JP6251185B2 - 点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置 - Google Patents

点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置 Download PDF

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Description

本発明は、点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置に係り、特に、植物の育成に好適な点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置に関する。
以前から、点滴灌漑装置によって、農地や植え込み等の土壌に育成される植物に対して、水や液肥等の灌漑用液体が供給されている。点滴灌漑装置で灌漑用液体の供給速度を規制することによって、灌漑用液体の節約および植物の育成状態の管理を行っている。
このような点滴灌漑装置は、点滴灌漑用ドリッパを有する。点滴灌漑用ドリッパは、水源側(ポンプ側)から流通管内に流入した灌漑用液体を植物に向けて吐出させる際における単位時間あたりの吐出量を制御する。
このような点滴灌漑用ドリッパとして、いわゆるオンラインドリッパが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
オンラインドリッパは、ポリエチレンパイプの管壁(側壁)に開けた孔や、マイクロチューブの端部開口に挿し込んで使用される。オンラインドリッパは、温室栽培、育苗、果樹栽培などにおいて、土耕のみでなく養液栽培や鉢物栽培にも好適である。
このようなオンラインドリッパには、いわゆる差圧制御機構(圧力補正機能)を有するものがある。この点滴灌漑用ドリッパは、例えば、特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパ(エミッタ)のように、ダイヤフラムのような弾性を有する膜(例えば、シリコーンゴム)と、入口側の部材と、出口側の部材との3部材で構成されている。特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、膜を入口側の部材および出口側の部材で挟み込む構造になっている。
特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、入口から流入した灌漑用液体の液圧に応じたダイヤフラム(膜)の動作によって、低液圧時における入口の下流側の減圧流路への灌漑用液体の流動規制と、高液圧時における出口からの灌漑用液体の流出量の制御とを行う。
より具体的には、例えば、特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、入口への灌漑用液体の液圧が高くなると、減圧流路を遮蔽するように配置されているダイヤフラムが、液圧によって出口側に向かって撓むことによって、減圧流路が開放されて減圧流路内に灌漑用液体が流入する。このようにして減圧流路内に流入した灌漑用液体は、減圧流路内を減圧されながら出口に向かって流動した後に、出口から点滴灌漑用ドリッパの外部へと流出される。そして、入口への液圧が更に高い場合には、ダイヤフラムの出口側への撓み量が大きくなり、これにともなって、出口における流路断面の大きさが減少することによって、流出量が制御される。
米国特許第5413282号明細書 米国特許第5820029号明細書
しかしながら、特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパには、以下の問題点がある。
(第1の問題点)
特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、前述した3部品の組み付けに誤差が生じた場合における性能への影響が大きく、ダイヤフラム(膜)の作動にばらつきが発生し、特に低液圧時における灌漑用液体の吐出量や流動規制が不安定になってしまうといった問題点がある。
(第2の問題点)
また、特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、ダイヤフラムにシリコーンゴムを用いる場合に材料コストが上昇してしまうといった問題点がある。
(第3の問題点)
さらに、特許文献1、2に記載の点滴灌漑用ドリッパは、3部品を個々に製造した後に、これらを精度良く組み付ける必要があるため、製造効率の向上が困難であるといった問題点がある。
そこで、本発明の目的は、灌漑用液体の吐出量または流動規制を安定化できるとともに、コストの低廉化および製造効率の向上を実現できる点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置を提供することである。
本発明に係る点滴灌漑用ドリッパは、流入部から流入した灌漑用液体を吐出口から吐出させる際における吐出量を制御することによって点滴灌漑を行う点滴灌漑用ドリッパであって、樹脂材料によってそれぞれ一体的に形成された前記流入部側の第1部材と前記吐出口側の第2部材とが互いに密接されて固定されてなり、前記第1部材は、前記第2部材に密接する第1内表面およびこの面に反する第1外表面を有する第1板状部と、この第1板状部の前記第1外表面から突出されるとともに前記流入部が形成され、前記流入部から流入した前記灌漑用液体を部材間流路に案内する配管部とを備え、前記第2部材は、前記第1内表面に密接する第2内表面およびこの面に反する第2外表面を有する第2板状部と、前記吐出口とを備え、前記第1部材が前記配管部の内部における下流端を遮蔽するようにして前記第1内表面側に露出するように配置され、前記配管部によって案内された前記灌漑用液体の前記吐出口側への流動を、前記灌漑用液体の液圧の下限値を以て規制する流動規制弁部をさらに有するか、または、前記第1部材と前記第2部材との間に、両部材の密接面上の面形状からなるとともに前記流入部および前記吐出口に連通された前記部材間流路が形成され、前記第2部材が前記部材間流路の下流端に到達した前記灌漑用液体の前記吐出口側に向けた流量を制御する流量制御弁部をさらに有する。
