JP6247884B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両の前景と、ウインドシールドに投影される重畳用画像の虚像とを重畳視認させる車両用表示装置に関する。
近年、運転者が運転に際して求める情報の増加や多角化に伴って、メータユニット内ではスペースの関係上表示しきれない情報を、ウインドシールド上に虚像表示させ、それを透して視認される車両の前景と重畳視認させる、ヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置と呼ぶ)と呼ばれる投影型の車両用表示装置が採用されている。
図3は、一従来例としてのHUD装置を示す模式図である。図3に示されているHUD装置5は、車両のインストルメントパネルIP内に設けられ、インストルメントパネルIPの開口IPaから、例えばナビゲーション画像等といった重畳用画像をウインドシールドWSに投影する。HUD装置5は、ケース51と、表示源52と、非球面ミラー53と、を備えている。また、ケース51における、インストルメントパネルIPの開口IPaに重なる部分には、透光性カバー部材54が嵌め込まれている。表示源52に表示された重畳用画像をなす光L5は、図中に破線で示されているように、非球面ミラー53で反射され、透光性カバー部材54を、次のような経路を経て透過する。図3では、光L5の透過経路が拡大図A5に示されている。非球面ミラー53で反射された光L5は、透光性カバー部材54の下面に入射角φ5inで入射する。入射角φ5inは、この下面の法線V51との間になす角度である。その後、この法線V51に近づく側に屈折し、透光性カバー部材54の内部を通って上面へと達する。そして、この上面からの出射時に、光L5は、上面の法線V52から離れる側に屈折し出射角φ5outで出射する。出射角φ5outは、この上面の法線V52との間になす角度である。ここで、下面の法線V51と上面の法線V52とが略一致することから、上記の入射角φ5inと出射角φ5outとは略等しい角度となる。つまり、光L5は、見掛け上、透光性カバー部材54を略直進して透過する。出射後、光L5は、ウインドシールドWSへと向かう。これにより、重畳用画像が、ウインドシールドWSに投影サイズSz5で投影され、このウインドシールドWSを透して視認される車両の前景と、重畳用画像の虚像とが車内における不図示のアイポイントから重畳視認されることとなる。
ここで、一般的に、HUD装置については、インストルメントパネルIP内に設けられるという性質上、小型化が求められることが多い。しかしながら、この小型化のために、小型の表示源やミラーを用いると、重畳用画像のウインドシールドWSへの投影サイズが小さくなってしまうという問題がある。
そこで、透光性カバー部材の上面に下記のプリズム面を形成し、このプリズム面によって重畳用画像の投影サイズを維持しつつHUD装置の小型化を図る技術が提案されている(特許文献1参照)。
図4は、透光性カバー部材の上面にプリズム面が形成されたHUD装置を示す模式図である。このHUD装置6では、表示源62を出て非球面ミラー63で反射される、重畳用画像をなす光L6は、プリズム面65付きの透光性カバー部材64を次のような経路を経て透過する。図4では、光L6の透過経路が拡大図A6に示されている。非球面ミラー63で反射された光L6は、透光性カバー部材64の下面に入射角φ6inで入射する。入射角φ6inは下面の法線V61との間になす角度である。その後、この法線V61に近づく側に屈折し、透光性カバー部材64の内部を通って上面に形成されたプリズム面65に達する。プリズム面65は、複数のプリズム651が、図4中に矢印D6で示されている車両の前後方向に配列されてなる。各プリズム651は、その稜線652が、この前後方向と直交する、車両の幅方向に延びている。このプリズム面65に達した光L6は、プリズム面65を構成するプリズム651の傾斜面653から出射する。この出射時に光L6は、この傾斜面653の法線V62から離れ、かつ、下面の法線V61に近づく側に屈折し、この下面の法線V61との間になす出射角φ6outで出射する。この傾斜面653からの出射により、出射角φ6outは入射角φ6inよりも小さくなる。つまり、光L6は、プリズム面65付きの透光性カバー部材64を、見掛け上、下面の法線V61に近づく側に屈折して透過する。
