部の内周側縁上から軸方向上方に立設する第二外壁と、前記ティース部の内周側先端の前記他端面のティース部の内周先端部の軸方向の縁上から前記第二外壁と同じ方向に立設する第二内壁と、前記第二外壁と前記第二内壁に接続され、前記ティース部の外周の、前記第一コイル絶縁部が覆う範囲以外の範囲を覆う第二コイル絶縁部とを備える第二インシュレータからなり、
    前記第一内壁の軸方向端面の周方向の両端部には、軸方向上方に立設して前記離間渡り線を案内する内側端部ワイヤガイドを有し、
    前記第一内壁の軸方向端面の周方向の中央には、軸方向上方に立設して前記離間渡り線を案内する、内側中央ワイヤガイドを有し、
    前記内側端部ワイヤガイドと、前記内側中央ワイヤガイドは、前記内側端部ワイヤガイドの最内周部が、前記内側中央ワイヤガイドの最外周部より径方向外側になるように配置され、
    前記離間渡り線は、前記第一インシュレータの前記第一外壁または前記第一内壁に配設され、前記コイルの巻始め線、巻き終わり線、隣合うコイル同士を連続して結合する隣接渡り線は、前記インシュレータの前記第二外壁または前記第二内壁に配設されている回転電機の固定子。
  2. 前記第一外壁の外周面の周方向の両端部には、前記離間渡り線を支持する、外側端部ワイヤガイドを有し、
    前記第一外壁の2つの前記外側端部ワイヤガイドの間には軸方向に延在して径方向に開口し、前記第一コイル絶縁部の周方向端面に連通する2つの第一外壁ワイヤ経路を有し、
    2つの前記第一外壁ワイヤ経路に挟まれた、前記第一外壁の第一中央部の外周面上端部には、
    前記外側端部ワイヤガイドの上を引き回される前記離間渡り線が軸方向に離れないように面外規制する、軸方向上側に向かって内側に傾斜するテーパ形状をした外側中央ワイヤガイドを有する請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記第一外壁の前記第一中央部の軸方向先端には、径方向に開口し、前記外側中央ワイヤガイドに隣接して前記離間渡り線を径方向に案内する第一外壁中央ワイヤ経路を有する請求項2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記第二外壁は、軸方向に延在して径方向に開口し、前記第二コイル絶縁部の周方向端面に連通する2つの第二外壁ワイヤ経路を有し、
    2つの前記第二外壁ワイヤ経路に挟まれた、前記第二外壁の第二外壁中央部は、軸方向上端面に、周方向に延在し、前記コイルの前記巻始め線と前記隣接渡り線との接触を防止するワイヤガイド溝を有し、前記第二外壁中央部の上端面の高さが第二外壁の他の部分の上端面の高さより高い請求項2又は請求項3に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記第二外壁中央部は、前記第二外壁中央部の外周面から径方向外側にせり出して、前記離間渡り線と、前記巻始め線との干渉を防止する干渉防止突起を有する請求項4に記載の回転電機の固定子。
  6. 前記第一外壁及び前記第二外壁は、それぞれ前記第一外壁及び前記第二外壁の根元の外周側に突出し、前記バックヨーク部の縁上に周方向に延在し、前記離間渡り線と前記バックヨーク部との接触を防止するステージ部を有する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  7. 前記第二外壁の周方向の一端部かつ軸方向の先端の外周面に、径方向に外側にせり出す端末線フックを有する請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  8. 前記第一コイル絶縁部及び前記第二コイル絶縁部の少なくとも一方は、軸方向端面と径方向端面の境界部に面取部を有し、
    前記第一コイル絶縁部が前記面取部を有する場合は、前記面取部と前記第一外壁との境界部に前記コイルの第一ターンを案内する第一ターン案内溝を有し、
    前記第二コイル絶縁部が前記面取部を有する場合は、前記面取部と前記第二外壁との境界部に前記コイルの第一ターンを案内する第一ターン案内溝を有する請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  9. 前記外側端部ワイヤガイドは、前記離間渡り線が前記第一外壁の外周面から径方向外側に離れないように規制する面外規制形状部を有する請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  10. 前記内側端部ワイヤガイドは、前記離間渡り線が前記第一内壁の軸方向端面から軸方向上方に離れないように規制する面外規制形状部を有し、
    前記面外規制形状部と、前記内側中央ワイヤガイドは、前記面外規制形状部の最内周部が、前記内側中央ワイヤガイドの最外周部より径方向内側になるように配置されている請求項2から請求項9のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  11. 隣接する一対の前記分割鉄心は、前記バックヨーク部の周方向端部が薄肉連結されている請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  12. 前記第一インシュレータと前記第二インシュレータは一体成形されている請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  13. 前記固定子の前記コイルは、3相Y結線され、
    同相のコイルが、隣接する一対の前記分割鉄心にそれぞれ逆向きに連続して巻線され、更に連続して、所定の長さの前記離間渡り線を介して別の隣接する一対の前記分割鉄心に互いに逆向きに巻線された分割固定子群を有し、
    前記離間渡り線で繋がれた前記分割鉄心の間には、他の2相の分割固定子群を構成するそれぞれ一対の前記分割鉄心が挟まれている請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  14. 前記分割鉄心は、鉄心片バックヨーク部と前記鉄心片バックヨーク部から径方向内側に突出する鉄心片ティース部を有する鉄心片を積層した分割積層鉄心である請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
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