JP6254061B2 - 基板用コネクタ - Google Patents

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本発明は、基板用コネクタに関するものである。
特許文献1には、回路基板と、回路基板の表面側から裏面側へ貫通させた複数本の端子金具とを備えた基板用コネクタが開示されている。この基板用コネクタには、端子金具同士の短絡を防止する手段として、回路基板の表面と平行に対向するように配されて複数の端子金具を貫通させた底壁と、底壁から回路基板に向かって延出する仕切壁とが設けられている。端子金具同士は仕切壁で仕切られているので、回路基板の表面側で結露が発生しても、端子金具同士が短絡する虞はない。
特開2007−234242号公報
しかし、端子金具の先端部は、回路基板の裏面側で露出したままである。そのため、基板用コネクタが海水等の電解液に浸かると、回路基板の裏面側において端子金具の先端部から金属イオンが電解液中に溶出し、その溶出物を介して端子金具の先端部同士が短絡する可能性がある。溶出物を介して端子金具同士が短絡した場合、電解液が蒸発したときに、端子金具を含む基板用コネクタ全体が過熱状態となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板の裏面側における端子金具同士の短絡を防止することを目的とする。
本発明の基板用コネクタは、
複数のスルーホールを有する回路基板と、
前記回路基板の表面に取り付けられるハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、前記複数のスルーホールに個別に貫通されて先端部を前記回路基板の裏面側へ突出させた複数本の端子金具と、
前記回路基板の裏面に液密状に当接する複数の壁部と、
前記複数の壁部によって構成され、前記複数本の端子金具の前記先端部を個別に収容する複数の収容室とを備えているところに特徴を有する。
この構成によれば、回路基板の裏面側に液密状に設けた複数の収容室に、端子金具の先端部を個別に収容しているので、端子金具の先端部同士が短絡することを防止できる。
実施例1の基板用コネクタの正面図 基板用コネクタの平面図 図1のX−X線断面図 図1のY−Y線断面図 図2のZ−Z線断面図 図5の部分拡大図
(1)本発明の基板用コネクタは、隣り合う2つの前記収容室を区画する前記壁部が、1枚だけであってもよい。
この構成によれば、各収容室を、夫々、専用の独立した壁面部で区画する場合に比べると、壁部の構成を簡素化することができるとともに、端子金具間のピッチを狭めることができる。
(2)本発明の基板用コネクタは、前記壁部における前記回路基板への当接領域に、潰れ変形することで前記壁部と前記回路基板の前記裏面との間を液密状に保持する易変形突部が、一体に形成されていてもよい。
この構成によれば、別体のシール部材を用いなくても、隣り合う端子金具の先端部の間を、確実に液密状に遮断することができる。
(3)本発明の基板用コネクタは、前記収容室のうち前記回路基板の前記裏面とは反対側の端部が、覆い部によって液密状に封止されていてもよい。
この構成によれば、収容室内への浸水を防止することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。以下の説明において、上下方向については、図1,5にあらわれる向きを、そのまま上下方向と定義する。左右方向については、図1〜4にあらわれる向きを、そのまま左右方向と定義する。本実施例1の基板用コネクタは、回路基板10と、合成樹脂製のハウジング20と、複数本の端子金具40と、合成樹脂製の封止部材50とを備えて構成されている。
<回路基板10>
回路基板10は、平板状をなしていて、その表面11(上面)と裏面12(下面)を水平に向けた姿勢で配されている。回路基板10には、その板厚方向(上下方向)に貫通する4つの取付孔13(図3を参照)が形成されている。4つの取付孔13を結ぶと、左右方向に長い仮想長方形(図示省略)が構成される。そして、回路基板10における仮想長方形の範囲内には、回路基板10を板厚方向に貫通する複数のスルーホール14(図3を参照)が、前後方向及び左右方向に整列して形成されている。また、回路基板10には、1つの取付孔15(図3を参照)が形成されている。取付孔15は、後述する4つの脚部27で囲まれた仮想長方形内に位置する。即ち、取付孔15は、左右方向においては左右の脚部27の中央に位置し、前後方向においては仮想長方形の後端部に位置する。
