JP6244781B2 - 電極体保護板、蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 - Google Patents

電極体保護板、蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば二次電池その他の電池等の蓄電素子における電極体の保護に用いられる電極体保護板並びにそれを用いた蓄電素子及びその製造方法に関する。
二次電池は、一次電池の置きかえ用途はもとより、携帯電話、IT機器などの電子機器の電源として広く普及している。とりわけ、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であることから、電気自動車などの産業用大型電気機器への応用も進められている。
非水電解質二次電池は、一般に導電性を有する金属製の容器の内部に、微多孔膜のセパレータで離隔された正負の極板を積層してなる電極体と電解液とが封入されており、更に電極体は容器内に固定された集電体に接続される構成を有する(例えば特許文献1、図3等を参照)。
特許第5122617号公報
従来の非水電解質二次電池においては、電極体と集電体との接合は、電極体のセパレータから露出した極板の金属箔部分と集電体とを超音波溶接、抵抗溶接等することによりなされている。例えば超音波溶接に際しては、接合部分にホーンを接触させる必要がある一方で、溶接時の振動から強度の低い金属箔部分を保護する必要がある。そこで、上記特許文献1のように、ホーンと金属箔部分の間に金属製の保護板を介在させ、保護板ごと電極体と集電体とを超音波溶接することが行われている。
しかしながら、このような溶接の際には、ホーンに接触する保護板の周縁は振動し金属箔の表面に干渉する。これは金属箔の破損や金属片の発生につながり、更には電極体の不良を引き起こす原因となる恐れがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、集電体と電極体とを良好に接合して高品質の蓄電素子を得ることができる電極体保護板及びそれを用いた蓄電素子等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、
電極体と、前記電極体に接合される集電体とを有する蓄電素子における、前記電極体を前記集電体とともに挟み込む電極体保護板であって、
前記電極体の表面に重ねられる第1の板部と、
前記第1の板部から連続して形成された、
前記電極体の端面に向かって傾斜する又は前記端面に対向する第2の板部と、
前記第1の板部と前記第2の板部とが形成する稜に沿った、前記第1の板部の寸法は、前記稜の全長よりも大きい、
電極体保護板である。
本発明の第2の側面は、
前記第1の板部は、前記稜の両端をそれぞれ通る、前記稜に垂直な一対の平面に対して交差している、
本発明の第1の側面の電極体保護板である。
本発明の第3の側面は、
前記稜に沿った前記第2の板部の寸法は、前記第1の板部の寸法より小さい、
本発明の第1又は第2の側面の電極体保護板である。
本発明の第4の側面は、
前記電極体保護板は、
前記第1の板部から、前記第2の板部とは異なる向きに連続して形成され、第1の板部に対して湾曲又は屈曲して前記電極体の表面から離隔する第3の板部を備え、
前記第1の板部の両端は、第1の板部及び第3の板部の境界からそれぞれ突出している、
本発明の第1から第3のいずれかの側面の電極体保護板である。
本発明の第5の側面は、
前記稜から、前記第1の板部及び前記第2の板部の少なくとも一方に渡って形成された切り欠きを有する、
本発明の第1から第4のいずれかの側面の電極体保護板である。
本発明の第6の側面は、
電極体と、前記電極体に接合される集電体と、前記電極体を前記集電体とともに挟み込む電極体保護板とを備え、
前記電極体保護板として本発明の第1から第5のいずれかの側面の電極体保護板を有し、
第1の板部の端部が前記電極体の表面から離隔している、
蓄電素子である。
本発明の第7の側面は、
本発明の第1から第5のいずれかの側面の電極体保護板を用いた蓄電素子の製造方法であって、
電極体の一方の面に、集電体を重ね、
前記電極体の他方の面に前記電極体保護板の前記第1の板部を重ねる工程と、
前記電極体が前記集電体と前記第1の板部に挟まれた状態で、前記第1の板部の所定箇所を加圧し、前記第1の板部の前記端部を前記電極体の表面から離隔させる工程とを備えた、
蓄電素子の製造方法である。
