JP6245030B2 - 消費電力予測方法、消費電力予測プログラム及び消費電力予測装置 - Google Patents

消費電力予測方法、消費電力予測プログラム及び消費電力予測装置 Download PDF

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本発明は、消費電力の予測を行う消費電力予測方法、消費電力予測プログラム及び消費電力予測装置に関する。
今般の電力事情に伴い、事業所の各日の電力需要について、ピーク値の予測だけではなく、1日の電力需要が時刻・時間帯によってどのように変動しそうかを詳しく把握したいという要望がある。1日の事業所の電力需要時系列には、「午前中がこのくらいの電力需要の場合は、午後はこのくらいの電力需要になる」といった変動パターンが何通りか存在し、その日の状況によってそれらのうちの1つが出現する傾向がある。その点に着目して、本願発明者は、事業所の電力需要時系列について、各日に出現しそうな何通りかの日内変動パターンをリストアップし、その中で最も出現しそうなパターンを精度良く予測する予測装置等を提案している(特許文献1)。
特開2013−114629号公報
しかしながら、上述の従来技術には以下の様な課題がある。季節の変わり目等に、それまでと異なる日内変動パターンが急に出現し始めること(以下、「状態変化」ともいう。)がある。その際、従来法では、適切な日内変動パターンを選び出せず、精度良い予測日内変動パターンが作り出せないことがある。そして、状態変化後しばらくの間、それを繰り返すことがある。
1つの側面では、本発明は予測精度の悪化を抑える消費電力予測方法等を提供することを目的とする。
1つの態様では、消費電力予測方法は、所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度を用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得し、予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得し、過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時のいずれかに設定されている出現状態情報を取得し、取得した出現状態情報が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出し、算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定し、特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出し、算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、選択した代表時系列の前記第1の時間帯に続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得し、取得した予測時系列を出力する。
本発明の一観点によれば、日内変動パターンの出現傾向が大きく変動している状況を検知した場合、日内変動パターンの選択尺度を切り替えるので、予測精度の悪化を抑えることが可能となる。
消費電力予測装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 消費電力時系列の一例を示すグラフである。 消費電力時系列DBのレコードレイアウトの一例を示す図である。 消費電力予測処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 Pfに基づく予測時系列生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 Ncに基づく予測時系列生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 時系列パターンの出現状態情報更新処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 Pfに基づくクラスター選択の結果を示した表である。 参照時系列と過去3日分の部分時系列を示したグラフである。 参照時系列と各部分時系列との非類似度の算出結果を示す表である。 クラスターの選択と、各クラスターによる予測誤差を示した表である。 代表クラスター、実績時系列を示したグラフである。 クラスター選択方法を切り替えて予測を行った場合の結果を示すグラフである。 予測成績の評価結果の一覧表である。 予測結果出力の一例を示す説明図である。 消費電力予測装置の機能構成例を示すブロック図である。
図1は消費電力予測装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。消費電力予測装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、大容量記憶装置14、通信部15、読取部16を含む。各構成はバスで接続されている。
CPU11はROM13に記憶された制御プログラム1Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリである。RAM12はCPU11によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
