JP6244659B2 - 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム - Google Patents

情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6244659B2
JP6244659B2 JP2013109590A JP2013109590A JP6244659B2 JP 6244659 B2 JP6244659 B2 JP 6244659B2 JP 2013109590 A JP2013109590 A JP 2013109590A JP 2013109590 A JP2013109590 A JP 2013109590A JP 6244659 B2 JP6244659 B2 JP 6244659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schedule
information
data
file
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013109590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014229163A (ja
Inventor
匡人 結城
匡人 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013109590A priority Critical patent/JP6244659B2/ja
Publication of JP2014229163A publication Critical patent/JP2014229163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6244659B2 publication Critical patent/JP6244659B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラムに係り、特に、コンテンツ管理とスケジュール管理との連携を図り、両者間の参照性向上を実現して成る情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラムに関する。
ユーザはスケジュールに基づいてファイルを作成および参照をする観点において、コンテンツ管理ではファイルのセキュリティ遵守という大原則を重視するあまり、ファイルのアクセスを損ない、ファイルを見つける作業に多くの時間を要するという現状がある。
一般に、コンテンツ管理装置において、目的のコンテンツ(ファイル)を探し求める方法については、フォルダとファイルの従属関係をもとにフォルダをたどる方法や、ファイルお気に入りなどのショートカット登録による方法、ファイルに紐付くデータベース情報をもとにしたメタ情報検索および全文検索による方法、が知られている。
スケジュールに適したファイルを探す場合については、日付名などを付与したフォルダの作成、関連すると思われるキーワードによる検索でのファイル探索、深い階層にわたる構造となったフォルダを探す必要性が出てきたりする。これに伴って、ユーザ側の運用による作業が発生し、ユーザに対しては必然的に多大な操作負荷が発生するが、かかる負担を軽減する機能は、従来の関連技術におけるコンテンツ管理には備わっていない。
又、スケジュール管理装置については、カレンダーや時系列によって、スケジュールそのものを一覧で把握したりすることが可能であるが、スケジュールに対してどのようなファイルを利用するかの作業については、メールでの通知時にファイルパスを明記するなど、スケジュール管理とは別の情報を参考する必要があり、ユーザ自身の工夫による面が強い。
換言すると、スケジュールに対して必要なコンテンツ(ファイル)を見つける手段が確立されていないのが現状である。
そのため、コンテンツ管理およびスケジュール管理のそれぞれについては、お互いの長所を生かし欠点を補い得る連携機能の必要性が、社会的要請として従来より求められていた。
一方、コンテンツ管理装置とスケジュール管理装置との連携における公知の関連技術としては、登録したスケジュール情報について、スケジュール名,場所,及び参加者等の情報に基づいて類似スケジュールを抽出し、この抽出スケジュール期間内のアクセス履歴の被参照回数に基づいてファイル一覧をソート表示する手法のもの(特許文献1)が知られている。
更に、写真の保管や分類の変更等に好適なものとして従来よりツリー構造を利用したファイル管理システム(特許文献2)が知られている。
特開 2007-272465号公報 特開 2007-140654号公報
しかしながら、上記関連技術の手法に関しては、例えばスケジュールに登録する情報の書式をユーザ間にてある程度統一して設定しない場合、類似スケジュールの抽出精度が低下するという不都合がある。また、不必要なスケジュールを元にした結果も逐一表示されることになり、スケジュール増加に伴って生じる表示ファイル一覧の数が急増するが、これに対する対処もなされていない。
又、ファイル抽出に関しては、類似スケジュールの期間において該当ファイルへのアクセスがあった場合のデータを対象としているが、実際にはスケジュール開始時刻の前においてもファイル参照およびファイル登録の操作がある。
特にスケジュールに対応する準備としてファイルを新規登録する作業については、スケジュールとの関連度が非常に大きなものとなるが、作業に応じて生じる必要なファイルや不必要なファイルをより分けることができず、上記既存の手法ではこのような処理をフォローする対策も成されていない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、特に、スケジュールの管理処理において必要なコンテンツ情報を活用して管理処理を迅速に成し得ると共に連携された処理データの参照性向上を図った情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる情報管理システムは、一又は二以上のスケジュール情報およびその関連情報を管理する複数のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを設け、
前記データ制御装置が、
前記スケジュール等データ管理装置側の一のスケジュール管理の処理に際して機能し、前記コンテンツデータ管理装置に管理されているコンテンツ情報の内の必要なコンテンツを活用するのを中継処理するコンテンツ中継処理機能を有するデータ連携制御部を有し、
前記スケジュール等データ管理装置が、予めスケジュール基本情報管理部とファイル基本情報管理部を備えると共に、前記コンテンツデータ管理装置は、前記ファイル基本情報管理部に格納されたファイル情報に基づいて複数のコンテンツが整理され格納されたコンテンツ格納部を備え、
前記データ制御装置のデータ連携制御部が、前記コンテンツデータ管理装置におけるコンテンツ管理の処理に際して機能し、前記スケジュール等データ管理装置が備えているスケジュール情報を活用するのを中継処理するスケジュール連携処理機能を備えている、という構成を採っている。
上記目的を達成するため、本発明にかかるファイル情報参照管理方法は、複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを備えて成る情報管理システムにあって、
前記スケジュール等データ管理装置の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部を参照し、当該連携用活用度情報管理部より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得し(第1の工程)、
この取得した情報について、前記スケジュール等データ管理装置の内の他のデータ管理部である活用度設定情報管理部の設定情報であるファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出し(第2の工程)、
この算出した活用度の値に基づいて参照時の前記連携用活用度情報管理部の情報を更新する(第3の工程)、等の構成を採り
これらの各工程を前記データ制御装置のデータ連携制御部が順時実行する、という実行手順を特定したものとなっている。
上記目的を達成するため、本発明にかかるファイル情報参照管理プログラムは、複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを備えて成る情報管理システムにあって、
前記スケジュール等データ管理装置の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得する更新対象取得処理機能、
この取得した更新対象にかかる情報について、前記スケジュール等データ管理装置が備えている他のデータ管理部である活用度設定情報管理部に設定されたファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出する新活用度算出処理機能、
およびこの算出された活用度の値を含む前記連携用活用度情報管理部の情報を更新する情報更新処理機能を備える、等の構成を採り
これらの各処理機能を、前記データ制御装置が備えているコンピュータに実現させるようにするようにしたことを特徴とする
以上のように本発明によると、スケジュール管理の処理に際しては、それぞれコンテンツ情報を活用した処理を行うように構成したので、スケジュール管理において常に一のスケジュールに対する必要な連係されたコンテンツ情報を迅速に得ることが可能となり、目的に応じて実行されるスケジュール管理とコンテンツ管理との連係データについて、その参照性に優れた情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラムを提供することができる。