以上のような本発明は、集電体と電極体とを良好に接合して高品質の蓄電素子を得ることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の構成を示す正面図 本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す斜視図 (a)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の構成を示す斜視図(b)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の、集電体、電極体保護板及び電極体との接合を説明するための図 (a)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板を用いた集電体と電極体との接合工程を説明するための図(b)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板を用いた集電体と電極体との接合工程を説明するための図 (a)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の他の構成例を示す斜視図(b)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の他の構成例を示す斜視図 (a)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の他の構成例を示す斜視図(b)本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体保護板の他の構成例を示す斜視図 本発明の電極体保護板の構成を説明するための模式図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池1の構成を、一部を分解した状態で模式的に示す斜視図であり、図2は非水電解質二次電池1の正面図である。
図1、2に示すように、非水電解質二次電池1は、アルミニウム製の開口箱状の容器本体10と、容器本体10の開口10xを閉塞する、容器本体と同一材料製の板状の蓋部20とから構成される外形六面体状の容器を外装として備える。なお、容器の各辺は、図1に示す直交座標をなすX軸、Y軸及びZ軸にそれぞれ平行に位置し、以下の説明に際しては、図中X軸、Y軸、Z軸矢印の方向を基準にそれぞれ順に、右から左、手前から奥、並びに下から上を定める。
また、非水電解質二次電池1の内部構成を説明するため、容器本体10は、図1中においては破線により輪郭を示し、要部を透視図として示した。同様の理由により、容器本体10は、図2中においては、右半分を図中Z−Y平面に平行な面で切断した要部断面図として示した。
容器本体10の内部空間10zには、帯状の電極である正極と負極を、間にセパレータを介して長円筒形に巻回した構成を有する電極体11が配置されている。なお、図1においては、説明のため、電極体11は蓋部20と組み合わされ、容器本体10から半ば抜き出された状態として示した。
電極体11においては、巻回軸の両端が、後述する集電体12が接合される集電箔部とされている。集電箔部は、容器本体10の一対の短手側の側面にそれぞれ位置している。なお、図中には負極側の金属箔が露出した負極側集電箔部11b近傍の構成のみ符号を付して説明するが、正極側も同様の構成を有する。
ここで図3を参照して、電極体11の詳細な構成を更に説明する。図3に示すように、電極体11は、最内周から外周に順に向かって積層された、シート状の負極120、電解質の保液性を有する多孔膜や不織布等を基材とするセパレータ121、正極122、及びセパレータ121と同一素材のセパレータ123の各部材を巻回し、巻回軸に直交する断面形状が長円筒形状となるよう形成されている。
負極120は、例えば帯状の銅箔の表面に負極活物質を含む合剤層を形成させて構成される。正極122は、例えば帯状のアルミニウム箔の表面に正極活物質を含む合剤層を形成させて構成される。具体的には、負極120及び正極122は、合剤層が形成された合剤層形成部120a及び122aと合剤層が形成されていない金属箔露出部120b及び122bを有する。金属箔露出部120b及び122bは、負極120及び正極122の短手方向の一方側の端部に、長手方向に沿って形成されている。
そして、負極120及び正極122を、巻回の際に、巻回軸の両端側にそれぞれにずらすことにより、長円筒形の一方の端面に金属箔露出部120bを積層し、他方の端面に金属箔露出部122bを積層する。
以上の構成を有する電極体11の、積層された金属箔露出部120bからなる負極側集電箔部11bが、集電体12と電極体保護板13とで挟持された状態で超音波溶接等の溶接により、集電体12と接合される。
