JP6242895B2 - 髄内固定アセンブリ - Google Patents

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    • A61B17/7233Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、米国仮特許出願第61/695,254号(2012年8月30日出願)及び米国特許仮出願第61/723,016号(2012年11月6日出願)の利益を主張する米国特許出願第13/793,044号(2013年3月11日出願)の優先権を主張し、それらの内容の全体は参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、髄内固定器具、骨折の固定のための方法、及び髄内固定器具を挿入するための器具に関する。
骨折を固定するための髄内固定器具の使用は、整形外科分野で周知である。当該技術分野で周知の釘を用いる場合、それらの釘を埋め込むために、外科医は皮膚に数箇所の切開を施し、数箇所の骨穴を開ける必要がある。その結果、複数の道具を必要とし、患者に複数の外傷をもたらす長く複雑な手技になる。
また、国際公開第WO 02/024088号は、骨折を固定するための髄内釘を備える髄内インターロッキング固定ロッドを開示しており、その頭部をねじにより関節骨片に係留し、更に2つのねじでそのテール部を第2の骨片の髄管に係留することを必要とする。固定ロッドの複数の位置でねじを必要とするために、釘を挿入するには複数の皮膚切開及び骨穴が必要となる。
したがって、より少ない皮膚切開及び骨穴を必要とし、かつ埋め込みのために多数の道具を必要としない、骨折固定用の釘器具が当該技術分野で必要とされている。
第1の態様では、髄内固定アセンブリは、髄内釘のような髄内固定器具と、複数の固定要素のような、少なくとも1つの固定要素とを含み得る。この髄内固定器具は、埋め込まれたときに骨の髄管内で横たわる寸法を有することができ、その髄内釘は、
挿入軸を画定するシャフト部が延出している頭部と、
本体と、本体を通じて配置された複数の挿入チャネルとを含み、挿入チャネルは、固定要素をそれぞれ貫通させて受容するように構成されており、各挿入チャネルは挿入ポイント、出口ポイント、及び挿入ポイント並びに出口ポイントを通るチャネル軸を画定する。
頭部は、複数の挿入チャネルの各挿入ポイントが位置する挿入区域を含み得る。挿入区域は、髄内釘が挿入された骨の穴を通じてアクセス可能なままとなるような寸法及び配置を有し得る。
この髄内固定器具は、単一の骨穴を通じて完全に挿入され得、所定の位置に固定され得る。この髄内固定器具の固定は、単一の皮膚切開のみ及び単一の骨穴を作ることにより可能である。挿入区域の反対側の髄内固定器具の末端を追加的に固定することは不要である。
この髄内固定器具の全ての挿入チャネルの挿入ポイントは、その挿入区域内に位置する。
挿入区域は、釘において、固定要素を挿入することができる挿入ポイントを有する唯一の区域であり得る。
挿入軸及び、複数のチャネル軸のそれぞれは、挿入区域から離れて互いに逸れ得る。挿入軸及び複数のチャネル軸は、挿入区域から互いに対してピラミッド状に逸れることができる。
複数の挿入チャネルは、2つの挿入チャネルを含むことができ、2つの挿入チャネルに制限され得る。埋め込まれたとき、挿入軸の1つ又は2つの挿入チャネルのチャネル軸の1つは、第1の骨片から第2の骨片の方向に延在することができ、それらの骨片は骨折により分離されており、挿入軸及び2つの挿入チャネルのチャネル軸のその他の2つは、第1の骨片内に延在することができる。
あるいは、複数の挿入チャネルは、3つの挿入チャネルを含むことができ、3つの挿入チャネルに制限され得る。埋め込まれたとき、挿入軸又は3つの挿入チャネルのチャネル軸のうちの2つは、第1の骨片から第2の骨片の方向に延在することができ、それらの骨片は骨折により分離されており、挿入軸及び3つの挿入チャネルのチャネル軸のうちのその他の2つは、第1の骨片内に延在することができる。
髄内固定器具と固定要素とを含む髄内固定アセンブリは、最高6つの次元における運動を制限することができ、かつ骨折を確実に安定して低減し、したがって骨治癒を支援する効果を有し得る。具体的には、髄内釘と3つの挿入チャネルとの組み合わせは、6つの次元において運動を制限する効果を有する。
それらのチャネル軸の1つは、同軸のチャネル軸であり得る。同軸チャネル軸の一部は、挿入軸と実質的に同軸であり得る。髄内固定器具は本体を含むことができ、同軸チャネル軸を有する挿入チャネルは、その挿入ポイントからその出口ポイントまで、髄内固定器具の本体を貫通することができ、出口ポイントはシャフト部に位置する。挿入軸は、出口ポイントからシャフト部末端方向に向かう方向において、出口ポイントの近くで、同軸チャネル軸から離れて湾曲し得る。
複数の挿入チャネルの少なくとも1つは、その内部に固定要素の一部を固定して保持するように構成された着座区域を有し得る。着座区域は、複数の挿入チャネルの1つの挿入ポイントと隣接して位置付けられ、複数の挿入チャネルのその1つの出口ポイントはシャフト部に位置付けられる。複数の挿入チャネルのそれぞれは、その中に固定要素の一部を固定して保持するように構成された着座区域を有し得、各着座区域は、それぞれ対応する挿入ポイントに隣接して位置付けられる。
髄内固定器具は、本体を含み得、本体は、(例えば、髄内固定器具が茎状釘のような髄内釘であるときなどは)釘本体であり得、釘本体は曲線形を有し得、シャフト部は、埋め込み中に髄管の形と適合するように弾性変形可能なように構成され得る。釘本体のシャフト部は実質的に平滑でねじ山を有さない場合がある。
髄内固定器具の本体のシャフト部はねじ山を有する場合がある。
頭部は、例えば長骨の茎部のような長骨の頭部内に収まる形状であり得る。
頭部は、例えば長骨の茎部のような長骨の頭部内に収まる寸法であり得る。
髄内固定アセンブリは、骨折を固定するための茎状釘器具であり得る髄内固定器具を含み得る。茎状釘器具は、第1の骨片と第2の骨片との間の骨折線を横切って通るように構成された第1の長手方向の固定要素を含み得る。髄内固定アセンブリは、更に、第1の骨片に茎状釘器具を係留するように構成された複数の第2の固定要素を含み得る。
第1の長手方向の固定要素の頭部は、複数の第2の固定要素に更に対応するように構成され得、第2の固定要素の1つは、遠位骨片から近位骨片まで通るように構成され得る。
第1の長手方向の固定要素は、可撓性かつ弓形であり得る。これは、骨の髄管内の茎状釘器具の係留を改善し得る。
本明細書で使用するとき、遠位骨片は、骨折線が関節に最も近い、骨折した骨の断片である。例えば、遠位骨片は、関節骨片であって、その骨折は関節外骨折であり得る。関節外骨折は、骨が皮膚を貫通していない骨折であり、完全な骨折線を1つだけ含み、骨折線が関節の部分と交差していない骨折である。