大容量記憶装置14は例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)である。大容量記憶装置14は消費電力時系列DB141、予測時系列DB142、成績・状態DB143を記憶する。また、制御プログラム1Pを大容量記憶装置14に記憶するようにしておいても良い。なお、消費電力時系列DB141、予測時系列DB142、成績・状態DB143は、消費電力予測装置1とネットワークNを介して接続された他のコンピュータに記憶しておいても良い。
通信部15はネットワークNを介して、他のコンピュータと通信を行う。読取部16はCD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。CPU11が読取部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶装置14に記憶しても良い。また、ネットワークNを介して他のコンピュータからCPU11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶装置14に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、CPU11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
以下の説明では、所定の時刻から始まる24時間を日の単位とする。そして、それぞれの日を単位日と呼ぶ。例えば、午前6時を開始時刻とした場合、午前6時から翌午前6時までが1単位日となる。また、予測を行う日のことを予測対象単位日又は予測対象日と呼ぶ。本実施の形態においては、午前0時から翌午前0時までの24時間を1単位日とするので、単位日と暦上の1日は一致している。
図2は消費電力時系列の一例を示すグラフである。図3は消費電力時系列DB141のレコードレイアウトの一例を示す図である。図2の横軸は日時、縦軸は消費電力の時系列値である。図2、図3に示す時系列値は、実際に観測された消費電力の値を、基準となる電力値を1としたときの比の値であるから単位は無次元である。消費電力の値は、例えば、毎時の0〜29分における消費電力の最大値をa(Kw)、30〜59分における消費電力の最大値をb(Kw)としたとき、2つの値の平均値=(a+b)/2を、次の正時(0分)の値として記録したものである。例えば、10時0分から10時29分までの消費電力の最大値、及び10時30分から10時59分までの消費電力の最大値の平均値が、11時0分の値として記録されている。なお、本実施の形態において、消費電力を計測する対象は企業の事業所を想定している。土日、祝日の休業日については消費電力の記録、予測を行わない。そのため、図2、図3に示すデータは抜けている日付がある。
本実施の形態で扱う消費電力の時系列値は、実際に計測された値を、その日に計測された最大値で割った値とする。予測対象日当日については、予測を行う時点では最大値は確定していないから、時系列値は過去1週間前までの各営業日の最大値の平均値で割った値とする。時系列値を比の値とするのは、日毎に値のバラツキがあったとしても、ある日の値の変動傾向と、別の日の値の変動傾向とが比較できるように、値を正規化するためである。なお、以降の説明においては、特に明記しない限り、消費電力の値については、正規化された比の値を示すものとする。
矩形d0は8月24日一日分の時系列を囲んだものである。矩形d1は8月24日の6時から20時まで時系列を囲んだものである。矩形d3は予測を行う9月27日の6時から20時まで時系列を囲んだものである。
時系列は3つの時間帯に分けられている。参照時間帯(第1の時間帯)、予測時間帯(第2の時間帯)、その他の時間帯である。参照時間帯は6時から9時であり、この時間帯は予測を行わない。参照時間帯の消費電力の値は、予測時間帯の消費電力を予測するのに用いられる。予測時間帯は10時から20時までであり、消費電力の予測を行う時間帯である。予測時間帯では、消費電力の値を消費電力時系列DB141に記憶することも行われる。その他の時間帯は、21時から翌日5時までである。その他の時間帯については、消費電力の値を消費電力時系列DB141に記憶する。
参照時間帯、予測時間帯、その他の時間帯についての設定は、予測の目的に応じて定めれば良い。本実施の形態では、毎朝、当日の夜までの消費電力の予測を行うのが目的であるため、上述のような設定となっている。また、予測を行うに際しては、予測日当日の前日から、何日前まで遡ったデータを用いるかを決める必要がある。本実施の形態では、28日前までとする。なお、休業日については計測データがないため、予測日によっては、予測に用いる過去の計測データ数が変動する場合あるが、それを許容するものとする。すなわち、過去の計測データ数が少ないとしても、28日前よりも過去のデータは使用しないものとする。これは、あまり過去まで遡ってしまうと、消費電力の変動パターンが直近の変動パターンとは大きく異なるものが含まれてしまう可能性があり、精度の低下に繋がるおそれがあるからである。以上の設定はあくまでも一例である。例えば、毎朝6時から9時までの時系列を用いて、その日の10時から翌日の20時までの消費電力を予測しても良い。なお、参照時間帯、予測時間帯、その他の時間帯の設定する、何日前まで遡った計測データを用いるかを決定するに当たっては、過去のデータを用いた予備実験を行い、望まれる精度で予測が可能であるか否かを見極めることが望ましい。
