JP6252589B2 - 無線送電装置及び無線電力伝送システム - Google Patents

無線送電装置及び無線電力伝送システム Download PDF

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Description

本開示は、非接触で電力を伝送する無線送電装置及び無線電力伝送システムに関する。
近年、携帯電話機や電気自動車などの移動性を伴う電子機器やEV機器において、無線充電を行うために、コイル間の誘導結合を用いた無線電力伝送技術の開発が進んでいる。無線電力伝送システムは、送電コイル(送電アンテナ)を備えた送電装置と、受電コイル(受電アンテナ)を備えた受電装置とを含む。そして、送電コイルによって生じた磁界を受電コイルが捕捉することにより、電極を直接に接触させることなく電力を伝送することができる。
特許文献1は、このような無線電力伝送システムの一例を開示している。
特開2005−6460号公報
本開示の一態様に係る無線電力伝送システムの無線送電装置は、受電装置に非接触で電力を伝送する無線送電装置であって、自励式の発振回路と、前記発振回路の発振周波数または/かつ前記発振回路の出力電圧を検出する検出回路と、前記受電装置の位置を検出するために前記発振回路で出力されたエネルギーを出力する検出共振器と前記検出回路の検出結果に基づいて、前記受電装置と前記検出共振器への近接の程度を検出する制御回路を備える。
本開示の一態様に係る無線電力伝送システムの無線送電装置は、異なる電気特性を有する種々の受電コイルに対応した位置あわせを実現できる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様に係る無線送電装置は、異なる電気特性を有する種々の受電コイルに対応した正確な位置あわせを実現できる。
図1は、実施形態1に係る無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態1に係る無線電力伝送システムの動作原理を説明するブロック図である。 図3は、実施形態1に係る無線電力伝送システムの動作原理を説明するための図である。 図4は、実施形態1に係る無線電力伝送システムの構成を示すブロック図である。 図5Aは、実施形態1における発振回路150の回路構成例を示す図である。 図5Bは、実施形態1における送電回路160の回路構成例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る無線電力伝送装置の位置あわせ動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態2に係る無線電力伝送装置の概略構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態3に係る無線電力伝送装置の概略構成を示すブロック図である。 図9は、実施形態3における送電装置100の構成を示すブロック図である。 図10は、実施形態3における発振回路150および送電回路160の具体的な構成例を示す回路図である。 図11Aは、実施形態3における動作モード1でのスイッチの状態を示す図である。 図11Bは、実施形態3における動作モード2でのスイッチの状態を示す図である。 図11Cは、実施形態3における動作モード3でのスイッチの状態を示す図である。 図12Aは、発振回路150が周波数f1で発振している最中に物体が送電コイルL1に近づいた時の両者の距離に対する発振周波数の変化の例を示すグラフである。 図12Bは、動作モード1から動作モード2への遷移の例を示す図である。 図13は、実施形態3の動作の具体例を示すフローチャートである。 図14は、他の実施形態における送電装置および受電装置の例を示す図である。 図15は、他の実施形態における送電装置および受電装置の例を示す図である。 図16は、実施例1における受電コイルが検出コイルに接近している様子を示す図である。 図17は、実施例1における発振周波数の測定結果を示す図である。 図18は、実施例2におけるコイル端電圧Vppの特性変化の測定結果を示す図である。 図19は、実施例3における回路構成を示す図である。 図20Aは、実施例3における第1のシミュ―レーション結果を示す図である。 図20Bは、実施例3における第2のシミュ―レーション結果を示す図である。
(本開示に係る一態様を発明するに至った経緯)
まず、本開示に係る一態様の着眼点について説明する。無線電力伝送システムにおいて電力伝送を行う際に送電コイルまたは受電コイルの近傍に金属異物があると、金属異物に渦電流が発生して発熱する可能性がある。さらに、送電コイルと受電コイルの位置が大きくずれている場合、漏れ磁束によりコイル外の金属異物を加熱するリスクも生じる。従って、送受電コイルの位置あわせは、安全に無線電力伝送をするために望まれている。
このような課題に対し、上述した特許文献1は、受電コイルの位置あわせの方法を開示している。特許文献1の無線電力伝送システムは、2つの周波数で電力を送電し、端末側の出力電圧値が上記2つの周波数において所定の閾値に達した場合、受電側のLEDを点灯させる。そして、ユーザーに正確に位置あわせができたことを通知する。
特許文献1の無線電力伝送システムでは、例えば無接点充電タイプの電気シェーバーのように、送受電コイルを含む送受電回路対が特定のものに定まっている(コイル間距離が近い)。このような場合は、前述の閾値が一意に定まるため、正確な位置検知が可能である。一方で、スマートフォンやタブレットなどの様々なAV機器への充電を考えた場合、受電コイルおよび受電回路は様々な電気特性を有する。すなわち、1つの送電台で異なる電気特性を有する受電コイル及び受電回路に互換性をもたせて送電する場合、位置決めのための電圧閾値を一意に定めることは困難であるという課題があった。
本発明者は鋭意検討したところ、負荷と接続する受電回路を極力介さないで、送信コイルの自励発信に共振する受電コイルの特性を検知することが重要であることを見出した。特許文献1に係る無線電力伝送システムは、負荷と接続した受電回路と繋がった受電コイルの特性を検知している。従って、異なる電気特性を有する種々の受電コイルおよび受電回路に対応した正確な位置あわせを行うことができない。
以上の考察により、本発明者らは、以下の発明の各態様を想到するに至った。
