JP6250478B2 - 厨房カートのための２重機能食品トレイ支持チューブ - Google Patents

Description

本開示の実施形態は、概して、エアラインの飛行中の食品サービスのための食品サービスカートの分野に関し、より具体的には、分配される冷却のための冷却ガス流れのための冷却コンパートメントに取り付けられるチャネリングを含む、２重機能トレイ支持に関する。

厨房カートは、飛行の継続中に冷蔵庫に入れられるか及び／又は冷凍される必要がある食品や飲み物を保存するために航空機の上で使用される。従来の厨房カートは、食品が保存されるカートのハウジングキャビティーを冷却する冷凍機として知られる電気熱交換器を含む。しかしながら、熱交換器は、カートを取り囲む環境に対して加熱された空気を放出し、航空機の他の用途によって使用されるべき電力を消費する。さらに、付加的な客室の冷却は、熱交換器から放出される加熱された空気を弱めるために必要である。そのため、少なくともいくつかの既知の厨房カートは、ドライアイスを使用してハウジングキャビティ―を冷却する。しかしながら、ドライアイスがカートの範囲内に置かれる場合、それは局所的に冷却し、また冷却はカートの高さに沿って層を成す。カートの範囲内に置かれるドライアイスは、局所的に冷却し、その後、冷却空気は底のトレイに滞留する。冷却空気が滞留する場合、より上のトレイは温度が高すぎて（すなわち、華氏４０度以上）、かつより下のトレイは凍っている（すなわち、華氏３２度以下）。この問題を緩和するために、カートにファンが加えられて、本体キャビティーの範囲内で冷たい空気を循環させる。しかしながら、ファンは電源を必要とする。代替的に、ドライアイスがカートの最上部に置かれて、より上のトレイはドライアイスによって局所的に冷却され、より上の及び中間のトレイは冷却空気が底のトレイに滞留する際に通過する冷却空気の流れによって冷却される。しかしながら、時間がたつと、冷却はさらに層をなして、中間のトレイはより上のトレイ及びより下のトレイよりも温かく、及び／又はより上のトレイ及び中間のトレイは底のトレイよりも温かい。この問題は、ドライアイスの量を繊細に調節することによって対処することができるが、飛行中及び地上に待機中は多くの要因が冷却に影響を与えるので、量を決定することは難しい。

それゆえ、厨房カートに、最近の厨房カートの限界を克服する分配される冷却を提供することが望ましい。

本明細書の中で開示される実施形態は、キャビティーを画定し開口部を有するハウジングを包含する容器を提供する。ドアは、ハウジングに蝶番を介して取り付けられ、開口部を密封し、開口部を通じてキャビティーにアクセスすることを可能にする。冷却媒体を含むように構成される容器の中に、コンパートメントが提供される。統合された支持レールが、キャビティーの範囲内のハウジングに結合され、少なくとも部分的にキャビティーの範囲内のトレイを支持するように構成される。支持レールは、そこを通る複数のオリフィスを有し、支持レールは、コンパートメントと流体的に連通している。

実施形態は、カートの中の冷却コンパートメントに冷却媒体を提供することによって、厨房カートを冷却する方法を提供する。ピッコロチューブを伴う統合された支持レールは、冷却コンパートメントと相互に接続され、冷却ガスを分配する。統合された支持レールの上に載る仕切り板は、ドア及びカートのドアと対向する端部の上の絶縁密封部材と係合し、カートのキャビティーの範囲内に冷却チャンバーを生み出す。冷却ガスは、冷却コンパートメントからピッコロチューブを通ってピッコロチューブの長手方向に沿って複数のオリフィスを通り、冷却チャンバーの中へと流れチャンバーを冷却する。

既に説明した特徴、機能及び利点は、本開示の様々な実施形態で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解され得る、さらに別の実施形態で組み合わせることが可能である。

図１Ａは、本実施形態が採用される厨房カートの外部等角図である。 図１Ｂは、ドアが開けられてカートのハウジングの内装キャビティーをさらしている図１Ａの厨房カートの等角図である。 図２は、明快さのためにいくつかの配膳用トレイを選んで除去し、内装を見るためにカットアウェイによって示される、統合された支持を伴うカートのケースの等角図である。 図３は、冷却ピッコロチューブを伴う統合された支持の詳細な等角図である。 図４は、ケースの側面断面図である。 図５は、ドライアイス支持コンパートメントを伴う第１の実施形態の詳細な側面部分断面図である。 図６は、第２の実施形態の側面断面図である。 図７は、第２の実施形態の詳細な側面断面図である。 図８は、統合されたピッコロチューブからの冷却ガスの流れの循環の端面断面図である。 図９は、開示された実施形態により提供される厨房カートを冷却するための方法の流れ図である。

