JP6243145B2 - 高密度実装を実現するパターン配線における重要回線を救済する方法及び高密度実装装置 - Google Patents
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Description
次に、本発明の第1の実施形態について図1、図2及び図3を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の装置構成100を示し、高密度実装を実現するマルチ接続構成を有する。接続元IF部(現用)110及び接続元IF部(予備)120と、接続先IF部(現用)130及び接続先IF部(予備)140と、XC部(現用)150及びXC部(予備)160と、監視制御部(現用)170及び監視制御部(予備)180とを備える。接続元IF部(現用)110と接続元IF部(予備)120とがグループ1を構成し、接続先IF部(現用)130と接続先IF部(予備)140とがグループ2を構成している。グループ1は回線の接続元であり、グループ2は回線の接続先である。各IF部の回線を任意に接続可能なXC部150、160をグループ1とグループ2の間に設ける。グループ1の各IF部とXC部とをバス配線(s1−1〜s1−8)にてマルチ接続する。また、グループ2の各IF部とXC部150、160とをバス配線(s2−1〜s2−8)にてマルチ接続する。バス配線の本数は8本としているが、本数は任意に設定できる。図1の構成では、接続元の回線が接続先の回線にXC部を介して接続される。
次に、本発明の第1の実施態様における動作について図2および図3を参照して説明する。
図2と図3において、例えば、8本のバス配線の構成を、予め、グループ1(S1−1〜S1−4)、グループ2(S1−5〜S1−8)、グループ3(S2−1〜S2−4)、グループ4(S2−5〜S2−8)のようにグループ化して管理することも可能である。仮に、バス信号(S2−7)で異常が検出された場合、バス故障判定部370が、グループ4で異常を検出したと判断し、監視制御部170に通知する。通知を受けた監視制御部170は、IF部110の回線設定部210、IF部130の回線設定部340およびXC部150のクロスコネクト設定部240に対して、グループ1およびグループ3のバス配線を指定してバス配線の変更を指示し、それらに回線設定変更を実行させる。このようにして、何れかのバス配線にて異常を検出した場合の回線設定変更処理を軽減することが可能である。上記説明のグループ化の場合、正常時の半分の伝送容量を確保できることになる。尚、本変形例は一例であり、どのようにグループ化するかは適宜設定できる。
本発明の上記実施形態においては、以下に記載するような効果がある。
第1の効果は、従来からの高密度実装を維持することができることである。その理由は、上記実施形態では、パターン配線数および端子数を増やす必要が無く、従来の高密度実装が実現できるからである。
次に、本発明の第2の実施形態について図4、図5及び図6を参照して詳細に説明する。
図4を参照して説明する。図4には、本発明の第2の実施形態として、高密度実装を実現し得るマルチ接続構成を有する装置構成が示されている。
次に、本発明の第2の実施形態における動作について図5および図6を参照して説明する。
冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置において、
各パターン配線の状態を監視する監視ステップと、
前記監視ステップにおいて異常を検知した場合に重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築する再構築ステップと、
を含むことを特徴とする重要回線の救済方法。
前記監視ステップにおいて、接続元の機能ユニットから各パターン配線を介して接続先の機能ユニットに監視信号を送り、接続先の機能ユニットにて該監視信号を正常に受信できたか否かにより、各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記1に記載の重要回線の救済方法。
前記監視ステップにおいて、前記接続元の機能ユニット及び前記接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファを前記監視信号が通過するようにして前記バッファの異常を含めて各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記2に記載の重要回線の救済方法。
前記監視ステップにおいて、接続元の機能ユニット及び接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファの状態を監視し、異常を検知した場合には、前記再構築ステップにおいて異常なバッファを除外して前記バス構成を再構築することを特徴とする付記1〜3のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記再構築ステップにおいて、予め登録された回線の重要度の情報と前記監視ステップにより得られた正常なパターン配線の情報に基づいて重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更することを特徴とする付記1〜4のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記監視ステップにおいて異常を検知した場合に前記機能ユニットの冗長構成をなす現用系と予備系との切り替えを行う前に、重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築できるか否かを判定し、再構成可能との判定結果が得られたときに前記再構築ステップを実行することを特徴とする付記1〜5のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記バス構成のパターン配線をグループ分けしておき、前記監視ステップにおいてパターン配線又は該パターン配線の直近のバッファに異常を検出すると、前記再構築ステップにおいて該パターン配線が属するグループ単位で前記バス構成から除外することを特徴とする付記1〜6のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記機能ユニットとしてインタフェースユニット又はクロスコネクトユニットが用いられることを特徴とする付記1〜7のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記高密度実装装置が第1のインタフェースユニット、第2のインタフェースユニット及びクロスコネクタユニットを前記機能ユニットとして備え、前記第1のインタフェースユニットと前記クロスコネクトユニット間、及び前記クロスコネクトユニットと前記第2のインタフェースユニット間がそれぞれ前記バス構成のパターン配線により接続されることを特徴とする付記1〜8のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