本開示の一態様に係る無線送電装置は、受電装置に非接触で電力を伝送する無線送電装置であって、自励式の発振回路と、前記発振回路の発振周波数または/かつ前記発振回路の出力電圧を検出する検出回路と、前記受電装置の位置を検出するために前記発振回路で出力されたエネルギーを出力する検出共振器と前記検出回路の検出結果に基づいて、前記受電装置と前記検出共振器への近接の程度を検出する制御回路を備える。
ある実施形態において、前記検出回路は、前記発振周波数が予め設定された閾値よりも大きくなった時、前記受電装置と前記検出共振器との位置あわせが完了したことを示す情報を出力する。
ある実施形態において、前記検出回路は、前記発振回路から出力される電圧の振幅が予め設定された閾値よりも小さくなった時、前記受電装置と前記検出共振器との位置あわせが完了したことを示す情報を出力する。
ある実施形態において、前記発振回路が発振している時の前記検出共振器のQ値は100以上である。
ある実施形態において、前記発振周波数は、受電装置の共振器の共振周波数と実質的同一である。
ある実施形態において、前記発振周波数は、前記検出コイルの自己共振周波数よりも低く設定される。
ある実施形態において、前記発振周波数は、前記検出共振器の共振周波数よりも高く設定される。
ある実施形態において、検出送電共振器と前記検出送電共振器に接続され、送電用の交流エネルギを出力する送電回路と、前記検出送電共振器および前記発振回路の間の電流の導通状態を切り換える第1のスイッチと、前記第1のスイッチをオンにして前記発振回路を動作させる位置あわせモード、および前記スイッチをオフにして前記送電回路を動作させる送電モードを切り替える制御回路とをさらに備える。
ある実施形態において、前記検出送電共振器は、コンデンサと、前記発振回路に対して前記検出コイルと並列に接続されたインダクタとをさらに含み、前記無線送電装置は、前記発振回路から出力された電流の前記インダクタへの導通状態を切り換える第2のスイッチをさらに備え、前記検出回路は、前記第2のスイッチをオンにした状態およびオフにした状態の一方の状態で、前記発振周波数の変化に基づいて、近接物体が前記受電コイルであるか否かを検出し、他方の状態で、前記発振周波数の変化に基づいて、前記受電コイルの近接の程度を検出する。
ある実施形態において、前記無線送電装置は、前記検出回路の検出結果に基づいて光源を発光させる光源制御回路をさらに備える。
ある実施形態において、前記光源制御回路は、前記検出回路が検出した前記受電コイルの前記検出コイルへの近接の程度に応じて発光させる光源を変化させる。
ある実施形態において、前記無線送電装置は、前記光源をさらに備える。
ある実施形態において、前記無線送電装置は、前記検出回路の検出結果を示す情報をディスプレイに表示させる表示制御回路をさらに備える。
ある実施形態において、前記ディスプレイは、前記受電共振器を有する受電装置に搭載されている。
本開示の一態様に係る無線電力伝送システムは、上記のいずれかに記載の無線送電装置と、前記受電共振器を有する受電装置とを備える。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。なお、本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(実施形態1:基本概念)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図である。この無線電力伝送システムは、送電装置100と受電装置200とを備え、送電装置100から受電装置200へ無線で電力を伝送することができる。送電装置100は、例えばワイヤレス充電器であり、受電装置200は、例えば携帯情報端末や電気自動車などの二次電池を備えた機器であり得る。送電装置100は、受電装置200に送電するだけでなく、受電装置200における受電コイルの位置が適切な位置(充電可能な位置)にあるか否かを検出することができる。この検出を、本明細書では「位置あわせ」と呼ぶ。その検出結果は、例えば送電装置100または受電装置200に設けられた光源、ディスプレイ、スピーカーなどから光、映像、音声などの情報として使用者に通知され得る。このような機能により、使用者は、受電装置200を送電装置100に近づける際、送電可能な適切な位置に到達したことを知ることができるため、受電装置200の位置あわせを容易に行うことができる。
本実施形態の送電装置100は、交流エネルギを出力する発振回路150と、検出コイルL1を含む検出共振器110と、発振回路150の発振周波数の変化に基づいて受電コイルL2が検出コイルL1にどの程度近づいたかを検出する検出回路120とを備えている。発振回路150は、受電装置200における受電共振器210の共振周波数frと実施的に同一の周波数で発振可能な自励式の発振回路である。ここでfrに「実質的に同一」とは、厳密に同一の場合のみならず、frの値から±15%程度の差異がある場合も含まれるものとする。検出共振器110は、検出コイルL1と、コンデンサC1と、インダクタL10を含む共振回路である。検出回路120は、発振回路150から出力される交流の周波数(発振周波数)の変化を検出することによって受電コイルL2の検出を行う。なお、検出回路120は、発振周波数の変化を検出するだけでなく、発振回路150から出力された交流電圧の振幅の変化を検出することによって物体の近接を検知する機能を備えていてもよい。送電装置100は、図示される構成要素以外にも、送電回路や制御回路といった他の要素を備え得るが、図1では簡単のため、それらの要素の記載を省略している。
受電装置200は、受電共振器210と、受電回路220と、負荷250とを備える。受電共振器210は、受電コイルL2と、受電コイルL2に直列に接続されたコンデンサC2と、受電回路220に対して受電コイルL2と並列に接続されたコンデンサC20とを含む共振回路である。コンデンサC20は、受電共振器210の共振周波数を調整するために配置される回路素子であり、「並列共振コンデンサ」と呼ぶことがある。受電共振器210の共振周波数は、前述のように所定の値frに設定されている。受電共振器210が送電共振器から空間を介して受け取った交流エネルギは、受電回路220に送られる。受電回路220は、整流回路や周波数変換回路、制御回路などの各種の回路を含み、受け取った交流エネルギを負荷250が利用可能な直流エネルギまたは低周波の交流エネルギに変換する。負荷250は、例えば二次電池であり、受電回路220から出力された電力によって充給電され得る。
