JP6253962B2 - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理技術に関する。
例えばCT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波エコーなどの医療用画像機器から、各臓器を撮影した断面画像(断層画像とも呼ぶ)がグレイスケールの輝度値情報として出力される。現在、この輝度値情報から指定臓器の領域を抽出し、臓器形状、血管の直径などの情報を診断に役立てる技術の開発が行われている。なお、医療用診断装置(例えばCTやMRI)や超音波測定装置からは、3次元空間を断層化した複数の画像が出力される。これらの画像に対して、診断したい臓器のサイズや疾患部位の長さを抽出するための画像処理を行って診断用画像を生成し、診断に利用する。一方、この処理結果から、血流等を追跡する数値シミュレーションのための入力として、血管形状などの臓器形状を生成して利用する。
このような画像処理技術には、領域抽出処理についての技術も含まれている。領域抽出処理には様々な技術が存在しているが、反応拡散方程式を用いて領域抽出を行う技術も存在している。しかしながら、反応拡散方程式を用いて領域抽出する従来の技術では、1つの画素について反応拡散方程式の計算を多数回繰り返し行うことになるが、処理すべき画素の数が増加すれば、その分処理量が増加してしまい、結果として処理時間が長くなるという問題がある。
特開2008−9549号公報 特開2012−245085号公報
従って、本発明の目的は、一側面によれば、領域抽出処理の高速化を図るための技術を提供することである。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、(A)データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ上記範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、(B)ノードデータに含まれる第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応する値及び当該第2のノードから抽出される関係ノードの輝度値に対応する値を用いて反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を所定回数実行し、(C)算出処理を所定回数実行した後における反応拡散方程式の出力値から、対応する第2のノードの輝度値を決定する処理を含む。
一側面によれば、領域抽出処理の高速化が可能となる。
図1は、断層画像の一例を示す図である。 図2は、反応拡散方程式を用いた領域抽出処理の処理結果を示す図である。 図3Aは、ボクセルデータを模式的に示す図である。 図3Bは、本発明の実施の形態を説明するための図である。 図3Cは、本発明の実施の形態を説明するための図である。 図4は、本実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 図5は、本実施の形態に係るメインの処理フローを示す図である。 図6は、輝度値分布の一例を示す図である。 図7は、グラフ構築処理の処理フローを示す図である。 図8は、ノード設定処理の処理フローを示す図である。 図9は、2次元のボクセルデータの一例を示す図である。 図10は、ノードデータを表す配列の一例を示す図である。 図11は、隣接関係設定処理の処理フローを示す図である。 図12は、隣接ボクセルを説明するための図である。 図13は、反応拡散フィルタ処理の処理フローを示す図である。 図14は、出力処理の処理フローを示す図である。 図15は、処理前の断層画像の一例を示す図である。 図16は、処理後の断層画像の一例を示す図である。 図17は、コンピュータの機能ブロック図である。
まず、本発明の実施の形態の概要を、図1乃至図3Cを用いて説明する。図1に示すような断層画像に対して、反応拡散方程式を用いた領域抽出処理を行うと、図2に示すような画像が得られる。これらの画像を比較すれば分かるように、大部分が黒のまま変化しない領域であり、白の部分でも変化しない領域も存在している。
本実施の形態では、変化しない領域については反応拡散方程式の計算の対象外として取り扱うことによって全体の処理を高速化する。
具体的には、図3Aに示すように、医療用画像装置等から得られるボクセルデータにおいては、立方格子状にボクセルが配置されている。以下で説明するように反応拡散方程式では特定のボクセルについて次の時刻における輝度値を算出するのに、その特定のボクセルの近傍のボクセル(2次元では近傍4ボクセル、3次元では近傍6ボクセル)の輝度値を用いる。
本実施の形態では、ボクセルの輝度値から、着目すべき領域を特定する。ここでは、斜め線ハッチングが付されたボクセルを着目領域として特定する。着目領域以外の黒が付されたボクセル(着目領域を規定する輝度値の上限値以上の輝度値を有するボクセル)と白が付されたボクセル(着目領域を規定する輝度値の下限値以下の輝度値を有するボクセル)については、指定された輝度値に固定して変化させないこととする。すなわち、着目領域以外のボクセルについては、反応拡散方程式の計算対象から除外することで、計算量を削減する。但し、上で述べたように、特定のボクセルについて次の時刻における輝度値を算出するのに、近傍のボクセルの輝度値を用いるので、隣接関係を保持しておくことになる。