電極体保護板13は、金属材料から構成される部材であり、主面部13aと副面部13bを有する。主面部13aは、負極側集電箔部11bの内壁11b3に接合される。副面部13bは、電極体11の端面側、つまり、負極側集電箔部11bの積層された金属箔の縁が露出する端面11b2側に配置される。また、主面部13aは、Z軸方向の両端部に、X軸方向手前側に屈曲した翼部13a1を有している。なお、電極体保護板13の詳細な説明は後述する。
次に、集電体12は、蓋部20との固定並びに後述する電極端子との電気的接続のための貫通孔12a1が開口された外形板状の基台部12aと、基台部12aから延出して内部空間10z内を図中Z軸方向に沿って形成された、電極体11と接続するための一対の脚部12bを備える。
一対の脚部12bは、図中X軸方向に沿って並列して配置され、間に電極体11を挟み込んでいる。なお、図1に示すように、脚部12bの表面12b1の裏面である接合面12b2は、電極体11の外壁11b1に接合している。接合面12b2は図1中においては死角となるため表示されず、図2中において、電極体保護板13と合わせて破線による透視図として模式的に示した。
なお、集電体12は、基台部12a及び脚部12bのそれぞれの形状に対応して成形された一枚の金属板を屈曲加工することにより作成される。なお、集電体12は金属板をねじり加工することにより作成されるものであってもよいし、複数の部材を組み合わせて構成されるものとしてもよい。
更に、図2に示すように、集電体12は、基台部12a上の貫通孔12a1に挿入されたリベット24をかしめることにより、蓋部20上に位置する金属製の接続かん22と電気的に接続される。更に接続かん22は外部接続用の電極端子23と接続して、電極端子23と電極体11とを結ぶ導電路を完成している。
なお、導電路は、絶縁体である合成樹脂製のパッキン21及び絶縁板25によって容器と絶縁されている。パッキン21は容器内部からの電解液の漏出を防ぐために導電路と容器との間の空間、隙間を密封する役割も果たす。
以上の構成において、非水電解質二次電池1は本発明の蓄電素子に相当する。又、電極体11は本発明の電極体に相当する。又、集電体12は本発明の集電体に相当し、電極体保護板13は本発明の電極体保護板に相当する。
このような構成を有する本実施の形態による非水電解質二次電池1は、電極体保護板13を備えたことを特徴とする。
以下、図4〜図6を参照して更に詳細に説明するとともに、これにより、本発明の蓄電素子の製造方法の一実施の形態について説明を行う。なお、以下の説明は図1及び2にて示した電極体11の負極側集電箔部11bを例にとるが、正極側集電箔部においても同様にあてはまるものである。
図4(a)は、電極体保護板13を斜め前方から俯角をもって見た斜視図であり、図4(b)は電極体保護板13を斜め後方から仰角をもって見た斜視図である。
電極体保護板13は、基材としての一枚板の銅板を外形略T字状に打抜き又は切削加工し、T字の交差する部分を屈曲加工することにより作成される。又、図4の各図に示すように、電極体保護板13は、図中Z−Y平面上に展開する外形矩形の主面部13aと、主面部13aの長辺中央を境界として略直角に屈曲して図中Z−X平面上に展開する外形矩形の副面部13bを有する。つまり、主面部13aに対して副面部13bが屈曲することにより、主面部13aと副面部13bとの境界に稜線13c1が形成されている。
主面部13aは、Z軸方向における寸法において副面部13bより長大となっている。更に、主面部13aは、稜線13c1の両端から主面部13a上を図中Y軸に沿ってそれぞれ延びる図中一点鎖線による区画線13c2により区画される。区画線13c2から図中Z軸に沿って突出する部位は一対の翼部13a1に定められる。又、主面部13aの表面13a2上には超音波溶接時に加圧される加圧領域13eが定められ、加圧領域13eは区画線13c2よりも主面部13aの中央寄りに位置している。
なお、上記の説明において、区画線13c2は説明のための仮想線であって、主面部13aの表面13a2上には実際に表示される必要はない。加圧領域13eの輪郭を示す図中点線も表面13a2上には実際に表示される必要はないが、加圧領域13eの輪郭は印刷、刻印等によるマーキングとして実際に表示されるものであってもよい。超音波溶接時においてホーンと加圧領域13eとの位置合わせを目視等によって行う場合、マーキングを参照することにより、位置合わせを容易に行うことができる。
なお、上記の説明において、主面部13aは本発明の第1の板部に相当し、副面部13bは本発明の第2の板部に相当し、翼部13a1は、本発明の第1の板部の両端に相当する。稜線13c1は本発明の稜に相当する。
このような構成を有する電極体保護板13を用いた電極体11と集電体12との接合は以下のように行う。