図3に示すように消費電力時系列DB141は、日時欄、値欄を含む。日時欄は日付と、毎正時の時刻とが記憶される。値欄は、消費電力の実績値が記憶される。
本実施の形態では、9月27日の予測を行うものとする。すなわち、9月27日の6時から9時までの実績値から、10時から20時までの予測を行うものとする。
図4は消費電力予測処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。消費電力予測装置1のCPU11は、参照時系列、学習用部分時系列を、消費電力時系列DB141より取得する(ステップS1)。参照時系列は、予測日当日の6時から9時のデータである。図3において、141aの符号を付した矩形内のデータである。学習用部分時系列(以下、「部分時系列」と記す。)は、予測日当日の前日から、28日前までの時系列データであって、参照時間帯及び予測時間帯の実績のデータである。ここでは、8月30日から9月26日までの時系列データであって、各日の10時から20時までのデータである。
まず、CPU11は、部分時系列の任意の2つについて非類似度を算出する(ステップS2)。非類似度distRP(si,sj)の算出は、例えば以下の式(1)に従い行う。
Figure 0006245030
ここで、referは参照時間帯を、predは予測時間帯を示す。時間帯periodの時点数をnum(period)で表す。si[t]は、部分時系列si上の時刻tの値を示す。非類似度の算出はすべての組み合わせについて行う。
次に、CPU11は、求めた非類似度を用いて、学習用部分時系列のクラスタリングを行う(ステップS3)。本実施の形態では、5個のクラスター(時系列群)に分類する。例えば、各クラスターCkにおいて、Ckに属する部分時系列の各時点での平均値を中心点とする、クラスター数Kのk−means法によってクラスタリングする。なお、最初のK個の中心点はKKZ法によって生成する。これに限られず、他のクラスタリング手法を用いても良い。
なお、クラスターの個数については、予備実験の結果に基づいて、対象となる事業所の時系列パターンに合ったクラスター数を決める。例えば、ある事業所の場合、だいたい (1)休み明け、(2)休日前、(3)定時退社日、(4)それ以外の日の4パターンに分かれるとする。この場合、さらに、4パターン以外の変則的なパターンの出現可能性を考慮すると、4に1加算した5つのクラスター数に分けると、良い予測精度が得られる。その他のクラスター数の決め方としては、スタージェス(Sturges)の公式(要素数Nに対して、(1+log2N)をクラスター数とする)等を用いることも可能である。
続いて、CPU11は、各クラスターの代表時系列rep(Ck)を生成する(ステップS4)。例えば、クラスターCkに属する部分時系列の各時点での平均値を取ったものを代表時系列rep(Ck)とする。
さらに、CPU11は、出現状態が通常時であるか否かを判定する(ステップS5)。通常時とは、消費電力の傾向に変化はなく、従来法による予測が有効と想定される状態をいう。状態変化時は、部分時系列パターンを大きく変動させる要因が発生したために、消費電力の傾向に変化が現れている場合である。状態変化時は、消費電力の傾向に変化があるため、従来法による予測では予測精度が悪化してしまうことが想定される。
CPU11は、出現状態が通常時であると判定した場合(ステップS5でYES)、従来法であるPfに基づく予測時系列を生成する(ステップS6)。CPU11は、続いて、生成した予測時系列を表示し(ステップS7)、予測時系列(通常予測時系列)を予測時系列DB142に記憶し(ステップS11)、処理を終了する。なお、予測時系列DB142のレコードレイアウトは、消費電力時系列DB141と同様である。
CPU11は、出現状態が状態変化時と判定した場合(ステップS5でNO)、Ncに基づく予測時系列を生成する(ステップS8)。CPU11は、続いて、生成した予測時系列を表示する(ステップS9)。さらに、Pfに基づく予測時系列の生成も行う(ステップS10)。そして、生成したPfに基づく予測時系列を予測時系列DB142に記憶し(ステップS11)、処理を終了する。
次に、Pfに基づく予測時系列の生成処理について説明する。図5はPfに基づく予測時系列生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、CPU11は参照時系列、クラスター間の非類似度を算出する(ステップS21)。クラスターは図4のステップS3で求めたクラスターである。すべてのクラスターについて、参照時系列との非類似度を計算する。
まず、各クラスターに含まれる時系列sと参照時系列の非類似度distR(si,Tp)の算出を行う。非類似度distR(si,Tp)の算出は、例えば、以下の数式(2)に従って行う。
Figure 0006245030
ここで、Tpは予測対象日を表す。sp[t]は予測対象日の部分時系列を示す。予測を実行する時点では、参照時間帯(refer)の消費電力は明らかになっている。各クラスタについて、クラスタに含まれるすべての時系列について、非類似度distR(si,Tp)の算出を行う。
