JP6256089B2 - 封入物検査装置 - Google Patents
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Description
ところで、例えば、クレジットカードやキャッシュカード等が封入物である場合には、約款や広告等のチラシを同封する場合がよくある。チラシ等がキャンペーンの案内であったりする場合には、封入されるチラシが変更されることがしばしばある。よって、複数の封入対象物の各々について重量を計測して登録する作業は、その頻度が多いため、手間がかかるものであった。
第2の発明は、第1の発明の封入物検査装置(1)において、前記補正重量Sは、実重量をA、前記検査対象情報取得部(12)が取得した封入数をB、前記単位重量記憶部(21)に記憶された単位重量をC、前記必須封入物(41,42)の種類数をXとして、
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の封入物検査装置(1)において、前記検査対象情報取得部(11)が取得する前記処理パターンは、前記識別情報取得部(36)が取得した前記識別情報の一部に含まれること、を特徴とする封入物検査装置である。
第4の発明は、第1の発明又は第2の発明の封入物検査装置において、前記必須封入物数量記憶部は、前記識別情報と、前記処理パターンと、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶していること、を特徴とする封入物検査装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの封入物検査装置(1)において、前記基準重量登録部(16)は、同一処理パターンの所定回数分の基準重量を平均した平均値を、基準重量として記憶させること、を特徴とする封入物検査装置である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの封入物検査装置(1)において、前記単位重量記憶部(21)は、前記業務情報と、前記必須封入物の単位重量と、閾値とを対応付けて記憶し、前記正否判定部(17)は、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの補正重量が算出されている場合には、検査対象の補正重量を用いた重量と、前記基準重量登録部(16)によって登録された基準重量を用いた重量とを比較して、両者の差が閾値内であれば、検査対象の前記封筒(40)に封入された封入物が正しいと判定すること、を特徴とする封入物検査装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの封入物検査装置(1)において、複数の前記処理パターンに対応した複数の検査対象を含むロットごとに、前記処理パターンに対応付けて基準重量を記憶するロット情報記憶部(24)と、前記基準重量登録部(16)が登録した基準重量と、前記ロット情報記憶部に記憶された基準重量とを比較して、ロット単位で検査対象の前記封筒(40)に封入された封入物が正しいか否かを判定するロット判定部(18)と、を備えること、を特徴とする封入物検査装置である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの封入物検査装置(1)において、前記正否判定部(17)により検査対象の前記封筒(1)に封入された封入物が正しくないと判定された場合に、検査対象の前記封筒を特定する情報と共にエラーを出力する出力部(34)を備えること、を特徴とする封入物検査装置である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの封入物検査装置(1)において、前記重量取得部(13)が取得した実重量を、検査対象の前記封筒(40)を特定する情報と共に記憶する測定重量記憶部(25)を備えること、を特徴とする封入物検査装置である。
第10の発明は、処理パターンにしたがって封筒(40)に封入物が封入され、処理パターンの異なる封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報(42b)を有し、封入物には、処理パターンごとにそれぞれ必須封入物(41,42)と、任意封入物(43)とを含み、必須封入物は、同一業務間では、必須封入物単体の重量が同一であり、封筒ごとに封入数が定められ、総重量が異なり、任意封入物は、同一処理パターン間では、全ての封筒で総重量が同一であり、業務を表す業務情報と、前記必須封入物の単位重量とを対応付けて記憶する単位重量記憶部(21)と、前記識別情報と、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶する必須封入物数量記憶部(22)と、前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部(36)と、制御部(10)と、を備え、前記制御部は、前記識別情報取得部の出力と、前記必須封入物数量記憶部と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の処理パターンと、前記検査対象の前記必須封入物の単位重量及び封入数とを取得する検査対象情報取得部(11,12)と、検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部(13)と、前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数とを用いて、検査対象の処理パターンの前記任意封入物の総重量と、処理パターンごとに定められた判定封入数分