第2の固定要素は、長手コアを有するねじ又はステープルであり得る。第2の固定要素及び第1の固定要素の長手コアは同じであり得る。同じコア直径を有する固定要素を有することは、(異なる直径を有する要素を含むアセンブリと比較して)髄内固定アセンブリの埋め込みのために必要な道具の数を低減するという利点をもたらし、したがって、埋め込み手技の複雑さ及び費用を低減する。
本明細書で使用するとき、ねじの「コア」は、ねじ山を有するねじの長手方向のシャフト部を指す。
髄内固定アセンブリは、ねじであり得る少なくとも3つの第2の固定要素を有することができ、それら第2の固定要素は、第1の長手方向の固定要素の頭部に装着されて、骨片とのピラミッド状係合を形成する。ピラミッド状係合は、微動を除く骨片の全ての回転及び分離を防ぐ。したがって、茎状釘器具の挿入のための道具が必要最低限であり、かつ、必要とされる皮膚及び骨の穴の切開が少ないために患者への外傷が最小限の、骨の安定した固定を達成することができる。
長手方向の第1の固定要素の頭部は、第2の固定要素を受容するためにねじ山付きの穴を有し得る。有利なことに、これにより髄内固定器具の安定性が増す。
髄内固定器具は、髄内釘又はねじであり得る。「髄内」という用語は、当該技術分野で周知であり、釘が骨の髄管内に少なくとも部分的に存在することを意味する。
第2の固定要素のうち2つは、遠位骨片に位置付けられるように構成されたねじであり得、3つ目の第2の固定要素のテール部は、遠位骨片から近位骨片まで骨折線を横切って通るように構成されており、骨折線を横切る第2の固定要素の少なくとも一部分は、第1の固定要素を通じて長手方向に延びるように構成される。この特定の構成に伴う利点、特に第2の固定要素が骨片とのピラミッド状係合を形成する場合の利点は、茎状の釘器具を埋め込むために1つの皮膚切開及び1つの骨穴だけを必要として、安定した骨固定が達成されることである。
第2の態様では、髄内固定器具は第1の骨片から第2の骨片へと骨折線を横切って通ることが可能であり、この髄内固定器具は、ねじ山付きである。更に、第2の態様は、髄内固定器具と第1の固定要素とを含む髄内固定アセンブリもまた提供し、この髄内固定器具は、この髄内固定器具が遠位骨片に係留され得るように第1の固定要素の頭部に受容されるように適応され、第1の固定要素の頭部は更に複数の第2の固定要素に対応するように適応される。
第2の態様の第2の固定要素の少なくとも1つは、使用中、骨折線を横切って第1の骨片と第2の骨片との間を通るように構成され得る。
第2の態様の第1及び第2の固定要素は、長手コアを有し得るねじであり得、それらは同じコア直径を有し得る。第1の態様と同様に、これは、埋め込みのために必要な道具がより少なくて済むという利点を有する。
第3の態様では、髄内固定アセンブリは、埋め込まれたときに骨の隋管内に横たわるような寸法を有する本体を有する髄内固定器具を有することができ、この本体は、
シャフト部が延出している頭部と、
固定要素を貫通させて受容するための第1の挿入チャネルであり、挿入ポイント及び出口ポイントを画定する、第1の挿入チャネルと、
固定要素を貫通させて受容するための第2の挿入チャネルであり、挿入ポイント及び出口ポイントを画定する、第2の挿入チャネルと、を含む。
頭部は、第1及び第2の挿入チャネルの挿入ポイントが位置する挿入区域を含み得る。挿入区域は、釘本体が挿入された骨の穴を通じてアクセス可能なままとなるような寸法及び配置を有し得る。
髄内固定アセンブリは、第1の挿入チャネルの挿入ポイントでの挿入のための第1の固定要素、及び第2の挿入チャネルの挿入ポイントでの挿入のための第2の固定要素もまた有する。
埋め込まれたとき、シャフト部、第1の固定要素、及び第2の固定要素の少なくとも1つは、第1の骨片から骨折を横切って第2の骨片に及ぶように配置される橋渡し要素であり、したがってそれは髄内固定器具であり、シャフト部、第1の固定要素、及び第2の固定要素の少なくとも1つは、第1の骨片内に横たわるように配置される。
第3の態様の髄内固定アセンブリは、単一の骨穴の近くでの橋渡し要素の挿入によって第2の骨片が第1の骨片に固定されるのを可能にするための橋渡し要素を有する。
髄内固定アセンブリから分離されている固定要素を第1の骨片から第2の骨片まで追加的に挿入して、それらの骨片を一緒に固定し、6つの次元において運動を制限することができる。
橋渡し要素は、第1及び第2の骨片の髄管と係合する多面的外面を有し得る。
釘であり得る髄内固定器具の本体は、固定要素を貫通させて受容するための第3の挿入チャネルを有し得る。第3の挿入チャネルは、挿入ポイント及び出口ポイントを画定し得る。頭部は、第1、第2及び第3の挿入チャネルの挿入ポイントが位置する挿入区域を有し得る。挿入区域は、釘本体が挿入された骨の穴を通じてアクセス可能なままとなるような寸法及び配置を有し得る。髄内固定アセンブリは、第3の固定要素を有し得る。埋め込まれたとき、シャフト部並びに第1、第2及び第3の固定要素のうちの2つが橋渡し要素となり得、シャフト部並びに第1、第2及び第3の固定要素の他の2つが第1の骨片内に横たわることができる。
髄内釘は、皮膚の単一の切開及び他の軟組織を通して、かつ固定される骨に単一の穴を作ることによって、最も侵襲性の低いやり方で挿入され得る。髄内釘と第1〜第3の固定要素との組み合わせは第2の骨片を第1の骨片に固定し、6つの次元における運動を制限して、最低侵襲性の技術を用いた骨の治癒を支援する。
この挿通路は、シャフト部と、挿入区域からピラミッド状に互いに逸れて延びる複数の挿入チャネルとによって画定され得る。
固定要素は、骨とのピラミッド状係合を形成し得、髄内釘の頭部の挿入区域でそれらの要素とピラミッドの頂点とが成す角度は、全て異なっていてもよく、あるいは等しくてもよく、109.5度、又は100度、又は90度、又は80度、又は70度、又は60度であり得る。固定要素の対が存在してもよく、ピラミッドの頂点でのそれらの間の角度は例えば60度であり、第3の固定要素は、固定要素の対のそれぞれから100度の角度である。例えば、第1の態様において、(骨折と交差し得る)3つ目の第2の固定要素は、遠位骨片にそのまま残る第2の固定要素から約100度の角度であり、遠位骨片にそのまま残る第2の固定要素は約60度の角度である。
挿入チャネルは、それらが受容する固定要素のタイプにしたがって構成され得る。固定要素は、止めねじ、可変角止めねじ、又はステープルのうちの1つであり得るが、これらに限定されない。
第3の態様の髄内釘は、第1の態様の髄内釘の特徴のいずれをも有し得る。
第4の態様では、髄内固定システムは、第1の態様又は第2の態様にしたがった髄内固定装置を含み得る。この髄内固定システムは、照準アームもまた有する。照準アームは、髄内釘に接続可能であり、内部に複数のガイドチャネルを画定し得る。それぞれのガイドチャネルは挿入チャネルのそれぞれ対応するチャネル軸と整列されたガイド軸を有し得、それらのチャネル軸は、髄内釘の頭部に画定された挿入区域から逸れて延在する。
髄内固定システムは、更に、固定要素の挿入の深さを測定するための測定器具を含み得る。