<ハウジング20>
ハウジング20は、ブロック状をなす本体部21と、本体部21の下面に連なる区画部26と、本体部21の下面に連なる固定部35とを一体に成形したものである。本体部21は、平面視形状が左右方向に長い略長方形をなす水平な壁状支持部22と、壁状支持部22の外周縁から上方へ立ち上がる外周壁23と、外周壁23の内部を左右に仕切る複数の隔壁24とを有している。外周壁23と隔壁24で囲まれた空間は、上方に開放された嵌合空間25となっている。嵌合空間25には、複数の雌形端子(図示省略)を備えたハーネス側ハウジング20(図示省略)が嵌合されるようになっている。
図4に示すように、区画部26は、壁状支持部22の四隅から下方へ延出する4つの脚部27を有する。各脚部27には、夫々、軸線を上下方向に向けた雌ネジ孔28が、脚部27の下端面に開口した形態で形成されている。4つの雌ネジ孔28は、回路基板10の4つの取付孔13と対応するように配置されている。区画部26は、前側の2つの脚部27の間に差し渡された前面板29Fと、後側の2つの脚部27の間に差し渡された後面板29Rと、左側の2つの脚部27の間に差し渡された左側面板30Lと、右側の2つの脚部27の間に差し渡された右側面板30Rとを有している。これら4枚の面板29F,29R,30L,30Rの上端縁は、壁状支持部22の下面に連なっている。
区画部26は、壁状支持部22の下端面から下方へ延出した形態の複数の板部31を有している。複数の板部31は、上記4枚の面板29F,29R,30L,30Rで囲まれた空間内に収容されている。複数の板部31は、下面が開放された複数の区画室32を構成している。1つの区画室32は、4枚の板部31が角筒状に連結されることによって構成されている。そして、前後に隣り合う2つの区画室32は1枚の板部31で仕切られ、左右に隣り合う2つの区画室32も1枚の板部31で仕切られている。複数の区画室32は、回路基板10の複数のスルーホール14と対応するように、前後方向及び左右方向に整列して配置されている。
図6に示すように、各板部31の下端面(つまり、ハウジング20を回路基板10に取り付けた状態で、回路基板10の表面11と対向する面)には、リブ状に突出する上部易変形突部33が形成されている。上部易変形突部33は、各板部31の全幅に亘って形成されているとともに、隣り合う板部31に形成された上部易変形突部33同士は、互いに連なっている。これにより、各区画室32の下端の開口部は、全周に亘って方形に連なった上部易変形突部33によって包囲されている。
固定部35は、ハウジング20を回路基板10の表面11に固定するための手段である。固定部35は、本体部21の下面から下方へ突出した形態であり、回路基板10の取付孔15と対応するように配置されている。即ち、固定部35は、4つの脚部27で囲まれた仮想長方形内に配置され、左右方向においては左右の脚部27の中央に位置し、前後方向においては仮想長方形の後端部に位置する。固定部35には、その下端面に開口する固定用雌ネジ孔36が形成されている。回路基板10の下方から取付孔15に挿入したビス37を固定用雌ネジ孔36にねじ込むことにより、ハウジング20が回路基板10の表面11に固定されている。
<端子金具40>
ハウジング20の壁状支持部22には、複数本の端子金具40が圧入によって取り付けられている。端子金具40は、細長く一直線状に伸びた形状であり、壁状支持部22を上下方向に貫通している。端子金具40のうち壁状支持部22よりも上方の領域は、本体部21の嵌合空間25内に収容されている。平面視における端子金具40の配置は、スルーホール14と同じであり、区画室32の配置と対応している。そして、各端子金具40のうち壁状支持部22よりも下方の領域は、区画室32内に個別に挿入されている。また、端子金具40の下端部40E(請求項に記載の先端部)は、区画室32よりも下方へ突出している。