図2は、本実施形態における無線電力伝送システムの動作原理を説明するための図である。受電コイルL2、コンデンサC2、並列共振コンデンサC20を含む受電共振器210が、L2とC2で共振している時、図2に示すA−B間に電流は流れない。すなわち、検出コイルL1にとってA−B間が短絡していないように見える。このため、検出コイルL1から見た電気特性は受電回路220および負荷250における電圧降下の影響を受ける。この結果、位置検出の精度が低下する。逆に、受電共振器210がL2とC2とC20で共振している時、A−B間に電流が流れるため、検出コイルL1にとってA−B間は短絡しているように見える。このため、検出コイルL1から見た電気特性は受電回路の影響を受けない。この時、検出コイルL1から受電コイルL2を見ると、図3に示すように、あたかも金属板が近接したかのように見える。受電コイルL2には電磁誘導によって検出コイルL1の電流と逆相の電流が流れる。これにより、電圧が低下するため、検出コイルL1のインピーダンスが低下する。発振周波数はインピーダンスの逆数で決まるため、この時、発振周波数は増加する。
一方、受電コイルL2の近傍の回路への電磁ノイズの影響を低減するため、受電コイルL2には電磁シールドとして磁性体を具備する場合がある。受電コイルL2に磁性体が含まれる場合、その磁性体が有する磁気損失の影響により、検出コイルL1において電圧降下が生じる。その結果、発振回路150の発振波形に電圧降下が生じる。
以上のことから、発振回路150の発振波形における周波数および電圧の少なくとも一方の変化を検出することにより、検出コイルL1に受電コイルL2、金属異物、または磁性体が近接したことを検知することができる。例えば、周波数が所定の閾値以上になった場合、もしくは電圧の振幅が所定の閾値以下になった場合、受電コイルL2が送電コイルL1に対向する位置に到達したとみなすことができる。
本実施形態における検出回路120は、発振回路150から出力される交流の周波数および電圧の少なくとも一方の変化を検出することにより、受電コイルL2の検出コイルL1に対する位置のずれを検出できる。この検出結果を使用者に通知することにより、使用者は、受電コイルL2の位置あわせを容易に行うことができる。位置あわせが完了すると、送電装置100は、発振回路150の代わりに送電回路を用いて送電を開始する。これにより、受電装置200に無線で電力が供給される。
以下、本実施形態における無線電力伝送システムのより具体的な構成および動作を説明する。
図4は、本実施形態の無線電力伝送システムの構成を示すブロック図である。送電装置100は、上記の発振回路150、検出共振器110、検出回路120の他、送電回路160と、送電共振器111と、光源170と、制御回路130とをさらに備えている。一方、受電装置200は、上記の受電共振器210、受電回路220、負荷250の他、ディスプレイ240と、制御回路230とを備えている。以下、各部の詳細を説明する。
発振回路150は、上述のように、受電コイルL2の検出用の交流を出力する自励発振回路である。発振回路150には、例えばコルピッツ発振回路や、ハートレー発振回路、クラップ発振回路、フランクリン発振回路、ピアス発振回路など、LC共振原理に基づく公知の発振回路を用いることができる。本実施形態の基本思想は、検出コイルL1のインピーダンス変化を周波数や電圧の変化に換算して高精度に検出する点にあるため、そのような検出が可能である限り、上記のものに限定されず、他の発振回路および回路トポロジを用いてもよい。図5Aは、一例として、ピアス発振回路による発振回路150の回路構成を示した図である。また、送電装置100の待機時には、例えば1mm秒〜数秒に1回だけ数周期分の交流を発振するといった断続的発振を行う間欠動作を行って、消費電力を低減する。そして、受電コイルL2の近接を検出回路120が検知した場合のみ連続動作に切替えるように構成されていてもよい。
検出共振器110における検出コイルL1は、基板パターンで形成された薄型の平面コイルの他、銅線やリッツ線、ツイスト線などを用いた巻き線コイルなどを用いることができる。十分な検出感度を確保するためには、検出コイルL1のQ値は、例えば100以上に設定され得るが、100よりも小さい値に設定されていてもよい。コンデンサC1の容量およびインダクタL10のインダクタンスは、受電共振器210の共振周波数に合わせて適切な値に設定される。
検出回路120は、発振回路150から出力される交流の周波数および電圧を検出し、それらの変化に基づいて受電コイルL2などの物体の近接を検出する。検出回路120の具体的な処理については後述する。
送電回路160は、位置あわせ完了後に送電のための交流エネルギを出力する回路である。送電回路160は、例えば図5Bに示すようなフルブリッジ型のインバータによって構成され得る。図示される送電回路160は、外部の直流エネルギ源から供給される直流エネルギを、4つのスイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフ制御によって交流エネルギに変換する。スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフは、制御回路130によって制御される。これらのスイッチング素子Q1〜Q4は、発振回路150および検出共振器110を用いた検出モード時には、オフに設定される。検出モード終了後の送電モード時には、伝送周波数に応じたパルスの入力により、オン・オフの切り替えが連続的に行われる。送電回路160は、フルブリッジ型のインバータに限定されず、ハーフブリッジ形のインバータや、D級、E級などの他の種類の発振回路であってもよい。
送電共振器111は、送電回路160から出力された交流エネルギを送出する共振回路である。送電共振器111における送電コイルL3およびコンデンサC3は、検出共振器110における検出コイルL1およびコンデンサC1と基本的に同様のものである。受電コイルL2に効率的に送電するため、送電コイルL3は、検出コイルL1に近接して配置される。これらのインダクタンスおよび容量は、受電回路220を含めた受電側の共振周波数に合わせて送電が適切に行われるように、適切な値に設定されている。