求めた非類似度distR(si,Tp)を用いて、クラスターと参照時系列との非類似度DistR(Ck,Tp)を算出する。非類似度DistR(Ck,Tp)の算出は、以下の数式(3)に従って行う。
Figure 0006245030
ここで、k=0から5の自然数である。Ckはクラスターを示す。sk(j)は、クラスタ−Ckに含まれる部分時系列を示している。
次に、CPU11はクラスターの選択を行う(ステップS23)。まず、各クラスタ−について、ステップS21で求めた非類似度DistR(Ck,Tp)及びクラスターのメンバー数に基づいて、予測対象日Tに対するクラスターの実現度Pref(Ck,Tp)を算出する(ステップS22)。実現度Pref(Ck,Tp)の算出は、以下の数式(4)に従って行う。
Figure 0006245030
ここで、num(S)=num(C)+ num(C)…+ num(C)、総メンバー数である。
CPU11は実現度が最大のクラスターを選択する。CPU11は選択されたクラスターの代表時系列の予測時間帯に対応する部分を予測時系列として生成し(ステップS24)、処理を呼び出し元に戻す。
次に、Ncに基づく予測時系列生成処理について説明する。図6は、Ncに基づく予測時系列生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、CPU11は予測対象日の前日から、予測対象日のc日前までの部分時系列を取得する(ステップS31)。本実施の形態においては、c=3とする。部分時系列の時間帯は、参照時間帯及び予測時間帯である。続いて、CPU11は、参照時系列と取得した各部分時系列との非類似度を算出する(ステップS32)。非類似度distP(si,Tp)の算出は、上述の数式(2)に従って行う。そのため、ステップS32に到達する前に、既に算出が行われておりRAM12や大容量記憶装置14に記憶されているものについては、記憶されている値を再利用可能であるので、算出は省略可能である。
引き続いて、CPU11は、算出した非類似度distP(si,Tp)の中で最小値となった部分時系列を選択する(ステップS33)。次に、CPU11は、各クラスターについて、代表時系列と選択した部分時系列の予測時間帯の非類似度を算出する(ステップS34)。非類似度distP(rep(Ck),sic)の算出は、以下の数式(5)に従って行う。
Figure 0006245030
ここで、siをクラスターの代表時系列、sjを選択した部分時系列として、算出を行う。
次に、CPU11は、部分時系列との非類似度が最小のクラスターを選択する(ステップS35)。そして、CPU11は、選択したクラスターより、予測時系列を生成し(ステップS36)、処理を呼び出し元に戻す。予測時系列は、選択したクラスターの代表時系列の予測時間帯の部分である。以上のように図4から図6に示した処理により、消費電力予測装置1は予測対象日の参照時間帯経過後(9時経過後)に、その日の予測時間帯(10時から20時)の消費電力の予測を行うことが可能となる。
次に、時系列パターンの出現状態情報の更新について、説明する。時系列パターンの出現状態情報の更新は、予測対象日の予測時間帯経過後に行われる処理である。出現状態の更新は予測時系列に対応する実績時系列の取得が必要であり、予測時間帯経過後でなければ、実績時系列は取得できないからである。
図7は時系列パターンの出現状態情報更新処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。消費電力予測装置1のCPU11は、評価対象となる予測対象日のPfに基づく予測時系列及び実績時系列を取得する(ステップS41)。CPU11は取得した予測時系列の予測成績を算出する(ステップS42)。予測成績値は、例えば、MAD(Mean Absolute Deviation平均絶対偏差)の値とする。この場合、予測成績値の算出は、以下の数式(6)に従い行う。
Figure 0006245030
ここで、sは予測時系列、spは実績時系列、Tpは予測対象日、predは予測時間帯、num(pred)は時間帯predの時点数、s[t]は、予測時系列s上の時刻tの値を示す。同様にsp[t]は、実績時系列sp上の時刻tの値を示す。
次に、CPU11は算出した予測成績が基準を満たすか否かを判定する(ステップS43)。ここでは、予測成績値が、0.07より小さければ、CPU11は予測成績が基準を満たすと判定する。予測成績値が0.07以上であれば、CPU11は予測成績が基準を満たさないと判定する。CPU11は予測成績が基準を満たすと判定した場合(ステップS43でYES)、pf_counter(カウンタ)が0を越えているか否かを判定する(ステップS44)。pf_counterが0を越えている場合(ステップS44でYES)、CPU11はpf_counterを1減算する(ステップS45)。CPU11はpf_counterが0であるか否かを判定する(ステップS46)。pf_counterが0である場合(ステップS46でYES)、CPU11は出現状態を通常時とする(ステップS47)。pf_counterが0でない場合(ステップS46でNO)、CPU11は処理を終了する。ステップS44でpf_counterが0以下であると判定された場合(ステップS44でNO)、CPU11は処理を終了する。
