JP6247123B2 - 建設機械用油圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械用の油圧回路に関する。
一のアクチュエータ(シリンダ)から発生した回生圧油(再生圧油)を利用する回路構成を備える建設機械用の油圧回路として、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の流体圧回路は、ブームシリンダの一室から流出した戻り流体を、当該ブームシリンダの他室へ流す再生回路を有する。またこの流体圧回路は、前記再生回路の再生機能を他の制御系にまで拡大するためのロジック弁という弁を有する。このロジック弁は、再生時、前記再生回路を他の制御系に連通可能とする。これにより、一のアクチュエータ(シリンダ)から発生した再生流体を、他のアクチュエータにも活用することができるとのことである。
特開2003−120604号公報
しかしながら、ロジック弁により、再生時、再生回路を他の制御系に連通可能としたとしても、他の制御系を流れる流体の圧力が高いと、当該他の制御系に戻り流体を十分に流すことができない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、回生圧油の圧力を高めることができる回路構成を備えた建設機械用の油圧回路を提供することである。
本発明に係るブームを備える建設機械の油圧回路は、前記ブームに対して並列配置される2つのブームシリンダへ油圧ポンプからの圧油を給排するブーム用方向切換弁と、前記ブーム用方向切換弁と前記2つのブームシリンダのロッド側室とを接続するロッド側通路と、前記ブーム用方向切換弁と前記2つのブームシリンダのヘッド側室とを接続するヘッド側通路と、一方の前記ブームシリンダのヘッド側室に接続される回生通路と、ブーム下げ時に、他方の前記ブームシリンダのヘッド側室に前記ブーム用方向切換弁を介して接続されるタンク通路と、前記2つのブームシリンダのヘッド側室間の圧油の移動を許容または制限する流量調整弁と、前記回生通路に配置され、一方の前記ブームシリンダのヘッド側室から当該回生通路へ圧油が流れることを許容または制限する回生弁と、を備える。前記ヘッド側室へ圧油が供給されるブーム上げ時には、前記流量調整弁は、前記2つのブームシリンダのヘッド側室間の圧油の移動を許容し、且つ、前記回生弁は、前記回生通路へ圧油が流れることを制限する。また、前記ロッド側室へ圧油が供給されるブーム下げ時には、前記流量調整弁は、一方の前記ブームシリンダのヘッド側室から他方の前記ブームシリンダのヘッド側室への圧油の移動を制限し、且つ、前記回生弁は、前記回生通路へ圧油が流れることを許容する。
本発明の油圧回路によれば、ブーム下げ時、2つのブームシリンダのうちの片側のブームシリンダがブームを支えないので、もう一方のブームシリンダのヘッド側室の圧力が高くなる。このヘッド側室が回生通路に接続されているので回生圧油の圧力は高い。すなわち、本発明の油圧回路によると、回生圧油の圧力を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る建設機械用油圧回路の回路図である。 図1に示した油圧回路の変形例を示す回路図である。 図1に示した油圧回路の変形例を示す回路図である。 図1に示した油圧回路の変形例を示す回路図である。 図4に示した油圧回路の変形例を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械用油圧回路の回路図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の油圧回路を適用できる建設機械の具体的な例は油圧ショベルであるが、ブームを備える様々な種類・形式の建設機械に本発明の油圧回路を適用することができる。
(第1実施形態)
(油圧回路の回路構成)
図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る油圧ショベルの油圧回路100について説明する。油圧回路100は、油圧ポンプ1に接続されるアンロード通路21に直列配置された複数の方向切換弁5、6を備える油圧回路である。
ここで、図示を省略する油圧ショベルは、その本体フレームの前部に取り付けられるブーム12、ブーム12の先端部に取り付けられるアーム、アームの先端部に取り付けられるバケットなどのアタッチメントを備えている。油圧ショベルの一般的な公知の構成については、必要に応じて特許文献1(特開2003−120604号公報)を参照されたい。
ここで、ブーム12は、2つのブームシリンダ3,4によって動作させられる。ブームシリンダ3,4は、ブーム12に対してその両側に並列配置され、2つのブームシリンダ3,4で1つのブーム12を動作させる(図1中の左上に、ブーム12とブームシリンダ3,4との配置関係を図示した。なお、この図は、油圧ショベルをその上方から見た図(平面図)である(図2〜5においても同様に図示している))。ブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4aにブーム用方向切換弁6から圧油が供給されることでブーム12は起き上がり(ブーム上げ)、ブーム用方向切換弁6からロッド側室3b,4bに圧油が供給されることでブーム12は倒れる(ブーム下げ)。