本発明の情報管理システムに係る一実施形態を示すブロック図である。 図1に開示した各データ管理部のデータ構成例を示す説明図である。 図1に開示した各データ管理部の内の活用度設定情報管理部27に設定されているデータ例を示す説明図である。 図1に開示したデータ出力表示部に表示されるスケジュールおよびコンテンツ連携画面の一例を示す図で、入力キー領域を含む説明図である。 図1に開示したデータ連携制御部に制御されて表示されたスケジュールおよびコンテンツ連携画面の他の一例を示す図で、入力キー領域を含む説明図である。 図1のデータ管理装置に開示した各情報管理部のテーブルに格納されたデータの例を示す図で、図6(A)はファイル基本情報管理部21のテーブル例を示す図表、図6(B)はファイル基本情報管理部22のテーブル例を示す図表である。 図1のデータ管理装置に開示した各情報管理部のテーブルに格納されたデータの例を示す図で、図7(A)はスケジュール基本情報管理部23のテーブル例を示す図表、図7(B)は連携用活用度情報管理部24のテーブル例を示す図表である。 図1のデータ管理装置に開示した各情報管理部のテーブルに格納されたデータの例を示す図で、図8(A)はスケジュール情報管理部25のテーブル例を示す図表、図8(B)はスケジュールルートフォルダ情報管理部26のテーブル例を示す図表である。 (元図7)図1に開示したデータ出力表示部に表示されるファイル参照結果を示す図で、外部入力キー領域を含む説明図である。 (元図8〜9)図1に開示したデータ出力表示部に表示されるファイル登録画面を示す図で、図10(A)は外部入力キー領域を含むファイル登録画面を示す説明図、図10(B)は外部入力キー領域を含むファイル登録後の画面を示す説明図である。 (元図10〜11)図1に開示したデータ出力表示部に表示されるファイル参照画面を示す図で、図11(A)は外部入力キー領域を含むファイル参照画面を示す説明図、図11(B)はA社様案件配下にあるファイルと活用度との関連性を示す図表である。 図1に開示したデータ出力表示部に表示されるスケジュール登録画面を示す図で、外部入力キー領域を含む説明図である。 図1に開示したデータ出力表示部に表示されるスケジュール登録後のスケジュール登録画面を示す図で、外部入力キー領域を含む説明図である。 図1に開示したデータ出力表示部に表示されるスケジュールルートフォルダの作成画面を示す図で、外部入力キー領域を含む説明図である。 図1に開示したデータ出力表示部に表示されるスケジュールルートフォルダの作成後の画面を示す図で、外部入力キー領域を含む説明図である。 図1に開示した実施形態における動作を示す図で、ファイル参照時(追加動作を含む)の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態における動作を示す図で、新規スケジュールの登録時の動作を示すフローチャートである。
〔全体的構成〕
以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照して説明する。
本発明は、コンテンツデータ管理装置30およびスケジュール等データ管理装置20の連携を実現し、当該コンテンツデータ管理装置30およびスケジュール等データ装置20がそれぞれもつ特性を活かしたスケジュール管理およびファイル管理の参照性向上を実現している点に特徴を備えている。
図1において、本発明にかかるデータ管理システムは、一又は二以上のスケジュール情報およびその関連情報を管理する複数のデータ管理部21乃至27を備えたスケジュール等データ管理装置20と、このスケジュール等データ管理装置20に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ(ファイル)情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置30と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置10とを備えている。
上記データ制御装置10は、前述したスケジュール等データ管理装置20側の一のスケジュール管理の処理に際して機能し、コンテンツデータ管理装置(以下「コンテンツデータ管理装置」という)30に管理されているコンテンツ情報の内の必要なコンテンツを連係させて活用し易いようにするデータ連携制御部14を有している。
ここで、前記必要なコンテンツの送出処理は、このデータ連携制御部14のコンテンツ送出処理機能14Aが実行し得るように構成されている。符号31は、コンテンツ情報を格納したコンテンツ格納部を示す。
これにより、スケジュール管理(又はコンテンツ管理)において常に一のスケジュールに対する必要な連係されたコンテンツ(又はそのファイル)に係る情報を迅速に得ることが可能となり、目的に応じて実行されるスケジュール管理とコンテンツ管理との連係にいついてその参照性に優れたデータ管理システムを得ることが可能となる。
又、このデータ連携制御部14は、前述したコンテンツ管理装置30におけるコンテンツ管理の処理に際して機能し、前記スケジュール等データ管理装置(以下、「スケジュール管理装置」という)20が備えているスケジュール情報を活用するのを助成するスケジュール連携助成機能14Bを備えている。
このスケジュール連携助成機能14Bは、具体的には、外部指令に基づいてスケジュール情報をスケジュール管理装置20から取り出すと共に、必要とする部署に送り込む機能を備えている。
即ち、コンテンツデータの管理において、各コンテンツ(又は、そのファイル)を活用する複数のスケジュールを連携表示する場合も、スケジュール連携助成機能14Bが稼働し、データ連携制御部14を、スケジュール管理の場合と同様に機能させることができる。
更に、データ制御装置10は、前述したデータ連携制御部14に付勢されて稼働して予め装備された画像データ表示部10Aに所定の連携管理情報を表示制御するコンテンツ情報表示制御部11と、前記スケジュール管理装置20の各データ管理部21乃至27に管理されているファイルの参照および登録に関する処理を行うファイル操作制御部12と、スケジュール情報の登録を行うスケジュール登録制御部13とを備えている。
これにより、データ制御装置10は、後述するスケジュール管理装置20の各データ管理装置21乃至27のデータ管理を個別に駆動制御し、当該各データ管理装置21乃至27が実行するデータ入出力処理を個別に且つ円滑に制御し得るようになっている。
上記スケジュール管理装置(スケジュール等データ管理装置)20は、予めスケジュール基本情報管理部23とファイル基本情報管理部21を備えており、前記コンテンツ管理装置30は、このファイル基本情報管理部21に格納されたファイル情報に基づいて複数のコンテンツが整理され格納されたコンテンツ格納部31を備えている。尚、ファイルの活用はそのまま対応するコンテンツの活用となる。
更に、このスケジュール管理装置20は、ファイル基本情報管理部21およびスケジュール基本情報管理部23のほか、更に、アクセス権情報管理部22,連係用活用度情報管理部24,スケジュール追加情報管理部25,スケジュールルートホルダ情報管理部26,および活用度設定情報管理部27を備えている。
ここで、スケジュール管理装置20が備えている各情報管理部21〜26の各管理内容の例を図2に示す。
このスケジュール管理装置20は、図1,図2に示すように7組の情報管理装置21乃至27を備えている。
この内、ファイル基本情報管理部21は、登録されているファイルについて、ファイル管理用のID,ファイル名,及びファイル設置場所を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。即ち、ファイル基本情報管理部21は、ファイルID,ファイル名,及びファイルパスを、属性情報として有する。
又、アクセス権情報管理部22は、各スケジュールに付与するアクセス権情報を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。即ち、アクセス権情報管理部22は、アクセス権ID,アクセス権名,ユーザ名,及びアクセスレベルを、属性情報として有する。
スケジュール基本情報管理部23は、スケジュール管理用のID、スケジュール名、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻、参加ユーザの情報を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。即ち、スケジュール基本情報管理部23は、スケジュールID,スケジュール名,参加ユーザ,開始時刻,及び終了時刻を、属性情報として有する。
連携用活用度情報管理部24は、スケジュール単位でのファイル一覧表示に利用されるスケジュール管理用のID,ファイル管理用のID,及びファイル活用度を、格納し所定のテーブルに格納しこれを管理している。即ち、この連携用活用度情報管理部24は、スケジュールID,ファイルID,活用度,及び更新日時を、属性情報として有する。
ケジュール情報管理部(スケジュール追加情報管理部)25は、スケジュール管理用のID,スケジュールルートフォルダの管理ID,およびアクセス権の情報を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。
即ち、スケジュール追加情報管理部25は、スケジュールID,ルートフォルダID,及びアクセス権IDを、属性情報として有する。
又、スケジュールルートフォルダ情報管理部(連携用スケジュールルートフォルダ情報管理部)26は、スケジュールルートフォルダの情報を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。即ち、このスケジュールルートフォルダ情報管理部26は、スケジュールID,ルートフォルダID,及びアクセス権IDを、属性情報として有する。
活用度設定情報管理部27は、活用度の更新などに関するパラメータ情報を、所定のテーブルに格納しこれを管理している。
この活用度設定情報管理部27については、図3のように、ユーザの各種ファイル操作時に必要となる活用度の更新に関するパラメータを設定できるものである。
(活用度設定情報管理部27における定義内容)
この活用度設定情報管理部27は、本実施形態では、以下に述べるものを定義し、管理している。
ファイル活用度の値については、最小値および最大値を定義している。
