JP6251439B1 - 鋼管穴あけ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具の提供を図る。【解決手段】本発明の鋼管穴あけ具10は、スライド穴あけプレート20と、鋼管受け台30と、で構成され、該スライド穴あけプレート20は、略矩形のプレート状に形成され、さらにスライド穴あけプレート20の両端部にはスライド穴21を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部22を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着して成り、鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、さらに鋼管受け台30の上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設して成る手段を採る。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具に関する。
従来における鋼管の外周面に小径の穴を開ける手段としては、磁気ボール盤を使用して鋼管への穴あけ作業を容易にする「磁気ボール盤の鋼管穴あけ用治具」(特許文献−1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「磁気ボール盤の鋼管穴あけ用治具」の提案は、鉄心にマグネットコイルが巻装されたマグネットと、前記マグネットの上部に取付けられたスタンドと、前記スタンドに上、下動可能に取付けられた電気ドリルとを含む磁気ボール盤において、加工対象物である鋼管に載置されるように形成される中抜きの長方形状の両端部に鞍状の切欠き部をもった治具と、前記治具の中抜き部分の上方に前記マグネットを配置して前記治具に取付けられ前記マグネットを支えるための複数のボルトを含んで構成されて成る磁気ボール盤を使用した鋼管穴あけ用治具の提案であって、該提案は、鋼管に穴あけする際には、固定された磁気ボール盤に鋼管を穴あけ作業毎にセットし直さなければならないことから使い勝手が悪いと共に、大型且つ重量物であることから移動が困難である上、作業現場が磁気ボール盤の設置可能な個所に限定されることから鋼管設置現場においての穴あけ作業が困難なものであった。
また、一般に普及しているハンドドリルを使用した鋼管穴あけ具としては、地中等に埋設したり、地上に配管している鋼管内に電線、ケーブル等が入っているか否かを調べるため、鋼管の外周に穴を開けて、当該穴から内部を覗いているが、この鋼管の外周に穴を開ける際、鋼管内の電線やケーブルを傷つけないようにした「鋼管用穴あけ工具」(特許文献−2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「鋼管用穴あけ工具」の提案は、電気ドリルに着脱自在な穴あけ用の筒状の刃の下端から一定長の外周上部にストッパーを突設し、鋼管の外周に被冠自在な弧状のガイド体を別に設け、このガイド体の略中央に透穴を穿ち、この透穴の内径は上記穴あけ用ドリル刃の筒状の刃の外径よりやや大きくかつストッパー部分の外径より小さい構成とし、また上記筒状の刃の下端からストッパーまでの長さがガイド体の透穴の長さと穴あけする鋼管の厚さを加えた長さに略等しい構成とした鋼管穴あけ用治具の提案であって、該提案は、穴あけする鋼管の外周に被冠自在な弧状のガイド体を穴あけする度に巻き付けなければならず、連続して多数の穴あけ作業をするには、作業性が極めて悪いといった問題点があるものであった。
本出願人は、従来の鋼管の穴あけ手法においての作業性および安全性の確保に加えて穴あけ作業の熟練度が求められる現状に着目し、一般的に普及しているハンドドリルを使用して誰でもが簡単に鋼管の外周面に小径の穴を、ズレることなく正確にあけることができないものかという着想の下、鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具を開発し、本発明における「鋼管穴あけ具」の提案に至るものである。
特開平5−138416号公報 実開平7−027714号公報
本発明は上記問題点を鑑み、鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具の提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における鋼管穴あけ具は、鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具であって、前記鋼管穴あけ具は、スライド穴あけプレートと、鋼管受け台と、で構成され、前記スライド穴あけプレートは、略矩形のプレート状に形成され、さらに前記スライド穴あけプレートの両端部にはスライド穴を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴を形成するドリル刃ガイドブッシュを着脱・係止自在に装着して成り、前記鋼管受け台は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管の長手方向に延設して鋼管を下方から受け止める形状に形成し、さらに前記鋼管受け台の上面には鋼管の長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピンを立設して成り、使用時において、前記スライド穴あけプレートのスライド穴を前記鋼管受け台のスライド固定ピンに挿入すると共に、前記スライド穴あけプレートの中央部を前記鋼管受け台のV字状の凹部上に載置された任意の外径寸法で形成される鋼管の最頂部に当接した状態で、前記ドリル刃ガイドブッシュのドリルガイド挿入穴に挿入したドリル刃を上下にスライドさせて穴あけする手段を採る。
