JP6250099B2 - Pfaライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物 - Google Patents

Pfaライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物 Download PDF

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関連出願の相互参照
本特許出願は、2015年6月12日付けで台湾に出願した特許出願番号104119144、2015年9月21日付けで台湾に出願した特許出願番号104131197、2015年6月12日付けで中華人民共和国に出願した特許出願番号201510323478.2、2015年9月21日付けで中華人民共和国に出願した特許出願番号201510602455.5に対して米国特許法119(a)条(35U.S.C.§119(a))によって優先権を主張し、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。
本開示は、製造コストを低減し、80ミリメートル(mm)を超える、吸込流路内径とも呼ばれる吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラ外径とも呼ばれるインペラサイズを有する大きなポンプケース上のライナーの歩留まりを向上させ、および摂氏200度(℃)に近い動作温度でのポンプの構造信頼性を向上させる、ポリフルオロアルコキシ(PFA)ライナーを用いたポンプケーシング構造改良物に関する。より具体的には、本開示は、製造プロセス中のPFAライナーにおける引張応力を低減するとともに、製造プロセス後のPFAライナーにおける残留応力を低減するPFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物に関し、そのため、PFAライナーを用いたポンプケーシングの歩留まりが増加する。
PFAライナーを用いた従来の金属ポンプケーシングは、化学的処理に幅広く用いられている。構造デザインにおいて、そのポンプは、固定軸または回転軸のいずれかを含む。固定軸の支持方法は、両持ち支持構造または片持ち支持構造を含む。両持ち支持構造または片持ち支持構造において、プラスチックで形成されている吸込流路内に設けられた三角形の前方支持体および格納シェルにおける後方軸支持体はそれぞれ、固定軸の前端および後端を支持するために用いられている。動作温度が上昇し、そのため三角形の前方支持体の強度およびブランク後方支持体の強度が低下し、それによって固定軸が曲がってずれた場合にプラスチックの強度が低下する。さらに、大型ポンプ用のPFAライナーを用いた金属ポンプケーシングには、製造コストおよび歩留まりに関するいくつかの問題がある。製造プロセスにおいて、金属ポンプケーシングが型内に固定された後、PFAがその型に導入されて、その金属ポンプケーシングと結合して単一のユニットになり、この場合、その金属ポンプケーシングは通常複数のあり溝を含むため、そのあり溝によってそのPFAライナーを金属ポンプケーシングに堅固に固定することができる。
金属ポンプケーシングの内側面にPFAライナーを形成するための三つの従来の方法として、トランスファー成形、ロトライニングおよび射出成形がある。トランスファー成形プロセスでは、プラスチック(PFA)が予熱チャンバに装填されて加熱され、その予熱チャンバから流路を通って型内に導入された後、型内で固体構造になるまで冷却される。トランスファー成形プロセスの製造サイクルには8〜12時間を要するため、工場ではいくつかの型のセットを用意して、一日当たりの生産高を増加させている。しかし、それでも製造サイクル当たりの製造時間が長いことから、トランスファー成形の高い製造コストを克服することができない。ロトライニングプロセスでは、PFA粉末が、閉じられた金属ケーシングの内側面に散布される。しかし、型を用いることなくライナーの厚さを正確に制御することができず、またライナーの低い密度が高い透過性を可能にする。さらに、金属ケーシングの内側面のライナーは遠心力によって形成されるため、ポンプの中心に設けられた前方支持体をケーシングのライナーと一体形成することができない。さらに、ライナーを遠心ポンプの非対称渦巻流路上に形成することができない。射出成形プロセスでは、製造速度はライナーを形成する他の方法よりも速く、製造サイクルは通常10分にすることができる。