ここで、光L6がなす重畳用画像のウインドシールドWSへの投影サイズSz6は、透光性カバー部材64からウインドシールドWSに至る光路が、次のような光路であれば、図3に示されている重畳用画像の投影サイズSz5と略同サイズとなる。即ち、この光路が、図3に示されている構成における透光性カバー部材54からウインドシールドWSに至る光路と略同じ光路であれば、上記の2つの投影サイズSz5,Sz6が互いに略同サイズとなる。両者の光路を合わせるには、透光性カバー部材64からの出射角φ6outが図3に示されているプリズム面無しの透光性カバー54からの出射角φ5outと略同角度となればよい。この場合、透光性カバー部材64への入射角φ6inは、光L6を上記のような出射角φ6outで出射させるために、プリズム面無しの透光性カバー54への入射角φ5inよりも大きくとられることとなる。その結果、非球面ミラー63から透光性カバー部材64に至る光L6の光路は水平側に寝ることとなり、その断面の高さ寸法が小さくなる。図4に示されているHUD装置6では、これを利用し、図3に示されている表示源52や非球面ミラー53に比べて、高さ方向について小型の表示源62及び非球面ミラー63が採用されている。これにより、ケース61の、高さ方向についての小型化が図られ、延いてはHUD装置6の小型化が図られている。
特開2004−20605号公報
しかしながら、図4に示されているHUD装置6では、透光性カバー部材64に設けられているプリズム面65で反射された太陽光がウインドシールドWSで更に反射されてドライバーの眼に届き、その眼を眩ませてしまう可能性があるという問題があった。さらに、外部にさらされているプリズム面65が外傷を受け易いという問題もあった。
したがって、本発明は、小型化が図られつつも、太陽光に対する防眩性と、外傷に対する耐久性とが向上された車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1に記載の車両用表示装置は、表示源に表示された重畳用画像をミラーで反射して車両のウインドシールドに投影することで、車内のアイポイントから前記ウインドシールドを透して視認される前記車両の前景と、前記ウインドシールドに投影される前記重畳用画像の虚像とを重畳視認させる車両用表示装置において、前記ミラーから前記ウインドシールドへと至る光路上には、前記重畳用画像をなす光が透過する透光性カバー部材が配置され、前記透光性カバー部材における前記ミラー側の面には、前記車両の前方から後方にかけて前記ウインドシールド側に傾斜した傾斜面を有するとともに前記車両の幅方向に稜線が延びたプリズムが前記車両の前後方向に複数配列されてなるプリズム面が形成されており、前記透光性カバー部材は、前記車両の前方から後方にかけて前記ウインドシールド側に傾斜しているとともに、前記車両の前後方向について、前記ミラー側に凸に湾曲していることを特徴とする。
請求項1に記載の車両用表示装置では、プリズム面が形成された透光性カバー部材によって、重畳用画像をなす光がウインドシールド側に曲げられる。このため、ミラーから透光性カバー部材に至る光路を水平側に寝かせて、その断面の高さ寸法を抑えても、透光性カバー部材からウインドシールドに至る光路を、プリズム面非形成の場合と略同じ光路とすることが可能となる。ミラーから透光性カバー部材に至る光路の断面の高さ寸法を抑えれば、ミラーおよび表示源の高さ寸法を小さくして車両用表示装置を小型化することができる。一方で、透光性カバー部材からウインドシールドに至る光路が、プリズム面非形成の場合と略同じ光路であれば、両者間で、ウインドシールドへの重畳用画像の投影サイズも略同サイズとなる。つまり、請求項1に記載の車両用表示装置によれば、ウインドシールドへの重畳用画像の投影サイズを維持しつつ車両用表示装置を小型化することができる。