JP6249972B2 - 粒子線治療システム - Google Patents

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Description

この発明は、粒子線治療システムに関し、特に、がん治療に用いられる粒子線治療システムにおける粒子線の位置決めに関するものである。
がんの治療方法の一つとして、粒子線治療が重要性を増している。粒子線治療では、患者のがん患部に粒子線を照射する前に、照射する患部の形状を把握し、粒子線の照射範囲、粒子線の照射方法、粒子線の照射回数といった治療計画を策定する。治療計画を立案する際には、CT(Computed Tomography)撮像やX線撮像を行い、CT画像、X線画像と
いった患者の患部情報を収集する。その後、実際に照射を実施するとどのような線量分布となるかを予めシミュレーションする。治療計画通りに粒子線照射を行うには、患部の照射中心(アイソセンタ)を適切な部位に位置決めすることが重要となる。
粒子線治療では、患者は複数制御軸を有する治療台の上に横たわるよう技師に指示される。技師は患者が照射中に動いたりしないように固定具で身体を固定した上で、特定の二方向(一般的には患者の正面方向と側面方向の二方向)から患者のX線画像を撮像する。CT画像は、X線画像の撮像方向と同じ特定の二方向から取り出した断面画像が治療計画装置から取り込まれる。CT画像の断面画像にあるアイソセンタとX線画像を比較することで患者の位置ずれを算出し、治療台を操作して患者の位置合わせをする技術が提案されている(例えば特許文献1〜3)。
本件と関連性の高い特許文献1では、3D画像であるCT画像と2D画像であるX線画像との比較により、治療計画照射の中心と患者の患部との位置ずれ量を算出している。ここでは時間軸は意識されておらず、肺や腹部といった患者の呼吸の動きに影響を受ける部位に対する位置決めについては言及していない。
特開2009−189461号公報 特開2010−187991号公報 特開2010−233881号公報
粒子線治療装置の位置決めシステムでは、位置決めのために、複数回、患者にX線撮像を実施する。位置合わせは徐々に行う必要があり、1回の位置決めでは治療計画照射の中心と患者の患部とのずれ量を確実に算出することはできない。また特定の二方向の断面での位置決めでは、実際の患者の向きが治療計画装置でCT画像から取り出した画像における患者の向きと異なっている場合も想定される。CT画像から取り出した画像は、DRR(Digital Reconstructed Radiograph)画像と呼ばれている。
呼吸は肺や腹部といった患部の動きに影響を与える。固定具では患者の患部まで固定することができないため、呼吸による患部の動きを考慮して位置決めを実施する必要性が生じている。この場合、呼吸波形を確認し、患部が特定位置に移動したタイミングで粒子線を照射する。呼吸波形は一定形状ではないので、位置合わせの精度は一定には保たれないうえに、患者に対する誤爆量も懸念され、かつ位置合わせには時間がかかっていた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、粒子線治療システムにおいて、4D-CT画像を用いて連続した複数枚のX線画像と比較を行うことで、呼吸により移動する患部に対して位置決めの精度を高めることを目的とする。
本発明にかかる粒子線治療システムは、患者の4D-CT画像を撮像する4D-CT画像生成部と、4D-CT画像の撮像時に患者の呼吸同期情報を収集する第1の呼吸同期装置と、4D-CT画像と呼吸同期情報をもとにして患者の治療計画を策定する治療計画装置と、4D-CT画像生成部で撮像された4D-CT画像、治療計画装置で策定された治療計画および第1の呼吸同期装置で収集された呼吸同期情報を保存するサーバと、患者のX線画像を撮像するX線撮像装置と、4D-CT画像生成部で撮像された4D-CT画像およびX線撮像装置で撮像されたX線画像を表示する表示部と、X線撮像装置からX線画像を、サーバからは4D-CT画像、治療計画、呼吸同期情報を取得する位置決め計算機と、位置決め計算機で算出される治療台移動量に従って治療台の位置を制御する治療台制御装置と、を備え、位置決め計算機は、サーバから取得した4D-CT画像を対象にして4D補間