図示を省略するアームは、同じく図示を省略するアームシリンダによって動作させられる。また、図示を省略するバケットは、バケットシリンダ2によって動作させられる。バケットシリンダ2のヘッド側室2aにバケット用方向切換弁5から圧油が供給されることでバケットは前傾し、バケット用方向切換弁5からロッド側室2bに圧油が供給されることでバケットは後傾する。
<アンロード通路>
アンロード通路21は、一端が油圧ポンプ1に接続され、他端がタンク11に連通する、ブーム用方向切換弁6とバケット用方向切換弁5とを直列接続する通路である。
<ブーム用方向切換弁まわりの構成>
ブーム用方向切換弁6は、2つのブームシリンダ3,4へ油圧ポンプ1からの圧油を給排する3位置の弁であり、中立位置6aとブーム上げ位置6bとブーム下げ位置6cとを有する。
油圧ポンプ1とブーム用方向切換弁6とは、アンロード通路21から分岐する圧油供給通路22で接続されている。ブーム用方向切換弁6と2つのブームシリンダ3,4のロッド側室3b,4bとは、ロッド側通路23で接続されている。ブーム用方向切換弁6から延在するロッド側通路23は、2方向に分岐した後、一方の通路が第1ブームシリンダ3のロッド側室3bに接続し、他方の通路が第2ブームシリンダ4のロッド側室4bに接続している。
また、ブーム用方向切換弁6と2つのブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4aとは、ヘッド側通路24で接続されている。ブーム用方向切換弁6から延在するヘッド側通路24は、2方向に分岐した後、一方の通路が第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに接続し、他方の通路が第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aに接続している。
<遮断弁(流量調整弁)>
2方向に分岐したヘッド側通路24のうちの、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに接続するヘッド側通路24には、遮断弁7(流量調整弁)が配置されている。遮断弁7は、2つのブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4a間の圧油の移動を許容または制限する弁であり、電磁比例弁9で制御される。電磁比例弁9は、図示を省略するコントローラからの信号で制御される(後述する電磁比例弁10、他の図で示す電磁比例弁についても同様)。また、遮断弁7は、連通位置7aと遮断位置7bとを備える2位置の弁であり、通路の開度(開口面積)は電磁比例弁9により無段階に制御される。なお、電磁比例弁9を用いる必要は必ずしもない。すなわち、遮断弁7は、通路が完全に閉まっている状態と、完全に開いている状態とのON−OFF制御とされてもよい。
<回生弁>
第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aには、分岐後のヘッド側通路24を介して回生通路25が接続されている。回生通路25には回生弁8が配置されている。回生弁8は、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aから回生通路25へ圧油が流れることを許容または制限する弁であり、電磁比例弁10で制御される。また、回生弁8は、連通位置8aと遮断位置8bとを備える2位置の弁であり、通路の開度(開口面積)は電磁比例弁10により無段階に制御される。なお、電磁比例弁10を用いる必要は必ずしもない。すなわち、回生弁8は、通路が完全に閉まっている状態と、完全に開いている状態とのON−OFF制御とされてもよい。回生通路25の一端は、分岐後のヘッド側通路24を介して第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに連通し、他端は、圧油供給通路22に連通(接続)している。
(油圧回路の動作(作用・効果))
<ブーム上げ時>
油圧回路100の動作について説明する。操縦者が、ブーム上げ操作を行うと、ブーム用方向切換弁6は、ブーム上げ位置6bに切り換わる。ブーム用方向切換弁6がブーム上げ位置6bに切り換わると、油圧ポンプ1からの圧油は、圧油供給通路22、ヘッド側通路24を経由して、ブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4aに供給される。このとき、電磁比例弁9により遮断弁7は、ブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4a間の圧油の移動を許容する連通位置7aとされる。また、電磁比例弁10により回生弁8は、回生通路25へ圧油が流れることを遮断する(制限する)遮断位置8bとされる。
その結果、油圧ポンプ1からの圧油で、ブームシリンダ3,4のピストンロッドが延びることで、ブーム12は起き上がる。
<ブーム下げ時>
