JP6248926B2 - 半導体装置、半導体装置の電源制御方法及びセンサノード - Google Patents

半導体装置、半導体装置の電源制御方法及びセンサノード Download PDF

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Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2012−077960号(2012年 3月29日出願)に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、半導体装置、半導体装置の電源制御方法及びセンサノードに関する。特に、直流電源から電源供給を受ける半導体装置、半導体装置の電源制御方法及びセンサノードに関する。
近年、温度センサ、湿度センサ又は人の存在を検出する人感センサ等を内部に含むセンサノードが、住宅やオフィスに設置されることが多い。このようなセンサノードは、より快適な生活環境の実現に不可欠である。住宅等に分散配置されたセンサノードは、無線通信により、センサノードに対するホスト機器とデータの送受信が可能である。ホスト機器は、住宅等の環境情報を一元管理し、照明や空調等の制御に利用する。あるいは、人感センサを含むセンサノードを用いれば、警備システムを構築することも可能である。
ここで、センサノードを配置する場所は必ずしも電源コンセントの近傍とは限らないため、乾電池やボタン電池といった直流電源を電源として用いることが多い。また、センサノードは、住宅等における環境情報を取得するために設置されるため、温度や湿度等のデータを一定周期でホスト機器に送信する動作を繰り返す。さらに、センサノードはインテリア等の目的で配置されるわけではないため、人目に付かない場所に設置されることも多い。そのため、センサノードの電池を交換するには、相当程度のコスト(保守コスト)が必要であり、可能な限り電池の交換が必要ないセンサノードが求められる。つまり、電池の耐用期間を長くするセンサノードが求められる。より具体的には、電池の充電又は交換といった保守コストを低減させるため、年単位の耐用期間が望まれる。
ここで、センサノードの消費電力を低減する種々の技術が存在する。例えば、環境情報の取得やその送信といった動作時以外の期間は、最小限の機能のみを活性化しておき、他の機能を停止するスリープモードに遷移することが行われる。
特許文献1及び2において、無線通信装置に含まれるモジュールを予め定めた順序で動作させ、無線通信装置が消費する電流のピークを低減する技術が開示されている。
特許文献3において、電池とキャパシタを並列に配置し、負荷に供給する電流のピークを低減する電源装置が開示されている。
特開2007−243933号公報 特開2007−079669号公報 特表2008−529177号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
上述のように、センサノードは、消費電力を低減するために、スリープモードへの遷移と通常動作モード(アクティブモード)への復帰を繰り返すことが多い。しかし、スリープモードからアクティブモードに復帰する際、各モジュールの活性化(起動)には大電流が必要となる。従って、定常電流と比較すると、スリープモードからアクティブモードへの復帰時には、大きな突入電流(ピーク電流)が発生する。センサノードの消費電力を低減する目的で、頻繁にスリープモードへの遷移及びアクティブモードへの復帰を繰り返すと、ピーク電流が発生する機会が増加する。
出力電流の最大値は電池(直流電源)の種類に応じて、詳細に規定されている。例えば、ボタン状の形態を持つリチウム一次電池であれば、数十mA程度が最大電流値となる。この最大電流値を遵守する範囲で使用しなければならない。また、最大電流値に達していなくても、出力電流の最大値が大きければ、電池の放電容量が減少することが懸念される。
さらに、発明者らの検討によって、頻繁にピーク電流が発生すると電池の耐用期間に悪影響を与えることが判明した。より具体的には、直流電源をリチウム一次電池とすれば、過大なピーク電流により、リチウム一次電池の電極にデンドライト結晶が析出し、耐用期間が著しく短くなることが明らかとなった。即ち、直流電源に過大なピーク電流が流れれば、直流電源が劣化する。以上のように、直流電源を用いた半導体装置においては、半導体装置の消費電力を低減しようとすると、直流電源が劣化してしまう、という問題があった。
本発明の第1の視点によれば、コンダクタンスが可変である電流制御部と、前記電流制御部のコンダクタンスを制御する制御部と、を備え、前記電流制御部は、直流電源の負荷と並列に、キャパシタを介して前記直流電源と接続され、前記制御部は、前記直流電源と前記負荷が導通状態にない場合には、前記電流制御部を第1のコンダクタンスに設定し、前記直流電源と前記負荷が導通状態の場合には、前記電流制御部を前記第1のコンダクタンスよりも大きい第2のコンダクタンスに設定し、前記負荷の電気特性に応じて、前記電流制御部に対する制御を変更する半導体装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、直流電源の負荷と並列に、キャパシタを介して前記直流電源と接続され、コンダクタンスが可変である電流制御部を備える半導体装置の電源制御方法であって、前記電流制御部を第1のコンダクタンスに設定することで、前記キャパシタの充電を開始する工程と、前記直流電源と前記負荷を導通する際に、前記電流制御部を第2のコンダクタンスに設定することで、前記キャパシタの放電を開始する工程と、前記負荷の電気特性に応じて、前記キャパシタを充電する時間を変更する工程と、を含み、前記第2のコンダクタンスは前記第1のコンダクタンスよりも大きい半導体装置の電源制御方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、上記第1の視点に係る半導体装置と、直流電源と、前記直流電源が出力する電圧を変換し、前記半導体装置に供給する電圧変換器と、外部環境の状態を検出するセンサを含むセンサモジュールと、を備えるセンサノードが提供される。
本発明の各視点によれば、消費電力を低減しつつ、直流電源の劣化を防止することに寄与する半導体装置、半導体装置の電源制御方法及びセンサノードが、提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る半導体装置1の内部構成の一例を示す図である。 電源領域の内部構成の一例を示す図である。 半導体装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 アクティブモードに復帰する際の電圧及び電流の一例を示す図である。 複数のキャパシタに対応した電流制御部31の内部構成の一例を示す図である。 半導体装置1aの内部構成の一例を示す図である。 半導体装置1bの内部構成の一例を示す図である。 半導体装置1cの内部構成の一例を示す図である。 半導体装置1dの内部構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体装置5の内部構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体装置6の内部構成の一例を示す図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
