JP6253864B2 - カメラおよび符号量制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のカメラを有するカメラシステムで通信される映像の符号量を安定させる技術に関するものである。
多数台のカメラを用いた従来の監視システムでは、システム全体を統括する制御装置が設けられている。
そして、各カメラは映像の画質を向上するための許可を制御装置に要求し、制御装置は各カメラの要求を勘案して各カメラに許可または拒否を応答する。
これにより、システム全体の動作を安定させながら特定のカメラの画質が向上される。
特許文献1には、上記のような監視システムを構築するための手段として、各カメラと制御装置との間でやり取りされるメッセージについて記載されている。
上記のように、従来の監視システムには、システム全体を統括する制御装置が必要である。そして、各カメラは、映像の画質を向上するために、制御装置に許可を要求する必要がある。さらに、各カメラと制御装置との間でやり取りを行うためのメッセージを設計する必要がある。
特開2000−069455号公報
本発明は、複数のカメラを有するカメラシステムで通信される映像の符号量を安定させることを目的とする。
本発明のカメラは、複数のカメラのうちの1つのカメラである。
前記カメラは、
第1の映像データを生成するイメージセンサと、
前記第1の映像データを目標量に応じて符号化して第1の符号化データを生成するエンコーダと、
前記複数のカメラのうちの他のカメラ毎に、他のカメラによって生成された他の符号化データの符号量を特定する符号量情報を受信するレシーバと、
受信された符号量情報で特定される符号量を用いて、前記第1の符号化データの符号量の目標を前記目標量として算出する目標量算出部とを備える。
本発明によれば、他の符号化データの符号量に応じて第1の符号化データの符号量を調整することができる。そのため、カメラシステムで通信される映像の符号量を安定させることができる。
実施の形態1におけるカメラシステム100の構成図。 実施の形態1におけるカメラ200の構成の概要図。 実施の形態1におけるカメラ200の構成図。 実施の形態1における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態1における目標量算出処理(ステップS130)のフローチャート。 実施の形態1における第2の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態2におけるカメラ200の構成図。 実施の形態2における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態3におけるカメラ200の構成図。 実施の形態3における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態3における第2の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態4におけるカメラ200の構成図。 実施の形態4における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態5におけるカメラ200の構成図。 実施の形態5における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態5における第2の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態6におけるカメラ200の構成図。 実施の形態6における第1の符号量制御方法のフローチャート。 実施の形態におけるカメラ200のハードウェア構成図。
実施の形態1.
複数のカメラ200を有するカメラシステム100について、図1から図6に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、カメラシステム100の構成について説明する。
カメラシステム100は、複数のカメラ200と、複数のカメラ200が接続されるハブ110と、ハブ110に接続される映像記録装置120とを有する。
カメラシステム100は、監視システムまたは防犯システム等に利用することができる。
カメラ200は、画像を撮影する撮影装置である。具体的に、カメラ200は動画を撮影するビデオカメラである。
カメラ200は、映像データを符号化して生成される符号化データ202を、ハブ110を介して、映像記録装置120に送信する。符号化データ202は、圧縮された映像データである。映像はディスプレイに表示される画像であり、映像データは映像のデジタルデータである。
さらに、カメラ200は、符号化データ202の符号量を特定する符号量情報204を他のカメラ200と通信する。符号量は、符号化データ202のデータ量に相当する。
符号化データ202の符号量は、画像の変化に伴って変化する。具体的には、カメラ200が撮影する範囲に人が出入りすると、符号化データ202の符号量が増減する。
また、符号化データ202の符号量は、符号化データ202を生成するための符号化の方法を変更することによって、調整することができる。具体的には、量子化パラメタの値またはマクロブロックタイプを変更することによって、符号化データ202の符号量を調整することができる。
ハブ110は、データを中継する中継装置である。
ハブ110は、カメラ200から送信される符号化データ202を受信し、受信した符号化データ202を映像記録装置120に送信する。
映像記録装置120は、符号化データ202を記録する機能を有する機器である。具体的に、映像記録装置120はビューアまたはレコーダである。
映像記録装置120は、ハブ110から送信される符号化データ202を受信し、受信した符号化データ202を記録する。ビューアである映像記録装置120は、符号化データ202を用いて画像を復元し、復元した画像をディスプレイに表示する。
図2に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922といったハードウェアを備える。