照準アームは、放射線透過性材料を含み得る、又は放射線透過性材料からなり得る、又は本質的に放射線透過性材料からなり得る。この放射線透過性材料はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。照準アームは、X線可視のマークを有し得る。
第5の態様では、第1の固定要素は、髄内固定器具が使用中に第1の骨片と第2の骨片との間の骨折を横切って通過することができるように髄内固定器具を受容するように適応され得、第1の固定要素は第1の骨片に第1の固定要素を係留するためにねじ山付きであり、第1の固定要素の頭部は更に、少なくとも1つの第2の固定要素を受容するように形作られる。第1の固定要素の頭部は、第2の固定要素を受容するためにねじ山付きであり得る。
第5の態様の固定要素の頭部は、第2の固定要素がピラミッド状係留を画定するように、第2の固定要素に対応するように形作られることができる。この特定の構成に伴う利点、特に第2の固定要素が骨片とのピラミッド状係合を形成する場合の利点は、茎状の釘器具を埋め込むために1つの皮膚切開及び1つの骨穴だけを必要として、安定した骨固定が達成されることである。
本明細書に記載の茎状釘器具、茎状釘、及び固定要素を含む髄内固定器具は、頭蓋骨の側頭骨、及び尺骨、脛骨、並びに腓骨の茎状突起、又は所望により任意の適した別の長骨に使用され得る。具体的には、本明細書に記載の茎状釘器具、茎状釘、及び固定要素を含む髄内固定器具は、遠位橈骨の関節外骨折を固定するために使用され、それらは、遠位橈骨の茎状突起に挿通される。
「茎状突起」という用語は、当該技術分野で周知の用語であり、筋肉のための小さな付着点としての役割を果たす、骨の表面上の骨の突起を指す。
第1の固定要素の頭部は、髄内固定器具及び第2の固定要素を受容するためにねじ山が付いている穴を有し得る。有利なことには、これは組み合わせの安定性を増す。
第6の態様では、骨の髄管内に髄内固定装置を埋め込む方法は、第1の骨片と第2の骨片との間の骨折の治癒を支援することができる。この方法は、
第1の骨片と第2の骨片を整列させる工程と、
第1の骨片の皮質骨に穴を開ける工程と、
その穴に髄内固定器具を通す工程であって、髄内固定器具が、シャフト部が延出している頭部と、複数の固定要素受容チャネルとを有し、複数の固定要素受容チャネルのそれぞれが、頭部に画定された挿入区域に位置する挿入ポイントを有する、工程と、
挿入区域内の挿入ポイントを通じて第1の固定要素を挿入する工程と、
挿入区域内の異なる挿入ポイントを通じて第2の固定要素を挿入する工程と、を含む。
そのように挿入された、シャフト部、第1の固定要素、及び第2の固定要素の少なくとも1つは、第1の骨片から骨折を横切って第2の骨片に及ぶように配置される橋渡し要素であり得、シャフト部、第1の固定要素、及び第2の固定要素の少なくとも1つは第1の骨片内に横たわるように配置される。
挿入される固定要素の長さを決定するために、第1及び第2の固定要素のそれぞれを挿入する前に、測定値を得ることができる。
第1及び第2の固定要素は、同じコア径を有し得る。
シャフト部はねじ山付きであり得る。
固定要素は、骨との安定なピラミッド構成体を形成するようなやり方で挿入され得る。
第1の骨片は、関節骨片であり得る。
骨折は、関節外骨折であり得る。
第7の態様では、骨折を固定する方法は、単一の皮膚切開を行う工程を含む。単一の皮膚切開のみを必要とする埋め込みに付随する利点は、当業者には認識されるであろう。例えば、患者にもたらされる外傷が最小限であり、したがって、治癒時間を最短に抑え、手技によりもたらされる合併症の可能性を最小限に抑える。この方法は、更に、単一の骨穴のみを開けることを含み、これは、単一の皮膚切開に付随するのと同じ利点を有する。
骨折の固定方法は、i)1つの皮膚切開を行う工程と、ii)遠位骨片に穴を開ける工程と、iii)遠位骨片に第1の固定要素を挿入する工程と、iv)少なくとも1つの第2の固定要素を遠位骨片に挿入する工程と、を含み得る。
この方法の第1の固定要素は、遠位骨片から近位骨片へ骨折線を横切って挿入され得、第2の固定要素は第1の固定要素に挿通され得る。この挿入は、第1の固定要素の頭部を通じて行うことができ、第2の固定要素は、その全体が遠位骨片内にそのまま残るように挿入され得る。
第2の固定要素が挿入される前に測定値を得ることができる。この測定値を用いて、少なくとも1つの第2の固定要素に必要とされる長さを決定する。
追加の第2の固定要素を、遠位骨片から骨折線を横切って近位骨片まで通るようなやり方で第1の固定要素の頭部を通じて挿入することができる。
この方法に付随する利点は、単一の皮膚切開及び単一の骨穴のみを用いて安定した固定が達成され得ることである。有利なことに、本明細書に記載したタイプの髄内固定器具を挿入するための器具を用いてこの方法を実行することができる。したがって、骨の安定した固定が、最低限の道具で達成される。
骨折を固定する方法は、i)皮膚の切開を行う工程と、ii)遠位骨片内で関節に実質的に平行に、ワイヤーを遠位骨片に挿入する工程と、iii)遠位骨片の深さを測定する工程と、iv)遠位骨片内で関節に実質的に平行に遠位骨片に穴を開ける工程と、v)骨片に開けられた穴にねじを配置する工程と、vi)遠位骨片に1つ以上の追加の穴を開ける工程と、vii)遠位骨片に1つ以上のねじを挿入する工程であって、それらのねじの少なくとも1つが遠位骨片から近位骨片まで骨折線を横切って通る工程と、を含むことができる。
固定要素は、このタイプの構成体について前述した利点を有する、骨との安定なピラミッド状構成体を形成するように挿入され得る。
遠位骨片の深さは、遠位骨片に挿入されたワイヤーに、使用されるワイヤーの長さを用いて較正された測定装置を適用することによって、測定することができる。ワイヤーは直径1.1mmであり得、Kワイヤーであり得、骨は橈骨であり得、ワイヤーは掌側−尺骨管に挿入することができる。
本明細書で使用するとき、Kワイヤーは、キルシュナー鋼線の略語であり、整形外科分野で広く使用されている滅菌済みの先鋭かつ平滑なステンレス鋼のピンである。
遠位骨片の穴は、挿入されたワイヤーに沿ってドリルを適用することによって開けることができ、ドリルは2.0mmの直径を有し得る。
ねじは、ガイドワイヤーに沿って挿入することができ、その後、ガイドワイヤーは取り出される。
1つ以上の追加の穴を遠位骨片に開ける前に、1.1mmのKワイヤーであり得る第2のガイドワイヤーを挿入することができる。次いで、1つ以上の追加の穴を開ける工程が、第2のガイドワイヤーに沿って行われ得る。次いで、遠位骨片内の1つ以上のねじに必要とされる長さを測定するために、測定装置を第2のガイドワイヤーに適用することによって、測定を行うことができる。次いで、ガイドワイヤーを取り出す前に、ガイドワイヤーに沿って1つ以上のねじを挿入することができる。
遠位骨片から骨折線を横切って近位骨片に至る穴が開けられた後に、遠位骨片から骨折線を横切って近位骨片まで通される1つ以上の追加のねじが、ガイドワイヤーに沿って挿入され得、このガイドワイヤーは1.1mmのKワイヤーであり得、この穴は、ガイドワイヤーに沿って開けられる。
