JP6247120B2 - 無線電力伝送用受電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁結合や電界結合を用いて無線で電力を伝送するシステムにおいて、送電装置と共に用いられる、所謂、無線電力伝送用受電装置に関する。
本発明に関連する背景技術として、以下の特許文献1が既に知られている。
即ち、当該特許文献1では、一つ又は複数の無線充電デバイスに電力を供給するときに、送信アンテナと受信アンテナとの結合の変化に合わせることにより、受信アンテナに結合された受信デバイスへの電力伝送を最適化または調整するための方法及び装置として、無線電力受信機の一部に、離調回路を備えたものが提案されている。
特表2013−504298号公報
ところで、電磁結合や電界結合を用いて無線で電力を伝送するシステムにおいては、伝送距離を長くしようとして送信する電力を増加させるような場合等において、逆に、伝送距離が近接してしまうと、受電側の電圧が上昇してしまい、そのため、部品の耐電圧を大きくしなければならないという課題がある。
しかしながら、上述した特許文献1により知られる離調回路を備えた無線電力受信機では、当該離調回路は、制御信号に応じて線形に変化する離調を行うため、アナログ比較器と共に、その第2の入力に結合される電圧基準信号が必要であり、特に、その内部に電池等を備えていない無線電力伝送用受電装置では、送電装置との間の距離の急激な変動等に対する応答特性、更には、離調回路を構成するためのアナログ比較器等の部品によるコストの上昇等において、なお課題があった。
本発明は、上述した従来技術における課題を解消するために達成されたものであり、その目的は、より詳細には、送電装置との間の距離の急激な変動等に対する応答特性にも優れ、かつ、比較的安価に製造することが可能な信頼性の高い無線電力伝送用受電装置を提供することになる。
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、無線により電力を伝送するシステムに用いる無線電力伝送用受電装置であって、アンテナ素子と共振するキャパシタが接続され、無線信号を交流電気信号に変換して出力するアンテナ部と、当該交流電気信号を直流電気信号に変換して出力する整流回路部と、ドレイン−ソース間を前記アンテナ部のキャパシタの一部または全部に並列接続されたトランジスタを含むシャント部とを備えており、前記シャント部を構成する前記トランジスタのゲートには、前記整流回路部からの直流電気信号を分圧した信号が結合され、前記トランジスタのドレイン−ソース間の抵抗を、前記整流回路部からの直流電気信号に応じて、直接、可変抵抗として制御する無線電力伝送用受電装置が提供される。
上述した本発明になる無線電力伝送用受電装置によれば、急激に受電側の電圧が上昇しようとした場合にも、アンテナ部の共振周波数をずらすことにより、電圧を降下させ、電圧上昇を抑制することができ、もって、送電装置との間の距離の急激な変動等に対する応答特性にも優れ、かつ、比較的安価に製造することが可能な信頼性の高い無線電力伝送用受電装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例1になる無線電力伝送用受電装置の構成を示すブロック図である。 上記実施例1の無線電力伝送用受電装置の動作を説明するためのグラフを示す図である。 本発明の実施例2になる無線電力伝送用受電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3になる無線電力伝送用受電装置の構成を示すブロック図である。 上記実施例3の無線電力伝送用受電装置の動作を説明するためのグラフを示す図である。 本発明の実施例4になる無線電力伝送用受電装置の構成を示すブロック図である。 上記実施例4の無線電力伝送用受電装置の動作を説明するためのグラフを示す図である。
以下、本発明になる種々の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、その実施の形態として、主に、磁界を用いて無線電力伝送を行う無線電力伝送用送電装置とともに用いられる無線電力伝送用受電装置の例を説明する。
図1は、本実施例1の無線電力伝送用受電装置の構成を示す図であり、図2は、当該無線電力伝送用受電装置の動作を説明するグラフを示す図である。
アンテナ部500は、ここでは図示しない無線電力用の送電装置から出力された周波数f1の交流電磁波を受信して交流の電気信号に変換し、整合回路部200に出力する。また、アンテナ部500は、ループ状のアンテナ素子510とキャパシタ520、521とにより、周波数f1で共振する回路が構成されており、かかる構成により、交流電磁波のレベルが弱い場合でも多くの電力を取り出せるようにしている。
整合回路部200は、例えば、巻き線比1:nのトランス210で構成されており、上記アンテナ部500側から当該整流回路部300を見たインピーダンスは、1/n倍となり、逆に整流回路部300側からアンテナ部500を見たインピーダンスは、n倍となる。これにより、アンテナ部500と整流回路部300との間の整合をより良くして、電力を効率よく整流回路部300に伝送している。