模式的に示せば、図3Bに示すように、着目領域に隣接するボクセルのみを残せばよい。但し、隣接関係さえ正しく把握でき、近傍のボクセルの輝度値を取得できればよいので、固定の輝度値を有する黒のボクセルも白のボクセルも、複数個残さなくても良い。すなわち、図3Cに示すように、黒のボクセルに対応するノードを1つに集約して、黒のボクセルに隣接していた、着目領域内のボクセルに対応するノードは、皆1つの黒のノードに隣接するように設定する。同様に、白のボクセルに対応するノードも1つに集約して、白のボクセルに隣接していた、着目領域内のボクセルに対応するノードは、皆1つの白のノードに隣接するように設定する。このようなノード構造を生成することで、上記のような固定境界条件を課した、反応拡散方程式の計算処理を実行する。
次に、本実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図を図4に示す。本実施の形態に係る情報処理装置100は、第1データ格納部101と、前処理部102と、設定データ格納部103と、変換部104と、第2データ格納部105と、フィルタ処理部106と、第3データ格納部107と、出力処理部108と、表示装置109とを有する。
第1データ格納部101は、医療用画像機器等によって撮影された断層画像群などであるボクセルデータを格納している。前処理部102は、第1データ格納部101に格納されているボクセルデータに対する各種パラメータの設定のための処理を行い、設定されたパラメータの値を設定データ格納部103に格納する。
変換部104は、図3A乃至図3Cを用いて説明したように、立方格子状のボクセルデータを、グラフ構造のノードデータへ変換する処理を行い、処理結果を第2データ格納部105に格納する。
フィルタ処理部106は、反応拡散方程式による計算処理を所定回数実行し、処理結果を第3データ格納部107に格納する。出力処理部108は、第3データ格納部107に格納されているデータを描画のためのデータに変換して、表示装置109に対して描画処理を実行する。
次に、図5乃至図14を用いて、本実施の形態に係る情報処理装置100の処理内容について説明する。
前処理部102は、第1データ格納部101に格納されているボクセルデータに対する各種パラメータの設定をユーザに対して促し、入力された各種パラメータの値を設定データ格納部103に格納する(図5:ステップS1)。なお、ボクセルデータには、x軸方向にNx個、y軸方向にNy個、z軸方向にNz個のボクセルが含まれているものとする。また、v=(x,y,z)(2次元であればv=(x,y))として、I(v)に、初期的な輝度値が格納されているものとする。
さらに、本実施の形態では、反応拡散方程式による計算の繰り返し回数Tmax(例えば500)と、反応拡散方程式による計算の繰り返しの際に用いられる単位時間dt(例えば0.02)と、反応拡散方程式の係数α(例えば1.0)と、β(例えば0.45)、反応拡散方程式における輝度の閾値a(例えば70)、b(例えば120)と、c(例えば150)と、着目領域を規定する輝度範囲の下限値I_low(例えば50)と、上限値I_high(例えば180)とを、ユーザに設定させる。
例えば、ボクセルデータの各ボクセルの輝度値から、図6に示すようなヒストグラムをユーザに提示して、輝度範囲の下限値I_low及び上限値I_highの設定、反応拡散方程式における輝度の閾値a、b及びcの設定を行うようにしても良い。図6の例では、横軸が輝度値を表し、縦軸が出現頻度を表しており、I_low=50とI_high=180が設定されているが、最も出現頻度が高い輝度値のボクセルを着目領域内に含めている。
輝度の閾値a、b及びcについては、下限値I_lowと上限値I_highとの間で設定される。なお、反応拡散方程式による計算処理を行うと、下限値I_low乃至閾値aの値は、下限値I_lowへと変化する。閾値a乃至閾値cの値は、閾値bへと変化する。閾値c乃至上限値I_highの値は、上限値I_highへと変化する。
次に、変換部104は、設定データ格納部103に格納されているデータを用いて、第1データ格納部101に格納されているボクセルデータに対してグラフ構築処理を実行し、処理結果を第2データ格納部105に格納する(ステップS3)。グラフ構築処理については、図7乃至図12を用いて説明する。
グラフ構築処理(図7)において、変換部104は、ノード設定処理を実行し(ステップS11)、さらに隣接関係設定処理を実行する(ステップS13)。
ノード設定処理については図8を用いて説明する。
変換部104は、着目領域内のボクセル数のカウンタnumを0に初期化する(ステップS21)。また、変換部104は、ボクセル番号のカウンタiを0に初期化する(ステップS23)。
そして、変換部104は、輝度値I(v[i])(ボクセル番号「i」の座標vの輝度値)が下限値I_lowより大きく且つ上限値I_highより小さいか否かを判断する(ステップS25)。
例えば、2次元のボクセルデータの一例を図9に示す。4×4ボクセルであるが、上段が座標(x,y)を表しており、下段がボクセル番号を表している。斜め線ハッチングのボクセルは着目領域内のボクセルであることを表しており、さらに、黒塗りのボクセルについては、上限値I_high以上の輝度値を有するボクセルであり、白色のボクセルについては、下限値I_low以下の輝度値を有するボクセルである。