の前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部(15)と、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの補正重量が算出されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、検査対象の処理パターンの基準重量として記憶部に登録する基準重量登録部(16)と、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの補正重量が算出されている場合には、検査対象の補正重量と、前記基準重量登録部によって登録された基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部(17)と、を備えること、を特徴とする封入物検査装置(1)である。
第11の発明は、処理パターンにしたがって封筒に封入物が封入され、処理パターンの異なる封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、封入物には、処理パターンごとにそれぞれ必須封入物と、任意封入物とを含み、必須封入物及び任意封入物とは、同一処理パターン間では、全ての封筒で総重量が同一であり、業務を表す業務情報と、前記必須封入物の重量とを対応付けて記憶する単位重量記憶部と、前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別情報取得部の出力と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の処理パターンと、前記検査対象の前記必須封入物の重量とを取得する検査対象情報取得部と、検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記必須封入物の重量とを用いて、検査対象の処理パターンの前記任意封入物の総重量と、処理パターンごとに定められた前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部と、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの補正重量が算出されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、検査対象の処理パターンの基準重量として記憶部に登録する基準重量登録部と、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの補正重量が算出されている場合には、検査対象の補正重量と、前記基準重量登録部によって登録された基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、を備えること、を特徴とする封入物検査装置である。
第12の発明は、封筒に必須封入物と、任意封入物とを含む封入物が封入され、異なる重量の封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、必須封入物は、必須封入物単体の重量が同一であり、封筒ごとに封入数が定められ、総重量が異なり、任意封入物は、全ての封筒で総重量が同一であり、前記必須封入物の単位重量を記憶する単位重量記憶部と、前記識別情報と、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶する必須封入物数量記憶部と、前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別情報取得部の出力と、前記必須封入物数量記憶部と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の前記必須封入物の単位重量及び封入数とを取得する検査対象情報取得部と、検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数とを用いて、検査対象の前記任意封入物の総重量と、予め定められた判定封入数分の前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部と、検査対象の検査前において、補正重量が算出されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、基準重量として記憶部に登録する基準重量登録部と、検査対象の検査前において、補正重量が算出されている場合には、検査対象の補正重量と、前記基準重量登録部によって登録された基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、を備えること、を特徴とする封入物検査装置である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る封入物検査装置1のブロック図である。
図2は、本実施形態に係る封入物を説明するための図である。
図1に示す封入物検査装置1は、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を、重量によって検査する装置である。封入物検査装置1は、例えば、封入物の印刷等の作成工程、丁合工程、封入工程、封緘工程、発送前工程等を行う一連のシステムの中で、封入工程の後に行われる検査で用いられる。
なお、実施形態では、封筒とは、封入物が封入された状態をいい、封入物が封入されていない封筒を、封筒単体という。
この例では、封入物は、カード41(41A〜41D)と、そのカード41を貼付したカード台紙42と、印刷物43とである。
