JP6254705B2 - 往復燃焼機関の作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前段に記載の往復燃焼機関の作動方法に関する。
エンジンブレーキモードにおける往復燃焼機関のこのような作動方法は、特許文献1で公知である。エンジンブレーキモードでは、往復燃焼機関がブレーキとして、すなわちエンジンブレーキとして、例えば自動車にブレーキをかけるために使用される。例えば下坂時に、往復燃焼機関はエンジンブレーキモードで、自動車の速度を少なくとも実質的に一定に保つために、又は自動車の速度が過度に増大することを防ぐために使用される。往復燃焼機関をエンジンブレーキとして使用することで、自動車の常用ブレーキの消耗を防止することができる。すなわち、往復燃焼機関をエンジンブレーキとして使用することで、常用ブレーキを使用しなくて済むかあるいは使用が少なくなる。
米国特許第4,592,319号明細書
そのために、この方法では、往復燃焼機関が圧縮開放ブレーキとして使用される又は作動されることが提案される。つまり、往復燃焼機関は、エンジンブレーキモードで、一般的な従来技術で十分に公知の圧縮開放ブレーキによって作動される。エンジンブレーキモードの範囲では、作動サイクル中に、往復燃焼機関のシリンダの形の少なくとも1つの燃焼室の少なくとも1つの排気バルブが最初に閉鎖される。それによってシリンダ内に配置されているピストンを使用して、シリンダ内にあるガス、例えばフレッシュエアが圧縮され得る。排気バルブが最初に閉鎖された後で開放され、その結果ピストンを使用して圧縮された空気がシリンダからとりわけ急激に排出される。圧縮された空気のこの排出によって、圧縮空気に蓄えられ、ピストンによってもたらされた圧縮エネルギは、ピストンをその上死点から下死点へ動かすために、又はそのような動きを容易にするために、もはや使用できなくなる。つまり、圧縮エネルギは少なくとも大部分が使用されずにシリンダから排出される。ピストン又は往復燃焼機関は、シリンダ内でガスを圧縮するための動作にエネルギを費やさなければならないことにより自動車がブレーキをかけられ得るが、その際にこの動作は、排気バルブが開放された結果、ピストンを上死点から下死点へ動かすためには使用され得ない。
排気バルブの第1の開放、言い換えると最初の開放に引き続いて、第2の閉鎖が行われる。すなわち、排気バルブは第1の開放の後に第2回目に閉鎖される。それによって、例えばまたシリンダ内にあるガスがピストンを使用して新たに圧縮され得る。第2の閉鎖に続いて、排気バルブは第2回目に開放され、その結果、ガス中に蓄えられた圧縮エネルギがピストンをその上死点から下死点へ動かすために使用されることなく、第2回目に圧縮されたガスがシリンダから排出され得る。この少なくとも2回の開放と2回の閉鎖は、1回の作動サイクル内で行われ、シリンダのピストンを使用してシリンダ内で圧縮されたガスをシリンダから排出させる。
ピストンはコネクティングロッドを介して継手連結で往復燃焼機関のクランクシャフトと連結されている。シリンダ内でピストンはシリンダに対して並進に可動であり、その際にピストンはその下死点からその上死点へと動く。継手連結によってクランクシャフトと連結されているため、ピストンの並進運動がクランクシャフトの回転運動に変換され、その結果クランクシャフトは回転軸周りに回転する。「作動サイクル」とは、4サイクルエンジンにおいてクランクシャフトがちょうど2回完全に回転することを意味する。つまり、クランクシャフトの作動サイクルは、正確に720度のクランク角度を含んでいる。この720度のクランク角度[°KW]の範囲内で、ピストンは2回その上死点へ、及び2回その下死点へ動く。2サイクルエンジンの「作動サイクル」は、クランクシャフトがちょうど1回回転する、つまり360度のクランク角度[°KW]と理解される。
エンジンブレーキモードと通常モードとの違いは特に、往復燃焼機関が自動車のホイールによって動かされるため、エンジンブレーキモードでは往復燃焼機関が燃料噴射なしに作動されることである。しかし通常モードでは、ホイールが往復燃焼機関によって駆動されるため、往復燃焼機関がいわゆるトラクションモードで作動される。更に通常モードでは、空気だけでなく燃料もシリンダに投入される発火作動が行われる。そのため通常モードでは、点火されて燃焼する混合気が生成される。
しかしエンジンブレーキモードでは、シリンダに燃料は投入されないため、往復燃焼機関はエンジンブレーキモードでは、非発火作動で作動される。
したがって本発明の課題は、冒頭に挙げられた種類の方法に、特に高いブレーキ性能が実現されるよう改良を加えることである。
この課題は、請求項1の特徴を備えた方法により解決される。本発明の有利な実施形態は、好適且つ重要な発展形態と共に、残りの請求項で提示される。
請求項1の前段に挙げられた種類の方法に、エンジンブレーキモードで特に高いブレーキ性能を実現させるよう改良を加えるため、本発明では、排気バルブが第1の開放の後及び第2の閉鎖の前に、特に往復燃焼機関の排ガス側で、少なくとも1つの排気ポートを通って、少なくとも1つの、第1のシリンダとは異なる、往復燃焼機関の第2のシリンダから流れ出るガスがシリンダに満たされる間、開放されたまま保たれることが提案される。すなわち、本発明ではガスが少なくとも1つの第2のシリンダから第1のシリンダに導かれ、それによって第1のシリンダが第2のシリンダからのガスで充填されることが提案される。このことによって、少なくとも1つのいわゆる逆方向充填が第1のシリンダの第1の圧縮開放サイクルの後に実行され得る。第1のシリンダの排気バルブは、適時に第2回目に閉鎖され、その結果第1のシリンダ内にあって第2のシリンダに由来するガスが、第1のシリンダのピストンによって圧縮される。その後に続いて、第1のシリンダの排気バルブが第2回目に開放され、その結果第1のシリンダが第2の圧縮開放サイクルを行い、第1のシリンダのピストンをその上死点からその下死点へ戻し動かすために、圧縮されたガス内に蓄えられた圧縮エネルギが使用されなくてもよくなる。