ここで、ウインドシールド越しに車両前方から差し込む太陽光は、透光性カバー部材の上下両面で反射されてウインドシールドへと向かい、さらにウインドシールドで反射されてドライバー側へと向かう。このとき、プリズム面は、透光性カバー部材の下面に形成されている。そして、透光性カバー部材の内部を通って下面へと向かう太陽光は、プリズム面を構成するプリズムが有する、車両の前方から後方にかけてウインドシールド側に傾斜した傾斜面でその大部分が反射される。このため、透光性カバー部材の下面で反射される太陽光は、上面で反射される太陽光よりも、ウインドシールド側に傾けられた方向に反射される。その結果、さらにウインドシールドで反射されてドライバー側へと向かうに当たり、下面で反射される太陽光は、上面で反射される太陽光よりも下方へとドライバーの眼から離された経路を辿る。つまり、請求項1に記載の車両用表示装置では、小型化のために設けられたプリズム面で反射される太陽光に対する防眩性が向上されている。さらに、請求項1に記載の車両用表示装置では、プリズム面が透光性カバー部材の下面に形成され外部にさらされていないことから、外傷に対する耐久性も向上されている。以上のように、請求項1に記載の車両用表示装置によれば、小型化が図られつつも、太陽光に対する防眩性と、外傷に対する耐久性とが向上されることとなる。
また、請求項1に記載の車両用表示装置によれば、透光性カバー部材が、車両の前方から後方にかけてウインドシールド側に傾斜している。このため、透光性カバー部材の上面で反射される太陽光についても、ウインドシールド側に傾けられた方向に反射され、ドライバーの眼から下方に離された経路を辿ることとなる。従って、請求項に記載の車両用表示装置によれば、太陽光に対する防眩性が一層向上されることとなる。
また、請求項1に記載の車両用表示装置によれば、透光性カバー部材の湾曲により、上面で太陽光が反射される際の、反射経路のウインドシールド側への傾きを大きくできる。このため、この傾きの増加分を見込んで、透光性カバー部材の傾斜高さを低く抑えることができる。従って、請求項に記載の車両用表示装置によれば、一層の小型化を図ることができる。
本発明の車両用表示装置の一実施形態にかかるHUD装置を示す図である。 ウインドシールド越しに車両前方から差し込む太陽光の光路を示す模式図である。 一従来例としてのHUD装置を示す模式図である。 透光性カバー部材の上面にプリズム面が形成されたHUD装置を示す模式図である。
本発明の車両用表示装置の一実施形態にかかるHUD装置について、図1、2を参照して説明する。
図1は、本発明の車両用表示装置の一実施形態にかかるHUD装置を示す図である。この図1に示されているHUD装置1は、ケース11と、表示源12と、非球面ミラー13と、を備えている。また、ケース11における、インストルメントパネルIPの開口IPaに重なる部分には、透光性カバー部材14が嵌め込まれている。表示源12は、ここでは特定しないが、液晶ディスプレイやCRT等の表示装置が一例として挙げられる。また、透光性カバー部材14は、ガラス製や透明樹脂製のカバーが一例として挙げられる。
表示源12に表示された重畳用画像をなす光L1は、図中に破線で示されているように、非球面ミラー13で反射され、透光性カバー部材14を透過し、ウインドシールドWSへと至る。これにより、重畳用画像がウインドシールドWSに投影され、車内の不図示のアイポイントから、ウインドシールドWS越しの前景と、重畳用画像の虚像とが重畳視認されることとなる。表示源12が、本発明にいう表示源の一例に相当し、非球面ミラー13が、本発明にいうミラーの一例に相当し、透光性カバー部材14が、本発明にいう透光性カバー部材の一例に相当する。
図1では、光L1の透過経路が拡大図A1に示されている。非球面ミラー13で反射された光L1は、透光性カバー部材64の下面に形成されたプリズム面15に達する。プリズム面15は、複数のプリズム151が、図1中に矢印D1で示されている車両の前後方向に配列されてなる。各プリズム151は、その稜線152が、この前後方向と直交する、車両の幅方向に延びている。プリズム面15が、本発明にいうプリズム面の一例に相当する。