そして、ステップS25の条件が満たされた場合には、変換部104は、ノードの値の配列node_value[num]=g(I(v[i]))を設定し、ノード番号からボクセル番号を得るための配列node_id[num]=iを設定し、ボクセル番号からノード番号を得るための配列voxel_id[i]=numを設定し、さらにカウンタnumの値を1インクリメントする(ステップS27)。そして処理はステップS35に移行する。
g(X)=Yは、輝度値X(例えば0乃至255)を、反応拡散方程式の値域(−1乃至+1)の対応する値Yに変換する関数である。例えばg(X)=(2/255)X−1である。なお、g’(Y)は、g(X)の逆関数であり、反応拡散方程式の値域内の値Yを、対応する輝度値Xに変換する関数である。
一方、ステップS25の条件が満たされない場合には、変換部104は、輝度値I(v[i])が下限値I_low以下であるか否かを判断する(ステップS29)。ステップS29の条件を満たす場合には、変換部104は、I(v[i])=g’(−1)(又は領域ID「−1」など)と設定し、さらにノード番号からボクセル番号を得るための配列voxel_id[i]=−1を設定する(ステップS31)。そして処理はステップS35に移行する。なお、voxel_id[i]=−1は、対応するノード番号が存在しないことを表している。
また、ステップS29の条件が満たされない場合には、I(v[i])は上限値I_high以上であるので、変換部104は、I(v[i])=g’(1)(又は領域ID「1」)と設定し、さらにノード番号からボクセル番号を得るための配列voxel_id[i]=−1を設定する(ステップS33)。そして処理はステップS35に移行する。
その後、変換部104は、ボクセル番号のカウンタiが、ボクセル数N−1以上であるか判断する(ステップS35)。iがN−1未満であれば、変換部104は、iを1インクリメントして(ステップS37)、処理はステップS25に戻る。
一方、iがN−1以上であれば、変換部104は、node_value[num]=g(I_high)と設定し、node_value[num+1]=g(I_low)と設定する(ステップS39)。そして処理は呼出元の処理に戻る。
すなわち、着目領域内のボクセル数より1大きいノード番号numを、上限値I_high以上の輝度値を有するボクセルを代表するノードに割り当てて、そのノードの値をg(I_high)と設定する。さらに、ノード番号num+1を、下限値I_low以下の輝度値を有するボクセルを代表するノードに割り当てて、そのノードの値をg(I_low)と設定する。
これによって、反応拡散方程式の計算処理において隣接ノードの値が用いられる場合でも、その値を読み出すことができるようになる。
このような処理を行うことで、図9に示したようなボクセルデータについては、図10に示すような配列データが得られる。図10において上段は、配列node_id[num]を表しており、ノード番号numを入力すると、着目領域内において対応するボクセル番号iが得られるようになっている。一方、図10において下段は、配列voxel_id[i]を表しており、ボクセル番号iを入力すると、対応するノード番号numが得られるようになっている。但し、着目領域外のボクセルのボクセル番号が入力されるとノード番号「−1」が得られるので、そのボクセルが着目領域外であることが分かる。
次に、隣接関係設定処理について図11を用いて説明する。
まず、変換部104は、まずボクセル番号のカウンタiを0に初期化する(ステップS41)。また、変換部104は、ボクセルの座標v=u(node_id[i])を設定する(ステップS43)。u(i)は、ボクセル番号iから、そのボクセルの座標を出力する関数であり、以下のように表される。
u(i)=(x=i%(Nx×Ny)%Ny,y=floor(i%(Nx×Ny)/Ny),z=floor(i/(Nx×Ny)))
ここで%は除算の余りを算出する演算を表し、floorは、引数の値を超えない最大の整数を算出する関数を表す。
なお、u’(v)は、u(i)の逆関数であり、座標vを入力すると対応するボクセル番号iを出力するものである。例えば、以下のように表される。
u’(v=(x,y,z))=x+Nxy+(Nx×Ny)×z
また、変換部104は、隣接ボクセルのカウンタjを0に初期化する(ステップS45)。
その後、変換部104は、着目しているボクセル座標vに隣接するボクセルv+m[j]の輝度値I(v+m[j])が、下限値I_lowより大きく且つ上限値I_high未満であるか判断する(ステップS47)。m[j]は、3次元空間であれば、m={(0,0,1),(1,0,0),(0,1,0),(−1,0,0),(0,−1,0),(0,0,−1)}である。2次元空間であれば、m={(1,0),(0,1),(−1,0),(0,−1)}である。
例えば図9に示したボクセルデータにおいてv=(1,2)であるとすると、図12に示すような隣接ボクセル(ボクセル番号10,7,2,5)について処理することになる。
ステップS47の条件を満たす場合には、変換部104は、隣接ボクセルのノード番号を保持する配列e[i][j]=voxel_id[u'(v+m[j])]と設定する(ステップS49)。そして処理はステップS57に移行する。