半導体装置の消費電力を低減するためには、半導体装置の機能を実現するための回路(直流電源からみた負荷)を非活性化し、スリープモードに遷移することが必要になる。しかし、スリープモードからアクティブモードへの遷移を繰り返すと、負荷となる回路の非活性化と活性化が繰り返されることになり、直流電源にピーク電流が生じる機会が増加し、直流電流源が劣化する。そのため、半導体装置の消費電力を低減しつつ、直流電源の劣化を防止する半導体装置が、望まれる。
そこで、一例として図1に示す半導体装置300を提供する。半導体装置300は、コンダクタンスが可変である電流制御部301と、電流制御部301のコンダクタンスを制御する制御部302と、を備える。電流制御部301は、直流電源の負荷と並列に、キャパシタを介して直流電源と接続され、制御部302は、直流電源と負荷が導通状態にない場合には、電流制御部301を第1のコンダクタンスに設定し、直流電源と負荷が導通状態の場合には、電流制御部301を第1のコンダクタンスよりも大きい第2のコンダクタンスに設定する。
半導体装置300は、直流電源により動作する。そのため、半導体装置300に含まれる制御部302から直流電源の電流供給能力(ピーク電流の発生)を制御することはできない。そこで、キャパシタを制御部302が制御可能であって、仮想的な電源として設ける。制御部302が、このキャパシタの充放電を自由に制御することによって、直流電源における電流供給を補助する。より具体的には、制御部302は直流電源と負荷を導通するタイミングを把握している。また、このようなタイミングこそが、ピーク電流が発生するタイミングでもある。そこで、制御部302は、直流電源と負荷を導通することで直流電源にピーク電流が発生すると判断するならば、予め充電されたキャパシタを放電し、直流電源の電流供給を補助し、ピーク電流の発生を抑制する。なお、キャパシタの充電は、直流電源と負荷とが導通状態にない状態で行われる。半導体装置300は、直流電源からみた負荷の特性に応じて、キャパシタの充放電を制御することで、ピーク電流を抑制し、直流電源の劣化を防止する。
また、半導体装置300は、直流電源と負荷とが導通状態にない状態(キャパシタの充電時)では、電流制御部301を第1のコンダクタンスに設定する。一方、直流電源と負荷を導通する際に、電流制御部301を第2のコンダクタンスに設定する。ここで、キャパシタの充電を行う際、直流電源のピーク電流が上昇しないように第1のコンダクタンスは小さな値に設計される。一方、キャパシタの放電を行う際には、キャパシタの放電能力を高めるため、第2のコンダクタンスは大きな値に設計される。このように、キャパシタの放電能力を高めた状態で、直流電源と負荷を導通する。その結果、負荷となる回路の活性化に必要な過渡電流の大半が、充電されたキャパシタにより供給され、ピーク電流を抑制し、直流電源の劣化を防止できる。
以上のように、電流制御部301のコンダクタンスを切り替えることにより、キャパシタを充放電する際の時定数を切り替える。その結果、スリープモードに遷移することで消費電力を低減しつつ、直流電源の劣化を防止する半導体装置300を提供することができる。半導体装置300は、内部に機能モジュールを含むCPU(Central Processing Unit)や直流電源制御装置等の使用に適する。
さらに、下記の形態が可能である。
[形態1]上記第1の視点に係る半導体装置のとおりである。
[形態2]前記第2のコンダクタンスは、前記直流電源のコンダクタンスよりも大きいことが好ましい。
[形態3]前記制御部は、前記負荷の電気特性に応じて、前記電流制御部に対する制御を変更することが好ましい。
[形態4]前記電流制御部は、第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタよりも駆動能力の高い第2のMOSトランジスタと、を含んで構成され、前記第1のMOSトランジスタを導通することで前記第1のコンダクタンスとし、前記第2のMOSトランジスタを導通することで前記第2のコンダクタンスとすることが好ましい。
[形態5]前記電流制御部は、MOSトランジスタ、又は、バイポーラトランジスタを含んで構成され、前記MOSトランジスタのゲート電圧、又は、バイポーラトランジスタのベース電流を可変することで、前記第1のコンダクタンスと前記第2のコンダクタンスとを切り替えることが好ましい。
[形態6]前記負荷は、複数の電源領域から構成されており、前記複数の電源領域のそれぞれに対応してスイッチが設けられ、前記制御部は、前記直流電源と前記負荷が導通状態の場合に、前記スイッチを導通することが好ましい。
[形態7]前記直流電源と前記負荷との間に並列に配置される複数のキャパシタのそれぞれに対応した複数の前記電流制御部を備えることが好ましい。
[形態8]前記制御部は、前記負荷の容量性負荷に応じて、前記直流電源と前記負荷とが導通状態となる時間を変更することが好ましい。
[形態9]前記制御部は、前記複数の電源領域のうち活性化する電源領域の個数に基づいて、前記直流電源と前記負荷とが導通状態となる時間を変更することが好ましい。
[形態10]前記制御部は、前記負荷の電気特性に応じて、前記複数のキャパシタを充電する個数を決定することが好ましい。
[形態11]前記第1のMOSトランジスタと、前記制御部と、が同一の半導体基板の上に形成されていることが好ましい。
[形態12]前記キャパシタ、又は、前記第2のMOSトランジスタ、の少なくともいずれかは前記半導体基板の外部に形成されていることが好ましい。
[形態13]前記キャパシタを接続する端子、又は、前記第2のMOSトランジスタを制御する端子、の少なくともいずれかを備えることが好ましい。
[形態14]前記直流電源から供給される第1の電圧を第2の電圧に変換する電圧変換器を備え、前記負荷は、前記第1の電圧、又は、前記第2の電圧、いずれかの供給を受けることが好ましい。
[形態15]前記第1の電圧と第1の基準電圧の比較結果を出力する第1の比較器を備え、前記制御部は、前記第1の電圧が前記第1の基準電圧よりも低下した場合に、前記第1の比較器の出力結果に基づき、前記直流電源と前記負荷を導通状態とすることが好ましい。
[形態16]前記第1の電圧から所定の周期を持つ矩形波を生成し、前記矩形波を平滑した第3の電圧を前記負荷に供給する矩形波生成部と、前記第3の電圧と第2の基準電圧の比較結果を出力する第2の比較器と、前記第2の比較器の出力結果に基づき、前記矩形波の周期を変更する矩形波制御部と、を備えることが好ましい。