カード41は、クレジットカードや、キャッシュカード等のプラスチックカードである。カード41は、業務ごとに、それぞれ用意されている。カード41は、依頼主に応じて、仕様が異なるためである。
封入物は、業務(依頼主、品目)を表す業務情報及び封入パターンに応じて、それぞれ仕様が定められている。以下、業務情報及び封入パターンで特定されるものを、処理パターンという。各処理パターンは、依頼主の顧客(封筒40の宛先42aに記載)の個人データに応じて、封入物を封筒単体に封入する仕様を定義している。
封入工程では、処理パターンにしたがって、封入物を封筒単体に封入する。
カード台紙42は、この例の場合には、カード41が最大4枚貼付できるようになっている。例えば、カード41を5枚封入したい場合には、カード台紙42は、2枚必要になる。その場合には、1枚目のカード台紙に、4枚のカードが貼付され、2枚目のカード台紙42に、1枚のカード41が貼付されることになる。
この例では、カード41及びカード台紙42は、封入物として必須の必須封入物である。
封筒40は、窓部40aが設けられている。窓部40aからは、カード台紙42の宛先42aと、バーコード42bとが目視可能な状態になっている。
宛先42aには、依頼主の顧客に関する情報(送付先の住所、氏名等である)が記載されている。
バーコード42bは、顧客を特定可能な識別情報である。
制御部10は、封入物検査装置1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、情報取得部11(検査対象情報取得部)と、枚数取得部12(検査対象情報取得部)と、重量取得部13と、記憶確認部14と、補正重量算出部15と、基準重量登録部16と、正否判定部17と、ロット判定部18とを備える。
枚数取得部12は、封筒40に封入されているカード41の枚数を、封筒情報記憶部22を用いて取得する。
重量取得部13は、重量センサ30が測定した封筒40の実重量を取得する。
記憶確認部14は、情報取得部11が取得した処理パターンの基準重量が、基準重量記憶部23に記憶されているか否かを確認する。
基準重量登録部16は、補正重量算出部15が算出した基準重量を、処理パターンに対応付けて基準重量記憶部23に記憶させる。
正否判定部17は、封筒40の封入物が正しいか否かを、基準重量を用いて判定する。
ロット判定部18は、ロット単位で処理パターンごとに封入物が正しいか否かを判定する。
これらの処理の詳細は、後述する。
記憶部20は、単位重量記憶部21と、封筒情報記憶部22(必須封入物数量記憶部)と、基準重量記憶部23と、ロット情報記憶部24と、測定重量記憶部25とを備える。
単位重量記憶部21は、業務情報ごとに、必須封入物の単位重量と、閾値とを記憶する記憶領域である。単位重量記憶部21に記憶されるデータは、オペレータによって予め登録される。
封筒情報記憶部22は、バーコード42bに対応した顧客識別情報と、カード枚数とを対応付けて記憶する記憶領域である。封筒情報記憶部22に記憶されるデータは、例えば、顧客情報を管理するシステム(図示せず)から、顧客識別情報と、カード枚数とを抽出して、その抽出データを予め記憶させたものである。
ロット情報記憶部24は、ロット単位で処理パターンごとに基準重量を記憶する記憶領域である。ロット単位での処理が終了した際に、基準重量記憶部23に記憶されたデータがロット情報記憶部24に記憶される。
測定重量記憶部25は、顧客識別情報に対応付けて、実重量を記憶する記憶領域である。
操作部32は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置である。
表示部34は、例えば、液晶パネル等で構成される表示装置である。
操作部32と、表示部34とは、例えば、封入物検査装置1のオペレータが使用する。
リーダ部36は、例えば、バーコードリーダである。
封入物検査装置1は、上述のとおり、封入物の作成工程、丁合工程、封入工程、封緘工程、発送前工程等を行う一連のシステムの中に組み込まれた装置であってよい。その場合には、封入物検査装置1は、ベルトコンベアによって封筒40を重量センサ30に搬送して、封筒40の重量を計測するものであってもよい。
図3は、本実施形態に係るメイン処理のフローチャートである。
図4は、本実施形態に係る封入物検査装置1の単位重量設定画面50の例を示す図である。
図5は、本実施形態に係る封入物検査装置1で出力する作業結果レポート60の例を示す図である。
以下、封入物検査装置1は、ロット単位の処理を行うものとして説明する。処理対象とする複数の封筒40を1ロットとして、封筒40ごとの封入物の正否を判定する。なお、1ロットには、そのロットによって、1又は複数の処理パターンが混在して存在するものとする。
図4に示す単位重量設定画面は、依頼主コード及び品目の項目51と、カード41の1枚の重量と、カード台紙42の1枚の重量と、閾値とを登録するためのものである。項目51に入力された値が業務情報名になる。全ての項目に入力されて「登録」ボタン52が選択されると、制御部10は、入力された値を、単位重量記憶部21に記憶させる。
事前設定処理は、業務情報ごとに最初に1回行えばよい。よって、今回検査対象のロットに、以前に検査したものと同じ業務情報のものがある場合には、この事前設定処理を行わない。また、以前の業務情報に変更が生じた場合(例えば、カード台紙の大きさや厚さが変更になる、閾値を変更する等)には、図示しない変更画面から事前設定を行う。
S12において、制御部10は、ロット単位での処理を終了するか否かを判断する。ロット単位での処理を終了する場合(S12:YES)、つまり、ロットの全ての封筒40について封入物正否判定処理を行った場合には、制御部10は、処理をS13に移す。他方、ロット単位での処理を終了しない場合(S12:NO)には、制御部10は、処理をS11に移す。
