JP2015170970A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる通信方式の子機が混在する場合でもアドレスの設定による通信エラーが起こりにくい通信システムを提供する。
【解決手段】通信ネットワーク1を構成するノードとして、親機20と、複数台の子機10と、中継親機30,31を備える。子機10は、複数種類の通信方式から通信に使用する通信方式を選択可能であり、無線通信方式を選択した子機を無線子機11とし、電力線搬送通信方式を選択した子機を有線子機12,13とする。中継親機30,31は、互いに通信方式が異なるノード間に接続されて、通信方式が異なるノード間の通信を中継するように構成される。親機20は、親機20の配下に接続された無線子機11と、中継親機30,31の配下に接続された有線子機12,13とに、個別のアドレスを割り当てるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムに関し、より詳細には、親機と、通信方式が異なる複数種類の子機との間でマルチホップ通信を行う通信システムに関する。
従来、親機と複数台の子機とで構成され、親機と子機との間で情報を伝送する場合に他の子機が情報を中継するマルチホップ通信を行う通信システムがあった(例えば特許文献1参照)。この通信システムでは、子機として、無線通信と電力線搬送通信との両方を行うハイブリッド子機を備えている。このハイブリッド子機は、無線通信を行うための無線通信インターフェースと、電力線搬送通信を行うための電力線搬送通信インターフェースと、無線通信と電力線搬送通信の何れを行うかを選択する選択処理部を備えている。そして、選択処理部は、無線通信インターフェースおよび電力線搬送通信インターフェースのうちルートコストが小さくなる方を選択しており、ルートコストに応じて通信方式を選択している。
特開2013−187849号公報
特許文献1に記載された通信システムでは、1つの通信ネットワーク内に、無線通信方式で通信を行う子機と、電力線搬送通信方式で通信を行う子機が混在している。ところで、無線通信方式で使用するアドレスと、電力線搬送通信方式で使用するアドレスとはアドレス体系(例えばアドレスのデータサイズなど)が異なっている。無線通信方式で通信する子機には、無線通信のコンセントレータによってアドレスが割り当てられる。また、電力線搬送通信方式で通信する子機には、電力線搬送通信のコンセントレータによってアドレスが割り当てられる。そのため、無線通信方式で通信する子機と、電力線搬送通信方式で通信する子機とに同じアドレスが割り当てられる可能性があり、別々の子機に同じアドレスが割り当てられることによって、通信エラーが発生する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、異なる通信方式の子機が混在する場合でもアドレスの重複設定による通信エラーが起こりにくい通信システムを提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、通信ネットワークを構成するノードとして、親機と、複数台の子機と、1乃至複数台の中継親機とを備える。複数台の前記子機は、複数種類の通信方式から通信に使用する通信方式を選択可能であるハイブリッド子機を含む。前記中継親機は、互いに通信方式が異なる前記ノード間に接続されて、通信方式が異なる前記ノード間の通信を中継するように構成される。前記親機は、前記親機の配下に接続された前記子機と、1乃至複数台の前記中継親機の配下に接続された前記子機との各々にアドレスを割り当てるように構成される。
この通信システムにおいて、前記ハイブリッド子機は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェースを備え、複数の前記通信インターフェースは、同一のMACアドレスが割り当てられるように構成されることも好ましい。
この通信システムにおいて、以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記ハイブリッド子機は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェースを備える。複数の前記通信インターフェースは、前記通信ネットワーク内で前記ノードを特定するために使用されるノードIDが同一となるように構成される。
この通信システムにおいて、前記ハイブリッド子機は、前記ノードIDに、前記ハイブリッド子機で選択される通信方式を示す識別符号を付加したアドレスを使用するように構成されることも好ましい。