この方法の利点は、最低限の道具を用いて安定した固定が達成され得ることである。
第8の態様では、骨折を有する骨に髄内固定器具を挿入するように構成された挿入器具が提供され、この器具は、i)骨折線を横切って遠位骨片を通して長手方向に第1の固定要素を挿入するように構成された第1の部分と、ii)ガイドワイヤーを挿入するように構成された照準アームと、iii)ガイドワイヤーの挿入の深さを測定するための測定器具と、を備えている。
有利なことに、髄内固定アセンブリを挿入するための器具は、骨折の固定方法の特定の態様とともに使用され得る。
第8の態様の器具は、1つ以上の第2の固定要素を第1の固定要素の頭部を通じて遠位骨片に挿入するように構成され得る。この器具は、照準アームを介して1つ以上の第2の固定要素を挿入するように構成され得る。
第8の態様の器具は、ポリエーテルエーテルケトンであり得る放射線透過性材料を含む、又は放射線透過性材料からなる、又は本質的に放射線透過性材料からなる。有利なことに、これは、器具を使用している外科医が、器具に使用されているワイヤー、ねじ、及び釘を、X線撮像を介してはっきりと見ることを可能にする。この器具は、外科医がガイドワイヤーの狙いを定めるのを補助するために、照準アーム上にX線可視マークを有することができる。
本明細書で使用するとき、放射線透過性は、減衰をほとんど伴わずにX線を通過させ、それによりX線撮影で材料が不可視となる材料を指す。
有利なことに、第8の態様の器具を使用して、1つの皮膚切開及び1つの骨穴だけを用いて、骨片の全ての回転及び分離(微動を除く)を防ぐために、骨に安定な構成体をもたらす茎状釘器具を挿入することができる。また、必要とされる道具も最小限で済む。
これらの髄内固定器具を含むこれらの髄内固定アセンブリは、頭蓋骨の側頭骨、及び尺骨、脛骨、並びに腓骨の茎状突起、又は所望により任意の適した別の長骨に使用され得る。
ここで、添付の図面を参照し、実施形態を詳細に説明する。
一実施形態による、骨内に埋め込まれた髄内固定アセンブリの斜視図である。 図1Aと類似しているが代替実施形態に従って構成されている髄内固定アセンブリの平面図である。 図1A〜Bと類似しているが代替実施形態に従って構成されている髄内固定アセンブリの側面図である。 別の実施形態による髄内固定アセンブリの平面図である。 別の実施形態による髄内固定アセンブリの斜視図である。 図3Aに示した髄内固定アセンブリと類似しているが代替実施形態に従って構成されている髄内固定アセンブリの平面図である。 一実施形態による髄内固定アセンブリの斜視図である。 図4Aと類似しているが別の実施形態に従って構成されている髄内固定アセンブリの側面図である。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による挿入アセンブリ、及び、それに伴う、髄内固定アセンブリを挿入する工程及び固定する工程を示す。 一実施形態による骨折の固定方法の第1工程を示す。 図6Aに示した骨折の固定方法の第2工程を示す。
図1A〜1Cを広く参照すると、髄内固定アセンブリ4は、髄内固定器具1として構成され得る骨固定器具を含み得る。「髄内」という用語は、当該技術分野で周知であり、釘が骨の髄管内に少なくとも部分的に存在することを意味する。髄内固定器具1は、中心軸14に沿って概ね細長い場合がある。例えば、中心軸14、したがって髄内固定器具1は、その伸長方向に沿って弓形又は概ね曲線形であり得る。髄内固定器具1は、例えば、シャフト部25と、シャフト部25から遠位方向に延びる頭部又は関節骨片15と、を含む橈骨5のような長骨の髄管3内に存在するように構成される。
図の実施形態によると、髄内固定器具1は、シャフト部25と関節骨片15との間に配置された骨折の場所7を横切って延在する寸法及び構成を有する。本明細書で使用するとき、遠位骨片は、骨折線7が関節に最も近い、骨折した骨の骨片を指す場合がある。例えば、遠位骨片は関節骨片15であって、骨折は関節外骨折であり得る。関節外骨折は、骨が皮膚を貫通していない骨折であり、完全な骨折線を1つだけ含み、骨折線が関節の部分と交差していない骨折である。したがって、関節骨片15は第1の、すなわち遠位骨片を画定し得、シャフト部25は第2の、すなわち近位の骨片を画定し得、骨折の場所7は第1の骨片と第2の骨片とを分離し得る。以下の説明から理解されるように、髄内固定器具1は、骨折7を横切って延在するように関節骨片15の茎状突起19を通して髄管3の中に挿入されるように構成され、かつ更に、関節骨片15及びシャフト部25の両方に固定されるように構成されることにより、関節骨片とシャフト部25を互いに対して安定させて、骨折7に渡って骨を固定することを促進する。それゆえ、髄内固定器具1は茎状固定器具と呼ばれる場合がある。もちろん、本明細書に記載されるタイプの骨固定器具が、頭蓋骨の側頭骨、及び尺骨、脛骨並びに腓骨の茎状突起、又は所望の任意の適した別の長骨に使用されるように構成されることは、理解されるべきである。
髄内固定装置1は、頭部17と、頭部17から近位方向に延びて、髄内固定器具1の中心軸14により画定され得る挿入軸を画定するシャフト部52と、を含む。本体50は、長手方向Lと、長手方向Lに実質的に垂直の配向の横断方向Tとにより画定される平面内で湾曲し得る。頭部17は、本体50の第1の又は遠位の最外側の端部50aを画定する自由端を画定し得、シャフト部52は、第1の最外側の端部50aの反対側の本体50の第2の又は近位の最外側の、第1の最外側の端部50aから第1の中心軸14に沿って離間配置されている端部50bを画定し得る。第1の端部50aと第2の端部50bとは、横断方向Tに沿ってよりも、長手方向Lに沿ってより大きい距離で離間され得る。したがって、中心軸14は、長手方向Lと横断方向Tの両方に沿って延在し得る。結果的に、本体50は、長手方向L及び横断方向Tにより実質的に画定される平面において凹面であり得る部分を少なくとも一部分含み得る上面50aと、長手方向L及び横断方向Tにより実質的に画定される平面において凸面であり得る部分を少なくとも一部分含み得る、上面50aから横断方向Tに沿って反対側の下面50bとによって画定され得る。本体50は、更に、長手方向L及び横断方向Tに実質的に垂直の横方向Aに沿って延在する。
頭部17は、髄内固定器具1が髄管3内に配設されたときに橈骨5の茎状突起19のような骨構造内に留まる形状及び寸法を有することができる。一実施形態によると、シャフト部52は、埋め込み中に髄管3の形状に適合するように弾性変形可能なように構成され得る。したがって、シャフト部52は可撓性かつ弓形であり得、これは、髄管3内での髄内固定器具1の係留を改善し得る。髄内固定器具1のシャフト部52は、第1の骨片と第2の骨片との間の骨折7を横切って通るように構成された長手方向の第1の固定要素を画定することができる。シャフト部52は、一実施形態によると実質的に平滑で、ねじ山がない場合があり、したがって、その髄内固定器具1は髄内釘51(図1A〜Cを参照)であり、あるいは、所望によりシャフト部52はねじ山付きである場合があり、その髄内固定器具1は髄内ねじ29(図2〜3Bを参照)である。もちろん、別段記載がない限り、本明細書に記載の任意の髄内固定器具1は釘又はねじとして構築され得るものと理解されるべきである。