はじめに、図5に示すように、電極体11の負極側集電箔部11bの端面11b2を図中X軸方向に沿って広げ、集電体12の脚部12bの接合面12b2を負極側集電箔部11bの外壁11b1に面接触させるとともに、負極側集電箔部11bの内壁11b3に電極体保護板13を重ね合せる。このとき、電極体保護板13は主面部13aの裏面13a3を内壁11b3に、副面部13bの、図4(b)に示す裏面13b2を端面11b2にそれぞれ面接触するよう配置する。
次に、図6(a)の要部拡大図に、図5のY軸方向から見た電極体保護板13、電極体11及び集電体12の配置を示す。電極体保護板13の主面部13aの表面13a2上の加圧領域13eに超音波溶接を行う場合には、図示しない超音波溶接機の一対のホーンが加圧領域13eに面接触されるとともに、集電体12の脚部12bの表面12b1から治具としてのアンビルが面接触されることにより、電極体保護板13、電極体11及び集電体12は図中X軸方向に沿って挟持される。
更に、図6(b)の要部拡大図に示すように、超音波溶接の予備動作としてホーンがアンビルに向かって加圧領域13eを加圧すると、負極側集電箔部11bが加圧方向に沿って圧縮される。一方、電極体保護板13の主面部13aにおいては加圧領域13e近傍が負極側集電箔部11bの外壁11b1に押し付けられるとともに、区画線13c2近傍を折り線として翼部13a1が屈曲し、負極側集電箔部11bの外壁11b1から隙間Cをもって離隔する。
これにより、図4(a)(b)に示す翼部13a1の縁端13Rは負極側集電箔部11bの外壁11b1と非接触な状態が保たれることとなり、加圧時又は溶接の実行時において、金属箔との干渉の恐れが低減される。
電極体保護板13は、展開時の平面形状を外形T字状とし、主面部13aと副面部13bとが屈曲しているとともに、翼部13a1は、主面部13aにおいて、稜線13c1の両端13b1から延長した区画線13c2を根元として更に図中Z軸に沿って突出した構成としたことにより、加圧領域13eへの圧力の印加に対して変形が生じやすくなっている。
又、加圧領域13eを、翼部13a1の根元である区画線13c2よりも主面部13aの中央寄りに位置させたことで、翼部13a1の屈曲位置に一致又は近接し、翼部13a1を精度良く屈曲するようにしている。なお、区画線13c2と加圧領域13eとの距離は数mm程度以下であることが望ましい。
これにより、電極体11の外壁11b1と端面11b2の双方に形状良く追従し、かつ表面の破損等を防いで良好な接合状態を得ることが可能となっている。
更に、電極体保護板13は、加圧前の状態において翼部13a1を含めた主面部13aが平坦な板状の形態を保持していることにより、負極側集電箔部11bの外壁11b1上への位置決めが容易であり、かつ、ホーン接触時における位置ずれの恐れも低減される。
このように、本発明の実施の形態の非水電解質二次電池1によれば、本発明の実施の形態の電極体保護板13を備え、上記製造方法にしたがって作成された構成を有することにより、破損や金属片の発生を抑制して、集電体と電極体との良好な接合が実現された、高品質な電池を得ることが可能となる。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
上記の説明においては、電極体保護板13の主面部13aは、副面部13bへ連続する部分を除いて平坦な板状であるとしたが、本発明の電極体保護板の第1の板部は、図7(a)に示す電極体保護板14の主面部14aのように、副面部14bの対辺側が、図中X軸方向、すなわち、副面部14bとは逆向きに反っている反り部14fを有する構成であるとしてよい。
この場合、反り部14f近傍の表面が湾曲面として負極側集電箔部11bの外壁11b1に接触することとなり、加圧時又は超音波溶接の実行時における電極体11の金属箔との干渉の恐れを更に低減することが可能となる。このとき、反り部14fの寸法は、加圧領域14eの加圧による翼部14a1の屈曲の妨げにならない程度の微少量とすることが望ましい。
更に、本発明の電極体保護板の第1の板部は、図7(b)に示す電極体保護板15の主面部15aのように、副面部15bの対辺側のうち、副面部15bとZ軸方向の寸法が同一の反り部15fを有する構成であるとしてよい。
図7(b)に示す構成例においては、反り部15fの屈曲部分が主面部15aにおいて稜線15c1から延伸する区画線15c2と一致又はそれより主面部15aの中央寄りに位置することにより、図5の電極体保護板13と同様、加圧領域15eの加圧により、翼部15a1を十分に屈曲させることができる。
更に、本発明の電極体保護板は、図8(a)に示す電極体保護板16のように、主面部16aと副面部16bとがなす稜線16c1の両端に、各面に向かって広がる切り欠き16fを設けた構成であるとしてよい。