しかし、大きなポンプケーシングのライナー、具体的には80mmを超える吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラサイズを有する大きなポンプケースのライナーに対して、射出成形プロセスによって製造することは不適切である。さらに、吸込み流路の方向と排出流路の方向が互いに垂直になっている遠心ポンプのライナーは、軸方向の縮み応力の相互作用による残留応力および成形プロセス中の径方向の縮み応力を生じさせるであろう。このような残留応力は、ライナーに亀裂を生じさせて、ポンプの不具合をもたらす。加えて、ライナーにおける残留応力を高温下でおよび/または高い腐食環境中で解放することができ、その結果、亀裂がライナー中に生成される。そのため、射出成形によって製造されたライナーを有するポンプは、200℃に近い温度で化学物質を輸送するのに適していない。
以下の従来の技術は、PFAライナーを用いた金属ポンプケーシングにおける軸支持構造およびPFAライナーを用いた金属ポンプケーシングの製造に関する問題および潜在的な問題についてさらに説明している。
(ドキュメント1)
ドキュメント1は、WORLD PUMPSで2001年10月に発行されている“The secret is in the lining: the use of fluoropolymer materials for corrosive pumping”である。PFAライナーを用いた金属ポンプケーシングの製造問題に関するドキュメント1は、トランスファー成形によってライナーを製造するにはライナーの材料を加熱することとそのライナーをゆっくり冷却することとを要することを指摘している。さらに、ドキュメント1は、FTFE材料はトランスファー成形によってライナーを製造するのに適していないことも指摘している。ドキュメント1は、ロトライニングによるライナーの製造は、このプロセスが加圧下で行われず、型を用いずに行われるため、ライナーの厚さ、密度および平坦性の制御にいくつかの困難な点があることも指摘している。さらに、ドキュメント1は、射出成形によるライナーの製造は、成形プロセス中の収縮および残留応力により、大きなポンプケーシングを製造するのに適していないことを指摘している。
(ドキュメント2)
ドキュメント2は、2014年にアメリカの会社である、ITT Goulds Pumpsによって発行された3298シリーズ製品のカタログ(www.itt.com)である。ETFEライナーを用いた金属ポンプケーシングに関するドキュメント2は、ETFEライナーがロトライニングによって製造されることを指摘している。そのカタログの図面は、そのケーシングが、一体形成されている吸込フランジと、吸込流路と、ケーシング流路と、排出流路とを含んでいることを示している。そのケーシングは、その吸込流路内に独立して設置されている軸支持体をさらに含んでいる。さらに、そのガイドブックに図示されているように、ケーシング内のケーシング流路はその遠心ポンプのケーシングにおける渦巻きの領域変動という特徴を示していない。
(ドキュメント3)
ドキュメント3は、2010年にアメリカの会社である、INNOMAGによって発行されたU−magシリーズ製品のガイドブック(www.innomag.com)である。ETFEまたはPFAライナーを用いた金属ポンプケーシングに関するドキュメント3は、ETFEライナーが、ロトライニングによって製造されることを指摘している。その軸支持体は、片持ち支持構造として、後方軸座にある。そのガイドブックの図面に図示されているように、ケーシングのケーシング流路は遠心ポンプのケーシングにおける渦巻きの領域変動という特徴を示しておらず、またそのポンプのケーシングは軸支持体を有していない。
(ケース1)
ケース1は、1988年に発行された米国特許第4722664号の裏地が付いた耐食ポンプである。ケース1は、フルオロカーボンポリマーで形成されたライナーを用いたポンプケーシングが、腐食性液体を輸送するのに適していることを指摘している。PFAの材料特性はPTFEと同様であり、従来の溶解処理法によって処理することができる。PFAで形成されたポンプ構成要素は、150℃以上の温度で作動することができる。しかし、フルオロカーボンポリマーで形成されたライナーには、成形プロセス中に生じた残留応力とPFAライナーと金属ケーシングとの間の熱膨張係数の差である2つの応力源があり、PFAライナーは、より高い熱膨張係数を有している。この場合、成形後のライナーの収縮によって生じる亀裂に関する解決策が記載されている。