髄内固定アセンブリ4は、更に、髄内固定器具1を橈骨5に、具体的には関節骨片15に係留するように構成された、例えばねじのような、少なくとも1つの、例えば複数の、第2の骨固定要素を含み得る。例えば、髄内固定アセンブリは、第1の骨固定要素又はねじ9と、第2の骨固定要素又はねじ11と、第3の骨固定要素又はねじ13とを含み得る。髄内固定器具1は、関節骨片15に、それぞれ対応する第1、第2、及び第3のねじ9、11、及び13のそれぞれ対応する頭部を受容するように構成された頭部17を画定する。頭部17はねじ9、11、13に対応するように構成され得、これにより、選択された1つのねじ(例えば第3のねじ13)は、関節骨片15からシャフト部25まで通されて、シャフト部25を関節骨片15に固定するように構成され得る。
第2の骨固定要素は、長手コアを有するねじ(図1A〜2)、又はステープル(図3A〜B)、又は同様のものとして構成され得ることを理解されたい。第2の固定要素及び第1の固定要素の長手コアは、一実施形態によると実質的に同じであり得る。同じコア直径を有する固定要素を有することは、(異なる直径を有する要素を含むアセンブリと比較して)より少数の道具で髄内固定アセンブリ4の埋め込みができるという利点をもたらし、したがって、埋め込み手技の複雑さ及び費用を低減する。本明細書で使用するとき、ねじの「コア」は、ねじ山を有するねじの長手方向のシャフト部を指す場合がある。
髄内固定器具1は少なくとも1つのチャネルを画定し得、このチャネルは、ねじ9、11、及び13として構成され得る対応する少なくとも1つの固定要素を受容するように構成される。図の実施形態によると、髄内固定器具1、例えば頭部17は、骨固定要素のうちのそれぞれ対応するものを受容するようにそれぞれが構成されている、本体50を貫通する挿入チャネルを、少なくとも1つ、例えば複数、含むことができる。例えば、髄内固定器具1は、第1のねじ9を受容するように構成された、本体50を貫通している第1の挿入チャネル56と、第2のねじ11を受容するように構成された第2の挿入チャネル58と、第3のねじ13を受容するように構成された第3の挿入チャネル60とを画定し得る。挿入チャネル56、58及び60のそれぞれは、それぞれ対応する挿入ポイント56a、58a及び60a、それぞれ対応する出口ポイント56b、58b及び60b、並びに、それぞれ対応する挿入ポイント及び出口ポイントを通過する、それぞれ対応するチャネル軸56c、58c及び60cを画定することができる。ねじ9〜13は、チャネル軸56c〜60cに沿って、それぞれ対応する挿入ポイント56a〜60aを通じてそれぞれ対応するチャネル56〜60に挿入され、それぞれ対応する出口ポイント56b〜60bを通じて出るように構成される。頭部17は、それぞれ対応する挿入ポイント56a〜60aが位置する挿入区域27を画定し得る。
図5A〜Jを参照し、より詳述に以下に説明するように、挿入区域27は、髄内釘が挿入された骨の単一の穴を通じて引き続きアクセス可能な寸法及び配置にすることができる。例えば、橈骨5の茎状突起を通じて単一の穴が延在し得る。したがって、挿入チャネル56〜60の全ての挿入ポイント56a〜60aは挿入区域27内に位置し得る。更に、髄内固定器具1は、例えば茎状突起を通じて延在し得る骨の単一の穴を通じて完全に挿入され、所定の位置に固定され得る。この髄内固定器具1は、単一の皮膚切開で、かつ単一の骨穴を作ることにより、固定することが可能である。挿入区域27に対向する髄内固定器具1の第2の最外側の端部50bを追加的に固定することは不要である。
第1及び第2の挿入チャネル56及び58は、それぞれ、第1及び第2のねじ9及び11を受容するように構成され、第3のチャネル60は、第3のねじ13を受容するように構成される。図の実施形態によると、第3の挿入ポイント60aは、中心軸14と実質的に同一の広がりで本体50の第1の端部50aを貫通する。したがって、第1及び第2の挿入ポイント56a及び58aは、挿入ポイント60aが第2の端部50bから離間されている距離よりも短い距離で第2の端部50bから離間されている。
第3のチャネル60のようなチャネルの1つは、同一の広がりを持つチャネルであり得、したがって、第3のチャネル軸60cは同軸のチャネル軸であり得る。同軸のチャネル軸60cの少なくとも一部分は、挿入軸、したがって中心軸14と実質的に同軸であり得る。挿入チャネル60cは、その挿入ポイント60aからその出口ポイント60bまで、髄内固定器具1の本体50を通じて延在することができ、出口ポイント60bはシャフト部52に位置する。中心軸14は、シャフト部52の出口ポイント60bから50bに向かう方向において出口ポイント60bの近くで同軸チャネル軸60cから離れて湾曲し得る。すなわち、換言すると、対応する第3のチャネル軸60cの少なくとも一部分は、髄内固定器具1の中心軸14と少なくとも部分的に同軸であり、したがって、中心軸14を通って長手方向に延在する(例えば、中心軸14と同軸である、又は正接である、又はその2点と交差する)。第3の出口ポイント60bは、第3の挿入ポイント60aに対して骨折線7の反対側に配置される。したがって、第3のねじ13がチャネル60に挿入されたとき、第3のねじ13の一部分は骨折線7を横切って渡ることができる。結果的に、例えば第1及び第2のねじ9及び11などのねじ9〜13のうちの2つのねじは、それぞれ、全体が関節骨片15に位置付けられるように構成され、第3のねじ13の少なくとも一部分、例えばテール部は、髄内固定器具1を通じて長手方向に延在し、関節骨片15から骨折線7を横切ってシャフト部25まで通るように構成される。
チャネル56〜60の少なくとも1つ、最大で全ては、髄内固定器具1の頭部17に穴を画定し得、各穴は、それぞれに対応するねじ9〜13のねじ山付き頭部を受容するようにねじ山付きであり、それによって髄内固定器具1の安定性が増す。すなわち、換言すると、例えば第3の挿入チャネル60など、複数の挿入チャネルの少なくとも1つは、それぞれに対応するねじ13の一部分をチャネル固定して保持するように構成された着座区域をその内部に画定し得る。着座区域は、複数の挿入チャネル60の少なくとも1つのそれぞれ対応する挿入ポイント60aに隣接して位置付けられてよく、挿入チャネル60の上記少なくとも1つは、シャフト部52に位置する出口ポイント60bを有する。複数の挿入チャネル56〜60のそれぞれは、そこに固定要素9〜13の一部を固定して保持するように構成された着座区域を有し得、それぞれの着座区域は、それぞれ対応する挿入ポイント56a〜60aに隣接して位置付けられる。更に、チャネル56〜60は、それらが受容する固定要素のタイプにしたがって構成され得る。固定要素は、固定角度の止めねじ又は可変角度の止めねじのような止めねじの1種、あるいはステープルであり得るが、これらに限定されない。
