JP5445593B2 - 無線通信装置および無線通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置および無線通信プログラムに関する。
近年、無線LAN(Local Access Network)のアクセスポイントなどのネットワークインフラを用いずに、端末同士が接続してネットワークを構築するアドホックネットワークが利用されている。
アドホックネットワークで利用されるプロトコルとしては、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET WG(Mobile Adhoc Networks Working Group)で検討されているリアクティブ型やプロアクティブ型のプロトコルがある。例えば、リアクティブ型のプロトコルとしては、AODV(Adhoc On-Demand Distance Vector)が代表的なプロトコルであり、プロアクティブ型としては、OLSR(Optimized Link State Routing)が代表的なプロトコルである。
このようなアドホックネットワークに各ノードは、隣接する他ノードとメッセージを交換して隣接ノードの死活状況を検出し、ルーティングテーブルを作成する。そして、各ノードは、このようにして作成したルーティングテーブルを用いて、通信データの転送制御を実施する。
そして、アドホックネットワークのノード間の無線LANでは、2.4GHz帯のISM(Industry Science Medical)バンドで使用可能な14チャネルの内の1つのチャネルが使用されている。複数チャネルを使用した無線LANでは、例えば、送信元から送信先に通信データを送信する場合に、各ノードが持つ複数のチャネルに渡って形成されるパスを用いるか、2つ以上のパスに同じデータを送信することで、信頼性を向上させる技術が開示されている。
特開2006−50371号公報 国際公開第2007/029337号
しかしながら、上述した技術では、各チャネルは周波数帯の一部が重複しているため、電波の干渉が生じ易く、混信が発生して、通信サービスが正常に利用できない事象が発生するという課題があった。
上述した課題を図18と図19とを例示して具体的に説明する。図18は、近接するチャネルの事例を示す図であり、図19は、混信の発生事例を示す図である。図18に示すように、GW、ノードA、ノードB、ノードC、ノードD、ノードE、ノードFを有するアドホックネットワークは、X(CH14)、Y(CH11)、Z(CH5)の3チャネルで接続されている。なお、ここでX、Y、Zとは、チャネルで通信対象とするデータ種別を示しており、例えば、各ノードが検針装置である場合には電気、水道、ガスなどが該当する。
この場合、各ノードは、CH14で通信したい状況であっても、各チャネルは周波数帯の一部が重複しているため、別のチャネルの通信を受信してしまう。このため、図19に示すように、ノードが同一であるが、チャネル別に異なる通信サービスを行う場合に、チャネル間で混信が生じ、通信サービスが正常に利用できなくなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、複数チャネルが利用可能なアドホックネットワーク環境においても、通信サービスを正常に利用することが可能である無線通信装置および無線通信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて、宛先ノードに通信データを送信する送信部と、前記複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて送信された自ノード宛の通信データを受信する受信部と、前記受信部によって受信された通信データに含まれるチャネル情報を取得し、取得されたチャネル情報が通信対象のチャネル情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって通信対象のチャネル情報であると判定された場合に、前記受信部によって受信された通信データに対して受信処理を実施し、前記判定部によって通信対象のチャネル情報でないと判定された場合に、前記受信された通信データを破棄する受信制御部とを有する。
また、本発明は、複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて、宛先ノードに通信データを送信する送信部と、前記複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて送信された自ノード宛の通信データを受信する受信部とを有し、前記送信部は、前記通信データに通信対象のチャネル情報を付加して、前記宛先ノードに通信データを送信する。
本発明にかかる無線通信装置および無線通信プログラムは、複数チャネルが利用可能なアドホックネットワーク環境においても、通信サービスを正常に利用することが可能であるという効果を奏する。
図1は、本願が開示する無線通信装置を含むアドホックネットワークの全体構成を示す図である。 図2は、GWが隣接ノードにHELLOメッセージを送信する例を示す図である。 図3は、ノードbが隣接ノードにHELLOメッセージを送信する例を示す図である。 図4は、確定した経路の例を示す図である。 図5は、ノードYで生成されたルーティングテーブルの例を示す図である。 図6は、HELLOメッセージのフォーマット例を示す図である。 図7は、HELLOメッセージの生成例を示す図である。 図8は、実施例1に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 図9は、実施例2に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 図10は、アドホックプロトコル処理部の詳細な構成を示す図である。 図11は、アドホックフレームデータのフォーマット例を示す図である。 図12は、実施例2に係る無線通信装置による処理の流れの概略を示す図である。 図13は、実施例2に係る無線通信装置によるデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、実施例2に係る無線通信装置によるデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、チャネル番号を変更する場合のアドホックヘッダの例を示す図である。 図16は、チャネル番号を変更する場合のデータフロー例を示す図である。 図17は、無線通信プログラムを実行するコンピュータシステム100を示す図である。 図18は、複数チャネルを用いた従来のアドホックネットワークを示す図である。 図19は、混信の発生事例を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置および無線通信プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