一方、ステップS47の条件を満たさない場合には、変換部104は、隣接するボクセルv+m[j]の輝度値I(v+m[j])が、下限値I_low以下であるか否かを判断する(ステップS51)。輝度値I(v+m[j])が下限値I_low以下であれば、変換部104は、隣接ボクセルのノード番号を保持する配列e[i][j]=num+1と設定する(ステップS53)。これによってnode_value[num+1]によって、g(I_low)が得られるようになる。そして処理はステップS57に移行する。
一方、ステップS51の条件を満たしていない場合には、I(v+m[j])が上限値I_high以上であるので、変換部104は、隣接ボクセルのノード番号を保持する配列e[i][j]=numと設定する(ステップS55)。これによってnode_value[num]によって、g(I_high)が得られるようになる。そして処理はステップS57に移行する。
その後、変換部104は、jが5以上となったか否かを判断する(ステップS57)。3次元空間の場合には5であるが、2次元空間であれば3である。jが5未満であれば、変換部104は、jを1インクリメントして(ステップS59)、ステップS47に戻る。
一方、jが5以上であれば、変換部104は、iがnum−1となったか否かを判断する(ステップS61)。iがnum−1未満であれば、変換部104は、iを1インクリメントして(ステップS63)、処理はステップS45に戻る。一方、iがnum−1以上となれば、処理は呼出元の処理に戻る。
このような処理を実行すると、図12に示した例では、e[6][0]は、ボクセル番号「10」を指しており且つハッチング付きのボクセルなので、e[6][0]=6となる。また、e[6][1]は、ボクセル番号「7」を指しており且つ黒のボクセルなので、e[6][1]=11(上限値I_high以上のノード番号)となる。さらに、e[6][2]は、ボクセル番号「2」を指しており且つ黒のボクセルなので、e[6][2]=11となる。さらに、e[6][3]は、ボクセル番号「5」を指しており且つハッチング付きのボクセルなので、e[6][3]=3となる。他のボクセルについても同様に設定される。
このような処理を行うことで、ボクセル番号からノード番号を得ることができ、さらにノード番号から輝度値に対応する値を得ることもできるようになる。さらに、隣接ボクセルに対応するノードのノード番号も得ることができる。すなわち、グラフ構造を有するノードデータが生成されたことになる。なお、このようなノードデータは、第2データ格納部105に格納される。
図5の処理の説明に戻って、フィルタ処理部106は、データを用いて反応拡散フィルタ処理を実行する(ステップS5)。反応拡散フィルタ処理については、図13を用いて説明する。
フィルタ処理部106は、時刻のカウンタtを0に初期化する(ステップS71)。また、フィルタ処理部106は、ノード番号のカウンタiを0に初期化する(ステップS73)。そして、フィルタ処理部106は、dt後のnode_value[i]を以下の式にて更新して、第3データ格納部107に格納する(ステップS75)。
すなわち、以下のような離散化された反応拡散方程式を用いる。
node_value[i]+=dt{α×f(node_value[i])+β×(node_value[e[i][0]]+node_value[e[i][1]]+node_value[e[i][2]]+node_value[e[i][3]]+node_value[e[i][4]]+node_value[e[i][5]]−6×node_value[i])}
dt、α、βについては設定データ格納部103に格納されているパラメータである。さらに、f(x)は、以下のような関数である。
f(x)=−(x+1)(x−g(a))(x−g(b))(x−g(c))(x−1)
a、b及びcは、設定データ格納部103に格納されているパラメータである。a<b<cの関係を有する。なお、この式は、3値分離、すなわち3つの領域を抽出する際の関数であり、2値分離や4値分離以上の場合には、従来技術で述べられているような他の関数を採用する。
そして、フィルタ処理部106は、iがnum−1以上となったか判断する(ステップS77)。iがnum−1未満であれば、フィルタ処理部106は、iを1インクリメントし(ステップS79)、処理はステップS75に戻る。すなわち、同じ時刻について、着目領域内の全てのノードについて輝度値に対応する値を算出する。
一方、iがnum-1以上となった場合には、フィルタ処理部106は、tがTmax以上となったか否かを判断する(ステップS81)。tがTmax未満であれば、フィルタ処理部106は、tを1インクリメントし(ステップS83)、処理はステップS73に戻る。
一方、tがTmax以上となった場合には、処理は呼出元の処理に戻る。
以上のような処理を実行することで、領域抽出処理が行われる。
図5の処理の説明に戻って、出力処理部108は、第3データ格納部107に格納されているデータを用いて出力処理を実行する(ステップS7)。出力処理については、図14を用いて説明する。
出力処理部108は、まず、ノード番号のカウンタであるiを0に初期化する(ステップS91)。そして、出力処理部108は、v=u(node_id[i])によってノード番号iに対応するボクセル座標値を取得する(ステップS93)。
また、出力処理部108は、ノードの値node_value[i]が、g(a)以下であるか判断する(ステップS95)。
ステップS95の条件が満たされる場合には、出力処理部108は、I(v)に、輝度値g’(−1)(又は領域ID「−1」)を設定する(ステップS97)。すなわち、反応拡散方程式についての下限値「−1」に対応する輝度値がI(v)に設定される。そして処理はステップS105に移行する。