CPU11は予測成績が基準を満たさないと判定した場合(ステップS43でNO)、CPU11はpf_counterが2を下回っているか否かを判定する(ステップS48)。pf_counterが2を下回っている場合(ステップS48でYES)、CPU11はpf_counterを1加算する(ステップS49)。CPU11はpf_counterが2であるか否かを判定する(ステップS50)。pf_counterが2である場合(ステップS50でYES)、CPU11は出現状態を状態変化時とする(ステップS51)。pf_counterが2でない場合(ステップ50でNO)、CPU11は処理を終了する。ステップS48でpf_counterが2以上である場合(ステップS48でNO)、CPU11は処理を終了する。
図7で示した処理により、予測成績が2日間連続で基準を満たさない場合、出現状態は状態変化時と設定される。予測成績が2日間連続で基準を満たした場合、出現状態は通常時と設定される。なお、基準値である0.07は一例である。基準値は実験を行った上で、適切な値を設定する。出現状態を切り替えるための閾値である2の値についても、実験を行った上で適切な値を設定する。
次に、図2、図3に示したデータを用いた場合の予測時系列の算出について説明する。ここでの算出条件は次の通りである。参照時間帯は6時から9時、予測時間帯は10時から20時である。予測に使用するデータは、予測対象日前日から28日前までの営業日のデータ、クラスタリングのクラスター数は5である。予測対象日は9月27日、28日前までの営業日数19日である。
図8はPfに基づくクラスター選択の結果を示した表である。クラスターメンバー数は、クラスターCが7(8月30日、8月31日、9月3日、9月11日、9月12日、9月13日、9月14日)、Cが2(9月24日、9月25日)、Cが4(9月7日、9月19日、9月20日、9月21日)Cが5(9月4日、9月5日、9月6日、9月10日、9月18日)、Cが1(9月26日)である。予測対象日(Tp)の参照時系列と、各クラスター(Ck)との非類似度は、クラスターCから順に、0.2919、0.2367、0.2357、0.3155、0.1913である。非類似度の最小値を取ったのは、クラスターCである。しかしながら、実現度Pref(Ck,Tp)はクラスターCから順に、0.2414、0.085、0.1708、0.1595、0.0526であり、クラスターCが最も大きな値を取るため、クラスターCが選ばれる。ここで、9月27日の実績時系列を用いて、各クラスターの代表時系列に予測誤差(MAD)を求めると、クラスターCから順に、0.1486、0.0866、0.1020、0.1397、0.0646となり、最小値となるクラスターはクラスターCであることが判明する。すなわち、選択すべき最良クラスターはCであった。
次に、Ncに基づくクラスター選択について説明する。ここで、クラスターを選択するために用いるデータ数(c)は3とする。すなわち、予測対象日の前日から過去3日分を用いる。図9は参照時系列と過去3日分の部分時系列を示したグラフである。横軸が時刻、縦軸が実績値である。予測対象日9月27日の参照時系列、9月24日、9月25日、9月26日の過去3日分の部分時系列が示されている。図10は、参照時系列と各部分時系列との非類似度の算出結果を示す表である。非類似度の値は、9月24日から順に、0.2317、0.2417、0.1913となっており、最小値となるのは9月26日である。部分時系列のうち、9月26日の部分時系列が選択される。
図11はクラスターの選択と、各クラスターによる予測誤差を示した表である。表の上段は、選択された9月26日の部分時系列と各クラスターの代表時系列との非類似度の値を示している。クラスターCから順に、0.1124、0.069、0.068、0.1065、0.0となっている。よって、最小値0.0を取るクラスターCが選択される。表の下段は、9月27日の実績時系列を用いて、各クラスターの代表時系列の予測誤差(MAD)である。図8と同様である。Ncによるクラスター選択では、最良クラスターCが選択されたことが分かる。図12は代表クラスター、実績時系列を示したグラフである。図12Aはクラスター0の代表時系列と、9月27日の実績時系列を示している。図12BはCの代表時系列と、9月27日の実績時系列を示している。共に横軸は時刻、縦軸は正規化された消費電力を表す値である。図12Aと図12Bとを比較しても、クラスターCが最良クラスターであることが分かる。
図13はクラスター選択方法を切り替えて予測を行った場合の結果を示すグラフである。横軸は日付、縦軸はMAD値またはpf_counterの値である。グラフ13aは、Pfによる予測とNcによる予測を切り替えて予測した場合の予測時系列の予測成績値(MAD)を示している。グラフ13bはPfによる予測時系列の予測成績値(MAD)を示している。グラフ13cはpf_counterの値を示している。グラフ13dはNcによる予測を実行した日を示している。図13より明らかなように、状態変化時と判定された日については、従来のPfによる予測と比べてNcによる予測を併用する場合の方が、成績が良くなることが分かる。