また、前記流動規制弁部は、前記案内された灌漑用液体の液圧に晒される板状の第1弁体と、この第1弁体に形成され、前記案内された灌漑用液体の前記流動を許容するための第1スリットとを有し、前記第1スリットは、前記第1弁体が前記液圧に晒されていない状態における開口幅がゼロとなるように形成され、前記第1弁体は、前記液圧が前記下限値未満の場合には、変形を行わないことによって、前記第1スリットの開口幅をゼロに維持して前記流動を禁止し、前記液圧が前記下限値以上の場合には、変形を行うことによって、前記第1スリットを開口幅がゼロよりも大きくなるように拡開させて前記流動を許容してもよい。
また、前記第1スリットは、放射状に形成されていることによって、前記第1弁体を複数の第1弁片に分割してもよい。
また、前記第1弁体は、前記第2部材側に突出された形状に形成されていてもよい。
また、前記第1弁体は、中心部が最も突出された形状に形成され、前記第1スリットは、前記中心部を中心とした放射状に形成されていてもよい。
また、前記第1弁体は、ドーム状に形成されていてもよい。
また、前記第1内表面と前記第2内表面との密接によって前記第1部材と前記第2部材との間に形成され、前記流動規制弁部を通過した前記灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流動させるための部材間流路を備えていてもよい。
また、前記部材間流路は、前記流動規制弁部を通過した前記灌漑用液体を減圧させつつ流通させる減圧流路を有していてもよい。
また、前記第2部材は、前記部材間流路の下流端に到達した前記灌漑用液体の前記吐出口側に向けた流量を制御する流量制御弁部を備えていてもよい。
また、前記流量制御弁部は、前記到達した灌漑用液体の液圧に晒される板状の第2弁体と、この第2弁体に形成され、前記到達した灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流通させるための第2スリットとを有し、前記第2スリットは、前記第2弁体が前記液圧に晒されていない状態において所定の開口幅を有するように形成され、前記第2弁体は、前記液圧に応じた変形を行うことによって、前記第2スリットの開口幅を前記所定の開口幅に対して前記液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させてもよい。
また、前記流量制御弁部は、前記到達した灌漑用液体の液圧に晒される板状の第2弁体と、この第2弁体に形成され、前記到達した灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流通させるための第2スリットとを有し、前記第2スリットは、前記第2弁体が前記液圧に晒されていない状態において所定の開口幅を有するように形成され、前記第2弁体は、前記液圧に応じた変形を行うことによって、前記第2スリットの開口幅を前記所定の開口幅に対して前記液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させてもよい。
また、前記第2弁体は、前記吐出口の反対側に突出された形状に形成され、前記第2スリットは、放射状に形成されていることによって、前記第2弁体を複数の第2弁片に分割していてもよい。
また、前記第2弁体は、中心部が最も突出された形状に形成され、前記第2スリットは、前記中心部を中心とした放射状に形成されていてもよい。
また、前記第2弁体は、ドーム状に形成されていてもよい。
また、前記部材間流路は、前記灌漑用液体を減圧させつつ流通させる減圧流路を有していてもよい。
また、前記第1部材は、前記配管部の内部における下流端を遮蔽するようにして前記第1内表面側に露出するように配置され、前記配管部によって案内された前記灌漑用液体の前記部材間流路内への流動を、前記灌漑用液体の液圧の下限値を以て規制する流動規制弁部を備えていてもよい。
また、前記流動規制弁部は、前記案内された灌漑用液体の液圧に晒される板状の第1弁体と、この第1弁体に形成され、前記案内された灌漑用液体の前記流動を許容するための第1スリットとを有し、前記第1スリットは、前記第1弁体が前記液圧に晒されていない状態における開口幅がゼロとなるように形成され、前記第1弁体は、前記液圧が前記下限値未満の場合には、変形を行わないことによって、前記第1スリットの開口幅をゼロに維持して前記流動を禁止し、前記液圧が前記下限値以上の場合には、変形を行うことによって、前記第1スリットを開口幅がゼロよりも大きくなるように拡開させて前記流動を許容してもよい。
また、前記流入部は、疎水性を有するように形成されていることによって、前記下限値未満の液圧の前記灌漑用液体の流入を禁止してもよい。
また、前記部材間流路は、前記第1内表面および前記第2内表面のうちの一方の内表面上に配置された凹面と、他方の内表面上に配置された前記凹面に臨む平面または凹面とによって挟まれた空間からなってもよい。
また、前記吐出口は、前記第2外表面上または前記第2外表面から突出された第2配管部に形成されていてもよい。
本発明の点滴灌漑装置は、本発明の点滴灌漑用ドリッパと、前記灌漑用液体を流通させる長尺な流通管とを備え、前記点滴灌漑用ドリッパが、前記配管部を介して前記流通管の管壁または開口に挿し込まれていることによって、前記流通管内の前記灌漑用液体が、前記流入部から前記点滴灌漑用ドリッパの流路内に流入する。