S13において、制御部10(ロット判定部18)は、ロット判定処理を行う。ロット判定処理において、制御部10は、封入物正否判定処理にて算出し、基準重量記憶部23に記憶されている処理パターンごとの基準重量と、ロット情報記憶部24に記憶されている同じ処理パターンの基準重量とを比較して、その差異が所定の範囲内であるか否かを判定する。その差異が所定の範囲内であれば、ロット単位で正しいと判断できる。また、その差異が所定の範囲外であれば、ロット単位で誤っている可能性があると判断できる。
また、ある処理パターンの封筒40が複数あり、ロット内の全ての封入物を誤って封入した場合には、後述する封入物正否判定処理によって、封入物が正しいと判定してしまう。しかし、ロット判定処理によって、以前に計測して算出した同一の処理パターンの基準重量と比較することで、封入物が誤っていることを判定できる。
なお、ロット情報記憶部24に該当する処理パターンが複数存在する場合には、制御部10は、最新に記憶した基準重量を比較対象にする。
S15において、制御部10は、結果レポート出力処理を行う。結果レポート出力処理は、このメイン処理による結果を示すレポートを出力するものである。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図5に示す作業結果レポート60は、結果レポート出力処理により出力されるものの一例である。作業結果レポート60には、ロット単位での処理結果が記載される。
作業結果レポート60は、表示部34に出力される。オペレータは、作業結果レポート60を、図示しないプリンタから印刷する。そして、オペレータは、ステータス61及びメッセージ62を確認し、メッセージ62の内容をあわせて確認する。なお、上述のS13のロット判定処理で差異が所定の範囲内ではない場合には、その結果を重量相違一覧63に出力する。よって、1通しかない封筒40の封入物を誤った場合や、ロット単位で全ての封入物を誤っていた場合には、作業結果レポート60によって誤りを確認できる。
図3に戻り、S16において、制御部10は、基準重量記憶部23に記憶されているデータを削除する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図6は、本実施形態に係る封入物正否判定処理のフローチャートである。
図7は、本実施形態に係る繰り返し処理のフローチャートである。
図6のS20において、制御部10は、リーダ部36を制御して、封筒40のバーコード42bを読み取り、顧客識別情報を取得する。
S21において、制御部10(情報取得部11、枚数取得部12)は、処理パターン、カード41及びカード台紙42の単位重量及びカード41の枚数を特定する。
バーコード42bには、処理パターンを特定するコードを含む。制御部10(情報取得部11)は、顧客識別情報から処理パターンを特定する。また、制御部10(情報取得部11)は、特定した処理パターンからさらに業務情報を特定し、単位重量記憶部21を参照して、カード41及びカード台紙42の単位重量を特定する。さらに、制御部10(枚数取得部12)は、顧客識別情報に基づき、封筒情報記憶部22を参照して、カード41の枚数を特定する。
S23において、制御部10(記憶確認部14)は、S21で特定した処理パターンの基準重量が、基準重量記憶部23に記憶されているか否かを判断する。後述するが、その処理パターンのものが1つでも処理されていれば、基準重量は、基準重量記憶部23に記憶されている。基準重量が記憶されている場合(S23:YES)には、制御部10は、処理をS26に移す。他方、基準重量が記憶されていない場合(S23:NO)には、制御部10は、処理をS24に移す。
ここで算出する基準重量は、封筒40単体と、カード41が1枚と、そのカード41を貼付可能なカード台紙42が1枚と、印刷物43とをあわせた重量である。基準重量は、実際の実重量とは異なる重量である。上記(式1)に基づいて、同じ処理パターンであれば、同一の枚数に補正して、重量を算出できる。
そして、制御部10(基準重量登録部16)は、算出した基準重量を、基準重量記憶部23に一時的に記憶させる。
S25において、制御部10は、基準重量記憶部23の該当する処理パターンの処理回数に1を設定する。その後、制御部10は、処理をS31に移す。
S27において、制御部10は、重量範囲を決定する。例えば、S26で算出した基準実重量が40gで、図3のS10で設定した閾値が±2gの場合には、重量範囲は、38g以上42g以下になる。
S28において、制御部10(正否判定部17)は、S22取得した実重量が、S27で決定した重量範囲内であるか否かを判断する。実重量が重量範囲内である場合(S28:YES)には、制御部10は、処理をS30に移す。他方、実重量が重量範囲内ではない場合(S28:NO)には、制御部10は、処理をS32に移す。なお、実重量が重量範囲内ではない場合とは、封入物の入れ間違いや、封入物を同一ロット内の途中で変更した場合等が該当する。
S28において、各処理パターンの1つの封筒40の基準重量でも正否判定ができる。しかし、複数の基準重量の平均値にすることで、より正確に正否判定できる。これは、封筒40単体及び封入物の重量のばらつきの影響を小さくするためである。
図7のS50において、制御部10は、その処理パターンの処理回数が所定回数(例えば、5回)未満であるか否かを判断する。これは、制御部10が基準重量記憶部23を参照することで、判断できる。所定回数未満である場合(S50:YES)には、制御部10は、処理をS51に移す。他方、所定回数以上である場合(S50:NO)には、制御部10は、本処理を終了し、処理を図6に移す。