[形態17]前記矩形波生成部は、前記第1の電圧を供給する第1の電源線に接続されたハイサイドスイッチと、一端が接地電位に接続されたローサイドスイッチと、を含んで構成され、前記矩形波制御部は、前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に切り替えることで、前記矩形波の周期を変更することが好ましい。
[形態18]上記第2の視点に係る半導体装置の電源制御方法のとおりである。
[形態19]前記半導体装置の電源制御方法は、さらに、前記負荷の電気特性に応じて、前記キャパシタを充電する時間を変更する工程を含むことが好ましい。
[形態20]前記負荷が、複数の電源領域を含む場合であって、活性化しようとする電源領域の個数に基づいて、前記キャパシタを充電する時間を変更する工程を含むことが好ましい。
[形態21]前記半導体装置は、複数の前記キャパシタと、前記複数のキャパシタのそれぞれに対応した複数の前記電流制御部と、を備え、前記負荷の電気特性に応じて、前記複数のキャパシタのうち、充電するキャパシタの個数を決定する工程を含むことが好ましい。
[形態22]上記第3の視点に係るセンサノードのとおりである。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る半導体装置1の内部構成の一例を示す図である。なお、図2には、簡単のため、本実施形態に係る半導体装置1に関係するモジュールを記載する。
半導体装置1は、入力電源端子T01を介して、外部から電源の供給を受ける。直流電源2は、電圧変換器3を介して半導体装置1に電源を供給する。さらに、半導体装置1は、外部平滑用容量接続端子T02を備えており、外部平滑用容量接続端子T02を介してキャパシタ4と接続される。半導体装置1は、内部に複数の電源領域(パワードメイン)を備えている。
各電源領域は、それぞれに対応したスイッチによって供給される電源に基づき動作する領域である。即ち、ある電源領域を活性化する際には、対応するスイッチを短絡することで電源領域に電源を供給する。一方、電源領域を非活性化する際には、対応するスイッチを開放することで電源領域に供給する電源を遮断する。また、電源領域を適宜、非活性化することで、スリープモードに遷移する。その後、半導体装置1は、必要に応じて非活性化した電源領域を活性化し、アクティブモードに復帰する。
本実施形態では、半導体装置1が、スリープモードからアクティブモードに遷移する際の電流(過渡電流、ピーク電流)の抑制について説明する。
半導体装置1は、複数の電源領域101〜10n(nは正の整数、以下同じ)と、電源制御部20と、電流制御部30と、制御部40と、スイッチSW1〜SWnと、を含んで構成されている。
電源領域101〜10nには、半導体装置1の機能を実現するための機能モジュールが含まれる。例えば、メモリモジュールや、AD(Analog/Digital)変換器等が相当する。同一の電源領域は、同一の電源で動作する機能モジュールを含んで構成される。図3は、電源領域10q(qは1以上、n以下の整数)の内部構成の一例を示す図である。図3に示すように、電源領域は複数の機能モジュールを含んでもよい。なお、1つの電源領域が、1つの機能モジュールを含んで構成されてもよいことは勿論である。電源領域101〜10nが、直流電源2及び電圧変換器3に対する負荷となる。
制御部40は、電源領域101〜10n及び電源制御部20に対し、制御信号を出力する。半導体装置1の内部には、内部電源線が配線され、電源領域101〜10nと接続されている。電流制御部30は、内部電源線と外部平滑用容量接続端子T02から延伸する容量接続配線との間に配置されている。電流制御部は、直流電源2の負荷と並列に、キャパシタ4を介して直流電源2と接続されている。また、スイッチSW1〜SWnが、それぞれ、内部電源線と電源領域101〜10nとの間に配置されている。
電流制御部30は、コンダクタンスが可変可能に構成されている。電流制御部30は、Pチャンネル型MOSトランジスタP1及びP2を含んで構成されている。Pチャンネル型MOSトランジスタP1を導通することで、内部電源線から容量接続配線に向けて電流が流れ、キャパシタ4の充電を可能とする。一方、容量接続配線から内部電源線に向けて電流を流し、キャパシタ4を放電する際には、Pチャンネル型MOSトランジスタP1及びP2を導通する。ここで、Pチャンネル型MOSトランジスタP2の駆動能力は、Pチャンネル型MOSトランジスタP1の駆動能力よりも高く設計する(駆動能力の高いトランジスタを採用する)。即ち、キャパシタ4を充電する際の電流制御部30のコンダクタンス(以下、第1のコンダクタンスとする)は、Pチャンネル型MOSトランジスタP1の駆動能力に比例し、キャパシタ4を放電する際の電流制御部30のコンダクタンス(以下、第2のコンダクタンスとする)はPチャンネル型MOSトランジスタP1及びP2の駆動能力に比例する。ここで、第1のコンダクタンスと、第2のコンダクタンスの決定は、直流電源2の仕様や直流電源2から見た負荷である電源領域101〜10nの容量性負荷に依存する。例えば、キャパシタ4を充電する際に生じる電流のピークを抑制するには、第1のコンダクタンスを小さくする。あるいは、負荷の容量性負荷が高く、多くの電流を瞬時にキャパシタ4から供給する必要がある場合には、第2のコンダクタンスを大きくする。即ち、第2のコンダクタンスは、直流電源のコンダクタンスよりも大きいことが望ましい。なお、図2においては、電源制御部20と制御部40を異なる構成要素として記載しているが、制御部40が電源制御部20の動作を兼ねてもよいことは勿論である。
半導体装置1がアクティブモード時には、スイッチSW1〜SWnを短絡することで、各電源領域に対し電源供給する。即ち、電源領域(直流電源2からみた負荷)を活性化する際には、直流電源2と負荷とが導通状態となる。一方、半導体装置1がスリープモード時には、スイッチSW1〜SWnを開放することで、各電源領域に対する電源供給を停止する。即ち、電源領域を非活性化する際には、直流電源2と負荷は導通状態にない。スリープモード時における各電源領域への電源供給を停止することで、各電源領域内のリーク電流(スタンバイ電流)を抑制する。つまり、半導体装置1は、パワーゲーティングの実施が可能である。
電源制御部20は、制御部40が出力する制御信号に基づき、電流制御部30のコンダクタンスを切り替え、スイッチSW1〜SWnの状態(開放又は短絡)を切り替える。
次に、半導体装置1がスリープモードからアクティブモードに遷移する場合の動作について説明する。
図4は、半導体装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS01において、制御部40から電源制御部20に対して制御信号を出力する。この場合の制御信号は、電源領域101〜10nのうち、少なくとも1以上の電源領域を活性化する指示を含む。