上記のような構成によれば、高液圧時または低液圧時における灌漑用液体の吐出流量制御機能を備えた点滴灌漑用ドリッパを、樹脂材料からなる2部品のみによって組み付け誤差少なく製造することができるので、吐出量を安定化することができ、また、製造原価の削減によるコストの低廉化および高精度な組み付け工程を不要とすることによる製造効率の向上を実現することができる。また、流量制御弁部または流動規制弁部を簡易に構成することができるので、コストを更に削減することができる。また、複数の第2弁片が、液圧によって吐出口の反対側への突出量を減少させつつ放射状の第2スリットの中心側に向かって変形し、これにともなって、第2スリットの開口幅が狭まるようにすることができるので、流量制御弁部を、灌漑用液体の液圧に応じてスリットの開口幅を狭くするのに好適かつ簡易な形状に形成することができ、流量制御の更なる好適化およびコストの更なる低廉化が可能となる。また、各第1弁片または第各第2弁片の大きさを均一化して各弁片の変形動作を揃えるのに好適な構成を選択することができるので、流量制御の更なる簡素化およびコストの更なる低廉化が可能となる。また、第2弁体または第2弁体を更に簡易な形状に形成することができるので、コストの更なる低廉化が可能となる。また、灌漑用液体を減圧させることにより、吐出速度の更なる好適化が可能となる。また、高液圧時または低液圧時における灌漑用液体の流動規制機能を備えた点滴灌漑用ドリッパを、樹脂材料からなる2部品のみによって組み付け誤差少なく製造することができるので、流動規制を安定化することができる。また、流動規制弁部を簡易に構成することができるので、コストを更に削減することができる。また、流入部から流入する灌漑用液体の液圧の下限を、流入部の疎水性によって制御することができるので、低液圧時における流動規制を簡易な構成によって適切に行うことができる。また、部材間流路を構成するための面形状を両内表面上に製造上無理なく作り込むことができるので、製造効率および歩留まりを向上させることができる。また、複数の第1弁片が、液圧によって第2部材側かつ第1スリットの中心に対する放射方向側(径方向外方側)に向かって変形し、これにともなって、第1スリットの開口幅が広がるようにすることができるので、流動規制弁部を、灌漑用液体の液圧に応じて第1スリットを拡開させるのに好適かつ簡易な形状に形成することができ、流動規制の更なる好適化およびコストの更なる低廉化が可能となる。また、各第1弁片と灌漑用液体との接触面積を稼ぐことで、各弁片が液圧に晒された際に、各弁片に作用する第1スリットを拡開する方向への力を大きくすることができるので、灌漑用液体が低圧の場合においても、各弁片を確実に変形させて第1スリットを適切に拡開させることができる。また、2部品の互いに密接する内表面を利用して、2部品の間に流路を効率的に形成することができる。また、吐出口を第2外表面上に直接形成すれば、材料使用量を抑えて更なる低コスト化を図ることができ、一方、吐出口を第2配管部に形成すれば、例えば、第2配管部にチューブを接続することによる吐出後の灌漑用液体の流動方向の最適化等の使用態様の多様化に対応し易くすることができる。また、吐出量を安定化することができ、また、製造原価の削減によるコストの低廉化および高精度な組み付け工程を不要とすることによる製造効率の向上を実現することができる。
本発明によれば、灌漑用液体の吐出量または流動規制を安定化することができ、また、コストの低廉化および製造効率の向上を実現することができる。
図1は、本発明に係る点滴灌漑用ドリッパの構成を示す俯瞰斜視図である。 図2は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。 図3は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの仰観斜視図である。 図4は、図3に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。 図5は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの平面図である。 図6は、図5に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。 図7は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの底面図である。 図8は、図7に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。 図9は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの正面図である。 図10は、図9に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。 図11は、本発明に係る点滴灌漑装置の構成を示す概略断面図である。 図12は、第1部材の仰観斜視図である。 図13は、第1部材の底面図である。 図14は、第2部材の俯瞰斜視図である。 図15は、第2部材の平面図である。 図16(a),(b)は、流動規制弁部の拡大斜視図である。 図17(a),(b)は、流量制御弁部の拡大斜視図である。 図18は、第1変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す俯瞰斜視図である。 図19は、第2変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す仰観斜視図である。 図20は、第3変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す平面図である。 図21は、第4変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る点滴灌漑用ドリッパおよびこれを備えた点滴灌漑装置の実施形態について、図1〜図17を参照して説明する。
図1は、本発明に係る点滴灌漑用ドリッパの構成を示す俯瞰斜視図である。図2は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。図3は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの仰観斜視図である。図4は、図3に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。図5は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの平面図である。図6は、図5に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。図7は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの底面図である。図8は、図7に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。図9は、図1に示される点滴灌漑用ドリッパの正面図である。図10は、図9に示される点滴灌漑用ドリッパの透視図である。図11は、本発明に係る点滴灌漑装置の構成を示す概略断面図である。図12は、第1部材の仰観斜視図である。図13は、第1部材の底面図である。図14は、第2部材の俯瞰斜視図である。図15は、第2部材の平面図である。図16は、流動規制弁部の拡大斜視図である。図17は、流量制御弁部の拡大斜視図である。