光源170は、検出回路120による検出結果を使用者に通知するために設けられる。光源170は、例えばLED光源であり、検出回路120の検出結果に基づいて発光する。光源170は、複数の光源の集合体であってもよい。受電コイルL2の近接の程度に応じて異なる光源を発光させたり、発光させる光源の数を段階的に変動させたりしてもよい。また、光源170の代わりに液晶表示部のようなディスプレイを設け、検出結果をそのようなディスプレイに表示させてもよい。
制御回路130は、送電装置100全体の動作を制御するプロセッサであり、例えばCPUとコンピュータプログラムを格納したメモリとの組み合わせによって実現され得る。あるいは、本実施形態の動作を実現するように構成された専用のハードウェアであってもよい。制御回路130は、発振回路150による検出モードと、送電回路160による送電モードとを切り替える制御や、検出回路120の検出結果に基づいて光源170を発光させる制御を行う。制御回路130は、検出モードにおいては、送電回路160の動作を停止し、発振回路150を駆動する。逆に、送電モードにおいては、発振回路150の動作を停止し、送電回路160を駆動する。
なお、送電装置100は、さらに検出回路120の検出結果を受電装置200に通知する通信回路を備えていてもよい。これにより、検出結果を受電装置200のディスプレイ240や、不図示の光源、スピーカーなどに送り、使用者に位置あわせの状態を通知することができる。
本実施形態における受電共振器210は、並列共振回路によって構成される。受電コイルL2およびコンデンサC2は、検出共振器110における検出コイルL1およびコンデンサC1と同様のものであってもよいし、異なっていてもよい。並列コンデンサC20は、共振周波数を調整するために設けられ、コンデンサC2よりも小さい容量のものが用いられる。
制御回路230は、受電装置200全体の動作を制御するプロセッサであり、例えばCPUとコンピュータプログラムを格納したメモリとの組み合わせによって実現され得る。あるいは、本実施形態の動作を実現するように構成された専用のハードウェアであってもよい。制御回路230は、負荷250への充給電制御や、ディスプレイ240への表示制御を行う。制御回路230は、不図示の通信回路を介して受信した送電装置100における検出回路120の検出結果をディスプレイ240に表示させるように構成されていてもよい。ディスプレイ240は、例えば液晶や有機ELのディスプレイであり得る。
本実施形態における発振周波数は、検出コイルL1の自己共振周波数よりも低く設定される。これは、自己共振周波数よりも高い周波数では、検出コイルL1がインダクタとして機能しなくなるためである。また、発振周波数は、並列コンデンサC20がある程度集中定数回路とみなせる20kHz〜10MHzの低周波域に設定され得る。高い周波数ほど分解能が高く、高速に位置検出できるため、1μsec以下の周期で検出する場合には、発振周波数はその逆数である1MHz〜10MHzに設定され得る。
続いて、本実施形態の無線電力伝送システムの動作を説明する。
図6は、送電装置100による位置あわせの動作の一例を示すフローチャートである。送電装置100の電源がオンになり、待機状態になると、制御回路130は、発振回路150を間欠動作させる(ステップS601)。すなわち、所定の時間(例えば1mm秒〜数秒程度)ごとに断続的に発振させ、発振周波数が増加したか否かを検出回路120によってモニターする(ステップS602)。発振周波数が増加していない場合、受電装置200が近づいていないと判断できるため、ステップS601に戻り、同様の動作が継続される。検出回路120が発振周波数の増加を検出すると、受電装置200が近づいていると推定できるため、制御回路130は、発振回路150を連続動作させる(ステップS603)。
続いて、検出回路120は、発振周波数が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS604)。ここで、発振周波数が所定の閾値を超えていないと判定されると、検出回路120は、発振周波数が上記の閾値よりも小さい所定の閾値を下回ったか否かを判定する(ステップS605)。これは、電力の低減のため、間欠動作に戻してもよいか否かを判断するために行われる。発振周波数が所定の閾値を下回っていない場合、受電装置200がまだ近くに存在すると推定されるため、ステップS603、S604の動作が繰り返される。逆に、発振周波数が所定の閾値を下回った場合、受電装置200が十分遠ざかったと推定されるため、ステップS601に戻り、制御回路130は、発振回路150を間欠動作させる。
一方、ステップS604において、発振周波数が所定の閾値を超えた場合、受電コイルL2が検出コイルL1に十分に接近したと判断できるため、検出回路120は、そのことを示す情報を制御回路130に送る。この情報を受けた制御回路130は、発振回路150を停止させる(ステップS606)。この際、制御回路130は、光源170を発光させたり、ディスプレイ240に位置あわせが完了したことを示す表示を指示したりしてもよい。これにより、位置あわせが完了したことを使用者に知らせることができる。制御回路130がこのような通知の機能を有する場合、制御回路130は、「光源制御回路」または「表示制御回路」としての機能を有することになる。この後、制御回路130は、送電回路160を駆動し、送電を開始する。なお、送電の開始は、発振回路を停止させた直後ではなく、例えば使用者が受電装置200を送電装置100の上に置くなどして周波数の変動が停止したことを確認してから行われてもよい。
以上の動作により、本実施形態の送電装置100は、受電装置200における受電コイルL2の近接を検出し、そのことを示す情報を出力する。これにより、ユーザーは受電装置200が適切な位置に到達したことを知ることができるため、位置あわせを容易に行うことができる。
なお、本実施形態における動作は図6に示す動作に限定されない。例えば、ステップS601、S602における間欠動作を省略してもよいし、ステップS605における判定処理を省略してもよい。また、ステップS604において複数の閾値を設け、周波数のレベルに応じて受電コイルL2の近接の程度を示す段階的な情報を出力するようにしてもよい。また、検出回路120は、ステップS604の代わりに、あるいはステップS604に加えて、発振回路150から出力される電圧の振幅が予め設定された閾値よりも小さくなった時、受電コイルL2と検出コイルL1との位置あわせが完了したことを示す情報を出力するようにしてもよい。