髄内固定器具1の中心軸14、及びチャネル軸56c〜60cの少なくとも2つ及び最大で全ては、挿入区域27から離れて互いに逸れ得る。例えば、中心軸14、複数のチャネル軸56c〜60cの少なくとも1つ及び最大で全て、したがって、チャネル56〜60に挿通されるそれぞれ対応するねじ9〜13は、挿入区域27からピラミッド状に互いに対して逸れ得る。例示の実施形態によると、第1及び第2のチャネル56及び58は、それらのそれぞれ対応するチャネル軸56c及び58cに沿って、それぞれ対応する挿入ポイント56a及び58aからそれぞれ対応する出口ポイント56b及び58bに向かう方向に、中心軸14に対して互いから逸れている。更に、第3のチャネル60は、横方向の軸に対しても、第1及び第2のチャネル56及び58の両方など少なくとも1つのチャネルから、それらのそれぞれ対応するチャネル軸56c〜60cに沿って、それぞれ対応する挿入ポイントからそれぞれ対応する出口ポイントに向かう方向において、逸れている。一実施形態において、例えば図1A〜Cに示すように、チャネル軸56c及び58cの少なくとも1つ、好ましくは両方が、頭部17で横断方向Tと中心軸14によって画定される垂直面から少なくとも5度、好ましくは少なくとも10度、より好ましくは少なくとも15度の角度で逸れており、2つのチャネル56c及び58cは、一方は内側に、もう一方は外側に、反対方向へと逸れることが好ましい。チャネル56c及び58cのそれぞれに関して、この角度は、有利には45度未満であり、好ましくは35度未満、より好ましくは30度未満であり、したがって、この角度は、有利には5度〜35度の間、より好ましくは5度〜30度の間である。チャネル軸60cは、横方向Aと挿入チャネル56c又は58cの一方のチャネル軸とにより画定される垂直面から少なくとも20度、好ましくは25度、より好ましくは少なくとも35度、有利には55度未満、好ましくは50度未満の角度で逸れることができる。したがって、この角度は、有利には20度〜55度の間、より好ましくは25度〜50度の間である。
このように、ねじ9〜13は髄内固定器具1の頭部17に取り付けられて、橈骨5とのピラミッド状の係合を形成する。髄内固定器具及びねじ9〜13と橈骨5とのピラミッド状の係合は、関節骨片15とシャフト部25の、微動を例外とした、回転及び分離を防ぐ。例えば、髄内固定器具1とねじ9〜11とを含む髄内固定アセンブリ4は、最高6つの次元までの運動を制限することができ、骨折7を確実に安定に縮小することにより橈骨5の治癒を支援するという効果を有し得る。このように、髄内固定器具1と3つの挿入チャネル56〜60及びそれらに対応するねじ9〜13との組み合わせは、シャフト部25に対する関節骨片15の運動を6つの次元において制限するように構成される。このように、髄内固定器具1を埋め込むための必要条件が1つの皮膚切開及び1つの骨穴だけで、橈骨5の安定した固定が達成されることを理解されたい。結果的に、最小限の道具を用いて髄内固定器具1を挿入することができ、皮膚の切開及び骨穴の数が少ないために患者への外傷が最小限の状態で、橈骨5の安定した固定を達成することができる。
上述したように、ねじ9、11及び13は同径のコア9a、11a及び13aを有することができるので、それぞれの遠位ねじを挿入するために必要な道具は1つだけでよい。ねじ9、11及び13は骨5とのピラミッド状の係合を形成することによって、骨折線7により分離されている2つの骨片の安定した固定をもたらす。第3のねじ13は、その係合の安定性を増すために骨折線7を横切って通る。図1Cにはっきりと見ることができるように、髄内固定器具1の頭部17は、所望のピラミッド状の係合を作り出すような方法で、第1、第2及び第3のねじ9、11及び13を受容するように構成され得る。髄内固定器具1及びねじ9、11及び13は、橈骨5の茎状突起19に挿通され得る。有利には、髄内固定器具1の全体は、一実施形態による髄内固定アセンブリを挿入するための挿入器具30(図5Bを参照)を有利に用いて、単一の骨穴に挿通され得る。
図1A〜Cに示した実施形態によると、複数の挿入チャネル56〜60は、3つの挿入チャネルを含むことができ、それらに限定され得る。埋め込まれたとき、中心軸14又は3つの挿入チャネルのチャネル軸のうちの2つは、関節骨片15から骨折7により分離されているシャフト部25へと延在し得、中心軸14及び3つの挿入チャネルのチャネル軸の他の2つは、関節骨片15内に延在し得る。
図1A〜Cに示すように、第1及び第2の挿入チャネル56及び58の実質的に全体が、横方向Aに沿って互いから離間配置される。例えば、第1及び第2の挿入ポイント56a及び58aは、横方向Aに沿って少なくとも部分的に互いに整列し得る。同様に、第1及び第2の出口ポイント56b及58bは、横方向Aに沿って少なくとも部分的に互いに整列し得る。そのようにして、第1及び第2のチャネル軸56c及び58cの少なくとも一部分は、横方向Aに沿って少なくとも部分的に互いに整列し得る。第1及び第2の挿入チャネル56及び58は、挿入ポイント56a及び58aから、それらのそれぞれ対応する出口ポイント56c及び58cまでのそれぞれ対応する方向に沿って、それぞれ対応するチャネル軸56b及び58bに沿って中心軸14に対して互いから離れて逸れ得る。
第3の挿入チャネル60の少なくとも一部、例えば第3の挿入ポイント60a、及び最大で全体は、横方向Aに関して第1の挿入チャネル56と第2の挿入チャネル58との間に置かれ得る。第3の挿入ポイント60aは、更に、長手方向Lに沿って近位方向に第1及び第2の挿入ポイント56a及び58aから変位され得る。例えば、挿入ポイント60aは、挿入ポイント56a及び58aが第2の端部50bから離間されている距離よりも短い距離で、第2の端部50bから離間され得る。更に、挿入ポイント56a及び58aとともに挿入ポイント60aもまた、例えば頭部17にて、本体50の凹状上面を貫通する。したがって、第1及び第2のねじ9及び11は、それぞれ対応する第1及び第2のチャネル56及び58を通り、関節骨片15に係留するように構成され、第3のねじ13は、第3のチャネル60を通り、シャフト部52に係留するように構成される。このように、骨折7を横切って延在するように構成される第3の挿入ポイント60aと第3の出口ポイント60bとの間の領域を、髄内固定器具1が画定することを理解されたい。第3の挿入ポイント60aは、横断方向Tと横方向Aによって実質的に画定される平面に延在し得る第1の端部50a上に位置し得る。図1Bに示したように、第1の端部50aは、長手方向Lと横方向Aによって実質的に画定される平面に延在し得る。