整流回路部300では、入力された交流信号レベルに比例した直流電圧に整流を行い、定電圧回路部400及びシャント回路部100へ出力する。
定電圧回路部400では、整流出力は、受電装置内の各回路で必要な電圧に変換され、各回路においてそれぞれ使用される。
シャント回路部100では、整流回路部300の出力電圧を抵抗110、120で分圧した電圧をN型MOS−FET130のゲートに印加している。
このシャント回路部100を構成する電子部品としては、N型MOS−FETが好適であり、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが小さく、N型MOS−FET130のゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vthより低い場合、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が大きく、アンテナ部500への影響はほとんど無いものを選択することが好ましい。ただし、キャパシタ521に対して、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量が、共振周波数f1に大きな影響を及ぼさないものを使用する。
一方、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなると、出力される交流信号のレベルも大きくなる。同時に、整合回路部200からの出力交流信号のレベルも大きくなる。即ち、図2に示すように、整流回路部300から出力される直流電圧も高くなり、N型MOS−FET130のゲート電圧も高くなる。このゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vth近くになると、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなりはじめる。このN型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなると、共振回路を構成するキャパシタ521の容量が大きくなった状態と等価に動作するため、共振周波数が低くなる。共振周波数が低くなると、アンテナ部500から出力される交流信号のレベルが低下しようとし、整合回路部200から出力される交流信号のレベルも低下しようとするため、整流回路部300から出力される直流電圧も、低くなろうとする。このため、N型MOS−FET130のゲート電圧は、閾値電圧Vthの状態が継続するようにフィードバック制御がかかった状態となる。
ゲート電圧がさらに高くなると、N型MOS−FET130は完全にオン状態となり、ドレイン−ソース間抵抗が非常に小さく(例えば0.1Ω程度)なり、キャパシタ521の容量は、アンテナ部500の共振にほとんど寄与しなくなり、アンテナ素子510とキャパシタ520により周波数f2で共振するようになる。この状態で、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなると、フィードバック制御の範囲外となり、整流回路部300から出力される直流電圧も、入力される交流電磁波のレベルに応じて高くなっていく。
即ち、上述した本実施例1の無線電力伝送用受電装置では、N型MOS−FET130と共に、整流回路部300からの出力電圧を分圧するための抵抗110、120により構成することが出来ることから、装置の製造価格を低減することが可能となると共に、送電装置との間の距離の急激な変動等によって整流出力(直流電圧)が急減に変動しても、当該整流出力(直流電圧)を、直接的に、MOS−FET130を制御するためのゲートへの入力信号としていることから、応答特性にも優れている。
続いて、本発明の実施例2になる無線電力伝送用受電装置について、図3を参照しながら説明する。なお、本実施例2は、無線電力伝送用送電装置から出力された周波数f1が低い場合だけでなく、高い周波数でも適用可能な無線電力伝送用受電装置の構成となっている。また、ここでは、上記実施例1で既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、重複を避けるため、その説明を省略する。
この実施例2になる無線電力伝送用受電装置では、上述した実施例1とは異なり、共振回路を構成するキャパシタ521には、ダイオード140、141、142、143で構成されたダイオードブリッジが接続されている。このダイオードブリッジのアノードが共通になっている部分は、N型MOS−FET130のソースに接続し、カソードが共通になっている部分は、N型MOS−FET130のドレインに接続している。