S51において、制御部10は、図6のS22での実重量を用いて基準重量を算出し、基準重量記憶部23に一時的に記憶させる。基準重量の算出は、図6のS24と同様である。
S53において、制御部10は、その処理パターンの処理回数が所定回数であるか否かを判断する。所定回数である場合(S53:YES)には、制御部10は、処理をS54に移す。他方、所定回数ではない場合(S53:NO)には、制御部10は、本処理を終了し、処理を図6に移す。
S54において、制御部10は、基準重量記憶部23に一時的に記憶されている所定回数分の基準重量の平均値を算出し、算出した基準重量を、その処理パターンに対応させて基準重量記憶部23に記憶する。その後、制御部10は、処理を図6に移す。
他方、S32において、制御部10は、その封筒40の検査結果として、ステータスをエラー(NG)にする。
S33において、制御部10は、エラーメッセージ71(図9(B)参照)を表示部34に出力して、封入物検査装置1を停止させる。
S35において、制御部10は、S22で取得した実重量を、S20でバーコード42bを読み取ることで取得した顧客識別情報に対応付けて、測定重量記憶部25に記憶させる。測定重量記憶部25は、この処理によって、顧客識別情報と、封筒40の実重量とを記憶したものになる。この測定重量記憶部25の実重量のデータは、封筒40の送料の計算等に使用できる。その後、制御部10は、処理を図3に移す。
図8は、本実施形態に係る封入物検査装置1での封入物正否判定を説明するための具体例を示す図である。
図9は、本実施形態に係る封入物検査装置1の検査時の画面例を示す図である。
なお、処理パターン名「A」と、処理パターン名「B」とは、業務情報が異なるものであり、カード1枚あたりの重量が異なるものとして説明する。また、カード台紙1枚には、処理パターン名「A」と、処理パターン名「B」とは、カードを4枚まで貼付可能であるものとして説明する。カード台紙の重量も予め設定するが、ここでの記載を省略する。
なお、本ロットの処理を実行する前に、既に各処理パターンと同じ業務情報のものについて事前設定を行っている場合には、この事前設定処理は不要である。また、この例では、処理パターン名「A」と、処理パターン名「B」とが異なる業務情報であるため、各々について事前設定処理を行っている。しかし、処理パターン名「A」と、処理パターン名「B」とが同じ業務情報である場合には、その業務情報に関して1回の事前設定処理を行うだけでよい。
(1)制御部10は、処理パターン名「A」であって、カード枚数が1枚の封筒「0001」の重量を計測して取得する。封筒「0001」の実重量は、「32.5g」である。制御部10は、処理パターン名「A」の基準重量を、(式1)にあてはめて「32.5g」と算出する。制御部10は、処理パターン名「A」の基準重量「32.5g」を、回数「1」と共に基準重量記憶部23に記憶させる。
(3)制御部10は、処理パターン名「A」であって、カード枚数が1枚の封筒「0003」の重量を計測して取得する。封筒「0003」の実重量は、「33g」である。基準実重量は、上述の(1)と同じであり、「32.5g」である。重量範囲は、基準実重量の「32.5g」に閾値を考慮した範囲である30g以上35g以下になる。この重量範囲に実重量「33g」が入るので、制御部10(正否判定部17)は、封入物が正しいと判断する。なお、制御部10は、(式1)にあてはめて算出した基準重量「33g」を、回数「3」と共に基準重量記憶部23に記憶させる。
(5)制御部10は、処理パターン名「A」であって、カード枚数が1枚の封筒「0005」の重量を計測して取得する。封筒「0005」の実重量は、「34g」である。基準実重量は、上述の(1)と同じであり、「32.5g」である。重量範囲は、基準実重量の「32.5g」に閾値を考慮した範囲である30g以上35g以下になる。この重量範囲に実重量「34g」が入るので、制御部10(正否判定部17)は、封入物が正しいと判断する。なお、制御部10は、(式1)にあてはめて算出した基準重量「34g」を、回数「4」と共に基準重量記憶部23に記憶させる。
ここで、同じ処理パターン名「A」で5回分(所定回数分)の基準重量が、基準重量記憶部23に記憶された状態になっている。制御部10は、5回分の基準重量の平均値(32.5+30+33+34+31)/5=32.1(g)を算出して、基準重量として、回数「5」と共に基準重量記憶部23に記憶させる(図7のS54)。その後の封筒の処理では、制御部10は、このロットで処理パターン名「A」の重量を判定する場合には、基準重量を「32.1g」として処理を行うことになる。
(8)制御部10は、処理パターン名「B」であって、カード枚数が1枚の封筒「0008」の重量を計測して取得する。封筒「0008」の実重量は、「34.5g」である。基準実重量は、基準重量である「34.5g」である。重量範囲は、基準実重量の「34.5g」に閾値(±2.5g)を考慮した範囲である32g以上37g以下になる。この重量範囲に実重量「34.5g」が入るので、制御部10(正否判定部17)は、封入物が正しいと判断する。なお、制御部10は、(式1)にあてはめて算出した基準重量「34.5g」を、回数「2」と共に基準重量記憶部23に記憶させる。
(10)制御部10は、処理パターン名「B」であって、カード枚数が1枚の封筒「0010」の重量を計測して取得する。封筒「0010」の実重量は、「36g」である。重量範囲(32g以上37g以下)に実重量「36g」が入るので、制御部10(正否判定部17)は、封入物が正しいと判断する。なお、制御部10は、(式1)にあてはめて算出した基準重量「36g」を、回数「4」と共に基準重量記憶部23に記憶させる。