イメージセンサ921は、映像データ201を生成する。具体的に、イメージセンサ921は、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサである。CCDはCharge−Coupled Deviceの略称である。CMOSはComplementary MOSの略称であり、MOSはMetal Oxide Semiconductorの略称である。映像データ201はエンコーダ922に入力される。
エンコーダ922は、映像データ201を目標量205に応じて符号化して符号化データ202を生成する。符号化データ202はコンピュータ900に入力される。
コンピュータ900は、エンコーダ922によって生成された符号化データ202を、ハブ110を介して映像記録装置120に送信する。さらに、コンピュータ900は、この符号化データ202の符号量を特定する符号量情報204を、他のカメラ200に送信する。また、コンピュータ900は、他のカメラ200から符号量情報204を受信し、符号化データ202の符号量の目標となる目標量205を算出する。目標量205はエンコーダ922に入力される。
図3に基づいて、カメラ200に備わるコンピュータ900の構成について説明する。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910といったハードウェアを備える。プロセッサ901は、信号線を介して他のハードウェアと接続されている。
プロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。具体的に、プロセッサ901は、CPU、DSPまたはGPUである。CPUはCentral Processing Unitの略称であり、DSPはDigital Signal Processorの略称であり、GPUはGraphics Processing Unitの略称である。
メモリ902は揮発性の記憶装置である。メモリ902は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。具体的に、メモリ902はRAM(Random Access Memory)である。メモリ902に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置903に退避される。そして、補助記憶装置903に退避されたデータは、必要に応じてメモリ902にロードされる。メモリ902はデータを記憶する記憶部として機能する。
補助記憶装置903は不揮発性の記憶装置である。具体的に、補助記憶装置906は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。ROMはRead Only Memoryの略称であり、HDDはHard Disk Driveの略称である。補助記憶装置903はデータを記憶する記憶部として機能する。
通信装置910はレシーバ911とトランスミッタ912とを備える。具体的に、通信装置910は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。通信装置910はデータを通信する通信部として機能し、レシーバ911はデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタ912はデータを送信する送信部として機能する。
メモリ902には、コンピュータ900で使用、生成または入出力されるデータが記憶される。
具体的に、メモリ902には、目標合計量291、調整係数292、割合係数293および符号量203等が記憶される。各データの内容については後述する。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。「部」の機能については後述する。
さらに、補助記憶装置906にはOS(Operating System)が記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がメモリ902にロードされ、プロセッサ901はOSを実行しながら「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
なお、コンピュータ900が複数のプロセッサ901を備えて、複数のプロセッサ901が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体に記憶することができる。
「部」の処理の結果は、メモリ902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタまたはプロセッサ901内のキャッシュメモリに記憶される。
プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903とをまとめたハードウェアを「プロセッシングサーキットリ」という。
「部」は「工程」、「手順」または「処理」に読み替えてもよい。「部」の機能はファームウェアで実現してもよい。
***動作の説明***
カメラ200の動作は符号量制御方法に相当する。また、符号量制御方法の手順は符号量制御プログラムの手順に相当する。符号量制御方法は第Xの符号量制御方法の総称である。
図4に基づいて、カメラ200内のエンコーダ922によって生成される符号化データ202である第1の符号化データ202の符号量203を制御する第1の符号量制御方法の手順について説明する。
第1の符号量制御方法の手順は、他のカメラ200から符号量情報204が送信される毎に実行される。
ステップS110は情報受信処理である。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信された符号量情報204を受信する。
具体的に、他のカメラ200は、符号量情報204と自己を識別するカメラ識別子とを含んだパケットを、カメラ間のネットワークにマルチキャストで送信する。パケットはヘッダとペイロードとを含み、符号量情報204およびカメラ識別子はペイロードに設定される。