図1Cに示した実施形態によると、それぞれ対応する第1及び第2の挿入ポイント56a及び58a、第1及び第2の出口ポイント56b及び58b、並びに第1及び第2のチャネル軸56c及び59cを含む第1及び第2の挿入チャネル56及び58の少なくとも一部分若しくは最大で全ては、更に、所望により長手方向Lに沿って互いから離間配置され得る。更に、それぞれ対応する第1及び第2の挿入ポイント56a及び58a、第1及び第2の出口ポイント56b及び58b、並びに第1及び第2のチャネル軸56c及び59cを含む第1及び第2の挿入チャネル56及び58の少なくとも一部分若しくは最大で全ては、所望により長手方向Lに沿って互いに整列され得る。例示の実施形態によると、第3のチャネル60は、第1及び第2のチャネル56及び58に対して遠位に配置され得る。例えば、第3の挿入ポイント60a、第3のチャネル軸60b、及び第3の出口ポイント60cは、それぞれ、それぞれに対応する第1及び第2の挿入ポイント56a及び58a、第1及び第2のチャネル軸56ba及び58b、及び第1及び第2の出口ポイント56c及び58cに対して遠位に配置され得る。更に、例示の実施形態によると、第1のチャネル56は、長手方向Lに関して、第2のチャネル58と第3のチャネル60との間に配置され得る。例えば、第1の挿入ポイント56a、第1のチャネル軸56b、及び第1の出口ポイント56cは、それぞれ、それぞれに対応する第2及び第3の挿入ポイント58aと60a、第2及び第3のチャネル軸58baと60b、及び第2及び第3の出口ポイント58cと60cの間に配置され得る。上述したように、チャネル56〜60、したがってそれぞれに対応する保持されたねじ9〜13は、ピラミッド状構成を画定するように互いから逸れることができる。
ここで図2を参照すると、髄内固定器具1は、実質的に図1A〜Cに関して上述したように構成され得るが、そのシャフト部52は、髄内固定器具1が髄内ねじ29を画定するように雄ねじ山31を画定する。結果的に、シャフト部52は、髄内固定器具1を橈骨5に取り付けるために骨に取り付けるように構成された骨固定要素として構成され得る。シャフト部52は、中心軸14もまた同様に実質的に直線状になるように、頭部17から実質的に直線状に延在し得る。髄内固定器具1は、第1及び第2の挿入チャネル56及び58を画定し得、2つの挿入チャネルに制限され得る。あるいは、図2に示した髄内固定器具1は、図1A〜1Cのうちのいずれか1つに関して記載したように、任意の数のチャネルを含み得る。例示の実施形態によると、それぞれ対応する第1及び第2の挿入ポイント56a及び58a、第1及び第2の出口ポイント56b及び58b、並びに第1及び第2のチャネル軸56c及び59cを含む第1及び第2の挿入チャネル56及び58の少なくとも一部分若しくは最大で全ては、所望により長手方向Lに沿って互いに整列され得る。
第1及び第2のチャネル56及び58は、頭部17の挿入区域27を通じて延在し、上述したように中心軸14に対して互いから逸れることができ、シャフト部52は、上述したように、横方向の軸に対して第1及び第2のチャネル56及び58のそれぞれから逸れることができる。例えば、挿通路は、シャフト部52と、挿入区域27からピラミッド状に互いに逸れる複数の挿入チャネル56及び58とによって画定され得る。このように、シャフト部52と、第1及び第2のチャネル56及び58に挿入された第1及び第2のねじ9及び11とは、上述したように、ピラミッド状の構成を画定するように構成される。シャフト部52と第1及び第2のねじ9及び11とを含む固定要素は、骨とともにピラミッド状の係合を形成することができ、髄内釘の頭部の挿入区域にて、ピラミッドの頂点でのそれらの要素の間の角度は、全て異なっていても、又は等しくてもよく、109.5度、又は100度、又は90度、又は80度、又は70度、又は60度であり得る。例えばねじ9と11のような対の固定要素は、ピラミッドの頂点でのそれらの間の角度が例えば60度で存在し得、例えばシャフト部52のような第3の要素は、対の固定要素のそれぞれから100度の角度で存在し得る。
橈骨5に埋め込まれたとき、中心軸14の1つ、又は2つの挿入チャネル56及び58のチャネル軸56c及び58cの1つは、それぞれ、関節骨片15から骨折7によって分離されているシャフト部25の方向に延在し得、中心軸14及び2つの挿入チャネル56及び58のチャネル軸56c及び58cのその他の2つは、関節骨片15内に延在し得る。例えば、頭部17は、関節骨片15内に配置されるように構成され得、ねじ山付きのシャフト部52は、頭部17から骨折7を横切って、橈骨5のシャフト部25により画定される髄管3の中に延在するように構成される。ねじ山31は、関節骨片15及びシャフト部25の少なくとも一方又は両方に配置され得る。
このように、髄内固定アセンブリ4が、単一の骨穴の近くに橋渡し要素を挿入することによってシャフト部25を関節骨片15に取り付けるように構成された橋渡し要素を含み得ることを、理解されたい。髄内固定器具1が橈骨5に埋め込まれたとき、シャフト部52、第1のねじ9、及び第2のねじ11などの髄内固定器具1の少なくとも1つは、関節骨片15から骨折7を横切ってシャフト部25に及ぶように配置される橋渡し要素となり、シャフト部52、第1のねじ9、及び第2のねじ11などの髄内固定器具1の少なくとも1つは、関節骨片15内に横たわるように配置される。橋渡し要素は、関節骨片15及びシャフト部25の髄管3と係合するための多面的外面を有し得る。埋め込まれたとき、シャフト部並びに第1、第2及び第3の固定要素のうちの2つが橋渡し要素となり得、シャフト部並びに第1、第2及び第3の固定要素の他の2つが第1の骨片内に横たわることができる。髄内固定アセンブリ4から分離している固定要素を関節骨片15からシャフト部25まで追加的に挿入して、関節骨片15とシャフト部25とをいっしょに固定し、6つの次元における運動を制限することができる。
ここで図3Aを参照すると、上述したように、髄内固定アセンブリ4の第2の固定要素は、第1のステープル21及び第2のステープル22のようなステープルとして構成され得る。例えば、第1及び第2のステープル21及び22のそれぞれは、髄内固定器具1の本体50の少なくとも一部分に巻き付くことができる。例示の実施形態によると、第1及び第2のステープル21及び22のそれぞれは、頭部17の周囲の少なくとも部分的回転を画定するように髄内固定器具1の頭部17に巻き付くことができる。例えば、第1及び第2のステープル21及び22のそれぞれは、ステープル21及び22の対向する自由端が関節骨片15に係留するように構成され、それらの自由端の間に延びる中間部分が頭部17に巻き付くように、頭部17の上面50aに巻き付くことができる。それぞれのステープルの自由端は、髄内固定器具1が横方向Aに関してステープルのそれぞれの自由端の間に置かれるように、髄内固定器具1の横方向の両側に配置され得る。第1のステープル21は、長手方向Lに沿って第2のステープル22から離間配置され得、ステープル21及び22の自由端は、所望により、例えば横方向Aに加えて、少なくとも横断方向Tに沿って頭部17から離間配置され得る。更に、第1のステープル21の自由端は、横方向Aに沿って第2のステープル22の自由端に対してオフセットされ得る、又は、所望により横方向Aに沿って第2のステープル22の自由端と整列させることができる。ステープル21及び22は、骨折線7により分離された骨片の安定した固定をもたらす、とがった構成体を形成するように構成される。