したがって第1のシリンダの排気バルブは、こうして1回の作動サイクル内で少なくとも2回の、時間的に連続する圧縮開放ストロークを行い、それによって第1のシリンダで2回の圧縮開放サイクルが引き起こされる。この場合、第2の圧縮開放サイクルは1回又は複数回充填される。なぜなら第2の圧縮開放サイクル時に第2のシリンダ由来のガスが第1のシリンダ内にあるからである。第2の圧縮開放サイクルのこの充填によって、特に高いエンジンブレーキ性能がエンジンブレーキモードで実現され得る。好ましくは第2の圧縮開放サイクル又は第2の圧縮開放ストロークは、第1のシリンダ内に保たれている圧力が、第1のシリンダの少なくとも1つの吸入バルブが永続的に開放されることのできる値を超えて上昇しないように形成されている。
4サイクルエンジンでのエンジンブレーキモードにおける従来のバルブ制御と比べて、本発明による方法を実現することで、特に低回転数域でエンジンブレーキ性能は格段に向上し得る。
別の一実施形態は、エンジンブレーキモードで、1回の作動サイクル内で第2のシリンダの少なくとも1つの第2の排気バルブが第1回目に閉鎖され、それに続いて第1回目に開放され、それに続いて第2回目に閉鎖され、それに続いて第2回目に開放され、その結果、それにより第2のシリンダの第2のピストンを使用して第2のシリンダ内で圧縮されたガスが第2のシリンダから排出させることを特徴とする。これはつまり、第2のシリンダ又は第2のシリンダの第2の排気バルブは、第1のシリンダの手法又は第1のシリンダの第1の排気バルブの手法に従って駆動される。
その際に第1のシリンダには第2のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部が充填されるのに対して、第2のシリンダの第2の排気バルブは、その第2回目の開放の後で、及びその第1回目の閉鎖の前に、又はその第1回目の開放の後で及びその第2回目の閉鎖の前に、少なくとも部分的に開放されている。第2の排気バルブと第1の排気バルブが少なくとも部分的に開放されていることにより、第2のピストンを使用して圧縮されたガスが、往復燃焼機関の排気側又は排ガス側で、第2のシリンダから流れ出し、及び第1のシリンダの少なくとも1つの排気ポートを通って第1のシリンダ内に流れ込むことができる。これにより、圧縮開放サイクル、あるいは第2のシリンダ又は第2の排気バルブの圧縮開放ストロークが、第1のシリンダをその第2の圧縮開放サイクルのために充填するために使用される。この充填により、その第2の圧縮開放ストローク時に、特に多くの空気量が第1のシリンダ内にあり、その結果特に高いエンジンブレーキ性能が実現され得る。
第1のシリンダの排気バルブが、第1回目の開放の後に及び第2回目の閉鎖の前に、排ガス側で少なくとも1つの各排気ポートを通って第2のシリンダから、及び往復燃焼機関の少なくとも1つの第3のシリンダから流れ出る各ガスが第1のシリンダに充填される間、開放されたまま保たれることによって、第1のシリンダが特に多く充填されることが実現される。このことは、第1のシリンダがもはや第2のシリンダからのガスのみでなく、第3のシリンダからのガスでも充填され、その結果特に高いエンジンブレーキ性能が実現されることを意味する。
本発明の別の有利な実施形態では、エンジンブレーキモードでは、1回の作動サイクル内で、第2のシリンダの少なくとも1つの第2の排気バルブが、第1回目に閉鎖され、それに続いて第1回目に開放され、それに続いて第2回目に閉鎖され、それに続いて第2回目に開放され、それによって第2のシリンダの第2のピストンを使用して第2のシリンダ内で圧縮されたガスが第2のシリンダから排出されることが提案される。すでに言及したように、ここでは、第2のシリンダとその第2の排気バルブが、第1のシリンダと第1の排気バルブの手法に従って駆動されることが提案される。更に、エンジンブレーキモード中に1回の作動サイクル内で、第3のシリンダの少なくとも1つの第3の排気バルブが、第1回目に閉鎖され、それに続いて第1回目に開放され、それに続いて第2回目に閉鎖され、及びそれに続いて第2回目に開放され、それによって、第3のシリンダの第3のピストンを使用して、第3のシリンダ内で圧縮されたガスが第3のシリンダから排出されることが提案される。つまり、第3のシリンダとその第3の排気バルブも、第1のシリンダと第1の排気バルブの手法に従って駆動されることを意味する。このことによって、3つのシリンダは圧縮開放ブレーキを実現し、その結果特に高いエンジンブレーキ性能が実現される。
第1のシリンダには、第2のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部が充填されるのに対して、第2の排気バルブはその第2回目の開放の後及びその第1回目の閉鎖の前に開放される。更に、第1のシリンダは、第3のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部が充填されるのに対して、第3の排気バルブはその第1回目の開放の後及びその第2回目の閉鎖の前に少なくとも部分的に開放される。したがって、ここでは、第1のシリンダをその第2の圧縮開放サイクルのために充填するために、第2のシリンダの第2の圧縮開放サイクルと第3のシリンダの第1の圧縮開放サイクルを使用することが提案される。このことによって、第2の圧縮開放サイクル時に特に多い空気量が第1のシリンダ内に存在し、その結果特に高いエンジンブレーキ性能が実現される。
