JP6249153B2 - 縦型植物栽培装置 - Google Patents
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Description
このような状況の中、より効率よく農作物を栽培することができる装置やシステムの開発が期待されている。実際に、少ない面積でより多くの植物を栽培できる装置や、天候などに左右されず、主に室内で人工的な光源を用いて定期的に食物を栽培することができるシステムなどが開発されている。
しかし、この着眼点に基づく植物栽培装置には、下記の問題点が見られる。
たとえ植物栽培棚を多段に設けたとしても、植物栽培棚の上に設置されるすべての植物に対して人工の光源を照射する必要がある。そして植物栽培棚を多段に設ける構成にすると、上側の植物栽培棚の下面全体に人工光源を設ける構成にせざるを得ない。
例えば上記特許文献に係る植物栽培装置では、上段の植物栽培棚の下面に、長手方向に3本の蛍光灯を設置している。植物栽培棚の段数が増えれば増えるほど、所定の栽培棚に照射するための人工光源を増やしていかねばならず、栽培する植物の量に比例して人工光源を設ける必要があった。
このような事情を鑑みるに、従来の植物栽培棚を多段に設ける手法では、電力消費量を抑制するという点からは限界があった。
しかし、人工的な植物栽培においては、可能な限りすべての栽培植物に対して新鮮な養液を供給する必要がある。
しかし、植物栽培棚を多段に用いた植物栽培装置では、上段の栽培棚に供給した養液を下段へと順に流す仕組みとなっているため、上段の栽培棚に植えた植物には新鮮な養液を供給できるが、下段に行くほど時間も経過し、養分は薄まり、不純物や雑菌も多くなってしまう。
そのため、従来の植物栽培棚を多段に用いる手法では、全段の各々の栽培植物に対して新鮮な養液を供給することは困難であった。
また、分岐パイプ内に流入された養液は、分岐パイプ内部に植え付けた栽培植物の根の部分に直接当たることから、各段各々の栽培植物に対して常時新鮮な養液を供給することが可能となった。
これにより、より効率よく人工光を栽培植物に照射でき、人工光にかかる電力消費量を減少させることができる。
例えば、1本の育成光源を中心に、前後左右に4本の植物用パイプを配置した場合、縦方向4列分の栽培植物に対して、1本の育成光源のみで人工光を照射することができる。この場合、育成光源1本に対し、1列の栽培植物にのみしか人工光を照射できなかった従来の装置に比べて、電力消費量はおよそ4分の1になる。
人工光源に関しても、縦方向に設置可能であり、かつその周囲を照射できればどのようなものでもよい。例えば直管蛍光灯あるいはLEDランプを高さ方向に連接して用いる方法が考えられる。
また、養液供給用パイプと植物栽培用パイプにつき、所定の高さ幅ごとに分割できるようにし、各部品を組み合わせて1本のパイプを構成できるようにすることが好ましい。例えば50cmから100cm程度のパイプ部品とし、所望の高さ幅になるようにパイプ部品を連接していき1本のパイプを形成する構造とすることが考えられる。このようにすることで、異なる高さの室内空間に設置する場合でも、室内空間の高さにあわせてパイプ部品の接続数を変更することで容易にパイプの高さ幅を調整できる。
分岐パイプ又は植物載置台をどの角度、あるいはどの高さ幅ごとに設けるかは任意である。栽培する植物によって適宜変更してもよい。
例えばレタスを栽培する場合だと、生長したレタス間が重ならないように、高さ幅は20センチ内外で配置できるようにすると好ましい。また、植物載置部は一方向のみに設置できるようにしてもよいし、複数方向に設置できるようにしてもよい。例えば、1本の植物栽培用パイプに対して、前後左右に、つまり所定の水平方向を0度とすると、0度、90度、180度、270度の方向に植物載置部を配置できるようにすることが考えられる。