前記高密度実装装置は、各々が冗長構成を有する複数の機能ユニットのグループがバス構成のパターン配線にマルチ接続されており、前記監視ステップと前記再構築ステップによりグループ内すべての回線が使用不可になることを回避することを特徴とする付記1〜9のいずれか1に記載の重要回線の救済方法。
冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置であって、
各パターン配線の状態を監視し、異常を検知した場合に重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築する監視再構築手段
を含むことを特徴とする高密度実装装置。
前記監視再構築手段が、接続元の機能ユニットから各パターン配線を介して接続先の機能ユニットに監視信号を送り、接続先の機能ユニットにて該監視信号を正常に受信できたか否かにより、各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記11に記載の高密度実装装置。
前記監視再構築手段が、前記接続元の機能ユニット及び前記接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファを前記監視信号が通過するようにして前記バッファの異常を含めて各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記12に記載の高密度実装装置。
前記監視再構築手段が、接続元の機能ユニット及び接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファの状態を監視し、異常を検知した場合には、前記再構築ステップにおいて異常なバッファを除外して前記バス構成を再構築することを特徴とする付記11〜13のいずれか1に記載の高密度実装装置。
前記監視再構築手段が、予め登録された回線の重要度の情報と監視により得られた正常なパターン配線の情報に基づいて重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更することを特徴とする付記11〜14のいずれか1に記載の高密度実装装置。
前記監視再構築手段が異常を検知した場合に前記機能ユニットの冗長構成をなす現用系と予備系との切り替えを行う前に、重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築できるか否かを判定し、再構成可能との判定結果が得られたときに前記バス構成の再構築を実行することを特徴とする付記11〜15のいずれか1に記載の高密度実装装置。
前記監視再構築手段は、前記バス構成のパターン配線を予めグループ分けしておき、パターン配線又は該パターン配線の直近のバッファに異常を検出すると、前記バス構成の再構築において該パターン配線が属するグループ単位で前記バス構成から除外することを特徴とする付記11〜16のいずれか1に記載の高密度実装装置。
前記機能ユニットとしてインタフェースユニット又はクロスコネクトユニットが用いられることを特徴とする付記11〜17のいずれか1に記載の高密度実装装置。
第1のインタフェースユニット、第2のインタフェースユニット及びクロスコネクタユニットを前記機能ユニットとして備え、前記第1のインタフェースユニットと前記クロスコネクトユニット間、及び前記クロスコネクトユニットと前記第2のインタフェースユニット間がそれぞれ前記バス構成のパターン配線により接続されることを特徴とする付記11〜18のいずれか1に記載の高密度実装装置。
各々が冗長構成を有する複数の機能ユニットのグループがバス構成のパターン配線にマルチ接続されており、前記監視再構築手段によりグループ内すべての回線が使用不可になることを回避することを特徴とする付記11〜19のいずれか1に記載の高密度実装装置。
冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置において重要回線を救済するシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
各パターン配線の状態を監視する監視機能と、
前記監視機能により異常を検知した場合に重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築させる再構築機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
前記監視機能においては、接続元の機能ユニットから各パターン配線を介して接続先の機能ユニットに監視信号を送り、接続先の機能ユニットにて該監視信号を正常に受信できたか否かにより、各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記21に記載のプログラム。
前記監視機能においては、前記接続元の機能ユニット及び前記接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファを前記監視信号が通過するようにして前記バッファの異常を含めて各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする付記22に記載のプログラム。
前記監視機能においては、接続元の機能ユニット及び接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファの状態を監視し、異常を検知した場合には、前記再構築機能により異常なバッファを除外して前記バス構成を再構築することを特徴とする付記21〜23のいずれか1に記載のプログラム。
前記再構築機能においては、予め登録された回線の重要度の情報と前記監視ステップにより得られた正常なパターン配線の情報に基づいて重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更することを特徴とする付記21〜24のいずれか1に記載のプログラム。