更に例えば、第1のシリンダが、その第1の圧縮開放サイクルのためにガスを、フレッシュエアの形で、少なくとも1つの吸入ポートを通って充填されることが提案される。この場合、吸入ポートに割り当てられた吸入バルブは少なくとも部分的にその開位置にあり、その結果第1のシリンダのピストンが上死点から下死点へ動く際に、ガスがフレッシュエアの形で吸入ポートを通って第1のシリンダに吸入され得る。このフレッシュエアは、第1の圧縮開放サイクルで、第1のピストンを使用して圧縮される。圧縮されたフレッシュエアは、第1の圧縮開放サイクル後に第1のシリンダから流れ出る。第2の圧縮開放サイクルのために第1のシリンダにガスが充填され、このガスは第2のシリンダの第2の圧縮開放サイクル、及び第3のシリンダの第1の圧縮開放サイクルに由来する。
各ガスは、往復燃焼機関の排ガス側で、少なくとも1つの各排気ポートを通って第2のシリンダ及び第3のシリンダから流れ出て、第1のシリンダの少なくとも1つの排気ポートを通って第1のシリンダに流入し得る。
このために、3つのシリンダが例えば1つの排気マニホールドを介して流体的に互いに接続され、この排気マニホールドは排ガス側に配置され、排ガス又はシリンダから流れ出るガスを誘導する役割を果たす。3つのシリンダの3つの排気バルブが開放されているタイミングで、3つのシリンダが排気マニホールドを介して流体的に互いに接続され、その結果上述した第2のシリンダ及び第3のシリンダから第1のシリンダへのガス移行が行われ得る。
別の一実施形態は、第1のシリンダの排気バルブが第1回目の開放の後に少なくとも第1のシリンダのピストンの上死点の後210度のクランク角度まで、特に点火上死点の後まで、開放されたままに保たれることを特徴とする。第1のピストンの点火上死点は、ここではピストンの上死点であり、そのピストンの範囲では往復燃焼機関の発火作動において、混合気の点火が行われる。この点火は、エンジンブレーキモードでは当然生じない。ここで用語「点火上死点」は単にこの点火上死点をガス交換上死点(OT)と区別するためだけに使用され、このガス交換上死点には、第1のシリンダから排ガスが排気される際に第1のピストンが到達する。
第1のシリンダの排気バルブが上死点の後少なくとも210度のクランク角度まで開放されたままに保たれることにより、第1のシリンダは特に多くのガス量を充填され得、その結果特に高いエンジンブレーキ性能が実現される。
排気バルブがエンジンブレーキモードで、エンジンブレーキモードとは異なる、往復燃焼機関の通常モードよりも、特にトラクションモードよりも、短いストロークを実行する場合、特に有利である。これはつまり、エンジンブレーキモードでは排気バルブが、通常モード(発火作動又は燃焼モード)とは異なり、フルストロークで開放されないことを意味している。このフルストロークは、エンジンブレーキモードでは行われない。むしろ、排気バルブがそれに比べてより小さいストロークで開放され、しかも第1回目の開放の際だけではなく第2回目の開放の際も同様である。その際、ストロークが第1回目の開放の際も第2回目の開放の際も同じであること、又は第1のシリンダの排気バルブが第1回目の開放の際に、及び第2回目の開放の際に互いに異なったストロークで開放されることが提案され得る。
本発明には、本発明による方法を実施するために形成される、自動車用往復燃焼機関も含まれる。本発明による方法の有利な実施形態は、本発明による往復燃焼機関の有利な実施形態と見なされ、及びその逆も同様である。
本発明のその他の利点、特徴及び細部については、以下の実施例の記述及び図面に基づいて開示される。上述の及び下記に更に説明される特徴及び特徴の組み合わせ、並びに以下に図面の説明で挙げられた及び/又は図面に示された特徴及び特徴の組み合わせは、それぞれに示された組合せにとどまらず、本発明の範囲を逸脱せずに他の組合せで又は単独で使用可能である。
往復燃焼機関をエンジンブレーキモードで作動させる方法を説明するためのグラフであり、このエンジンブレーキモードでは、往復燃焼機関のそれぞれのシリンダの3つの排気バルブが、1回の作動サイクル中にそれぞれ2回の連続する圧縮開放ストロークを行い、その結果それによって圧縮開放ブレーキが特に高いエンジンブレーキ性能を実現させる。 図1の別法の実施形態のグラフである。 第1の排気バルブに基づいた、各開放タイミングと閉鎖タイミングの2つの連続する圧縮開放ストロークの好適な範囲を説明するためのグラフである。
図は、自動車の往復燃焼機関を作動させるための方法を説明するためのものである。往復燃焼機関は、自動車を駆動するために使用され、合計で例えば6つの燃焼室をシリンダの形で含んでいる。シリンダは直列に配置されている。これら3つのシリンダの第1の組は、第1のシリンダバンクに配置されており、その際にこれら3つのシリンダの第2の組は、第2のシリンダバンクに配置されている。シリンダバンクは、それぞれ1つの共通の排気マニホールドを有している。本方法は、シリンダバンクの1つに基づいて、すなわち6つのシリンダのうちの3つに基づいて記述され、その際に以下の実施形態は容易に他のシリンダ及び他のシリンダバンクに転用され得る。
3つのシリンダのうちの第1のシリンダ内には、第1のピストンが配置されており、その際第1のピストンは並進で可動である。シリンダのうちの第2のシリンダ内には、第2のピストンが配置されており、その際第2のピストンは並進で可動である。第3のシリンダ内にも同様に、第3のピストンが配置されており、その際第3のピストンは並進で可動である。3つのピストンは、各コネクティングロッドで継手連結により、往復燃焼機関のクランクシャフトと連結されている。クランクシャフトは、往復燃焼機関のクランクケースに、クランクケースに対して回転軸周りに回転自在に支承されている。ピストンとクランクシャフトとの継手連結による連結により、ピストンの並進運動はクランクシャフトがその回転軸周りを回転する運動に変換される。