まず、図1を用いて、本願が開示する無線通信装置を含むアドホックネットワークの全体構成を説明する。図1は、本願が開示する無線通信装置を含むアドホックネットワークの全体構成を示す図である。図1に示すように、ノードa、ノードb、ノードc、ノードd、ノードe、ノードYを有するアドホックネットワークが、GW(GateWay)を介してL3ネットワーク上のネットワークサーバに接続される。
本願が開示する無線通信装置は、各ノードに対応する装置であり、2.4GHz帯のISM(Industry Science Medical)バンド等を使用して、各ノード、GWおよびネットワークサーバと無線通信を行う。この無線通信装置は、例えば、位置が比較的固定された端末である電気、水道、ガスなどの検針装置に取り付けられる装置であり、各ノードは、無線通信装置が取り付けられた検針装置などである。
このような各ノードは、隣接するノードとの間で経路情報やノード間リンクの通信品質情報などのノード情報を含むメッセージ(HELLOメッセージ)の送受信を定期的に行う。そして、各ノードは、HELLOメッセージの送受信で得られた各経路の通信品質を計算し、その結果に基づいて最終宛先までの経路を複数構築し、最適な経路の確定を行ってルーティングテーブルを生成する。また、各ノードは、構築した経路に関して、実際のデータ通信の実績や隣接ノードとのHELLOメッセージの送受信から、各経路の通信品質を再計算(更新)し、経路の維持や最適経路の学習をして、ルーティングテーブルの随時変更を行う。
GWは、アドホックネットワークである無線LAN(Local Area Network)と、外部ネットワークであるL3ネットワークとを接続するネットワーク機器である。例えば、GWは、プロトコル変換、ファイアウォール、ファイアウォールのルール動的変更などの機能を有するとともに、アドレス変換やデータの載せ換えなどを行うことにより、各ノードとネットワークサーバ等を相互接続する。
ネットワークサーバは、各ノードと相互に接続され、例えば、アドホックネットワークの状況、各ノードの性能情報や通信情報等を収集して管理する管理装置などである。なお、図1に示したノードの数、アドホックネットワークの数、L3ネットワークに接続されるサーバの数、上述した無線通信装置の例などは、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。例えば、L3ネットワークには、他のアドホックネットワーク等が接続されていてもよい。
[アドホックネットワークの構築例]
次に、図2〜図7を用いて、各ノードがHELLOメッセージをやり取りすることで、図1に示したアドホックネットワークが自動的に構築する例について説明する。図2は、GWが隣接ノードにHELLOメッセージを送信する例を示す図である。
図2に示すように、GWは、HELLO送信タイミングに到達すると、自装置が保持する経路情報やノード間リンクの通信品質情報などのノード情報を含むHELLOメッセージをブロードキャスト送信する。そして、隣接するノードa、b、cは、GWからのHELLOメッセージを受信する。なお、アドホックネットワーク構築初期において、GWから送信されるノード情報は、ネットワーク構築前であることから空の状態である。
続いて、GWからのHELLOメッセージを受信したノードa、b、cは、内部に管理・保持する経路情報テーブル(ルーティングテーブル)にGWを登録する。さらに、ノードa、b、cは、GWから受信したHELLOメッセージに含まれたGWが保持しているノード情報を使用して経路品質やノード間リンクの通信品質を計算し、その結果をルーティングテーブルやリンクテーブルに登録する。尚、ノードa、b、cは、GWから受信したHELLOメッセージの再ブロードキャスト、言い換えると、フラッディングは行わない。
上記ルーティングテーブルとは、宛先ノードまでの経路情報として、「ホップ数(Hop)、経路品質重み(d)、復路リンク重み(E)」などを記憶するテーブルである。また、リンクテーブルとは、HELLOメッセージで受信した各情報を記憶するものであり、例えば、ローカル送信元アドレス(LS)、リンク品質情報、HELLO受信回数、HELLO要求間隔などを記憶するテーブルである。
次に、図3に示すように、ノードbは、HELLO送信タイミングに到達すると、自装置が保持するノード情報を含むHELLOメッセージをブロードキャスト送信する。このノードbのHELLOメッセージには、ノードbのノード情報の他に、GWなど他のノード情報が含まれる。また、上述した処理は、ノードbだけでなく、GWからのHELLOメッセージを受信したノードa、ノードcでも実行される。なお、図3は、ノードbが隣接ノードにHELLOメッセージを送信する例を示す図である。
続いて、ノードbからのHELLOメッセージを受信したノードYは、ノードbをルーティングテーブルに登録すると共に、GW宛の経路がノードb経由であることと、その経路品質やリンク品質を計算した結果をルーティングテーブルやリンクテーブルに登録する。また、上述した処理は、ノードYだけでなく、ノードbからのHELLOメッセージを受信したノードa〜ノードeおよびGWでも実行され、ノードaやノードcからのHELLOメッセージを受信したノードでも同様に実行される。
さらに、ノードdおよびノードeも、ノードbと同様に、それぞれのHELLO送信タイミングでHELLOメッセージをブロードキャスト送信する。したがって、ノードYでは、ノードb、d、e各々からGWのノード情報を含むHELLOメッセージを受信するので、GW宛ての経路としてノードb、d、eをそれぞれ次転送候補とする複数の経路を構築することができる。