その解決策は、ライナーに亀裂を生じさせるライナーの収縮を制御するために、フルオロカーボンポリマーが溝およびメッシュ内に組み込まれるということである。しかし、この場合の形状構成は、本出願人であるDuriron companyによって製造されたPFAライナーを用いたポンプケーシングには用いられない。その結果、この場合にライナーを固定するために用いられる溝およびメッシュが非常に高価であり、またその結果が、ライナーがあり溝によって固定される従来の方法と同様であるため、この場合に固定するために用いられるそれらの溝およびメッシュは商品化されないことは明らかである。さらに、80ミリメートル(mm)を超える吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラサイズを有する大きなポンプケーシングのライナーの製造に射出成形を用いることができるか否かについて、この場合には言及されていない。この場合も、射出成形によって生じるライナー内の残留応力に関する問題の解決策は記載されていない。
(ケース2)
ケース2は、2002年に発行された中国特許第2482597号の磁気駆動耐食フッ素プラスチックライナーポンプである。磁気駆動ポンプのPFAライナーを用いた金属ポンプケーシングに関するケース2は、PFAライナーの構造と、PFAライナーを用いたポンプケーシングが耐食性液体を輸送するのに適していることとを開示している。その軸支持体と吸込みフランジは一体形成され、また軸支持体および吸込みフランジはそのポンプケーシングから取り外すことができる。軸支持体と吸込みフランジは別々のワークピースであるが、吸込み流路は取外し可能なワークピースには含まれていない。そのため、ライナーによって覆われたポンプケーシングの内側面の面積は依然として大きく、吸込み流路と渦巻き流路との間の領域を覆うライナーにおける引張応力はなくならない。さらに、軸支持体の剛性は補強材料によって強化されず、またこの場合、200℃で作動するポンプ構造の信頼性は開示されていない。
(ケース3)
ケース3は、1999年に発行された米国特許第5895203号の分離可能で多くの部分に分かれたインペラアセンブリを有する遠心ポンプである。磁気駆動ポンプのプラスチックライナーを用いた金属ポンプケーシングに関するケース3は、三角形の前方軸支持体は取外し可能なワークピースであるが、ポンプケーシングは依然として、吸込みフランジと、吸込み流路と、ケーシング流路と、排出フランジとを含んでいることを開示している。軸支持体とポンプケーシングとの接続面は、この場合に、直接接続された高い剛性を有する何らかの金属または補強材料を要することなくプラスチックによって覆われている。さらに、この場合、200℃で作動するポンプ構造の信頼性は開示されていない。
(ケース4)
ケース4は、2013年に発行された欧州特許第2589811号の磁気駆動ポンプである。ケース4において、その発明者は、高温で作動するPFAライナーを用いたポンプケーシングにおける軸支持体の構造改良物を開示している。そのプラスチックの剛性は、その作動温度が上昇し、それに伴ってプラスチック軸支持体の剛性が低下した場合に低下し、そのため、高温で作動する軸支持体の高剛性要件を満たすように、PFAライナーを用いたポンプケーシングと一体形成されているPFAライナーを用いた金属軸支持体が設けられる。この場合の金属軸支持体は、プラスチック軸支持体の剛性が、高い作動温度で低下するという問題を解決するが、ポンプケーシングと一体形成されている金属軸支持体はそのポンプケーシングを隔離するように完全に密閉されたPFAライナーによって覆われる必要があり、腐食性化学薬品による金属軸支持体および金属ポンプケーシングに対する腐食を回避している。さらに、吸込み流路の方向と、渦巻き流路または排出流路の方向は、成形プロセス中の収縮によってもたらされる軸方向の収縮張力と径方向の収縮張力との相互作用によって生じる残留応力がスラストリングシートの領域に集中するように、互いに垂直になっている。この現象は、特に、大きなサイズのポンプケーシングにおいて明らかである。また、スラストリングシートの領域でのより深刻な応力集中を引き起こす軸支持体を覆うライナーに残った収縮応力も存在する。この場合、小さなポンプケーシングの場合には、成形および正しい熱処理の後にライナーの応力集中領域に発生する亀裂はないが、特に3インチ×2インチ×8インチ(80mm×50mm×200mm)を超えるポンプサイズの場合のポンプケーシングライナーの降伏強度が低下する大きなポンプケーシングのライナーに現れる亀裂は存在する。大きなポンプケーシングにおいて、面積比、すなわちポンプケーシング上のライナー領域全体と比較した渦巻き流路上のライナー面積は、より大きくなる。そのため、軸方向の収縮張力と径方向の収縮張力との相互作用によって生じた残留応力が大幅に増加して、吸込み領域のスラストリングシートに集中する。そのため、大きなポンプケーシングの内側面を覆っているライナーの降伏強度は、たとえ成形後に正しい熱処理がライナーに施されても低下する。
