JP6249201B2 - ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークシステムに関し、特に、網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステム(クラスタ・ツリーネットワークシステム)に関するものである。
従来、複数のノードと網管理サーバとを接続するネットワークとして、クラスタ・ツリーネットワークが知られている。図7は、クラスタ・ツリーネットワークの構成を示すネットワーク構成図である。図7の例では、網管理サーバ100を頂点として、ノード1〜10がツリー状に接続されている。各ノード1〜10は他の1つ又は複数のノードと接続されるが、その接続には方向が定義されている。即ち、各ノード1〜10は、接続されるノードについて親ノードか子ノードかを区別する。ノード1〜10の各々は、1つの親ノードを有する。複数のノードのうち、ブランチノードは、1つ又は複数の子ノードを有し、リーフノードは、子ノードがなく、親ノードのみを有する。
このようなクラスタ・ツリーネットワークは、例えば、センサネットワークとして応用され得る。この場合には、ノード1〜10にそれぞれセンサが接続される。クラスタ・ツリーネットワーク構造を用いることで、各ノード1〜10がセンサの検出値を網管理サーバ100に送信して、網管理サーバ100で各ノードにおけるセンサ検出値を一括管理するというセンサネットワークを構成できる。例えば、センサとして、電気の検針をするセンサや放射線の線量計などが採用される。その場合、ノード1〜10を住戸やモニタリングポストとすれば、各住戸における電気の使用料や各モニタリングポストにおける放射線量の情報を網管理サーバ100で一括収集できる。したがって、検針員が各住戸を廻って検針したり、計測員が各モニタリングポストを廻って計測値を確認する必要がなくなる。
このようなクラスタ・ツリーネットワークでは、各ノードのアドレスとして、親ノードのアドレスを一部に含むアドレスを採用できる(例えば、特許文献1を参照)。図8は、アドレスの例を示す図である。図8の例において、アドレスは、8位である。図8の例のアドレス1000において、「0」でない最も下位の数字1001が親ノードから見た自ノードアドレスの特徴部分である。それより上位の部分1002は、親ノードのアドレスを示す部分である。また、親ノードのアドレスを示す部分1002の最下位を除く部分1003はその親ノードのさらに親のノードのアドレスを示す部分である。
具体的には、「0」でない最も下位の数字「2」が親ノードから見た自ノードアドレスの特徴部分であり、それより上位の部分「1:2:1:1:1」は、親ノードのアドレスの実効部分であり、親ノードのアドレスを示す部分「1:2:1:1:1」の最下位「1」を除く部分「1:2:1:1」はその親ノードのさらに上位のノードのアドレスの実効部分である。
このようなアドレス体系によれば、各ノードのアドレスには、その上位のノードのアドレス情報が含まれており、その上位のノードのアドレス情報には、さらにその上位のノードのアドレス情報が含まれているので、各ノードのアドレスは、即ち、網管理サーバから当該ノードへの経路情報を示していることになる。
網管理サーバ100には、すべての子ノードのアドレスが記憶されている。また、各ノードには、自己の親ノードのアドレス及び子ノードのアドレスが記憶されている。網管理サーバ100は、特定のノードにデータを送信する場合には、最上位ノードに対して宛先の子ノードのアドレスを特定して送信する。図9は、網管理サーバ100からアドレス「1:2:1:1:2:0:0:0」を有するノード10にデータを送信する例を示している。図9の例において、網管理サーバ100は、ノード10のアドレス「1:2:1:1:2:0:0:0」を送信アドレスとして、データを送信する。
ノード1は、送信アドレスとしてアドレス「1:2:1:1:2:0:0:0」を含む送信データを受信して、自アドレス「1:0:0:0:0:0:0:0」と比較して、送信アドレスに自アドレスが含まれているので、この送信データを送信する。ノード1の子ノードであるノード2及びノード3は、送信アドレス「1:2:1:1:2:0:0:0」と自アドレスを比較する。ノード2では、自アドレスが「1:1:0:0:0:0:0:0」であるところ、送信アドレスにはこのアドレスが含まれていないので、ノード2はこの受信した送信データを破棄する。ノード3では、自アドレスが「1:2:0:0:0:0:0:0」であるところ、送信アドレスにはこのアドレスが含まれているので、ノード3はこのデータをさらに転送すべく送信する。
以下同様にして、ノード6、ノード8、及びノード10が順に転送された送信データを受信する。送信データがノード10に辿り着くと、ノード10は、送信データに含まれる送信アドレスと自アドレスとが一致するので、この送信データを自分宛のデータとして受領する。
このように、アドレスに経路情報を含めるというアドレス体系によれば、各ノードは、自己の子ノードのアドレスを管理するだけでよく、各ノードがすべてのノードのルーティングテーブルを記憶しておく必要がなくなるので、各ノードのアドレス付与やルーティング時の負荷を軽減できる。
特開2010−11084号公報
しかしながら、クラスタ・ツリーネットワークにおいて、上述のようにアドレスに経路情報が含まれる場合には、ネットワークの一部のリンクにおいて、通信障害等の原因によりリンクの切断が発生して、ツリー構造を変更する必要が生じた場合に、元のアドレスのままでは通信経路を指定できなくなる。即ち、一部のリンクを変更した場合には、それより下位のノードはすべてルートが変更されることになるので、変更されたリンクより下位の全てのノードのアドレスを再割り当てしなければならない。