このパケットに含まれる符号量情報204は、他のカメラ200によって生成された符号化データ202である他の符号化データ202の符号量203を特定する情報である。
実施の形態1において、他のカメラ200の符号量情報204は、他の符号化データ202の符号量203である。具体的な符号量203は、送信される符号化データ202のデータ量を表すビットレートである。ビットレートは1秒当たりのビット数を示す。
そして、レシーバ911は、符号量情報204とカメラ識別子とを含んだパケットを受信する。
ステップS120は符号量記憶処理である。
ステップS120において、通信管理部230は、他の符号化データ202の符号量203をメモリ902に記憶する。
具体的に、他の符号化データ202の符号量203はメモリ902に以下のように記憶される。
通信管理部230は、受信されたパケットから符号量情報204と他のカメラ200のカメラ識別子とを取得する。取得される符号量情報204は、他の符号化データ202の符号量203である。
そして、通信管理部230は、他のカメラ200のカメラ識別子に対応付けて、他の符号化データ202の符号量203をメモリ902に記憶する。同じカメラ識別子に対応付けられた符号量203がメモリ902に既に記憶されている場合、通信管理部230は、メモリ902に記憶されている符号量203を、取得した符号量203で上書きする。
ステップS130は目標量算出処理である。
ステップS130において、目標量算出部221は、受信された符号量情報204で特定される符号量203を用いて、第1の符号化データ202の符号量203の目標を目標量205として算出する。つまり、目標量算出部221は、他の符号化データ202の符号量203を用いて、目標量205を算出する。
具体的に、目標量算出部221は、目標合計量291と他のカメラ200毎の他の符号化データ202の符号量とを用いて、目標量205を算出する。
目標合計量291は、第1の符号化データ202と他のカメラ毎の他の符号化データ202との合計の符号量の目標となる値である。具体的に、目標合計量291は、カメラシステム100の全体で許容されるビットレートである。
より具体的には、目標量算出部221は、目標合計量291と他のカメラ200毎の他の符号化データ202の符号量と割合係数293とを用いて、目標量205を算出する。
割合係数293は、複数のカメラ200のそれぞれの符号化データ202の合計の符号量に対する第1の符号化データ202の符号量の割合の目標を示す値である。
図5に基づいて、目標量算出処理(ステップS130)の詳細について説明する。
なお、メモリ902には、第1の符号化データ202の符号量と他のカメラ200毎の他の符号化データ202の符号量203とが記憶されている。
ステップS131において、目標量算出部221は、第1の符号化データ202の符号量と他のカメラ200毎の他の符号化データ202の符号量とを合計して現合計量を算出する。現合計量は、第1の符号化データ202の符号量と他のカメラ200毎の他の符号化データ202の符号量との合計である。カメラシステム100が第1〜第3のカメラ200を有する場合、現合計量は、第1のカメラ200によって生成された符号化データ202の符号量と、第2のカメラ200によって生成された符号化データ202の符号量と、第3のカメラ200によって生成された符号化データ202の符号量との合計である。
ステップS132において、目標量算出部221は、目標合計量291から現合計量を引いて差分量を算出する。差分量は、目標合計量291から現合計量を引いて得られる値である。つまり、現合計量が目標合計量291よりも小さい場合、差分量はプラスの値になる。また、現合計量が目標合計量291よりも大きい場合、差分量はマイナスの値になる。
ステップS133において、目標量算出部221は、差分量に調整係数292を掛けて調整量を算出する。調整量は差分量に調整係数292を掛けて得られる値である。調整係数292は、差分量を調整するためのプラスの係数である。具体的な調整係数292は1/2である。つまり、調整量は差分量の1/2である。差分量がプラスの値である場合、調整量はプラスの値になり、差分量がマイナスの値である場合、調整量はマイナスの値になる。
ステップS134において、目標量算出部221は、現合計量に調整量を足して調整合計量を算出する。調整合計量は現合計量に調整量を足して得られる値である。
ステップS135において、目標量算出部221は、調整合計量に割合係数293を掛けて目標量205を算出する。目標量205は、調整合計量に割合係数293を掛けて得られる値である。具体的な割合係数293は、カメラシステム100が有するカメラ200の台数Nを用いて、1/Nで表すことができる。つまり、N=3である場合、目標量205は調整合計量の1/3である。
図4に戻り、ステップS140から説明を続ける。
ステップS140は目標量設定処理である。
ステップS140において、目標量設定部222は、目標量205をエンコーダ922に設定する。
具体的には、目標量設定部222は、目標量205を含んだ設定コードを生成し、生成した設定コードをエンコーダ922に入力する。そして、エンコーダ922は、入力された設定コードに含まれる目標量205を、エンコーダ922内のメモリに設定されている目標量205に上書きする。
目標設定処理(ステップS140)の後、エンコーダ922は、新たに設定された目標量205に応じて、第1の符号化データ202を生成する
上記した第1の符号量制御方法により、他の符号化データ202の符号量203が増加した場合に自己の符号化データ202の符号量203が減少し、他の符号化データ202の符号量203が減少した場合に自己の符号化データ202の符号量203が増加する。
図6に基づいて、他の符号化データ202の符号量203を制御する第2の符号量制御方法の手順について説明する。
第2の符号量制御方法の手順は情報送信間隔が経過する毎に実行される。情報送信間隔は予め決められた時間である