図1Aを参照すると、従来技術において、ポンプケーシング4は、単一のワークピースであり、一般にPFAライナーを用いたステンレス鋼または鋳鉄で構成されている。PFAライナーは、ポンプケーシング4の内側面を覆っている。ポンプケーシング4は、吸込みフランジ411と、吸込み流路412と、軸支持体413と、渦巻き流路423と、排出流路422と、排出フランジ421と、渦巻きPFAライナー424とを含む。PFAライナー424を固定するために、複数のあり溝47が、吸込み流路412の内側面と渦巻き流路423の内側面とに設けられている。渦巻きPFAライナー424は、ポンプケーシング4の金属部分を腐食性液体から隔離するためにすべて一体形成されている吸込みフランジ隆起面414aと、吸込み流路ライナー414bと、軸支持体ライナー414cと、排出フランジ隆起面424aと、排出流路ライナー424bと、渦巻き流路ライナー424cとを含む。スラストリング46は、ポンプが作動しているときに、インペラ(図示せず)によって生成された軸方向のスラスト力に耐えるように、ポンプケーシング4の内側面に設けられたスラストリングシート461上に設置されている。
PFAライナーが射出成形によって製造される場合、ポンプケーシングの内側面を覆っているライナーの収縮は、成形プロセス中にポンプケーシングの複雑な構造によって抑制される。具体的には、スラストリングシート461を覆っているPFAライナーは軸方向の収縮応力Faと、径方向の収縮応力Fbと、収縮応力Fcとによって引っ張られ、スラストリングシート461を覆っているPFAライナー上に亀裂が生じる。そのため、この場合、PFAライナーを用いた大きなポンプケーシングの歩留まりは、PFAライナーにおける大きな残留応力により低下する。
図1Bを参照すると、ポンプケーシングの渦巻きPFAライナーがトランスファー成形によって製造される場合、トランスファー成形プロセスのサイクルには8〜12時間かかる。そのため、トランスファー成形によってPFAライナーを用いたポンプケーシングを製造することは経済的ではない。PFAライナーがロトライニングによって製造される場合、軸支持体414cと、漸増的流路面積を有する渦巻き流路ライナー424cは、軸支持体414cの内側面と渦巻き流路ライナー424cを覆っているPFA粉末が遠心力によって駆動されるため、正しい厚さで形成するのが難しい。特に、渦巻き舌部424dはロトライニングによって製造することができず、渦巻きPFAライナー424の厚さおよび平坦性は制御するのが困難である。
上述したドキュメント、ケースおよび図面によれば、金属ポンプケーシングのPFAライナーの製造には、以下の課題がある。
(課題1)
トランスファー成形による金属ポンプケーシングのPFAライナーの製造には高い製造コストがかかり、製造サイクル当たりに長い時間がかかる。
(課題2)
ロトライニングによる金属ポンプケーシングのPFAライナーの製造の場合、渦巻きケーシングの形状およびポンプケーシングと一体形成される軸支持体の表面とを形成することができない。
(課題3)
ロトライニングによって製造された金属ポンプケーシングの内側面を覆っているPFAライナーは密度が低く、そのPFAライナーの厚さを正確に制御することが難しい。
(課題4)
射出成形は、PFAライナーに残った残留応力により、大きなポンプケーシングのPFAライナーを製造するのには適していない。
(課題5)
PFAライナーに残った残留応力が増加するため、射出成形は金属ポンプケーシングと一体形成された軸支持体を有する金属ポンプケーシングのPFAライナーを製造するのには適しておらず、その結果、射出成形は大きなポンプケーシングのPFAライナーを製造するのにも適していない。