画像と治療計画DRR画像を生成し、X線撮像装置から取得したX線画像と生成した4D補間画像を比較して、このX線画像に最も類似性の高い4D補間画像を選択し、最も類似性の高い4D補間画像を選択すると、この最も類似性の高い4D補間画像と治療計画DRR画像との位置ずれ量を求め、この求められた位置ずれ量から治療台移動量を算出することを特徴とする。
この発明による粒子線治療システムによれば、4D-CT画像を用いて連続した複数枚のX線画像と比較を行うことで、呼吸により移動する患部に対しても位置決めの精度を高めることが可能である。
本発明に関わる粒子線治療システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1による位置決めシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態2による位置決めシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態3による位置決めシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態4による位置決めシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態5による位置決めシステムの全体構成を示す図である。
本発明の実施の形態に係る粒子線治療システムおよび位置決めシステムについて、図を参照しながら以下に説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については同じ符号を付しており、対応する各構成部のサイズや縮尺はそれぞれ独立している。例えば構成の一部を変更した断面図の間で、変更されていない同一構成部分を図示する際に、同一構成部分のサイズや縮尺が異なっている場合もある。また、粒子線治療システムおよび位置決めシステムの構成は、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、他の部分については省略している。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1において、粒子線治療システム100は、位置決めシステム50、治療計画システム60および治療台制御装置M01などから構成されている。まず治療計画システム60の構成について説明する。4D-CT画像生成部T02は呼吸同期装置T03(第1の呼吸同期装置)と接続しており、4D-CT画像の撮像時に、患者の撮像時における呼吸同期情報を収集する。患者の呼吸同期情報には、呼吸信号、呼吸同期信号、呼吸波形信号(呼吸波形情報)などが含まれている。CT撮像方法の一つである4D(Dimensions)-CTは、3D-CTに時間軸を加えた撮影法である。治療計画装置T01は4D-CT画像生成部T02と接続しており、4D-CT画像と呼吸同期情報を収集する。治療計画装置T01は、収集情報をもとに、照射時の機器設定や照射計画といった治療計画を策定する。治療計画装置T01は位置決めシステム50のサーバP01と接続しており、治療計画に関係する情報(治療計画情報)をサーバP01に送信する。治療台制御装置M01は複数の制御軸を有する治療台M02を制御する。
次に位置決めシステムについて説明する。位置決めシステム50は、サーバP01、位置決め計算機P02、X線撮像装置P03および表示部P04から構成されている。サーバP01は位置決め計算機P02と接続しており、治療計画装置T01から治療計画情報と4D-CT画像を受信する。位置決め計算機P02は取得した4D-CT画像から位置決め時に基準となる治療計画DRR画像を生成する。また位置決め計算機P02はX線撮像装置P03と接続しており、X線撮像装置P03で撮像したX線画像は位置決め計算機P02に送信される。X線画像と4D-CT画像は表示部P04に表示され、放射線技師などのユーザが画像を確認する。画像に問題がないことを確認したら、ユーザは位置決め計算機P02にて、先ほど生成した治療計画DRR画像とX線画像を比較し、患者の位置ずれ量を算出する。位置決め計算機P02はこの位置ずれ量をもとに治療台移動量を算出し、設定値を治療台制御装置M01に送信する。治療台制御装置M01は設定値をもとに治療台M02の操作を実施する。