ファイル参照時については、ファイル参照した場合にそのファイルに加算される値、他スケジュール参照によってファイルが追加される場合の活用度の初期値、ファイル追加対象となるファイル操作日時との差分範囲を定義している。
ファイル登録時については、ファイル登録時の活用度の初期値を定義している。
スケジュール新規作成時については、初期ファイル表示にファイルを表示するか否かの評価値のしきい値、初期表示されるファイルの活用度の値、同一ファイルが複数ある場合には最新スケジュールにあるファイルの活用度を参照するかどうかを定義している。
そして、これらは一例であり、その他のファイル操作についての設定追加や、参加ユーザ数などを考慮した数式なども利用できるものとし、運用に応じて加算される活用度などを柔軟に調節できるものとする。
(指令入力機能を備えた連携画面の例)
ここで、図1に開示したデータ表示部10Aに、スケジュールコンテンツ連携画面を表示出力した場合の例を、図4に示す。
この図4の例では、スケジュールルートフォルダ選択部300にて、登録されたスケジュールルートフォルダを表示する。
この図4の連携画面は、各ブロックが指令情報の入力部も兼ねており、この選択部300部分をクリックすることで、データ制御装置20が稼働し、画面内の配下に存在するスケジュール選択部301を表示することができる。
スケジュール選択部301では、この部分をクリックすることで配下に存在するファイル一覧表示部302を表示することができる。ここでは、画面の右側半分にファイル一覧部302を配置しているが、スケジュール選択部301の配下に配置することなども可能である。
また、スケジュール登録機能部303を選択することで、本ツリー画面のルートフォルダ選択部300およびスケジュール選択部301に新規追加するルートフォルダおよびスケジュールを作成することができる。
又、ファイル登録機能部304を選択することで、本ツリー画面のスケジュール選択部301に対応するファイルを新規に追加することができる。更に、スケジュールルートフォルダ登録部305を選択することで、スケジュールルートフォルダを新規に追加することができる。
(データ連携制御部14の制御機能)
次に、データ制御装置10の主要部を成す前述したデータ連携制御部14について、その制御機能を説明する。
このデータ連携制御部14は、本実施形態では、前述したようにスケジュール管理装置20とコンテンツ管理装置30との連携役を担うもので、スケジュールに対応するコンテンツを選択し対応させるために橋渡し的な役割を成している。
このデータ連携制御部14を利用することで、コンテンツ管理の処理においてはスケジュール情報を活用した処理を行うことが可能となり、スケジュール管理の処理においてはコンテンツ情報を活用した処理を行うことが可能となる。
この場合、スケジュール管理情報とコンテンツ(ファイル)管理情報との連携を強化するためのデータ管理部として、特に、下記に示す各種データ管理部24乃至27が装備されている。
これらのデータ管理部24乃至27は、データ連携制御部14との組み合わせによって、実現可能となる作業に関するデータを管理する。
即ち、このデータ連携制御部14は、コンテンツ管理装置30およびスケジュール管理装置20の各制御部(図示せず)からの要求に従い、下記に示すように、追加されたデータ管理部24乃至27への参照および更新の処理を行う。
(連携用活用度情報管理部24との連携)
この連携用活用度情報管理部24は、スケジュールに対応したファイル情報およびファイルの活用度を管理するデータ管理部である。
本連携用活用度情報管理部24が、前述したようにスケジュール情報の管理ID,ファイル情報の管理IDを項目として持つことにより、データ連携制御部14が有効に制御動作を実行し、スケジュール情報とファイル情報が1対1で関連付けを行い、スケジュール情報に対応するファイル情報の一覧が形成され確立される。
この種の一連の制御動作は、後述するデータ連携制御部14のファイル登録制御機能14Dによって実行される。これにより、ユーザのファイル操作がどのスケジュールに対応するファイルに対して行われた操作であるかを、具体的に把握することが可能となる。
更に、この連携用活用度情報管理部24には、「活用度」と呼ばれる項目を用意する。 これは、スケジュールに対応したファイル(スケジュール配下のファイル)に付与される値であり、この値が大きいほど、そのファイルが当該スケジュール内にてよく利用されていることを示す。この活用度は、ユーザの各操作に応じて更新され、常に最新の状態となっている。
コンテンツ管理のファイル操作においては、ファイル操作内容に応じて活用度の更新度合いが変わる。この更新時にはファイル参照時刻の直近に開始予定となっているスケジュールについて、この連携用活用度情報管理部24にスケジュールに対応するファイル情報が追加され、スケジュールの直前に行われたファイル操作へのフォローを行うことができる。かかる一連の動作は、データ制御部10の前述したデータ制御部14によって実行される。
前述したデータ制御部14は、外部指令に応じて稼働し前記連携用活用度情報管理部24に対する管理内容の参照および更新を実行する活用度情報参照更新制御機能14Cを備えている。
この場合、具体的には、後述する活用度設定情報管理部27の管理内容を前提として当該制御動作が実行される。
(スケジュール追加情報管理部25との連係)
のスケジュール追加情報管理部25は、スケジュール情報のアクセス権および他スケジュールとの関連に関する情報を管理するデータ管理部である。
アクセス権に関する項目を用意することで、データ連携制御部14が有効に制御動作を実行し、コンテンツ管理内のファイルと同様に、詳細なアクセス権を付与したスケジュール管理が可能となる。
又、スケジュール情報をまとめあげるための仮想フォルダの情報に関する項目も用意する。これにより、スケジュール間の関係を本項目より把握することができ、既存手法のスケジュール名などからの類似検索をする必要がなくなる。
(スケジュールルートフォルダ情報管理部26との連携)
このスケジュールルートフォルダ情報管理部(連携用スケジュールルートフォルダ情報管理部)26は、前述のような連携画面にて、スケジュール情報を案件単位のようなカテゴリ別に管理する用途として、スケジュールルートフォルダの情報を管理する。
この場合も、データ連携制御部14が有効に制御動作を実行し、スケジュールルートフォルダ配下に、対応するスケジュール情報を並べて表示することを可能としている。
この場合、データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し、前述したアクセス権情報管理部22にて管理されているアクセス権に基づいて、ユーザ単位およびグループ単位で前記スケジュールルートフォルダ情報管理部26に対するスケジュール配下へのファイル登録を実行するファイル登録制御機能14Dを備えており、当該ファイル登録制御機能14Dによって各種ファイルの登録が実現されるようなっている。
又、データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し、前述した連携用スケジュール情報管理部25に基づいて(又は当該連携用スケジュール情報管理部25に依存することなく)前記スケジュールルートフォルダ情報管理部26にで管理されている内容を、予め装備された前記データ表示部10Aに出力表する連携状態表示制御機能14F(又は14E)を備えている。
これにより、スケジュールルートフォルダ情報管理部26にで管理されている内容が一括してリアルタイムで、外部へ出力表されることなり、スケジュールとコンテンツ(フォルダ)との関連性をオペレータは容易に把握することが可能となる。
(活用度設定情報管理部27との連携)
この活用度設定情報管理部27は、ユーザの各種ファイル操作時に発生する活用度の更新についてのパラメータ情報を管理しており、データ連携制御部14の制御動作によって、ファイル参照や登録などの各操作の情報更新について、柔軟に対応することが可能となる。
又、データ連携制御部14は、この活用度設定情報管理部27が保持する管理情報に基づいて、前述した各データ管理部21〜26に対するファイル参照や登録などに際して連携動作を有効に制御し得るようになっている。
〔実施形態の動作〕
本実施形態におけるデータ管理システムは、コンテンツ管理装置30およびスケジュール管理装置20の連携を実現し、コンテンツ管理装置30およびスケジュール装置20がそれぞれもつ特性を活かしたスケジュール管理およびファイル管理の参照性向上を実現している点に特徴を有する。
これを実現させるために、本実施形態のおけるデータ管理システムは、下記のような多機能の動作を実行可能としている。以下、これを詳述する。
(1).表示制御動作(コンテンツスケジュール連携画面の表示)
データ表示部10Aにコンテンツ・スケジュール連携画面を表示出力するに際し、データ連携制御部14は、表示に必要となるスケジュールとコンテンツの連携情報をコンテンツ管理装置30およびスケジュール管理装置20から取得し、コンテンツ情報表示制御部11へ渡す処理を行う。
(2).スケジュールの新規作成動作
データ表示部10Aに出力表示されたコンテンツ・スケジュール連携画面から、スケジュール新規登録機能が呼び出され、当該コンテンツ・スケジュール連携画面に代えてスケジュール新規登録画面が表示される。
本画面では、オペレータにより、スケジュール名や開始および終了時刻、参加ユーザの他に、どのスケジュールルートフォルダの配下に所属させるか、登録するスケジュールに付与するアクセス権限が設定される。
情報設定後、スケジュール登録制御部13が、スケジュール名、スケジュール開始日時および終了日時を、スケジュール基本情報管理部23に登録、残りのスケジュールルートフォルダ所属情報およびスケジュールに付与するアクセス権については、データ連携制御部14が、スケジュール追加情報管理部25に情報を登録する。
その後、データ連携制御部14は、連携スケジュール情報管理部25より、指定したスケジュールルートフォルダと同一となるスケジュールを取得し、そのスケジュールに登録されている連携用活用度情報管理部24にあるデータをもとにして、当該連携用活用度情報管理部24に新規スケジュールに対応したファイルに関するデータを登録するかどうかを判定するための評価値を算出する。