養液は養液供給用パイプ本管において上方へと運ばれ、バイパス用パイプを介して、各植物載置部へと供給される。養液を上方へと運ぶ手段については、既存の手段を用いることができる。例えば養液供給用パイプの下端に遠心式ポンプや容積回転式ポンプなどを接続し、それらの移送力により養液を上方へ運ぶ方法が考えられる。
配置は任意で、可能な限り少ない人工光源により、多くの植物栽培用ポット(又は植物載置部)の植物に人工光を照射できるようにすることが好ましい。
例えば人工光源を中心にし、その前後左右に植物栽培用パイプを計4本設置した上で、各植物栽培用パイプから人工光源へ向けて植物載置部を配置することが考えられる。
各植物載置部に栽培植物を植えることから、このように配置することで、1本の人工光源により4方向の栽培植物へと人工光を照射することができる。従来の水平多段式の植物栽培装置では1本の人工光源により一方向の栽培植物しか照射することができなかったため、本発明に係る植物栽培装置によると、単純計算で4倍の照射効率を達成することが可能である。
植物用パイプ、栽培用分岐パイプともに本実施例では円筒状の管を用いており、材質はエンジニアリングプラスチックを用いている。但し、パイプの形状、材質はこれに限定されない。
より具体的には、分岐部を有さない円筒状の非分岐パイプ(7)と、縦方向に延伸するパイプにおいて、斜め上方向に分岐したパイプを一体に成型している分岐パイプ(8)とを、交互に縦方向に接続して、1本の植物用パイプ(2)を形成している。非分岐パイプと分岐パイプとは接続部(9)を介して接続される。非分岐パイプと分岐パイプとの組合せを1段とすると、本実施例に係る植物用パイプは全9段構成であるといえる。
なお、分岐パイプの段数は9段に限定されず、任意であり、植物栽培装置を設置する室内空間の高さなどに応じて適宜変更すればよい。
養液用パイプは植物用パイプの空洞内に養液を供給する役割を果たす。
養液用パイプの高さ幅は、少なくとも植物用パイプと同程度の高さ幅かそれ以上であることが好ましい。
養液用パイプの下端には図示しないマグネットポンプが接続されており、マグネットポンプの圧力により、養液がパイプ上端まで持ち上げられる仕組みになっている。
養液供給管は養液用パイプ内の養液を栽培用分岐パイプへと流入させる流入手段を担うものであり、本実施例ではビニールチューブを用いている。なお、ビニールチューブに限らず、可撓性と強度とを備えた中空部材であればどのようなものでもよい。
養液供給管(5)は太すぎると大量の養液が栽培用分岐パイプに流入してしまい、細すぎると逆に養液の流入量が少なくなってしまう。本実施例ではこのことを考慮して、養液供給管の太さは約5mmとしている。
前述のとおり、養液用パイプ(3)の下端にはマグネットポンプが接続されており、マグネットポンプの圧力によって養液が上端まで上昇する。養液用パイプには所定の間隔ごとに、細い養液供給管(5)が接続されており、かつ、養液供給管の他端は栽培用分岐パイプ先端(10)近傍に接続されていることから、養液は養液供給管に流入し、養液供給管を介して、栽培用分岐パイプ空洞(12)内部へと流入する。
植物用パイプ(2)縦方向部分と、栽培用分岐パイプ(4)との分岐部分は、図3に示すように、仕切り部(13)が設けられているが、仕切り部は完全に両者を遮断しておらず、栽培用分岐パイプ空洞(12)から植物用パイプ空洞(14)へと繋がる流出孔(11)が設けられている。
栽培用分岐パイプ空洞(12)へと流入した養液は、流出孔(11)を介して、植物用パイプ空洞(14)へと流出する。植物用パイプ空洞内に流出した養液は、引力による自由落下により、植物用パイプ下端へと流れる。植物用パイプ下端にはタンクが接続されており、養液は最終的にタンクに溜まる仕組みとなっている。
なお、図示していないが、タンクに溜まった養液は適宜濾過作業や殺菌作業などを行ったあと、養液用パイプに流す仕組みになっており、養液は循環して用いることが可能である。