金属ポンプケーシングのPFAライナーの製造において、トランスファー成形には高い製造コストがかかり、且つ製造サイクル当たりに長い時間がかかり、ロトライニングは渦巻きケーシングの内側面およびポンプケーシングと一体形成されている軸支持体の表面を形成することができず、またPFAライナーの厚さを正確に制御することが難しい。上述した課題4および課題5等の射出成形によってPFAライナーを製造することに関する課題を解決することが以下に記載されている。
本開示には、特に従来の射出成形法に適しているポリフルオロアルコキシ(PFA)ライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物が記載されている。その構造改良物は、特にPFAライナーを用いた軸支持体と一体形成されている金属ポンプケーシングに関し、PFAライナーを用いたポンプケーシングは200℃に近い温度で作動するのに適している。PFA材料は高い耐食性を有するが、成形プロセス中の収縮係数が高いことを特徴としている。金属構成要素が組込まれているポンプケーシングを覆っているPFAライナーが射出成形によって製造される場合、PFAライナー、特に80ミリメートル(mm)を超える吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラサイズを有する大きなポンプケーシングのPFAライナーにおける大きな残留応力に関する問題を解決する必要がある。遠心ポンプのポンプケーシングにおいて、吸込み流路の方向と、渦巻き流路または排出流路の方向は、成形プロセス中の収縮によってもたらされる軸方向の収縮張力と径方向の収縮張力との相互作用によって生じる残留応力がPFAライナーに残って、吸込み領域のスラストリングシートに集中するように、互いに垂直になっている。また、スラストリングシート上へのより深刻な応力集中を引き起こす軸支持体ライナー内に残っている収縮応力も存在する。さらに、面積比、すなわちポンプケーシング上の全PFAライナー領域と比較した渦巻き流路上のPFAライナー面積は、軸方向の収縮応力と径方向の収縮応力との相互作用によって生じた残留応力が大幅に増加して、吸込み領域のスラストリングシートに集中するように増加する。この開示において、ポンプケーシングは、スラストリングシートが設けられている境界ラインに沿って、2つの隔離されたワークピース、すなわち吸込みケーシングおよび渦巻きケーシングに分けられ、スラストリングシートは、吸込みケーシングと渦巻きケーシングが互いに組み付けられたときに、吸込みケーシングの軸方向のスラスト面と渦巻きケーシングの径方向の固定面とを合わせて形成される。金属によって形成されている軸支持体と吸込みケーシングは一体形成され、吸込みケーシングの金属取付面および渦巻きケーシングの金属取付面は直接的に接触されて、ねじで互いに固定され、その結果、吸込みケーシングシーリング面が渦巻きケーシングシーリング面に押し付けられて、ポンプケーシングが密閉される。さらに、吸込みケーシングに接続され、および渦巻きケーシング内に延びている軸支持体は、高い構造的剛性を有している。
具体的には、吸込みケーシングは、吸込みフランジと、吸込み流路と、軸支持体と、吸込みPFAライナーとを含む。吸込みフランジは、インレットパイプラインの装填を担っている。吸込み流路内の真空状況に耐えるために、吸込みPFAライナーをクランプするように、複数のあり溝が吸込み流路の内側面に設けられている。吸込みPFAライナーは、吸込みフランジ隆起面と、吸込みケーシングシーリング面と、吸込み流路を覆う吸込み流路ライナーと、軸支持体を覆う軸支持体ライナーとを含む。高い耐食性を有する吸込みPFAライナーは、吸込みケーシングの金属部分を耐食性の液体から隔離するのに用いられている。渦巻きケーシングは、渦巻き流路と、排出流路と、排出フランジと、渦巻きPFAライナーとを含む。渦巻き流路は、インペラを収容し、および液体を集めるのに適しており、それにより、インペラが排出流路を介して液体を排出するように作用する。排出フランジは、アウトレットパイプラインの装填を担っている。渦巻き流路内の真空状況に耐えるために、吸込みPFAライナーをクランプするように、複数のあり溝が渦巻き流路の内側面に設けられている。渦巻きPFAライナーは、排出フランジ隆起面と、排出流路ライナーと、渦巻き流路ライナーと、渦巻き舌部と、渦巻きケーシングシーリング面とを含む。高い耐食性を有する渦巻きPFAライナーは、渦巻きケーシングの金属部分を耐食性の液体から隔離するのに用いられている。吸込みPFAライナーと渦巻きPFAライナーがそれぞれ射出成形によって成形された後、吸込みケーシングと渦巻きケーシングは、PFAライナーを用いた金属ポンプケーシングを形成するように組み付けられて、ねじで固定される。