このプリズム面15に達した光L1は、プリズム面15を構成するプリズム151の傾斜面153に入射する。この傾斜面153は、車両の前方から後方にかけてウインドシールドWS側に傾斜した面である。上面の法線V11との間になす角度を、透光性カバー部材64への見掛け上の入射角φ1inとすると、傾斜面153の法線V12との間になす実質上の入射角φ1in’は、見掛け上の入射角φ1inよりも大きくなる。その結果、光L1は、この傾斜面153への入射時に、仮に平面に見掛け上の入射角φ1inで入射したと仮定したときよりも、上面の法線V11により近づく側へと屈折する。
その後、光L1は、透光性カバー部材64の内部を通って上面に達する。そして、光L1は、この上面の法線V11から離れる側に屈折し、この法線V11との間になす出射角φ1outで出射する。上記の傾斜面153により、実質上の入射角φ1in’が大きくなっていることから、入射時の屈折量が大きくなり、その結果、出射角φ1outは入射角φ1inよりも小さくなる。つまり、光L1は、プリズム面15付きの透光性カバー部材64を、見掛け上、上面の法線V11に近づく側に屈折して透過する。
このHUD装置1では、光L1がなす重畳用画像のウインドシールドWSへの投影サイズSz1は、透光性カバー部材14からウインドシールドWSに至る光路が、次のような光路であれば、図3に示されている重畳用画像の投影サイズSz5と略同サイズとなる。即ち、この光路が、図3に示されている構成における透光性カバー部材54からウインドシールドWSに至る光路と略同じ光路であれば、上記の2つの投影サイズSz5,Sz1が互いに同サイズとなる。両者の光路を合わせるには、透光性カバー部材14からの出射角φ1outが図3に示されているプリズム面無しの透光性カバー54からの出射角φ5outと略同角度となればよい。この場合、透光性カバー部材14への入射角φ1inは、光L1を上記のような出射角φ1outで出射させるために、プリズム面無しの透光性カバー54への入射角φ5inよりも大きくとられることとなる。その結果、非球面ミラー13から透光性カバー部材14に至る光L1の光路は水平側に寝ることとなり、その断面の高さ寸法が小さくなる。図1に示されているHUD装置1では、これを利用し、図3に示されている表示源52や非球面ミラー53に比べて、高さ方向について小型の表示源62及び非球面ミラー13が採用されている。これにより、ケース61の、高さ方向についての小型化が図られ、延いてはHUD装置1の小型化が図られている。つまり、本実施形態のHUD装置1では、ウインドシールドWSへの重畳用画像の投影サイズSz1を維持しつつHUD装置1の小型化が図られている。
ここで、ウインドシールドWS越しには、車両前方から太陽光が差し込み、その一部は、HUD装置1の透光性カバー部材14へと向かう。本実施形態では、この太陽光によってドライバーの眼が眩まないように防眩性の向上が図られている。以下では、この防眩性の向上について、図2を参照して説明する。
図2は、ウインドシールド越しに車両前方から差し込む太陽光の光路を示す模式図である。また、この図2には、透光性カバー部材14での太陽光LSの反射の様子が、拡大図A2に示されている。太陽光LSは、透光性カバー部材14に入射角φsで入射し、透光性カバー部材14の上下両面で、以下のように反射されてウインドシールドWSへと向かい、さらにウインドシールドWSで反射されてドライバーDR側へと向かう。
ここで、本実施形態では、透光性カバー部材14は、車両の前方から後方にかけてウインドシールドWS側に傾斜して設けられている。この透光性カバー部材14の上面で上記の入射角φSと同角度の反射角φUで反射される上面反射光LSUは、透光性カバー部材14の傾斜により、ウインドシールドWS側に傾けられた方向に反射される。その結果、ウインドシールドWSで反射されてドライバーDR側へと向かう上面反射光LSUの光路は、ドライバーDRの眼から下方に離された経路を辿ることとなる。