図10は、この問題を説明するネットワーク構成図である。図10のクラスタ・ツリーネットワークは、図7のものに対応している。図10(a)は、ノード8がノード6を親ノードとしていたところ、このノード6とノード8との間に通信障害が発生して、ノード6とノード8との通信ができなくなった状況を示している。ノード8は、周囲のノードの中から新たな親ノードとなるノードを探索する。図10(b)では、ノード8は、ノード5を新たな親ノード(網の切り替え先ノード)として決定している。
図11(a)はネットワーク再構築前の各ノードのアドレスを示しており、図11(b)はノード8の親ノードをノード5に変更した後の各ノードのアドレスを示している。ノード8は、元々はノード6を親ノードとしていたため、図11(a)に示すように、ノード8及びノード8より下位のすべてのノード(ノード9及びノード10)は、「1:2:1:1:X:X:X:X」というアドレスを有していたが、ノード5を新たなノードとした場合には、図11(b)に示すように、ノード8のアドレスを、ノード5のアドレス「1:1:2:0:0:0:0:0」の情報を含む「1:1:2:1:0:0:0:0」とするだけでなく、ノード8の下位のすべてのノード(ノード9及びノード10)についても、「1:1:2:1:X:X:X:X」というアドレスに変更しなければならない。
このように、一部のノードについて網の切り替え(接続先の変更)をした場合には、網の切り替えをしたノードのみならず、その下位のすべてのノードについてもアドレスを再割当てしなければならないので、ネットワークの再構成するために時間がかかってしまうという問題がある。例えば、図12(a)に示すように、道路に沿ってノードが設置される場合など、多段接続を行うような態様も想定される。この場合、上位のノードで網の切り替えを行う場合には、ネットワーク内の多くのノードでアドレスの再割当てをしなければならないので、問題は顕著となる。
また、図12(b)に示すようにノードが接続されるマルチホップシステムでは、経路の途中が交差点等でさえぎられる等により、データの収集が困難になった場合でも、他の通信経路に網を切り替えることでデータの収集が可能になる。このとき、多数の子ノードを引き連れた網の切替え(接続先の切替え)が発生する。ところが、上記従来のシステムでは、このようなホップ数の長いネットワークを構築することについては考慮されていない。すなわち、上記従来のシステムでは、ホップ数が長くなるほど、下位のノードに長いアドレスが必要になるので、その結果、ノード間の通信データ量(パケット長)が大きくなり、通信時の消費電力が大きくなるという問題がある。特に、放射線の線量計のシステムの場合には、限られた電源(電池など)でノードを駆動することが多く、ホップ数の長いネットワークを構築することが困難であった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することのできるネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明のネットワークシステムは、網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、前記ノードは、ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶するID情報記憶部と、当該ノードの親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、前記第1のID情報を送信する送信部と、前記ノード間通信を行うときに、当該ノードの親ノードまたは子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報に更新するID情報更新部と、を備え、当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられる構成を有している。
この構成により、ノード間通信を行うときには、第1のID情報が送信される。第1のID情報は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、各ノードは、そのノードの親ノードの第1のID情報と、そのノードの子ノードの第1のID情報と第2のID情報の対応関係を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となり、ノードのメモリを節約することができる。
また、本発明のネットワークシステムは、網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、前記ノードは、ネットワーク内における当該ノードのID情報である第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶し、当該ノードが親ノードである場合には、ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第3のID情報を記憶し、前記第1のID情報には、前記第2のID情報と、当該ノードの親ノードの前記第3のID情報とが含まれるID情報記憶部と、当該ノードの親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、前記第1のID情報を送信し、当該ノードが親ノードである場合には、さらに前記第3のID情報を送信する送信部と、前記ノード間通信を行うときに、当該ノードが子ノードと通信する場合には、当該ノードの子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定し、当該ノードが親ノードと通信する場合には、当該ノードの親ノードから送信された前記第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第1のID情報と前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報を用いて更新するID情報更新部と、を備え、当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられる構成を有している。