図14は予測成績の評価結果の一覧表である。予測成績の平均μ、標準偏差σ、平均+標準偏差(μ+σ)値を評価している。図14の左側の3列はすべての日の予測についての評価であり、右側の3列は状態変化時と判断された日の予測についての評価である。なお、改善率は、以下の数式(7)に従って算出している。
改善率 = (Pfのみの値)−(Pf−Nc切り替えの値)/(Pfの値)…(7)
予測成績は値が小さいほど良いから、平均値が小さくなれば改善したといえる。標準偏差はバラつきを表す指標であるから、値が小さいほど良い。同様に平均値+標準偏差も小さいほど良い。図14に示す一覧より、平均値μ、標準偏差σ、平均値+標準偏差のいずれも、値が減少している。Pfのみの予測よりも、Ncを併用した予測は、精度が高くなることを示している。特に、出現状態が状態変化時のみ場合には、図14に示すように、データ全体の場合と比較しても、若干成績が向上することが明らかである。
図15は予測結果出力の一例を示す説明図である。図15に示すのは9月27日の予測時系列を表示している例である。横軸は日時、縦軸は実績値又は予測値である。縦軸の値は上述のように、日毎にその日の最大の消費電力を1としたときの比の値であり、無次元である。予測時系列については、予測した消費電力値を、過去1週間前までの各営業日の最大値の平均値で割った値である。グラフ151は9月27日の予測時系列である。グラフ152は8月30日0時から9月27日9時までの実績時系列である。実績時系列については、参照時間帯(6時から9時)、予測時間帯(10時から20時)、その他時間帯(21時から翌5時)のいずれの時間帯の値であるのか判別できるようになっている。状態変化時マーク153は、出現状態が通常時ではなく、状態変化時であることを示す。図15の例では、9月25日、26日、27日が状態変化時と判定されている。25日、26日は、Pfに基づく予測時系列と実施席時系列により、出現状態が状態変化時であると判定されたことを示し、予測対象日当日である27日については、出現状態が状態変化時であるとの判定に基づき、Ncに基づく予測時系列が出力されていることを示す。消費電力予測装置1は出力として、実績時系列及び予測時系列に加えて、状態変化時である又はあったことを示す状態変化時マーク153を表示するので、それを踏まえた発電計画、節電計画を実行することが可能となる。
図16は消費電力予測装置1の機能構成例を示すブロック図である。消費電力予測装置1は、取得部11a、参照取得部11b、状態取得部11c、算出部11d、特定部11e、第2算出部11f、第2取得部11gを含む。CPU11が制御プログラム1P等を実行することにより、消費電力予測装置1は以下のように動作する。
取得部11aは、消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得する。参照取得部11bは、予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得する。状態取得部11cは、過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時を示す出現状態情報を取得する。算出部11dは、取得した出現状態が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出する。特定部11eは、算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定する。第2算出部11fは、特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出する。第2取得部11gは、算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、選択した代表時系列の前記第1の時間帯に引き続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータにより消費電力を予測する消費電力予測方法であって、
所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度を用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得し、
予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得し、
過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時のいずれかに設定されている出現状態情報を取得し、
取得した出現状態情報が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出し、
算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定し、
特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出し、
算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、