(実施形態2:送電コイルおよび検出コイルの共用)
次に、本開示の第2の実施形態に係る無線電力伝送システムを説明する。本実施形態では、送電装置100における検出共振器が送電共振器の機能を兼ねている点が実施形態1と異なっている。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明し、重複する事項についての記載は省略する。
図7は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図である。図7では、代表的な構成要素のみを記載しているが、実際には図4に記載されている他の構成要素も含まれ得る。この無線電力伝送システムは、実施形態1と同様、送電装置100と受電装置200とを備える。受電装置200は、実施形態1におけるものと同一である。本実施形態における送電装置100は、検出共振器および送電共振器の両方の機能を有する検出送電共振器112と、検出送電共振器112に接続される。そして、送電用の交流エネルギを出力する送電回路160と、位置あわせ用の交流エネルギを出力する発振回路150と、検出コイルL1および発振回路150の間の電流の導通状態を切り換えるスイッチS1、S2と、各部の動作を制御する制御回路130(不図示)とを備える。制御回路130は、スイッチS1、S2をオンにして発振回路150を動作させる位置あわせモード、およびこれらのスイッチをオフにして送電回路160を動作させる送電モードを切り替えるように構成されている。検出送電共振器112は、検出コイルL1、コンデンサC1、およびインダクタL10を有している。本実施形態では、検出コイルL1が、送電コイルとしても機能する。そして、インダクタL10が、スイッチS1、S2を介して検出コイルL1と接続されている。
スイッチS1、S2には、各種の双方向スイッチが用いられる。ただし、スイッチのオン抵抗が大きいと、コイルのQ値がみかけ上低下するため、スイッチのオン抵抗は適切なものを選定する必要がある。例えば、コイルの抵抗とスイッチの抵抗との合成抵抗をRとした時、Q=ωL1/R≧100(ωは各周波数)となるようにスイッチのオン抵抗が設定され得る。
本実施形態における動作は、実施形態1における動作と基本的には同じである。ただし、本実施形態では、制御回路130が検出モードから送電モードに切り替える際、スイッチS1、S2をオンからオフに切り換える動作が追加される。
本実施形態によれば、コイル部品の共用化によりコスト削減および軽量化をはかることができるという格別の効果がある。
(実施形態3:2つ以上の周波数で発振)
続いて本開示の第3の実施形態に係る無線電力伝送システムを説明する。本実施形態では、送電装置100が2つ以上の周波数で発振することにより、物体の種類の検出および受電コイルL2の位置あわせの両方を行うことができる点で実施形態2と異なっている。以下、実施形態2と異なる点を中心に説明し、重複する事項についての説明は省略する。
図8は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図である。図8では、代表的な構成要素のみを記載しているが、実際には図4に記載されている他の構成要素も含まれ得る。この無線電力伝送システムは、実施形態1、2と同様、送電装置100と受電装置200とを備える。受電装置200は、実施形態1、2におけるものと同一である。本実施形態における送電装置100は、検出送電共振器113におけるインダクタL10にスイッチS3が直列に接続されている。そして、発振回路150から出力された電流のインダクタL10への導通状態を制御できるように構成されている点で実施形態2の構成と異なっている。本実施形態の検出回路120は、スイッチS1、S2をオンにし、かつスイッチS3をオフにした状態で近接物体が受電コイルL2であるか否かを検出する。そして、スイッチS1、S2をオンにし、かつスイッチS3をオンにした状態で受電コイルL2の近接の程度を検出する。これにより、受電コイルL2の検出精度をさらに向上させることができる。
図9は、送電装置100のより具体的な構成を示すブロック図である。図示されるように、検出送電共振器113は、送電共振器および検出共振器の両方の機能を兼ねている。そして、インダクタL10と発振回路150との間の電流の導通状態を切り換えるスイッチS3が設けられている点を除き、図4に示す構成と同じである。
図10は、発振回路150および送電回路160の具体的な構成例を示す回路図である。この例では、発振回路150は図5Aに示すものと同様の構成を備え、送電回路160は図5Bに示すものと同様の構成を備えている。発振回路150および送電回路160は、このような構成に限定されず、上記のように、様々な構成が可能である。
本実施形態の送電装置100は、物体検出モード(動作モード1)、位置あわせモード(動作モード2)、送電モード(動作モード3)の3つのモードで動作することができる。以下、これらのモードについて説明する。
受電共振器210が共振している時は、送電側では金属板が近接しているように見えることは前述の通りである。換言すれば、仮に金属板が検出コイルL1に近づいた場合、金属板が近づいているのか受電コイルL2が近づいているのかの見分けがつかない。このため、誤って金属板に送電する可能性がある。このような問題を回避するため、本実施形態では、調整用コイル(インダクタL10)にスイッチS3を設けることで対処する。
本実施形態では、受電共振器210の共振周波数はf2(実施形態1におけるfrに相当)に設定されている。スイッチS1、S2がオンの状態において、スイッチS3をオフにした場合、発振回路150はf2よりも小さい所定の周波数f1で動作する。そして、スイッチS3をオンにした場合、発振回路150は所定の周波数f2で動作するように、検出コイルL1、受電コイルL2、インダクタL10、コンデンサC1、C2、C20の回路定数が設定されている。
図11A〜11Cは、動作モード1〜3におけるスイッチの状態をそれぞれ示す図である。動作モード1では、スイッチS1、S2をオンにし、スイッチS3をオフにすることにより、周波数f1で発振させる。これにより、後述するように、近接物体が受電コイルL2であるか否かを判定できる。動作モード2では、動作モード1の状態から、スイッチS3をオンにすることで、周波数f2で発振させる。これにより、実施形態1、2と同じように、受電コイルL2の近接の程度を検出することができる。動作モード3では、位置あわせ完了後にスイッチS1、S2、S3をオフにして送電回路160を駆動することで、周波数f0で送電が行われる。ここで、周波数f0、f1、f2は、スイッチS1、S2、S3の開閉状態に応じて決定され、本実施形態では、f0<f1<f2である。