その後、ノードYは、各経路での経路品質やリンク品質情報に基づいて、最終宛先であるGWまでの最適経路を複数確定する。具体的には、図4に示すように、ノードYは、GW宛の経路として、(1)ノードb−GW、(2)ノードb−ノードa−GW、(3)ノードe−ノードc−GWの3経路を確定する。なお、図4は、確定した経路の例を示す図である。
このようにして、各ノードは、宛先ノードまでの経路をルーティングテーブルとして生成する。ここで、ノードYで生成されるルーティングテーブルの例について、図5を用いて説明する。図5は、ノードYで生成されたルーティングテーブルの例を示す図である。図5に示すように、ノードYは、「GD、LD、Hop、d、E」として「GW、LD1、2、50、20」、「GW、LD2、3、60、30」、「GW、LD3、3、80、50」などと記憶する。
ここで記憶される「GD」とは、グローバル宛先アドレスを示しており、「LD」とは、管理する経路を区別する経路数番号であり、「Hop」とは、GDまでのホップ数を示している。また、「d」とは、GDまでの経路上での遅延を数値化した経路品質重みであり、「E」とは、相手ノードから自ノード方向への通信品質重みである。
このように、各ノードは、各ノード間でHELLOメッセージを送受信し、各経路の通信品質を計算し、その結果をもって最終宛先までの複数の経路の構築及び最適な経路の確定を実施することで、ルーティングテーブルを生成することができる。また、各ノードは、構築した経路に関して、実際のデータ通信の実績や隣接ノードとのHELLOメッセージの送受信から、各経路の通信品質を再計算し、経路の維持や最適経路の学習をして、ルーティングテーブルの随時変更を行う。
[HELLOメッセージ]
次に、図6と図7を用いて、上述したアドホックネットワークの構築およびルーティングテーブルの生成において、各ノードの間で送受信されるHELLOメッセージについて説明する。図6は、HELLOメッセージのフォーマット例を示す図であり、図7は、HELLOメッセージの生成例を示す図である。
(フレームフォーマット)
まず、図6を用いて、HELLOメッセージのフォーマット例を説明する。図6に示すように、HELLOメッセージは、アドホックヘッダ、圧縮ヘッダ、HELLOメッセージヘッダ、複数のHELLOヘッダ、署名を有している。
アドホックヘッダは、アドホックネットワークで利用するプロトコル層(アドホックレイヤー)で必要とする情報が組み込まれたヘッダであり、複数のフィールドを有している。例えば、アドホックヘッダは、データ送受信先を示す「ローカル宛先アドレス(LD)」や「ローカル差出アドレス(LS)」いうフィールドを有している。また、アドホックヘッダは、ノード間で送受信するデータフレームの種別を表す「フレームタイプ」と、フレームのサイズを表す「フレームサイズ」というフィールドを有している。
また、HELLOメッセージは、複数のHELLOヘッダを付けることが可能であるため、ノードはHELLOメッセージを圧縮アルゴリズムで圧縮して隣接ノードに送信、あるいは、受信したHELLOメッセージを伸張する機能を有している。例えば、ノード間で送受信するデータフレームがHELLOメッセージである場合、フレームの圧縮・伸張で必要とする情報が組み込まれた圧縮ヘッダがアドホックヘッダの後ろに付く。圧縮ヘッダは、圧縮ヘッダ以降のデータ部分(ペイロード)の圧縮手法を示す「圧縮タイプ」と、圧縮前のフレームのサイズを表す「フレームサイズ」というフィールドを有している。各ノード装置は、この圧縮タイプを考慮して、適切にペイロードの伸張を行うことができる。
HELLOメッセージヘッダは、ノード間で自装置が保持する経路情報やノード間リンクの通信品質情報などのノード情報(HELLOヘッダ)を送受信する際に必要とする情報が組み込まれたヘッダである。例えば、HELLOメッセージヘッダには、HELLOヘッダの個数を示す「ハローヘッダ数」、ノード装置のIDを示す「装置ID」と、ノード間リンクで暗号化された情報を復号するための「アクセスキー」というフィールドが含まれる。
さらに、HELLOメッセージは、ノード間で送受信するデータのセキュリティ確保や第三者のなりすまし防止を実施する。例えば、HELLOメッセージは、ノード間では送受信するデータフレームにはアドホックヘッダ以降のデータ部分(ペイロード)に署名が付与し、共通鍵を使用してペイロードを暗号化して送受信する。
HELLOヘッダは、6バイトのグローバル宛先アドレス(GD)領域と、1バイトのノードタイプ/ホップ数領域と、1バイトの予備領域である予約領域と、4バイトの経路品質重み(d)領域と、4バイトの復路リンク重み(E)とを有している。
かかるグローバル宛先アドレス(GD)領域は、最終宛先ノードを示す情報であり、例えば、最終宛先ノードのMACアドレスなどである。また、ノードタイプ/ホップ数領域は、グローバス宛先アドレスがGWの場合に1、GW以外の場合に0がセットされるGW情報と、最終宛先ノードまでのホップ数を有している。また、経路品質重み(d)は、グローバル宛先アドレスまでの経路上での遅延を数値化したものである。復路リンク重み(E)は、相手ノードから自ノード方向への通信品質重み、言い換えると、自装置から送信されたHELLOメッセージが相手にどの程度受信できているかを示す品質情報である。
(メッセージ生成)
次に、図7を用いて、HELLOメッセージの生成例について説明する。ここでは、あるノードが、図7の(a)に示すルーティングテーブルを保持していた場合について説明する。図7の(a)に示すルーティングテーブルは、グローバル宛先ノード(GD)を「A、B、C、D」とし、それぞれのGDについて3つの経路を記憶している。例えば、GDが「A」の場合には、「LD、Hop、d、E」として「LD1、5、50、20」、「LD2、6、60、30」、「LD3、4、80、50」と記憶している。
このようなルーティングテーブルを保持するノードは、自装置のHELLOメッセージ送信タイミングになると、各GDへの経路における最適なルートのうち、ホップ数が閾値未満のルートをHELLOヘッダに書き込んで隣接ノードにブロードキャスト送信する。例えば、図7に示すように、ノードは、GDが「A」である経路のうち「E」が最小である「LD1」をHELLOヘッダに書き込む(図7の(1)参照)。同様に、ノードは、GDが「B」である経路については「LD1」、「C」についても「LD1」をHELLOヘッダに書き込む(図7の(2)と(3)参照)。また、ノードは、GDが「C」である経路のうち「E」が最小である「LD1」については、「Hop」が閾値「20」未満でないためHELLOヘッダに書き込まない。その後、ノードは、このようにして生成したHELLOメッセージを隣接ノードにブロードキャスト送信する。