上記にその構成を説明した実施例2になる無線電力伝送用受電装置によれば、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが小さく、N型MOS−FET130のゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vthより低い場合、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が大きく、そのため、当該ダイオードブリッジには電流が流れない。電流が流れないため、ダイオードブリッジの両端は、高い周波数の信号に対してもハイインピーダンス状態となるため、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量は、キャパシタ521に影響を与えない。したがって、アンテナ部500の共振周波数f1は、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量に関係なく、アンテナ素子510とキャパシタ520、521とで決定され、高い周波数でも対応できることとなる。
一方、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなり、N型MOS−FET130のゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vth近くになると、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなりはじめる。N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなると、ダイオード140、141、142、143で構成されたダイオードブリッジに電流が流れ始め、共振回路を構成するキャパシタ521の容量が大きくなった状態と等価に動作するため、共振周波数が低くなる。共振周波数が低くなると、アンテナ部500から出力される交流信号のレベルが低下しようとし、整合回路部200から出力される交流信号のレベルも低下しようとするため、整流回路部300から出力される直流電圧も低くなろうとする。このため、上記の実施例1と同様に、N型MOS−FET130のゲート電圧は、閾値電圧Vthの状態が継続するようにフィードバック制御がかかった状態となる。
そして、当該実施例2になる無線電力伝送用受電装置によれば、ゲート電圧がさらに高くなると、N型MOS−FET130は完全にオン状態となり、ドレイン−ソース間抵抗が非常に小さく(例えば0.1Ω程度)なり、ダイオードブリッジにアンテナ部の電流がほとんど流れるようになるため、キャパシタ521の容量は、アンテナ部500の共振にほとんど寄与しなくなり、アンテナ素子510とキャパシタ520により周波数f2で共振するようになる。この状態で、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなると、フィードバック制御の範囲外となり、整流回路部300から出力される直流電圧も、入力される交流電磁波のレベルに応じて高くなっていく。
即ち、本実施例2の無線電力伝送用受電装置によれば、上述した本実施例1と同様に、製造価格の低減や応答特性の改善等の効果と共に、ダイオード140、141、142、143で構成されたダイオードブリッジをN型MOS−FET130のドレイン−ソース間に接続することにより、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量が、キャパシタ521に対して影響を及ぼすような場合においても、当該N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量の影響を抑制し、もって、共振周波数f1に大きな影響を及ぼさないようにすることが出来る。換言すれば、本発明の無線電力伝送用受電装置において採用可能なN型MOS−FET130の条件を緩和し、より自由な装置の設計(設計自由度の拡大)を可能にする。
次に、本発明の実施例3になる無線電力伝送用受電装置について、添付の図4及び図5を参照しながら説明する。なお、この実施例3は、アンテナ部がアンテナ素子とキャパシタで構成されている場合だけでなく、アンテナ部がアンテナ素子とインダクタとキャパシタで構成されている場合でも、同様に適用可能な、無線電力伝送用受電装置の構成となっている。また、ここでも、上記実施例1及び2において既に説明した、上記図1及び図3に示されたと同一の符号が付された構成と同一の機能を有する部分については、重複を避けるため、その説明を省略する。
図4は、実施例3における無線電力伝送用受電装置の構成図であり、図5は、当該無線電力伝送用受電装置の動作を説明するためのグラフを示している。
本実施例3では、上記の実施例1や2とは異なり、アンテナ部501は、ループ状のアンテナ素子510とキャパシタ520と共に、インダクタを含んでおり、このアンテナ部501は、上記と同様に、無線電力用送電装置から出力された周波数f3の交流電磁波を受信し、交流の電気信号に変換し、整合回路部200に出力する。また、ループ状のアンテナ素子510とキャパシタ520、インダクタ511により周波数f3で共振する回路を構成することにより、交流電磁波のレベルが弱い場合でも多くの電力を取り出せるように構成されている。