この通信システムにおいて、送信元ノードと送信先ノードとの間で通信経路を指定するソースルーティングを行ってデータが送信され、前記通信経路の途中に1乃至複数台の前記中継親機が存在する場合、以下のように構成されることも好ましい。前記送信元ノードは、前記中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信するように構成される。前記中継親機は、前記データを受信した場合に、前記送信先ノードまでに他の中継親機が存在していれば前記他の中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信するように構成される。また、前記中継親機は、前記データを受信した場合に、前記送信先ノードまでに他の中継親機が存在しなければ前記送信先ノードまでの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信するように構成される。
本発明によれば、親機が、親機の配下にある子機と、中継親機の配下にある子機とにアドレスを割り当てており、通信方式の異なる複数種類の子機に対して1台の親機がアドレスを割り当てることで、アドレスの重複設定が起こりにくくなる。よって、異なる通信方式の子機が混在する場合でもアドレスの重複設定による通信エラーが起こりにくくなる。
本実施形態の通信システムの一例を示す図である。 本実施形態の通信システムを構成する子機のブロック図である。 本実施形態の通信システムを構成する親機のブロック図である。 本実施形態の通信システムを構成する中継親機のブロック図である。
以下に説明する実施形態は、電力の需要家において電力メータに子機が付設され、複数台の子機がそれぞれ電力メータから取得した検針データをサーバに集約するために、サーバと通信する1台の親機と複数台の子機とが通信する場合を想定して説明する。ただし、子機の機能は検針データの収集にとどまらず、需要家が使用する電気機器が所定の通信機能を有する場合、当該電気機器と通信することにより、電力エネルギーを管理する機能を子機に付与することも可能である。
サーバは、電力会社、または電力会社から委託されたサービス提供会社が運営する管理サーバを想定している。サーバは、1台のコンピュータを意味するのではなく、複数台のコンピュータで実現されてもよい。また、サーバは、複数階層に階層化された通信ネットワークを構築してもよい。例えば、管理サーバと通信する複数台の中継装置とで上位の通信ネットワークが構築され、中継装置ごとに、複数台の子機からデータを集約する親機と通信する下位の通信ネットワークが構築されてもよく、この場合は管理サーバと中継装置とでサーバが構成される。
なお、以下に説明する実施形態は、電力の管理の用途に制限されるものではない。すなわち、親機と複数台の子機との間で通信を行う通信システムであって、親機との間で情報を伝送する子機が他の子機による情報の中継を許容するマルチホップ通信を行う場合であれば適用可能である。以下の実施形態では、具体的な使用例については詳述せず、主として、親機と子機と中継親機とで通信システムを構築する機能について説明する。
図1に本実施形態の通信システムの一例を示す。図1に示す通信ネットワーク1は、通信ネットワーク1を構成するノードとして、1台の親機20と、複数台の子機10と、複数台(本実施形態では2台)の中継親機30,31とを備えている。
子機10は、複数種類の通信方式から通信に使用する通信方式を選択可能であるハイブリッド子機である。本実施形態の子機10は、無線通信方式と電力線搬送通信方式のように物理層が異なる通信方式が選択可能なハイブリッド子機である。なお、ハイブリッド子機は、無線通信方式と電力線搬送通信方式とが選択可能な子機に限定されず、同じ無線通信方式でも、使用する電波の周波数帯や変調方式が通信方式として選択可能な子機でもよい。子機10が使用する電波の周波数帯や変調方式が異なれば、データの到達範囲や信号干渉範囲が異なってくる。このように、ハイブリッド子機は、情報の到達範囲が異なる複数種類の通信方式から、通信に使用する通信方式を選択できればよい。
子機10は、図2に示すように、制御部100と、記憶部110と、通信部120とを備える。本実施形態の子機10は、需要家の電力メータから検針データを取得し、親機20に検針データを伝送する。なお、子機10は、需要家が使用する機器のうち通信機能を有する機器との間で通信することにより、機器の動作を管理(管理や設定)することが可能になっている。また、子機10は電力メータに付設されてもよいし、通信機能を有する電力メータ(いわゆるスマートメータ)でもよい。
制御部100は、マイクロコンピュータのようにプログラムに従って動作するデバイスを主たるハードウェア要素として備える。制御部100は、通信ルートを構築する処理を行うルート構築部101と、構築された通信ルートを用いて通信を行う通信処理部102と、無線通信方式および電力線搬送通信方式のうち何れの通信方式で通信するかを選択する選択処理部103とを備える。
記憶部110は、制御部100を動作させるためのプログラムを記憶するほか、少なくとも、第1のノードテーブル111と第2のノードテーブル112とを備える。第1のノードテーブル111には、無線通信方式でマルチホップ通信を行う場合に用いられるノードテーブルが記憶されている。第2のノードテーブル112には、電力線搬送通信方式でマルチホップ通信を行う場合に用いられるノードテーブルが記憶されている。なお、記憶部110は、制御部100とは別のデバイスを用いてもよいし、制御部100と一体化されていてもよい。