カメラ200内のイメージセンサ921が撮影する範囲を第1の撮影範囲という。
ステップS210は映像データ生成処理である。
ステップS210において、イメージセンサ921は、第1の撮影範囲が映った映像のデジタルデータである第1の映像データ201を生成し、生成した第1の映像データ201を出力する。出力された第1の映像データ201はエンコーダ922に入力される。
なお、イメージセンサ921は、撮影間隔が経過する毎に第1の映像データ201を生成および出力している。撮影間隔は予め決められた時間である。フレームレートが10フレーム/秒である場合、撮影間隔は0.1秒である。
イメージセンサ921の動作は従来のイメージセンサの動作と同じであるため、映像データ生成処理(ステップS210)の詳細については説明を省略する。
ステップS220は符号化データ生成処理である。
ステップS220において、エンコーダ922は、第1の映像データ201を目標量205に応じて符号化して第1の符号化データ202を生成し、生成した第1の符号化データ202を出力する。出力された第1の符号化データ202はコンピュータ900に入力される。
具体的に、エンコーダ922は、エンコーダ922内のメモリに設定された目標量205に応じて量子化パラメタ値およびマクロブロックタイプを選択する。そして、エンコーダ922は、選択した量子化パラメタ値およびマクロブロックタイプを用いて、第1の映像データ201を符号化する。これにより、目標量205に近い符号量を有する符号化データ202が、第1の符号化データ202として生成される。量子化パラメタ値は量子化パラメタの値であり、マクロブロックタイプはマクロブロックの符号化タイプである。
なお、エンコーダ922は、第1の映像データ201が入力される毎に第1の符号化データ202を生成および入力している。
エンコーダ922の動作は従来のエンコーダの動作と同じであるため、符号化データ生成処理(ステップS220)の詳細については説明を省略する。
ステップS230は符号化データ送信処理である。
ステップS230において、トランスミッタ912は、第1の符号化データ202を映像記録装置120に送信する。
具体的に、第1の符号化データ202は以下のように送信される。
通信管理部230は、第1の符号化データ202と撮影時刻とカメラ識別子とを含んだペイロードを生成し、生成したペイロードをトランスミッタ912に入力する。具体的に、撮影時刻は、第1の映像データ201が生成された時刻である。
そして、トランスミッタ912は、入力されたペイロードを含んだパケットを生成し、生成したパケットをハブ110を介して映像記録装置120に送信する。送信されたパケットは映像記録装置120によって受信され、第1の映像データ201は撮影時刻とカメラ識別子とに対応付けられて映像記録装置120に記録される。
ステップS240は符号量算出処理である。
ステップS240において、符号量算出部210は、第1の符号化データ202の符号量203を算出する。具体的に、符号量算出部210は、第1の符号化データ202のビットレートを第1の符号化データ202の符号量203として算出する。
そして、符号量算出部210は、算出した符号量203をカメラ200のカメラ識別子に対応付けてメモリ902に記憶する。同じカメラ識別子に対応付けられた符号量203がメモリ902に既に記憶されている場合、符号量算出部210は、メモリ902に記憶されている符号量203を、算出した符号量203で上書きする。
ステップS250は情報送信処理である。
ステップS250において、トランスミッタ912は、第1の符号量情報204を他のカメラ200に送信する。
具体的に、第1の符号量情報204は以下のように送信される。第1の符号量情報204は、第1の符号化データ202の符号量203である。
通信管理部230は、第1の符号化データ202の符号量203とカメラ200のカメラ識別子とを含んだペイロードを生成し、生成したペイロードをトランスミッタ912に入力する。
そして、トランスミッタ912は、入力されたペイロードを含んだパケットを生成し、生成したパケットを、カメラ間のネットワークにマルチキャストで送信する。送信されたパケットは、各他のカメラ200によって受信される。
上記した第2の符号量制御方法により、自己の符号化データ202の符号量203が増加した場合に他の符号化データ202の符号量203が減少し、自己の符号化データ202の符号量203が減少した場合に他の符号化データ202の符号量203が増加する。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、他の符号化データ202の符号量203が増加した場合に自己の符号化データ202の符号量203を減少させ、他の符号化データ202の符号量203が減少した場合に自己の符号化データ202の符号量203を増加させることができる。さらに、カメラ200は、自己の符号化データ202の符号量203が増加した場合に他の符号化データ202の符号量203を減少させ、自己の符号化データ202の符号量203が減少した場合に他の符号化データ202の符号量203を増加させることができる。そのため、カメラ200は、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
つまり、カメラシステム100は、複数のカメラ200を制御する制御装置を有することなく、全体の符号量を安定させることができる。そのため、複数のカメラ200と制御装置との間でやり取りするメッセージを設計する必要もない。
***他の構成***
カメラシステム100は、2台のカメラ200または4台以上のカメラ200を備えてもよい。
カメラ200は、ハブ110を介さず映像記録装置120に直接、符号化データ202を送信してもよい。
符号化データ202および符号量情報204は、有線または無線のいずれで通信されてもよい。
第1の符号量制御方法および第2の符号量制御方法は、任意のタイミングで実行されてもよい。
目標量205は、目標量算出処理(ステップS130)で説明した方法とは異なる方法で算出してもよい。
実施の形態2.