燃焼機関の通常モードでは、往復燃焼機関発火作動が実施される。この発火作動(通常モード)では、液体燃料と空気が各シリンダに投入される。その結果各シリンダ内に圧縮された混合気が生じる。
シリンダにはそれぞれ少なくとも1つの吸入ポートが割り当てられており、これを通って空気が各シリンダに流入し得る。第1のシリンダの吸入ポートには第1の吸入バルブが割り当てられており、この吸入バルブは、第1のシリンダの吸入ポートを流体的に遮断する少なくとも1つの閉位置と、第1のシリンダの吸入ポートを流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。これに応じて、第2のシリンダの吸入ポートは第2の吸入バルブが割り当てられており、この吸入バルブは、第2のシリンダの吸入ポートを流体的に遮断する少なくとも1つの閉位置と、第2のシリンダの吸入ポートを少なくとも部分的に流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。第3のシリンダの吸入ポートにも、吸入バルブが割り当てられており、この吸入バルブは、第3のシリンダの吸入ポートを流体的に遮断する少なくとも1つの閉位置と、第3のシリンダの吸入ポートを少なくとも部分的に流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。各吸入バルブがその開位置にある時、空気は吸入ポートを通って各シリンダ流入する。
混合気の点火及び燃焼の結果、各シリンダ内には排ガスが生じる。その際シリンダにはそれぞれ少なくとも1つの排気ポートが割り当てられており、この排気ポートを通って排ガスが各シリンダから流出し得る。第1のシリンダの排気ポートには第1の排気バルブが割り当てられており、この排気バルブは、第1のシリンダの排気ポートを流体的に遮断する1つの閉位置と、第1のシリンダの排気ポートを少なくとも部分的に流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。第2のシリンダの排気ポートには第2の排気バルブが割り当てられており、この排気ポートは、第2のシリンダの排気ポートを流体的に遮断する1つの閉位置と、第2のシリンダの排気ポートを少なくとも部分的に流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。第3のシリンダの排気ポートにも第3の排気バルブが割り当てられており、この排気ポートは、第3のシリンダの排気ポートを流体的に遮断する1つの閉位置と、第3のシリンダの排気ポートを少なくとも部分的に流体的に開放する少なくとも1つの開位置との間で可動である。各排気バルブがその開位置にある時、排ガスは各シリンダから各排気ポートを通って流出する。
空気はいわゆる吸入側でシリンダに流入する。排ガスはいわゆる排気側又は排ガス側でシリンダから流出する。排気側では、シリンダバンクの3つのシリンダに共通の排気マニホールドが配置されており、この排気マニホールドはシリンダから流出する排ガスを誘導するよう機能する。以下に更に説明されているように、3つの排気バルブは少なくとも1つのタイミングで、すなわち同時に、それぞれ開位置にあることが可能であり、その結果シリンダは排気マニホールドを介して流体的に互いに接続されている。
吸入バルブと排気バルブは、例えば少なくとも1つのカムシャフトを使用して作動され、及びそれによって各閉位置から該当する開位置へと動き、必要に応じて開位置に保たれる。これは、バルブ制御とも呼ばれる。カムシャフトによって吸入バルブと排気バルブがあらかじめ設定可能なタイミング又はクランクシャフト位置で開放される。更に、カムシャフトによってあらかじめ設定可能なタイミング又はクランクシャフト回転位置で、吸入バルブと排気バルブの各閉鎖が実行される。
クランクシャフトの回転軸周りの各回転位置は、通常「クランク角度」[°KW]と呼ばれる。図には、その横座標10に回転位置を、つまりクランクシャフトのクランク角度が記載されたグラフが示されている。
ここで往復燃焼機関は、4サイクルエンジンとして形成され、クランクシャフトのいわゆる作動サイクルには、クランクシャフトのちょうど2回転分が含まれている。すなわち1回の作動サイクルはちょうど720[°KW]である。このような1回の作動サイクル内で、すなわち720[°KW]以内で、各ピストンは上死点(OT)にそれぞれ2回、下死点(UT)にそれぞれ2回動く。
往復燃焼機関の発火作動の範囲で圧縮された混合気に点火される死点は、上死点(ZOT)と呼ばれる。図に示されたグラフを読み取りやすくするため、点火上死点ZOTは2回、つまり1回は720度のクランク角度で、及び1回は0度のクランク角度で記載されており、その際これはクランクシャフトとカムシャフトの同じ回転位置である。
図に示されたグラフに記載された名称「UT」は下死点であり、「OT」は上死点であり、「ZOT」は、点火上死点であり、第1のピストンの位置と一致する。グラフに示された720[°KW]は、したがって第1のシリンダと第1のピストンの作動サイクルを示している。この第1のピストンの作動サイクルに基づいて、第2のピストンと第3のピストンはクランクシャフトの異なった回転位置でそれぞれの下死点とそれぞれの上死点又は点火上死点に到達する。第1の排気バルブ及び第1の吸入バルブの以下の実施形態は、各下死点UT(180[°KW]と540[°KW])、上死点OT(ガス交換上死点)(360[°KW])と、第1のピストンの点火上死点ZOT(0[°KW]又は720[°KW])とに適用され、容易に第2のシリンダの第2の排気バルブにも適用され、ただし第2のピストンの各下死点、上死点及び点火上死点に関連付けられ、並びに第3の排気バルブに適用され、ただし第3のピストンの各下死点、上死点及び点火上死点に関連付けられる。