図11に示されるように、点滴灌漑装置2は、灌漑用液体を流通させる流通管としての長尺なチューブ3と、チューブ3の側壁に穿設された貫通孔31を介してチューブ3に挿し込まれた点滴灌漑用ドリッパ1とを有する。
点滴灌漑用ドリッパ1は、チューブ3に挿し込まれた状態で、チューブ3内の灌漑用液体をチューブ3の外部に吐出させる際における単位時間あたりの吐出量を制御する。
なお、図11には、1つの点滴灌漑用ドリッパ1および1つの貫通孔31が示されているが、実際の点滴灌漑装置2では、複数の点滴灌漑用ドリッパ1および複数の貫通孔31が、チューブ3の長手方向に沿って所定の間隔で配置されていることが多い。
また、図11では、チューブ3内の流路における右側が上流側であり、左側が下流側である。
次に、点滴灌漑用ドリッパ1について詳細に説明する。図1〜図4、図9および図10に示されるように、点滴灌漑用ドリッパ1は、第1部材4および第2部材5を有する。点滴灌漑用ドリッパ1は、第1部材4および第2部材5を互いに密接した状態で固定することによって組み立てられる。第1部材4および第2部材5の固定方法は、接着剤を用いた接着や溶着等による接合でもよいし、押し着けによる圧着でもよい。第1部材4および第2部材5は、樹脂材料によってそれぞれ一体的に形成される。なお、第1部材4および第2部材5は、互いに同一の樹脂材料によって構成してもよいし、互いに異なる樹脂材料によって構成してもよい。樹脂材料には、ポリプロピレンなどの安価な樹脂材料が含まれる。第1部材4および第2部材5は、それぞれ、射出成形法によって一体成形してもよい。
〔第1部材の具体的構成〕
<第1板状部>
図1〜図4、図12および図13に示されるように、第1部材4は、第1板状部41を有する。第1板状部41の形状は、特に限定されず、円板状でもよいし、矩形その他の多角形板状でもよい。本実施の形態では、第1板条部41の形状は、円板状である。
第1板状部41は、第2部材5に密接する第1内表面(図12における下面)411と、第1内表面411と反対側の第1外表面(図1における上面)412とを有する。
第1内表面411および第1外表面412は、第1板状部41の厚みを隔てて配置されている。第1内表面411および第1外表面412は、互いに平行な平面である。
図12および図13に示されるように、第1内表面411の中央には、平面視形状が円形の第1凹部4131が形成されている。また、図12に示されるように、第1内表面411の周縁部4111は、第2部材5側(同図における下方)に突出している。
<配管部および流入部>
図1〜図6、図9〜図12に示されるように、第1部材4は、筒状の第1配管部42を有する。第1配管部42は、第1板状部41における第1外表面412の中央部から第2部材5と反対側(図1〜図4における上方)に突出している。第1配管部42は、第1板状部41と一体的に形成されている。また、第1配管部42の外周面は、基端部(下端部)から突出方向の先端部(上端部)の手前までの所定範囲まで円筒面に形成されている。また、第1配管部42の外周面は、先端部側の所定範囲において当該円筒面よりも径方向外方に膨出された円錐台面に形成されている。この円錐台面は、点滴灌漑用ドリッパ1がチューブ3に挿し込まれた状態(図11参照)における抜け止めとして機能する。ただし、第1配管部42の外周面は、円筒面や円錐台面に限定されず、角筒面や角錐台面等であってもよい。第1配管部42の先端部は、流入部としての流入口421が形成されている。
<流動規制弁部>
図2、図4〜図6、図12および図13に示されるように、第1部材4は、流動規制弁部43を有する。流動規制弁部43は、第1配管部42の内部における下流端を遮蔽する。また、流動規制弁部43は、第1内表面411側に露出している。流動規制弁部43は、第1配管部42によって案内された灌漑用液体の吐出口521(図3参照)側への流動を規制する。流動規制弁部43は、灌漑用液体の液圧が所定の下限値未満の場合に灌漑用液体の流動を規制する。
具体的には、図16に示されるように、流動規制弁部43は、第1配管部42によって案内された灌漑用液体の液圧に晒される板状の第1弁体431と、第1弁体431に形成され、灌漑用液体の流動を許容するための第1スリット432とを有する。
より具体的には、図16(a),(b)に示されるように、第1弁体431は、第1配管部42の内周面422の下端に内接している。また、第1弁体431は、第1配管部42の内周面422の下端から第2部材5側(下方)に向かって中心部が最も突出した薄肉のドーム状に形成されている。なお、第1弁体431は、その中心部(頂部)が第2部材5と干渉しないように、第1内表面411に形成された第1凹部4131の底面に形成されている(図12参照)。また、図12および図13に示されるように、第1弁体431における第2部材5側の表面(同図における下面)は、第1凹部4131の内底面における中央側の所定範囲の部位を構成している。
また、図16(a),(b)に示されるように、第1スリット432は、第1弁体431と同心の放射状(同図においては十字状)に形成されている。第1弁体431は、第1スリット432によって、複数(同図において4つ)の第1弁片431aに等分割されている。
そして、第1スリット432は、図16(a)に示されるように、第1弁体431が灌漑用液体の液圧に晒されていない状態において、第1スリット432の幅である開口幅W1が、ゼロとなるように形成されている。このような構成は、第1スリット432を、原始的に隙間を有しない切れ目として形成することによって実現してもよい。