選択した代表時系列の前記第1の時間帯に続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得し、
取得した予測時系列を出力する
消費電力予測方法。
(付記2)
前記出現状態情報が状態変化時であることを、取得した予測時系列とともに出力する
付記1に記載の消費電力予測方法。
(付記3)
前記参照時系列と、前記時系列群それぞれに含まれる実績時系列との非類似度を算出し、
算出した非類似度に基づいて、前記予測対象単位日の実績時系列として出現する可能性の高さを示す実現度を時系列群毎に算出し、
算出した実現度が最大である1の時系列群を選択し、
選択した時系列群の前記代表時系列の第2の時間帯に対応する部分を通常予測時系列として記憶し、
前記出現状態が通常時であるとき、取得した前記予測対象単位日前日までの実績時系列、予測対象単位日における参照時系列、及び通常予測時系列を出力する
付記1に記載の消費電力予測方法。
(付記4)
最新の通常予測時系列、該通常予測時系列に対応する実績時系列を取得し、
取得した実績時系列に基づき、最新の通常予測時系列の予測成績に反比例する評価値を算出し、
予測成績の悪化を示すカウンタの計数値を取得し、
算出した評価値が所定の基準値未満であり、取得した計数値が0を越えている場合、前記計数値を1減算し、減算後に計数値が0のとき、前記出現状態情報を通常時に設定し、
算出した評価値が前記基準値以下であり、取得した計数値が所定の上限値未満である場合、前記計数値を1加算し、加算後の計数値が上限値と等しいとき、前記出現状態情報を状態変化時に設定する
付記3に記載の消費電力予測方法。
(付記5)
前記Nは3である
付記1から4のいずれか1つに記載の消費電力予測方法。
(付記6)
前記予測時系列の評価値は、前記予測時系列と実績時系列との平均絶対偏差であり、
前記基準値は0.07である
付記4又は5に記載の消費電力予測方法。
(付記7)
前記上限値は2である
付記4から6のいずれか1つに記載の消費電力予測方法。
(付記8)
所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
消費電力及び時刻が対応付けられた1日単位毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度を用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得し、
予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得し、
過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時のいずれかに設定されている出現状態情報を取得し、
取得した出現状態情報が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出し、
算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定し、
特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出し、
算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、
選択した代表時系列の前記第1の時間帯に引き続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得する
処理をコンピュータに実行させる消費電力予測プログラム。
(付記9)
所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得する取得部、
予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得する参照取得部、
過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時を示す出現状態情報を取得する状態取得部、
取得した出現状態が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出する算出部、
算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定する特定部、
特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出する第2算出部、及び
算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、選択した代表時系列の前記第1の時間帯に引き続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得する第2取得部
を備える消費電力予測装置。
1 消費電力予測装置
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 大容量記憶装置
141 消費電力時系列DB
142 予測時系列DB
143 成績・状態DB
15 通信部
16 読取部

Claims (5)

  1. コンピュータにより消費電力を予測する消費電力予測方法であって、
    所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