また、このデータ連携制御部14は、まず活用度設定情報管理部(活用度更新情報部)27を参照し、設定されている条件を満たすファイルのみを新規スケジュール配下に表示するファイルとみなし、前記連携用活用度情報管理部24に、スケジュール情報の管理ID、ファイル情報の管理ID、活用度の情報を登録する。
(3).スケジュール配下のファイル参照動作
スケジュール配下のファイルを参照する場合、ファイル操作制御部12でファイルを開く処理の前に、データ連携制御部14にて連携用活用度情報管理部24に格納されている活用度の更新が行われる。このデータ連携制御部14による活用度の更新に際しては、大きく二つの処理が実施される。
まず、ファイル参照元となるスケジュールに対応したファイルの活用度の更新処理が実施される。この場合は、データ連携制御部14が活用度設定情報管理部(活用度更新情報部)27をもとにして、参照したファイルの活用度を更新する(活用度情報参照更新制御機能14Cの稼働)。
他の1つは、ファイル参照時に近い開始時刻が設定されているスケジュールに対して、活用度の初期値を設定したうえで、当該ファイル情報を連携用活用度情報管理部24に登録する処理が実施される。
これは、スケジュールの直前には、他のスケジュールルートフォルダ配下のスケジュールにあるファイルを参照している可能性が高いことを考慮したものである。
そして、データ連携制御部14は、スケジュール基本登録情報部23より、各スケジュールの開始時刻情報を取得し、活用度設定情報管理部(活用度更新情報部)27に設定されている差分範囲をもとにして、該当するスケジュールがあるかどうかを確認し、そのようなスケジュールがある場合には、そのスケジュールに対応したファイル情報を連携用活用度管理情報部24に登録する。
この処理により、他のスケジュールルートフォルダ配下にあるファイルが参照された場合についても、該当スケジュール配下にファイルを表示させることが可能となっており、スケジュールルートフォルダが異なる場所にあるファイル情報も、リストに追加することが可能となる。
(4).ファイルの登録動作
スケジュール配下へファイルを登録する場合、まず、コンテンツ情報表示制御部11によって前述したデータ表示部10Aにファイル登録画面を出力表示し、当該画面上で必要な情報を指定する。これにより、ファイル操作制御部12が稼働し、ファイル基本情報管理部21にファイル情報が登録される。
又、データ連携制御部14は、連携用活用度情報管理部24に、登録先となるスケジュールの管理IDおよび今回登録したファイルの管理IDを、レコードとして登録する。
活用度については、活用度設定情報管理部(活用度更新情報部)27に設定されている値を設定する。
(5).スケジュールルートフォルダの登録動作
スケジュールルートフォルダは、スケジュールを束ねる仮想フォルダである。スケジュールルートフォルダの登録画面では、予め設定された指令入力領域から、スケジュールルートフォルダ名およびアクセス権の設定入力を行うことができる。
ここでのアクセス権は、ユーザ単位およびグループ単位でスケジュールルートフォルダの参照やスケジュール配下へのファイル登録などの権限を示している。
この設定入力により、ファイル管理画面にてアクセス権に応じたスケジュール一覧を表示させることができる。
そして、データ連携制御部14は、情報登録の処理を依頼された際、スケジュールルートフォルダ情報管理部26に情報を登録する処理を行う(ファイル登録制御機能14Dの実行)。
ここで、上述した実施形態にあって、各構成部分の連携動作については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実現させるように構成してもよい。後述する実施例についても同様である。又、この場合のプログラムは、非一時的な記憶媒体、例えば、DVD,CD,フラッシュメモリ,等に記憶されてもよい。その場合、本プログラムは、記憶媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
〔実施形態の効果〕
本実施形態は、以上のように構成され動作するので、これによると、スケジュール管理の処理に際しては、それぞれコンテンツ情報を活用した処理を行うように構成したので、スケジュール管理において、常に一のスケジュールに対する必要な連携されたコンテンツ(ファイル)情報を、迅速に表示出力することができ、従って、必要とする連携データについて、その参照性に優れたデータ管理システム、データ管理方法、及びデータ管理プログラムを提供することができる。
又、上記実施形態にあっては、仮想ツリー構造を用いたスケジュール管理の処理を中心に、その参照性に優れたデータ管理システムについて説明したが、コンテンツ管理を中心に対応するスケジュールを連携させるようにし、これをもって参照性に優れたデータ管理システムを構成してもよい。
更に、上記実施形態によると、以下に示す効果を得ることができる。
即ち、カテゴライズしたルートフォルダによって、スケジュールの類似関係を管理することができ、スケジュール参照およびスケジュールに対応するコンテンツ(ファイル)のアクセス権限を制御し管理することができる。
又、スケジュール毎に表示されるファイル情報および活用度を管理することができ、ファイル参照や登録をはじめとしたユーザ操作に対応したコンテンツ(ファイル)の活用度の更新を、ユーザ操作単位で設定することができ、ユーザ操作ごとに対応した活用度の動的更新および活用度の更新結果を格納することができる。
更に、本実施形態における上記データ管理システムにあっては、スケジュール単位の関連を、低階層からなるファイルツリー構造表示やスケジュール間の関連の導出に活用することができ、スケジュールの新規作成時に他スケジュールに表示されているファイル情報を、そのスケジュールでの活用度をもとにして、活用度の高いファイルのみを初期リストとして表示することができる。
次に、上記実施形態の具体的な実施例を、図5乃至図17を参照して説明する。
〔実施例の構成〕
まず、前述した図1乃至図4に記載の構成およびその内容を前提として、図5に示すスケジュール・コンテンツ連携画面を、データ表示部10Aに設定表示する。
これは、ユーザ(例:山本主任)がログインしたときに表示されるファイル管理画面である。
この図5において、「A社様案件」および「B社様案件」がスケジュールルートフォルダに相当し、カテゴリ毎にスケジュールを分類するためのものとなる。
ここで、ルートフォルダ「A社様案件」を親フォルダとするスケジュールでは、「お客様訪問ヒアリング(2012/11/14 14:00〜16:00 )」、「デモ事前打ち合わせ(2012/11/19 13:00〜15:00 )」の2つがあると想定されている。カッコ内はスケジュールの開始日時と終了日時を記載している。
スケジュール「お客様訪問ヒアリング」には3個のファイル(A社様ヒアリング議事録.txt、A社様お客様紹介資料.pdf、A 社様想定構成図.pdf)が見えているものとする。活用度は、順に、160、140、120としている。
また、スケジュール「デモ事前打ち合わせ」の配下には3個のファイル(A社様ヒアリング議事録.txt、A社様お客様紹介資料.pdf、A社様想定構成図.pdf)が見えているものとする。スケジュール「デモ事前打ち合わせ」作成後にファイル操作がないものとし、活用度はいずれも0となっている。
又、ルートフォルダ「B社様案件」を親フォルダとするスケジュールについては、「お客様訪問ヒアリング(2012/10/10 14:00〜16:00 )」、「デモ事前打ち合わせ(2012/10/15 13:00〜15:00 )」、「お客様デモ実施(2012/10/18 10:00〜12:00 )」の3つがあるとする。カッコ内はスケジュールの開始日時と終了日時を記載している。
スケジュール「お客様訪問ヒアリング」には、3個のファイル(B社様ヒアリング議事録.txt、B社様紹介資料.pdf、B社様想定構成図.pdf)が見えているものとする。活用度は順に、20、40、30としている。
更に、スケジュール「デモ事前打ち合わせ」には、5個のファイル(B社デモシナリオ.doc、B社デモ事前打ち合わせ議事録.txt、B社様ヒアリング議事録.txt、B社様紹介資料.pdf、B社様想定構成図.pdf)が見えているものとする。活用度は順に、180、130、40、30、10としている。
スケジュール「お客様デモ実施」には、3個のファイル(B社デモシナリオ.doc、B社でも事前打ち合わせ議事録、B社お客様デモ実施議事録.txt)が見えているものとする。 活用度は順に、60、20、130としている。
これらの情報がデータテーブルに格納された一例を、図6乃至図8にそれぞれ示す。
また、活用度設定情報管理部27のパラメータ情報については、前述した図3の通りとする。ファイル参照時やファイル登録時においては、この情報をもとに活用度の動的な更新を行う。
〔実施例の動作〕
以下、作業の流れに沿って、本実施例の動作を説明する。
(1).まず、他スケジュールのファイル参照による、別スケジュールへのファイル追加について、その動作を説明する。
図5の状態から、2012/11/16 18 :00の時刻に、ユーザ(山本主任)が、ルートフォルダ「B社様案件」配下のスケジュール「デモ事前打ち合わせ(2012/10/15 13:00〜15:00
)」にあるファイル「B社デモシナリオ.doc」を参照する。
この場合、ファイル参照時の動作、および同時成される別スケジュールへのファイル追加動作については、データ連携制御部14が、フローチャート図16に沿った処理を行うことにより実行される。
まず、連携用活用度情報管理部24より更新対象となる情報を取得する(図16:処理S401/第1の工程)。
本実施例では、スケジュール「デモ事前打ち合わせ(スケジュールID:S000002 )」、ファイル「B社デモシナリオ.doc(ファイルID:F0000004)」のレコードを取得する。このファイルの活用度は180である。
次に、処理401で取得した情報について、活用度設定情報管理部27の設定情報(ファイル参照値加算値)をもとにして、更新後の新しい活用度の数値を算出する(図16:処理S402/第2の工程)。
