JP6256900B2 - バリ検査装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、成形品の全数に対して削り加工を施していたのでは、外周面の一部を削り過ぎたり、反対にバリが形成されたりする問題がある。さらに、全数加工することにより、金属切削加工に対する生産コストの優位性が無くなってしまう。
円筒部を有する成形品のバリを検出するバリ検査装置であって、
成形品は、円筒部を成形するキャビティが円筒部軸方向で分割される成形金型により成形され、
投光する発光部と発光部から投光された光を撮像素子により受光する受光部とをそれぞれ有する第1ヘッド部及び第2ヘッド部と、
成形品が取り付けられる取付ステージと、
取付ステージを成形品取付位置から第1ヘッド部及び第2ヘッド部の投光が重複する範囲内の撮像位置へ直線搬送する搬送手段と、
第1ヘッド部及び第2ヘッド部の受光部の撮像素子により光電変換された光電変換信号を演算処理して成形品の外形寸法を算出する制御部とを備え、
第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、第1ヘッド部の発光部中心を通る光軸と、第2ヘッド部の発光部中心を通る光軸とが同一平面内で交差した状態でそれぞれの発光部と受光部とが直線状に対向配置されると共に、成形品における成形金型の合わせ面に対応する円筒部のバリが出る断面が第1ヘッド部の光軸と直交し且つ円筒部のバリが出ない断面が第2ヘッド部の光軸と直交するように円筒部を各ヘッド部の投光が重複する範囲内に配置した状態で撮像可能とするために、取付ステージには成形品における成形金型の合わせ面に対応する円筒部のバリが出る断面が搬送手段の搬送方向と平行するように成形品が取り付けられ、第1ヘッド部は、光軸が円筒部のバリが出る断面と平行する搬送方向と直交するように配置され、第2ヘッド部は、光軸が円筒部のバリが出ない断面と直交するように配置され、
制御部は、第1ヘッド部及び第2ヘッド部で同時に撮像した成形品における円筒部の異なる径方向から見た画像として第1ヘッド部により撮像した円筒部のバリが出る断面位置の画像と第2ヘッド部により撮像した当該円筒部のバリが出ない断面位置の画像との外形寸法を比較することにより成形金型の合わせ面におけるバリ高さを求めてバリを検出する構成としていることを特徴とする。
このように、個体差が大きい樹脂成形品であっても、予め決められた基準寸法との対比測定ではなく、その都度、成形品の正常部分とバリ発生位置とを比較するので、寸法バラツキに左右されず、成形品全数に対して短時間でバリ高さを算出して確実にバリ検査することができ、良品または不良品の判定を容易に、かつ、確実に行なうことができる。
成形品の円筒部における外周面に環状溝が形成されている場合、
制御部で算出する第1ヘッド部及び第2ヘッド部で撮像した円筒部の画像の外形寸法には環状溝の溝幅及び溝深さが含まれ、
制御部は、算出された異なる方向から見た溝幅及び溝深さを比較することにより環状溝内で発生したバリを検出する構成とすることができる。
このように抜取り検査ではなく、成形品全数に対してバリ検出を簡単に、かつ、迅速に検査することができるので、良品と不良品の判定を容易かつ確実に行なうことができる。
さらに、本発明のバリ検査装置は、個体差の大きい樹脂成形品において予め設けられた基準との対比測定では無く、個々の成形品について正常部分とバリ形成部分とを測定して比較するので、量産に適し、短時間での連続処理が可能となる。
図1は本発明のバリ検査装置1の概略全体平面図である。本実施形態に係るバリ検査装置1は、成形品にバリが発生しているかどうかを検出し、バリが検出された場合には、その成形品を不良品と判定して、良品とは区別して不良品を自動的に選別する装置である。
成形品2は、水・オイル等の流体を流通させるために用いられるパイプであって、各円筒部21の外周面の軸方向上下端部位置には、流体をシールするためのOリングが装着される環状溝22が形成されている。
成形品2は分割金型によって成形されるため、3つの円筒部21のそれぞれの軸線が同一平面上に位置する面が金型の合わせ面となる。従って、バリはこの金型合わせ面に発生するため、Oリングが装着される環状溝22内にもバリが発生する虞がある。本実施形態のバリ検査装置1は、成形品2の環状溝22内にバリが発生しているかどうかを成形品2の全数に対して検査して、良品と不良品とを選別する。
なお、図2では、分かり易くするために、図の手前に成形品2が取り付けられていないピン部31が表示された状態を示している。
本実施形態では、図3に示すように、第1ヘッド部6の光軸(A-A’)と第2ヘッド部7の光軸(B-B’)の交差する中心に成形品2の1つの円筒部21の中心軸を配置させるようになっている。第1ヘッド部6で撮像されるシルエット画像はバリが出る断面に対応し、第2ヘッド部7で撮像されるシルエット画像はバリの出ない正常な断面に対応するのであって、異なる角度からのそれぞれのシルエット画像に対して測長を行なう。
さらに、制御装置9は、撮像位置52まで搬送された成形品2に対して第1ヘッド部6及び第2ヘッド部7を同時に撮像動作させる撮像制御部92と、第1ヘッド部6及び第2ヘッド部7で撮像した画像を画像表示モニタ12に表示させる画像出力部93と、異なる径方向から見た円筒部21のシルエット画像データから外形寸法を算出する寸法算出部94と、寸法算出部94で算出した外形寸法を比較してバリを判定するバリ判定部95と、振り分け位置53まで搬送された成形品2をバリ判定部95の判定結果に基づいて良品または不良品に振り分けるように振り分け装置8を制御する振り分け制御部96とを備える。