この構成によれば、稜線16c1の両端周りにおける主面部16aと副面部16bの分離性を高めて、加圧領域16eの加圧時における翼部16a1の屈曲の精度を高めることが可能となる。なお、図8(a)においては切り欠き16fは主面部16aと副面部16bの双方にまたがって形成するものとしたが、主面部16a又は副面部16bのいずれか一方にのみ形成するものとしてもよい。特に副面部16bにのみ切り欠きを設ける構成とした場合は、切り欠きの縁が負極側集電箔部11bの外壁11b1に接触することを回避することができ、より好適である。
更に、本発明の電極体保護板は、図8(b)に示す電極体保護板17のように、主面部17aと副面部17bのZ軸方向の寸法が同一である構成であるとしてよい。電極体保護板17において、主面部17aと副面部16bは稜線17c1において繋がる一方、稜線17c1の両端から図中Z軸方向に沿って形成されるスリット17fを介して離隔している。
この構成によれば、副面部17bによる負極側集電箔部11bの端面11b2の被覆面積を大きくとることができ、超音波溶接時における電極体11の、図中Z−Y平面上、すなわち積層面に沿った方向の位置ずれを抑制することが可能となる。
又、上記の説明においては、電極体保護板13は、双方矩形の主面部13a及び主面部13aより面積の小さい副面部13bから構成されるものとしたが、本発明の電極体保護板は、第1の板部の寸法が、第1の板部と前記第2の板部とが形成する陵の全長よりも大きくなる構成を有することにより、第1の板部が加圧された際に、第1の板部の端部が電極体の表面から離隔するように変形することをその要旨とするものである。
したがって、本発明は、第1の板部から連続して形成される第2の板部が電極体側に傾斜又は対向するように配置されることにより、第1の板部と第2の板部とが稜をなしていれば、第1の板部、第2の板部、及び稜の具体的な構成によって限定されるものではない。すなわち、図9に示すように、第1の板部は、図中Z−Y平面上にて矩形の形状を有する主面部13aとして示したが、同平面上にて台形、三角形その他多角形等任意の平面形状を有するものであってよい。同様に、第2の板部は、図中X−Z平面上にて矩形の形状を有する副面部13bとして示したが、同平面上にて任意の平面形状を有するものであってよい。又、第1の板部と第2の板部は同一面積であってもよいし、第2の板部の面積のほうが第1の板部の面積より大きい構成であるとしてもよい。
更に、本発明の稜は、図9に示すような第1の板部の基材が屈曲することにより生ずる稜線13c1であるとしたが、湾曲した態様を有するものであってもよい。図中Z軸方向に平行な全長が、同一方向における第1の板部の寸法より短く形成されていればよい。
更に、本発明は、第1の板部が、第1の板部と第2の板部とがなす稜の両端を通り、稜に対してそれぞれ垂直な一対の平面と交差することが可能な形状を有することをその要旨とする。すなわち、図9に示すように、図中Z軸方向に長大な矩形の主面部13aは、第1の板部としての主面部13aと第2の板部としての副面部13bがなす稜としての稜線13c1の両端をそれぞれ通過し、且つ、稜線13c1に垂直な一対の平面pに対して交差する。これにより、主面部13aは表面13a2上の区画線13c2により他の部分と区画され、図中Z軸方向にそれぞれ延出する両端が、一対の翼部13a1として形成される。
したがって、上記のように、第1の板部の稜に沿う方向の端部は、稜に沿う方向に突出するものであればよく、上記実施の形態においては、本発明の第1の板部の両端に相当する一対の翼部13a1は同一形状かつ同一面積であるとしたが、任意の互いに異なる形状又は面積を有するものとしてもよい。
また、上記の説明においては、電極体11、集電体12及び電極体保護板13の接合は、超音波溶接によるものであるとしたが、本発明は電極体保護板13が加圧されることにより第1の板部の両端が変形する工程を含むものであれば、接合の具体的な態様によって限定されるものではない。したがって、電極体、集電体及び電極体保護板の接合は、抵抗溶接、レーザ溶接その他任意の技術的手段を用いてもよい。
また、電極体保護板13は、電極体11の正負両極の集電箔部に設けるものとしたが、正極又は負極のいずれか一方にのみ設ける構成としてもよい。
また、上記の説明においては、本発明の電極体は巻回型であるとしたが、積層型の電極体としてもよい。又、非水電解質二次電池1又は2は単一の電極体を有するものとしたが、本発明の蓄電素子は複数個の電極体を含む構成としてもよい。