この場合、本実施例では、処理401にて取得したファイル「B社デモシナリオ.doc」の現在の活用度が180であり、図3の活用度設定情報管理部27の設定内容が「ファイル参照時の加算値=30」となっているため、加算値は30となり、新しい活用度の値は210となる。
次に、処理402で算出した活用度の値に、前記連携用活用度情報管理部24の記録情報を更新する(図16:処理S403/第3の工程)。
この場合、本実施例では、連携用活用度情報管理部24のスケジュール「デモ事前打ち合わせ(スケジュールID:S000002 )」、ファイル「B社デモシナリオ.doc(ファイルID:F0000004)」に関するレコードについて、活用度の値を180から210に更新する。
続いて、処理S403で活用度の値を更新した後、前述したファイル参照時の時刻を取得する(図16:処理S404/第4の工程)。本実施例では、ファイル参照時の時刻は2012/11/16 18 :00となる。
この処理S404でファイル参照時の時刻を取得した後、前述した活用度設定情報管理部27の設定情報(例えば、ファイル追加対象範囲3日間)に基づいて、ファイル追加対象となる時刻の範囲を決める(図16:処理S405/第5の工程)。
この場合、本実施例では、図3の活用度設定情報管理部27の設定より、「ファイル追加対象範囲(日)=3」となっているため、ファイル追加対象範囲は3日となり、ファイル追加対象範囲は処理404の結果より、2012/11/16 18 :00 から 2012/11/19 18:00までとなる。
次に、処理S405で決定された対象となる時刻の範囲に、他のスケジュールが存在するか否かを確認する(図16:処理S406/第6の工程)。
本実施例では、「A社様案件」配下のスケジュール「デモ事前(2012/11/19 13:00〜15:00 )」が該当するため、結果はイエス(YES)となり処理S407が実施される(図16:処理S407/第7の工程)。
この処理S407では、前回の処理S406で存在が確認されたスケジュールについて、連携用活用度情報管理部24に、参照したファイル情報を追加する。活用度の初期値については、活用度設定情報管理部27を参考にして決定される。
この場合、本実施例では、連携用活用度情報管理部24にスケジュールIDが「S000005 (デモ事前打ち合わせ)」、ファイルIDが「 F0000004 (B社デモシナリオ.doc)」のレコードが追加される。
ここで、活用度の初期値については、図3の活用度設定情報管理部27の設定より「他スケジュール参照によるファイル追加時の初期活用度=10」となっているため、数字10が設定される。
これにより、別スケジュールへのファイル追加についての動作が完了する。上記各工程は、図1に開示したデータ提携制御部14によって実行される。この処理S407(第7の工程)が終了した状態を、図7に示す。
(2)スケジュール内へのファイルの登録
図5の状態から、ユーザ(山本主任)が、ルートフォルダ「A社様案件」配下のスケジュール「デモ事前打ち合わせ」に、ファイル「A社デモシナリオ.doc」を2012/11/17 9:00に登録した場合の動作について説明する。
データ表示部10Aに出力されたスケジュール・コンテンツ連携画面より、オペレータがファイル登録指令を選択入力すると、コンテンツ情報表示制御部11がファイル登録画面を呼び出す。図10(A)がファイル登録画面の例である。
この図10(A)のファイル登録画面で、本実施例では、ルートフォルダ「A社様案件」配下のスケジュール「デモ事前打ち合わせ」に「A社デモシナリオ.doc」を置くように指定している。
このファイル登録画面上の登録ボタンを選択すると、ファイル操作制御部12がファイル基本情報管理部21にファイル情報を登録する。
本実施例では、ファイルIDが「F000010 」、ファイル名が「A社デモシナリオ.doc」、ファイルパスが「\\FSERVER01\data\001\F000010.doc」のレコードが登録される。
同時に、データ連携制御部14が、連携用活用度情報管理部24に情報を登録する。この場合の活用度の初期値は、活用度設定情報管理部27を参考にして決定される。
本実施例では、連携用活用度情報管理部24にスケジュールIDが「S00005(デモ事前打ち合わせ)」、ファイルIDが「 F000010」のレコードが登録される。また、活用度の初期値については、図3の活用度設定情報管理部27より「登録時の初期活用度=100」となっているため、数字100が設定される。
このファイル登録後の画面の例を、図10(B)に示す。
(3).ファイル参照による当該ファイルの参照度更新処理動作
次に、ユーザ(山本主任)の指令により実行されたファイル「A社デモシナリオ.doc」の登録後、図11において、他のユーザ(鈴木課長)が、ルートフォルダ「A社様案件」配下のスケジュール「デモ事前打ち合わせ」に、ファイル「A社デモシナリオ.doc」を2012/11/17 9:30の時刻に参照した場合、その処理動作について説明する。
上記した実施例の動作(1)の場合と同様に、ファイル参照時にデータ連携制御部14は、図16に示すフローチャートに沿った処理を行う。
まず、処理S401にて、本実施例では、連携用活用度情報管理部24より、更新対象となる情報であるスケジュールID「S000005 」、ファイルID「F0000010」、活用度「100」のレコードが取得される。
次に、処理S402にて、活用度設定情報管理部27の設定情報をもとに、更新後の活用度を算出する。本実施例では、図3の活用度設定情報管理部27より、「ファイル参照時の加算値=30」とあるので、活用度は30が加算され、130となる。
次に、処理S403にて、連携用活用度情報管理部24の情報を更新する。即ち、処理S401で取得したレコードの活用度が「100」から「130」に更新される。
次に、処理S404にて、ファイル参照時の時刻を取得する。本実施例では2012/11/17 9:30となる。
次に、処理S405にて、活用度設定情報管理部27の設定情報より、ファイル追加対象となる時刻の範囲を決定する。本実施例では、図3の活用度設定情報管理部27の設定より、「ファイル追加対象範囲(日)=3」となっているため、ファイル追加対象範囲は処理S404の結果より、2012/11/17 9:30 から 2012/11/20 09:30 までとなる。
次に、処理S406にて、対象となる時刻の範囲内に他のスケジュールが存在するかを確認する。本実施例では、現時点では、本スケジュールよりも先の予定のスケジュールはないため、結果はノー(NO)となり、図16の処理S407は実施されずに、上記参照度更新処理動作が終了する。
(4).スケジュールの新規作成および登録処理動作
ファイル参照が幾度か行われて成る図11(B)に記載の活用度の状態において、ユーザ(山本主任)が2012/11/21 8:00ごろに、ルートフォルダ「A社様案件」配下にスケジュール「デモ実施(2012/11/26 9:30 〜11:00 )」を新規作成する場合の処理動作を説明する。
本実施例では、「デモ事前打ち合わせ」のスケジュールが終わり、次の「デモ実施」の予定が決まったため、スケジュール登録を実施しようとしている状況を想定している。
データ表示部10Aに設定表示されたスケジュール・コンテンツの連携画面より、スケジュール登録機能を選択すると、コンテンツ情報表示制御部11がスケジュール登録画面を呼び出す。図12に、スケジュール登録画面の例を示す。
本実施例では、スケジュール名を「客先デモ実施」、開始時刻が「2012/11/26 9:30 」、終了時刻が「2012/11/26 11:00」、場所が「本社301会議室」、参加者が山本主任および鈴木課長、スケジュールルートフォルダを「A社様案件」、アクセス権を山本主任および鈴木課長が登録権限、佐藤部長が参照権限を持たせるものとして登録しようとしている。
まず、スケジュール登録時、スケジュール登録制御部13がスケジュール基本情報管理部23にスケジュール基本情報を登録する。
本実施例では、スケジュールIDが「S000006 」、スケジュール名が「客先デモ実施」、参加ユーザが「山本主任、鈴木課長」、開始時刻が「2012/11/26 9:30 」、終了時刻が「2012/11/26 11:00」のレコードが登録される。
続いて、データ連携制御部14がフローチャート図17に沿った処理を行う。
この図17では、最初に、提携用スケジュール情報管理部25に新規スケジュール情報が追加登録される(図17:処理S501)。
この場合、本実施例では、スケジュールルートフォルダIDが「R000001 (A社様案件)」、アクセス権IDが「A000001(山本主任、鈴木課長が登録権限、佐藤部長が参照権限)」のレコードが登録される。
次に、指定したルートフォルダを持つ他スケジュールが存在するか否かを確認する(図17:処理S502)。
この場合、本実施例では、ルートフォルダ「A社様案件」の配下にはスケジュール「お客様訪問ヒアリング」および「デモ事前打ち合わせ」があり、判定はイエス(YES)となり、処理S503が次に実施される。
次に、前回の処理S502で該当したスケジュール情報を、連携用活用度情報管理部24より取得する(図17:処理S503)。
この場合、本実施例では、スケジュール「お客様訪問ヒアリング」およびスケジュール「デモ事前打ち合わせ」の情報が取得される。
次に、活用度設定情報管理部(活用度更新設定情報部)27の活用度更新設定情報およびファイルの活用度をもとにして、各ファイルの判定値を計算する(図17:処理S504)。
この場合、本実施例では、図3の活用度設定情報管理部27より「判定値は最新スケジュールの活用度を参照する」を真としているので、「A社者様ヒアリング議事録.txt」、「A社様お客様紹介資料.ppt」、「A社様想定構成図.ppt」の3つのファイルについては、「デモ事前打ち合わせ」配下に登録されているファイル情報の活用度を参照、とする。
また、本実施例では、判定値は活用度の値と同値として考えるものとする。これにより、各ファイルの判定値は、「A社者様ヒアリング議事録.txt」が30、「A社様お客様紹介資料.ppt」が30、「A社様想定構成図.ppt」が0、「A社デモシナリオ.doc」が190、「B社デモシナリオ.doc」が70となる。