この構成により、ノード間通信を行うときには、第1のID情報(そのノードが親ノードである場合には、第1のID情報と第3のID情報)が送信される。第1のID情報(および第3のID情報)は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、各ノードは、そのノードの親ノードの第3のID情報と、そのノードの子ノードごとの第2のID情報を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となり、ノードのメモリを節約することができる。
また、本発明のネットワークシステムは、網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、前記ノードは、ネットワーク内における当該ノードのID情報である第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶し、当該ノードが親ノードである場合には、ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第3のID情報を記憶し、前記第1のID情報には、前記第2のID情報と、当該ノードの親ノードの前記第3のID情報とが含まれるID情報記憶部と、当該ノードの親ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとして当該ノードの前記第1のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして前記親ノードの前記第3のID情報を送信し、当該ノードの子ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとして当該ノードの前記第3のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして前記子ノードの前記第1のID情報を送信する送信部と、前記ノード間通信を行うときに、当該ノードが子ノードと通信する場合には、当該ノードの子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定し、当該ノードが親ノードと通信する場合には、当該ノードの親ノードから送信された前記第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第1のID情報と前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報を用いて更新するID情報更新部と、を備え、当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられる構成を有している。
この構成により、ノード間通信を行うときには、第1のID情報と第3のID情報が送信される。第1のID情報および第3のID情報は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、各ノードは、そのノードの親ノードの第3のID情報と、そのノードの子ノードごとの第2のID情報を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となり、ノードのメモリを節約することができる。
本発明は、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することができるという効果を有するネットワークシステムを提供することができるものである。
本発明の第1の実施の形態におけるネットワークシステム(ネットワーク再構築前)の説明図 本発明の第1の実施の形態におけるネットワークシステム(ネットワーク再構築後)の説明図 本発明の第1の実施の形態における網管理サーバのブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるノードのブロック図 本発明の第2の実施の形態におけるネットワークシステム(ネットワーク再構築前)の説明図 本発明の第2の実施の形態におけるネットワークシステム(ネットワーク再構築後)の説明図 従来のクラスタ・ツリーネットワークの構成を示すネットワーク構成図 従来のクラスタ・ツリーネットワークにおけるアドレスの例を示す図 従来のクラスタ・ツリーネットワークにおけるデータの送信を説明するネットワーク構成図 (a)従来のクラスタ・ツリーネットワークにおけるリンクの切断が発生した状況を示すネットワーク構成図 (b)従来のクラスタ・ツリーネットワークにおける網の切り替えが行なわれた状況を示すネットワーク構成図 (a)従来のクラスタ・ツリーネットワークにおけるネットワーク再構築前の各ノードのアドレスを示す図 (b)従来のクラスタ・ツリーネットワークにおけるネットワーク再構築後の各ノードのアドレスを示す図 (a)ホップ数の長いネットワークの構成を示すネットワーク構成図 (b)ホップ数の長いネットワークにおける網の切替え(子ノード配下を引き連れた接続先の変更)の説明図
以下、本発明の実施の形態のネットワークシステムについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、電気使用量の検針や放射線量の計測等に用いられるネットワークシステムの場合を例示する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のネットワークシステムの構成を、図面を参照して説明する。図1および図2は、本実施の形態のネットワークシステムの説明図である。図1および図2に示すように、本実施の形態のネットワークシステムは、網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステム(クラスタ・ツリーネットワークシステム)である。