他の符号化データ202の符号量203が異常である場合に他のカメラ200の動作を停止させる形態について、図7および図8に基づいて説明する。但し、実施の形態1と重複する説明は省略する。
***構成の説明***
図7に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922とを備える。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910とを備える。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230と異常検出部241と停止命令部242といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
***動作の説明***
図8に基づいて、第1の符号量制御方法について説明する。
図8に基づいて説明する方法は、実施の形態1で説明したステップS110およびステップS120〜S140に加えて、ステップS111とステップS112とを有する。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信されたパケットを受信する。受信されたパケットは符号量情報204を含んでいる。受信されたパケットに含まれる符号量情報204は、他の符号化データ202の符号量203である。
ステップS111は異常検出処理である。
ステップS111において、異常検出部241は、異常な符号量を特定する符号量情報204を異常情報として検出する。
具体的には、異常検出部241は、受信されたパケットから符号量情報204である符号量203を取得し、取得した符号量203を符号量閾値と比較する。符号量203が符号量閾値より大きい場合、受信されたパケットに含まれる符号量情報204は異常情報である。符号量閾値は予め決められた値である。具体的な符号量閾値は目標合計量291の1/2である。
符号量情報204が異常情報として検出された場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS112に進む。
符号量情報204が異常情報として検出されなかった場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS120に進む。
ステップS112は停止命令処理である。
ステップS112において、停止命令部242は、異常情報に対応する他のカメラ200に動作の停止を命令する。
具体的に、停止命令部242は、異常情報に対応する他のカメラ200に動作の停止を以下のように命令する。
停止命令部242は、受信されたパケットから送信元アドレスを取得する。また、停止命令部242は、動作の停止を命令する停止命令を含んだペイロードを生成する。そして、停止命令部242は、生成したペイロードと取得した送信元アドレスとをトランスミッタ912に入力する。
トランスミッタ912は、入力されたペイロードを含んだパケットを生成し、生成したパケットのヘッダに入力された送信元アドレスを設定し、このパケットをカメラ間のネットワークに送信する。送信されたパケットは、異常情報を含んだパケットの送信元である他のカメラ200によって受信される。そして、この他のカメラ200は、停止命令に従って動作を停止する。以後、動作を停止した他のカメラ200から符号化データ202および符号量情報204は送信されなくなる。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、他の符号化データ202の符号量203が異常である場合に他のカメラ200の動作を停止させることができる。そのため、カメラ200は、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
実施の形態3.
符号量203と強い相関を持つ量子化パラメタ値を符号量情報204とする形態について、図9から図11に基づいて説明する。但し、実施の形態1と重複する説明は省略する。
***構成の説明***
図9に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922とを備える。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910とを備える。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230と情報取得部250といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
***動作の説明***
図10に基づいて、第1の符号量制御方法について説明する。
図10に基づいて説明する方法は、実施の形態1で説明したステップS110、ステップS130およびステップS140に加えて、ステップS121を有する。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信された符号量情報204を受信する。
実施の形態3において、他のカメラ200の符号量情報204は、他の符号化データ202が生成されるときに量子化パラメタの値として用いられる量子化パラメタ値である。
ステップS121は符号量算出処理である。
ステップS121において、符号量算出部210は、他のカメラ200の符号量情報204である量子化パラメタ値を用いて、他の符号化データ202の符号量203を算出する。
具体的に、符号量算出部210は、他のカメラ200の符号量情報204である量子化パラメタ値を入力として符号量関数を演算して、他の符号化データ202の符号量203を算出する。