通信部120は、無線通信を行うために電波の送受信を行う第1の通信インターフェース121と、配電線を介した電力線搬送通信を行うための第2の通信インターフェース122とを備える。以下では、「第1の通信インターフェース」を「第1通信I/F」と略称し、「第2の通信インターフェース」を「第2通信I/F」と略称する。子機10において、第1通信I/F121と第2通信I/F122とのどちらを用いるかは、ルート構築部101によるルートの構築結果に基づいて選択処理部103が決定する。
ところで、子機10と親機20と中継親機30,31とで構成される通信ネットワーク1は、親機20との間で情報を伝送する子機10が他の子機10による情報の中継を許容するマルチホップ通信を行うから、どの子機10を中継に用いるかを選択する必要がある。そのため、子機10ごとに通信品質が良好であるルート(経路)をあらかじめ探索して記憶し、あらかじめ探索した通信品質のよいルートを利用して親機20との間で通信を行う。また、子機10は、親機20との間の情報の伝送に失敗した場合、同じルートで再送を行ったり、次に通信品質の良い迂回ルートに切り替えて送信を行ったりする。これらの技術は周知技術であるから説明を省略する。
本実施形態の通信システムは、互いに通信方式が異なる複数の通信ネットワークが混在するような通信システムである。図1の例では、通信ネットワーク1内に、無線通信方式で通信を行う通信ネットワーク2と、電力線搬送通信方式で通信を行う通信ネットワーク3,4が混在している。ここで、通信ネットワーク2を構成する子機10は、例えば戸建て住宅のように1つの建物を占有する需要家内に設置され、無線通信方式を選択する。通信ネットワーク3を構成する子機10は、例えば集合住宅やテナントビルのように一つの建物を共用する複数の需要家内に設置され、配電線41を伝送媒体とした電力線搬送通信を行っている。通信ネットワーク4を構成する子機10は、例えば集合住宅やテナントビルのように一つの建物を共用する複数の需要家内に設置され、配電線42を伝送媒体とした電力線搬送通信を行っている。以下では、通信ネットワーク2内の子機10を無線子機11と表記し、通信ネットワーク3内の子機10を有線子機12と表記し、通信ネットワーク4内の子機10を有線子機13と表記する。
次に親機20について説明する。親機20は、図3に示すように、制御部200と、記憶部210と、通信部220とを備える。親機20は、無線子機11および中継親機30,31とともに通信ネットワーク2を構成し、無線通信方式で通信を行う。親機20は、通信ネットワーク1に属する全ての子機10(つまり、子機11,12,13)からデータを収集する。親機20は、例えば光ファイバーケーブルを介して電力会社のサーバ50に接続されており、配下の子機10から収集したデータをサーバ50に送信する。
制御部200は、マイクロコンピュータのようにプログラムに従って動作するデバイスを主たるハードウェア要素として備える。制御部200は、通信ルートを構築する処理を行うルート構築部201と、構築された通信ルートを用いて通信を行う通信処理部202と、無線通信方式および電力線搬送通信方式のうち何れの通信方式で通信するかを選択する選択処理部203とを備える。
記憶部210は、制御部200を動作させるためのプログラムを記憶するほか、通信ネットワーク1を構成する各ノードへの通信経路の情報を記憶する。なお、記憶部210は、制御部200とは別のデバイスを用いてもよいし、制御部100と一体化されていてもよい。
通信部220は、無線通信を行うために電波の送受信を行う第1の通信インターフェース221と、配電線を介した電力線搬送通信を行うための第2の通信インターフェース222とを備える。以下では、「第1の通信インターフェース」を「第1通信I/F」と略称し、「第2の通信インターフェース」を「第2通信I/F」と略称する。親機20において、第1通信I/F221と第2通信I/F222とのどちらを用いるかは、ルート構築部201によるルートの構築結果に基づいて選択処理部203が決定する。
次に、中継親機30,31について説明する。中継親機30は通信ネットワーク2と通信ネットワーク3とに接続され、通信ネットワーク2内の無線子機11と、通信ネットワーク3内の有線子機12との間で通信を中継する。また、中継親機31は通信ネットワーク2と通信ネットワーク4とに接続され、通信ネットワーク2内の無線子機11と、通信ネットワーク4内の有線子機13との間で通信を中継する。ここにおいて、中継親機30,31は同様の構成を有しており、以下では図4を参照して中継親機30の構成を説明し、中継親機31の説明は省略する。
中継親機30は、図4に示すように、制御部300と、記憶部310と、通信部320とを備える。
制御部300は、マイクロコンピュータのようにプログラムに従って動作するデバイスを主たるハードウェア要素として備える。制御部300は、通信ルートを構築する処理を行うルート構築部301と、構築された通信ルートを用いて通信を行う通信処理部302と、無線通信方式および電力線搬送通信方式のうち何れの通信方式で通信するかを選択する選択処理部303とを備える。