以下の説明では、ノード間の接続をリンクともいう。以下の実施の形態では、ノード同士は無線で接続され、最上位のノード(中継器)と網管理サーバとは有線で接続されるが、本発明はこれに限られず、一部又は全部のノード同士が有線で接続されていてもよく、最上位のノードと網管理サーバが無線で接続されてもよい。また、以下の説明では、網管理サーバからノードへの送信を下り送信といい、ノードから網管理サーバに向けた送信を上り送信という。
また、以下の説明において、子ノード及び親ノード、上位及び下位という用語は、あるノード又は網管理サーバから見た相対的な概念である。従って、あるノードは、その1つ上位のノードから見ると子ノードとなり、その1つ下位のノードから見ると親ノードとなる。また、網管理サーバからあるノードへ、又はあるノードから網管理サーバにデータを送信する際の各ノードにおけるデータの転送をホップともいい、送信元からの転送の回数をホップ数ともいう。クラスタ・ツリーネットワークは、複数回のホップによってデータを伝達するマルチホップネットワークの一種である。
なお、本実施の形態のマルチホップネットワークでは、ネットワークが1つである場合について説明しているが、ネットワークの数は複数でもよい。複数のネットワークがある場合には、ネットワーク毎のID情報が付与される。
図3は、第1の実施の形態の網管理サーバの構成を示すブロック図である。網管理サーバ10は、送信部11、送信アドレス生成部12、ノード管理テーブル記憶部13、ノード管理テーブル更新部14、及び受信部15を備えている。
受信部15は、直下の子ノードから送信データを受信し、そこから必要な情報を抽出する。受信部15が受信する送信データには、通常時にツリー内のノードから送られてくる情報(例えば、検針情報等のセンサ検出値)やノードが親ノードの変更(網の切り替え)をした際に送信されてくる網の切り替え情報が含まれている。受信部15は、送信データからこれらの情報を抽出する。本実施の形態では、特に、ネットワーク内で一部のノードの網の切り替えが行なわれて、受信部15が網の切り替え情報を受信する場合について説明する。
ノード管理テーブル更新部14は、受信部15にて受信した網の切り替え情報に基づいて、ノード管理テーブル記憶部13に記憶されたノード管理テーブルを更新する。送信アドレス生成部12は、網管理サーバ10から特定のノードにデータを送信する場合に、ノード管理テーブル記憶部13に記憶されたノード管理テーブルに基づいて、送信データに含める送信アドレスを生成する。送信部11は、送信アドレス生成部12にて生成された送信アドレスを用いて、送信データを生成して、最上位ノードに送信データを送信する。
図4は、ノードの構成を示すブロック図である。ノード20は、送信部21、ID情報記憶部22、ノード特定部23、ID情報更新部24、及び受信部25を備えている。
受信部25は、下り送信の場合には、親ノードから送信データを受信して、必要な情報を抽出し、上り送信の場合には、子ノードから送信データを受信して、必要な情報を抽出する。
ID情報記憶部22には、二つのID情報(第1のID情報と第2のID情報)が記憶されている。第1のID情報(図では、ID−1)は、ネットワーク内でユニークなID情報であり、そのノードまでの経路情報を含まないID情報である。第2のID情報(図では、ID−2)は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてユニークなID情報であり、そのノードまでの経路情報の一部を構成するID情報である。図1の例では、ノードGの第1のID情報は「08」であり、ノードGの第2のID情報は「03」である。また、ノードJの第1のID情報は「11」であり、ノードJの第2のID情報は「02」である。この場合、ノードJの第2のID情報「02」は、ノードJまでの経路情報「03−03−02」の一部(最後の「02」の部分)を構成している。
送信部21は、そのノードの親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、第1のID情報を、送信元アドレスおよび送信先アドレスとして送信する。送信元アドレスは、送信元のノードを示すアドレスであり、送信先アドレスは、送信先のノードを示すアドレスである。例えば、図1において、ノードGがノードJとノード間通信を行う場合(ノードGからノードJにデータ送信を行う場合)には、送信元アドレスとしてノードGの第1のID情報「08」が送信され、送信先アドレスとしてノードJの第1のID情報「11」が送信される。
ノード特定部23は、ノード間通信を行うときに、そのノードの親ノードまたは子ノードから送信された第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定する。例えば、図1において、ノードGがノードJとノード間通信を行う場合(ノードGからノードJにデータ送信を行う場合)には、ノードJは、ノードGから送信された送信元アドレス「08」から、通信相手のノードが「ノードG」であることを特定する。
ID情報更新部24は、網の切り替えによって、そのノードの接続先が変わったときに第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報に更新する。例えば、図2に示すように、ノードGの親ノードが「ノードC」から「ノードD」に網の切り替えがおこなわれた場合には、ノードGの第2のID情報が「03」から「02」に更新される。この場合、ノードGの配下のノード(ノードIとノードJ)は、第2のID情報を更新する必要がない。