次に図2に基づいて動作について説明する。治療計画時に、呼吸同期装置T03は、4D-CT画像の撮像時に患者の呼吸同期情報を収集する。4D-CT画像生成部T02は、患者の4D-CT画像を撮像し、呼吸同期装置T03から4D-CT画像の撮像時に呼吸同期情報を取得する。治療計画装置T01は、4D-CT画像の取得時に、呼吸波形情報も取得する。治療計画装置T01は、呼吸波形情報から、治療計画を立てるのに適切な時間t0の4D-CT画像を選択し、その4D-CT画像をもとに治療計画を立て、アイソセンタを決定する。作成した治療計画と4D-CT画像は、位置決めシステム50のサーバP01にDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)通信を用いて送信され保存される。位置決め計算機P02はサーバP01から治療計画情報の一部(患者情報、呼吸波形情報など)と4D-CT画像を治療計画情報取得部1にて取得し、治療計画情報記憶部2に登録(保存)する。
DRR画像生成部3は、治療計画情報記憶部2に登録した4D-CT画像の中から、治療計画装置T01で計画時に使用した複数枚連続で存在するシリーズ画像を対象にして、位置決め基準となる治療計画DRR画像を各位置決め方向(例えば正方向と側方向の二方向)について1枚ずつ生成する。4D補間画像生成部4は、登録した4D-CT画像をスライス補間し、いろんな角度断面のDRR画像(以後、4D補間画像と称す)を複数枚生成する。本処理は2D-4D画像比較処理部7にて画像比較時に実施してもよい。この場合は、位置ずれ量の最適解を見つけ出すまで都度生成するという方法となる。 4D補間画像を生成する際には、補間情報(複数のパラメータ:補間するスライスピッチ、画像画素数など)を調整し、以下のずれ量算出に適した画像を生成する。
治療時に、位置決め計算機P02は、X線撮像装置P03を用いて、治療台M02に横たわる患者のX線画像を撮像し、2D撮像画像取得部5にて取得する。この時取得する2DのX線画像は一枚絵、もしくは複数枚画像である。複数枚画像の場合は、ユーザが位置決めに適した画像を一枚選択する。次に2D-4D画像比較処理部7は4D補間画像と選択された1枚のX線画像を各位置決め方向について比較していく。この時、画像はエッジ強調処理を実施し、特徴点を抽出しやすくする。比較方法としては、特徴点がより多くマッチングするものを検索する、あるいは画像のサブトラクションをとり、画素の類似度を算出する方法をとる。最適解が見つかるまで、本比較処理を繰り返す。
比較処理では最適解が見つからないことがあり得るため、比較上限回数を設定しておく。その回数まで到達しても最適解が見つからなければそこで比較処理を止め、その中で一番類似すると思われる4D補間画像を選択する。次に2D-2D画像比較処理部6は、一番類似するという結果が出た4D補間画像と、先に生成した治療計画DRR画像とを比較し、その位置ずれ量(または空間ずれ量)を算出する。算出した位置ずれ量は治療台座標ずれ量変換部9で治療台座標に変換される。治療台座標に変換されたずれ量は治療台移動量送信部10に渡され、治療台制御装置M01に設定され、最終的に患者が横たわっている治療台M02を操作、移動させる。
治療台移動後、再度、X線撮像装置P03にてX線画像を撮像し、2D-2D画像比較処理部6は、2D撮像画像取得部5にて取得したX線画像と基準となる治療計画DRR画像との位置ずれ量を算出する。この算出でほぼずれ量がないと判定されたら位置決め終了となる。まだ位置ずれ量があるようであれば再度、2D-4D画像比較処理部7にて4D-CT画像による補正画像と比較し、位置ずれ量を算出して治療台を移動させる。以上のようにして、位置決め計算機P02で位置ずれ量を自動で算出することにより、ユーザで位置決めを実施するより高精度で効率よく位置決めを実施することができる。