本明細書の中で開示される実施形態は、例示的な実施形態において、エアラインの飛行中のサービスのための厨房カートとして使用される、食品及び飲み物のための保存容器を提供する。カートは、本明細書の中において「ピッコロチューブ」と呼ばれる、チューブを通るように画定される孔を有するチューブから形成されるトレイ支持を含む。チューブは、ドライアイスを含んでいるコンパートメントと流体的に連通している。ドライアイスが昇華すると、コンパートメントの範囲内の圧力が増加するので、冷却ガスはコンパートメントからチューブへと押し流される。各々の支持チューブの中の孔のサイズ及び／又は数が、各々の支持チューブの下の体積の中へどれだけの量の冷却空気が排出されるかを決める。体積は、カートの範囲内の隣接するトレイの間に画定される。各々の選択されるトレイ支持のレベルにおいて、異なる孔の構成（又は、少なくともいくつかの孔を閉じる）は、カートの高さ全体にわたり一様な冷却を提供することを容易にする。一実施形態において、コンパートメントは、ハウジングの最上部に位置決めされる。垂直なマニホールドがコンパートメントから下向きに延伸し、支持チューブは垂直なマニホールドから延伸する。代替的に、コンパートメントは、カートのドアの範囲内で画定され得る。そのような実施形態において、支持チューブは、ドアの内側の表面を通してコンパートメントと流体的に連通している。内側の表面は、ドアが閉じられている場合、カートの範囲内のトレイの末端縁に対する密封を形成する圧縮可能な材料を含むことができる。

図面を参照すると、図１Ａ及び図１Ｂは、本明細書の中において開示される実施形態の中で採用される、厨房カート１００の等角図である。図１Ａ及び図１Ｂを一緒に参照すると、本実施形態の一態様において、厨房カート１００はシェル１４０を有するハウジング１０２を含む。図示される実施形態において、シェル１４０は、ケース１０２の、第１の側面部分１４１、第２の側面部分１４２、上端部分１４３、及び底面部分１４４を形成する。厨房カート１００はさらに、ハウジング１０２の一端部に向かって位置決めされる第１のドア１０４ａ、及び所定の実施形態に対して、ケース１０２の反対側の端部に向かって位置決めされる第２のドア１０４ｂを含む。ドア１０４の各々はさらに、複数の蝶番１２２及び外れ止め部１２４を含むことができる。蝶番１２２は、ドアシェル１２０をシェル１４０に枢動可能に取り付ける。外れ止め部１２４は、ドア１０４が図１Ａに示されるように閉じた位置にある場合、シェル１４０に取り付けられる対応受け部１２６に解放可能に係合するように構成される。

外れ止め部１２４を対応受け部１２６から係合解除することによって、ドア１０４は外側に開かれて、図１Ｂに示されるように、ハウジング１０２の内装キャビティー１１２へのアクセスを提供する。本実施形態のさらなる態様において、ハウジング１０２の内装キャビティー１１２は、以下に非常に詳細に説明されるように、複数の食品トレイを支持するように構成される複数の統合された支持レール１４６を含む。ハウジング１０２のそれぞれの端部にドア１０４を位置決めすることは、客室乗務員が、好都合にも厨房カート１００のいずれかの端部からもハウジング１０２の範囲内に保存されている食品にアクセスすることを可能にする。他の実施形態において、第２のドア１０４ｂは、もし望まれるならば省略することができる。図１Ｂに示されるように、ドア１０４の各々は、ドア１０４が閉じている場合に、ドア１０４と対応するハウジングの開口部１１４ａ、１１４ｂとの間に存在する任意の隙間を密封するように構成される圧縮可能な密封材１２８を付加的に含むことができる。付加的に、ドア１０４は、以下に詳細に説明されるハウジング１３４（図１Ｂにおいて見られる）を形成する縁１３２を含む。ホイール又はキャスター１３０は、厨房カートが、航空機のサービス領域及び通路の範囲内で容易に操作されることを可能にする。ハンドル１０６は、示される実施形態の最上部１４３と統合されて、厨房カートが操作される場合に、客室乗務員によって握られるように提供される。