一方、ステップS95の条件が満たされない場合には、出力処理部108は、ノードの値node_value[i]が、g(a)より大きく且つg(c)より小さいか否かを判断する(ステップS99)。この条件を満たす場合には、出力処理部108は、I(v)に、輝度値g’(0)(又は領域ID「0」)を設定する(ステップS101)。すなわち、反応拡散方程式についての中央値「0」に対応する輝度値がI(v)に設定される。そして処理はステップS105に移行する。
一方、ステップS99の条件が満たされない場合には、node_value[i]がg(c)以上であるということであるから、出力処理部108は、I(v)に、輝度値g’(1)(又は領域ID「1」)を設定する(ステップS103)。すなわち、反応拡散方程式についての上限値「1」に対応する輝度値がI(v)に設定される。そして処理はステップS105に移行する。
その後、出力処理部108は、iがnum−1以上となっているか否かを判断する(ステップS105)。iがnum−1以上となっていない場合には、出力処理部108は、iを1インクリメントし(ステップS107)、処理はステップS93に戻る。
一方、iがnum−1以上となっている場合には、呼出元の処理に戻る。
以上のようにすれば、輝度値は、g(0)、g(−1)及びg(1)のいずれかに分離されるようになる。
なお、領域IDを設定した場合には、以下の描画処理で、領域IDに対して予め設定されている任意の輝度値に変換してから描画する。
出力処理部108は、第3データ格納部107に格納されている、ノード(num及びnum+1を除く)に対応するボクセルの輝度値と、第2データ格納部105に格納されているそれ以外のボクセルの輝度値とを用いて、所定の描画処理を実行する(ステップS9)。この処理については、従来と同様であるからこれ以上説明しない。上でも述べたように、I(v)に領域IDが設定されている場合には、描画処理において、領域IDに対応する任意の輝度値に変換した上で表示装置109に対して描画を行う。
例えば、図15に示すようなボクセルデータについて上で述べた処理を実行すれば、図16に示すような画像が得られるようになる。このようにはっきりと黒、薄い灰色、及び濃い灰色の3つの領域に分けられた画像を得ることができるようになる。
以上のような処理を実行することで、着目領域内のボクセルに限定して反応拡散方程式による計算処理を実行したので、計算処理量が減少し、処理時間が短縮される。
以上本技術の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、処理フローについては、処理結果が変わらない限り、ステップの順番を入れ替えたり、複数ステップを並列実行するようにしても良い。
また、機能ブロック図については一例であって、プログラムモジュール構成と一致しない場合もある。
さらに、上で述べた情報処理装置100は、1台のコンピュータではなく、複数台のコンピュータで実装される場合もある。さらに、医療用画像機器等にネットワークにて接続される場合もある。
なお、上で述べた情報処理装置100は、コンピュータ装置であって、図17に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の一態様に係る情報処理方法は、(A)データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ上記範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、(B)ノードデータに含まれる第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応する値及び当該第2のノードから抽出される関係ノードの輝度値に対応する値を用いて反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を所定回数実行し、(C)算出処理を所定回数実行した後における反応拡散方程式の出力値から、対応する第2のノードの輝度値を決定する処理を含む。
このように輝度値に対応する値を反応拡散方程式によって変更するのは第2のノードになるので、第1のノードの分だけ計算量を削減でき、処理の高速化が図られる。
さらに、上で述べた変換する処理が、第2のノード毎に、当該第2のノードの輝度値から反応拡散方程式の値域内における対応する値を算出して格納するようにしても良い。算出処理において同様の処理を行うことができるが、このようにすれば、処理が簡略化されて、さらに処理が高速化される。
また、上で述べた変換する処理が、(a1)上記範囲の上限値以上である輝度値を有するボクセルを、第1のノードに含まれる1つの第3のノードに設定し、(a2)上記範囲の下限値以下である輝度値を有するボクセルを、第1のノードに含まれる1つの第4のノードに設定し、(a3)第3のノードに対して、反応拡散方程式の値域内における上限値に対応する値を格納し、(a4)第4のノードに対して、反応拡散方程式の値域内における下限値に対応する値を格納する処理を含むようにしても良い。これによって、反応拡散方程式での演算を適切に行うことができ、領域抽出が適切に行われるようになる。