以下、動作モード1、2について、より詳細に説明する。
図12Aは、発振回路150が周波数f1で発振している動作モード1において、物体が検出コイルL1に近づいた時の両者の距離に対する発振周波数の変化の例を示すグラフである。このグラフの横軸は、右に行くほど距離が近くなることを示している。図12Aは、受電コイルL2が近づいた時と金属板が近づいた時とで、周波数の変化傾向が異なることを示している。
スイッチS3をオフにして周波数f2で発振させた場合(動作モード2)においては、受電コイルL2に並列に接続されたコンデンサC20は短絡されない。従って、前述の通り、受電回路220の影響を受けるため、位置あわせの精度は低下する。ただし、受電コイルL2は通常、受電コイルL2近傍に配置された回路への電磁ノイズの影響を低減するため、電磁シールドとして磁性体を具備している。この磁性体が検出コイルL1に近接すると、検出コイルL1のインピーダンスは増加する傾向を示す。すなわち、図12Aに示すように、発振周波数はf1よりも低下する方向に変化する。一方、金属板が近接した場合、検出コイルL1のインピーダンスが低下する傾向を示す。すなわち、発振周波数はf1よりも高くなる方向に変化する。このような特性を利用して、発振周波数f1を基準に、物体近接によって周波数が高くなったか低くなったかを調べることで、金属異物が近づいているのか受電コイルL2が近づいているのかを判別することができる。本実施形態の検出回路120および制御回路130は、この判別を行った上で、受電コイルL2が近づいていると判断した場合にのみ、スイッチS3をオンにして周波数f2で発振させる。すなわち、図12Bに示すように、動作モード1で動作中に、発振周波数がf1よりも低い所定のレベル以下に低下した時、制御回路130は、スイッチS3をオンにすることによって動作モード2に切り換える。この時、受電コイルL2がある程度近づいているため、発振周波数は、受電コイルL2が遠く離れている時の発振周波数f2よりも大きい値に変化する。その後、発振周波数がf2よりも高い所定のレベル以上になった時点で、位置あわせが完了したと判定する。これにより、受電コイルL2が近づいている場合にのみ、受電コイルL2の位置あわせをする動作モード2に遷移するため、金属異物を加熱することなく、確実にかつ正確に位置あわせすることができる。
次に、本実施形態における動作の詳細を説明する。
図13は、本実施形態の動作の具体例を示すフローチャートである。送電装置100の電源がオンになり、待機状態になると、制御回路130は、発振回路150を周波数f1で間欠動作させる(ステップS901)。すなわち、スイッチS1、S2をオン、スイッチS3をオフにした状態で所定の時間(例えば1mm秒〜数秒程度)ごとに断続的に発振させ、発振周波数が変化したか否かを検出回路120によってモニターする(ステップS902)。発振周波数が増加していない場合、物体が近づいていないと判断できるため、ステップS901に戻り、同様の動作が継続される。検出回路120が発振周波数の変化を検出すると、物体が近づいていると推定できるため、制御回路130は、発振回路150を周波数f1で連続動作させる(ステップS903)。
続いて、検出回路120は、発振周波数が減少したか否かを判定する(ステップS904)。ここで、発振周波数が減少したか否かは、例えば発振周波数の減少量が所定の閾値を超えたか否かによって判断してもよい。発振周波数が減少していないと判定されると、制御回路130は、受電コイルL2ではなく金属異物が近づいたと判断し(ステップS905)、再びステップS901に戻って同様の動作を繰り返す。この際、例えばアラーム音を鳴らしたり、光源を点灯させることによって使用者に警告したりしてもよい。ステップS904において発振周波数が減少したと判定されると、制御回路130は、受電コイルL2が近づいたと判断し、発振回路150の発振周波数を周波数f2に切り換えて連続動作させる(ステップS906)。この際、制御回路130は、スイッチS3をオフからオンに切り換えることによって動作モード2に移行する。
次に、検出回路は、発振周波数が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS907)。ここで発振周波数が所定の閾値を超えていないと判定すると、検出回路120は、発振周波数が上記の閾値よりも小さい所定の閾値を下回ったか否かを判定する(ステップS908)。これは、電力の低減のため、間欠動作に戻してもよいか否かを判断するために行われる。発振周波数が所定の閾値を下回っていない場合、受電装置200がまだ近くに存在すると推定されるため、ステップS906、S907の動作が繰り返される。逆に、発振周波数が所定の閾値を下回った場合、受電装置200が十分遠ざかったと推定されるため、ステップS901に戻り、制御回路130は、発振回路150を間欠動作させる。
一方、ステップS907において、発振周波数が所定の閾値を超えた場合、受電コイルL2が検出コイルL1に十分に接近したと判断できるため、検出回路120は、そのことを示す情報を制御回路130に送る。この情報を受けた制御回路130は、発振回路150を停止させる(ステップS909)。この際、制御回路130は、光源170を発光させたり、ディスプレイ240に位置あわせが完了したことを示す表示を行うように指示したりしてもよい。これにより、位置あわせが完了したことを使用者に知らせることができる。この後、制御回路130は、スイッチS1、S2、S3をオフにして送電回路160を周波数f0で連続動作させることによって動作モード3へ移行する(ステップS910)。
以上の動作により、本実施形態の送電装置100は、移動物体が受電コイルL2か金属異物かをまず判定し、受電コイルL2が近づいたと判定した場合のみ、受電コイルL2の位置あわせを行う。これにより、金属異物を加熱することなく、確実にかつ正確に位置あわせすることができる。