ステップS02において、制御信号を受け付けた電源制御部20は、電流制御部30を第1のコンダクタンスに設定する。電流制御部30を第1のコンダクタンスに設定することで、内部電源線からキャパシタ4に電流が流れ、キャパシタ4の充電が始まる。
ステップS03において、電源制御部20は、第1のコンダクタンスの設定から所定時間経過するまで待機する。この際の、所定時間は、キャパシタ4の充電に必要な時間とし、制御部40から電源制御部20に設定可能とする。その際、負荷の電気特性に応じて、制御部40から電源制御部20に所定時間(キャパシタ4の充電時間)を設定することができる。より具体的には、活性化する電源領域の容量性負荷が高い場合には、多くの電荷をキャパシタ4に充電する必要がある(充電時間を長くする)。そこで、制御部40は、電源制御部20に対して、長時間の充電を指示する。一方、活性化する電源領域の容量性負荷が低い場合には、さほど多くの電荷を必要としない(充電時間は短くてよい)。この場合には、制御部40から電源制御部20に対し、短時間の充電を指示する。あるいは、この所定時間は、負荷の電気特性に依らず予め定めた時間とすることができる。
ステップS04において、電源制御部20は、電流制御部30を第2のコンダクタンスに設定する。本ステップで、電流制御部30を第2のコンダクタンスに設定することで、キャパシタ4の放電効率を高める。
ステップS05において、電源制御部20は、活性化する電源領域に接続されたスイッチ(スイッチSW1〜SWnのいずれか)を短絡する。スイッチを短絡することで、電源領域への電源供給が開始され、電源領域が活性化する(起動を開始する)。
ステップS06において、電源制御部20は、電源領域へ供給する電流が安定したタイミング(電源領域が定常状態となるタイミング)において、電流制御部30に含まれるPチャンネル型MOSトランジスタP1及びP2を非導通とする。
次に、半導体装置1がスリープモードからアクティブモードに遷移する際の、キャパシタ4の電圧(以下、Vcとする)と、キャパシタ4の入出力電流(以下、Icとする)と、電圧変換器3の出力電流(以下、Ioutとする)と、の関係を説明する。
図5は、アクティブモードに復帰する際の電圧及び電流の一例を示す図である。
初期状態(時刻t01以前)において、Pチャンネル型MOSトランジスタP1及びP2は、非導通であり、キャパシタ4は内部リークによって完全に放電されているものとする。つまり、初期状態では、Vcは0Vである。なお、電圧変換器3の出力電流Ioutは、少なくとも電源制御部20の動作のために一定の電流を供給している。
初めに、時刻t01のタイミングにおいて、電源制御部20が制御部40の指示に基づき電流制御部30を第1のコンダクタンスに設定する(Pチャンネル型MOSトランジスタP1を導通する)。Pチャンネル型MOSトランジスタP1が導通すれば、キャパシタ4の充電が始まる。この際、電流制御部30は第1のコンダクタンスに設定されており、第1のコンダクタンスは、充電時にキャパシタ4に流れ込む電流が直流電源2の仕様が定める最大電流値よりも十分に低い値となるように設定される。即ち、Pチャンネル型MOSトランジスタP1を導通することにより生じる電流が、直流電源2が規定する最大電流値を超えてしまっては、電源領域を活性化する際のピーク電流を抑制する意義が没却するからである。
電源制御部20は、キャパシタ4の充電が完了した後、電流制御部30を第2のコンダクタンスに設定する(時刻t02)。充電が完了すると、キャパシタ4の電圧Vcは、半導体装置1の電源電圧Vddに一致する。さらに、時刻t03において、活性化する電源領域に対応したスイッチを短絡する。
この際、電源領域の内部電圧を接地電位から電源電圧Vddに引き上げるため、過渡電流の電流値は大きくなる。しかし、本実施形態に係る半導体装置1における過渡電流は、直流電源2とキャパシタ4の双方から供給、かつ、その大半はキャパシタ4から供給される。電流制御部30の第2のコンダクタンスは、直流電源2及び電圧変換器3のコンダクタンスよりも十分大きく設定されるためである。つまり、Pチャンネル型MOSトランジスタP2には、その駆動能力が十分高い(例えば、チャンネル長に対するチャンネル幅の比が高い)トランジスタを採用する。半導体装置1における過渡電流の大半が、キャパシタ4から供給することによって、直流電源2のピーク電流を抑制できる(出力電流の最大値を抑制できる)。
図5において、Ip1が半導体装置1の過渡電流の最大値である。一方、Ip2は、キャパシタ4から電流を供給しない場合の過渡電流の最大値である。Ip1及びIp2を比較することで、直流電源2の出力電流Ioutの最大値が抑制されていることが分かる。
なお、本実施形態に係る半導体装置1は、電源領域を活性化する際に、キャパシタ4の充電を行うことを説明した。しかし、キャパシタ4の充電を、電源領域を活性化する前に予め行っておくこともできる。その場合には、図4のステップS06において、Pチャンネル型MOSトランジスタP1を非導通とせず、導通を維持する。キャパシタ4を予め充電しておくことで、各電源領域の起動を高速化することができる。
また、本実施形態に係る半導体装置1では、キャパシタ4は半導体装置1の外部に接続する形態について説明したが、このような接続に限定する趣旨ではない。キャパシタ4が、半導体装置1の内部に含まれていてもよい。
さらに、半導体装置1には、複数の電源領域が含まれる場合について説明したが、半導体装置1に含まれる電源領域が1つであってもよいことは当然である。さらに、図4のフローチャートを用いて、複数の電源領域101〜10nのうちいずれかの電源領域を活性化する場合について説明した。しかし、1つの電源領域の活性化に限定されず、複数の電源領域を活性化することもできる。この場合には、制御部40は、活性化しようとする電源領域の個数に応じて、キャパシタ4の充電時間の変更を電源制御部20に指示することができる。より具体的には、活性化しようとする電源領域の個数とその際に必要な充電時間との関係を予め定めておき、制御部40から電源制御部20に充電時間を通知する。あるいは、活性化しようとする電源領域の組み合わせと、その組み合わせに対応した充電時間が規定されたルックアップテーブルを参照し、制御部40から電源制御部20に通知することもできる。
さらにまた、図2では、1つのキャパシタ4と対応する電流制御部30を備え構成について説明した。しかし、半導体装置1に接続するキャパシタは複数であってもよい。
図6は、電流制御部31の内部構成の一例を示す図である。図6では、複数のキャパシタ401〜40r(rは正の整数、以下同じ)が半導体装置に接続されている。電流制御部31には、この複数のキャパシタ401〜40rに対応して、第1のコンダクタンスを実現するPチャンネル型MOSトランジスタP11〜P1rと、第2のコンダクタンスを実現するPチャンネル型MOSトランジスタP21〜P2rと、が含まれている。即ち、半導体装置に接続されるキャパシタに対応して電流制御部が設けられる。さらに、電流制御部31は、Pチャンネル型MOSトランジスタP11〜P1rの各ソースに共通接続されるPチャンネル型MOSトランジスタPlimitを備えている。Pチャンネル型MOSトランジスタPlimitのゲートは、充電電流制限信号Vlimitを受け付ける。充電電流制限信号Vlimitは、電源制御部(図6において図示せず)が出力する。