[無線通信装置の構成]
次に、図8を用いて、実施例1に係る無線通信装置の構成について説明する。図8は、実施例1に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。この無線通信装置1は、図1等に示した各ノードに対応する検針装置等に取り付けられる装置であり、送信部1aと、受信部1bと、判定部1cと、受信制御部1dとを有する。
送信部1aは、複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて、宛先ノードに通信データを送信する。例えば、送信部1aは、アプリケーションなどの通信データであるアドホックメッセージフレーム内のアドホックヘッダに、当該通信データが使用するチャネル番号を付与して、宛先に送信する。
受信部1bは、複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて送信された自ノード宛の通信データを受信する。例えば、受信部1bは、他のノードから自装置宛の通信データを受信して、判定部1cに出力する。
判定部1cは、受信部1bによって受信された通信データに含まれるチャネル情報を取得し、取得されたチャネル情報が通信対象のチャネル情報であるか否かを判定する。例えば、判定部1cは、受信した通信データであるアドホックメッセージフレーム内のアドホックヘッダに含まれるチャネル番号が、無線通信装置1が現在通信対象としているチャネル番号であるか否かを判定し、その結果を受信制御部1dに出力する。
受信制御部1dは、判定部1cによって通信対象のチャネル情報であると判定された場合に、受信部1bによって受信された通信データに対して受信処理を実施する。また、受信制御部1dは、判定部1cによって通信対象のチャネル情報でないと判定された場合に、受信部1bによって受信された通信データを破棄する。
このように、実施例1によれば、通信データの送信側の無線通信機では、送信対象の通信データが利用するチャネル番号を付加して、宛先(受信側)に送信する。受信側の無線通信機では、受信した通信データに含まれるチャネル番号が、現在対象としてチャネル番号である場合にのみ受信する。この結果、受信側の無線通信機では、正常なチャネル番号で送信された通信データだけを受信することができる。つまり、受信側の無線通信機では、ネットワーク内で混信が発生した場合でも、通信データに含まれるチャネル番号から受信対象のデータであるか否かを判定することができる。したがって、複数チャネルが利用可能なアドホックネットワーク環境においても、通信サービスを正常に利用することが可能である。
ところで、本願が開示する無線通信装置は、実施例1で例示した制御部以外にも様々な制御部を有していてもよい。そこで、実施例2では、図9〜図11を用いて、実施例1で例示した制御部以外の様々な制御部を有する無線通信装置について説明する。
[無線通信装置の構成]
まず、図9を用いて、実施例2に係る無線通信装置の構成について説明する。図9は、実施例2に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。図9に示すように、無線通信装置10は、インタフェース部11と、構成定義DB12と、リンクテーブル13と、ルーティングテーブル14と、アドホックプロトコル処理部15とを有する。さらに、無線通信装置10は、データ受信処理部16と、アプリケーション処理部17と、データ送信処理部18とを有する。
例えば、構成定義DB12、リンクテーブル13、ルーティングテーブル14は、半導体メモリ素子、または、ハードディスクなどの記憶装置である。また、アドホックプロトコル処理部15、データ受信処理部16、アプリケーション処理部17、データ送信処理部18は、集積回路や電子回路などである。
かかるインタフェース部11は、他の無線通信装置やGWとの間で無線通信を実施する無線通信インタフェースである。例えば、インタフェース部11は、隣接する他ノードからHELLOメッセージや通常の通信データを受信し、アドホックプロトコル処理部15に出力する。また、インタフェース部11は、アドホックプロトコル処理部15から受け付けたHELLOメッセージを隣接するノードにブロードキャスト送信したり、アドホックプロトコル処理部15から受け付けた通信データを宛先ノードに送信したりする。
構成定義DB12は、無線通信装置10の通信状況等の構成情報を保持する記憶部である。例えば、構成定義DB12は、通信データの種別に対応付けて、当該通信データで利用するチャネル番号を記憶し、現地点における無線送信信号出力レベル値等を記憶する。
リンクテーブル13は、受信されたHELLOメッセージからデータ受信処理部16によって抽出された情報を保持する記憶部である。例えば、リンクテーブル13は、「ローカル送信元アドレス(LS)」、「リンク品質情報」、「HELLO受信回数」、「HELLO要求間隔」、「アクセスキー」などを記憶する。
かかる「ローカル送信元アドレス(LS)」は、受信されたHELLOメッセージの送信元ノードのアドレス情報であり、「リンク品質情報」は、受信されたHELLOメッセージに含まれる「経路品質重み(d)」である。また、「HELLO受信回数」は、LSとの間で受信されたHELLOメッセージの回数を示しており、「HELLO要求間隔」は、LSとの間で送受信する間隔を示している。「アクセスキー」は、送信元ノードから送信されたフレームタイプがHELLOメッセージ以外のデータフレームの暗号化を複合する際に使用する暗号鍵を示している。
ルーティングテーブル14は、宛先ノードまでのルーティング情報を保持する記憶部である。具体的には、ルーティングテーブル14は、宛先ノードまでの複数経路のうち、例えば通信品質重み「E」が小さい順、すなわち、通信品質が良い順に所定の数の経路を最適経路として記憶する。
例えば、ルーティングテーブル14は、図5に示すように、ルーティング情報として、「GD、LD、Hop、d、E」として「GW、LD1、2、50、20」、「GW、LD2、3、60、30」、「GW、LD3、3、80、50」などと記憶する。