本実施の形態では、各ノードまでの経路情報として、そのノードまでの経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。例えば、図1において、ネットワーク再構築前のノードJまでの経路情報「03−03−02」は、ノードCの第2のID情報「03」とノードGの第2のID情報「03」とノードJの第2のID情報「02」で構成される。また、図2において、ネットワーク再構築後のノードJまでの経路情報「01−01−02−02」は、ノードAの第2のID情報「01」とノードDの第2のID情報「01」とノードGの第2のID情報「02」とノードJの第2のID情報「02」で構成される。
このような第1の実施の形態のネットワークシステムによれば、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することができる。
すなわち、本実施の形態では、ノード間通信を行うときには、第1のID情報が送信される。第1のID情報は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、各ノードは、そのノードの親ノードの第1のID情報と、そのノードの子ノードの第1のID情報と第2のID情報の対応関係を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となり、ノードのメモリを節約することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のネットワークシステムについて説明する。ここでは、第2の実施の形態のネットワークシステムが、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
図5および図6は、本実施の形態のネットワークシステムの説明図である。本実施の形態では、そのノードが親ノードである場合には、ID情報記憶部22に、第3のID情報(図では、ID−3)が記憶される。第3のID情報は、ネットワーク内でユニークなID情報であり、そのノードまでの経路情報を含まないID情報である。第2のID情報(図では、下線が付されている)は、第1の実施の形態と同様であり、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてユニークなID情報であり、そのノードまでの経路情報の一部を構成するID情報である。本実施の形態では、第1のID情報に、そのノードの第2のID情報と、そのノードの親ノードの第3のID情報が含まれる。図5の例では、ノードGの第1のID情報は「03−03」であり、ノードGの第2のID情報は「03」であり、ノードGの第3のID情報は「05」である。ノードGの第1のID情報は「03−03」には、ノードGの第2のID情報「03」と、ノードGの親ノードであるノードCの第3のID情報「03」が含まれている。また、ノードJの第1のID情報は「05−02」であり、ノードJの第2のID情報は「02」である。ノードJは、親ノードでない(子ノードでない)ため、第3のID情報は有していない。
送信部21は、そのノードが親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、第1のID情報を、送信元アドレスおよび送信先アドレスとして送信する。また、そのノードが親ノードである場合には、第1のID情報と第3のID情報を、送信元アドレスおよび送信先アドレスとして送信する。例えば、図5において、ノードGからノードJにデータ送信を行う場合には、送信元アドレスとしてノードGの第1のID情報「03−03」と第3のID情報「05」が送信され、送信先アドレスとしてノードJの第1のID情報「05−02」が送信される。ノードJは第3のID情報を有していないので、送信先アドレスとしてノードJの第3のID情報は送信されない。一方、ノードJからノードGにデータ送信を行う場合には、送信元アドレスとしてノードJの第1のID情報「05−02」が送信され、送信先アドレスとしてノードGの第1のID情報「03−03」と第3のID情報「05」が送信される。ノードJは第3のID情報を有していないので、送信元アドレスとしてノードJの第3のID情報は送信されない。
ノード特定部23はノード間通信を行うときに、そのノードが子ノードと通信する場合には、そのノードの子ノードから送信された第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定する。一方、そのノードが親ノードと通信する場合には、そのノードの親ノードから送信された第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定する。例えば、図5において、ノードGからノードJにデータ送信を行う場合には、ノードJは、ノードGから送信された送信元アドレスのうちの第3のID情報「05」から、通信相手のノードが「ノードG」であることを特定する。一方、ノードJからノードGにデータ送信を行う場合には、ノードGは、ノードJから送信された送信元アドレスのうちの第1のID情報「05−02」から、通信相手のノードが「ノードJ」であることを特定する。
ID情報更新部24は、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、第1のID情報と第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報を用いて更新する。例えば、図6に示すように、ノードGの親ノードが「ノードC」から「ノードD」に網の切り替えされた場合には、ノードGの第1のID情報が「03−03」から「04−02」に更新される。このとき、ノードGの第2のID情報(第1のID情報に含まれている)も「03」から「02」に更新されている。この場合、ノードGの配下のノード(ノードIとノードJ)は、第1のID情報や第2のID情報を更新する必要がない。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、各ノードまでの経路情報として、そのノードまでの経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。例えば、図5において、ネットワーク再構築前のノードJまでの経路情報「03−03−02」は、ノードCの第2のID情報「03」とノードGの第2のID情報「03」とノードJの第2のID情報「02」で構成される。また、図6において、ネットワーク再構築後のノードJまでの経路情報「01−01−02−02」は、ノードAの第2のID情報「01」とノードDの第2のID情報「01」とノードGの第2のID情報「02」とノードJの第2のID情報「02」で構成される。