各シリンダの各作動サイクルに関して、シリンダひいては排気バルブと吸入バルブは、同様に作動される。
グラフには、各吸入バルブ及び各排気バルブの各ストロークが記載されている縦座標12もある。このストローク内で、各排気バルブ又は各吸入バルブが動かされて開放、閉鎖される。
図1のグラフでは、破線によって推移線14が記載されている。この推移線14は、運動の特徴、すなわち第1のシリンダの第1の吸入バルブの開放と閉鎖を描写するものである。わかりやすくするため、グラフには第1のシリンダの第1の吸入バルブの運動だけが示されている。グラフには、実線で推移線16が記載されている。これはエンジンブレーキモードにおける第1のシリンダの第1の排気バルブの開放と閉鎖の特徴を示している。丸印が付けられている推移線18は、第1のシリンダと第1のピストンの作動サイクルに関連付けられた、第2のシリンダの第2の排気バルブの開放と閉鎖の特徴を示している。十字が付けられている推移線20は、第1のシリンダの作動サイクルに関連付けられた、第3のシリンダの第3の排気バルブの開放と閉鎖の特徴を示している。これにより、第2のシリンダの第2の排気バルブの推移線18は、6気筒直列型エンジンの点火順序1−5−3−6−2−4に従って、480度のクランク角度だけ、第1のシリンダの作動サイクルに対して遅角側にずらして示され、第3のシリンダの第3の排気バルブの推移線20に対して240度のクランク角度だけずらされている。各推移線14、16、18、20が高くなればなるほど、吸入バルブ又は各排気バルブは、クランクシャフトの割り当てられた回転位置(クランク角度)でより大きく開放される。各推移線14、16、18、20が縦座標上に記入された値が「ゼロ」のところにあると、吸入バルブ又は各排気バルブは閉鎖されている。すなわち推移線14、16、18、20は吸入バルブ又は各排気バルブの各バルブリフト曲線を示している。
以下に説明される方法は、往復燃焼機関のエンジンブレーキモードで実施される。図1から、推移線14によって、第1のシリンダの第1の吸入バルブが第1のピストンの上死点OTの範囲で開放され、第1のピストンの下死点UTの範囲で閉鎖されることが確認できる。それによって第1の吸入バルブは吸入ストローク22を行い、その結果ガスがフレッシュエアの形で第1のシリンダの吸入ポートを通ってその中に流入でき、その際このガスは上死点OTから下死点UTへ動くピストンによって吸引される。
推移線16によって確認できるように、第1の排気バルブは第1のシリンダ又は第1のピストンの1回の作動サイクル内で、2回閉鎖され及び2回開放される。
第1の吸入バルブ吸入ストローク22に基づいて、第1のシリンダの第1の排気バルブは、第1のシリンダ又は第1のピストンの作動サイクル内で、1S1で示された回転位置で、クランクシャフトの480[°KW]直前に第1回目に閉鎖される。この回転位置1S1は、ここでは吸入ストローク22の間にある。第1のシリンダ又は第1のピストンの作動サイクル内で、第1の排気バルブは、第1の閉鎖の後で、1O1で示される回転位置でクランクシャフトの660[°KW]直前に第1回目に開放される。それに続いて第1の排気バルブは、2S1で示される回転位置で、クランクシャフトの240[°KW]直後に第2回目に閉鎖される。それに続いて第1の排気バルブは、2O1で示される、約270[°KW]のクランクシャフトの回転位置で、第2回目に開放される。
第1の閉鎖により、第1のシリンダ内にあるフレッシュエアが、第1のピストンを使用して圧縮される。第1の開放及び第2の閉鎖により、第1の排気バルブは第1の圧縮開放ストローク24を第1のシリンダの作動サイクル内に行い、その結果第1のシリンダは第1の圧縮開放サイクルを行う。その際に第1の開放(1O1において)によって、事前に第1のピストンを使用して圧縮されたフレッシュエア又は第1のピストンによって事前に圧縮されたガスが、第1のシリンダから第1のシリンダの排気ポートを通って排出され、第1のピストンをその上死点からその下死点に動かすために、圧縮されたガス中に蓄えられた圧縮エネルギは使用されなくてすむ。往復燃焼機関は事前にガスを圧縮するための動作を行う必要があるため、それによって往復燃焼機関、ひいては自動車の制動が伴う。回転位置2O1における第2の開放と第1の閉鎖1S1によって、第1の排気バルブが第2の圧縮開放ストローク26を第1のシリンダの作動サイクル内で行い、その結果第1のシリンダが第2の圧縮開放サイクルを行う。
この第2の圧縮開放ストローク26、第2の圧縮開放サイクルのそれぞれにおいて、第1のシリンダ又は第1のピストンの作動サイクル内で、第1のピストンを使用して第1のシリンダ内で圧縮されたガスが第2回目に第1のシリンダから第1のシリンダの排気ポートを通って排出され、このガス中に蓄えられた圧縮エネルギがピストンを上死点から下死点へ動かすために使用されなくなる。このことによって、エンジンブレーキモードにおいて、特に高いブレーキ性能が、つまり特に高いエンジンブレーキ性能が実現され得る。
エンジンブレーキモードでは、第1の排気バルブ、及び第2と第3の排気バルブが、通常モード、つまり往復燃焼機関発火作動の場合よりも、実質的に小さなストロークを実行する。