以下は、本開示の効果である。
第一に、面積比の問題を解決するために、ポンプケーシングは、吸込みPFAライナーを用いた吸込みケーシングと渦巻きPFAライナーを用いた渦巻きケーシングとに分けられ、そのため、より小さな面積を有する各ワークピースの場合、成形後の吸込みPFAライナーおよび渦巻きPFAライナーの収縮の影響を低減することができる。ポンプケーシングのPFAライナーが射出成形によって製造される場合、その製造時間および製造コストが低減され、PFAライナーの厚さは成形により正確に制御され、および渦巻き流路ライナーの漸増的面積増加が、渦巻き流路の内側面に形成され、漸増的面積増加を形成することができる。
第二に、吸込みケーシング内の吸込み流路の軸方向は、渦巻きケーシング内の渦巻き流路および排出流路の径方向に垂直になっている。そのため、ポンプケーシングを2つのワークピース、すなわち吸込みケーシングと渦巻きケーシングとに分けた場合、軸方向の収縮応力Faおよび収縮応力Fcが吸込みPFAライナーに生成され、および径方向の収縮応力Fbが径方向に延びている渦巻きPFAライナーに生成される。その結果、射出成形によって別々に製造される吸込みPFAライナーと渦巻きPFAライナーとの間には引張応力はない。
第三に、金属によって形成された軸支持体の構造剛性が維持される。
この開示におけるPFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物は、80mmを超える吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラサイズを有するポンプケーシングのPFAライナーを射出成形によって製造することに適用され、この開示に記載されている軸支持体は、そのポンプが200℃に近い温度で作動される場合に、高い構造信頼性を有している。
本開示は、本願明細書において以下に示す詳細な説明と、例示としてのみ示されしたがって本開示を限定するものではない添付図面とからより良く理解できるであろう。
従来技術によるポンプケーシングを示す断面図である。 従来技術によるポンプケーシングを示す背面図である。 本開示の第1の実施形態によるポンプケーシングを示す断面図である。 本開示の第1の実施形態によるポンプケーシングを示す分解図である。 本開示の第1の実施形態による吸込みケーシングを示す概略図である。 本開示の第1の実施形態による吸込みケーシングを示す断面図である。 本開示の第1の実施形態による渦巻きケーシングを示す概略図である。 本開示の第1の実施形態による渦巻きケーシングを示す断面図である。
以下の詳細な説明においては、説明目的のため、開示されている実施形態の完全な理解を与えるために、多くの具体的な詳細が記載されている。しかし、一つ以上の実施形態をそれらの具体的な詳細を要することなく実施できることは明らかであろう。他の例では、図面を簡単にするために、周知の構造および装置は概略的に図示されている。
本開示においては、金属で形成され、およびPFAライナーを有するポンプケーシングが記載されている。そのポンプケーシングは、吸込みフランジと、吸込み流路と、軸支持体と、渦巻き流路と、排出流路と、排出フランジと、PFAライナーとを含む。ポンプケーシングの内部容積は、インペラ(図示せず)を収容するためのものである。吸込みフランジはインレットパイプラインと接続するのに用いられ、排出フランジはアウトレットパイプラインと接続するのに用いられる。軸支持体は軸の一端を支持する。液体は吸込み流路からポンプケーシングに流入し、その後、モータ(図示せず)からの軸動力がインペラによって液体の流体動力に変換され、その後、液体は渦巻き流路に沿って流れて、排出流路を通ってポンプケーシングから流出する。吸込みフランジの吸込みフランジ隆起面、排出フランジの排出フランジ隆起面およびポンプケーシングのすべての濡れ側面は、PFAライナーで覆われており、またすべての金属部分は、耐食性の液体から隔離されている。
本開示の第1の実施形態には、PFAライナーを用いた、200℃近くの温度で作動するためのポンプケーシングが記載されている。PFA材料は、高い耐食性を有するが、成形プロセス中の収縮係数が高いことを特徴としている。金属構成要素が組込まれているPFAが射出成形によって製造される場合、PFAライナー、特に、80ミリメートル(mm)を超える吸込みサイズまたは200mmを超えるインペラサイズを有する大きなポンプケーシングのPFAライナーにおける大きな残留応力に関する問題を解決する必要がある。