<封止部材50>
図3に示すように、封止部材50は、平面視形状が、ハウジング20の壁状支持部22と同じく、左右方向に長い方形である。封止部材50は、上下方向の寸法が、前後及び左右方向の寸法よりも小さく、全体として扁平な形状である。封止部材50は、端子金具40の下端部40E(つまり、回路基板10の裏面12側へ突出する部分)を液密状に覆い隠す機能と、隣り合う端子金具40の下端部40E同士が短絡するのを防止する機能とを兼ね備えている。
封止部材50は、その4隅に配された4つの締結部51を有する。各締結部51には、夫々、軸線を上下方向に向けたビス孔52が、締結部51を上下に貫通した形態で形成されている。4つのビス孔52は、4つの雌ネジ孔28及び4つの取付孔13と対応するように配置されている。封止部材50は、前側の2つの締結部51の間に差し渡された前面壁53Fと、後側の2つの締結部51の間に差し渡された後面壁53Rと、左側の2つの締結部51の間に差し渡された左側面壁54Lと、右側の2つの締結部51の間に差し渡された右側面壁54Rとを有している。これらの4つの面壁53F,53R,54L,54Rにより、4つの締結部51が連結されている。
封止部材50は、複数の壁部55を有している。複数の壁部55は、上記4枚の面壁53F,53R,54L,54Rで囲まれた空間内に収容されている。複数の壁部55は、上下両面が開放された複数の収容室56を構成している。平面視において、複数の収容室56は、複数のスルーホール14及び複数の端子金具40と対応するように、前後方向及び左右方向に整列して配置されている。
1つの収容室56は、4枚の壁部55が角筒状に連結されることによって構成されている。そして、前後に隣り合う2つの収容室56は、1枚の壁部55で仕切られ、左右に隣り合う2つの区画室32も1枚の壁部55で仕切られている。また、前後に隣り合う2つの収容室56の左側面を構成する壁部55同士と、右側面を構成する壁部55同士は、夫々、前後に連なっている。同様に、左右に隣り合う2つの収容室56の前面を構成する壁部55同士と、後面を構成する壁部55同士は、夫々、左右に連なっている。
このように複数の壁部55は、互いに直接的又は間接的に連なっている。そして、平面視において四隅に位置する壁部55は、締結部51に連なっている。また、後端側に位置する壁部55の一部は、連結壁57を介して後面壁53Rに連なっている。以上により、複数の壁部55は、4つの締結部51及び4枚の面壁53F,53R,54L,54Rと一体化されている。
図6に示すように、各壁部55の上端面(つまり、封止部材50を回路基板10に取り付けた状態で、回路基板10の裏面12と対向する面)には、リブ状に突出する下部易変形突部58(請求項に記載の易変形突部)が形成されている。下部易変形突部58は、各壁部55の全幅に亘って形成されているとともに、隣り合う壁部55に形成された下部易変形突部58同士は、互いに連なっている。これにより、各収容室56の上端の開口部は、全周に亘って方形に連なった下部易変形突部58によって包囲されている。
封止部材50は、全ての収容室56の下端を液密状に塞ぐ覆い部59を有している。つまり、全ての壁部55の下端は、覆い部59の上面に連なっている。また、覆い部59の平面視形状は左右方向に長い方形をなし、覆い部59の外周縁は、前後両面壁53F,53Rと左右両側面壁54L,54Rの上端に連なっている。
<実施例1の作用及び効果>
基板用コネクタは、次のようにして組み付けられる。まず、ハウジング20に複数本の端子金具40が取り付けられる。各端子金具40の下端部40Eは、区画部26(区画室32)の下端から更に下方へ突出している。ハウジング20に端子金具40を取り付けた後、複数本の端子金具40の下端部40Eを、回路基板10の表面11側からスルーホール14に個別に挿入する。
全ての端子金具40の下端部40Eがスルーホール14に挿入された後、ハウジング20を回路基板10に接近させると、区画部26の下面の上部易変形突部33が、回路基板10の表面11に当接する。この状態から、ビス37を、回路基板10の裏面12側から取付孔15に挿入し、固定用雌ネジ孔36にねじ込んで締め付ける。ビス36の締付けにより、ハウジング20が回路基板10の表面11へ強く押圧され、脚部27の下端面と固定部35の下端面が回路基板10の表面11に面当たりした状態で、ハウジング20が回路基板10の表面11に固定される。