エンジンブレーキモード中に第2のシリンダ又は第2のピストンの作動サイクル内で、第2のシリンダの第2の排気バルブが、1S2で示されるクランクシャフト回転位置で第1回目に閉鎖されることが、図の推移線18で更に確認できる。図示していない第2のシリンダの第2の吸入バルブの吸入ストロークに基づいて、この第1の開放は、同様に第2の吸入バルブの吸入ストロークの範囲で、及び特に第2の吸入バルブの吸入ストローク内で行われる。第2のシリンダの作動サイクル内で、第1の閉鎖の後で、第2の排気バルブが、1O2で示されるクランクシャフト回転位置で、第1回目に開放される。それに続いて、第2のシリンダの作動サイクル内で、第2の排気バルブが、2S2で示されるクランクシャフト回転位置で第2回目に閉鎖され、及びそれに続いて2O2で示されるクランクシャフト回転位置で第2回目に開放される。第2の排気バルブの第1の開放(回転位置1O2において)及び第2の閉鎖(回転位置2S2において)により、第2の排気バルブは第1の圧縮開放ストローク28を行う。第2の開放と第1の閉鎖により、第2の排気バルブは第2のシリンダの作動サイクル内で第2の圧縮開放ストロークを実施する。第2の排気バルブの第1の閉鎖により、第2の吸入バルブが開放された結果第2のシリンダ内の第2のピストンによって吸引されたフレッシュエアの形で、ガスが圧縮される。第2の排気バルブの第1の圧縮開放ストローク28の過程で、すなわち第2のシリンダの第1の圧縮開放サイクルの過程で、圧縮されたガスは、第2の排気ポートを通って第2のシリンダから排出され、その結果、第2のピストンがその上死点からその下死点へと戻り動くために、圧縮されたガス中に蓄えられた圧縮エネルギが使用されなくてもよくなる。この過程は、第2の圧縮開放ストローク30の範囲でも繰り返され、その結果第2のシリンダも第2のシリンダの1回の作動サイクル内に2回の圧縮開放サイクルを行う。
第3のシリンダでも同様である。エンジンブレーキモードでは、第3のシリンダ又は第3のピストンの1回の作動サイクル内に、推移線20で確認できるように、1S3で示されるクランクシャフト回転位置で第1回目に閉鎖される。それに続いて、第3のシリンダの作動サイクル内で、第3の排気バルブが、1O3で示されるクランクシャフトの回転位置で第1回目に開放される。それに続いて第3の排気バルブは、2S3で示されるクランクシャフト回転位置で、第2回目に閉鎖される。それに続いて、第3の排気バルブは、2O3で示されるクランクシャフト回転位置で、第2回目に開放される。第1の開放(回転位置1O3における)及び第2の閉鎖(回転位置2S3における)により、第3の排気バルブが作動サイクル内で第1の圧縮開放ストローク32を行い、その結果第3のシリンダが第1の圧縮開放サイクルを行う。第1のシリンダと第2のシリンダと同じく、第3のシリンダ又は第3のピストンの作動サイクル内で第3の排気バルブが第1回目に閉鎖される回転位置1S3は、同様にその範囲内に及び好ましくは第3のシリンダの吸入バルブの吸入ストローク内にある。第3の排気バルブの第1回目の閉鎖の結果、第1のシリンダ及び第2のシリンダの場合と同様に、ガスは、第3の吸入バルブの開放によって第3のシリンダ内に第3のピストンを使用して吸入されたフレッシュエアの形で、第3のピストンを使用して圧縮される。第3の排気バルブの第1の開放(回転位置1O3における)により、圧縮されたガスが第3のシリンダから排出され、その結果第3のピストンがその上死点からその下死点へ動くために、圧縮されたガス内に蓄えられた圧縮エネルギが使用されなくてすむ。
第2の開放(回転位置2O3における)及び第1の閉鎖(回転位置1S3における)により、第3の排気バルブが第3のシリンダの作動サイクル内で、第2の圧縮開放ストローク34を行い、その際、第3のシリンダの第3の排気バルブの第2の圧縮開放ストローク34の過程で第2の圧縮開放サイクルが行われる。第2の圧縮開放サイクルの範囲でも、圧縮されたガスが第3の排気ポートを通って第3のシリンダから排出され、その結果第3のピストンを上死点から下死点へ動かすために、圧縮されたガス中に蓄えられた圧縮エネルギが使用されなくてすむ。第1のシリンダの作動サイクル内の第1の排気バルブ及び第2のシリンダの作動サイクル内の第2の排気バルブと同様、第3のシリンダの第3の排気バルブが第3のシリンダの作動サイクル内で、2つの圧縮開放ストローク32、34を行い、これら圧縮開放ストロークが第3のシリンダの作動サイクル内で互いに前後して行われる。それゆえに3つのシリンダは各作動サイクル内でそれぞれ2つの連続する圧縮開放サイクルを行い、それによって特に高いエンジンブレーキ性能がエンジンブレーキモードで実現され得る。
第2の及び第3の排気バルブがそれぞれ開放、閉鎖するクランク角度は、第1のシリンダに対して240[°KW]又は480[°KW]にずらされることに相当する。
エンジンブレーキモードで特に高いエンジンブレーキ性能を実現するため、第1のシリンダの第1の排気バルブが第1回目の開放(回転位置1O1における)の後及び第2回目の閉鎖(回転位置2S1における)の前に、最初に行われた圧縮開放の後に、排ガス側で第2の排気ポートを通って第2のシリンダから流れ出たガスで、及び排ガス側で第3のシリンダから第3の排気ポートを通って流れ出たガスで、第1のシリンダが再度充填される間だけ、開放されたままで保持される。推移線16によれば、第1の排気バルブが240度のクランク角度の直後まで、第1のピストンの点火上死点ZOTの後、開放されたままに保たれるか、又は240度のクランク角度直後に、点火上死点ZOTの後、完全に閉鎖されることが確認できる。第1のシリンダの作動サイクルに基づき、図からわかるように、第2の排気バルブの第2の圧縮開放ストローク30は、まだ完全に第1の排気バルブの第1の圧縮開放ストローク24内にある。第3の排気バルブの第1の圧縮開放ストローク32は、一部が第2の圧縮開放ストローク30内にもあり、一部が第1の圧縮開放ストローク24内にもある。なぜなら第3の排気バルブは、第1のシリンダの作動サイクルに基づいて、すでに180度のクランク角度前に、第1のピストンの点火上死点ZOT後に開放されるからである。つまり、3つすべての排気バルブは、第3の排気バルブの第1の開放によって、回転位置1O3で一時的に同時に開放され、その結果シリンダは排気マニホールドを介して流体的に互いに接続されている。それによって、第1のシリンダが、第2のシリンダと第3のシリンダからのガスで、第1の圧縮開放サイクル(圧縮開放ストローク24)に続く第2の圧縮開放サイクル(圧縮開放ストローク26)のために充填され、それによって特に高いエンジンブレーキ性能が得られる。第1のシリンダには、ここではその第2の圧縮開放サイクルのために第2のシリンダの第2の圧縮開放サイクルからのガスと、第3のシリンダの第1の圧縮開放サイクルからのガスが充填される。