複数のキャパシタ401〜40rを同時に充電しようとすれば、直流電源2から供給するピーク電流が増大する可能性がある。そこで、Pチャンネル型MOSトランジスタPlimitの駆動能力を適切に選択した上で、複数のキャパシタ401〜40rを充電する際には、Pチャンネル型MOSトランジスタPlimitを導通することで、充電時に流れる電流の総和に上限を設ける。その結果、複数のキャパシタを同時に充電したとしても、過剰なピーク電流が流れることを抑制できる。
また、複数のキャパシタ401〜40rを半導体装置1に接続する場合には、電源領域101〜10nの電気特性(負荷の電気特性)や、活性化しようとする電源領域の個数等に応じて、充放電するキャパシタを選択してもよい。例えば、高い負荷の回路を活性化する場合には、多くのキャパシタを使用して充放電を行う等の対応を行うことができる。より具体的には、負荷の容量性負荷に応じて、充電すべきキャパシタの個数が決定できる。充電すべきキャパシタの個数が決定されれば、複数のキャパシタからなる容量値が定まる。キャパシタの容量値が定まれば、充電時に直流電源2から供給可能な電流値(充電電流の総和)はPチャンネル型MOSトランジスタPlimitの駆動能力から把握できるので、充電に要する時間を決定することができる。
さらにまた、キャパシタ4を予め充電する場合をスリープモードとし、このスリープモードよりも更に低消費電力なモード(ホルトモード)を設定することも可能である。このような低消費電力なモードでは、キャパシタ4を予め充電しないことで、キャパシタ4のリーク電流をより一層、削減できる。
なお、特許文献1及び2は、各モジュールを起動する際のピーク電流自体を抑制する技術ではなく、モジュールを起動する際の順序により消費電力を削減する技術を開示する。また、出力電流のピークを過度に制限すれば、直流電源から各モジュールに供給する電圧が不足し(所謂、ブラウンアウト状態)、各モジュールの起動が遅延する可能性もある。さらに、特許文献3が開示する技術には、キャパシタを充放電する際の電流値に対する考慮がなく、キャパシタを充電する際に、直流電源に悪影響を与えるピーク電流が流れる可能性がある。一方、キャパシタを放電する際に、直流電源のピーク電流を抑制するのに十分な電流を瞬時に供給できない可能性がある。従って、特許文献1乃至3の技術によっても、消費電力を低減しつつ、直流電源から供給する電流のピーク電流を抑制する半導体装置を得ることができない。
一方、本実施形態に係る半導体装置1は、キャパシタ4の接続が可能であって、このキャパシタ4の充放電を、電流制御部30を使って制御する。半導体装置1に含まれる電源制御部20は、電源領域を活性化する際に、Pチャンネル型MOSトランジスタP1を導通することによって、キャパシタ4に流れ込む電流を抑制しつつ、キャパシタ4を充電する。また、電源制御部20は、Pチャンネル型MOSトランジスタP2を導通することで、キャパシタ4の放電に適した状態を作り出す。その後、電源領域を活性化する。その結果、電源領域が起動するのに必要な電流の大半をキャパシタ4から供給できるため、直流電源2の劣化を防止できる。
[実施例]
次に、センサノードへの使用に好適な半導体装置について説明する。
図7は、半導体装置1aの内部構成の一例を示す図である。図7において図2と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。
図7において、リチウム一次電池2aは直流電源2に、スイッチングレギュレータ3aは電圧変換器3に、電源コントローラ21は電源制御部20に、CPU41は制御部40に、スイッチSW1〜SWnはPチャンネル型MOSトランジスタP3〜Pm(mは3以上の整数、以下同じ)に、それぞれ相当する。
センサノードには、低消費電力であることに加え、小型であることも要求される。そのため、小型の電池であって、自己放電の少ないリチウム一次電池が直流電源として用いられることが多い。
また、電圧変換器3には、変換効率のよいスイッチングレギュレータ3aを使用するのが好ましい。半導体装置1aの電源電圧Vddは1.2V以下であり、スイッチングレギュレータ3aによりリチウム一次電池2aの電池電圧から電源電圧Vddに変換する。従って、スイッチングレギュレータ3aは、半導体装置1aの入力電源端子T01とリチウム一次電池2aとの間に直列接続することが望ましい。
センサノードに使用する半導体装置1aは、機能モジュールとして、CPU41と電源コントローラ21に加えて、SRAM(Static RAM)メモリ、NAND型フラッシュメモリ、AD変換器、タイマモジュール、通信モジュール等を含むのが好適である。加えて、半導体装置1aには、CPU41と各機能モジュール間のデータ及び命令を転送するバスコントローラ50が含まれている。これらの機能モジュールは、その特性に応じて、電源領域101〜10nのいずれかに配置される。
ここで、センサノードを使用する範囲においては、供給すべきピーク電流の最大値は、電源電圧1Vの際に100mA程度と想定できる。また、最大放電継続時間を1μsとすれば、必要な電荷量は1E−7Cと計算できる。さらに、キャパシタの放電後の電圧低下を10%まで許容すると、キャパシタ4の容量値は、10μF以上であることが望ましい。さらにまた、このキャパシタ4は、直列等価抵抗(ESR)が小さい積層セラミックコンデンサであることが望ましい。あるいは、スイッチとキャパシタの対を複数に分割して、必要とされる最大電流に応じて、使用するキャパシタの数を決定しても良い。また、ESRを低減させるために、複数のキャパシタを並列接続する構成とすることも可能である。あるいは、他の種類のキャパシタであっても、並列接続して直列等価抵抗を低減させてもよい。ここでは、キャパシタ4の電流駆動能力は少なくとも100mA以上とすることが望ましい。
スイッチSW1〜SWnには、電界効果型トランジスタ(FET)やバイポーラ型トランジスタを用いることができる。電界効果型トランジスタを用いる場合には、電源電圧Vdd近傍で効率的に電流を流すため、Pチャンネル型MOSトランジスタであることが好ましい。その場合には、ソースを内部電源線に接続し、ドレインを各電源領域に接続する。さらに、ゲートにおいて、電源コントローラ21が出力する信号を受け付け、ソース・ドレイン間を開放又は短絡する。なお、上述の記載は、スイッチSW1〜SWnに用いる電界効果型トランジスタをPチャンネル型MOSトランジスタに限定する趣旨ではない。Nチャンネル型MOSトランジスタをスイッチSW1〜SWnに用いることも可能である。高耐圧のNチャンネル型MOSトランジスタのゲートに高電圧を印加することで、スイッチSW1〜SWnとして使用することも可能である。その際には、電源コントローラ21に供給する電圧を、内部電源線(Nチャンネル型MOSトランジスタのソース電圧)よりも高圧とする。なお、2つの異なる電圧は、半導体装置1aの外部から与えても良いし、高電圧側から低電圧を生成してもよい。また、バイポーラ型トランジスタを使用する場合には、pnp型トランジスタで構成することが好ましいが、npn型トランジスタで構成することも可能である。