ここで記憶される「GD」とは、グローバル宛先アドレスを示しており、「LD」とは、管理する経路を区別する経路数番号であり、「Hop」とは、GDまでのホップ数を示している。また、「d」とは、GDまでの経路上での遅延を数値化した経路品質重みであり、「E」とは、相手ノードから自ノード方向への通信品質重みである。
アドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18から送信された各データにアドホックヘッダを付加して宛先に送信し、インタフェース部11によって受信されたデータをデータ受信処理部16に出力する。例えば、アドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18からHELLOメッセージが入力された場合には、当該HELLOメッセージにアドホックヘッダを付加して、隣接するノード(他の無線通信装置)にブロードキャスト送信する。
また、アドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18からアプリケーションなどのデータが入力された場合には、構成定義DB12を参照し、当該データの種別で利用される通信対象のチャネル番号を取得する。続いて、アドホックプロトコル処理部15は、入力されたデータに、構成定義DB12から取得したチャネル番号を付加したアドホックヘッダを付加し、ルーティングテーブル14に記憶されるルーティング情報にしたがって、宛先のノードに送信する。
また、アドホックプロトコル処理部15は、インタフェース部11によって受信されたデータが上述したHELLOメッセージであるのか、アプリケーション等によって処理される通信データであるのかを判定する。そして、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたデータがHELLOメッセージである場合には、当該HELLOメッセージをデータ受信処理部16に転送する。
また、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたデータが通信データである場合、通信データに含まれるチャネル情報を取得し、取得されたチャネル情報が通信対象のチャネル情報であるか否かを判定する。具体的には、アドホックプロトコル処理部15は、受信された通信データのアドホックヘッダ等から、通信データの種別やチャネル番号を取得する。そして、アドホックプロトコル処理部15は、取得した通信データの種別やチャネル番号の組み合わせが構成定義DB12に格納されているか、すなわち、受信された通信データが通信対象のチャネル番号で送信されたデータであるのかを判定する。
その後、アドホックプロトコル処理部15は、通信対象のチャネル情報である、すなわち、正常なチャネル番号で送信されたデータであると判定された場合に、当該通信データをデータ受信処理部16に出力する。また、アドホックプロトコル処理部15は、通信対象のチャネル番号でない、すなわち、正常なチャネル番号で送信されたデータではないと判定された場合に、受信された当該通信データを破棄する。
データ受信処理部16は、アドホックプロトコル処理部15から出力されたデータに対して各種受信処理を実行する。例えば、データ受信処理部16は、アドホックプロトコル処理部15から出力されたデータが通信データである場合には、当該通信データを処理対象とするアプリケーション等を実行するアプリケーション処理部17に、受信された通信データを出力する。
また、データ受信処理部16は、アドホックプロトコル処理部15から出力されたデータがHELLOメッセージである場合には、リンクテーブル13やルーティングテーブル14の生成や更新等を実施する。具体的には、データ受信処理部16は、受信されたHELLOメッセージが新たな送信元ノードから送信されたものであるか否かを、リンクテーブル13の「ローカル送信元アドレス(LS)」を参照して判定する。そして、データ受信処理部16は、新たな送信元ノードから送信されたものである場合には、新たなテーブルをリンクテーブル13に生成する。すなわち、データ受信処理部16は、HELLOメッセージから「LS、リンク品質情報、HELLO受信回数、HELLO要求間隔、アクセスキー」を抽出または生成して、リンクテーブル13に格納する。
また、データ受信処理部16は、新たな送信元ノードから送信されたものではない、既存のノードから送信されたものである場合には、リンクテーブル13を更新する。すなわち、データ受信処理部16は、受信されたHELLOメッセージから「LS、リンク品質情報、HELLO受信回数、HELLO要求間隔、アクセスキー」を取得して、対応する「LS」のテーブルを更新する。
さらに、データ受信処理部16は、上述したリンクテーブル13の更新や新規テーブル生成が実施されると、リンクテーブル13に格納されている情報から「GD、LD、Hop、d、E」を有するルーティング情報を生成し、ルーティングテーブル14に格納する。
アプリケーション処理部17は、プログラムやアプリケーションを実行し、生成したデータ等を他ノードや他ネットワークに送信する。例えば、アプリケーション処理部17は、アプリケーション層やプレゼンテーション層などの上位プロトコル層などを用いて実行されるアプリケーションプロセス等によって生成されたデータをデータ送信処理部18に出力する。また、アプリケーション処理部17は、データ受信処理部16から通信データを受け付けると、当該通信データを処理するアプリケーション等を実行し、実行結果によって生成した新たなデータを宛先に送信したり、実行結果を図示しない記憶部等に保持したりする。
データ送信処理部18は、HELLOメッセージタイミングに到達すると、HELLOメッセージを生成してアドホックプロトコル処理部15に出力する。例えば、データ送信処理部18は、HELLOメッセージが有するアドホックヘッダ、圧縮ヘッダ、HEELOメッセージヘッダ、複数のHELLOヘッダ、署名において、自装置が記憶するノード情報をHELLOヘッダに格納する。具体的には、データ送信処理部18は、図7で説明したように、複数のHELLOヘッダ各々に、ルーティングテーブル14に記憶されるグローバル宛先ノード(GD)ごとの最適な経路情報を格納する。そして、データ送信処理部18は、グローバル宛先ノード(GD)ごとにノード情報を付加したHELLOヘッダを含むHELLOメッセージを生成してアドホックプロトコル処理部15に出力する。