図２に示される第１の実施形態は、内装をさらすためのカットアウェイにおいて示されるシェルトップ１４３及び側面１４２を伴うキャビティー１１２を生み出すシェル１４０を表現している。統合された支持レール１４６は、シェルの壁１４１及び１４２に沿って間隔をあけて配置されている。統合された支持レール１４６は、以下に詳細に説明されるように、統合された冷却ガスの流れを提供するピッコロチューブ２００を含む。図３に示されるように、各々のピッコロチューブは、チューブの長手方向に間隔をあけて配置される複数のオリフィス２０１を包含する。オリフィスの直径は、約０．００５インチ以上かつ０．０３インチ以下の範囲内に含まれる。ピッコロチューブ毎に使用されるオリフィスのサイズ及び数に応じて、オリフィスの間隔は、約２インチ以上かつ１２インチ以下の範囲内に含まれる。（図３に示される）配膳トレイ２０６は、キャビティー１１２の範囲内に間隔をあけて配置される統合された支持レール１４６によって支持される。ピッコロチューブ２００は、円筒形状（丸い断面）として示される実施形態に対して表されているが、しかしながら、代替的な実施形態において、ピッコロチューブは、断面が長方形又は任意の適切な形状であってもよい。ピッコロチューブの円周の周り（又は、長方形の断面の側面若しくは底面）のオリフィスの配置はまた、以下に詳細に説明されるように、望ましい流れのパターンに基づいて決定される。図４に示されるように、第１のドア１０４ａは、シェル１４０の端部における開口部１１４ａを通るキャビティー１１２の範囲内に受け入れられる縁１３２を伴って示される。ドア１０４ａは、図４の側面領域に示されるように、縁１３２がそこから延伸するところの外側プレート２０２を包含する。縁は、プレート２０２の周縁から開口部１１４ａの中へ密接して受け入れられるように差し込まれる。絶縁密封部材２０４は、レリーフ（ｒｅｌｉｅｆ）によって支持される縁１３２に対して又は縁１３２の周縁の中に固定される。絶縁密封部材２０４は、少なくともある程度まで弾性的に圧縮可能な発泡スチロール又はウレタンなどの柔軟な発泡体である。

ドア１０４ａの中のハウジング１３４は、複数の冷却パック２０８などの冷却媒体を収容するように構成されるコンパートメント２０３を画定し、複数の冷却パック２０８は、以下に詳細に説明されるように、外側プレート２０２と絶縁密封部材２０４との間で支持され、ハウジング１３４の中に冷えたガスの源を生み出す。冷却パック２０８は、直径５インチで、厚さが１インチで、又は任意の適切な寸法の標準的なドライアイスのパックである。絶縁密封部材２０４は、ドアのハウジング１３４から統合された支持レール１４６のピッコロチューブ２００の中への冷えたガスの対流を可能にする複数のオリフィス２１０を包含する。ピッコロチューブの直径と組み合わされるオリフィス２１０のサイジング（ｓｉｚｉｎｇ）、及びオリフィス２０１の直径は、滞空時間に基づいた特定の対流冷却容量、パックの材料、及びドアのハウジング１３４の中に積み込まれるパックの数／構成を提供するように予め決められている。ピッコロチューブ２００は、約０．１インチ以上かつ０．４インチ以下の範囲内に含まれる直径を有し、冷えたガスをハウジング１３４からオリフィス２０１へと流す。

図４において見られるように、配膳トレイ２０６又は食品容器２０７などの仕切り板は、第１の端部において絶縁密封部材２０４に対して密着して受け入れられるように、かつ反対側の端部において第２の絶縁密封部材２０５に密着して受け入れられるようにサイズが決められ、キャビティー１１２の範囲内に複数の密封された冷却チャンバー２１２を生み出す仕切り板として働くように、絶縁密封部材をわずかに圧縮する。複数の冷却チャンバーの利用は、ドアのハウジング１３４の中の冷却パックの数及び配置の選択を可能にする。全てのチャンバーが冷却されてもよく、又は、選択されたチャンバーだけが冷却されてもよい。図４の中で示される実施形態では、第２の絶縁密封部材２０５は、端部の壁２１４に対して支持される。しかしながら、図１Ｂに示されるように、第２のドア１０４ｂが、上述されたドア１０４ａと同じやり方で構成され、第２の開口部１１４ｂを閉じるように採用されてもよい。絶縁密封部材は、図４及び図５において見られるように、溝又は細長い孔２１６を含み、支持レール１４６に位置合わせされ、より密着して食品容器２０７などの配膳トレイ２０６又は他の仕切り板と係合する。絶縁密封部材２０４及び２０５による、統合された支持レール１４６の各々の組の上の配膳トレイ２０６の係合は、カートの中の統合された支持レールによって支持される仕切り板がある分だけ、多くの冷却チャンバーが生み出されることを可能にする。