なお、半導体装置1aがタイマ(図示せず)を備える場合には、タイマにより割り込み信号を発生させ、この割り込み信号を電源コントローラ21が受け付け、CPU41を起動することも可能である。
本実施例で開示する半導体装置1aをセンサノードに使用することで、その消費電力を低減し、かつ、ピーク電流を抑制することができる。その結果、直流電源(一次電池又は二次電池)の耐用期間が伸び、センサノードの動作時間を延長することができる。即ち、センサノードに対する保守コストを低減することができる。なお、センサノードに使用する半導体装置1aは、以上のような構成とすることが望ましいが、これらの構成に限定されないのは勿論である。
[第1の変形例]
続いて、第1の実施形態に係る半導体装置1の変形例について説明する。
図8は、半導体装置1bの内部構成の一例を示す図である。図8において図2と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。半導体装置1と1bの相違点は、電流制御部30aの構成である。電流制御部30aは、Pチャンネル型MOSトランジスタPtにより構成されている。電源制御部20aは、Pチャンネル型MOSトランジスタPtのゲートに印加するゲート電圧を可変することで、電流制御部30aを第1のコンダクタンス、又は、第2のコンダクタンスに設定する。より具体的には、キャパシタ4を充電する際には、ゲート電圧を低く設定する。一方、キャパシタ4を放電する際には、ゲート電圧を高く設定する。また、バイポーラ型トランジスタを使用することも可能である。その場合には、ベースに印加する電圧を切り替えることで、コンダクタンスを変更する。
図8に示す電流制御部30aを使用することによっても、直流電源2のピーク電流を抑制し、直流電源2の劣化を防止できる。
[第2の変形例]
続いて、第2の変形例について説明する。
図9は、半導体装置1cの内部構成の一例を示す図である。図9において図2と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。半導体装置1と1cの相違点は、電流制御部30のPチャンネル型MOSトランジスタP2を外部に設ける点である。そのため、半導体装置1cは、外部のPチャンネル型MOSトランジスタP2に対する制御端子を新たに設ける。
半導体装置1cに含まれる電源制御部20は、この制御端子を介して、Pチャンネル型MOSトランジスタP2を制御する。
上述のように、キャパシタ4の放電効率を高めるためには、電流制御部30のコンダクタンスが大きい必要がある。即ち、Pチャンネル型MOSトランジスタP2の駆動能力は高い必要があり、そのサイズは大きなものとなる。そのため、このような大きなトランジスタは外部に配置するのが好適である(電源制御部20及び制御部40と同一の半導体基板の上に形成しない)。このようなトランジスタを半導体装置1cの内部に配置しようとすれば、半導体装置1のチップサイズの増大、コストの増加を招くためである。また、外部に配置したPチャンネル型MOSトランジスタP2を用いることで、発熱による影響を排除できる。特に、電源領域を活性化する際に必要な過渡電流が大きい場合に、好適である。
一方、Pチャンネル型MOSトランジスタP1については、半導体装置1cの内部(電源制御部20及び制御部40と同一の半導体基板の上に形成)に配置することが望ましい。Pチャンネル型MOSトランジスタP1の駆動能力により第1のコンダクタンスが決定されるが、この第1のコンダクタンスを半導体装置1cのユーザが変更するのは望ましくないためである。第1のコンダクタンスが小さすぎればキャパシタ4の充電に長い時間が必要となり、大きすぎれば直流電源2の求める仕様に合致しない大きな電流が流れる可能性があるためである。従って、第1のコンダクタンスについては、半導体装置1cの開発メーカが最適な値を決定し、ユーザによる変更を許容しないことが望ましい。また、Pチャンネル型MOSトランジスタP1の駆動能力は、さほど高い必要はなく、そのサイズも小さい。従って、Pチャンネル型MOSトランジスタP1を半導体装置1cの内部に配置したとしても、半導体装置1cのチップサイズの増大、コストの増加を招くこともない。
[第3の変形例]
続いて、第3の変形例について説明する。
図10は、半導体装置1dの内部構成の一例を示す図である。図10において図2と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。
半導体装置1dは、外部の電源領域に対しても電源供給が可能な構成を備えている。半導体装置1dは、外部電源領域201〜20k(kは正の整数、以下同じ)に電源供給を行うための外部電圧供給端子を少なくとも1端子以上備えている。
なお、外部電源領域には、環境情報を取得するセンサを含むセンサモジュールや、無線通信を実現するセンサモジュールの配置が予定されるが、これらに限定されないのは当然である。
また、図10では、1つの外部電圧供給端子に1つの外部電源領域を接続しているが、1つの外部電圧供給端子に複数の外部電源領域を接続してもよい(外部電圧供給端子を共有してもよい)。
さらに、半導体装置1dは、外部電圧供給端子のそれぞれに対応して、スイッチSW21〜SW2kを含んでいる。各スイッチSW21〜SW2kは、それぞれ、内部電源線と外部電圧供給端子から延伸する配線の間に配置されている。
電源制御部22は、スイッチSW21〜SW2kの開放又は短絡を制御可能である。電源制御部22は、外部電源領域の動作が必要ない場合には、これらのスイッチを開放することで、外部電源領域への電源供給を停止し、外部電源領域に生じるリーク電流を抑制する。
ここで、半導体装置1dの内部に存在する電源領域101〜10nと、外部電源領域201〜20kの電気特性は異なる。即ち、半導体装置1dの内部に存在する電源領域よりも、外部電源領域の容量性負荷は高い。そのため、内部の電源領域101〜10nを活性化する際に要するキャパシタ4の充電時間よりも、外部電源領域201〜20kを活性化する際に要する充電時間を長くする必要がある。つまり、活性化の対象となる電源領域が半導体装置1dの内部に存在する場合と外部に存在する場合とで、負荷の電気特性が異なるため、制御部40では、その特性に合わせた充電時間の指示が必要となる。
なお、半導体装置1dの内部に存在する電源領域101〜10nの電気特性は、予め把握することができるので、活性化しようとする電源領域の組み合わせ等から最適な充電時間を予め算出することは可能である。しかし、外部の電源領域については、半導体装置1dにどのような回路が接続されるのか不明である。そこで、半導体装置1dのユーザが、半導体装置1dに接続しようとする電源領域の電気特性を把握し、その内容に基づいてキャパシタ4の充電時間を定めることができる。