第1の排気バルブは、第1回目の開放1O1の後及び第2回目の閉鎖2S1の前に、少なくとも、第1のシリンダが少なくとも1つの排気ポートを通って往復燃焼機関少なくとも1つの第2のシリンダから流出したガスで充填される間、開放されたままに保たれる。このことはつまり、第1のシリンダが少なくとも第2の又は第3のシリンダのガスで満たされ、それによって第1のシリンダが別のシリンダによってのみガスで満たされることを意味する。
この原理は、容易に第2のシリンダ及び第3のシリンダに転用することができる。これはつまり、例えば第2のシリンダはその第2の圧縮開放サイクルのために、第2のシリンダの作動サイクル内で第1のシリンダからのガスと第3のシリンダからのガスで満たされる、すなわち充填される。第3のシリンダは、第3のシリンダの作動サイクル内で、第2の圧縮開放サイクルのために、第1のシリンダからのガスと第2のシリンダからのガスで充填される。これは、例えば図の第1のシリンダで確認できるように、第1の吸入バルブの吸入ストローク22の後及び第2の圧縮開放サイクルの前又は第2の圧縮開放ストローク26の前に第1の吸入バルブの吸入ストロークがもはや行われないため、有利である。これはつまり、第1のシリンダが吸入ストローク22の後及び第2の圧縮開放サイクルの前に第1のシリンダの吸入ポートを介してガスが充填されないことを意味している。そのため、第1のシリンダに、その第2の圧縮開放サイクルのために第2のシリンダの排気ポートを通ってガスが充填され、その際このガスが第2のシリンダと第3のシリンダの両方に由来することが企図される。
つまり、第1の排気バルブの第2回目の閉鎖と、第3のシリンダの作動サイクルに基づいて、第3の排気バルブの第1回目の開放との間にはオーバーラップがある。有利には第1の排気バルブのそれぞれの第1回目の開放と、第3の排気バルブの第2回目の閉鎖及び/又は第2の排気バルブの第1回目の閉鎖とのオーバーラップにより、排気マニホールド内の圧力ピークが第1のシリンダから第3の及び/又は第2のシリンダ内にガスが過剰に流入することによって弱められ得る。同様に、第1の排気バルブのそれぞれの第2回目の開放が第3の排気バルブの第1の圧縮開放ストロークとオーバーラップすることにより、第1のシリンダから第3のシリンダにガスが過剰流入することによる排気マニホールド内の圧力ピークを防止し得る。更に、第3の排気バルブの第1回目の開放と、第2のシリンダの作動サイクルに基づいて、第2の排気バルブの第1回目の閉鎖との間にオーバーラップが起こる。更に、第1の排気バルブの第2の閉鎖は、第2の排気バルブの第1回目の閉鎖の後に行われ、その結果第2のシリンダからのガスも第3のシリンダからのガスも、第1のシリンダ内に流入し得る。こうして第1のシリンダは2倍、つまり第2のシリンダからのガスと第3のシリンダからのガスで充填される。
図2には図1の別法の実施形態が示されている。ここで図2でも同じ線及び同じ点には図1と同じ符号が付けられている。図2のグラフには、図1と変わっていない推移線14が記載されている。推移線16‘、18‘及び20‘は、図1とは異なり、それぞれ早く閉鎖される第1の圧縮開放ストローク24‘、28‘及び32‘を備えている。第1の圧縮開放ストローク24‘、28‘及び32‘の第2の閉鎖2S1‘、2S2‘及び2S3‘は、それぞれ約30度のクランク角度早く行われ、それによって例えば第1の排気バルブは約210度のクランク角度で、及び第2の、変化していない圧縮開放ストローク26、30、34の第1の閉鎖タイミング1S1、1S2及び1S3は、時間的に第1の圧縮開放ストローク24‘、28‘及び32‘の第2回目の閉鎖2S1‘、2S2‘及び2S3‘の後にある。
図3は、第1の排気バルブに基づいた、2つの連続する圧縮開放ストロークの各開放タイミングと閉鎖タイミングの好ましい範囲を説明するためのグラフである。以下の実施形態は、容易に他のシリンダ及び他のシリンダバンクに転用され得る。ここで図3でも同じ線及び同じ点には図1及び図2と同じ符号が付けられている。図2のグラフには、図1と変わっていない推移線14が記載されている。更に、図3には、第1の排気バルブの2つの推移線16‘‘(実線)及び16‘‘‘(破線)が記載されており、この第1の排気バルブは推移線16‘‘によって、可能な限り早い開放タイミング1O1‘‘を約610度のクランク角度で、及び2O1‘‘を約250度のクランク角度で、及び閉鎖タイミング1S1‘‘を約400度のクランク角度で及び2S1‘‘を約210度のクランク角度で示している。それに対応して、推移線16‘‘‘は可能な限り遅い開放タイミング1O1‘‘‘を約680度のクランク角度で、及び2O1‘‘‘を約320度のクランク角度で、及び閉鎖タイミング1S1‘‘‘を約680度のクランク角度で、及び2S1‘‘‘を約320度のクランク角度で示している。可能な第1の及び第2の開放タイミングと、第1の閉鎖タイミング及び第2の閉鎖タイミングからもたらされる範囲は、任意で互いに組合せ可能である。