このような第2の実施の形態のネットワークシステムによっても、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することができる。
すなわち、本実施の形態では、ノード間通信を行うときには、第1のID情報(そのノードが親ノードである場合には、第1のID情報と第3のID情報)が送信される。第1のID情報(および第3のID情報)は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、各ノードは、そのノードの親ノードの第3のID情報と、そのノードの子ノードごとの第2のID情報を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態のネットワークシステムについて説明する。ここでは、第3の実施の形態のネットワークシステムが、第2の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第2の実施の形態と同様である。
本実施の形態において、送信部21は、そのノードの親ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとしてそのノードの第1のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして親ノードの第3のID情報を送信する。また、そのノードの子ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとしてそのノードの第3のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして子ノードの第1のID情報を送信する。例えば、図5において、ノードGからノードJにデータ送信を行う場合には、送信元アドレスとしてノードGの第3のID情報「05」が送信され、送信先アドレスとしてノードJの第1のID情報「05−02」が送信される。一方、ノードJからノードGにデータ送信を行う場合には、送信元アドレスとしてノードJの第1のID情報「05−02」が送信され、送信先アドレスとしてノードGの第3のID情報「05」が送信される。
ノード特定部23は、ノード間通信を行うときに、そのノードが子ノードと通信する場合には、そのノードの子ノードから送信された第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定する。一方、そのノードが親ノードと通信する場合には、そのノードの親ノードから送信された第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定する。例えば、図5において、ノードGからノードJにデータ送信を行う場合には、ノードJは、ノードGから送信された送信元アドレスである第3のID情報「05」から、通信相手のノードが「ノードG」であることを特定する。一方、ノードJからノードGにデータ送信を行う場合には、ノードGは、ノードJから送信された送信元アドレスである第1のID情報「05−02」から、通信相手のノードが「ノードJ」であることを特定する。
このような第3の実施の形態のネットワークシステムによっても、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することができる。
すなわち、本実施の形態では、ノード間通信を行うときには、第1のID情報と第3のID情報が送信される。第1のID情報および第3のID情報は、ホップ数に応じてデータ量が増加しない情報である。したがって、従来のようにホップ数が増えたときにノード間通信時の通信データ量が増加することがなく、ノード間通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、経路情報として、経路に含まれるノードの第2のID情報が用いられる。第2のID情報は、そのノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報であり、経路情報の一部を構成する情報である。したがって、ノードごとにユニークなID情報を用いる場合に比べて、ID情報のデータ量を減らすことができ、通信時の消費電力を抑えることができる。
また、本実施の形態では、そのノードの親ノードの網の切り替えが行われた場合であっても、子ノードおよびその配下のノードのID情報(第1のID情報および第2のID情報)は不変のままである。したがって、ネットワークの構成変更を行うときに、子ノード配下を引き連れて接続先の変更を行うことができる為、子ノード配下にある各ノードのアドレス変更に伴う通信が不要となり、その結果、消費電力を抑えることができる。さらに、ネットワークの構成変更を短時間で行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、各ノードは、そのノードの親ノードの第3のID情報と、そのノードの子ノードごとの第2のID情報を、管理すればよい。したがって、全ノードのルーティングテーブルは不要となる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかるネットワークシステムは、ノードの網の切り替えが行われた場合にネットワークの構成変更を容易に行うことのできるとともに、ノード間通信時の消費電力を抑えることができ、ホップ数の長いネットワークを構築することができるという効果を有し、電気使用量の検針や放射線量の計測等に用いられ、有用である。