記憶部310は、制御部300を動作させるためのプログラムを記憶するほか、通信ネットワーク1を構成する各ノードへの通信経路の情報を記憶する。なお、記憶部310は、制御部300とは別のデバイスを用いてもよいし、制御部100と一体化されていてもよい。
通信部320は、無線通信を行うために電波の送受信を行う第1の通信インターフェース321と、配電線を介した電力線搬送通信を行うための第2の通信インターフェース322とを備える。以下では、「第1の通信インターフェース」を「第1通信I/F」と略称し、「第2の通信インターフェース」を「第2通信I/F」と略称する。親機20において、第1通信I/F321と第2通信I/F322とのどちらを用いるかは、ルート構築部301によるルートの構築結果に基づいて選択処理部303が決定する。
ところで、本実施形態の通信システムでは子機10が、通信方式の異なる2つの通信インターフェース(第1通信I/F121および第2通信I/F122)を備えている。背景技術で説明したように、ネットワーク内に複数のコンセントレータが存在し、第1通信I/F121と第2通信I/F122とに別々のコンセントレータがアドレスを設定する場合、ある子機10の第1通信I/F121と別の子機10の第2通信I/F122に重複したアドレスが設定される可能性がある。また、1台の子機10が備える第1通信I/F121と第2通信I/F122とに別々のアドレスが設定される可能性もある。
それに対して、本実施形態の通信システムでは、親機20が、親機20の配下に接続された子機10(すなわち通信ネットワーク2内の無線子機11)と、中継親機30,31の配下にそれぞれ接続された有線子機12,13とに個別のアドレスを割り当てている。
このように、1台の親機20が、通信ネットワーク1内の全ての子機10、つまり無線子機11および有線子機12,13にアドレスを割り当てているから、通信方式の異なる複数台の子機10でアドレスの重複設定が起こりにくくなる。よって、異なる通信方式の子機(つまり無線子機11および有線子機12,13)が混在する場合でも、アドレスの重複設定が起こりにくくなるから、アドレスの重複設定による通信エラーが起こりにくくなる。
ところで、子機10は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェース、つまり第1通信I/F121と第2通信I/F122とを備えており、第1通信I/F121および第2通信I/F122に、同一のMACアドレスが割り当てられてもよい。なお、第1通信I/F121および第2通信I/F122には製造段階でMACアドレスが設定されるが、親機20が第1通信I/F121および第2通信I/F122にMACアドレスを設定してもよい。
1台の子機10が備える第1通信I/F121と第2通信I/F122とに異なるMACアドレスが割り当てられると、この第1通信I/F121を備える子機10と、第2通信I/F122を備える子機10とが、同じ子機か別々の子機か判別しにくくなる。
それに対して、1台の子機10が備える第1通信I/F121と第2通信I/F122とに同一のMACアドレスが割り当てられていれば、子機10が備える複数の第1通信I/F121と第2通信I/F122を1つのMACアドレスで識別できる。したがって、1台の子機10が第1通信I/F121と第2通信I/F122とを備えている場合に、第1通信I/F121と第2通信I/F122とが別々の子機10に備えられていると認識されにくくなる。また、親機20は、1台の子機10が備える第1通信I/F121と第2通信I/F122とを1つのMACアドレスで管理することができる。なお、中継親機30,31において、中継親機30,31がそれぞれ備える第1通信I/F221と第2通信I/F222とに同一のMACアドレスが割り当てられてもよい。
また、子機10が備える第1通信I/F121と第2通信I/F122とに、通信ネットワーク1内でノードを特定するためのノードIDが設定される場合に、第1通信I/F121および第2通信I/F122に、同一のノードIDが割り当てられてもよい。子機10をIPv6(Internet Protocol Version 6)に対応させる場合、IPv6で使用されるIP(Internet Protocol)アドレスは、従来のIPアドレスに比べてデータ長が長いため、通信のオーバーヘッドが増大する。そのため、6LoWPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Network)で行われているようなIPv6ヘッダの圧縮を行うが、この圧縮方式ではノードIDを圧縮キーとしてアドレス圧縮が行われる。換言すると、IPv6アドレスはノードIDに紐付いて生成されるため、第1通信I/F121に割り当てられるノードIDと、第2通信I/F122に割り当てられるノードIDとが異なっていると、生成されるIPアドレスが異なってしまう。なお、無線通信方式と電力線搬送通信方式でそれぞれIPアドレスを設定する場合もあるが、リソースを消費するし、各々の子機10を複数のIPアドレスに対応させるために処理が複雑化する。また、各々の子機10を複数のIPアドレスと対応させる場合、無線通信を行う場合は無線通信用のIPアドレス、電力線搬送通信を行う場合は電力線搬送通信用のIPアドレスを使用する必要があり、どちらのIPアドレスを使用するかは、ネットワーク層よりも上位のアプリケーション層で指定する必要がある。この場合、アプリケーション層では、無線通信方式で送信するか、電力線搬送通信方式で送信するかを決定し、決定した通信方式に対応するIPアドレスをもとにルーティングを行う必要があり、アプリケーション層での処理が複雑になる。