さらに、上で述べた決定する処理が、(c1)算出処理を所定回数実行した後における反応拡散方程式の出力値が、反応拡散方程式に用いられる第1の係数に対応する第1の値以下であれば、当該第2のノードの輝度値を第1の領域のための輝度値に変更し、(c2)算出処理を所定回数実行した後における反応拡散方程式の出力値が、反応拡散方程式に用いられる第2の係数に対応する第2の値以上であれば、第2のノードの輝度値を第2の領域のための輝度値に変更し、(c3)算出処理を所定回数実行した後における反応拡散方程式の出力値が、第1の値より大きく第2の値より小さい場合には、第2のノードの輝度値を第3の領域のための輝度値に変更する処理を含むようにしても良い。
これによって所定回数を大きな値としなくても適切に領域抽出を行うことができるようになる。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、RAM等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換する変換部と、
前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応する値及び当該第2のノードから抽出される関係ノードの輝度値に対応する値を用いて反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を所定回数実行し、前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、対応する第2のノードの輝度値を決定する処理部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記変換部が、
前記第2のノード毎に、当該第2のノードの輝度値から前記反応拡散方程式の値域内における対応する値を算出して格納する
付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記変換部が、
前記範囲の上限値以上である輝度値を有するボクセルを、前記第1のノードに含まれる1つの第3のノードに設定し、
前記範囲の下限値以下である輝度値を有するボクセルを、前記第1のノードに含まれる1つの第4のノードに設定し、
前記第3のノードに対して、前記反応拡散方程式の値域内における前記上限値に対応する値を格納し、
前記第4のノードに対して、前記反応拡散方程式の値域内における前記下限値に対応する値を格納する
付記1又は2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記処理部が、
前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記反応拡散方程式に用いられる第1の係数に対応する第1の値以下であれば、当該第2のノードの輝度値を第1の領域のための輝度値に変更し、
前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記反応拡散方程式に用いられる第2の係数に対応する第2の値以上であれば、前記第2のノードの輝度値を第2の領域のための輝度値に変更し、
前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記第1の値より大きく前記第2の値より小さい場合には、前記第2のノードの輝度値を第3の領域のための輝度値に変更する
付記1乃至3のいずれか1つ記載の情報処理装置。
(付記5)
データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、
前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応する値及び当該第2のノードから抽出される関係ノードの輝度値に対応する値を用いて反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を所定回数実行し、
前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、対応する第2のノードの輝度値を決定する
処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記6)
データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、
前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応する値及び当該第2のノードから抽出される関係ノードの輝度値に対応する値を用いて反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を所定回数実行し、
前記算出処理を所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、対応する第2のノードの輝度値を決定する
処理を含み、コンピュータにより実行される情報処理方法。
101 第1データ格納部
102 前処理部
103 設定データ格納部
104 変換部
105 第2データ格納部
106 フィルタ処理部
107 第3データ格納部
108 出力処理部
109 表示装置

Claims (6)

  1. データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記輝度値の範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換する変換部と、