また、本発明における鋼管穴あけ具は、鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具であって、前記鋼管穴あけ具は、スライド回転穴あけプレートと、鋼管受け台と、で構成され、前記スライド回転穴あけプレートは、円形のプレート状に形成され、さらに前記スライド回転穴あけプレートの外周部には複数のスライド穴を形成し、内周部には複数のドリルガイド受け口部を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴を形成するドリル刃ガイドブッシュを着脱・係止自在に装着して成り、前記鋼管受け台は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管の長手方向に延設して鋼管を下方から受け止める形状に形成し、さらに前記鋼管受け台の上面には鋼管の長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピンを立設して成り、使用時において、前記スライド回転穴あけプレートのスライド穴を前記鋼管受け台のスライド固定ピンに挿入すると共に、前記スライド回転プレートのドリルガイド受け口部を前記鋼管受け台のV字状の凹部に載置された任意の外径寸法で形成される鋼管の最頂部に当接した状態で、前記ドリル刃ガイドブッシュのドリルガイド挿入穴に挿入したドリル刃を上下にスライドさせて穴あけする手段を採る。
本発明の鋼管穴あけ具によれば、鋼管がV字状の凹部を形成する受け台鋼管によって下方から受け止める形状に形成されることで、鋼管が安定的に保持されると共に、加工される小径の穴が鋼管の主軸方向に対して正確にあけられるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の鋼管穴あけ具によれば、穴あけ手段が、手動のハンドドリルまたは固定式のボール盤を使用して鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の鋼管穴あけ具によれば、多様な鋼管径を有するスライド穴あけプレートならびにスライド回転穴あけプレートを複数用意することで、目的とする小径の穴が鋼管の主軸方向に対して容易且つ正確にあけられるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の鋼管穴あけ具によれば、鋼管以外の塩ビパイプ、陶器パイプ、ガラスパイプ、丸棒木材等の外周面に小径の穴をあける穴あけ具としても使用することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の鋼管穴あけ具によれば、一般ユーザーによるDIY作業によって鋼管に多数の穴を容易にあけることができることから、雪国地方における温水と鋼管を使用した融雪装置が容易且つ安価にできるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の鋼管穴あけ具によれば、ドリルガイドブッシュ挿入穴に交換用のドリルガイドブッシュを挿入して寸法の異なる小径の穴を容易にあけることができると共に、鋼管受け台自体を加工が容易で安価な合成樹脂素材で形成することができるといった優れた効果を奏する。
本発明の鋼管穴あけ具における実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の鋼管穴あけ具における使用状態を示す説明図である。 本発明の鋼管穴あけ具におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の鋼管穴あけ具におけるその他の使用状態を示す説明図である。
本発明における鋼管穴あけ具10は、鋼管Pの外周面に小径の穴Hをズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具10であって、該鋼管穴あけ具10は、スライド穴あけプレート20と、鋼管受け台30と、で構成され、スライド穴あけプレート20は、略矩形のプレート状に形成され、さらにスライド穴あけプレート20の両端部にはスライド穴21を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部22を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着して成り、鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、さらに鋼管受け台30の上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設して成り、使用時において、スライド穴あけプレート20のスライド穴21を鋼管受け台30のスライド固定ピン31に挿入すると共に、スライド穴あけプレート20の中央部を鋼管受け台30のV字状の凹部上に載置された任意の外径寸法で形成される鋼管Pの最頂部に当接した状態で、前記ドリル刃ガイドブッシュ23のドリルガイド挿入穴24に挿入したドリル刃Cを上下にスライドさせて穴あけする手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の鋼管穴あけ具10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の鋼管穴あけ具における実施形態を示す説明図である。