それに対して、第1通信I/F121に割り当てられるノードIDと、第2通信I/F122に割り当てられるノードIDとが同一であれば、ノードIDに紐付いて生成されるIPアドレスを同一にできる。よって、アプリケーション層において、無線通信方式で送信するか、電力線搬送通信方式で送信するかを意識せずに、データを送信できるようになり、本実施形態の通信ネットワーク1をIPv6に対応させることができる。なお、ノードIDは親機20によって個々の子機10に割り当てられるが、通信ネットワーク1の施工時に施工者が個々の子機10にノードIDを設定してもよい。
ここで、子機10が、上記のノードIDに、各々の子機10で選択される通信方式を示す識別符号を付加したアドレスを使用してもよい。例えば、1ビットの識別符号と、この識別符号に続くノードIDとで子機10のアドレスを構成してもよく、他のノードは子機10のアドレスの先頭1ビットで通信方式(無線通信方式または電力線搬送通信方式)を判別できる。したがって、ある子機10が別の子機10にデータを送信する場合、送信先の子機10が使用するアドレスの先頭1ビットから通信方式を判別できるから、その通信方式でデータを送信することができる。ノードIDに、通信方式を示す識別符号が付加されたアドレスが用いられる場合に、識別符号を除いた複数ビットのアドレス部分で圧縮すれば、6LoWPANで圧縮されたアドレスを使用する場合でも通信方式を判別できるから6LoWPANにも対応可能である。なお、識別符号は、各々の子機10が、その通信方式に応じた符号をノードIDに付加してもよいし、親機20が、各々の子機10に対して、その子機10の通信方式に応じた識別符号を、ノードIDに付加して設定してもよい。
また、本実施形態の通信システムにおいて、送信元ノードと送信先ノードとの間で通信経路を指定するソースルーティングを行ってデータが送信され、通信経路の途中に中継親機30が存在する場合、以下のような通信を行うことも好ましい。ここで、親機20から中継親機30を経由して有線子機12にデータを送信する場合について説明する。送信元ノードである親機20は、中継親機30までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信する。また、中継親機30は、親機20から無線子機11を経由して送信されたデータを受信すると、送信先ノード(無線子機11)までに他の中継親機が存在しないので、送信先ノードまでの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信する。なお、中継親機30が、親機20から無線子機11を経由して送信されたデータを受信した場合に、送信先ノードまでに他の中継親機が存在していれば、他の中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信する。これにより、送信元ノードから送信先ノードまでの通信経路を示すルーティングヘッダをデータに付加する場合に比べて、ルーティングヘッダのデータ長を短くでき、通信のトラフィックを低減できる。
以上説明したように、本実施形態の通信システムは、通信ネットワーク1を構成するノードとして、親機20と、複数台の子機10と、1乃至複数台(本実施形態では2台)の中継親機30,31とを備える。複数台の子機10は、複数種類の通信方式から通信に使用する通信方式を選択可能であるハイブリッド子機を含む。中継親機30,31は、互いに通信方式が異なるノード間に接続されて、通信方式が異なる前記ノード間の通信を中継するように構成される。親機20は、親機20の配下に接続された子機10と、中継親機30,31の配下に接続された子機10との各々にアドレスを割り当てるように構成される。
この通信システムにおいて、以下の構成をさらに備えることも好ましい。ハイブリッド子機(子機10)は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェース(第1通信I/F121、第2通信I/F122)を備える。複数の通信インターフェースは、同一のMACアドレスが割り当てられるように構成されることも好ましい。
この通信システムにおいて、以下の構成をさらに備えることも好ましい。ハイブリッド子機(子機10)は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェース(第1通信I/F121、第2通信I/F122)を備える。複数の通信インターフェースは、通信ネットワーク1内でノードを特定するために使用されるノードIDが同一となるように構成される。