あるいは、制御部40が、外部電源領域の接続を認識した場合には、制御部40自らが、接続された外部電源領域の電気特性を測定してもよい。より具体的には、制御部40から外部電源領域の負荷を変動させ、その際に直流電源から供給される電流の変動から外部電源領域の電気特性(容量性負荷)を計測する。制御部40は、計測した電気特性に基づき、キャパシタ4の充電時間を決定する。なお、外部電源領域を活性化する際の制御手順は、図4のフローチャートを使用した説明と相違する点はないので、さらなる説明を省略する。
このように、外部電源領域に対する電源供給を、半導体装置1dに設けたスイッチSW21〜SW2kによって制御することによって、半導体装置1d自身のピーク電流だけではなく、外部電源領域の起動に起因するピーク電流の抑制も可能である。従って、直流電源2の劣化を防止できる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本実施形態に係る半導体装置5の内部構成の一例を示す図である。図11において図2と同一構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。半導体装置1と半導体装置5の相違点は、コンパレータCMP1を備える点である。
半導体装置5に含まれるコンパレータCMP1は、内部電源線から供給される内部電圧と、基準電圧とを比較し、その結果を電源制御部23に出力する。基準電圧は半導体装置5の内部(電源制御部23の内部を含む)で生成され、例えば、半導体装置5の電源電圧Vddや、各モジュールの動作保障最低電圧(電源電圧Vddの0.9倍程度)に相当する電圧とする。
電源制御部23は、半導体装置5がアクティブモードであっても、Pチャンネル型MOSトランジスタP1の導通を維持する。同時に、電源制御部23は、コンパレータCMP1の出力を監視する。その際、内部電圧が基準電圧を下回った場合に、Pチャンネル型MOSトランジスタP2を導通する。Pチャンネル型MOSトランジスタP2が導通することで、キャパシタ4から電流が供給され、内部電圧を基準電圧に一致させることができる。また、モジュール起動時に上述の基準電圧を下回る電圧を確認した場合には、上述したルックアップテーブル等の手段に履歴を記録し、次回のモジュール起動時には予めキャパシタ4により電流が供給されるように制御することも可能である。
このように、半導体装置5は、電源領域を活性化する際のみならず、各電源領域の動作時に突発的に流れる過渡電流を抑制することもできる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図12は、半導体装置6の内部構成の一例を示す図である。図12において図10及び図11と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。
半導体装置6は、電圧変換器3から供給された電圧を他の電圧値に変換し、内部の電源領域に供給する。さらに、半導体装置6は、電圧変換器3から供給された電圧から外部電源領域に供給する外部供給電圧を生成し、外部電源領域に供給する。即ち、内部の電源領域に供給する電圧と、外部電源領域に供給する電圧は、互いに異なる電圧である。
半導体装置6は、内部電圧変換器60と、外部電源制御部70と、ゲートドライバ80と、Pチャンネル型MOSトランジスタP31と、Nチャンネル型MOSトランジスタN1と、ダイオードD1と、コンパレータCMP2と、をさらに含んで構成されている。
内部電圧変換器60は、内部電源線から供給される電圧を変換し、電源領域101〜10nに供給する。
Pチャンネル型MOSトランジスタP31(ハイサイドスイッチ)のドレインとNチャンネル型MOSトランジスタN1(ローサイドスイッチ)のドレインは互いに共通接続され、矩形波出力端子T03に接続されている。また、外部電圧供給線は、ダイオードD1を介して、設定電位に接続されている。
Pチャンネル型MOSトランジスタP31とNチャンネル型MOSトランジスタN1のゲートを相補的にオン・オフすることにより、矩形波出力端子T03から矩形波が出力される。矩形波出力端子T03は、外部に配置したコイル7の一端に接続されている。さらに、コイル7の他の一端とキャパシタ8とが接続され、コイル7とキャパシタ8によりローパスフィルタを形成する。ローパスフィルタにより、矩形波出力端子T03から出力される電圧を平滑化する。
ローパスフィルタの出力(以下、外部電圧参照電圧とする)は、半導体装置6の外部電圧参照端子T04に接続される。また、コンパレータCMP2と外部電圧参照端子T04は外部電圧参照線を介して接続される。コンパレータCMP2には、外部電圧参照電圧と外部電源制御部70が生成する基準電圧とが入力され、両者の比較結果が外部電源制御部70に出力される。外部電源制御部70は、電源制御部24が出力する外部電源許可信号ENと、外部電圧指示信号Vcontを受け付ける。
外部電源制御部70は、外部電圧指示信号Vcontに基づいて、コンパレータCMP2に供給する基準電圧を生成する。外部電源制御部70は、上述の矩形波制御部に相当する。外部電源制御部70は、外部電圧指示信号Vcontに基づいて、ゲートドライバ80に対して、Pチャンネル型MOSトランジスタP31及びNチャンネル型MOSトランジスタN1のゲートを相補的にオン・オフする周期を指定する(デューティ比を決定する)。ゲートドライバ80は、上述の矩形波生成部に相当する。
また、外部電源制御部70は、コンパレータCMP2が出力する比較結果に基づいて、外部電圧参照電圧が基準電圧と一致するように、ゲートドライバ80に対する制御信号を生成する。即ち、外部電源制御部70は、外部電圧参照電圧と基準電圧が一致するようにフィードバック制御を行う。このように生成された外部電圧参照電圧は、スイッチSW21〜SW2kを介して、外部電源領域201〜20kに供給される。なお、外部電源領域を活性化する際の制御手順は、図4のフローチャートを使用した説明と相違する点はないので、さらなる説明を省略する。
以上のように、半導体装置6では、内部の電源領域が使用する電源電圧とは異なる電圧を外部の電源領域に対して供給することができる。さらに、外部の電源領域に供給する電源電圧を制御部40から指定することができるので、外部電源領域の仕様変更(電源電圧の変更等)に柔軟に対応することができる。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1、1a、1b、1c、1d、5、6、300 半導体装置
2 直流電源
2a リチウム一次電池
3 電圧変換器
3a スイッチングレギュレータ
4、8、401〜40r キャパシタ
7 コイル
20、20a、22、23、24 電源制御部
21 電源コントローラ
30、30a、31、301 電流制御部