(1)封入物の正否判定を、封筒40の実重量を用いて行うことができる。
業務情報ごとに、カード41及びカード台紙42(必須封入物)の単位重量を記憶しておけばよく、チラシ等の印刷物43(任意封入物)の重量を記憶させる必要がない。カード41及びカード台紙42の単位重量は、業務情報によっては変わるものであり、予め入力する必要があるが、1度登録するだけでよい情報である。よって、キャンペーン等で変更になる印刷物43の重量を、オペレータが計測して記憶させる必要がない。このため、変更時の作業が容易であり、時間短縮になる。
(3)顧客識別情報に基づいた枚数のカード41及びカード台紙42と、印刷物43とが入った封筒40の実重量を、カード41及びカード台紙42が一定の枚数を含む基準重量に補正する。よって、カード41及びカード台紙42が各1枚と、印刷物43とを含む重量を基準重量にして、比較対象にできる。
(5)カード41及びカード台紙42の閾値を、業務情報に対応付けて記憶できる。よって、業務情報ごとに、許容範囲を設定できるので、業務情報に応じて、カード41及びカード台紙42の重量が異なっていても、カード41及びカード台紙42の重量に応じた公差を設定可能にできる。また、閾値を、依頼主の許容範囲にあわせることができ、依頼主の要望に沿った検査ができる。
(6)ロット単位で、基準重量を比較するので、ロット単位での封入物の入れ間違えを検出できる。
(7)エラーの場合には、エラーメッセージ71を出力して、封入物検査装置1を停止するので、オペレータにエラーを気付かせて迅速に対処させることができる。
(8)実重量を顧客識別情報と共に測定重量記憶部25に記憶させるので、トレーサビリティの向上に貢献する。
(1)本実施形態では、封入物検査装置1で検査する封筒40の封入物が、カード41と、カード台紙42と、印刷物43であるものを例に説明した。しかし、封入物は、これらに限定されない。例えば、利用明細等の帳票と、チラシ等の印刷物であってもよく、数量が異なるものの単位重量を登録して、変動することが多いため重量を登録しないものが同じ封筒に封入物として入っているものであれば、本発明に適用できる。
(2)本実施形態では、封筒40の窓部40aから出ているバーコード42bを読み取ることで、処理パターン及びカード41の枚数を特定するものとして説明した。しかし、封筒に住所等を記載したシールを貼付して、シールにバーコードが記載されていてもよい。また、バーコードに限定せず、二次元コード、ICチップに顧客識別情報が記憶されているものでもよいし、英数字等の文字情報であってもよい。その場合には、リーダ部は、各々を読み取り可能なリーダになる。さらに、処理パターンを、封筒の大きさや、色等から取得してもよく、その場合には、リーダ部が画像取得装置であってもよい。
(4)本実施形態では、基準重量に、封筒40に封入されたカード41の枚数及びカード台紙42の枚数分の重量を勘案した基準実重量を算出し、計測した実重量と、基準実重量とを比較して、封入物の正否を判断するものとして説明した。しかし、計測した実重量から、基準重量を算出する際に用いた式を使用して補正重量を算出し、算出した補正重量と、基準重量記憶部に記憶された基準重量とを比較してもよい。また、基準重量の式は、一例であり、カード2枚を封入するのが通常であれば、カード2枚入りの状態を基準重量にしてもよい。
(5)本実施形態では、処理パターンと、カード41の枚数との両方が同一ではなく複数存在するものについて説明した。しかし、処理パターンが1つで、カード41の枚数のみが変動するものであっても利用できる。また、処理パターンが複数で、カード41の枚数が一定の場合であっても利用できる。
10 制御部
11 情報取得部
12 枚数取得部
13 重量取得部
15 補正重量算出部
16 基準重量登録部
17 正否判定部
18 ロット判定部
20 記憶部
21 単位重量記憶部
22 封筒情報記憶部
23 基準重量記憶部
24 ロット情報記憶部
25 測定重量記憶部
30 重量センサ
34 表示部
36 リーダ部
40 封筒
41,41A,41B,41C,41D カード
42 カード台紙
42b バーコード
43 印刷物
50 単位重量設定画面
60 作業結果レポート
Claims (12)
- 封筒に必須封入物と、任意封入物とを含む封入物が封入され、異なる重量の封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、
前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、
前記識別情報には、依頼主及び品目を表す業務情報と、個人データ毎の前記任意封入物の封入パターンとにより特定される封入物の仕様の類型である処理パターンが対応付けられており、
必須封入物は、前記業務情報が同一であれば、必須封入物単体の重量が同一であり、封筒ごとに封入数が定められ、総重量が異なり、
任意封入物は、処理パターンが同一であれば、全ての封筒で総重量が同一であり、
前記業務情報と、前記必須封入物の単位重量とを対応付けて記憶する単位重量記憶部と、
前記識別情報と、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶する必須封入物数量記憶部と、
前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記識別情報取得部の出力と、前記必須封入物数量記憶部と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の処理パターンと、前記検査対象の前記必須封入物の単位重量及び封入数とを取得する検査対象情報取得部と、