すなわち本発明に係わる粒子線治療システムは、粒子線治療において、患者の患部に粒子線を照射するにあたり、患部に正確に照射するために患者の位置決めを実施する装置である。粒子線治療システムは、4D-CT画像を取得し、治療計画に4D-CT画像を付加して位置決め計算機に送信する治療計画装置と、治療台に乗っている患者のX線画像を撮像し同じく位置決め計算機に送信するX線撮像装置と、受信した4D-CT画像をもとにユーザが任意のパラメータを設定して補間し、生成した4D補間画像とX線画像を比較し、患者の位置のずれ量を計算し治療台制御装置に治療台移動量を送信する手段をもつ位置決め計算機と、位置決め計算機から受信した治療台移動量で治療台を制御する治療台制御装置と治療台を備えている。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数の4D-CT画像(4D補間画像)と選択した1枚のX線画像とを比較して、位置ずれ量を算出していた。図3に示す実施の形態2では呼吸同期装置P05(第2の呼吸同期装置)をX線撮像装置P03と患者に接続し、撮像したX線画像の付随情報に患者の呼吸同期情報(呼吸信号および呼吸同期信号)を紐付けておく。さらにX線撮像装置P03に治療計画情報記憶部2から治療計画時に取得した呼吸波形情報を与えることによりさらに高精度な位置決めを可能にする。呼吸同期装置P05は、治療台M02に乗っている患者の呼吸信号と、呼吸がある閾値以下になったところでON信号を出力する呼吸同期信号を取得し、X線撮像装置P03に送信する。X線撮像装置P03は、呼吸同期装置P05から呼吸信号と呼吸同期信号を収集し、X線画像情報にこの信号情報(呼吸同期情報)を付加する。
X線撮像装置P03にてX線画像を撮像する際、治療計画情報記憶部2から4D-CT画像撮像時の呼吸波形情報をX線撮像装置P03に取り込んでおく。患者の位置決め用のX線画像を撮像する際には、患者の呼吸波形形状と4D-CT撮像時の呼吸波形形状(呼吸同期情報)がマッチングするタイミングでX線画像を撮像する。マッチングするタイミングは、既存の技術である呼吸波形予測を用いて決定する。マッチングするタイミングのうち、呼吸がある閾値以下になったタイミングで曝射を実施し、取得したX線画像と呼吸波形情報を2D撮像画像取得部5にて取り込みを実施する。
取り込んだ複数枚の画像は、2D-4D画像比較処理部7にてまず治療計画装置T01で選択された4D-CT画像の撮像タイミング(時間t0)に近い波形の時に撮像したX線画像から順に、4D補間画像とX線画像とで比較していく。その中で最高マッチング率のX線画像を選択する。比較する際は、X線画像に一致するような断面で4D-CT画像の補間画像を都度生成し、マッチングの算出を実施する。算出後は撮像タイミング(時間t0)の前後のタイミング(時間t-1および時間t+1)のX線画像と4D補間画像のマッチングを算出し、どちらもマッチング率が時間t0の4D補間画像より下がればそれで比較処理を終了する。もし時間t-1の4D補間画像と時間t+1の4D補間画像のどちらかがマッチング率が高くなったら、次はそのタイミングの前後でマッチングを算出する、という手順で、マッチング率最高タイミングの4D補間画像を探し出し、位置決め時に使用する。
上記で選定された最高マッチング率の4D補間画像から、治療計画DRR画像との位置ずれ量を算出し、治療台座標ずれ量変換部9に渡して治療台M02の移動を実施する。以降の手順は、実施の形態1と同様である。このようにすることで、肺野部や腹部といった呼吸で患部が移動するような場合の位置決めにも対応できる。呼吸同期の位置決めは時間がかかることが多いが、呼吸予測と4D-CT画像の呼吸波形情報を使用することにより自動で位置ずれ量を算出でき、効率化と位置決め精度の向上が期待できる。
実施の形態3.