また、データ送信処理部18は、アプリケーション処理部17から通信データを受信した場合には、当該通信データとともに、アドホックヘッダの付加を要求するアドホックフレームデータ送信要求をアドホックプロトコル処理部15に出力する。
[アドホックプロトコル処理部の処理]
次に、図10と図11とを用いて、図9で説明したアドホックプロトコル処理部15が実行する処理について具体的に説明する。図10は、アドホックプロトコル処理部の詳細な構成を示す図であり、図11は、アドホックフレームデータのフォーマット例を示す図である。
図10に示すように、アドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18からアドホックフレームデータ送信要求を受け付けると、受け付けたデータにアドホックヘッダを付加したアドホックフレームデータを生成する(図10の(1)参照)。このとき、アドホックプロトコル処理部15は、受け付けた要求に含まれる通信データ(アドホックフレームデータ)が利用するチャネル番号を構成定義DB12から取得し、取得したチャネル番号をアドホックヘッダに付加する。
具体的には、アドホックプロトコル処理部15は、図11に示すように、「ローカル宛先アドレス、ローカル差出アドレス、グループID、フレームタイプ、空き、フレーム長」を有するアドホックヘッダの「空き」領域に、チャネル番号(CH番号)を付加する。この「ローカル宛先アドレス」とは、アドホックフレームデータの宛先ノードを特定するMAC(Media Access Control)アドレス等の情報であり、「ローカル差出アドレス」は、送信元であるノード、つまり、自装置を特定するMACアドレス等の情報である。
また、「グループID」とは、アドホックネットワークを構成するノード群を市町村などの区域毎にグループ分けするための識別子情報である。この「グループID」は、同じ「グループID」を持つノード同士でしか通信が出来ないようにアドホックネットワークをグルーピング制御する用途等で使用する。また、フレームタイプとは、送信対象のアドホックメッセージフレームのタイプを示している。例えば、フレームタイプが「1」であるとHELLOメッセージ、「2」であると通信データである等、アドホックヘッダ以降のペイロード部分のデータ種別を示している。また、「フレーム長」とは、送信対象のアドホックフレームデータの長さを示している。
そして、アドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18から受け付けたデータにアドホックヘッダを付加したアドホックフレームデータを生成し、インタフェース部11を介して、宛先ノードに送信する(図10の(2)参照)。
また、アドホックプロトコル処理部15は、インタフェース部11によってアドホックフレームデータが受信された場合、受信通知とともに当該アドホックフレームデータをインタフェース部11から受信する(図10の(3)参照)。すると、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたデータのアドホックヘッダからチャネル番号を取得する。続いて、アドホックプロトコル処理部15は、取得したチャネル番号が通信対象のチャネル番号である場合にはデータ受信処理部16に出力し、通信対象のチャネル番号でない場合には破棄する(図10の(4)参照)。
具体的には、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたデータのアドホックヘッダからチャネル番号を取得するとともに、当該データのアドホックヘッダ等から当該データの種別を判定する。続いて、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたデータの種別に対応するチャネル番号を構成定義DB12から取得し、構成定義DB12から取得したチャネル番号と、データから直接取得したチャネル番号とが一致するか否かを判定する。そして、アドホックプロトコル処理部15は、両方が一致する場合には通信対象のチャネル番号であると判定し、当該データをデータ受信処理部16に出力し、一致しない場合には通信対象のチャネル番号でないと判定し、当該データを破棄する。
[無線通信装置による処理の流れ]
次に、図12〜図14を用いて、実施例2に係る無線通信装置による処理の流れを説明する。図12は、実施例2に係る無線通信装置による処理の流れの概略を示す図であり、図13は、実施例2に係る無線通信装置によるデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。また、図14は、実施例2に係る無線通信装置によるデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
(処理の流れの概略)
まず、無線通信装置による処理の流れの概略を説明する。図12に示すように、データ送信側の無線通信装置10では、アドホックプロトコル処理部15が、送信対象のアドホックフレームデータのうち、アドホックプロトコルで処理されるアドホックヘッダに使用チャネルを付加する。さらに、データ送信側の無線通信装置10では、インタフェース部11が、送信対象のアドホックフレームデータに、イーサプロトコルで処理されるイーサヘッダを付加し、無線通信で宛先に送信する。
一方、データ受信側の無線通信装置10では、インタフェース部11が、アドホックフレームデータを受信すると、受信したデータのイーサヘッダ等から自装置宛か否かが判定し、自装置宛のデータのみを受信する。さらに、データ受信側の無線通信装置10では、アドホックプロトコル処理部15が、受信したアドホックフレームデータのアドホックヘッダからチャネル番号を取得し、通信対象となっているチャネル番号であるか否かを判定する。そして、データ受信側の無線通信装置10では、アドホックプロトコル処理部15が、受信したデータのチャネル番号が通信対象のチャネル番号であると判定した場合に、当該データをデータ受信処理部16に出力する。また、データ受信側の無線通信装置10のアドホックプロトコル処理部15は、受信したデータのチャネル番号が通信対象のチャネル番号でないと判定された場合には、当該データを破棄する。
(データ送信処理の流れ)