図1(a)は本発明の鋼管穴あけ具10における使用状態を示す斜視図である。
図1(b)は本発明の鋼管穴あけ具10における組み立て状態を示す斜視図である。
本発明の鋼管穴あけ具10は、スライド穴あけプレート20と、鋼管受け台30と、で構成され、スライド穴あけプレート20は、略矩形のプレート状に形成され、さらにスライド穴あけプレート20の両端部にはスライド穴21を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部22を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着して成り、鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、さらに鋼管受け台30の上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設した形状に形成される。
スライド穴あけプレート20は、略矩形のプレート状に形成され、さらにスライド穴あけプレート20の両端部にはスライド穴21を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部22を突設する形状に形成し、穴あけ作業時においては、上方から押圧されて使用される。
ドリルガイド受け口部22は、受け口部の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着することができる形状に形成される。
また、スライド固定ピン31とスライド穴21によるスライド機能は、その他の多様なスライド構造によって達成することもできる。
ドリル刃ガイドブッシュ23は、金属製、焼き入れ鋼や、歯車などに使用される高強度樹脂素材で形成され、使用されるハンドドリルDのドリル刃Cの外径に合わせて複数用意される。使用時においてそれらが任意に選択されてドリルガイド受け口部22に挿入される形状に形成されるもので、外径部はドリルガイド受け口部22の内径部に挿入止される形状に形成され、内径部は、目的とする小径の穴Hに相当するドリル刃Cの外径が上下にスライドすることができるドリルガイド挿入穴24が穿設される交換用のブッシュである。
ちなみに、ドリル刃ガイドブッシュ23をドリルガイド受け口部22に挿入止する手段としては、嵌合式、落とし込み式、圧入式、挿入式、螺合式、スライド式など多様な手段を用いてドリルガイド受け口部22に着脱・係止自在に挿入止される。
ドリルガイド挿入穴24は、ドリル刃Cの外径が上下にスライドするガイド穴であって、最深部位置が鋼管Pの外周面に密着することで、鋼管Pのドリル穴あけ作業でのドリル刃Cの滑りを防止する役目を果たす。
鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成するL形鋼とC形鋼の組み合わせ、木材、合成樹脂成型品などで形成される略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、さらに鋼管受け台30の上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設した形状に形成される。
鋼管Pは、足場用の鋼管パイプ、水道管、ガス管、ケーブル配管用鋼管等を対象とし、その他としては、塩ビパイプ、陶器パイプ、ガラスパイプ、丸棒木材等が使用される。
以上で構成される本発明の鋼管穴あけ具10は、鋼管Pに対して着脱自在に装着することによって、ドリル刃Cが鋼管Pの外周部に対して滑ることなく、安全且つ容易に穴あけすることができると共に、穴あけ工具が、手動のハンドドリルDまたは固定式のボール盤であっても容易に穴あけ作業ができる鋼管穴あけ具10の提供を可能にする。
図2は、本発明の鋼管穴あけ具における穴あけ作業状態を示す断面説明図である。
《作業状況の説明》
(1)作業台の上にこれから小径の穴Hをあけようとする鋼管Pと、本発明の鋼管穴あけ具10を用意する。
(2)本発明の鋼管穴あけ具10の鋼管受け台30のV字状の凹部に鋼管Pを載置する。
(3)鋼管受け台30のスライド固定ピン31にスライド穴あけプレート20のスライド穴21を挿入する。
(4)スライド穴あけプレート20の中央部を鋼管受け台30のV字状の凹部上に載置された鋼管Pの最頂部に当接させる。
(5)鋼管Pを上方から片手で抑え込んだ状態でハンドドリルDのドリル刃Cをドリル刃ガイドブッシュ23のドリルガイド挿入穴24に挿入する。