10 網管理サーバ
11 送信部
12 送信アドレス生成部
13 ノード管理テーブル記憶部
14 ノード管理テーブル更新部
15 受信部
20 ノード
21 送信部
22 ID情報記憶部
23 ノード特定部
24 ID情報更新部
25 受信部

Claims (3)

  1. 網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、
    前記ノードは、
    ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶するID情報記憶部と、
    当該ノードの親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、前記第1のID情報を送信する送信部と、
    前記ノード間通信を行うときに、当該ノードの親ノードまたは子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、
    当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報に更新するID情報更新部と、
    を備え、
    前記第1のID情報は、当該ネットワーク内ごとにユニークなID情報であり、
    前記第2のID情報は、当該ノードの親ノードの経路情報を含まず、
    当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、
    前記ノードは、
    ネットワーク内における当該ノードのID情報である第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶し、
    当該ノードが親ノードである場合には、ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第3のID情報を記憶し、前記第1のID情報は、前記第2のID情報と、当該ノードの親ノードの前記第3のID情報とから構成されるID情報記憶部と、
    当該ノードの親ノードまたは子ノードとノード間通信を行うときに、前記第1のID情報を送信し、当該ノードが親ノードである場合には、さらに前記第3のID情報を送信する送信部と、
    前記ノード間通信を行うときに、当該ノードが子ノードと通信する場合には、当該ノードの子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定し、
    当該ノードが親ノードと通信する場合には、当該ノードの親ノードから送信された前記第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、
    当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第1のID情報と前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報を用いて更新するID情報更新部と、
    を備え、
    前記第1のID情報は、当該ネットワーク内ごとにユニークなID情報であり、
    前記第2のID情報は、当該ノードの親ノードの経路情報を含まず、
    当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 網管理サーバを頂点として複数のノードがツリー状に接続されるネットワークシステムであって、
    前記ノードは、
    ネットワーク内における当該ノードのID情報である第1のID情報と、当該ノードの親ノードに対する子ノードとしてのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報の一部を構成する第2のID情報とを記憶し、当該ノードが親ノードである場合には、ネットワーク内における当該ノードのID情報でありかつ当該ノードまでの経路情報を含まない第3のID情報を記憶し、前記第1のID情報は、前記第2のID情報と、当該ノードの親ノードの前記第3のID情報とから構成されるID情報記憶部と、
    当該ノードの親ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとして当該ノードの前記第1のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして前記親ノードの前記第3のID情報を送信し、当該ノードの子ノードとノード間通信を行う場合には、送信元アドレスとして当該ノードの前記第3のID情報を送信するとともに送信先アドレスとして前記子ノードの前記第1のID情報を送信する送信部と、
    前記ノード間通信を行うときに、当該ノードが子ノードと通信する場合には、当該ノードの子ノードから送信された前記第1のID情報に基づいて通信相手のノードを特定し、当該ノードが親ノードと通信する場合には、当該ノードの親ノードから送信された前記第3のID情報に基づいて通信相手のノードを特定するノード特定部と、
    当該ノードの親ノードの網の切り替えが行われたときに、前記第1のID情報と前記第2のID情報を、網の切り替え後の親ノードに対する子ノードとしてのID情報を用いて更新するID情報更新部と、
    を備え、
    前記第1のID情報は、当該ネットワーク内ごとにユニークなID情報であり、
    前記第2のID情報は、当該ノードの親ノードの経路情報を含まず、
    当該ノードまでの経路情報として、当該ノードまでの経路に含まれるノードの前記第2のID情報が用いられることを特徴とするネットワークシステム。
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