植物保護筒の上部には、養液供給管から流出した養液を筒内部に流入させるためのスリットが設けられている。
着脱部(22)は図5に示すように、本実施例では角度調整アタッチメント下部において、下方に突出した形状となっている。着脱部は角度調整アタッチメントを栽培用分岐パイプ先端(10)近傍に着脱可能にできればどのような構成でもよいが、本実施例では栽培用分岐パイプ先端近傍において、内径を若干拡げることで分岐パイプ先端近傍に段差(19)をつくり、その段差部分に着脱部を引っ掛けることで着脱可能としている。
植物の生長にあわせて、例えば植物が大きくなった場合に植物載置台を外側に引き出すことで植物の茎や葉元を台の上に横たえることができ、茎や葉元が折れるのを防ぐことができる。
植物が生長すると根は分岐パイプ内側へと伸びていき、葉は分岐パイプ外側へと伸びていく。
植物の種類や大きさ、成長具合により、適宜植物載置台の向きを変えたり分岐パイプから引き出したりするとよい。
なぜなら、分岐パイプの分岐角度をこの範囲にすることで、植え付けた植物が生長し葉が分岐パイプから外側へ飛び出してきた場合に、光源からの人工光の照射を上方向に加えて下方向からも不足せずに受けることができるためである。
そのため、養液供給管を通して流れてきた養液は、植物保護筒(17)のスリットを通して、植物の根の部分に流れ出し、根の部分に直接かかる仕組みになっている。これにより、植物は新鮮な、つまり養分・空気を多く含みかつ無菌状態の養液が植物の根に絶えずかかることとなり、植物に対し新鮮な養液を常時供給することが可能となる。
この1本の養液用パイプと4本の植物用パイプとで、1組の植物栽培パイプセット(29)を構成している。
また、1組の植物栽培パイプセットの下端に回転台(53)を設置し、植物栽培パイプセットを回転台に載設することで、パイプセットを回転自在としている。
植物用パイプ(2)の最上段に植え付けた植物に対しても過不足なく人工光を照射できるよう、植物用パイプの高さ幅以上は育成光源を延伸して設けることが好ましい。
本実施例に係る植物栽培装置(1)では、図9(a)に示すように、1本の育成光源に対して、4組の植物栽培パイプセット(29)が周囲に配置されている。植物栽培パイプセットは、平面視において、植物パイプセット中心(30)−育成光源(6)−隣接する植物パイプセット中心(30’)の角度が90度になるように配置される。すなわち、育成光源を中心に対角上に植物栽培パイプセットが配置されるのである。
このような構成とすることで、図9(a)に示すように、1本の育成光源がその周囲に配設された4本の植物用パイプにそれぞれ植え付けられる植物に対して人工光を照射することが可能となる。
これに対し、本実施例に係る植物栽培装置(31)では、植物用パイプ(32)と養液用パイプ(33)とは完全に分離した態様とはなっておらず、それぞれが隣接した一体型のパイプ装置となっている。
本実施例における植物栽培装置では、各栽培用分岐パイプが設けられた高さとおよそ同一の高さにおいて、養液用パイプ(33)と植物用パイプ(32)とを仕切る境界壁(37)に噴射孔(35)が設けられている。
噴射孔の形状は任意であるが、本実施例では直径約2mmの円形状の孔部としている。
よって、本実施例に係る植物栽培装置によると、養液用パイプ(33)の噴射孔(35)から植物用パイプの分岐部分(38)に向けて流出した養液は植え付けられた植物の根(R)に直接当たることとなる。
その後養液は引力により、植物用パイプの空洞内において下側へと落下する。
また、養液用パイプから植物用パイプに養液を供給する養液供給手段にチューブなどを用いていないことから、チューブの点検保守作業がなくなり、装置の、より安定した維持及び可動が可能となる。