検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶されていない場合には、前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数とを用いて、検査対象の処理パターンの前記任意封入物の総重量と、処理パターンごとに定められた判定封入数分の前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出し、検査対象の処理パターンの基準重量として記憶部に登録する基準重量登録部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶されている場合には、前記重量取得部が取得した実重量と、検前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数と、前記基準重量とを用いて算出した検査対象と同一封入物が封入された状態の重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、
を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の封入物検査装置において、
前記検査対象情報取得部が取得する前記処理パターンは、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報の一部に含まれること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の封入物検査装置において、
前記必須封入物数量記憶部は、前記識別情報と、前記処理パターンと、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶していること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の封入物検査装置において、
前記基準重量登録部は、同一処理パターンの所定回数分の基準重量を平均した平均値を、基準重量として記憶させること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の封入物検査装置において、
前記単位重量記憶部は、前記業務情報と、前記必須封入物の単位重量と、閾値とを対応付けて記憶し、
前記正否判定部は、検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が前記記憶部に記憶されている場合には、前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数と、前記基準重量とを用いて算出した検査対象と同一封入物が封入された状態の重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する処理に代えて、検査対象の補正重量を用いた重量と、前記基準重量登録部によって登録された基準重量を用いた重量とを比較して、両者の差が閾値内であれば、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいと判定する処理を行うこと、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の封入物検査装置において、
複数の前記処理パターンに対応した複数の検査対象を含むロットごとに、前記処理パターンに対応付けて基準重量を記憶するロット情報記憶部と、
前記基準重量登録部が登録した基準重量と、前記ロット情報記憶部に記憶された基準重量とを比較して、ロット単位で検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定するロット判定部と、
を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の封入物検査装置において、
前記正否判定部により検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しくないと判定された場合に、検査対象の前記封筒を特定する情報と共にエラーを出力する出力部を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の封入物検査装置において、
前記重量取得部が取得した実重量を、検査対象の前記封筒を特定する情報と共に記憶する測定重量記憶部を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 封筒に必須封入物と、任意封入物とを含む封入物が封入され、異なる重量の封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、
前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、
前記識別情報には、依頼主及び品目を表す業務情報と、個人データ毎の前記任意封入物の封入パターンとにより特定される封入物の仕様の類型である処理パターンが対応付けられており、
必須封入物は、前記業務情報が同一であれば、必須封入物単体の重量が同一であり、封筒ごとに封入数が定められ、総重量が異なり、
任意封入物は、処理パターンが同一であれば、全ての封筒で総重量が同一であり、
前記業務情報と、前記必須封入物の単位重量とを対応付けて記憶する単位重量記憶部と、
前記識別情報と、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶する必須封入物数量記憶部と、