ビス36の締付けに伴ってハウジング20が回路基板10の表面11に接近していく間、上部易変形突部33の全体が、回路基板10の表面11に強く押し付けられることによって塑性変形する。この上部易変形突部33の塑性変形により、板部31の下端部40Eと回路基板10の表面11とが液密状に密着し、回路基板10の表面11においては、各区画室32が液密状に封止されるとともに、隣り合う区画室32同士の間が液密状に区画される。
上部易変形突部33を塑性変形させて区画室32間を液密状に区画した後は、各スルーホール14において端子金具40を半田(図示省略)により固定し、端子金具40と回路基板10のプリント回路(図示省略)とを導通可能に接続する。半田付けによって端子金具40を回路基板10に固着した状態では、端子金具40の下端部40Eの大部分が、回路基板10の裏面12側へ突出した状態となる。
また、雌ネジ孔28は、回路基板10の取付孔13と対応する。本実施例1では、取付孔13の内径を、雌ネジ孔28の内径よりも大きく設定している。したがって、半田による固着工程で、回路基板10とハウジング20の位置が、公差範囲内で前後左右にずれても、雌ネジ孔28の全体が取付孔13の開口範囲内に位置するようになっている。
端子金具40を回路基板10に固着した後、回路基板10の裏面12側に封止部材50を取り付ける。取付けに際しては、各収容室56に、夫々、端子金具40の下端部40Eを個別に収容する。そして、端子金具40の回路基板10の裏面12に、封止部材50の上面の下部易変形突部58を当接させる。このとき、下部易変形突部58は塑性変形させなくてもよい。下部易変形突部58が回路基板10の裏面12に当接すると、端子金具40のうち回路基板10の裏面12側へ突出している下端部40Eの全体が、個別に収容室56内に収容される。また、ビス孔52は回路基板10の取付孔13と対応する。
この後、封止部材50の下方から各ビス孔52に、夫々、ビス60を差し込む、ビス60の上端部は、取付孔13を貫通してハウジング20の雌ネジ孔28にねじ込まれる。ビス60をねじ込むと、封止部材50が回路基板10の裏面12に接近する。これに伴い、下部易変形突部58が回路基板10の裏面12に強く押し付けられ、徐々に塑性変形していく。そして、締結部51の上端面が回路基板10の裏面12に面当たりしたところで、ビス60の締付けを終了すれば、封止部材50が回路基板10とハウジング20に固定され、封止部材50の取付けが完了する。
封止部材50の取付けが完了した状態では、下部易変形突部58の全体が塑性変形する。これにより、壁部55の上部と回路基板10の裏面12とが液密状に密着し、各収容室56内が液密状に封止される。これにより、基板用コネクタが海水等の電解液に浸かっても、その電解液が収容室56内に浸入することが防止される。したがって、収容室56内において端子金具40の下端部40Eから電解液内に金属イオンが溶出する、という事象は発生しない。金属イオンが溶出しないので、溶出物を介して端子金具40同士が短絡するという虞もない。
また、経年劣化等のために下部易変形突部58の一部と回路基板10の裏面12との間に隙間が生じた場合、その隙間から、いずれかの収容室56内に電解液が浸入する可能性がある。しかし、電解液が浸入した収容室56と、それに隣接する端子金具40の収容室56との間は、下部易変形突部58の塑性変形によって液密状態が保たれている。したがって、電解液が浸入した収容室56内で端子金具40の下端部40Eから金属イオンが溶出しても、その溶出物が、他の収容室56内へ侵入することはない。よって、金属イオンの溶出物を介して端子金具40同士が短絡する虞はない。