この堰止板は植物用パイプ(42)の側面において、分岐部分(44)下方からそのまま縦方向に延伸して設けられるものである。ただし、分岐部分を完全には塞がず、分岐部分上側は植物用パイプと分岐パイプとの間に孔部を設け、これを養液の流出孔(46)としている。
養液をかけ流し、かつ根元部分に溜めることから、より少ない養液の量で植物を栽培することができる。
そして、各植物用パイプに設けられた栽培用分岐パイプ(4)の方向の先に育成光源を配置しており、育成光源の数は計16本となる(縦横4列ずつ配置)。
この配置によると、中央の育成光源(52)はそれぞれ4本分の植物用パイプに植えられた植物に人工光を照射することができる。また、壁の中側の育成光源(52’)はそれぞれ2本分の植物用パイプに植えられた植物に人工光を照射することができ、角の育成光源(52’’)はそれぞれ1本分の植物用パイプに植えられた植物に人工光を照射することができる。
すなわち、16本の育成光源により、縦方向36列の植物すべてに対して人工光を照射することができることとなる。従来の、1本の光源が1列の植物を照射していた装置と比較して、電力消費量を約6割程度削減することが可能となり、非常にエコロジーなシステムを構築することが可能となる。
なお、各植物は、各植物の正面にある光源のみからだけでなく、各植物の横方向に位置する光源からも、人工光の照射を受けることができる。
例えば、ある植物用パイプでは奇数段目に栽培用分岐パイプを設け、隣接する植物用パイプでは偶数段目に栽培用分岐パイプを設ける、といった態様が考えられる。
このように、パイプ間で栽培用分岐パイプの高さ位置を異なるものとすることで、植物の植え付け位置を交互に設定することができ、室内を流れる風が各植物にあたりやすくすることができる。
例えば1本の育成光源の前後左右に追加して、斜め右前、斜め左前、斜め右下、斜め左下にも植物用パイプを配置し(計8本配置)、各植物用パイプに設置される分岐パイプをそれぞれ育成光源の方向に向けることで、1本の育成光源により合計8列分の栽培植物に対して人工光を照射することができる。
従来の1本の人工光源が1列の栽培植物に対して人工光を照射していた装置と比較して、消費電力を約8分の1に減少させることが可能となる。
2 植物用パイプ
3 養液用パイプ
4 栽培用分岐パイプ
5 養液供給管
6 育成光源
7 非分岐パイプ
8 分岐パイプ
9 接続部
10 栽培用分岐パイプ先端
11 流出孔
12 栽培用分岐パイプ空洞
13 仕切り部
14 植物用パイプ空洞
15 植物載置部
16 植物載置台
17 植物保護筒
18 角度調整アタッチメント
19 段差
20 分岐パイプ先端下端
21 押止部
22 着脱部
23 外側端部
24 スポンジ
25 分岐パイプ上側面
26 養液供給管分岐パイプ側端部
27 蛍光灯
28 光源接続部
29 植物栽培パイプセット
30,30’植物栽培パイプセット中心
31 植物栽培装置
32 植物用パイプ
33 養液用パイプ
34 栽培用分岐パイプ
35 噴射孔
36 育成光源
37 境界壁
38 分岐部分
41 植物栽培装置
42 植物用パイプ
43 栽培用分岐パイプ
44 分岐部分
45 堰止板
46 流出孔
47 養液供給管
50 反射板
51 植物栽培パイプセット
52,52’,52’’ 育成光源
53 回転台
54 反射板密閉室
55 ガラス面密閉室
56 移動台
S 植物
R 植物の根
Claims (7)
- 養液を供給するための縦方向に延伸した養液用パイプと、
栽培植物を植えるための縦方向に延伸した植物用パイプと、
栽培植物に対して人工光を照射するための縦方向に延伸した育成光源とからなり、
植物用パイプには、栽培植物を載置する植物載置部を先端内部に設置したパイプ管である分岐パイプが、植物用パイプと分岐パイプの上側面との間に空間を形成するように植物用パイプに対して20度から60度の角度を有して斜め上方向に向けて延伸して所定の高さ幅ごとに縦方向直線上に1以上設けられており、