符号量関数は、量子化パラメタ値を用いて符号量203を算出するためのアルゴリズムが定義された関数である。符号量関数を演算することによって、量子化パラメタ値の大きさに反比例する大きさの符号量203が算出される。つまり、量子化パラメタ値が大きいほど符号量203は小さく、量子化パラメタ値が小さいほど符号量203は大きい。
そして、符号量算出部210は、実施の形態1におけるステップS120の通信管理部230と同じく、他の符号化データ202の符号量203をメモリ902に記憶する。
ステップS130において、目標量算出部221は、他の符号化データ202の符号量203を用いて、目標量205を算出する。
ステップS140において、目標量設定部222は、目標量205をエンコーダ922に設定する。
図11に基づいて、第2の符号量制御方法について説明する。
図11に基づいて説明する方法は、実施の形態1で説明したステップS210〜ステップS250に加えて、ステップS261を有する。
ステップS210において、イメージセンサ921は第1の映像データ201を生成する。
ステップS220において、エンコーダ922は、第1の映像データ201を目標量205に応じて符号化して第1の符号化データ202を生成する。
ステップS230において、トランスミッタ912は、第1の符号化データ202を映像記録装置120に送信する。
ステップS240において、符号量算出部210は、第1の符号化データ202の符号量203を算出し、算出した符号量203をメモリ902に記憶する。
ステップS240の後、第2の符号量制御方法の手順はステップS261に進む。
ステップS261は情報生成処理である。
ステップS261において、情報取得部250は、第1の符号量情報204を取得する。
具体的に、第1の符号量情報204は以下のように取得される。第1の符号量情報204は、第1の符号化データ202が生成されるときに量子化パラメタ値として用いられる量子化パラメタ値である。
情報取得部250は、量子化パラメタ値をエンコーダ922に要求する。
エンコーダ922は、エンコーダ922内のメモリに設定されている量子化パラメタ値を情報取得部250に応答する。
そして、情報取得部250は、応答された量子化パラメタ値を受け取る。
ステップS261の後、第2の符号量制御方法の手順はステップS250に進む。
ステップS250において、トランスミッタ912は、第1の符号量情報204を他のカメラ200に送信する。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、実施の形態1と同じく、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
実施の形態4.
他の符号化データ202の符号量203が異常である場合に他のカメラ200の動作を停止させる形態について、図12および図13に基づいて説明する。但し、実施の形態3と重複する説明は省略する。
***構成の説明***
図12に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922とを備える。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910とを備える。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230と異常検出部241と停止命令部242と情報取得部250といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
***動作の説明***
図13に基づいて、第1の符号量制御方法について説明する。
図13に基づいて説明する方法は、実施の形態3で説明したステップS110およびステップS121〜S140に加えて、ステップS113とステップS114とを有する。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信されたパケットを受信する。受信されたパケットは符号量情報204を含んでいる。受信されたパケットに含まれる符号量情報204は、他の符号化データ202が生成されるときに量子化パラメタの値として用いられる量子化パラメタ値である。
ステップS113は異常検出処理である。
ステップS113において、異常検出部241は、異常な符号量を特定する符号量情報204を異常情報として検出する。
具体的には、異常検出部241は、受信されたパケットから符号量情報204である量子化パラメタ値を取得し、取得した量子化パラメタ値をパラメタ閾値と比較する。量子化パラメタ値がパラメタ閾値より小さい場合、受信されたパケットに含まれる符号量情報204は異常情報である。パラメタ閾値は予め決められた値である。
符号量情報204が異常情報として検出された場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS114に進む。
符号量情報204が異常情報として検出されなかった場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS121に進む。
ステップS114は停止命令処理である。
ステップS114において、停止命令部242は、異常情報に対応する他のカメラ200に動作の停止を命令する。
この停止命令処理(ステップS114)は、実施の形態2で説明した停止命令処理(ステップS112)と同じである。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、実施の形態2と同じく、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
実施の形態5.