さらに、撮像制御部92は、第1ヘッド部6及び第2ヘッド部7から光電変換信号を受信し、光電変換信号を制御装置9内の記憶部98に撮像データとして保存させる。
円筒部21のシルエット画像は光電変換信号をX−Yで画素化して得られ、寸法算出部94は、シルエット画像の輪郭部をピンポイントで抽出してサブピクセル処理を行い、シルエット画像のうち環状溝22の範囲を指定して、環状溝22の溝深さと溝幅の寸法を算出する。
本実施形態では、算出された異なる方向から見た環状溝22の溝深さ及び溝幅を比較することにより環状溝22内で発生した溝深さ及び溝幅それぞれのバリ高さを算出し、算出された各バリ高さが許容範囲内にあるか否かを判定して、バリによる成形品の良品または不良品の判定を行なう。
バリ高さ=(A1)−(B1)−(補正値C)
の式を用いて、環状溝22の溝深さでのバリ高さを算出する。このバリ高さが例えば許容バリ高さである50μmよりも小さい場合には、バリは発生していてもバリ無しで良品と判定され、50μm以上であればバリ有りで不良品と判定される。
バリ高さ=(B2)−(A2)
の式により算出する。この場合も、バリ高さが例えば許容バリ高さである50μmよりも小さい場合には、バリは発生していてもバリ無しで良品と判定され、50μm以上であればバリ有りで不良品と判定される。
なお、本実施形態では、成形品2は3つの円筒部21を備えるため、何れか1つの円筒部21において不良品と判定されると、その成形品は不良品と判定される。
具体的には、バリ判定結果がバリ判定部95から振り分け制御部96に出力されると、振り分け制御部96は、取付ステージ3が振り分け位置53まで到達した信号を搬送装置4から受けた後、判定結果が良品の場合には、振り分け装置8により成形品を良品仕分け箱81に振り分け、判定結果が不良の場合には、成形品2を不良品仕分け箱82に振り分ける。
そして、本実施形態のように複数の円筒部が連結されている場合には、バリ発生位置は、筒状部が並ぶ平面部に発生するのでバリ位置を直ぐに特定できる。
2 成形品
21 円筒部
22 環状溝
3 取付ステージ
31 ピン部
32 位置センサ
4 搬送装置
41 ガイドカバー
42 サーボモータ
43 スライダ
51 成形品取付位置
52 撮像位置
53 振り分け位置
6 第1ヘッド部
61 第1発光部
62 第1受光部
7 第2ヘッド部
71 第2発光部
72 第2受光部
8 振り分け装置
81 良品仕分け箱
82 不良品仕分け箱
9 制御装置
91 搬送制御部
92 撮像制御部
93 画像出力部
94 寸法算出部
95 バリ判定部
96 振り分け制御部
97 操作モニタ
98 記憶部
11 始動スイッチ
12 画像表示モニタ
Claims (2)
- 円筒部を有する成形品のバリを検出するバリ検査装置であって、
成形品は、円筒部を成形するキャビティが円筒部軸方向で分割される成形金型により成形され、
投光する発光部と発光部から投光された光を撮像素子により受光する受光部とをそれぞれ有する第1ヘッド部及び第2ヘッド部と、
成形品が取り付けられる取付ステージと、
取付ステージを成形品取付位置から第1ヘッド部及び第2ヘッド部の投光が重複する範囲内の撮像位置へ直線搬送する搬送手段と、
第1ヘッド部及び第2ヘッド部の受光部の撮像素子により光電変換された光電変換信号を演算処理して成形品の外形寸法を算出する制御部とを備え、
第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、第1ヘッド部の発光部中心を通る光軸と、第2ヘッド部の発光部中心を通る光軸とが同一平面内で交差した状態でそれぞれの発光部と受光部とが直線状に対向配置されると共に、成形品における成形金型の合わせ面に対応する円筒部のバリが出る断面が第1ヘッド部の光軸と直交し且つ円筒部のバリが出ない断面が第2ヘッド部の光軸と直交するように円筒部を各ヘッド部の投光が重複する範囲内に配置した状態で撮像可能とするために、取付ステージには成形品における成形金型の合わせ面に対応する円筒部のバリが出る断面が搬送手段の搬送方向と平行するように成形品が取り付けられ、第1ヘッド部は、光軸が円筒部のバリが出る断面と平行する搬送方向と直交するように配置され、第2ヘッド部は、光軸が円筒部のバリが出ない断面と直交するように配置され、
制御部は、第1ヘッド部及び第2ヘッド部で同時に撮像した成形品における円筒部の異なる径方向から見た画像として第1ヘッド部により撮像した円筒部のバリが出る断面位置の画像と第2ヘッド部により撮像した当該円筒部のバリが出ない断面位置の画像との外形寸法を比較することにより成形金型の合わせ面におけるバリ高さを求めてバリを検出する構成としていることを特徴とするバリ検査装置。 - 請求項1に記載のバリ検査装置において、
成形品の円筒部は、外周面に環状溝が形成されており、
制御部で算出する第1ヘッド部及び第2ヘッド部で撮像した円筒部の画像の外形寸法には環状溝の溝幅及び溝深さが含まれ、
制御部は、算出された異なる方向から見た溝幅及び溝深さを比較することにより環状溝内で発生したバリを検出する構成としている成形品のバリ検査装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013007176A JP6256900B2 (ja) | 2013-01-18 | 2013-01-18 | バリ検査装置 |
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