(6)ハンドドリルDのドリル刃Cをドリル刃ガイドブッシュ23のドリルガイド挿入穴24に沿って上下にスライドさせて鋼管Pの外周面に小径の穴Hをあける。
(7)鋼管Pをずらし(回転と送り)ながらケビキに沿って順次鋼管Pの外周面に小径の穴Hをあけていく。
(8)スライド穴あけプレート20を鋼管受け台30のスライド固定ピン31から取り外した後、鋼管受け台30上に載置されている鋼管Pを取り外す。
(9)完了。
以上で構成される本発明の鋼管穴あけ具10は、鋼管受け台30を鋼管Pの外周面に対して着脱自在に装着することによって、ドリル刃Cが鋼管Pの外周部に対して滑ることなく、安全且つ容易に穴あけすることができると共に、穴あけ工具が、手動のハンドドリルDまたは固定式のボール盤であっても容易に穴あけ作業ができる鋼管穴あけ具10の提供を可能にする。
図3は、本発明の鋼管穴あけ具におけるその他の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は本発明の鋼管穴あけ具10における使用状態を示す斜視図である。
図3(b)は本発明の鋼管穴あけ具10における組み立て状態を示す斜視図である。
本発明の鋼管穴あけ具10は、スライド回転穴あけプレート40と、鋼管受け台30と、で構成され、スライド回転穴あけプレート40は、円形のプレート状に形成され、さらにスライド回転穴あけプレート40の外周部には複数のスライド穴21を形成し、内周部には複数のドリルガイド受け口部22を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着して成り、鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、さらに鋼管受け台30の上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設した形状に形成される。
スライド回転穴あけプレート40は、円形のプレート状に形成され、さらにスライド回転穴あけプレート40の外周部には複数のスライド穴21を形成し、内周部には複数のドリルガイド受け口部22を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着することができる形状に形成し、穴あけ作業時においては、上方から押圧されて使用される。
尚、図3(a)の吹き出し部に図示されるように、スライド回転穴あけプレート40が金属製、焼き入れ鋼や、歯車などに使用される高強度樹脂素材で形成されて所定の厚みを有して形成されることで、スライド回転穴あけプレート40に直接ドリルガイド挿入穴24を穿設してドリルガイド受け口部22を省略した形状に形成することもできる。
ドリルガイド受け口部22は、該ドリルガイド受け口部22の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴24を形成するドリル刃ガイドブッシュ23を着脱・係止自在に装着することができる形状に形成される。
また、スライド固定ピン31とスライド穴21によるスライド機能は、その他の多様なスライド構造によって達成することもできる。
ドリル刃ガイドブッシュ23は、金属製、焼き入れ鋼や、歯車などに使用される高強度樹脂素材で形成され、使用されるハンドドリルDのドリル刃Cの外径に合わせて複数用意される。使用時においてそれらが任意に選択されてドリルガイド受け口部22に挿入される形状に形成されるもので、外径部はドリルガイド受け口部22の内径部に挿入止される形状に形成され、内径部は、目的とする小径の穴Hに相当するドリル刃Cの外径が上下にスライドすることができるドリルガイド挿入穴24が穿設される交換用のブッシュである。
ちなみに、ドリル刃ガイドブッシュ23をドリルガイド受け口部22に挿入止する手段としては、嵌合式、落とし込み式、圧入式、挿入式、螺合式、スライド式など多様な手段を用いてドリルガイド受け口部22に着脱・係止自在に挿入止される。
ドリルガイド挿入穴24は、ドリル刃Cの外径が上下にスライドするガイド穴であって、最深部位置が鋼管Pの外周面に密着することで、鋼管Pのドリル穴あけ作業でのドリル刃Cの滑りを防止する役目を果たす。
鋼管受け台30は、断面形状がV字状の凹部を形成するL形鋼とC形鋼の組み合わせ、木材、合成樹脂成型品などで形成される略台形の部材が、載置される鋼管Pの長手方向に延設して鋼管Pを下方から受け止める形状に形成し、、さらに該上面には鋼管Pの長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピン31を立設した形状に形成される。
鋼管Pは、足場用の鋼管Pパイプ、水道管、ガス管、ケーブル配管用鋼管P等を対象とし、その他としては、塩ビパイプ、陶器パイプ、ガラスパイプ、丸棒木材等が使用される。
以上で構成される本発明の鋼管穴あけ具10は、鋼管Pに対して着脱自在に装着することによって、ドリル刃Cが鋼管Pの外周部に対して滑ることなく、安全且つ容易に穴あけすることができると共に、穴あけ工具が、手動のハンドドリルDまたは固定式のボール盤であっても容易に穴あけ作業ができる鋼管穴あけ具10の提供を可能にする。
図4は、本発明の鋼管穴あけ具における穴あけ作業状態を示す断面説明図である。
《作業状況の説明》