    消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度を用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得し、
    予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得し、
    過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時のいずれかに設定されている出現状態情報を取得し、
    取得した出現状態情報が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出し、
    算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定し、
    特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出し、
    算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、
    選択した代表時系列の前記第1の時間帯に続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得し、
    取得した予測時系列を出力する
    消費電力予測方法。
  2. 前記出現状態情報が状態変化時であることを、取得した予測時系列とともに出力する
    請求項1に記載の消費電力予測方法。
  3. 前記参照時系列と、前記時系列群それぞれに含まれる実績時系列との非類似度を算出し、
    算出した非類似度に基づいて、前記予測対象単位日の実績時系列として出現する可能性の高さを示す実現度を時系列群毎に算出し、
    算出した実現度が最大である1の時系列群を選択し、
    選択した時系列群の前記代表時系列の第2の時間帯に対応する部分を通常予測時系列として記憶し、
    前記出現状態が通常時であるとき、取得した前記予測対象単位日前日までの実績時系列、予測対象単位日における参照時系列、及び通常予測時系列を出力する
    請求項1に記載の消費電力予測方法。
  4. 所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
    消費電力及び時刻が対応付けられた1日単位毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度を用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得し、
    予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得し、
    過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時のいずれかに設定されている出現状態情報を取得し、
    取得した出現状態情報が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出し、
    算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定し、
    特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出し、
    算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、
    選択した代表時系列の前記第1の時間帯に引き続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得する
    処理をコンピュータに実行させる消費電力予測プログラム。
  5. 所定の時刻から始まる24時間を日の単位とし、
    消費電力及び時刻が対応付けられた1単位日毎の実績時系列の複数日分を、所定数の群に非類似度用いて分類してある時系列群及び該時系列群に含まれる実績時系列より算出した代表時系列を取得する取得部、
    予測対象単位日における第1の時間帯における消費電力と時刻とを含む参照時系列を取得する参照取得部、
    過去の消費電力予測の結果に基づき、消費電力の傾向に変化が現れている状態変化時又は前記変化は現れていない通常時を示す出現状態情報を取得する状態取得部、
    取得した出現状態が状態変化時であるとき、取得した参照時系列と、予測対象単位日N日前(NはN>2の自然数)から予測対象単位日前日までのN個の実績時系列それぞれとの非類似度を算出する算出部、
    算出した非類似度が最小である1の実績時系列を特定する特定部、
    特定した実績時系列と前記代表時系列それぞれとの非類似度を算出する第2算出部、及び
    算出した非類似度が最小である代表時系列を選択し、選択した代表時系列の前記第1の時間帯に引き続く第2の時間帯に対応する部分を、前記予測対象単位日の消費電力を予測した予測時系列として取得する第2取得部
    を備える消費電力予測装置。
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