かかる構成の無線電力伝送用受電装置によれば、同様に、アンテナ部501へ入力される交流電磁波のレベルが小さく、N型MOS−FET130のゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vthより低い場合、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が大きく、ダイオードブリッジに電流が流れない。電流が流れないため、ダイオードブリッジの両端は、高い周波数の信号に対してもハイインピーダンス状態となるため、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量は、インダクタ511に影響を与えない。したがって、アンテナ部501の共振周波数f3は、N型MOS−FET130のドレイン容量、ソース容量に関係なく、アンテナ素子510、キャパシタ520、インダクタ511で決定される。
一方、アンテナ部501へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなり、N型MOS−FET130のゲート−ソース間電圧が閾値電圧Vth近くになると、やはり、N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなりはじめる。N型MOS−FET130のドレイン−ソース間抵抗が小さくなると、ダイオード140、141、142、143で構成されたダイオードブリッジに電流が流れ始め、共振回路を構成するインダクタ511のインダクタンスが小さくなった状態と等価に動作するため、共振周波数が高くなる。共振周波数が高くなるとアンテナ部501から出力される交流信号のレベルが低下しようとし、整合回路部200から出力される交流信号のレベルも低下しようとするため、整流回路部300から出力される直流電圧も低くなろうとする。このため、N型MOS−FET130のゲート電圧は、閾値電圧Vthの状態が継続するようにフィードバック制御がかかった状態となる。
そして、ゲート電圧がさらに高くなると、N型MOS−FET130は完全にオン状態となり、ドレイン−ソース間抵抗が非常に小さく(例えば0.1Ω程度)なり、ダイオードブリッジにアンテナ部の電流がほとんど流れるようになるため、インダクタ511のインダクタンスは、アンテナ部501の共振にほとんど寄与しなくなり、アンテナ素子510とキャパシタ520により周波数f4で共振するようになる。この状態で、アンテナ部501へ入力される交流電磁波のレベルが大きくなると、フィードバック制御の範囲外となり、整流回路部300から出力される直流電圧も、入力される交流電磁波のレベルに応じて高くなっていく。
上述した本実施例3の無線電力伝送用受電装置によれば、上述した効果と共に、アンテナ部がアンテナ素子とキャパシタで構成されている場合だけでなく、アンテナ部がアンテナ素子とインダクタとキャパシタで構成されている場合でも、本発明を同様に適用することが可能となる。即ち、アンテナ部のより自由な装置の設計(設計自由度の拡大)を可能にし、換言すれば、共振周波数f3をより自由に設計することが可能となる。
続いて、本発明の実施例4になる無線電力伝送用受電装置について、添付の図6及び図7を参照しながら説明する。なお、本実施例4になる無線電力伝送用受電装置は、特に、整流出力電圧の上昇をさらに抑制する場合に好適な構成である。図6は、本実施例4における無線電力伝送用受電装置の構成を示し、図7は、当該無線電力伝送用受電装置の動作を説明するためのグラフである。また、ここでも、上記実施例1、2及び3で既に説明し、上記図1、図3及び図4に示されたと同一の符号が付された構成と同一の機能を有する部分については、重複を避けるため、その説明を省略する。
図6にも示すように、本実施例4では、上記図3に示した実施例2の構成において、更に、整流回路部300の出力と定電圧回路部400の間に、並列に、電圧制限部600を挿入しており、当該電圧制限部600は、ツェナダイオード610と抵抗620の直列接続により構成されている。
なお、本実施例4も、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルが小さく、整流回路部300の出力電圧が電圧制限部600内にあるツェナダイオード610のツェナ電圧Vzより低い状態では、上記の実施例2と同様の動作をする。
そして、本実施例4の無線電力伝送用受電装置では、図7にも示すように、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルがさらに大きくなり、ツェナダイオード610のツェナ電圧Vzより高くなると、電圧制限部600のツェナダイオード610および抵抗620に電流が流れ始める。このため、電圧制限部600を備えていない構成に比較し、整流回路部300からの出力電圧は低くなる。