Claims (5)

  1. エンジンブレーキモードにおける往復燃焼機関の作動方法であって、
    エンジンブレーキモード中に1回の作動サイクル内で少なくとも1つの第1のシリンダの少なくとも1つの排気バルブが第1回目に閉鎖され(1S1、1S1‘‘、1S1‘‘‘)、それに続いて第1回目に開放され(1O1、1O1‘‘、1O1‘‘‘)、それに続いて第2回目に閉鎖され(2S1、2S1‘、2S1‘‘、2S1‘‘‘)及びそれに続いて第2回目に開放され(2O1、2O1‘‘、2O1‘‘‘)、それによって、前記シリンダのピストンを使用して、前記シリンダ内で圧縮されたガスが前記シリンダから排出され、
    前記排気バルブが第1回目の開放(1O1、1O1‘‘、1O1‘‘‘)の後及び第2回目の閉鎖(2S1、2S1‘、2S1‘‘、2S1‘‘‘)の前に、前記シリンダが排気マニホールドを通って前記往復燃焼機関の少なくとも1つの第2のシリンダから流れ出たガスで充填される間、開放されたままに保たれ
    前記第1のシリンダの前記排気バルブが、前記第1回目の開放(1O1、1O1‘‘、1O1‘‘‘)の後及び前記第2回目の閉鎖(2S1、2S1‘、2S1‘‘、2S1‘‘‘)の前に、前記第1のシリンダが、前記往復燃焼機関の前記第2のシリンダから及び少なくとも1つの第3のシリンダから前記排気マニホールドを通って流出したそれぞれのガスで充填される間、開放されたままに保たれ、ここで前記第1のシリンダ、第2のシリンダおよび第3のシリンダは、前記排気マニホールドを介して流体的に接続され、
    前記第1のシリンダの前記排気バルブが、第1回目の開放(1O1、1O1‘‘、1O1‘‘‘)の後に、前記第1のシリンダの前記ピストンの上死点(OT)を経過して、少なくとも210度のクランク角度まで開放されたままに保たれる
    ことを特徴とする作動方法。
  2. 前記エンジンブレーキモードにおいて、前記第2のシリンダの1回の作動サイクル内で、前記第2のシリンダの少なくとも1つの第2の排気バルブが第1回目に閉鎖され(1S2、1S2‘‘、1S2‘‘‘)、それに続いて第1回目に開放され(1O2、1O2‘‘、1O2‘‘‘)、それに続いて第2回目に閉鎖され(2S2、2S2‘、2S2‘‘、2S2‘‘‘)及びそれに続いて第2回目に開放され(2O2、2O2‘‘、2O2‘‘‘)、それにより前記第2のシリンダの第2のピストンを使用して前記第2のシリンダ内で圧縮されたガスが前記第2のシリンダから排出され、その際に前記第1のシリンダが、前記第2のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部で充填される一方で、前記第2の排気バルブが、その第2回目の開放(2O2、2O2‘‘、2O2‘‘‘)の後及びその第1回目の閉鎖(1S2、1S2‘‘、1S2‘‘‘)の前又はその第1回目の開放(1O2、1O2‘‘、1O2‘‘‘)の後及びその第2回目の閉鎖(2S2、2S2‘、2S2‘‘、2S2‘‘‘)の前に少なくとも部分的に開放されていることを特徴とする、請求項1に記載の作動方法。
  3. 前記エンジンブレーキモードにおいて、第2のシリンダの作動サイクル内で前記第2のシリンダの少なくとも1つの第2の排気バルブが第1回目に閉鎖され(1S2、1S2‘‘、1S2‘‘‘)、それに続いて第1回目に開放され(1O2、1O2‘‘、1O2‘‘‘)、それに続いて第2回目に閉鎖され(2S2、2S2‘、2S2‘‘、2S2‘‘‘)及びそれに続いて第2回目に開放され(2O2、2O2‘‘、2O2‘‘‘)、それにより前記第2のシリンダの前記第2のピストンを使用して前記第2のシリンダ内で圧縮されたガスが前記第2のシリンダから排出され、及び前記エンジンブレーキモードにおいて、前記第3のシリンダ作動サイクル内で前記第3のシリンダの少なくとも1つの第3の排気バルブが第1回目に閉鎖され(1S3、1S3‘‘、1S3‘‘‘)、それに続いて第1回目に開放され(1O3、1O3‘‘、1O3‘‘‘)、それに続いて第2回目に閉鎖され(2S3、2S3‘、2S3‘‘、2S3‘‘‘)及びそれに続いて第2回目に開放され(2O3、2O3‘‘、2O3‘‘‘)、それによって、前記第3のシリンダの第3のピストンを使用して前記第3のシリンダ内で圧縮されたガスが前記第3のシリンダから排出され、その際前記第1のシリンダが、前記第2のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部で充填される一方で、前記第2の排気バルブがその第2回目の開放(2O2、2O2‘‘、2O2‘‘‘)の後で、及びその第1回目の閉鎖(1S2、1S2‘‘、1S2‘‘‘)の前に開放されており、及び前記第1のシリンダが前記第3のシリンダから排出されたガスの少なくとも一部で充填される一方で、前記第3の排気バルブがその第1回目の開放(1O3、1O3‘‘、1O3‘‘‘)の後で、及びその第2回目の閉鎖(2S3、2S3‘、2S3‘‘、2S3‘‘‘)の前に、少なくとも部分的に開放されていることを特徴とする、請求項に記載の作動方法。
  4. 記エンジンブレーキモードにおいて、エンジンブレーキモードとは異なる、往復燃焼機関の通常モードよりも、短いストロークで前記排気バルブが動作することを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の作動方法。
  5. 請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の作動方法を実施するために形成された自動車用往復燃焼機関。
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