操縦者が、ブーム下げ操作を行うと、ブーム用方向切換弁6は、ブーム下げ位置6cに切り換わる。ブーム用方向切換弁6がブーム下げ位置6cに切り換わると、油圧ポンプ1からの圧油は、圧油供給通路22、ロッド側通路23を経由して、ブームシリンダ3,4のロッド側室3b,4bに供給される。このとき、電磁比例弁9により遮断弁7は、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aから第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aへの圧油の移動を遮断する(制限する)遮断位置7bとされる。また、電磁比例弁10により回生弁8は、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aから回生通路25へ圧油が流れることを許容する連通位置8aとされる。ブーム用方向切換弁6がブーム下げ位置6cに切り換わることで、第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aは、ブーム用方向切換弁6を介して、タンク11に連通するタンク通路26に接続する。
その結果、ブームシリンダ3,4のピストンロッドが縮むことで、ブーム12は倒れる(下がる)。
このブーム下げ時、第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aがタンク通路26に連通するので、2つのブームシリンダ3,4のうちの第2ブームシリンダ4はブーム12を支えない。そのため、もう一方の第1ブームシリンダ3のみでブーム12を支えることになり、当該第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aの圧力が倍増する。このヘッド側室3aが回生通路25に接続されているので回生圧油の圧力は高くなる。この回生圧油を、他のアクチュエータで使用することで(本実施形態では、バケットシリンダ2で使用する形態を示している)油圧ポンプ1の流量を低減することができる(省エネを実現することができる)。回生圧油の圧力が高いので、この回生圧油(戻り圧油)を圧油供給通路22に十分な量、流す(戻す)ことができる。
本実施形態では、遮断弁7の開度を無段階調整することができる電磁比例弁9で遮断弁7を制御している。そのため、遮断弁7のスプールの位置をフルストローク位置にするのではなく中間開度位置にすることで、回生通路25に流す回生圧油の流量を、必要流量に応じて調節することができる。
また、本実施形態では、遮断弁7だけでなく回生弁8に関しても、その開度を無段階調整することができるように電磁比例弁10で回生弁8を制御している。この構成によると、油圧ポンプ1の吐出圧との関係で、2つの電磁比例弁により回生圧油の流量を調節することができ、回生圧油の流量がより調節し易くなり、省エネ効果をより最適化することができる。
本実施形態では、圧油供給通路22に回生通路25を接続している。この構成によると、圧油供給通路22に連通する他のアクチュエータにも回生圧油を供給することができる。
(第1変形例)
図2を参照しつつ、第1変形例に係る油圧回路101について説明する。なお、図1に示した油圧回路100を構成する弁、通路と同様の弁、通路に関しては、図2において同じ符号を付している(後述する変形例および実施形態についても同様)。
図2に示したように、本変形例では、図1に示した油圧回路100の遮断弁7(流量調整弁)を、並列配置された逆止弁18と絞り19とに置き換えている。逆止弁18は、第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aから第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aへの圧油の流れ方向を順方向とする逆止弁である。絞り19は、回生通路25に流す回生圧油の流量を調節するために設けている。なお、絞り19はなくてもよい。
本変形例によると、回生圧油の圧力を簡易な構成で高めることができる。
(第2変形例)
図3を参照しつつ、第2変形例に係る油圧回路102について説明する。本変形例では、複数の方向切換弁のうちの最上流側のバケット用方向切換弁5よりも上流側のアンロード通路21に回生通路25の下流側の端を接続している。この構成によると、アンロード通路21に接続された他のアクチュエータ(本実施形態の場合、例えばバケットシリンダ2)に回生圧油を供給することができる。なお、回生通路25の下流側の端をアンロード通路21に接続する位置は、本変形例の位置に限られることはない。
(第3変形例)
図4を参照しつつ、第3変形例に係る油圧回路103について説明する。本変形例では、図1に示した遮断弁7の機能と回生弁8の機能とブーム用方向切換弁6の機能とを全て有する(1つにまとめた)ブーム用方向切換弁20を用いている。すなわち、本変形例では、遮断弁7と回生弁8とブーム用方向切換弁6とを1つの弁として一体的に形成している。これら3つの機能を有するブーム用方向切換弁20は、中立位置20aとブーム上げ位置20bとブーム下げ位置20cとを有する3位置の弁である。ブーム用方向切換弁20と2つのブームシリンダ3,4のヘッド側室3a,4aとは、それぞれ、ヘッド側通路30,31で接続されている。