図2、図4B、図5Aおよび図5Bを参照すると、本開示の第1の実施形態において、PFAライナーを用いた金属ポンプケーシングにおける固定軸の支持方法は、両持ち支持構造である。PFAライナーを用いた金属ポンプケーシングの主要構成要素は、吸込みケーシング41および渦巻きケーシング42を含む。鋳鉄またはステンレス鋼で形成された吸込みケーシング41は、PFAライナーによって覆われた内側面を有している。吸込みケーシング41は、吸込みフランジ411と、吸込み流路412と、軸支持体413と、吸込みPFAライナー414とを含む。複数のあり溝47が、吸込み流路412の内側面に機械加工されている。吸込みフランジ隆起面414aと、吸込み流路ライナー414bと、軸支持体ライナー414cと、吸込みケーシングシーリング面416とを含み、吸込みケーシング41の内側面を覆っている吸込みPFAライナー414は射出成形によって形成され、吸込みPFAライナー414は吸込みケーシング41を耐食性の液体から隔離するのに用いられている。鋳鉄またはステンレス鋼で形成された渦巻きケーシング42は、PFAライナーで覆われた内側面を有している。渦巻きケーシング42は、排出フランジ421と、排出流路422と、渦巻き流路423と、渦巻きPFAライナー424とを含む。複数のあり溝47が、渦巻き流路423の内側面に機械加工されている。排出フランジ隆起面424aと、排出流路ライナー424bと、渦巻き流路ライナー424cと、渦巻き舌部424dと、渦巻きケーシングシーリング面428とを含み、渦巻きケーシング42の内側面を覆っている渦巻きPFAライナー424は、射出成形によって形成され、渦巻きPFAライナー424は渦巻きケーシング42を耐食性の液体から隔離するのに用いられている。スラストリング46は、ポンプが作動しているときにインペラ(図示せず)によって生成された軸方向のスラスト力に耐えるように、ポンプケーシング4の内側面に設けられたスラストリングシート461上に設置されている。
図2および図3を参照すると、吸込みPFAライナー414および渦巻きPFAライナー424がそれぞれ射出成形によって、吸込みケーシング41および渦巻きケーシング42の内側面に形成された後、吸込みケーシング41と渦巻きケーシング42は、組み付けられて、吸込みケーシング41のボルト穴415bを通って渦巻きケーシング42のねじ穴426にねじ込まれるねじで固定されて、PFAライナーを用いた金属ポンプケーシング4を形成する。
図2、図4A、図4Bおよび図5Bを参照すると、図4Aは、本開示の第1の実施形態による吸込みケーシング41を示す概略図である。吸込みフランジ411、吸込み流路412、軸支持体413および吸込みPFAライナー414は、吸込みケーシング41の前面に設けられている。吸込みフランジ411は、吸込みフランジ411に接続されたインレットパイプライン(図示せず)を固定するのに用いられるボルト穴415aのセットを有している。吸込みフランジ411はまた、軸支持体413の剛性を強化するために、渦巻きケーシング42の前端において、吸込みケーシング41の金属取付面417を金属取付面429に固定するために用いられるボルト穴415bから成る別のセットも有し、その結果、吸込みケーシングシーリング面416が渦巻きケーシングシーリング面428に押し付けられて、ポンプケーシング4が密閉される。吸込みPFAライナー414は、吸込みケーシング41の金属部分を耐食性の液体から隔離するために一体形成されている吸込みフランジ隆起面414aと、吸込み流路ライナー414bと、軸支持体ライナー414cと、吸込みケーシングシーリング面416とを含む。
図2、図4Bおよび図5Bを参照すると、軸方向のスラスト面416aが、吸込みケーシング41の後方側に設けられて、スラストリングシート461の軸方向面が形成されている。吸込みケーシングシーリング面416が軸方向のスラスト面461aの外側に設けられ、吸込みケーシングシーリング面416が渦巻きケーシングシーリング面428に接続されているため、吸込みケーシング41と渦巻きケーシング42が渦巻きケーシングシーリング面428および吸込みケーシングシーリング面416によって密封されて、気密封止システムを形成している。吸込みPFAライナー414の面積は従来のポンプケーシングにおけるPFAライナーの1/3〜1/2であり、従来のポンプケーシングにおけるPFAライナーと比較して、軸方向の収縮応力Faおよび収縮応力Fcのみが、第1の実施形態のPFAライナーに印加される。その結果、大きなポンプケーシングにおいて射出成形によってPFAライナーを製造する経済的な方法が可能となる。