図５に示されるように、ドア１０４ａは、図４に関して説明された第１の実施形態の中の冷却パック２０８を受け入れる、コンパートメント２０３を有するハウジング１３４を提供する。示される実施形態において、バスケット２１８は、ハウジング１３４のコンパートメント２０３の中の冷却パックを支持する。示される実施形態に対するバスケットは、ナイロン又は類似の材料などの、メッシュの又は孔を開けられた熱的に非伝導性の材料である。単純なＬ字の形状は、バスケット２１８をドアの外側プレート２０２の内側の表面に固定することを可能にする。所定の実施形態において、閉じたバスケットが採用されて、パックを確実に保持する。例示的な実施形態において、蝶番２２３を使用して絶縁密封部材２０４をドアの縁１３２に取り付け、絶縁密封部材が開いた状態のドアを伴ったキャビティーの外へ枢動することを可能にし、パック２０８がバスケット２１８の中へ挿入されることを可能にする。付加的に、ハウジングは、パーティション２１９によって冷却コンパートメント２１７の中へ隔離され、ドアのハウジングの範囲内の内側の対流を抑制し、それによってハウジングそれ自体の範囲内の層化を抑制する。示される実施形態において、パーティション２１９は、選択される仕切り板配膳トレイ２０６と位置合わされるように置かれ、ドアの中の冷却コンパートメント２１７は、カートのキャビティー１１２の中の一部の冷却チャンバー２１２に対応する。分離壁２１９は、縁１３２及びドアの外側プレート２０２の中の細長い孔２２１の中に固定されるか、又は移動可能な状態で位置決めされる。細長い孔は、選択される支持レール１４６に対応するように位置合わせされる。オリフィス２１０は、ピッコロチューブを通ってオリフィス２０１を通って冷却チャンバー２１２へ流れるガスのためのピッコロチューブ２００に対する入口に合致する。

ドライアイス冷却コンパートメントの配置の代替的な実施形態が、図６及び図７に示され、冷却コンパートメント２２０は、シェル１４０の中のキャビティー１１２の最上部の範囲内に置かれる。垂直な導管２２２が、統合された支持レール１４６の中の各々のピッコロチューブ２００の中へ接続されるニップル２２４又はティーを伴って、冷却コンパートメント２２０から下側へ延伸する。その後、冷却ガスは、冷却コンパートメント２２０から垂直な導管２２２を通ってピッコロチューブ２００の中へ流れ、また矢印２２６によって表されるように、オリフィス２０１を通って冷却チャンバー２１２の中へ流れる。示される実施形態において、垂直な導管２２２は、側面の壁１４１及び／又は１４２上の、ドア１０４ａに隣接する縁において、又は代替的な実施形態においては、中央のティーにおいて各々の支持レールと交差する壁の上の中央の位置で、冷却コンパートメント２２０から下側へ延伸する。

説明されたいずれの実施形態においても、ピッコロチューブ２００を通る冷却ガスの流れは、オリフィス２０１を通って図８に示される食品トレイ２０６の間の冷却チャンバー２１２の中へ導入される。矢印２２８によって表される冷却ガスの循環は、冷却チャンバー２１２全体の冷却の均質な分配を提供する。部分的に又は完全にオリフィス２０１をブロックすることによるガス循環の制御は、冷却チャンバーに対する温度又は冷却継続時間を変えるために採用される。例えば、オリフィスに対して孔開けされた孔を伴う入れ子にされた同心管は、ピッコロチューブの範囲内で同軸上に回転され、又は長手方向に引かれ、回転角度又は引く長さに基づいて、オリフィスを締め付けその後に覆い隠す。同心管の範囲内の選択された孔のスロッティング（ｓｌｏｔｔｉｎｇ）はまた、オリフィスの選択的なブロッキング（ｂｌｏｃｋｉｎｇ）を可能にする。

本明細書の中の実施形態は、図９において示されるような厨房カートを冷却するための方法を提供する。カートの中の冷却コンパートメントは、ドライアイス又は他の冷却媒体で満たされる（ステップ９００）。冷却コンパートメントと相互に接続されたピッコロチューブを伴う統合された支持レールは、冷却ガスを分配する（ステップ９０２）。ドア及びカートのドアと対向する端部の上の絶縁密封部材は、仕切り板と係合し、カートのキャビティーの範囲内に冷却チャンバーを生み出す（ステップ９０４）。冷却ガスは、冷却コンパートメントからピッコロチューブを通ってピッコロチューブの長手方向に沿って複数のオリフィスを通り、冷却チャンバーの中へと流れチャンバーを冷却する（ステップ９０６）。面積などのようなサイズ、及び／又はオリフィスの数は、冷却容量を増加させ又は減少させるために調整される。