次に、処理S504で算定された各ファイルの判定値が、活用度設定情報管理部(活用度更新設定情報部)27に設定されている「しきい値」を上回っているものがあるか否かを確認する(図17:処理S505)。
本実施例では、図3の活用度設定情報管理部(活用度更新設定情報部)27より、「ファイル表示のしきい値=50」となっているため、ファイル表示を許可するしきい値は50となり、処理S504の結果より、ファイル「A社デモシナリオ.doc」、ファイル「B社デモシナリオ.doc」の2つが条件を満たすこととなる。
次に、処理S504の結果より条件を満たすファイルを、連携用活用度情報管理部24に該当するファイルの情報として追加登録する(図17:処理S506)。
本実施例では、連携用活用度情報管理部24に、2行のレコードが登録される。
1つはスケジュールIDが「S000006 (客先デモ実施)」、ファイルIDが「F0000010(A社デモシナリオ.doc)」であり、もう1つは、スケジュールIDが「S000006 (客先デモ実施)」、ファイルIDが「F0000004(B社デモシナリオ.doc)」である。
活用度については、図3の活用度設定情報管理部(活用度更新設定情報部)27より、「表示ファイルの初期活用度=0」となっているため、いずれのレコードにも0が登録され、これをもって、スケジュールの新規作成および登録処理動は終了する。
処理S506が終了した場合の状態を図13に示す。これにより、スケジュール「デモ実施(2012/11/26 9:30 〜11:00 )」配下に、ファイル「A社デモシナリオ.doc」および「B社デモシナリオ.doc」が表示される。
(5).スケジュールルートフォルダの登録
図13の状態から、ユーザ(山本主任)が「C社様案件」のスケジュールルートフォルダを登録する場合の処理動作の例を説明する。
データ表示部10Aに設定表示されたスケジュール・コンテンツ連携画面より、スケジュール登録機能を選択すると、コンテンツ情報表示制御部11がスケジュールルートフォルダ登録画面を呼び出す。このスケジュールルートフォルダ登録画面の例を、図14に示す。
本実施例では、スケジュールルートフォルダ名を「C社様案件」とし、アクセス権として、ユーザ「山本主任」とユーザ「鈴木課長」に「登録」を、ユーザ「佐藤部長」に「参照」のを指定している。
この場合、ルートフォルダ「C社様案件」については、山本主任,鈴木課長,及び佐藤部長の3人のみ、コンテンツ管理画面より見ることができる。また、「登録」権限を持つ、山本主任および鈴木課長は、この配下へのスケジュール登録やスケジュール配下へのファイル参照および登録が可能となっている。
一方、佐藤部長については、スケジュール配下へのファイル参照のみが可能となる。このように、用途に応じてアクセス権を自由に設定することができる。
このスケジュールルートフォルダの登録を実施すると、データ連携制御部14がスケジュールルートフォルダ情報管理部26に情報を登録する。
本実施例では、ルートフォルダIDとして「R000003 」、ルートフォルダ名として「C社様案件」、アクセス権IDとして「A 000001」のレコードが登録される。
登録が完了した画面を図15に示す。
〔実施例の効果〕
本実施例は、上述したように構成され動作するので、これによると、前述した実施形態と同等の作用効果を有するほか、更に、データ連携制御部14によって、コンテンツ管理装置30とスケジュール管理装置20との具体的に連携が強化され、スケジュール単位によるファイル管理によるスケジュール時に必要となるファイルのアクセス性の向上およびユーザのファイル操作により深く着目することによる関連度の高いファイルの表示ができるという効果がある。
また、低階層によるファイル閲覧が可能となり、少ない操作で所定のファイルへのアクセスを実現できる効果もある。
以上のように、上述したように、実施形態および実施例にあっては、仮想ツリー構造を用いたスケジュール管理機能を備えたファイル管理機能を主たる構成内容としたので、これによると、連続性のあるスケジュールや同一プロジェクトのスケジュールを明示的に管理することが可能となった。
そして、このような管理をすることで、アクセス性の向上を実現し、目的のファイルにたどり着くまでの負担を軽減させることが可能となった。更に、作成したスケジュールを従来のフォルダの役割とみなし、そのスケジュール配下にスケジュールに関係性が高いと推測されるファイルを配置することを可能とした。
更に、スケジュールは分類用として仮想的なルートフォルダを用意し、その配下に同一階層で並べる方式とした。このような方式を採用したことで、低階層の構造を実現することができる。登録するスケジュールには、スケジュール名、開始および終了時刻に加え、そのスケジュールに該当するメンバをはじめとした情報を設定できる。
また、スケジュール配下にファイルを登録できることでスケジュールに必要となるファイルを任意に追加できることを可能とした。
更に、スケジュール配下に存在するファイルに対して「活用度」という指標を導入した。この活用度は前述したように数値で表現され、数字が高いほど、そのスケジュールにおいて活用されているファイルであるとした。
この活用度なる指標は、ユーザ自身によるファイル登録や参照により動的に更新されるのはもちろんのこと、他ユーザの同種の作業によっても動的に更新される。
これにより、スケジュールに必要と推測されるファイル情報の精度を上げ、さらにスケジュール新規作成時には動的に更新された活用度の情報を再利用することで、スケジュール作成直後においても重要度の高いと推測されるファイル一覧を表示させることが可能となる。
〔発明の他の実施例〕
その他の実施例を、以下に示す。
(1).上記図5乃至図17に示す実施例では、スケジュールルートフォルダにスケジュールをぶら下げる画面例を説明したが、スケジュールの日付単位で表示させることなど、登録データに変更が生じない範囲による異なる画面表示も可能である。
その場合においても、スケジュール情報には、スケジュールルートフォルダは管理されているので、上記実施例と同様の作業を行うことができる。
(2).また、ファイルの削除やファイルの移動などに関する操作においても、活用度更新情報設定に追加をすることで、上記実施例と同様の作業が実現できる。又、ファイル更新などの変更量に応じた活用度の重み付けなど、そのような変更量を管理できる部品を追加するように構成してもよい。
上述した図1乃至図17に開示した実施形態および実施例については、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下の付記のようになる。
尚、この付記の内容は、本発明をこれに限定するものではない。
〔付記1〕
一又は二以上のスケジュール情報およびその関連情報を管理する複数のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置20と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ(又はそのファイル)に係る情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置30と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置10とを設け、
前記データ制御装置10が、
前記スケジュール等データ管理装置20側の一のスケジュール管理の処理に際して機能し、前記コンテンツデータ管理装置30に管理されているコンテンツ情報の内のコンテンツを特定し活用箇所へ送出するコンテンツ送出処理機能14Aを有するデータ連携制御部を備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記2〕
付記1に記載の情報管理システムにおいて、
前記データ制御装置のデータ連携制御部14は、前記コンテンツデータ管理装置におけるコンテンツ管理の処理に際して機能し、前記スケジュール等データ管理装置20が備えているスケジュール情報を活用するのを助成するスケジュール連携助成機能14Bを備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記3〕
付記1に記載の情報管理システムにおいて、
前記データ制御装置10は、
前記データ連携制御部14に付勢されて稼働し、予め装備されたデータ出力表示部10Aに所定の連携管理情報を表示出力するコンテンツ情報表示制御部11と、前記スケジュール等データ管理装置20の各データ管理部に管理されているファイルの参照および登録にかかる処理を行うファイル操作制御部12と、スケジュール情報の登録を行うスケジュール登録制御部13とを備えていることを特徴とする情報管理システム。
〔付記4〕
付記3に記載の情報管理システムにおいて、
前記スケジュール等データ管理装置20は、予めスケジュール基本情報管理部23とファイル基本情報管理部21を備えており、
前記コンテンツデータ管理装置30は、前記ファイル基本情報管理部21に格納されたファイル情報に基づいて複数のコンテンツが整理され格納されたコンテンツ格納部31を備えていることを特徴とした情報管理システム。(ファイルの活用はそのまま対応するコンテンツの活用となる)
〔付記5〕
付記4に記載の情報管理システムにおいて、
前記スケジュール等データ管理装置20は、前記スケジュール基本情報管理部23に管理されているスケジュールに対応したファイル情報,および各ファイルのユーザによる活用度を管理する連携用活用度情報管理部24と、ファイル操作時に生じるファイル活用度の更新に関するパラメータ情報を管理する活用度設定情報管理部27とを備え、
前記データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し前記活用度設定情報管理部27の管理情報を前提として前記連携用活用度情報管理部24に対する参照および更新の処理を実行する活用度情報参照更新制御機能14Cを備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記6〕
