JPH0544407U - 鉄板穴明け補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄板に穴を明けるとき、容易に位置決めが出来
る鉄板穴明け補助具である。 【構成】鉄板穴明け補助具の底面に穴明け位置を示すス
ケール（７）の記入された透明板（５）を取り付ける。
鉄板穴明け補助具自身を固定するための電磁石（８）を
電動ドリルのスイッチと連動して働くように配線し、取
り付ける。穴明け位置にスケール（７）を合わせ、電動
ドリルのスイッチを入れると、電磁石（８）が働き鉄板
穴明け補助具が固定され、ドリルを押し下げれば、ドリ
ル刃が横にずれることなく簡単に所定の位置に穴を明け
ることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、鉄板に穴を明ける補助具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、手で持って使用する電動ドリル、永久磁石で固定し、ボウル盤のように して、使用する電動ドリルがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）穴明け位置に予めポンチを打つ必要があった。ポンチなしに行うには相当 の熟練を必要とする。 （ロ）ドリルの真上に目をもつて行けない位置に穴明けしなければならない時、 ドリルの位置決めが難しかった。 （ハ）永久磁石で固定する場合、ドリルの先と鉄板の間が離れており目的の位置 に設定するのが難しい。 （ニ）永久磁石で固定するものは重く、女子供にはとりあつかえなかった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

鉄板穴明け補助具の底面に穴明け位置を示すスケール（７）の記入された透明 板（５）を取り付ける。鉄板穴明け補助具自身を固定するための電磁石（８）を 電動ドリルのスイッチと連動して働くように配線し、基盤（９）に取り付ける。 本考案は、以上のような構成よりなる鉄板穴明け補助具である。

【０００５】

【作用】

穴明け位置にスケール（７）を合わせ、電動ドリルのスイッチを入れると、電 磁石（８）が働き鉄板穴明け補助具が固定され、ドリルを押し下げれば、ドリル 刃が横にずれることなく簡単に所定の位置に穴を明けることが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）円形の空間部を持ったアルミで作られた基盤（９）の底面に穴明け位置を 示すスケール（７）の記入された透明板（５）をとりつける。 （ロ）基盤（９）に垂直に支柱（４）を２本取付け、ドリル刃を鉄板に垂直に当 てられるようにする。 （ハ）２本の支柱（４）に渡したドリル固定板（３）にドリルを固定する。 （ニ）電磁石（８）を対称位置に基盤（９）に固定する。 （ホ）ドリルのスイッチを入れると電磁石が働くように配線する。 （ホ）電動ドリルを手で持たなくても、ドリル刃（２）が鉄板に触れないように スプリング（６）を取り付ける。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、穴を明けようとする位置 がスケール（７）の中心になるように置き、電動ドリルのスイッチを入れると、 電磁石が働き本装置が固定され、決められた位置に容易に穴をあけることができ る。

【０００７】

【考案の効果】

ドリルで鉄板に穴明けをするとき、誰にでも容易に、安全に目的の位置に明け ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の結線図の一例である。

【符号の説明】

１ 電動ドリル ２ ドリル刃 ３ ドリル固定板 ４ 支柱 ５ 透明板 ６ スプリング ７ スケール ８ 電磁石 ９ 基盤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 空間部を持った基盤（９）の底面には穴
   明け位置を示すスケール（７）の記入された透明板
   （５）が設けられ、上部には電気ドリルを嵌挿する空間
   部を備えたドリル固定板（３）と、該ドリル固定板を貫
   通した支柱に軸支された電磁石（８）であって、電動ド
   リルと連動するよう配線され、前記基盤上に設けられた
   ことを特徴とする鉄板穴明け補助具。