40、302 制御部
41 CPU
50 バスコントローラ
60 内部電圧変換器
70 外部電源制御部
80 ゲートドライバ
101〜10n、10q 電源領域
201〜20k 外部電源領域
CMP1、CMP2 コンパレータ
D1 ダイオード
N1 Nチャンネル型MOSトランジスタ
P1〜Pm、P11〜P1r、P21〜P2r、P31、Pt Plimit Pチャンネル型MOSトランジスタ
SW1〜SWn、SW21〜SW2k、SWq スイッチ

Claims (20)

  1. コンダクタンスが可変である電流制御部と、
    前記電流制御部のコンダクタンスを制御する制御部と、を備え、
    前記電流制御部は、直流電源の負荷と並列に、キャパシタを介して前記直流電源と接続され、
    前記制御部は、前記直流電源と前記負荷が導通状態にない場合には、前記電流制御部を第1のコンダクタンスに設定し、
    前記直流電源と前記負荷が導通状態の場合には、前記電流制御部を前記第1のコンダクタンスよりも大きい第2のコンダクタンスに設定し、
    前記負荷の電気特性に応じて、前記電流制御部に対する制御を変更する半導体装置。
  2. 前記第2のコンダクタンスは、前記直流電源のコンダクタンスよりも大きい請求項1の半導体装置。
  3. 前記電流制御部は、第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタよりも駆動能力の高い第2のMOSトランジスタと、を含んで構成され、
    前記第1のMOSトランジスタを導通することで前記第1のコンダクタンスとし、前記第2のMOSトランジスタを導通することで前記第2のコンダクタンスとする請求項1又は2の半導体装置。
  4. 前記電流制御部は、MOSトランジスタ、又は、バイポーラトランジスタを含んで構成され、
    前記MOSトランジスタのゲート電圧、又は、バイポーラトランジスタのベース電流を可変することで、前記第1のコンダクタンスと前記第2のコンダクタンスとを切り替える請求項1又は2の半導体装置。
  5. 前記負荷は、複数の電源領域から構成されており、前記複数の電源領域のそれぞれに対応してスイッチが設けられ、
    前記制御部は、前記直流電源と前記負荷が導通状態の場合に、前記スイッチを導通する請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記直流電源と前記負荷との間に並列に配置される複数のキャパシタのそれぞれに対応した複数の前記電流制御部を備える請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記制御部は、前記負荷の容量性負荷に応じて、前記複数のキャパシタのうち充電するキャパシタの個数を決定する、請求項6の半導体装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の電源領域のうち活性化する電源領域の個数に基づいて、前記キャパシタを充電する時間を決定する、請求項5の半導体装置。
  9. 前記制御部は、前記負荷の電気特性に応じて、前記複数のキャパシタを充電する個数を決定する請求項乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第1のMOSトランジスタと、前記制御部と、が同一の半導体基板の上に形成されている請求項3の半導体装置。
  11. 前記キャパシタ、又は、前記第2のMOSトランジスタ、の少なくともいずれかは前記半導体基板の外部に形成されている請求項10の半導体装置。
  12. 前記キャパシタを接続する端子、又は、前記第2のMOSトランジスタを制御する端子、の少なくともいずれかを備える請求項11の半導体装置。
  13. 前記直流電源から供給される第1の電圧を第2の電圧に変換する電圧変換器を備え、
    前記負荷は、前記第1の電圧、又は、前記第2の電圧、いずれかの供給を受ける請求項1乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記第の電圧と第1の基準電圧の比較結果を出力する第1の比較器を備え、
    前記制御部は、前記第の電圧が前記第1の基準電圧よりも低下した場合に、前記第1の比較器の出力結果に基づき、前記電流制御部を前記第2のコンダクタンスに設定する請求項13の半導体装置。
  15. 前記第1の電圧から所定の周期を持つ矩形波を生成し、前記矩形波を平滑した第3の電圧を前記負荷に供給する矩形波生成部と、
    前記第3の電圧と第2の基準電圧の比較結果を出力する第2の比較器と、
    前記第2の比較器の出力結果に基づき、前記矩形波の周期を変更する矩形波制御部と、
    を備える請求項13又は14の半導体装置。
  16. 前記矩形波生成部は、
    前記第1の電圧を供給する第1の電源線に接続されたハイサイドスイッチと、
    一端が接地電位に接続されたローサイドスイッチと、を含んで構成され、
    前記矩形波制御部は、前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に切り替えることで、前記矩形波の周期を変更する請求項15の半導体装置。
  17. 直流電源の負荷と並列に、キャパシタを介して前記直流電源と接続され、コンダクタンスが可変である電流制御部を備える半導体装置の電源制御方法であって、
    前記電流制御部を第1のコンダクタンスに設定することで、前記キャパシタの充電を開始する工程と、
    前記直流電源と前記負荷を導通する際に、前記電流制御部を第2のコンダクタンスに設定することで、前記キャパシタの放電を開始する工程と、
    前記負荷の電気特性に応じて、前記キャパシタを充電する時間を変更する工程と、
    を含み、
    前記第2のコンダクタンスは前記第1のコンダクタンスよりも大きい半導体装置の電源制御方法。
  18. 前記負荷が、複数の電源領域を含む場合であって、活性化しようとする電源領域の個数に基づいて、前記キャパシタを充電する時間を変更する工程を含む請求項17の半導体装置の電源制御方法。
  19. 前記半導体装置は、
    複数の前記キャパシタと、
    前記複数のキャパシタのそれぞれに対応した複数の前記電流制御部と、
    を備え、
    前記負荷の電気特性に応じて、前記複数のキャパシタのうち、充電するキャパシタの個数を決定する工程を含む請求項17又は18の半導体装置の電源制御方法。
  20. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の半導体装置と、
    直流電源と、
    前記直流電源が出力する電圧を変換し、前記半導体装置に供給する電圧変換器と、
    外部環境の状態を検出するセンサを含むセンサモジュールと、
    を備えるセンサノード。
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