なお、本実施形態における動作は図13に示す動作に限定されない。例えば、ステップS901、S902における間欠動作を省略してもよいし、ステップS908における判定処理を省略してもよい。また、ステップS907において複数の閾値を設け、周波数のレベルに応じて受電コイルL2の近接の程度を示す段階的な情報を出力するようにしてもよい。また、スイッチS3のオン、オフの制御は、オフの状態を基本状態として、上記のように受電コイルL2の近接を検出してからオンにしてもよいし、スイッチS3のオン、オフを周期的に切替えてもよい。上記調整インダクタL10およびスイッチの組を2つ以上設け、3つ以上の周波数で動作させてもよい。
また、上記の例とは逆に、検出回路120は、スイッチS1、S2をオンにし、かつスイッチS3をオフにした状態で物体の検出を行い、スイッチS1、S2をオンにし、スイッチS3をオンにした状態で受電コイルL2の近接を検出してもよい。その場合、前者の状態で発振周波数がf2とは異なる値になり、後者の状態で発振周波数がf2に実質的に同じ値になるように、検出コイルL1、コンデンサC1、インダクタL10、および発振回路150が設計されていればよい。言い換えれば、検出回路120は、前記スイッチをオンにした状態およびオフにした状態の一方の状態で、発振周波数の変化に基づいて、近接物体が前記受電コイルであるか否かを検出する。そして、他方の状態で、発振周波数の変化に基づいて、受電コイルL2の近接の程度を検出するように構成されていればよい。
本開示の実施形態は、位置ずれに起因した効率低下、または、漏れ磁束による近接金属の異常発熱リスクを回避することができる。
(他の実施形態)
以上、実施形態1〜3に係る無線送電装置および無線電力伝送システムを説明したが、本開示は、これらに限定されるものではない。ただし、受電側のコンデンサC20と送電側のL10が位置決めの重要な役目を果たすため、使用するアプリケーションに応じて適切な値を選定する必要がある。以下、他の実施形態を例示する。
図14は、送電装置100および受電装置200の例を示す図である。図14に示すように送電側に複数のインジケータI1(光源)を設けられている。そして、受電コイルL2が検出コイルL1に近接することによる発振回路150の周波数や電圧の変化に応じて、LEDの点滅やLEDバーを用いて段階的に位置決めのレベルをユーザーに通知してもよい。このようにすることで、位置あわせを直感的にサポートできる。受電側に同様のインジケータI2(光源)を設けてもよい。極端に明るい場所ではLEDの視認性が悪いため、音などで通知してもよい。
図15は、送電装置100および受電装置200の他の例を示す図である。この例では、送電装置100は道路に埋設された送電コイルを備える充電装置であり、受電装置200は、受電コイルを備える電気自動車である。この例でも、インジケータI1に位置あわせが適切に行われているか否かを通知させることにより、位置あわせを直観的にサポートできる。また、この例では、送受電コイルの位置がずれている場合に、自動で受電装置200が最適な位置まで移動するように構成されていてもよい。このような自動位置あわせは、送電アンテナ100側で行ってもよい。
図14、15に示すように受電側にインジケータI1を設ける代わりに、送電側から通信によって受電側に位置が一致したことを通知し、受電端末の画面やLEDランプで位置あわせができたことを通知しても良い。また、送電側から音声信号を送出し、受電側のスピーカーで受け取り、端末画面に位置あわせの是非を表示しても良い。極端に明るい場所ではLEDの視認性が悪いので、音や振動などで通知してもよい。
(実施例1:位置あわせ)
次に、本開示の実施例1を説明する。本実施例の回路図は、図10に示すものと同一である。発振回路150は、図示されるように、ロジックICを用いたピアス発振回路を採用した。送電回路160はフルブリッジ型のインバータを用いたが、位置あわせ時の評価の際はトランジスタQ1〜Q4をオフとし、スイッチS1、S2、S3はオンとした。評価には、直径(φ)40mmの検出コイル(=送電コイル)と、φ34mmの受電コイルを用いた。検出コイルに、受電コイルが図16に示すようにX軸方向から近接した際の発振回路150の出力部f_OUTの発振周波数を測定した。発振回路の発振周波数は998kHzとなるようにL10、C1、C11、C12を設定した。受電コイルは1000kHzで共振するようにC2とC20とを設定した。
図17は、測定結果を示した図である。横軸は受電コイルと送電コイルの横ずれ量ΔX、縦軸は発振周波数である。ΔX>15mmの範囲では、受電コイルのフェライトの影響で検出コイルのインピーダンスが増加し発振周波数が998kHz以下になる。しかし、ΔX≦15mmの範囲ではΔXが0mmに近づくにつれて発振周波数が増大する傾向を示していることがわかる。これは受電コイルが1000kHz以上で共振しているためである。送電コイルと受電コイルの位置が近づくほど、電磁的な結合は強まり、確実に1000kHz以上で共振する。その結果、所定の閾値、例えば、1000kHzで発振した場合に、位置あわせが完了したと判断するように設定したとすると、本実施例の検出コイルは位置ずれ許容値±15mmの送電台を提供することができる。
(実施例2:近接物体の識別)
実施例1では、受電コイルの位置あわせの実現方法について述べた。ただし、1000kHzで共振した受電コイルが1000kHz付近で発振している検出コイルに近接する時は、金属板が検出コイルに近づいていることと類似した特性を示す。世の中には、金属性の硬貨も存在するため、この手法だけでは近接物体が受電コイルであるか硬貨であるか、判別しづらい。そこで、図10の構成において、スイッチS3をオフにした時の物体近接時の発振周波数の変化と、コイル端電圧Vppの特性変化を測定した。近接させる物体は1000kHzで共振するよう設定された受電コイルと、金属製の硬貨を用いた。
図18は、測定結果を示した図である。基本発振周波数はf1(<1000kHz)、コイル端電圧VppはV1であるが、物体の近接によってそれぞれ異なる軌跡を描いて変化することがわかる。受電コイルが近接した場合は、受電コイルに設けられたフェライトの特性によって検出コイルのインピーダンスが増加し、発振周波数がf1より低くなる傾向がある。受電コイルはC2とC20を用いて1000kHzで共振するように設計されているので、コイルに誘導電流が流れにくくフェライトの影響が現れやすい。硬貨が近接した場合は、検出コイルのインピーダンスが低下し発振周波数がf1よりも高くなる傾向がある。従って、前述の通り、Vppが低下して所定の閾値V1’以下になった場合、発振周波数が所定の閾値f1L以下であれば受電コイルが近接したとしてスイッチS3をオンにして位置あわせモードに切り替える。そして、発振周波数が所定の閾値f1U以上であれば異物が存在するとしてユーザーに通知しても良い。