この通信システムにおいて、ハイブリッド子機(子機10)は、ノードIDに、ハイブリッド子機で選択される通信方式を示す識別符号を付加したアドレスを使用するように構成されることも好ましい。
この通信システムにおいて、送信元ノードと送信先ノードとの間で通信経路を指定するソースルーティングを行ってデータが送信され、通信経路の途中に1乃至複数台の中継親機30又は中継親機31が存在する場合、以下のように構成されることも好ましい。送信元ノードは、中継親機30又は中継親機31までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信するように構成される。中継親機30又は中継親機31は、データを受信した場合に、送信先ノードまでに他の中継親機が存在していれば、他の中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信するように構成される。また、中継親機30又は中継親機31は、データを受信した場合に、送信先ノードまでに他の中継親機が存在しなければ、送信先ノードまでの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加してデータを送信するように構成される。
また、本実施形態の通信モジュール(通信部120)は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェース(本実施形態では第1通信I/F121および第2通信I/F122)を備える。そして、複数の通信インターフェースは、同一のMACアドレスが割り当てられるように構成されている。1つの通信モジュールが備える複数の通信インターフェースに異なるMACアドレスが割り当てられると、複数の通信インターフェースが別々の通信モジュールのものか、同じ通信モジュールのものかを判別しにくくなる。それに対して、通信モジュールが備える複数の通信インターフェースに同一のMACアドレスを割り当てられていれば、複数の通信インターフェースが同一の通信モジュールに属していることを判別しやすくなる。
1,2,3,4 通信ネットワーク
10 子機
11 無線子機
12,13 有線子機
20 親機
30,31 中継親機

Claims (5)

  1. 通信ネットワークを構成するノードとして、親機と、複数台の子機と、1乃至複数台の中継親機とを備え、
    複数台の前記子機は、複数種類の通信方式から通信に使用する通信方式を選択可能であるハイブリッド子機を含み、
    前記中継親機は、互いに通信方式が異なる前記ノード間に接続されて、通信方式が異なる前記ノード間の通信を中継するように構成され、
    前記親機は、前記親機の配下に接続された前記子機と、1乃至複数台の前記中継親機の配下に接続された前記子機との各々にアドレスを割り当てるように構成されたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記ハイブリッド子機は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェースを備え、
    複数の前記通信インターフェースは、同一のMACアドレスが割り当てられるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記ハイブリッド子機は、互いに通信方式が異なる複数の通信インターフェースを備え、
    複数の前記通信インターフェースは、前記通信ネットワーク内で前記ノードを特定するために使用されるノードIDが同一となるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の通信システム。
  4. 前記ハイブリッド子機は、前記ノードIDに、前記ハイブリッド子機で選択される通信方式を示す識別符号を付加したアドレスを使用するように構成されたことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 送信元ノードと送信先ノードとの間で通信経路を指定するソースルーティングを行ってデータが送信され、前記通信経路の途中に1乃至複数台の前記中継親機が存在する場合、
    前記送信元ノードは、前記中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信するように構成され、
    前記中継親機は、前記データを受信した場合に、前記送信先ノードまでに他の中継親機が存在していれば前記他の中継親機までの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信し、前記送信先ノードまでに他の中継親機が存在しなければ前記送信先ノードまでの通信経路を指定するルーティングヘッダを付加して前記データを送信するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信システム。
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