ここで本開示の様々な実施形態を特許法で要求されるように詳しく説明してきたが、当業者は本明細書に開示された特定の実施形態への変形例及び代替例を認識するだろう。上記変形例は、下記の請求項に定義された本発明の範囲及び目的に含まれるものである。

さらに、本開示は、下記の条項にしたがう実施形態を含む。

条項１
キャビティーを画定し開口部を有するハウジングと、
前記ハウジングに蝶番を介して取り付けられて、前記開口部を密封し前記開口部を通じて前記キャビティーへのアクセスを可能にするドアと、
冷却媒体を収容するように構成されるコンパートメントと、前記キャビティーの範囲内で前記ハウジングに結合される支持レールとを備え、
前記支持レールは、前記キャビティーの範囲内でトレイを少なくとも部分的に支持し、前記支持レールは、そこを通るように画定される複数のオリフィスを有し、前記支持レールは、前記コンパートメントと流体的に連通する、容器。

条項２
前記コンパートメントは、前記ハウジングの最上部において画定される、条項１に記載の容器。

条項３
前記コンパートメント及び前記支持レールと流体的に連通するマニホールドをさらに備える、条項２に記載の容器。

条項４
前記コンパートメントは、前記ドアの中に画定される、条項１に記載の容器。

条項５
前記冷却媒体を前記ドアの中に保持するバスケットをさらに備える、条項４に記載の容器。

条項６
前記トレイの端部に対して密封する前記ドアの上の絶縁密封材をさらに備える、条項４に記載の容器。

条項７
前記ハウジングに結合されるホイールをさらに備える、条項１に記載の容器。

条項８
前記冷却媒体は、ドライアイスを備える、条項１に記載の容器。

条項９
キャビティー及び開口部を形成する対向する壁を伴うシェルを有するハウジングと、
前記ハウジングに蝶番を介して取り付けられ前記開口部を密封して、前記開口部を通じて前記キャビティーへのアクセスを可能にするドアと、
冷却媒体を含むように構成されるコンパートメントと、
前記対向する壁に設置される対向する支持のペアとを備え、
各々の前記支持はオリフィスを伴う統合されたピッコロチューブを有し、前記ピッコロチューブは、前記コンパートメントと流体的に連通し、
それらの間に冷却チャンバーを形成する前記支持の上の前記キャビティーの中に密着して受け入れられる仕切り板を備える、厨房カート。

条項１０
前記コンパートメントは、前記ハウジングの最上部において画定される、条項９に記載の厨房カート。

条項１１
前記コンパートメント及び前記チューブと流体的に連通するマニホールドをさらに備える、条項１０に記載の厨房カート。

条項１２
前記コンパートメントは、前記ドアの中に画定される、条項９に記載の厨房カート。

条項１３
前記冷却媒体を保持する前記ドアの中のバスケットをさらに備える、条項１２に記載の厨房カート。

条項１４
トレイの端部に対して密封する前記ドアの上の絶縁密封材をさらに備える、条項１２に記載の厨房カート。

条項１５
前記冷却媒体は、ドライアイスを備える、条項９に記載の厨房カート。

条項１６
冷却媒体を保持する冷却コンパートメントを有する厨房カートを冷却するための方法であって、
統合された支持レールを前記冷却コンパートメントと相互に接続し、冷却ガスを分配することを含み、
前記支持レールは各々、ピッコロチューブを含み、
前記統合された支持レールの上に載っている仕切り板をドア及びカートのドアと対向する端部の上の絶縁密封部材と係合し、前記カートのキャビティーの範囲内に冷却チャンバーを生み出すことと、
冷却ガスを前記冷却コンパートメントから前記ピッコロチューブを通り前記ピッコロチューブの長手方向に沿って複数のオリフィスを通り前記冷却チャンバーの中へ流して、前記チャンバーを冷却することとを含む、方法。