前記監視機能により異常を検知した場合に前記機能ユニットの冗長構成をなす現用系と予備系との切り替えを行う前に、重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築できるか否かを判定し、再構成可能との判定結果が得られたときに前記再構築機能によるバス構成の再構成を実行することを特徴とする付記21〜25のいずれか1に記載のプログラム。
前記監視機能において前記バス構成のパターン配線を予めグループ分けしておき、パターン配線又は該パターン配線の直近のバッファに異常を検出すると、前記再構築機能において該パターン配線が属するグループ単位で前記バス構成から除外することを特徴とする付記21〜26のいずれか1に記載のプログラム。
前記機能ユニットとしてインタフェースユニット又はクロスコネクトユニットが用いられることを特徴とする付記21〜27のいずれか1に記載のプログラム。
前記高密度実装装置が第1のインタフェースユニット、第2のインタフェースユニット及びクロスコネクタユニットを前記機能ユニットとして備え、前記第1のインタフェースユニットと前記クロスコネクトユニット間、及び前記クロスコネクトユニットと前記第2のインタフェースユニット間がそれぞれ前記バス構成のパターン配線により接続されることを特徴とする付記21〜28のいずれか1に記載のプログラム。
前記高密度実装装置は、各々が冗長構成を有する複数の機能ユニットのグループがバス構成のパターン配線にマルチ接続されており、前記監視機能と前記再構築機能によりグループ内すべての回線が使用不可になることを回避することを特徴とする付記21〜29のいずれか1に記載のプログラム。
110 IF部(現用)
120 IF部(予備)
130 IF部(現用)
140 IF部(予備)
150 XC部(現用)
160 XC部(予備)
170 監視制御部(現用)
180 監視制御部(予備)
Claims (9)
- 冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置において、
監視再構築手段が、バス構成の各パターン配線の状態を監視する監視ステップと、
前記監視ステップにおいて異常を検知した場合に、前記監視再構築手段が、予め登録された回線の重要度の情報と前記監視ステップにより得られた正常なパターン配線の情報に基づいて、重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更し、正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築する再構築ステップと、
を含むことを特徴とする重要回線の救済方法。 - 前記監視ステップにおいて、前記監視再構築手段が、接続元の機能ユニットから各パターン配線を介して接続先の機能ユニットに監視信号を送り、接続先の機能ユニットにて該監視信号を正常に受信できたか否かにより、各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする請求項1に記載の重要回線の救済方法。
- 前記監視ステップにおいて、前記監視再構築手段が、前記接続元の機能ユニット及び前記接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファを前記監視信号が通過するようにして前記バッファの異常を含めて各パターン配線の異常の有無を検知することを特徴とする請求項2に記載の重要回線の救済方法。
- 前記監視ステップにおいて、前記監視再構築手段が、接続元の機能ユニット及び接続先の機能ユニットにおいて前記パターン配線の直近に設けられた夫々のバッファの状態を監視し、異常を検知した場合には、前記監視再構築手段が、前記再構築ステップにおいて異常なバッファを除外して前記バス構成を再構築することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の重要回線の救済方法。
- 前記監視ステップにおいて異常を検知した場合に、前記監視再構築手段が、前記機能ユニットの冗長構成をなす現用系と予備系との切り替えを行う前に、重要回線を優先的に接続するように正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築できるか否かを判定し、再構成可能との判定結果が得られたときに前記再構築ステップを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の重要回線の救済方法。
- 前記監視再構築手段が、前記バス構成のパターン配線をグループ分けしておき、前記監視再構築手段が、前記監視ステップにおいてパターン配線又は該パターン配線の直近のバッファに異常を検出すると、前記監視再構築手段が、前記再構築ステップにおいて該パターン配線が属するグループ単位で前記バス構成から除外することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の重要回線の救済方法。
- 前記機能ユニットとしてインタフェースユニット又はクロスコネクトユニットが用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の重要回線の救済方法。
- 冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置であって、
バス構成の各パターン配線の状態を監視し、異常を検知した場合に、予め登録された回線の重要度の情報と前記監視により得られた正常なパターン配線の情報に基づいて、重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更し、正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築する手段
を含むことを特徴とする高密度実装装置。 - 冗長構成の機能ユニットがバス構成のパターン配線にマルチ接続された、回線接続機能を有する高密度実装装置において重要回線を救済するシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
バス構成の各パターン配線の状態を監視する監視機能と、
前記監視機能により異常を検知した場合に、予め登録された回線の重要度の情報と前記監視機能により得られた正常なパターン配線の情報に基づいて、重要度のより高い回線をより優先的に接続するように前記機能ユニットにおける回線設定を変更し、正常なパターン配線を用いて前記バス構成を再構築させる再構築機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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