実施の形態1、2では、4D-CT画像とX線画像の比較処理を実施し、位置ずれ量を自動算出して位置決めを行う方法について述べた。図4に示す実施の形態3では、治療計画情報取得部1は、治療計画装置T01から治療計画に付随する情報として患者の患部、重要臓器などの3Dの輪郭情報も受信する。4D-CT画像から治療計画DRR画像や4D補間画像を生成する際には、重要臓器などの画像断面に合わせた2Dの患者体表面や重要臓器の輪郭情報を生成する。この輪郭情報を表示制御部8に渡すことで、治療計画DRR画像、あるいは撮像画像(4D補間画像)に輪郭線を重ね合わせて表示部P04での表示を可能にする。
輪郭情報処理部11は、治療計画装置T01から受信した治療計画に付加された4D-CT画像をもとに重要臓器や患部などの2Dの輪郭情報を生成する。表示制御部8はユーザが患者位置を合わせるのに適すると考える断面において2Dの輪郭情報を生成し表示部P04に表示する。この機能を備えることにより、輪郭情報を放射線技師などのユーザが位置決めをする際の参考情報とできるため、読影を効率化し位置決め時間の短縮を可能にする。本実施の形態によれば、治療計画装置T01から、治療計画時に作成した3Dの各種輪郭情報を位置決め計算機P02で取得し、4D-CT画像から4D補間画像を生成する際に同一断面で2Dの輪郭情報を生成することで位置決め効率化を実現する。
実施の形態4.
図5に示す実施の形態4では、4D補間画像生成部4にて設定するパラメータ(補間情報)と、4D-CT画像とX線画像の比較を実施した画像領域(空間座標、縦横サイズ)を、患者と照射体位毎に補間パラメータ情報記憶部12に記憶する。位置決め計算機P02は位置決めを繰り返すごとに学習していき、デフォルト値を決定し自動で設定する。具体的には照射体位が同じ場合、4D-CT画像の再構築時のスライス間隔を、前回の画像比較時に使用した画像領域のみ前回と同様のスライス間隔で補間し、領域外は粗い間隔スライス間隔となるように設定する。どれだけ粗くするかは、ユーザが定義ファイルなどで指定可能とする。このようにパラメータを設定することで、4D補間画像の生成時間を短縮することが可能である。
これまで位置決めしたことがない、体位あるいは位置決め方向を使用する場合、状況に応じたパラメータを自動算出する。例えば正方向と側方向からの位置決めではなく、斜め45度方向からの位置決めを行う場合などが考えられる。患者を正面から斜め45度の角度で見たアイソセンタ断面の4D補間画像を生成する際には、正面の時よりも4D-CT画像のスライス間隔を細かくした方が精度は向上するため、自動で1/√2をかけたスライス間隔を設定する。照射体位についても、一度位置決めを実施した後は、上記と同様にパラメータを学習し、ほぼ自動設定で4D補間画像を生成できる機能を有するものとする。
本実施の形態によれば、補間パラメータ情報記憶部12は、4D-CT画像の補間情報とこの補間情報に対応する空間ずれ量判定結果を患者毎に記憶する。記憶済の患者の位置決め時に過去に記憶した補間パラメータ情報のうち、ずれ量判定結果が設定する閾値以下の補間パラメータを取得し、4D補間画像生成部4にインプットすることで対象患者の位置決めに適した4D補間画像を生成し、短時間で効率的に位置決めを可能にする。
実施の形態5.