また、第1弁体431は、液圧が設定された下限値未満の場合には、第1弁体431の剛性が液圧に勝って第2部材5側への弾性変形を行わない。これにより、図16(a)に示されるように、第1弁体431は、第1スリット432の開口幅W1をゼロに維持することができる。この場合、第1スリット432を通じた灌漑用液体の流動は、禁止(遮断)される。なお、下限値は、例えば、0.005MPaであってもよい。
一方、第1弁体431は、液圧が前述した下限値以上の場合には、液圧に屈して第2部材5側への弾性変形を行う。これにより、図16(b)に示されるように、第1弁体431は、第1スリット432を開口幅W1がゼロよりも大きくなるように拡開させて、第1スリット432を通じた灌漑用液体の流動を許容する。
<部材間流路部>
図12および図13に示されるように、第1部材4は、第1板状部41の第1内表面411上に形成された凹面からなる部材間流路部413を有する。
図13に示されるように、部材間流路部413は、前述した第1凹部4131と、この第1凹部4131の末端(下流端)に連接された減圧流路部4132と、減圧流路部4132の末端に連接された矩形状の第2凹部4133とを有する。
具体的には、図13に示されるように、減圧流路部4132は、略コの字状に形成されている。減圧流路部4132は、第1凹部4131における周方向の一部(図13における左端部)から第1内表面411の径方向外方に向かって蛇行した後に、第1内表面411の周縁部4111の手前において折り返した上で、蛇行せずに第1凹部4131の近傍まで戻る。
部材間流路部413は、第2部材5との間で、流入口421および吐出口521に連通した部材間流路7(図2参照)を形成する。このうち、部材間流路7の一部である減圧流路部4132は、第2部材5との間で、流動規制弁部43を通過した灌漑用液体を吐出口521側に向けて減圧させつつ流通させる減圧流路71を形成する。
なお、減圧流路部4132の形状は、図12および図13に示された形状に限定されない。また、減圧流路部4132は、複数設けてもよい。
〔第2部材の具体的構成〕
<第2板状部>
一方、図1〜図4、図14および図15に示されるように、第2部材5は、第1板状部41と同心であって、かつ同径の円板状の第2板状部51を有する。ただし、第2板状部51の形状は、円板状に限定する必要はなく、例えば、矩形その他の多角形板状であってもよい。
第2板状部51は、第1板状部41における第1内表面411に密接する第2内表面(図14における上面)511と、第2内表面511と反対側の第2外表面(図3における下面)512とを有する。
第2内表面511および第2外表面512は、第2板状部51の厚みを隔てて配置されている。第2内表面511および第2外表面512は、互いに平行な平面である。
また、第2内表面511と第1内表面411とが密接することにより、第1部材4と第2部材5との間には、密接面411、511上の面形状からなる部材間流路7が形成される。すなわち、部材間流路7は、第1凹部4131(凹面)と第2内表面511(平面)とに挟まれた空間、減圧流路部4132(凹面)と第2内表面511(平面)とに挟まれた空間(すなわち、減圧流路71)、および、第2凹部4133(凹面)と第2外側表面511(平面)ならびに後述する第3の凹部5112(凹面)とに挟まれた空間によって構成される。
なお、第2内表面511は、第1内表面411と接合されていてもよい。
その他、第2内表面511の周縁部5111は、第1内表面411の周縁部4111の突出寸法と同寸法だけ凹入されている(図10参照)。これらの周縁部4111、5111は、第1部材4および第2部材5の位置決めに利用することも可能である。また、図14に示されるように、第2内表面511上における中心から径方向外方にずれた位置には、平面視形状が円形の第3凹部5112が形成されている。第3凹部5112は、第1部材4および第2部材5が固定された状態で、第2凹部4133に臨む。
<第2配管部および吐出口>
図1〜図4、図7〜図10に示されるように、第2部材5は、筒状の第2配管部52を有する。第2配管部52は、図3に示されるように、第2板状部51の第2外表面512から第1部材4と反対側(同図における下方)に向かって突出して、第2板状部51と一体的に形成されている。
第2配管部52の外周面が、基端部(上端部)から突出方向の先端部(下端部)の手前までの所定範囲にかけて円筒面に形成されている。また、第2配管部52の外周面は、先端部側の所定範囲において当該円筒面よりも径方向外方に膨出された円錐台面に形成されている。ただし、第2配管部52の外周面は、円筒面や円錐台面に限定する必要はなく、角筒面や角錐台面等であってもよい。
第2配管部52の先端部には、円形に開口した吐出口521が形成されている。
<流量制御弁部>
図4、図7、図8および図10に示されるように、第2部材5は、流量制御弁部53を有する。流量制御弁部53は、部材間流路7の下流端に、第2配管部52の内部における上流端を部分的に遮蔽するように配置されている。流量制御弁部53は、部材間流路7の下流端に到達した灌漑用液体の吐出口521側に向けた流量を制御する。
具体的には、図17(a),(b)に示されるように、流量制御弁部53は、部材間流路7の下流端に到達した灌漑用液体の液圧に晒される板状の第2弁体531と、第2弁体531に形成され、灌漑用液体を吐出口521側に向けて流通させるための第2スリット532とを有する。
より具体的には、図17(a),(b)に示されるように、第2弁体531は、第2内表面511から第3凹部5112(図14および図15参照)の位置に、吐出口521と反対側(上方)に向かって中心部が最も突出した薄肉のドーム状に形成されている。また、図17(a),(b)に示されるように、第2スリット532は、第2弁体531の中心部を中心とした放射状(同図においては十字状)に形成されている。第2弁体531は、第2スリット532によって、複数(同図において4つ)の第2弁片531aに等分割されている。
図17(a)に示されるように、第2スリット532は、灌漑用液体の液圧に晒されていない状態で、第2スリット532の開口幅W2が、ゼロよりも大きい所定の開口幅Aとなるように形成される。