付記3に記載の情報管理システムにおいて、
前記スケジュール等データ管理装置20は、前記スケジュール情報に対するアクセス権を管理するアクセス権情報管理部22と、前記スケジュールを束ねる仮想フォルダであるスケジュールルートフォルダにかかる情報を管理するスケジュールルートフォルダ情報管理部26とを備えており、
前記データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し、前記アクセス権情報管理部22にて管理されているアクセス権に基づいて、ユーザ単位およびグループ単位で前記スケジュールルートフォルダ情報管理部26に対するスケジュール配下へのファイル登録を実行するファイル登録制御機能14Dを備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記7〕
付記6に記載の情報管理システムにおいて、
前記データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し、前記スケジュールルートフォルダ情報管理部26で管理されている内容を、予め装備されたデータ出力表示部10Aに出力表示する連携状態表示制御機能14Eを備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記8〕
付記6に記載の情報管理システムにおいて、
前記スケジュール等データ管理装置20は、スケジュール,ルートフォルダの識別情報,及びアクセス権の情報を格納し管理する連携用スケジュール情報管理部(スケジュール追加情報管理部)25を備えると共に、
前記データ連携制御部14は、外部指令に応じて稼働し、前記連携用スケジュール情報管理部(スケジュール追加情報管理部)25に基づいて、前記スケジュールルートフォルダ情報管理部26で管理されている内容を、予め装備されたデータ出力表示部10Aに出力表示する連携状態表示制御機能14Fを備えていることを特徴とした情報管理システム。
〔付記9〕(方法:図16)
複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置20と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ(ファイル)情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置30と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置10とを備えて成る情報管理システムにあって、
前記スケジュール等データ管理装置20の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部24を参照し、当該連携用活用度情報管理部24より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得し(第1の工程)、
この取得した情報について、前記スケジュール等データ管理装置20の内の他のデータ管理部である活用度設定情報管理部27の設定情報であるファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出し(第2の工程)、
この算出した活用度の値に基づいて参照時の前記連携用活用度情報管理部24の情報を更新し(第3の工程)、
これらの各工程を前記データ制御装置10のデータ連携制御部14が順時実行することを特徴としたファイル情報参照管理方法。
〔付記10〕
付記9記載のファイル情報参照管理方法において、
前記連携用活用度情報管理部24の情報を更新後に当該連携用活用度情報管理部24の参照時の時刻を特定すると共に(第4の工程)、前記活用度設定情報管理部27の設定情報(例えば、ファイル追加対象範囲/3日)に基づいて、ファイル追加対象となる時刻範囲を設定し(第5の工程)、
続いて、この設定された時刻範囲に他のスケジュールが存在するか否かを確認し(第6の工程)、
他のスケジュールの存在が確認された場合には、確認されたスケジュールについてその対応する参照したファイル情報を連携用活用度情報管理部24に追加処理し同時に活用度の初期値を設定する構成とし、
これらの各工程を前記データ制御装置10のデータ連携制御部が順時実行することを特徴としたファイル情報参照管理方法。
〔付記11〕(プログラム発明)
複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置20と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ(ファイル)情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置30と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置10とを備えて成る情報管理システムにあって、
前記スケジュール等データ管理装置20の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部24より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得する更新対象取得処理機能、
この取得した更新対象にかかる情報について、前記スケジュール等データ管理装置20が備えているデータ管理部である活用度設定情報管理部27に設定されたファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出する新活用度算出処理機能、
およびこの算出された活用度の値を含む前記連携用活用度情報管理部24の情報を更新する情報更新処理機能、とを備え、
これらの各処理機能を、前記データ制御装置10が備えているコンピュータに実現させることを特徴としたファイル情報参照管理プログラム。
〔付記12〕
付記11記載のファイル情報参照管理プログラムにおいて、
前記ファイル参照時の時刻を取得すると共にこの取得したファイル参照時の時刻および前記活用度設定情報管理部27の設定情報(例えば、ファイル追加対象範囲/3日)に基づいて、ファイル追加対象となる時刻範囲を設定する時刻範囲設定処理機能、
及びこの設定された時刻範囲に他のスケジュールが存在するか否かを確認すると共に、他のスケジュールの存在が確認された場合には、確認されたスケジュールについてその対応する参照したファイル情報を前記連携用活用度情報管理部24に追加処理すると同時に当該活用度の初期値を設定するスケジュール追加処理機能、
とを設け、
これらの各処理機能を前記データ制御装置10が備えているコンピュータに実現させることを特徴としたファイル情報参照管理プログラム。
(1).コンテンツ管理のECM(エンタープライズ コンテンツ マネージメント)領域における、スケジュール連携のインターフェースとしての利用
(2).各ユーザに閉じたタスク管理としても利用が可能である。週報などの週次や月次ベースの作業について、スケジュールを定期的に作成することで過去の情報がリスト表示され、過去の情報を参照しながらのファイル作成などが可能となる。
(3).スマートフォンなどの作業制約の多い端末における利用。低階層を実現しているため、検索等の動作がいらず、最低限の操作にて所定のファイルを探すことができる。
10 データ制御装置
10A 画像データ表示部
11 コンテンツ情報表示制御部
12 ファイル操作制御部
13 スケジュール登録制御部
14 データ連携制御部14
14A コンテンツ送出処理機能
14B スケジュール連携助成機能
14C 活用度情報参照更新制御機能
14D ファイル登録制御機能
14E,14F 連携状態表示制御機能
20 スケジュール等データ管理装置(スケジュール管理装置)
21 ファイル基本情報管理部
22 アクセス権情報管理部
23 スケジュール基本情報管理部
24 連携用活用度情報管理部
25 スケジュール情報管理部(スケジュール追加情報管理部)
26 スケジュールルートホルダ情報管理部
27 活用度設定情報管理部(活用度更新設定情報部)
30 コンテンツデータ管理装置(コンテンツ管理装置)
31 コンテンツ格納部(コンテンツデータ格納部)

Claims (8)

  1. 一又は二以上のスケジュール情報およびその関連情報を管理する複数のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを設け、
    前記データ制御装置が、
    前記スケジュール等データ管理装置側の一のスケジュール管理の処理に際して機能し、前記コンテンツデータ管理装置に管理されているコンテンツ情報の内のコンテンツを外部指令に基づいて取り出すと共に所定箇所へ送出するコンテンツ送出処理機能を備えたデータ連携制御部を有し、
    前記スケジュール等データ管理装置が、予めスケジュール基本情報管理部とファイル基本情報管理部を備えると共に、
    前記コンテンツデータ管理装置は、前記ファイル基本情報管理部に格納されたファイル情報に基づいて複数のコンテンツが整理され格納されたコンテンツ格納部を備え、
    前記データ制御装置のデータ連携制御部が、前記コンテンツデータ管理装置におけるコンテンツ管理の処理に際して機能し、前記スケジュール等データ管理装置が備えているスケジュール情報の活用を助成するスケジュール連携助成機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の情報管理システムにおいて、
    前記データ制御装置は、
    前記データ連携制御部に付勢されて稼働し、予め装備されたデータ出力表示部に所定の連携管理情報を表示出力するコンテンツ情報表示制御部と、前記スケジュール等データ管理装置の各データ管理部に管理されているファイルの参照および登録にかかる処理を行うファイル操作制御部と、スケジュール情報の登録を行うスケジュール登録制御部とを備えていることを特徴とする情報管理システム。
  3. 請求項1に記載の情報管理システムにおいて、