ブーム下げ時、操縦者の操作で、ブーム用方向切換弁20は、ブーム下げ位置20cに切り換えられる。ブーム用方向切換弁20がブーム下げ位置20cに切り換わると、油圧ポンプ1からの圧油は、圧油供給通路22、ロッド側通路23を経由して、ブームシリンダ3,4のロッド側室3b,4bに供給される。このとき、第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aはタンク通路26に連通する。そのため、第2ブームシリンダ4はブーム12を支えず、もう一方の第1ブームシリンダ3のみでブーム12を支えることとなる。これにより、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aの圧力が倍増する。第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aは、ヘッド側通路30を介してアンロード通路21に連通するので、ヘッド側室3aからの圧力が高い回生圧油(戻り圧油)は、アンロード通路21に供給される。
本変形例によると、油圧回路を構成する弁の数を少なくすることができる。
(第4変形例)
図5を参照しつつ、第4変形例に係る油圧回路104について説明する。図5に示す油圧回路104は、図4に示した油圧回路103の変形例である。本変形例に係る油圧回路104を構成するブーム用方向切換弁32も、図1に示した遮断弁7と回生弁8とブーム用方向切換弁6とを1つの弁として一体的に形成したものである。ブーム用方向切換弁32は、中立位置32aとブーム上げ位置32bとブーム下げ位置32cとを有する3位置の弁である。
このブーム用方向切換弁32と、図4に示したブーム用方向切換弁20との相違点は、ブーム下げ位置32cの通路構成である。図4に示したブーム用方向切換弁20では、ブーム下げ位置20cのとき(ブーム下げ時)、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aからの回生圧油を、当該ブーム用方向切換弁20の上流側のアンロード通路21に戻している。これに対して、本変形例に係るブーム用方向切換弁32では、ブーム下げ位置20cのとき(ブーム下げ時)、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aからの回生圧油を、当該ブーム用方向切換弁32の下流側のアンロード通路21に戻している。
この構成によると、アンロード通路21に直列配置された、ブーム用方向切換弁32の下流側の方向切換弁34を介して、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aからの回生圧油をアクチュエータ33に供給することができる。
(第2実施形態)
図6を参照しつつ、第2実施形態に係る油圧回路105について説明する。
まず、図1に示した油圧回路100と比較して本実施形態の油圧回路105は、ロッド側通路23およびヘッド側通路24の構成が、図1に示した油圧回路100とは少し異なる。本実施形態では、ブーム用方向切換弁6から延在するロッド側通路23は、まず第2ブームシリンダ4のロッド側室4bに接続し、その後、ロッド側室4bから出て、第1ブームシリンダ3のロッド側室3bに接続する。すなわち、ロッド側室3bとロッド側室4bとは、ロッド側通路23に直列接続している。
ヘッド側通路24についても同様である。ブーム用方向切換弁6から延在するヘッド側通路24は、まず第2ブームシリンダ4のヘッド側室4aに接続し、その後、ヘッド側室4aから出て、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに接続する。すなわち、ヘッド側室3aとヘッド側室4aとは、ヘッド側通路24に直列接続している。
次に、図1に示した油圧回路100では、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに一端が接続する回生通路25の他端を圧油供給通路22にのみ接続しているが、本実施形態では、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aに一端が接続する回生通路の他端を、圧油供給通路22だけでなく、他系統である油圧ポンプ13のアンロード通路29、および第1ブームシリンダ3のロッド側室3bにも、それぞれ接続している(回生通路25、27、28)。
回生通路25,27,28には、それぞれ、回生弁8,14,15が配置されている。回生弁8は、図1に示した回生弁8と同じなので説明を省略する。回生弁14は、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aから回生通路27へ圧油が流れることを許容または制限する弁であり、電磁比例弁16で制御される。この回生弁14は、連通位置14aと遮断位置14bとを備える2位置の弁であり、通路の開度(開口面積)は電磁比例弁16により無段階に制御される。また、回生弁15は、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aから回生通路28へ圧油が流れることを許容または制限する弁であり、電磁比例弁17で制御される。この回生弁15は、連通位置15aと遮断位置15bとを備える2位置の弁であり、通路の開度(開口面積)は電磁比例弁17により無段階に制御される。