また、第2弁体531は、灌漑用液体の液圧に晒されつつ、液圧に応じた吐出口521側(図17における下方)への変形を行う。これにより、図17(b)に示されるように、第2弁体531は、第2スリット532の開口幅W2を、所定の開口幅Aに対して液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させる。ただし、第2弁体531が変形を開始するための液圧の下限値があってもよい。
〔本実施形態の主要な作用効果〕
本実施形態によれば、チューブ3内の灌漑用液体が、流入口421から第1配管部42内に流入し、配管部42内の流路を通って流動規制弁部43に到達する。
そして、流動規制弁部43に到達した灌漑用液体の液圧が、設定された下限値に達していない場合、流動規制弁部43における第1弁体431の剛性が液圧に勝ることによって、第1弁体431の弾性変形は行われない。これにより、第1スリット432は、開口幅W1がゼロ(すなわち、液圧が作用しない状態と同値)に維持され、部材間流路7への灌漑用液体の流入が禁止される。
一方、第1弁体431(各第1弁片431a)は、流動規制弁部43に到達した灌漑用液体の液圧が、設定された下限値に達している場合、液圧が第1弁体431の剛性に勝ることによって、第2部材5側(換言すれば、部材間流路7側)に弾性変形する。これにより、第1スリット432は、開口幅W1がゼロから液圧に応じた値に増加するように拡開されて、部材間流路7への灌漑用液体の流入を許容する。
このようにして、流動規制弁部43から流入した灌漑用液体は、部材間流路7を経る過程で減圧流路71によって減圧された後に、流量制御弁部53に到達する。
そして、流量制御弁部53の第2弁体531は、到達した液体の液圧に応じた吐出口521側へ弾性変形する。これにより、第2弁体531は、第2スリット532の開口幅W2を、液圧が作用しない状態における開口幅W2に対して、液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させる。なお、第2弁体531が弾性変形するための内部液圧の下限値として、第2弁体531の肉厚やスリット532幅等に応じた好適な下限値を設定してもよい。
このように、第2スリット532内の流路を通過する灌漑用液体は、第2弁体531の弾性変形にともなう開口幅W2の減少により、吐出口521側に一度に向かう流量が規制される。
ここで、点滴灌漑用ドリッパ1に流入する灌漑用液体の液圧が、相対的に高い場合と低い場合との2つの場合について考える。このような2つの場合の要因としては、チューブ3上における点滴灌漑用ドリッパ1の取り付け位置(ポンプから近いか又は遠いか)、ポンプ自体の性能(高圧ポンプか又は低圧ポンプか)、ポンプ自体の性能の経時変化等がある。
まず、灌漑用液体が高圧の場合、点滴灌漑用ドリッパ1の流路内への灌漑用液体の流入量が相対的に多くなる。また、同時に流量制御弁部53の変形量が相対的に大きくなることによって流量制御弁部53による規制流量も相対的に多くなる。このため、吐出口521からの灌漑用液体の吐出量が過多となることはない。
一方、灌漑用液体が低圧の場合、点滴灌漑用ドリッパ1の流路内への灌漑用液体の流入量が相対的に少なくなる。また、同時に流量制御弁部53の変形量が相対的に小さくなることによって流量制御弁部53による規制流量も相対的に少なくなる。このため、吐出口521からの灌漑用液体の吐出量が過少となることはない。
このようにして、点滴灌漑用ドリッパ1は、吐出口521からの灌漑用液体の吐出量を、流入時の液圧にかかわらず、ばらつきが少なくなる(例えば、5〜10%に抑える)ように好適に制御できる。
本実施形態によれば、高液圧時または低液圧時における灌漑用液体の吐出流量制御機能および流動規制機能を備えた点滴灌漑用ドリッパ1は、樹脂材料からなる第1部材4および第2部材5のみによって組み付け誤差少なく製造することができる。よって、点滴灌漑用ドリッパ1は、吐出量を安定化することができ、また、製造原価の削減によるコストの低廉化および高精度な組み付け工程を不要とすることによる製造効率の向上を実現できる。特に、本実施の形態に係る点滴灌漑用ドリッパ1は、シリコーンゴムのような高価な材料からなるダイヤフラムを別体の構成として組み込む場合に比べて、コスト面および製造効率面での利点は非常に大きい。
また、流動規制弁部43の第1弁体431は、各第1弁片431aが上方から液圧を受けることによって、樹脂材料の素材弾性を利用して、各第1弁片431aの先端部同士を離間させるようにして、下方外側に撓む。このように、第1弁片431aが、液圧を効率的に受けて第1スリット432を拡開させるのに好適な形状に形成されているので、流動規制を更に適切に行うことができる。
また、流量制御弁部53の第2弁体531は、各第2弁片531aが吐出口521の反対側(図17における上方)から灌漑用液体の液圧を受ける。これによって、第2弁体531は、樹脂材料の素材弾性を利用して、突出量を低減させるとともに各弁片531aの先端部同士を接近させるようにして、吐出口521側(図17における下方)に撓む。このように、点滴灌漑用ドリッパ1は、第2弁体531が液圧を効率的に受けて第2スリット532の開口幅W2を狭めるのに好適な形状に形成されているため、吐出口521に向かう流量の制御を更に適切に行うことができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更してもよい。
〔変形例〕
例えば、第1弁体431として、必要に応じて、ドーム状以外の形状(例えば、角錐状や平板状等)を採用してもよい。
図18は、第1変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す俯瞰斜視図である。図18に示すように、第2配管部52を図1の構成よりも短く形成してもよい。
図19は、第2変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す仰観斜視図である。図19に示されるように、吐出口521を第2外表面512上に形成することによって材料使用量の削減を図るようにしてもよい。