養液用パイプ内部から分岐パイプ内部へと養液を供給するための養液供給手段を備えており、
分岐パイプに育成光源からの人口光が照射されるように、育成光源、分岐パイプ、植物用パイプ、養液用パイプの順に直線上に配置され、
植物用パイプと養液用パイプとは離れて設置されており、
養液供給手段は養液用パイプと分岐パイプとを連結する養液供給管であり、
養液供給管の1端は養液用パイプに接続されており、植物用パイプと分岐パイプの上側面との間の空間に配される養液供給管の他端は分岐パイプの上側面に接続されており、
養液供給管を介して、養液用パイプ内の養液を植物用パイプに配される分岐パイプ内に流入させることを特徴とする、
植物栽培装置。 - 養液用パイプを中心に設置して、その前後左右に1本ずつ計4本の植物用パイプを設置し、各植物用パイプに設けられた分岐パイプの方向は、平面視で分岐パイプ‐養液パイプ‐該分岐パイプに隣接する分岐パイプの角度が90度となるように設けられたことを特徴とする、
請求項1に記載の植物栽培装置。 - 植物載置部は、
植物載置面を有する植物載置台と、
植物載置台に載設される植物保護筒と、
植物載置台を押止する押止部と、
分岐パイプ先端内部に着脱するための着脱部を有する角度調整アタッチメントとからなり、
角度調整アタッチメントの押止部に植物載置台を押止し、かつ着脱部を分岐パイプ先端内部に取り付けることで、これにより植物載置台の向きが変更可能となり、植物載置台の分岐パイプからの引出し、押入れも可能となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植物栽培装置。 - 植物用パイプと分岐パイプとの分岐部分内側において、分岐パイプ内部から植物用パイプ内部へと流れる養液を堰き止めるための堰止板を分岐部分下方に設置し、その上方には分岐パイプ内部から植物用パイプ内部へと養液を流出させるための流出孔を設け、
分岐パイプ内部において堰止板により養液が堰き止められることで溜まり、溢れた養液が流出孔から植物用パイプへと流出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の植物栽培装置。 - 分岐パイプが育成光源の方向となるように、育成光源の周囲に4本以上の植物用パイプを設置し、育成光源が4本以上の植物用パイプに設けられた分岐パイプの植物載置部に対して人工光を照射可能としたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
- 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の植物栽培装置をキャスターが付いた移動台に載設し、植物栽培装置を移動自在とし、周囲が反射板で囲まれている反射板密閉室と、周囲が透明板で囲まれている透明板密閉室との間を移動させて用いることを特徴とした植物栽培装置。
- 養液を供給するための縦方向に延伸した養液用パイプと、
栽培植物を植えるための縦方向に延伸した植物用パイプと、
栽培植物に対して人工光を照射するための縦方向に延伸した育成光源とからなり、
植物用パイプには、栽培植物を載置する植物載置部を先端内部に設置した1以上の分岐パイプが斜め上方向に向けて所定の高さ幅ごとに設けられており、
養液用パイプ内部から分岐パイプ内部へと養液を供給するための養液供給手段を備えており、
植物用パイプに隣接して、植物用パイプに設けられた分岐パイプの方向の先に育成光源が設置され、
養液用パイプと、植物用パイプと、育成光源と、分岐パイプと、養液供給手段とをキャスターが付いた移動台に載設し、植物栽培装置を移動自在とし、
周囲が反射板で囲まれている反射板密閉室と、周囲が透明板で囲まれている透明板密閉室との間を移動させて用いることを特徴とした植物栽培装置。
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