また、本実施形態では、透光性カバー部材14は、車両の前後方向について、非球面ミラー13側に凸に湾曲している。透光性カバー部材14の湾曲により、上面反射光LSUの経路のウインドシールドWS側への傾きが大きくなっている。本実施形態では、この傾きの増加分を見込んで、透光性カバー部材14の傾斜高さが低く抑えられており、以って、HUD装置1の一層の小型化が図られている。
透光性カバー部材14の内部へと入射し屈折して下面へと向かう太陽光LSは、プリズム面15を構成するプリズム151が有する、車両の前方から後方にかけてウインドシールドWS側に傾斜した傾斜面153でその大部分が反射される。この傾斜面153で反射された下面反射光LSLは、透光性カバー部材14の上面へと向かい屈折して上面から出射角φLで出射する。この下面反射光LSLの出射角φLは、下面での反射面が上記のようにウインドシールドWS側に傾斜した傾斜面153であることから、上面反射光LSUの反射角φUよりも小さくなる。つまり、下面反射光LSLは、上面反射光LSUよりも、ウインドシールドWS側に傾けられた方向に向かう。その結果、さらにウインドシールドWSで反射されてドライバーDR側へと向かうに当たり、下面反射光LSLの光路は、上面反射光LSUの光路よりも下方へとドライバーDRの眼から離された経路を辿る。つまり、本実施形態のHUD装置1では、小型化のために設けられたプリズム面15で反射される太陽光LSに対する防眩性が向上されている。
また、上述したように、本実施形態では、透光性カバー部材14の傾斜により、上面反射光LSUの光路も、ドライバーDRの眼から下方に離された経路を辿ることとなっており、防眩性が一層向上されている。また、下面反射光LSLの光路は、上面反射光LSUの光路よりも下方を辿るため、設計に当たっては、上面反射光LSUの光路のみを念頭に透光性カバー部材14の傾斜角度等を決めればよく、設計上の簡素化も図られることとなっている。
さらに、本実施形態のHUD装置1では、プリズム面15が透光性カバー部材14の下面に形成され外部にさらされていないことから、外傷に対する耐久性も向上されている。
以上のように、本実施形態のHUD装置1では、小型化が図られつつも、太陽光LSに対する防眩性と、外傷に対する耐久性とが向上されることとなっている。
尚、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、重畳用画像を1つの非球面ミラー13での反射によりウインドシールドWSへ投影する形態が例示されている。しかしながら、反射に使われるミラーは、非球面ミラーに限らず、例えば球面ミラー等であってもよい。また、表示源12からウインドシールドWSへと至る光路も、1つのミラーでの反射による光路に限らず、例えば複数のミラーでの反射により光が導かれる光路であってもよい。
1 HUD装置(車両用表示装置の一実施形態)
11 ケース
12 表示源(表示源の一例)
13 非球面ミラー(ミラーの一例)
14 透光性カバー部材(透光性カバー部材の一例)
15 プリズム面(プリズム面の一例)
151 プリズム(プリズムの一例)
152 稜線
153 傾斜面

Claims (1)

  1. 表示源に表示された重畳用画像をミラーで反射して車両のウインドシールドに投影することで、車内のアイポイントから前記ウインドシールドを透して視認される前記車両の前景と、前記ウインドシールドに投影される前記重畳用画像の虚像とを重畳視認させる車両用表示装置において、
    前記ミラーから前記ウインドシールドへと至る光路上には、前記重畳用画像をなす光が透過する透光性カバー部材が配置され、
    前記透光性カバー部材における前記ミラー側の面には、前記車両の前方から後方にかけて前記ウインドシールド側に傾斜した傾斜面を有するとともに前記車両の幅方向に稜線が延びたプリズムが前記車両の前後方向に複数配列されてなるプリズム面が形成されており、
    前記透光性カバー部材は、前記車両の前方から後方にかけて前記ウインドシールド側に傾斜しているとともに、前記車両の前後方向について、前記ミラー側に凸に湾曲していることを特徴とする車両用表示装置。
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