次に、実施例2に係る無線通信装置によるデータ送信処理の流れを説明する。図13に示すように、無線通信装置10のアドホックプロトコル処理部15は、データ送信処理部18からデータ送信開始を受信すると(ステップS101肯定)、送信対象のアドホックフレームデータで使用すべきチャネル番号を、構成定義DB12から取得する。
そして、アドホックプロトコル処理部15は、送信対象のアドホックフレームデータのアドホックヘッダにチャネル番号を付加したデータを生成する(ステップS102)続いて、アドホックプロトコル処理部15は、生成したデータをルーティングテーブル14に記憶されるルーティング情報にしたがって、宛先に送信する(ステップS103)。
(データ受信処理の流れ)
次に、実施例2に係る無線通信装置によるデータ受信処理の流れを説明する。図14に示すように、無線通信装置10のインタフェース部11は、自装置宛のアドホックフレームデータが受信する(ステップS201肯定)。すると、アドホックプロトコル処理部15は、受信されたアドホックフレームデータのアドホックヘッダにチャネル番号が付加されているか否かを判定する(ステップS202)。
そして、チャネル番号が付加されている場合(ステップS202肯定)、アドホックプロトコル処理部15は、アドホックヘッダからチャネル番号を取得し(ステップS203)、通信対象のチャネル番号と一致するか否かを判定する(ステップS204)。続いて、アドホックプロトコル処理部15は、アドホックヘッダから取得したチャネル番号が通信対象のチャネル番号と一致する場合(ステップS204肯定)、当該データをデータ受信処理部16に出力する(ステップS205)。その後、データ受信処理部16やアプリケーション処理部17によって、受信処理が実行される。
一方、チャネル番号が付加されていない場合(ステップS202否定)または通信対象のチャネル番号と一致しない場合(ステップS204否定)、アドホックプロトコル処理部15は、受信したデータを破棄する(ステップS206)。
[実施例2による効果]
このように、実施例2によれば、複数のチャネルを同時に用いて通信するアドホックネットワークにおいて、電波干渉による混信状態が生じた場合でも、無線通信装置は、正常にチャネル毎の通信・サービスを利用することができる。
ところで、実施例1では、アドホックヘッダにチャネル番号を付与し、混信環境であっても正常にサービスを利用することができる例について説明したが、これ以外にも、例えば、アドホックヘッダを用いて、利用されているチャネル番号を変更することもできる。そこで、実施例3では、図15と図16とを用いて、アドホックフレームデータのアドホックヘッダを利用して、利用されているチャネル番号を変更する例について説明する。
図15は、チャネル番号を変更する場合のアドホックヘッダの例を示す図であり、図16は、チャネル番号を変更する場合のデータフロー例を示す図である。具体的には、チャネル番号を管理したり、ノードから各種情報を取得して管理したりする管理サーバなどは、図15に示すように、変更後のチャネル番号(CH番号)と変更指示(CH番号変更指示)を付加してアドホックヘッダを拡張し、宛先に送信する。
例えば、ノードDのチャネル番号を「11」から「09」に変更する指示を送信する場合、管理サーバは、「CH番号変更指示」に「1(変更しない場合は0)」、「CH番号」に「9」を付加したアドホックヘッダを生成する。そして、管理サーバは、図16に示すように、ルーティング情報にしたがって、GW−ノードA経由で、生成したアドホックヘッダを含むアドホックフレームデータをノードDへ送信する。ノードDでは、受信したアドホックフレームデータのアドホックヘッダの「CH番号変更指示」が「1」であることから、アドホックヘッダの「CH番号=9」にチャネル番号を変更する。
このように、わざわざ個別のノードまで出向いて、設定変更を実施する必要が無く、アドホックフレームデータを用いてチャネル番号を変更することができる。例えば、災害などで、一番のライフラインである水道検針器のノードが故障し、このノードの故障を原因として、水道を使用することが出来ない事象が発生したとする。この場合、正常に動作するガス検針器のノードを転用して水道検針器のノードに取り付ける際に、上述したような方法でチャネル番号を変更し、水道検針器および水道が使用できるようになる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(チャネル番号の変更)
例えば、実施例3では、管理装置がノードのチャネル番号を変更する例について説明したが、これに限定されるものではなく、同様の手法を用いることで、ノード同士でチャネル番号を変更することもできる。
(チャネル情報)
例えば、実施例1〜3では、チャネル情報としてチャネル番号を用いた例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、一意に付与された整理番号など、チャネルを特定することのできる情報であればよい。
(無線通信装置の構成)
例えば、実施例1〜3では、チャネル番号が付与された通信データのうち、通信対象のチャネル番号が付与されたデータのみを受信する受信制御と、通信対象のチャネル番号を付加した通信データを宛先に送信する送信制御を有する無線通信装置について説明した。ところが、無線通信装置は、両方の制御を必ず有している必要はなく、どちらか一方のみを有する構成であってもよい。
(システム構成等)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、例えば図5、図7等に示した各種のデータやパラメータを含む情については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、例えばデータ受信処理部16とデータ送信処理部18とを統合するなど各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(プログラム)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