図20は、第3変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す平面図である。また、図13に示されるように、第1内表面411上に部材間流路部413を形成する替わりに、図20に示されるように、第2内表面511上に同様の構成413’を設けるようにしてもよい。
また、前述した流動規制弁部43を設ける替わりに、疎水性を有する流入部を設けることによって、下限値未満の液圧の灌漑用液体の流入を禁止するようにしてもよい。
図21は、第4変形例に係る点滴灌漑装置の構成を示す概略構成図(流入部421’の拡大断面図)である。
図21に示されるように、流入部421’は、第1配管部42の長手方向に垂直な基板部4211’と、この基板部4211’を垂直(換言すれば、第1配管部42の長手方向に平行)に貫通する円形細孔状の複数の流入口4212’とを有している。
そして、流入部421’には、下限値(例えば、0.005MPa)未満の液圧の灌漑用液体を第1配管部42内に流入させないようにするための低圧停止フィルタ機能が付与されている。
この低圧停止フィルタ機能を具現化する手段は何通りか考えることができる。
例えば、点滴灌漑用ドリッパ1の材料としてポリプロピレンを用いた場合、ポリプロピレン自体は、表面エネルギが低い高疎水性素材であるので、流入部421’の全面に低圧停止フィルタ機能を簡単に付与することができる。
この他にも、基板部4211’の上面および必要に応じて流入口4212’の内周面に、フッ素コート剤によるフッ素コート等の疎水性コートを施して表面エネルギを低減させる場合には、点滴灌漑用ドリッパ1の材料を拘束せずに、流入部221に局所的に低圧停止フィルタ機能を付与することができる。
また、これらのような材料による場合および表面コートによる場合のいずれの場合においても、必要に応じて疎水性を有する面上に凹凸形状を形成することによって疎水性を強化してもよい。
本出願は、2012年12月17日出願の特願2012−274556および2012年12月20日出願の特願2012−278354に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
1 点滴灌漑用ドリッパ
2 点滴灌漑装置
4 第1部材
41 第1板状部
411 第1内表面
412 第1外表面
42 第1配管部
421 流入口
5 第2部材
51 第2板状部
511 第2内表面
512 第2外表面
521 吐出口
53 流量制御弁部
7 部材間流路

Claims (21)

  1. 流入部から流入した灌漑用液体を吐出口から吐出させる際における吐出量を制御することによって点滴灌漑を行う点滴灌漑用ドリッパであって、
    樹脂材料によってそれぞれ一体的に形成された前記流入部側の第1部材と前記吐出口側の第2部材とが互いに密接されて固定されてなり、
    前記第1部材は、
    前記第2部材に密接する第1内表面およびこの面に反する第1外表面を有する第1板状部と、
    この第1板状部の前記第1外表面から突出されるとともに前記流入部が形成され、前記流入部から流入した前記灌漑用液体を部材間流路に案内する配管部と
    を備え、
    前記第2部材は、
    前記第1内表面に密接する第2内表面およびこの面に反する第2外表面を有する第2板状部と、
    前記吐出口と
    を備え、
    前記第1部材が前記配管部の内部における下流端を遮蔽するようにして前記第1内表面側に露出するように配置され、前記配管部によって案内された前記灌漑用液体の前記吐出口側への流動を、前記灌漑用液体の液圧の下限値を以て規制する流動規制弁部をさらに有するか、または、前記第1部材と前記第2部材との間に、両部材の密接面上の面形状からなるとともに前記流入部および前記吐出口に連通された前記部材間流路が形成され、前記第2部材が前記部材間流路の下流端に到達した前記灌漑用液体の前記吐出口側に向けた流量を制御する流量制御弁部をさらに有する、
    点滴灌漑用ドリッパ。
  2. 前記流動規制弁部は、
    前記案内された灌漑用液体の液圧に晒される板状の第1弁体と、
    この第1弁体に形成され、前記案内された灌漑用液体の前記流動を許容するための第1スリットと
    を有し、
    前記第1スリットは、前記第1弁体が前記液圧に晒されていない状態における開口幅がゼロとなるように形成され、
    前記第1弁体は、前記液圧が前記下限値未満の場合には、変形を行わないことによって、前記第1スリットの開口幅をゼロに維持して前記流動を禁止し、前記液圧が前記下限値以上の場合には、変形を行うことによって、前記第1スリットを開口幅がゼロよりも大きくなるように拡開させて前記流動を許容する、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  3. 前記第1スリットは、放射状に形成されていることによって、前記第1弁体を複数の第1弁片に分割している、
    請求項2に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  4. 前記第1弁体は、前記第2部材側に突出された形状に形成されている、
    請求項2に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  5. 前記第1弁体は、中心部が最も突出された形状に形成され、
    前記第1スリットは、前記中心部を中心とした放射状に形成されている、
    請求項4に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  6. 前記第1弁体は、ドーム状に形成されている、
    請求項5に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  7. 前記第1内表面と前記第2内表面との密接によって前記第1部材と前記第2部材との間に形成され、前記流動規制弁部を通過した前記灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流動させるための部材間流路を備える、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  8. 前記部材間流路は、前記流動規制弁部を通過した前記灌漑用液体を減圧させつつ流通させる減圧流路を有する、