(1)作業台の上にこれから小径の穴Hをあけようとする鋼管Pと、本発明の鋼管穴あけ具10を用意する。
(2)本発明の鋼管穴あけ具10の鋼管受け台30のV字状の凹部に鋼管Pを載置する。
(3)鋼管受け台30のスライド固定ピン31にスライド回転穴あけプレート40のスライド穴21を挿入する。
(4)スライド回転穴あけプレート40を回転させの目的とする小径の穴Hに相当するドリルガイド挿入穴24を鋼管受け台30のV字状の凹部上に載置された鋼管Pの最頂部に当接させる。
(5)鋼管Pを上方から片手で抑え込んだ状態でハンドドリルDのドリル刃Cをドリル刃ガイドブッシュ23のドリルガイド挿入穴24に挿入する。
(6)ハンドドリルDのドリル刃Cをドリル刃ガイドブッシュ23のドリルガイド挿入穴24に沿って上下にスライドさせて鋼管Pの外周面に小径の穴Hをあける。
(7)鋼管Pをずらし(回転と送り)ながらケビキに沿って順次鋼管Pの外周面に小径の穴Hをあけていく。
(8)スライド回転穴あけプレート40を鋼管受け台30のスライド固定ピン31から取り外した後、鋼管受け台30上に載置されている鋼管Pを取り外す。
(9)完了。
以上で構成される本発明の鋼管穴あけ具10は、鋼管受け台30を鋼管Pの外周面に対して着脱自在に装着することによって、ドリル刃Cが鋼管Pの外周部に対して滑ることなく、安全且つ容易に穴あけすることができると共に、穴あけ工具が、手動のハンドドリルDまたは固定式のボール盤であっても容易に穴あけ作業ができる鋼管穴あけ具10の提供を可能にする。
本発明の鋼管穴あけ具は、鋼管の外周面に小径の穴を開けることができる鋼管穴あけ具として使用することができると共に、塩ビパイプ、陶器パイプ、ガラスパイプ、丸棒木材用等の穴あけ具としても利用することができることから、本発明の「鋼管穴あけ具」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 鋼管穴あけ具
20 スライド穴あけプレート
21 スライド穴
22 ドリルガイド受け口部
23 ドリル刃ガイドブッシュ
24 ドリルガイド挿入穴
30 鋼管受け台
31 スライド固定ピン
40 スライド回転穴あけプレート
P 鋼管
H 小径の穴
D ハンドドリル
C ドリル刃
K ケビキ線









































Claims (2)

  1. 鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具であって、
    前記鋼管穴あけ具は、スライド穴あけプレートと、鋼管受け台と、で構成され、
    前記スライド穴あけプレートは、略矩形のプレート状に形成され、さらに前記スライド穴あけプレートの両端部にはスライド穴を形成し、中央部にはドリルガイド受け口部を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴を形成するドリル刃ガイドブッシュを着脱・係止自在に装着して成り、
    前記鋼管受け台は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管の長手方向に延設して鋼管を下方から受け止める形状に形成し、さらに前記鋼管受け台の上面には鋼管の長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピンを立設して成り、
    使用時において、前記スライド穴あけプレートのスライド穴を前記鋼管受け台のスライド固定ピンに挿入すると共に、前記スライド穴あけプレートの中央部を前記鋼管受け台のV字状の凹部上に載置された任意の外径寸法で形成される鋼管の最頂部に当接した状態で、前記ドリル刃ガイドブッシュのドリルガイド挿入穴に挿入したドリル刃を上下にスライドさせて穴あけすることを特徴とする鋼管穴あけ具。
  2. 鋼管の外周面に小径の穴をズレることなく正確にあけることができる鋼管穴あけ具であって、
    前記鋼管穴あけ具は、スライド回転穴あけプレートと、鋼管受け台と、で構成され、
    前記スライド回転穴あけプレートは、円形のプレート状に形成され、さらに前記スライド回転穴あけプレートの外周部には複数のスライド穴を形成し、内周部には複数のドリルガイド受け口部を突設すると共に、該ドリルガイド受け口部の内径部に穴径の異なる任意のドリルガイド挿入穴を形成するドリル刃ガイドブッシュを着脱・係止自在に装着して成り、
    前記鋼管受け台は、断面形状がV字状の凹部を形成する略台形の部材が、載置される鋼管の長手方向に延設して鋼管を下方から受け止める形状に形成し、さらに前記鋼管受け台の上面には鋼管の長手方向の中心線を挟んで対向して設けられるスライド固定ピンを立設して成り、
    使用時において、前記スライド回転穴あけプレートのスライド穴を前記鋼管受け台のスライド固定ピンに挿入すると共に、前記スライド回転プレートのドリルガイド受け口部を前記鋼管受け台のV字状の凹部に載置された任意の外径寸法で形成される鋼管の最頂部に当接した状態で、前記ドリル刃ガイドブッシュのドリルガイド挿入穴に挿入したドリル刃を上下にスライドさせて穴あけすることを特徴とする鋼管穴あけ具。
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