以上の実施例1,2に示すように、スイッチS3の適切な切替によって、金属異物と受電コイルとを区別することができ、その上で、受電コイルの位置あわせを確実に実施することができる。しかし、本開示全体の基本思想は、送電装置において、発振周波数の変化を計測することで位置あわせをすることである。従って、スイッチの構成や発振回路の構成、および、インダクタおよびキャパシタの電気定数、および発振周波数等は、上記の値や構成例に限定されない。
(実施例3:Q値の検討)
図19は、本開示の実施例3の回路図を示している。図19の構成と図10の構成との違いは、検出コイルL1の下に抵抗Rが存在する点のみである。実際のコイルは有限の導電率を有する導体で構成されるため、必ず抵抗成分Rが存在する。コイルのQ値は角周波数をωとして、Q=ωL/Rで表される。本実施例では、インダクタンスL1の値を固定して、Rの値を52〜1000mΩまで変化させることにより、Q値の変化によってコイル端電圧Vppがどのように変化するかを回路シミュレーションによって解析した。なお、発振回路のダンピング抵抗Rdは470Ω、1.1kΩ、2.2kΩの3種で検討した。
図20A、図20Bは、シミュレーション結果を示した図である。これらの結果より、Rdが小さいほど、また、検出コイルの抵抗Rが小さいほど(=Q値が高いほど)、コイル端電圧Vppが高くなる傾向があることがわかる。基本的には検出信号のレベルが大きいほどノイズ耐性が強く正確な検出が可能である。これは、インピーダンスの変化に対するVppの変化が大きいほど、検出回路として使用されるマイコン(CPU)の分解能が高くなるためである。しかし、検出信号のレベルは単に大きければ良いというわけではない。スイッチS1〜S3の特性や受電コイル近接時のインピーダンス変化量、電源電圧の範囲内であるか、などを総合的に考慮してRdは選定される。
本開示の無線電力伝送装置及び無線電力伝送システムは、電気自動車、AV機器、電池などへの充電あるいは給電を行う用途に広く適用可能である。
100 送電装置
110 検出共振器
111 送電共振器
112,113 検出送電共振器
120 検出回路
130 制御回路
150 発振回路
160 送電回路
170 光源
200 受電装置
210 受電共振器
220 受電回路
230 制御回路
240 ディスプレイ
250 負荷
L1 検出コイル
L2 受電コイル
L3 送電コイル
C1,C20,C2,C3 コンデンサ
L10 (調整用)インダクタ
S1〜S3 スイッチ
I1 第1のインジケータ
I2 第2のインジケータ

Claims (13)

  1. 受電装置に非接触で電力を伝送する無線送電装置であって、
    自励式の発振回路と、
    前記発振回路の発振周波数または/かつ前記発振回路の出力電圧を検出する検出回路と、
    前記受電装置の位置を検出するために前記発振回路で出力されたエネルギを出力する検出共振器と、
    前記検出回路の検出結果に基づいて、前記受電装置と前記検出共振器への近接の程度を検出する制御回路と、
    前記検出共振器に接続され、送電用の交流エネルギを出力する送電回路と、
    前記検出共振器および前記発振回路の間の電流の導通状態を切り換える第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチをオンにして前記発振回路を動作させる位置あわせモード、および前記スイッチをオフにして前記送電回路を動作させる送電モードを切り替える制御回路とを備え、
    前記検出共振器は、コンデンサと、前記発振回路に対して検出コイルと並列に接続されたインダクタとを含み、
    前記無線送電装置は、前記発振回路から出力された電流の前記インダクタへの導通状態を切り換える第2のスイッチを備え、
    前記検出回路は、前記第2のスイッチをオンにした状態およびオフにした状態の一方の状態で、前記発振周波数の変化に基づいて、近接物体が受電コイルであるか否かを検出し、他方の状態で、前記発振周波数の変化に基づいて、前記受電コイルの近接の程度を検出する無線送電装置。
  2. 前記検出回路は、前記発振周波数が予め設定された閾値よりも大きくなった時、前記受電装置と前記検出共振器との位置あわせが完了したことを示す情報を出力する、請求項1に記載の無線送電装置。
  3. 前記検出回路は、前記発振回路から出力される電圧の振幅が予め設定された閾値よりも小さくなった時、前記受電装置と前記検出共振器との位置あわせが完了したことを示す情報を出力する、
    請求項1または2に記載の無線送電装置。
  4. 前記発振回路が発振している時の前記検出共振器のQ値は100以上である、請求項1から3のいずれかに記載の無線送電装置。
  5. 前記発振周波数は、受電装置の共振器の共振周波数と実質的同一である請求項1から4のいずれかに記載の無線送電装置。
  6. 前記発振周波数は、前記検出コイルの自己共振周波数よりも低く設定される、請求項1から5のいずれかに記載の無線送電装置。
  7. 前記発振周波数は、前記検出共振器の共振周波数よりも高く設定される、請求項1から6のいずれかに記載の無線送電装置。
  8. 前記検出回路の検出結果に基づいて光源を発光させる光源制御回路をさらに備える請求項1から7のいずれかに記載の無線送電装置。
  9. 前記光源制御回路は、前記検出回路が検出した前記受電コイルの前記検出コイルへの近接の程度に応じて発光させる光源を変化させる請求項8に記載の無線送電装置。
  10. 前記光源をさらに備える請求項8または9に記載の無線送電装置。
  11. 前記検出回路の検出結果を示す情報をディスプレイに表示させる表示制御回路をさらに備える請求項1から10のいずれかに記載の無線送電装置。
  12. 前記ディスプレイは、受電共振器を有する受電装置に搭載されている請求項11に記載の無線送電装置。
  13. 請求項1から11のいずれかに記載の無線送電装置と、
    受電共振器を有する受電装置と、
    を備える無線電力伝送システム。

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