条項１７
前記オリフィスの面積を調整して、冷却容量を調整することをさらに含む、条項１６に記載の方法。

１００ 厨房カート
１０２ ハウジング（ケース）
１０４ａ ドア
１０４ｂ ドア
１０６ ハンドル
１１２ キャビティー
１１４ａ 開口部
１１４ｂ 開口部
１２０ａ ドアシェル
１２０ｂ ドアシェル
１２２ 蝶番
１２４ 外れ止め部
１２６ 対応受け部
１２８ 密封材
１３０ ホイール又はキャスター
１３２ 縁
１３４ ドアのハウジング
１４０ シェル
１４１ 壁
１４２ 壁
１４３ 上端部分、最上部、シェルトップ
１４４ 底面部分
１４６ 支持レール
２００ ピッコロチューブ
２０１ オリフィス
２０２ 外側プレート
２０４ 絶縁密封部材
２０５ （第２の）絶縁密封部材
２０６ 配膳トレイ
２０７ 食品容器
２０８ （冷却）パック
２１０ オリフィス
２１２ 冷却チャンバー
２１４ 端部の壁
２１６ 溝又は細長い孔
２１７ 冷却コンパートメント
２１８ バスケット
２１９ パーティション（分離壁）
２２０ 冷却コンパートメント
２２２ 導管
２２１ 細長い孔
２２３ 蝶番
２２４ ニップル
２２６ 矢印（流れの方向を示す）
２２８ 矢印（流れの方向を示す）
９００ ステップ
９０２ ステップ
９０４ ステップ
９０６ ステップ
９０８ ステップ

Claims (12)

1. キャビティー及び開口部を画定する対向する壁を伴うシェルを有するハウジングと、
   前記ハウジングに蝶番を介して取り付けられ、前記開口部を密封し、前記開口部を通じて前記キャビティーにアクセスすることを可能にするドアと、
   冷却媒体を収容するように構成されるコンパートメントと、
   前記キャビティーの範囲内で前記ハウジングに結合される支持レールとを備え、
   前記支持レールは、前記キャビティーの範囲内で仕切り板を少なくとも部分的に支持するように構成され、前記支持レールは、前記支持レールを通るように画定される複数のオリフィスを有し、前記支持レールは、前記コンパートメントと流体的に連通し、
   前記支持レールは、前記対向する壁に設置される対向する支持レールのペアを備え、各々の前記支持レールは、前記オリフィスを伴う統合されたピッコロチューブを有し、前記ピッコロチューブは、前記コンパートメントと流体的に連通する、厨房カート。
2. 前記支持レールのペアの上の前記キャビティーの中に密着して受け入れられる複数の仕切り板をさらに備え、隣接する前記仕切り板の間に冷却チャンバーが形成される、請求項１に記載の厨房カート。
3. 前記コンパートメントは、前記ハウジングの最上部に画定される、請求項１又は２に記載の厨房カート。
4. 前記コンパートメント及び前記支持レールと流体的に連通する導管をさらに備える、請求項３に記載の厨房カート。
5. 前記コンパートメントは、前記ドアの中に画定される、請求項１又は２に記載の厨房カート。
6. 前記冷却媒体を保持する前記ドアの中のバスケットをさらに備える、請求項５に記載の厨房カート。
7. 前記仕切り板の端部に対して密封する前記ドアの上の絶縁密封部材をさらに備える、請求項５又は６に記載の厨房カート。
8. 前記冷却媒体は、ドライアイスのパックを備える、請求項１から７のいずれか一項に記載の厨房カート。
9. 前記ハウジングに結合されたホイールをさらに備える、請求項１から８のいずれか一項に記載の厨房カート。
10. 前記仕切り板は、トレイ及び食品容器のうちの少なくとも１つを備える、請求項１から９のいずれか一項に記載の厨房カート。
11. 冷却媒体を保持する冷却コンパートメントを有する厨房カートを冷却するための方法であって、
    統合された支持レールを前記冷却コンパートメントに相互に接続して、冷却ガスを分配することを含み、前記支持レールは各々、ピッコロチューブを含み、
    統合された支持レールの上に載る仕切り板を、ドア及び前記厨房カートの前記ドアと対向する端部の上の絶縁密封部材と係合し、前記厨房カートのキャビティーの範囲内に冷却チャンバーを生み出すことと、
    冷却ガスを、前記冷却コンパートメントから前記ピッコロチューブを通して前記ピッコロチューブの長手方向に沿って複数のオリフィスを通して、前記冷却チャンバーの中へと流し、前記冷却チャンバーを冷却することとを含む、方法。
12. 前記オリフィスの面積を調整して、冷却容量を増減させることをさらに含む、請求項１１に記載の方法。

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