JPH0356192Y2 - - Google Patents

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JPH0356192Y2
JPH0356192Y2 JP1016886U JP1016886U JPH0356192Y2 JP H0356192 Y2 JPH0356192 Y2 JP H0356192Y2 JP 1016886 U JP1016886 U JP 1016886U JP 1016886 U JP1016886 U JP 1016886U JP H0356192 Y2 JPH0356192 Y2 JP H0356192Y2
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JP
Japan
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mast
spring
track frame
drill
suspension
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JP1016886U
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JPS62122550U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、茸類の原木栽培において、その原
木に所定間隔の植菌孔を形成するための装置に関
する。
(従来技術) 従来一般的に行なわれている原木への植菌孔の
穿孔作業は、作業員が一方の手に電気ドリルを持
ち、他方の手で原木を移動させながら一つ一つ打
込んでいる。ところがこの作業は非常な労力を使
うため長時間労働が困難であり、作業性も悪い。
さらにハクロウ病など人体の健康を阻害する虞が
ある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は従来のかかる実情に鑑みてなされた
もので、電気ドリルを多連に備えてその重力をス
プリングで懸架し、一つの作動レバーの操作によ
り極めて軽快に、且つ一度に複数の穿孔を可能に
し、さらに作動レバーと各電気ドリルを繋ぐ調整
スプリングの順応作用により原木の曲がりに対応
して孔の深さを一定に形成できるような加工装置
を提供するものである。
[考案の構成] (実施例) 以下図面の実施例によつて説明すると、第1図
において2が四本の支脚1で支持された軌道架台
で、その軌道2aに原木の移動台車9が搭載され
ている。即ちこの移動台車9は原木を載せて軌道
架台2上を手動により往復動をさせるもので、そ
の往復幅は軌道架台2に装着したストツパー10
の位置決めにより設定される。
そして軌道架台2の進行方向一側には、所定間
隔を置いて二本のマスト3を固定し、この各マス
ト3の内側には昇降穿孔具4を備える。より詳し
くは、この穿孔具4は、電気ドリル5を前記軌道
架台2の垂直上方に位置するように装着し、その
全体を吊持スプリング6を介してマスト3に懸垂
してある。そしてさらに前記マスト3の内側に形
成したガイドレール3aを滑走するローラ7(滑
走手段8)を背後部に装着して前記吊持スプリン
グ6の弾性限界内で昇降可能に備えられている。
また前記電動ドリル5のドリル5aの先端部に
は、該ドリル5aと嵌挿状態で且つ長手方向に対
して直交状態に、リング状の加工深さ規制部材5
bが穿孔具4本体より突設してある。
11が各穿孔具4を連動して押し下げる作動レ
バーで、その基端11aがマスト3側に枢着さ
れ、その先端部付近に各穿孔具4が前記吊持スプ
リング6より強い調整スプリング12を介して繋
がれている。
尚、実施例はマスト3を二本にして穿孔具4が
二連式のものを示してあるが、三連、四連も考え
られることもちろんである。
(作用) 以上の構成の本案加工装置を使用するには、ま
ず作業員がマスト3と向き合う位置即ち軌道架台
2の手前側に立ち、移動台車9に原木を載せたら
その原木の長さから穿孔の位置間隔を定めた上、
軌道架台2に装着したストツパー10を移動調節
して往復幅を設定する。そして各ドリル5の電源
スイツチを入れてドリル5aを回転駆動させる。
さて作業員は一方の手で原木を押さえ、他方の
手で作動レバー11を握る。そしてその作動レバ
ー11を原木に向かつて静かに押し下げる。する
と各穿孔具4は調整スプリング12を介して連動
して下降し(調整スプリング12は吊持スプリン
グ6より強度が大であるので未だ伸張しない)、
このとき各吊持スプリング6は平均に伸張する。
なお穿降具4の昇降動作は滑走手段8により円滑
に誘導される。そして各ドリル5aが同時に原木
に到達して孔の切削加工を行ない、次の瞬間作動
レバー11の手を緩めれば前記吊持スプリング6
の復元作用により始点の位置に戻る(第2図の状
態)。
ところが原木に曲がりがあつてドリル5a毎に
落差がある場合には、まず落差の小さい方のドリ
ル5a−1が原木に到達し、これを追うように高
い方のドリル5a−2が到達する。今その動作を
詳細に述べると、先のドリル5a−1が原木に到
達して切削加工を完了するまで(より具体的には
加工深さ規制部材5bが原木表面に突当たるま
で)は、後のドリル5a−2が浮いた状態で遊ん
でいる。そしてこの時の各吊スプリング6の伸張
度は同じであり、また調整スプリング12は伸張
度ゼロの状態にある。
そこでさらに作動レバー11を押し下げると、
先のドリル5a−1は規制部材5bにより下死点
状態にあるので、後のドリル5a−2が、さらに
下降して原木に到達する。即ち先のドリル5a−
1の穿孔具4に相対して後のドリル5a−2の穿
孔具4が、今度は調整スプリング12の伸張によ
りさらに下降し(これに伴つて吊持スプリング6
も若干伸張度を増す)、そのドリル5a−2によ
り切削加工が行なわれる。その加工深さは前記規
制部材5bが働くので一定である(第3図)。
[考案の効果] 本考案は以上のようで、てこを利用した一つの
作動レバー11の操作のみで極めて軽快に且つ安
全に行なえるから婦女子でも長時間作業が可能で
ある。ハクロウ病など職業病に罹る虞も皆無とな
る。
また一度に複数の穿孔ができるから作業性が著
しく向上する。
さらに原木に曲がりがある場合(原木には殆ど
曲がりがある)にも、穿孔具4を各別に連結する
調整スプリング12の調整作用により、作動レバ
ー11の一行程でドリルを順応させ、同じ深さの
切削加工が行なえる。
以上から明らかなように本考案は所期の目的を
達成するものとしてまことに有益なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
斜視図、第2図は作動状態を示す要部の略図的正
面図、第3図は曲がり原木における同上略図的正
面図。 1……支脚、2……軌道架台、3……マスト、
4……昇降穿孔具、5……電気ドリル、5b……
加工深さ規制部材、6……吊持スプリング、8…
…滑走手段、9……移動台車、11……作動レバ
ー、12……調整スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支脚1に支持された軌道架台2の進行方向一側
    に所定間隔を置いて複数のマスト3を固定し、該
    各マスト3の内側には、加工深さ規制部材5bを
    設けた電気ドリル5を前記軌道架台2の垂直上方
    に位置するように備えた昇降穿孔具4を、吊持ス
    プリング6を介して各独立に懸垂させるとともに
    前記マスト3内側との間に滑走手段8を介して前
    記吊持スプリング6の弾性限界内で昇降可能に備
    え、さらに前記各昇降穿孔具4が、基端をマスト
    3側に枢着した一つの作動レバー11に前記吊持
    スプリング6より強い調整スプリング12を介し
    て連結され、前記軌道架台2には移動台車9を搭
    載したことを特徴とする茸類栽培用原木の植菌孔
    加工装置。
JP1016886U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0356192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1016886U JPH0356192Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JP1016886U JPH0356192Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62122550U JPS62122550U (ja) 1987-08-04
JPH0356192Y2 true JPH0356192Y2 (ja) 1991-12-17

Family

ID=30796216

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JP1016886U Expired JPH0356192Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JPS62122550U (ja) 1987-08-04

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