図17は、無線通信プログラムを実行するコンピュータシステム100を示す図である。図17に示すように、コンピュータシステム100は、RAM101と、HDD102と、ROM103と、CPU104とを有する。ここで、ROM103には、上の実施例と同様の機能を発揮するプログラムがあらかじめ記憶されている。つまり、図17に示すように、アプリケーション処理プログラム103a、データ送信処理プログラム103b、アドホックプロトコル処理プログラム103c、データ受信処理プログラム103dがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU104には、これらのプログラム103a〜103dを読み出して実行することで、図17に示すように、各プロセスとなる。つまり、アプリケーション処理プロセス104a、データ送信処理プロセス104b、アドホックプロトコル処理プロセス104c、データ受信処理プロセス104dとなる。なお、アプリケーション処理プロセス104a、図9に示したアプリケーション処理部17に対応し、同様に、データ送信処理プロセス104bは、データ送信処理部18に対応する。また、アドホックプロトコル処理プロセス104cは、アドホックプロトコル処理部15に対応し、データ受信処理プロセス104dは、データ受信処理部16に対応する。
また、HDD102には、構成定義テーブル102aと、リンクテーブル102bと、ルーティングテーブル102cとが設けられる。構成定義テーブル102aは、図9に示した構成定義テーブル12に対応し、リンクテーブル102bは、リンクテーブル13に対応し、ルーティングテーブル102cは、ルーティングテーブル14に対応する。
ところで、上記したプログラム103a〜103dは、必ずしもROM103に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータシステム100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に記憶させておくにしてもよい。また、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」に記憶させておいてもよい。さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム100に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておいてもよい。そして、コンピュータシステム100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
すなわち、この他の実施例でいうプログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものである。そして、コンピュータシステム100は、このような記録媒体からプログラムを読み出して実行することで上記した実施例と同様の機能を実現する。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータシステム100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータシステムまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
1 無線通信装置
1a 送信部
1b 受信部
1c 判定部
1d 受信制御部
10 無線通信装置
11 インタフェース部
12 構成定義DB
13 リンクテーブル
14 ルーティングテーブル
15 アドホックプロトコル処理部
16 データ受信処理部
17 アプリケーション処理部
18 データ送信処理部

Claims (6)

  1. 数のチャネルのうちいずれかのチャネル番号情報を含み、自装置のアドレス情報を宛先情報に含む通信データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された通信データに含まれるチャネル番号情報を取得し、取得されたチャネル番号情報が通信対象のチャネル番号情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって通信対象のチャネル番号情報であると判定された前記通信データに対して受信処理を実施し、前記判定部によって通信対象のチャネル番号情報でないと判定された前記通信データを破棄する受信制御部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信部によって受信された通信データに、前記通信対象のチャネル番号情報の変更指示が含まれていた場合に、前記通信対象のチャネル番号情報を変更指示されたチャネル番号情報に変更するチャネル変更指示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて、宛先装置に通信データを送信する送信部を有し、
    前記送信部は、前記宛先装置のアドレス情報を宛先情報に含め、前記宛先装置が通信対象とするチャネル番号情報を含めた前記通信データを生成し、生成した前記通信データを前記宛先装置に送信することを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記送信部は、前記通信データに、前記通信対象のチャネル番号情報の変更を指示する情報を付加して、前記宛先装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. コンピュータに、
    数のチャネルのうちいずれかのチャネル番号情報を含み、自装置のアドレス情報を宛先情報に含む通信データを受信
    記受信された通信データに含まれるチャネル情報を取得し、取得されたチャネル情報が通信対象のチャネル情報であるか否かを判定
    記通信対象のチャネル情報であると判定された前記通信データに対して受信処理を実施し、前記通信対象のチャネル情報でないと判定された前記通信データを破棄する
    処理を実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
  6. コンピュータに、
    複数のチャネルのうちいずれかのチャネルを用いて、宛先装置に通信データを送信する際に、前記宛先装置のアドレス情報を宛先情報に含め、前記宛先装置が通信対象とするチャネル番号情報を含めた前記通信データを生成し、
    生成した前記通信データを前記宛先装置に送信する
    処理を実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
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