符号量203と強い相関を持つマクロブロックタイプを符号量情報204とする形態について、図14から図16に基づいて説明する。但し、実施の形態1と重複する説明は省略する。
***構成の説明***
図14に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922とを備える。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910とを備える。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230と情報取得部250といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
***動作の説明***
図15に基づいて、第1の符号量制御方法について説明する。
図15に基づいて説明する方法は、実施の形態1で説明したステップS110、ステップS130およびステップS140に加えて、ステップS122を有する。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信された符号量情報204を受信する。
実施の形態5において、他のカメラ200の符号量情報204は、他の符号化データ202が生成されるときに用いられるマクロブロックタイプである。
ステップS122は符号量算出処理である。
ステップS122において、符号量算出部210は、他のカメラ200の符号量情報204であるマクロブロックタイプを用いて、他の符号化データ202の符号量203を算出する。
具体的に、符号量算出部210は、他の符号化データ202の符号量203を以下のように算出する。
ここで、タイプ係数テーブルと基準量とがメモリ902に記憶されているものとする。タイプ係数テーブルは、マクロブロックタイプに対応付けられたタイプ係数を含んだテーブルである。基準量は、基準となる符号量である。
まず、符号量算出部210は、他のカメラ200の符号量情報204であるマクロブロックタイプに対応付けられたタイプ係数をタイプ係数テーブルから取得する。
そして、符号量算出部210は、取得したタイプ係数を基準量に掛けて符号量203を算出する。符号量203は基準量にタイプ係数を掛けて得られる値である。
そして、符号量算出部210は、実施の形態1におけるステップS120の通信管理部230と同じく、他の符号化データ202の符号量203をメモリ902に記憶する。
ステップS130において、目標量算出部221は、他の符号化データ202の符号量203を用いて、目標量205を算出する。
ステップS140において、目標量設定部222は、目標量205をエンコーダ922に設定する。
図16に基づいて、第2の符号量制御方法について説明する。
図16に基づいて説明する方法は、実施の形態1で説明したステップS210〜ステップS250に加えて、ステップS262を有する。
ステップS210において、イメージセンサ921は第1の映像データ201を生成する。
ステップS220において、エンコーダ922は、第1の映像データ201を目標量205に応じて符号化して第1の符号化データ202を生成する。
ステップS230において、トランスミッタ912は、第1の符号化データ202を映像記録装置120に送信する。
ステップS240において、符号量算出部210は、第1の符号化データ202の符号量203を算出し、算出した符号量203をメモリ902に記憶する。
ステップS240の後、第2の符号量制御方法の手順はステップS262に進む。
ステップS262は情報生成処理である。
ステップS262において、情報取得部250は、第1の符号量情報204を取得する。
具体的に、第1の符号量情報204は以下のように取得される。第1の符号量情報204は、第1の符号化データ202が生成されるときに用いられるマクロブロックタイプである。
情報取得部250は、マクロブロックタイプをエンコーダ922に要求する。
エンコーダ922は、エンコーダ922内のメモリに設定されているマクロブロックタイプを情報取得部250に応答する。
そして、情報取得部250は、応答されたマクロブロックタイプを受け取る。
ステップS262の後、第2の符号量制御方法の手順はステップS250に進む。
ステップS250において、トランスミッタ912は、第1の符号量情報204を他のカメラ200に送信する。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、実施の形態1と同じく、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
実施の形態6.
他の符号化データ202の符号量203が異常である場合に他のカメラ200の動作を停止させる形態について、図17および図18に基づいて説明する。但し、実施の形態4と重複する説明は省略する。
***構成の説明***
図18に基づいて、カメラ200の構成について説明する。
カメラ200は、コンピュータ900とイメージセンサ921とエンコーダ922とを備える。
コンピュータ900は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置910とを備える。
補助記憶装置903には、符号量算出部210と目標量算出部221と目標量設定部222と通信管理部230と異常検出部241と停止命令部242と情報取得部250といった「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。「部」の機能を実現するプログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
***動作の説明***
図18に基づいて、第1の符号量制御方法について説明する。
図18に基づいて説明する方法は、実施の形態6で説明したステップS110およびステップS122〜S140に加えて、ステップS115とステップS116とを有する。
ステップS110において、レシーバ911は、他のカメラ200から送信されたパケットを受信する。受信されたパケットは符号量情報204を含んでいる。受信されたパケットに含まれる符号量情報204は、他の符号化データ202が生成されるときに用いられるマクロブロックタイプである。
ステップS115は異常検出処理である。
ステップS115において、異常検出部241は、異常な符号量を特定する符号量情報204を異常情報として検出する。
具体的には、異常検出部241は、受信されたパケットから符号量情報204であるマクロブロックタイプを取得し、取得したマクロブロックタイプを異常タイプと比較する。マクロブロックタイプが異常タイプと同じである場合、受信されたパケットに含まれる符号量情報204は異常情報である。異常タイプは、異常な符号量を有する符号化データ202が生成されるときに用いられるマクロブロックタイプである。
符号量情報204が異常情報として検出された場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS116に進む。