上述のように本実施例1の基板用コネクタは、複数のスルーホール14を有する回路基板10と、回路基板10の表面11に取り付けられるハウジング20と、ハウジング20に取り付けられ、複数のスルーホール14に個別に貫通されて下端部40Eを回路基板10の裏面12側へ突出させた形態の複数本の端子金具40と、封止部材50とを有している。封止部材50は、回路基板10の裏面12に液密状に当接する複数の壁部55と、複数の壁部55によって構成され、複数本の端子金具40の下端部40Eを個別に収容する複数の収容室56とを備えている。
この基板用コネクタによれば、回路基板10の裏面12側に液密状に設けた複数の収容室56に、端子金具40の下端部40Eを個別に収容しているので、端子金具40の先端部同士が短絡することを防止できる。また、収容室56のうち回路基板10の裏面12とは反対側の下端部40Eが、覆い部59によって液密状に封止されている。この構成によれば、収容室56内への浸水を防止することができる。
また、隣り合う2つの収容室56を区画する前記壁部55が1枚だけである。この構成によれば、各収容室56を、夫々、専用の独立した壁面部で区画する場合に比べると、壁部55の構成(封止部材50の構成)を簡素化することができるとともに、端子金具40間のピッチを狭めることができる。また、壁部55の上端面(壁部55における回路基板10への当接領域)には、潰れ変形することで壁部55と回路基板10の裏面12との間を液密状に保持する下部易変形突部58が、一体に形成されている。このような下部易変形突部58を壁部55に一体に形成したことにより、別体のシール部材を用いなくても、隣り合う端子金具40の先端部の間を、確実に液密状に遮断することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、隣り合う2つの収容室を区画する壁部を、1枚だけとしたが、各収容室を専用の独立した壁部で区画し、隣り合う2つの端子金具の先端部の間に2枚の壁部が配されるようにしてもよい。
(2)上記実施例1では、複数の壁部を格子状に連続させ、複数の収容室を縦横に整列配置したが、複数の壁部を梯子状に連続させ、複数の収容室が一列に並ぶようにしてもよい。
(3)上記実施例1では、液密状態を保持する手段として、壁部における回路基板への当接領域に易変形突部を一体に形成したが、液密状態を保持する手段として、収容部とは別体のシール部材を用いてもよい。
(4)上記実施例1では、収容室のうち回路基板の裏面とは反対側の端部を、覆い部によって液密状に封止したが、収容室のうち回路基板の裏面とは反対側の端部は、外部へ開放されていてもよい。
10…回路基板
11…回路基板の表面
12…回路基板の裏面
14…スルーホール
20…ハウジング
40…端子金具
40E…端子金具の下端部(先端部)
55…壁部
56…収容室
58…下部易変形突部(易変形突部)
59…覆い部

Claims (4)

  1. 複数のスルーホールを有する回路基板と、
    前記回路基板の表面に取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記複数のスルーホールに個別に貫通されて先端部を前記回路基板の裏面側へ突出させた複数本の端子金具と、
    前記回路基板の裏面に液密状に当接する複数の壁部と、
    前記複数の壁部によって構成され、前記複数本の端子金具の前記先端部を個別に収容する複数の収容室とを備えていることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 隣り合う2つの前記収容室を区画する前記壁部が、1枚だけであることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 前記壁部における前記回路基板への当接領域に、潰れ変形することで前記壁部と前記回路基板の前記裏面との間を液密状に保持する易変形突部が、一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板用コネクタ。
  4. 前記収容室のうち前記回路基板の前記裏面とは反対側の端部が、覆い部によって液密状に封止されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の基板用コネクタ。
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