即ち、整流回路部300の出力と定電圧回路部400の間に抵抗を挿入し、定電圧回路部400と並列にツェナダイオードを挿入する方法と比較した場合、抵抗の電圧降下が無い分、定電圧回路部への入力電圧が上昇するため、アンテナ部500へ入力される交流電磁波のレベルがより小さい条件でも動作させることができる利点がある。
以上、本発明になる実施例について詳細に説明したが、しかしながら、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上述した全ての実施例においては、主に磁界を用いて無線電力伝送を行う場合について述べたため、ループ状のアンテナ素子を例にあげたが、本発明はこれに限るものではなく、アンテナ素子としては、キャパシタと共振させるアンテナ部であれば、棒状のアンテナ素子等でも同様の効果を得ることができる。
また、シャント部に用いるトランジスタとしてN型MOS−FETを用いて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、P型MOS−FETの場合は、そのデバイスの特性上、整流回路部300の出力の高電位側と低電位側の接続を反転させて、低電位側の電圧を分圧してゲートに入力し、ドレインを整流回路部300の出力の高電位側に接続し、ソースをグランド接続から開放することにより同様の効果を得ることができる。
さらに、シャント部に用いるトランジスタとしてバイポーラトランジスタを用いて、NPN型バイポーラトランジスタの場合N型MOS−FETと同様の配線、PNP型バイポーラトランジスタの場合P型MOS−FETと同様の配線とし、ゲート=ベース、ドレイン=コレクタ、ソース=エミッタとなるように置き換えても、分圧用抵抗110、120にベースに必要な電流が流れるような抵抗値を用いることにより、同様の効果を得ることができる。
100…シャント回路部、110、120…抵抗、130…N型MOS−FET、200…整合回路部、210…トランス、300…整流回路部、400…定電圧回路部、500…アンテナ部、510…アンテナ素子、520、521…キャパシタ、600…電圧制限部、610…ツェナダイオード、620…抵抗

Claims (4)

  1. 無線により電力を伝送するシステムに用いる無線電力伝送用受電装置であって、
    アンテナ素子と共振するキャパシタが接続され、無線信号を交流電気信号に変換して出力するアンテナ部と、
    当該交流電気信号を直流電気信号に変換して出力する整流回路部と、
    ドレイン−ソース間を前記アンテナ部のキャパシタの一部または全部に並列接続されたトランジスタを含むシャント部とを備えており、
    前記シャント部を構成する前記トランジスタのゲートには、前記整流回路部からの直流電気信号を分圧した信号が結合され、
    前記トランジスタのドレイン−ソース間の抵抗を、前記整流回路部からの直流電気信号に応じて、直接、可変抵抗として制御し、
    前記トランジスタはMOS−FETであり、そのゲートには、前記整流回路部の出力端に接続された、少なくとも2つの抵抗が直列接続された分圧抵抗の接合点が接続されており、もって、前記整流回路部からの直流電気信号を分圧した信号が結合されており、
    前記アンテナ部を構成する共振キャパシタの両端と前記MOS−FETのドレイン−ソースとの間にダイオードブリッジが挿入されている
    ことを特徴とする無線電力伝送用受電装置。
  2. 無線により電力を伝送するシステムに用いる無線電力伝送用受電装置であって、
    アンテナ素子と共振するキャパシタが接続され、無線信号を交流電気信号に変換して出力するアンテナ部と、
    当該交流電気信号を直流電気信号に変換して出力する整流回路部と、
    ドレイン−ソース間を前記アンテナ部のキャパシタの一部または全部に並列接続されたトランジスタを含むシャント部とを備えており、
    前記シャント部を構成する前記トランジスタのゲートには、前記整流回路部からの直流電気信号を分圧した信号が結合され、
    前記トランジスタのドレイン−ソース間の抵抗を、前記整流回路部からの直流電気信号に応じて、直接、可変抵抗として制御し、
    前記トランジスタはMOS−FETであり、そのゲートには、前記整流回路部の出力端に接続された、少なくとも2つの抵抗が直列接続された分圧抵抗の接合点が接続されており、もって、前記整流回路部からの直流電気信号を分圧した信号が結合されており、
    前記アンテナ部はインダクタを備えており、当該インダクタの両端と前記MOS−FETのドレイン−ソースとの間にダイオードブリッジが挿入されている
    ことを特徴とする無線電力伝送用受電装置。
  3. 請求項1または2に記載の無線電力伝送用受電装置において、
    前記整流回路部の出力端には、更に、電圧制限部を接続していることを特徴とする無線電力伝送用受電装置。
  4. 請求項3に記載の無線電力伝送用受電装置において、
    前記電圧制限部は、ツェナダイオードと抵抗の直列接続により構成されていることを特徴とする無線電力伝送用受電装置。
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