    請求項7に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  9. 前記第2部材は、
    前記部材間流路の下流端に到達した前記灌漑用液体の前記吐出口側に向けた流量を制御する流量制御弁部を備える、
    請求項8に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  10. 前記流量制御弁部は、
    前記到達した灌漑用液体の液圧に晒される板状の第2弁体と、
    この第2弁体に形成され、前記到達した灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流通させるための第2スリットと
    を有し、
    前記第2スリットは、前記第2弁体が前記液圧に晒されていない状態において所定の開口幅を有するように形成され、
    前記第2弁体は、前記液圧に応じた変形を行うことによって、前記第2スリットの開口幅を前記所定の開口幅に対して前記液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させる、
    請求項9に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  11. 前記流量制御弁部は、
    前記到達した灌漑用液体の液圧に晒される板状の第2弁体と、
    この第2弁体に形成され、前記到達した灌漑用液体を前記吐出口側に向けて流通させるための第2スリットと
    を有し、
    前記第2スリットは、前記第2弁体が前記液圧に晒されていない状態において所定の開口幅を有するように形成され、
    前記第2弁体は、前記液圧に応じた変形を行うことによって、前記第2スリットの開口幅を前記所定の開口幅に対して前記液圧が大きいほど減少量が大きくなるように減少させる、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  12. 前記第2弁体は、前記吐出口の反対側に突出された形状に形成され、
    前記第2スリットは、放射状に形成されていることによって、前記第2弁体を複数の第2弁片に分割している、
    請求項11に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  13. 前記第2弁体は、中心部が最も突出された形状に形成され、
    前記第2スリットは、前記中心部を中心とした放射状に形成されている、
    請求項12に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  14. 前記第2弁体は、ドーム状に形成されている、
    請求項4に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  15. 前記部材間流路は、前記灌漑用液体を減圧させつつ流通させる減圧流路を有する、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  16. 前記第1部材は、
    前記配管部の内部における下流端を遮蔽するようにして前記第1内表面側に露出するように配置され、前記配管部によって案内された前記灌漑用液体の前記部材間流路内への流動を、前記灌漑用液体の液圧の下限値を以て規制する流動規制弁部を備える、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  17. 前記流動規制弁部は、
    前記案内された灌漑用液体の液圧に晒される板状の第1弁体と、
    この第1弁体に形成され、前記案内された灌漑用液体の前記流動を許容するための第1スリットと
    を有し、
    前記第1スリットは、前記第1弁体が前記液圧に晒されていない状態における開口幅がゼロとなるように形成され、
    前記第1弁体は、前記液圧が前記下限値未満の場合には、変形を行わないことによって、前記第1スリットの開口幅をゼロに維持して前記流動を禁止し、前記液圧が前記下限値以上の場合には、変形を行うことによって、前記第1スリットを開口幅がゼロよりも大きくなるように拡開させて前記流動を許容する、
    請求項16に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  18. 前記流入部は、
    疎水性を有するように形成されていることによって、前記下限値未満の液圧の前記灌漑用液体の流入を禁止する、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  19. 前記部材間流路は、
    前記第1内表面および前記第2内表面のうちの一方の内表面上に配置された凹面と、他方の内表面上に配置された前記凹面に臨む平面または凹面とによって挟まれた空間からなる、
    請求項1に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  20. 前記吐出口は、前記第2外表面上または前記第2外表面から突出された第2配管部に形成されている、
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の点滴灌漑用ドリッパ。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に記載された点滴灌漑用ドリッパと、
    前記灌漑用液体を流通させる長尺な流通管と
    を備え、
    前記点滴灌漑用ドリッパが、前記配管部を介して前記流通管の管壁または開口に挿し込まれていることによって、前記流通管内の前記灌漑用液体が、前記流入部から前記点滴灌漑用ドリッパの流路内に流入する、
    点滴灌漑装置。
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