本実施形態によると、第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aからの回生通路27が、油圧ポンプ1とは別の油圧ポンプ13の系統に回生弁14を介して接続されていることで、別系統に配置されたアクチュエータにも第1ブームシリンダ3のヘッド側室3aからの回生圧油を供給することができる。
また、電磁比例弁10,16,17を制御することで、油圧ショベルに要求される動作条件に応じて、ブームシリンダのロッド側室、油圧ポンプ1系統、および油圧ポンプ13系統に回生圧油を分配供給したり、いずれか1つに回生圧油を集中供給したりなどすることができる。
1:油圧ポンプ
2:バケットシリンダ
3:第1ブームシリンダ
4:第2ブームシリンダ
3a、4a:ヘッド側室
3b、4b:ロッド側室
5:バケット用方向切換弁
6:ブーム用方向切換弁
7:遮断弁(流量調整弁)
8:回生弁
9、10:電磁比例弁
11:タンク
12:ブーム
21:アンロード通路
22:圧油供給通路
23:ロッド側通路
24:ヘッド側通路
25:回生通路
26:タンク通路
100:油圧回路(建設機械用油圧回路)

Claims (9)

  1. ブームを備える建設機械の油圧回路において、
    前記ブームに対して並列配置される2つのブームシリンダへ油圧ポンプからの圧油を給排するブーム用方向切換弁と、
    前記ブーム用方向切換弁と前記2つのブームシリンダのロッド側室とを接続するロッド側通路と、
    前記ブーム用方向切換弁と前記2つのブームシリンダのヘッド側室とを接続するヘッド側通路と、
    一方の前記ブームシリンダのヘッド側室に接続される回生通路と、
    ブーム下げ時に、他方の前記ブームシリンダのヘッド側室に前記ブーム用方向切換弁を介して接続されるタンク通路と、
    前記2つのブームシリンダのヘッド側室間の圧油の移動を許容または制限する流量調整弁と、
    前記回生通路に配置され、一方の前記ブームシリンダのヘッド側室から当該回生通路へ圧油が流れることを許容または制限する回生弁と、
    を備え、
    前記ヘッド側室へ圧油が供給されるブーム上げ時には、前記流量調整弁は、前記2つのブームシリンダのヘッド側室間の圧油の移動を許容し、且つ、前記回生弁は、前記回生通路へ圧油が流れることを制限し、
    前記ロッド側室へ圧油が供給されるブーム下げ時には、前記流量調整弁は、一方の前記ブームシリンダのヘッド側室から他方の前記ブームシリンダのヘッド側室への圧油の移動を制限し、且つ、前記回生弁は、前記回生通路へ圧油が流れることを許容することを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  2. 請求項1に記載の建設機械用油圧回路において、
    前記流量調整弁は、連通位置と遮断位置とを備える弁であり、且つ電磁比例弁で制御されることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  3. 請求項2に記載の建設機械用油圧回路において、
    前記回生弁は、連通位置と遮断位置とを備える弁であり、且つ電磁比例弁で制御されることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械用油圧回路において、
    前記油圧ポンプと前記ブーム用方向切換弁とを接続する圧油供給通路に、前記回生通路が接続されていることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械用油圧回路において、
    前記油圧ポンプに接続され、前記ブーム用方向切換弁と他の方向切換弁とを直列接続するアンロード通路を備え、
    前記アンロード通路に、前記回生通路が接続されていることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械用油圧回路において、
    前記油圧ポンプとは別の油圧ポンプの系統に、前記回生通路が接続されていることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  7. 請求項1に記載の建設機械用油圧回路において、
    前記流量調整弁は、他方の前記ブームシリンダのヘッド側室から一方の前記ブームシリンダのヘッド側室への圧油の流れを順方向とする逆止弁であることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  8. 請求項7に記載の建設機械用油圧回路において、
    前記油圧ポンプに接続され、前記ブーム用方向切換弁と他の方向切換弁とを直列接続するアンロード通路を備え、
    前記アンロード通路に、前記回生通路が接続されていることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
  9. 請求項8に記載の建設機械用油圧回路において、
    前記流量調整弁と前記回生弁と前記ブーム用方向切換弁とが1つの弁として一体的に形成されていることを特徴とする、建設機械用油圧回路。
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