    前記スケジュール等データ管理装置は、前記スケジュール基本情報管理部に管理されているスケジュールに対応したファイル情報,および各ファイルのユーザによる活用度を管理する連携用活用度情報管理部と、ファイル操作時に生じるファイル活用度の更新に関するパラメータ情報を管理する活用度設定情報管理部とを備え、
    前記データ連携制御部は、外部指令に応じて稼働し前記活用度設定情報管理部の管理情報を前提として前記連携用活用度情報管理部に対する参照および更新の処理を実行する活用度情報参照更新制御機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
  4. 請求項2に記載の情報管理システムにおいて、
    前記スケジュール等データ管理装置は、前記スケジュール情報に対するアクセス権を管理するアクセス権情報管理部と、前記スケジュールを束ねる仮想フォルダであるスケジュールルートフォルダにかかる情報を管理するスケジュールルートフォルダ情報管理部とを備えており、
    前記データ連携制御部は、外部指令に応じて稼働し、前記アクセス権情報管理部にて管理されているアクセス権に基づいて、ユーザ単位およびグループ単位で前記スケジュールルートフォルダ情報管理部に対するスケジュール配下へのファイル登録を実行するファイル登録制御機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
  5. 請求項4に記載の情報管理システムにおいて、
    前記データ連携制御部は、外部指令に応じて稼働し、前記スケジュールルートフォルダ情報管理部で管理されている内容を、予め装備されたデータ出力表示部に出力表示する連携状態表示制御機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
  6. 請求項4に記載の情報管理システムにおいて、
    前記スケジュール等データ管理装置は、スケジュール,ルートフォルダの識別情報,及びアクセス権の情報を格納し管理する連携用スケジュール情報管理部を備えると共に、
    前記データ連携制御部は、外部指令に応じて稼働し、前記連携用スケジュール情報管理部に基づいて、前記スケジュールルートフォルダ情報管理部で管理されている内容を、予め装備されたデータ出力表示部に出力表示する連携状態表示制御機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
  7. 複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを備えて成る情報管理システムにあって、
    前記スケジュール等データ管理装置の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部を参照し、当該連携用活用度情報管理部より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得し、
    この取得した情報について、前記スケジュール等データ管理装置の内の他のデータ管理部である活用度設定情報管理部の設定情報であるファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出し、
    この算出した活用度の値に基づいて参照時の前記連携用活用度情報管理部の情報を更新するように、各情報処理の実行内容を特定し、
    これらの各実行内容を前記データ制御装置のデータ連携制御部が順時実行することを特徴としたファイル情報参照管理方法
  8. 複数種類のデータ管理部を備えたスケジュール等データ管理装置と、このスケジュール等データ管理装置に管理されている各スケジュールが当該スケジュールの管理処理時に必要とするコンテンツ情報を予め保持し管理するコンテンツデータ管理装置と、この各管理装置相互間の連携動作を制御するデータ制御装置とを備えて成る情報管理システムにあって、
    前記スケジュール等データ管理装置の内の一のデータ管理部である連携用活用度情報管理部より更新対象となるスケジュール及び対応するファイルにかかる情報を取得する更新対象取得処理機能、
    この取得した更新対象にかかる情報について、前記スケジュール等データ管理装置が備えているデータ管理部である活用度設定情報管理部に設定されたファイル参照時の加算値に基づいて、更新後の新しい活用度を算出する新活用度算出処理機能、
    およびこの算出された活用度の値を含む前記連携用活用度情報管理部の情報を更新する情報更新処理機能、とを備え、
    これらの各処理機能を、前記データ制御装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴としたファイル情報参照管理プログラム。
JP2013109590A 2013-05-24 2013-05-24 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム Active JP6244659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013109590A JP6244659B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013109590A JP6244659B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014229163A JP2014229163A (ja) 2014-12-08
JP6244659B2 true JP6244659B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=52128937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013109590A Active JP6244659B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6244659B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085090A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Fuji Electric Co Ltd 情報共有システム
JP2006085546A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fujitsu Ltd 文書検索表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014229163A (ja) 2014-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11860825B2 (en) Collaborative document access recording and management
CN105144159B (zh) Hive表链接
CN104252452B (zh) 数据管理的方法及装置
US9424347B2 (en) Techniques pertaining to document creation
US9390114B2 (en) Single page forum views
EP3008614A1 (en) Supporting social productivity
US20210350303A1 (en) Task list for tasks created at a third-party source
US11120200B1 (en) Capturing unstructured information in application pages
CN106062806A (zh) 使用交互信号来生成关系并且推广内容
US11620598B2 (en) Electronic board associated with a communication platform
US10430470B2 (en) Techniques for managing persistent document collections
AU2011224001B2 (en) Content asset manager
US9355227B2 (en) Dynamic document display personalization implemented in a digital rights management system
CN109491556A (zh) 终端中的应用程序控制方法和设备
JP4207417B2 (ja) 文書管理装置
JP6244659B2 (ja) 情報管理システム、ファイル情報参照管理方法、及びファイル情報参照管理プログラム
US9542457B1 (en) Methods for displaying object history information
US10599739B2 (en) Information processing device and information processing method
JP6145222B2 (ja) ユーザの関連情報を記録および管理するためのユーザインターフェースの提供方法、サーバーおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN106649520A (zh) 遥感的城市时空信息服务平台
JP2013025502A5 (ja)
JP2010061200A (ja) 文書管理システム及び操作履歴表示方法
US20170046197A1 (en) Enabling native application capabilities based on object capabilities
JP2015111429A (ja) 変更管理支援装置、変更管理支援方法及び変更管理支援プログラム
JP2020149327A (ja) 情報処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6244659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150