また、上記の説明においては、本発明の蓄電素子は、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池であるとしたが、電気化学反応により充放電可能な電池であれば、ニッケル水素電池その他各種の二次電池を用いてもよい。また、一次電池であってもよい。要するに、本発明の蓄電素子は電極体と電解液を容器内に封入してなる電気を蓄積可能な素子であれば、起電力を発生させるための具体的な方式によって限定されるものではない。
また、上記の説明においては、本発明は、容器本体10及び蓋部20から構成される容器を有するものとしたが、本発明は、容器の具体的な構成に限定されるものではなく、したがって、電極体11が容器本体10に接続された状態で蓋部20に封止される構成であってもよく、電極端子等が容器本体10側に設けられた構成であるとしてもよい。
また、容器本体10はアルミニウム製であるとしたが、アルミニウム合金、ステンレスその他任意の金属又は金属化合物、樹脂、又はアルミニウムラミネートを材料とするものであってもよい。また、形状は外形六面体としたが、底面が三角形、又は五角形以上の多角形である角柱形状であるとしてもよい。更には円筒形状であってもよい。
また、上記の説明においては、単体の非水電解質二次電池を例に取ったが、本発明は、複数の蓄電素子において少なくとも一つの蓄電素子に本発明の蓄電素子を含んでなる、電源モジュールとして実現してもよい。
要するに、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、集電体と電極体とを良好に接合して高品質の蓄電素子を得ることが可能になる効果を有し、例えば二次電池のような蓄電素子において有用である。
1 非水電解質二次電池
10 容器本体
10x 開口
10z 内部空間
11 電極体
11b 負極側集電箔部
11b1 外壁
11b2 端面
11b3 内壁
12 集電体
12a 基台部
12a1 貫通孔
12b 脚部
12b1 表面
12b2 接合面
13 電極体保護板
13a 主面部
13a1 翼部
13a2 表面
13a3 裏面
13b 副面部
13b1 端
13c1 稜線
13c2 区画線
13e 加圧領域
13R 縁端
20 蓋部
21 パッキン
22 接続かん
23 電極端子
24 リベット
25 絶縁板
120 負極
120a 合剤層形成部
120b、122b 金属箔露出部
121、123 セパレータ
122 正極

Claims (7)

  1. 電極体と、前記電極体に接合される集電体とを有する蓄電素子における、前記電極体を前記集電体とともに挟み込む電極体保護板であって、
    前記電極体の表面に重ねられる第1の板部と、
    前記第1の板部から連続して形成された、
    前記電極体の端面に向かって傾斜する又は前記端面に対向する第2の板部と、
    前記第1の板部と前記第2の板部とが形成する稜に沿った、前記第1の板部の寸法は、
    前記稜の全長よりも大きい、
    電極体保護板。
  2. 前記第1の板部は、前記稜の両端をそれぞれ通る、前記稜に垂直な一対の平面に対して交差している、
    請求項1に記載の電極体保護板。
  3. 前記稜に沿った前記第2の板部の寸法は、前記第1の板部の寸法より小さい、
    請求項1又は2に記載の電極体保護板。
  4. 前記電極体保護板は、
    前記第1の板部から、前記第2の板部とは異なる向きに連続して形成され、前記第1の板部に対して湾曲又は屈曲して前記電極体の表面から離隔する第3の板部を備え、
    前記第1の板部の両端は、第1の板部及び第3の板部の境界からそれぞれ突出している、
    請求項1から3のいずれかに記載の電極体保護板。
  5. 前記稜から、前記第1の板部及び前記第2の板部の少なくとも一方に渡って形成された切り欠きを有する、
    請求項1から4のいずれかに記載の電極体保護板。
  6. 電極体と、前記電極体に接合される集電体と、前記電極体を前記集電体とともに挟み込む電極体保護板とを備え、
    前記電極体保護板として請求項1から5のいずれかに記載の電極体保護板を有し、
    第1の板部の端部が前記電極体の表面から離隔している、
    蓄電素子。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の電極体保護板を用いた蓄電素子の製造方法であって、
    電極体の一方の面に、集電体を重ね、
    前記電極体の他方の面に前記電極体保護板の前記第1の板部を重ねる工程と、
    前記電極体が前記集電体と前記第1の板部に挟まれた状態で、前記第1の板部の所定箇所を加圧し、前記第1の板部の端部を前記電極体の表面から離隔させる工程とを備えた、
    蓄電素子の製造方法。
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