実施の形態5を図6に基づいて説明する。実施の形態4では、患者および照射体位毎に4D補間画像生成時のパラメータを保存、学習し、次回の位置決め時にパラメータを自動で設定可能にするという機能について述べた。本実施の形態では、患者に関係なく部位毎にパラメータを補間パラメータ情報記憶部12に保存し、学習することにより、これまで一度も位置決めしていない患者の位置決め時間の短縮を可能にする。
本実施の形態では、4D補間画像生成部4にて設定するパラメータと、X線画像と比較を実施した画像領域(空間座標、縦横サイズ)を部位毎に補間パラメータ情報記憶部12に記憶する。位置決め計算機P02は位置決めを繰り返すごとに学習していき、今後の初回位置決め患者の位置決め時のデフォルト値を自動で決定し設定する。具体的には4D-CT画像の再構築時のスライス間隔を、当該部位でよく用いられたスライス間隔で補間する。このようにパラメータを設定することで、4D補間画像の生成時間を短縮することが可能である。次回の位置決めからは、患者と照射体位で保存されたパラメータにて設定を実施する。
すなわち、本実施の形態によれば、4D-CT画像の補間情報とこの補間情報に対応する空間ずれ量判定結果を部位毎に記憶し、記憶済の部位の位置決め時に過去に記憶した補間パラメータ情報のうち、ずれ量判定結果が設定する閾値以下の補間パラメータを取得し、4D補間画像生成部4にインプットすることで対象患者の位置決めに適した4D補間画像を生成し、短時間で効率的に位置決めを可能にする。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 治療計画情報取得部、2 治療計画情報記憶部、3 DRR画像生成部、4 4D補間画像生成部、5 2D撮像画像取得部、6 2D-2D画像比較処理部、7 2D-4D画像比較処理部、8 表示制御部、9 治療台座標ずれ量変換部、10 治療台移動量送信部、11 輪郭情報処理部、12 補間パラメータ情報記憶部、50 位置決めシステム、60 治療計画システム、100 粒子線治療システム、P01 サーバ、P02 位置決め計算機、P03 X線撮像装置、P04 表示部、P05 呼吸同期装置、M01 治療台制御装置、M02 治療台、T01 治療計画装置、T02 4D-CT画像生成部、T03 呼吸同期装置

Claims (5)

  1. 患者の4D-CT画像を撮像する4D-CT画像生成部と、
    前記4D-CT画像の撮像時に患者の呼吸同期情報を収集する第1の呼吸同期装置と、
    前記4D-CT画像と前記呼吸同期情報をもとにして患者の治療計画を策定する治療計画装置と、
    前記4D-CT画像生成部で撮像された4D-CT画像、前記治療計画装置で策定された治療計画および前記第1の呼吸同期装置で収集された呼吸同期情報を保存するサーバと、
    患者のX線画像を撮像するX線撮像装置と、
    前記4D-CT画像生成部で撮像された4D-CT画像および前記X線撮像装置で撮像されたX線画像を表示する表示部と、
    前記X線撮像装置からX線画像を、前記サーバからは4D-CT画像、治療計画、呼吸同期情報を取得する位置決め計算機と、
    前記位置決め計算機で算出される治療台移動量に従って治療台の位置を制御する治療台制御装置と、を備え、
    前記位置決め計算機は、
    前記サーバから取得した4D-CT画像を対象にして4D補間画像と治療計画DRR画像を生成し、
    前記X線撮像装置から取得したX線画像と生成した4D補間画像を比較して、このX線画像に最も類似性の高い4D補間画像を選択し、
    最も類似性の高い4D補間画像を選択すると、この最も類似性の高い4D補間画像と前記治療計画DRR画像との位置ずれ量を求め、
    この求められた位置ずれ量から前記治療台移動量を算出することを特徴とする粒子線治療システム。
  2. X線画像の撮像時に患者の呼吸同期情報を収集する第2の呼吸同期装置を備え、
    前記X線撮像装置は、前記位置決め計算機に保存されている呼吸同期情報と、前記第2の呼吸同期装置から取得した呼吸同期情報がマッチングするタイミングで、X線画像を撮像することを特徴とする請求項1に記載の粒子線治療システム。
  3. 前記位置決め計算機は、取得した4D-CT画像の画像断面に合わせた2Dの輪郭情報を生成し、
    前記表示部は、この2Dの輪郭情報をもとにして、前記4D-CT画像に2Dの輪郭線を重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の粒子線治療システム。
  4. 前記位置決め計算機は、4D補間画像の生成時に使用した補間情報を、患者別にまたは照射体位別に分類して保存することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の粒子線治療システム。
  5. 前記位置決め計算機は、4D補間画像の生成時に使用した補間情報を、部位別に分類して保存することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の粒子線治療システム。
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