前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記識別情報取得部の出力と、前記必須封入物数量記憶部と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の処理パターンと、前記検査対象の前記必須封入物の単位重量及び封入数とを取得する検査対象情報取得部と、
検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、
前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数とを用いて、検査対象の処理パターンの前記任意封入物の総重量と、処理パターンごとに定められた判定封入数分の前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶部に記憶されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、検査対象の処理パターンの基準重量として前記記憶部に登録する基準重量登録部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶部に記憶されている場合には、検査対象の補正重量と、前記記憶部に記憶された前記基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、
を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 封筒に必須封入物と、任意封入物とを含む封入物が封入され、異なる重量の封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、
前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、
前記識別情報には、依頼主及び品目を表す業務情報と、個人データ毎の前記任意封入物の封入パターンとにより特定される封入物の仕様の類型である処理パターンが対応付けられており、
必須封入物及び任意封入物とは、処理パターンが同一であれば、全ての封筒で総重量が同一であり、
前記業務情報と、前記必須封入物の重量とを対応付けて記憶する単位重量記憶部と、
前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記識別情報取得部の出力と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の処理パターンと、前記検査対象の前記必須封入物の重量とを取得する検査対象情報取得部と、
検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、
前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記必須封入物の重量とを用いて、検査対象の処理パターンの前記任意封入物の総重量と、処理パターンごとに定められた前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶部に記憶されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、検査対象の処理パターンの基準重量として前記記憶部に登録する基準重量登録部と、
検査対象の検査前において、検査対象と同じ処理パターンの基準重量が記憶部に記憶されている場合には、検査対象の補正重量と、前記記憶部に記憶された前記基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、
を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。 - 封筒に必須封入物と、任意封入物とを含む封入物が封入され、異なる重量の封筒が混在した状態で、検査対象の封筒に封入された封入物の正否を連続して検査する封入物検査装置であって、
前記封筒は、前記封入物が封入された状態で、前記封筒を識別可能な識別情報を有し、
必須封入物は、必須封入物単体の重量が同一であり、封筒ごとに封入数が定められ、総重量が異なり、
任意封入物は、全ての封筒で総重量が同一であり、
前記必須封入物の単位重量を記憶する単位重量記憶部と、
前記識別情報と、前記必須封入物の封入数とを対応付けて記憶する必須封入物数量記憶部と、
前記封入物が封入された検査対象から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記識別情報取得部の出力と、前記必須封入物数量記憶部と、前記単位重量記憶部とに基づいて、前記検査対象の前記必須封入物の単位重量及び封入数とを取得する検査対象情報取得部と、
検査対象の実重量を測定して取得する重量取得部と、
前記重量取得部が取得した実重量と、前記検査対象情報取得部が取得した前記単位重量及び前記封入数とを用いて、検査対象の前記任意封入物の総重量と、予め定められた判定封入数分の前記必須封入物の重量とを含むように補正した補正重量を算出する補正重量算出部と、
検査対象の検査前において、基準重量が記憶部に記憶されていない場合には、前記補正重量算出部が算出した補正重量を、基準重量として前記記憶部に登録する基準重量登録部と、
検査対象の検査前において、基準重量が記憶部に記憶されている場合には、検査対象の補正重量と、前記記憶部に記憶された前記基準重量とを比較して、検査対象の前記封筒に封入された封入物が正しいか否かを判定する正否判定部と、
を備えること、
を特徴とする封入物検査装置。
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