    前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応し且つ反応拡散方程式の値域に含まれる第1のと、当該第2のノードから抽出される前記隣接関係に基づく各関係ノードの輝度値に対応し且つ前記反応拡散方程式の値域に含まれる第2のと、を用いて前記反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を予め設定された所定回数実行し、前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、当該第2のノードの輝度値を決定する処理部と、
    を有し、
    前記反応拡散方程式は、
    前記第1の値と前記各関係ノードについての前記第2の値との差に基づく拡散項と、
    前記ボクセルデータから抽出すべき領域に応じて設定され且つ前記第1の値を入力値とする関数を含む反応項と、
    を含む
    情報処理装置。
  2. 前記変換部が、
    前記第2のノード毎に、前記第1の値を算出して格納する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記変換部が、
    前記輝度値の範囲の上限値以上である輝度値を有するボクセルを、前記第1のノードに含まれる1つの第3のノードに設定し、
    前記輝度値の範囲の下限値以下である輝度値を有するボクセルを、前記第1のノードに含まれる1つの第4のノードに設定し、
    前記第3のノードに対して、前記反応拡散方程式の値域内における前記上限値に対応する値を格納し、
    前記第4のノードに対して、前記反応拡散方程式の値域内における前記下限値に対応する値を格納する
    請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部が、
    前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記関数に含まれるの値以下であれば、当該第2のノードの輝度値を第1の領域のための輝度値に変更し、
    前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記関数に含まれるの値以上であれば、前記第2のノードの輝度値を第2の領域のための輝度値に変更し、
    前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値が、前記第の値より大きく前記第の値より小さい場合には、前記第2のノードの輝度値を第3の領域のための輝度値に変更する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の情報処理装置。
  5. データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記輝度値の範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、
    前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応し且つ反応拡散方程式の値域に含まれる第1のと、当該第2のノードから抽出される前記隣接関係に基づく各関係ノードの輝度値に対応し且つ前記反応拡散方程式の値域に含まれる第2のと、を用いて前記反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を予め設定された所定回数実行し、
    前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、各前記第2のノードの輝度値を決定する
    処理を、コンピュータに実行させ
    前記反応拡散方程式は、
    前記第1の値と前記各関係ノードについての前記第2の値との差に基づく拡散項と、
    前記ボクセルデータから抽出すべき領域に応じて設定され且つ前記第1の値を入力値とする関数を含む反応項と、
    を含む
    プログラム。
  6. データ格納部に格納されるボクセルデータを、着目する輝度値の範囲外の輝度値を有するボクセルが当該範囲外を表す第1のノードに設定され、且つ前記輝度値の範囲内の輝度値を有するボクセルがボクセル間の隣接関係に基づく関係ノードを抽出可能な第2のノードに設定されたノードデータに変換し、
    前記ノードデータに含まれる前記第2のノードの各々について、当該第2のノードの輝度値に対応し且つ反応拡散方程式の値域に含まれる第1のと、当該第2のノードから抽出される前記隣接関係に基づく各関係ノードの輝度値に対応し且つ前記反応拡散方程式の値域に含まれる第2のと、を用いて前記反応拡散方程式の出力値を算出する算出処理を予め設定された所定回数実行し、
    前記算出処理を前記所定回数実行した後における前記反応拡散方程式の出力値から、各前記第2のノードの輝度値を決定する
    処理を、コンピュータが実行し、
    前記反応拡散方程式は、
    前記第1の値と前記各関係ノードについての前記第2の値との差に基づく拡散項と、
    前記ボクセルデータから抽出すべき領域に応じて設定され且つ前記第1の値を入力値とする関数を含む反応項と、
    を含む
    情報処理方法。
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