符号量情報204が異常情報として検出されなかった場合、第1の符号量制御方法の手順はステップS122に進む。
ステップS116は停止命令処理である。
ステップS116において、停止命令部242は、異常情報に対応する他のカメラ200に動作の停止を命令する。
この停止命令処理(ステップS116)は、実施の形態2で説明した停止命令処理(ステップS112)と同じである。
***実施の形態の効果***
カメラ200は、実施の形態2と同じく、カメラシステム100で通信される符号化データ202の全体の符号量を安定させることができる。
各実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。各実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。具体的には、実施の形態2,4,6において、カメラ200のプロセッサ901は目標量算出部221および目標量設定部222として機能しなくてもよい。
フローチャート等を用いて説明した手順は、カメラ、符号量制御方法および符号量制御プログラムの手順の一例である。
各実施の形態においてカメラ200の機能はハードウェアで実現してもよい。
図19に、カメラ200の機能がハードウェアで実現される場合の構成を示す。
カメラ200は処理回路990を備える。処理回路990はプロセッシングサーキットリともいう。
処理回路990は、各実施の形態で説明した「部」の機能を実現する専用の電子回路である。この「部」にはメモリ902および補助記憶装置903として機能する記憶部も含まれる。
具体的に、処理回路990は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。GAはGate Arrayの略称であり、ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
なお、カメラ200が複数の処理回路990を備えて、複数の処理回路990が「部」の機能を連携して実現してもよい。
カメラ200の機能は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現してもよい。つまり、「部」の一部をソフトウェアで実現し、「部」の残りをハードウェアで実現してもよい。
100 カメラシステム、110 ハブ、120 映像記録装置、200 カメラ、201 映像データ、202 符号化データ、203 符号量、204 符号量情報、205 目標量、210 符号量算出部、221 目標量算出部、222 目標量設定部、230 通信管理部、241 異常検出部、242 停止命令部、250 情報取得部、291 目標合計量、292 調整係数、293 割合係数、900 コンピュータ、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、910 通信装置、911 レシーバ、912 トランスミッタ、990 処理回路。

Claims (9)

  1. 複数のカメラのうちの1つのカメラであって、
    第1の映像データを生成するイメージセンサと、
    前記第1の映像データを目標量に応じて符号化して第1の符号化データを生成するエンコーダと、
    前記複数のカメラのうちの他のカメラ毎に、他のカメラによって生成された他の符号化データの符号量を特定する符号量情報を受信するレシーバと、
    受信された符号量情報で特定される符号量を用いて、前記第1の符号化データの符号量の目標を前記目標量として算出する目標量算出部と
    を備えるカメラ。
  2. 前記符号量情報は、前記他の符号化データの符号量であり、
    前記目標量算出部は、前記第1の符号化データと他のカメラ毎の他の符号化データとの合計の符号量の目標となる目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記目標量算出部は、前記目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量と、前記複数のカメラのそれぞれの符号化データの合計の符号量に対する前記第1の符号化データの符号量の割合の目標を示す割合係数とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記符号量情報は、前記他の符号化データが生成されるときに量子化パラメタの値として用いられる量子化パラメタ値であり、
    前記カメラは、他のカメラ毎に量子化パラメタ値を用いて他の符号化データの符号量を算出する符号量算出部を備え、
    前記目標量算出部は、前記第1の符号化データと他のカメラ毎の他の符号化データとの合計の符号量の目標となる目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項1に記載のカメラ。
  5. 前記目標量算出部は、前記目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量と、前記複数のカメラのそれぞれの符号化データの合計の符号量に対する前記第1の符号化データの符号量の割合の目標を示す割合係数とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記符号量情報は、前記他の符号化データが生成されるときに用いられるマクロブロックタイプであり、
    前記カメラは、他のカメラ毎にマクロブロックタイプを用いて他の符号化データの符号量を算出する符号量算出部を備え、
    前記目標量算出部は、前記第1の符号化データと他のカメラ毎の他の符号化データとの合計の符号量の目標となる目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項1に記載のカメラ。
  7. 前記目標量算出部は、前記目標合計量と、他のカメラ毎の他の符号化データの符号量と、前記複数のカメラのそれぞれの符号化データの合計の符号量に対する前記第1の符号化データの符号量の割合の目標を示す割合係数とを用いて、前記目標量を算出する
    請求項6に記載のカメラ。
  8. 受信された符号量情報のうち、異常な符号量を特定する符号量情報を、異常情報として検出する異常検出部と、
    前記異常情報に対応する他のカメラに動作の停止を命令する停止命令部と
    を備える請求項1に記載のカメラ。
  9. 第1の映像データを生成するイメージセンサと、
    前記第1の映像データを目標量に応じて符号化して第1の符号化データを生成するエンコーダと、
    他のカメラ毎に、他のカメラによって生成された他の符号化データの符号量を特定する符号量情報を受信するレシーバと、
    コンピュータと、を備えるカメラの符号量制御プログラムであって、
    受信された符号量情報で特定される符号量を用いて、前記第1の符号化データの符号量の目標を前記目標量として算出する目標量算出処理
    を前記コンピュータに実行させるための符号量制御プログラム。
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