図3、図5Aおよび図5Bを参照すると、図5Aは、渦巻き流路423と、排出流路422と、排出フランジ421と、渦巻きPFAライナー424とを含む、本開示の第1の実施形態による渦巻きケーシング42を示す概略図である。排出フランジ421は、排出フランジ421に接続されたアウトレットパイプライン(図示せず)を固定するのに用いられる複数のボルト穴425を有している。渦巻きケーシング42の前端は、吸込みケーシング41を固定するのに用いられる複数のボルト穴426を有している。渦巻きPFAライナー424は、渦巻きケーシング42の金属部分を耐食性の液体から隔離するために一体形成されている排出フランジ隆起面424a、排出流路ライナー424b、渦巻き流路ライナー424c、渦巻き舌部424dおよび渦巻きケーシングシーリング面428を含んでいる。
図2、図4Bおよび図5Bを参照すると、径方向固定面461bが渦巻きケーシング42の前方中心穴427の内側面に設けられて、スラストリングシート461の径方向面が形成されている。吸込みケーシング41に対向している渦巻きケーシングシーリング面428は径方向固定面461bに接続され、および渦巻きケーシングシーリング面428は吸込みケーシングシーリング面416に接続されているため、吸込みケーシング41および渦巻きケーシング42は渦巻きケーシングシーリング面428および吸込みケーシングシーリング面416によって密封されて気密封止システムを形成している。
前方中心穴427から判断すると、渦巻きPFAライナー424の面積は、従来のポンプケーシングにおけるPFAライナーの面積の1/2〜2/3であり、従来のポンプケーシングにおけるPFAライナーと比較して、径方向の収縮応力Fbのみが、第1の実施形態のPFAライナーに印加される。その結果、射出成形によって大きなポンプケーシングの内側面を覆うPFAライナーを製造することがより経済的であり、また、ポンプケーシングの複雑な構造によって引き起こされるポンプライナーにおける引張応力の問題が回避される。

Claims (3)

  1. ポリフルオロアルコキシ(PFA)ライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物であって、前記PFAライナーを用いたポンプケーシングは別々に形成される吸込みケーシングおよび渦巻きケーシングを備え、前記吸込みケーシングの吸込みPFAライナーおよび前記渦巻きケーシングの渦巻きPFAライナーはともに射出成形によって形成され、前記吸込みケーシングおよび前記渦巻きケーシングは、前記吸込みPFAライナーと前記渦巻きPFAライナーとの間の引張応力をなくすように射出成形によって別々に形成され、および射出成形によって大きな単一のポンプケーシングのライナーを製造することに関する欠陥率を低減する、PFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物であって、
    前記吸込みケーシングは、吸込みフランジと、軸支持体と、吸込み流路と、吸込みPFAライナーとを備え、前記吸込みフランジと、前記軸支持体と、前記吸込み流路は一体形成され、
    前記渦巻きケーシングは、渦巻き流路と、排出流路と、排出フランジと、前記渦巻きPFAライナーとを備え、および
    前記吸込みケーシングは、前記PFAライナーを用いたポンプケーシングを形成するように互いに接続された前記吸込みケーシングの金属取付面および前記渦巻きケーシングの金属取付面によって前記渦巻きケーシングに組み付けられ、前記軸支持体は、剛性を向上させるように前記吸込みフランジおよび前記吸込み流路と一体形成され、スラストリングシートが、前記吸込みケーシングおよび前記渦巻きケーシングの接続領域に形成される、PFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物。
  2. 前記軸支持体および前記吸込み流路は、鋳鉄またはステンレス鋼で形成される、請求項1に記載のPFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物。
  3. 前記吸込みケーシングは、前記渦巻きケーシングにねじで組み付けられる、請求項1に記載のPFAライナーを用いたポンプケーシングの構造改良物。
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