所望により任意の数のステープルを髄内固定アセンブリ4に含めることができることを理解されたい。例えば、図3Bに示したように、髄内固定アセンブリ4は、髄内固定器具1の本体50の少なくとも一部分に巻き付くことができる単一のステープル21を含み得る。例示の実施形態によると、ステープル21は、頭部17の周囲で1回転を形成するように、髄内固定器具1の頭部17に巻き付くことができる。例えば、ステープル21は、ステープル21の対向する自由端が関節骨片15に係留するように構成され、それらの自由端の間に延びるステープル21の中間部分が頭部に巻き付くように、頭部17の上面50a及び頭部17の下面50bの周囲に巻き付くことができる。ステープル21の自由端は、髄内固定器具1が横方向Aに関してステープルの自由端の間に置かれるように、髄内固定器具1の横方向の両側に配設され得る。自由端の一方は、ステープル21が長手方向Lに沿ってステープル21のもう一方の自由端から離間配置され得、ステープル21の自由端が、所望により、例えば横方向Aに加えて少なくとも横断方向Tに沿って頭部17から離間配置され得る。ステープル21の自由端は、骨折線7により分離された骨片の安定した固定をもたらす、とがった構成体を形成するように構成される。このように、髄内固定アセンブリ4が、例えば、髄内固定器具1の周囲に少なくとも部分的回転に沿って巻き付くことができる、複数のステープルなど少なくとも1つのステープルを含み得ることを、理解されたい。図3A〜Bに示した髄内固定器具1のシャフト部52は上述したように構築され得、したがって、曲線状かつ実質的に平滑であってもよく、あるいは上述したように雄ねじ山付きであってもよい。更に、頭部17は、上述したように頭部17から骨折線7を横切ってシャフト部25まで軸方向に延在するように構成されたねじを受容するように構成されたチャネル60を画定し得る。
ここで図4Aを参照すると、髄内固定アセンブリ4は髄内固定器具24を含み得、この髄内固定器具は、頭部17と、頭部17から遠位方向に延在するシャフト部52とを有する、関節骨片15から骨折線7を横切ってシャフト部25まで通るように構成されたねじ山付きのねじの形状であり得る。この髄内固定アセンブリ4は、更に、頭部28aと、頭部28aから中心軸に沿って遠位方向に延在するねじ山付きのシャフト部28bとを画定するねじであり得る第1の固定要素26を含み得る。この髄内固定器具24、具体的にはそのシャフト部52は、橈骨5のシャフト部25に係留されるようにねじ山付きのシャフト部28bの中心軸に対して斜めの角度で第1の固定要素26の頭部28aを貫通する開口28cを通じて延在するように適応されている。髄内固定器具24の頭部17は、雄ねじ山を画定し得、開口28cは、髄内固定器具24の頭部17を第1の固定要素26の頭部28aに取り付けるように頭部17の雄ねじ山と嵌合する雌ねじ山を画定し得る。第1の固定要素26、具体的にはそのねじ山付きのシャフト部28bは、第1の固定要素26、したがって髄内器具24(例えば髄内器具24の頭部17)を、橈骨5の関節骨片15に係留するように構成される。
髄内固定アセンブリ4は、ねじ9及び11として構成された第2の固定要素のような少なくとも1つの第2の固定要素を含み得、それらのねじもまた、第1の固定要素26の頭部28に受容される。例えば、第1の固定要素26は、頭部28aの周囲に周方向に離間配置された少なくとも1つの補助開口28dを含み得る。例えば、開口28c及び28dは、互いから等距離に離間配置され得る、あるいは、可変の距離で互いから離間配置され得る。各補助開口28dは、それぞれに対応する第2の固定要素を受容するように構成され得、この第2の固定要素は、第1及び第2のねじ9及び11としてそれぞれ構成され得る。例示の実施形態によると、ねじ9及び11の頭部は雄ねじ山付きであり得、補助開口28dは、第1及び第2のねじ9及び11の頭部と嵌合し第1及び第2のねじを頭部28aに取り付けることができる雌ねじ山付きであり得る。ねじ及び11は関節骨片15を係留するように構成される。ねじ9及び11のシャフト部は、互いに対して、シャフト部26bに対して、及びシャフト部52に対して斜めの角度でオフセットされたそれぞれ対応する中心軸に沿って細長い。このようにして、ねじ9及び11、シャフト部28b、及びシャフト部52はピラミッド状の係留を橈骨5内に画定することができる。ねじ9及び11、シャフト部28b、及びシャフト部52の少なくともいくつか及び最大で全てが同じコア直径を有し得ることを理解されたい。
図4Aに示したように、頭部28aは、一対のねじ9及び11を受容するように構成される。図4Bに示したように、髄内固定アセンブリ4は、頭部28aに取り付けられるように構成された単一のねじ9を含んでもよい。例えば、第1の固定要素26は1つの補助開口28dを画定し得、この開口は頭部28aを貫通し、上述したようにねじ9の頭部を受容し、付着するように構成される。ねじ9は、関節骨片15に係留するように構成される。ねじ9のシャフト部は、ねじ9、シャフト部28b、及びシャフト部52が上述したタイプのピラミッド状の構成を画定することができるように、髄内器具24の中心軸14に対して斜めにオフセットされ得る。
図5Aを参照すると、髄内固定システム33は、髄内固定アセンブリ4を橈骨5に挿入及び固定するように構成された挿入道具62とともに、上述したタイプの髄内固定システムを含み得る。器具62は、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような放射線透過性材料から作製され得るドリリングガイド64と、ドリル68とを含み得る。ドリリングガイド64は、X線で可視の1つ以上の放射線不透過性のマーク66を含み得る。本明細書で使用するとき、放射線透過性は、減衰をほとんど伴わずにX線を通過させることにより、材料をX線撮像により実質的に不可視にすることができる材料を指す場合がある。例えば、1つ以上のマーク66は、対応する第1及び第2の軌道と整合する第1及び第2のマークを含むことができ、それらの軌道に沿って、対応する第2及び第3の固定要素11及び13が茎状突起19に挿入される。少なくとも1つのマーク66が所望通りに整合されると、ドリル68をドリルガイド64に挿通させ、所望の軌道に沿って案内して、茎状突起19を貫通する開口部70及び骨折線7を横切って開口部70から延びるチャネル72を作り出すことができ、このチャネルは、髄内固定器具1を髄管3に案内するように構成される。少なくとも1つのマーク66により画定される軌道は開口部70と整列することができるので、第1及び第2のねじ9及び11は開口部70を通じ、それぞれに対応する第1及び第2のチャネル56及び58に挿入され得る。
例えば、ここで図5Bを参照すると、挿入用具62は、更に、照準アーム34及び例えばプッシャのような部品32を有する挿入器具30を含むことができ、部品32は、照準アーム34に連結され、かつドリルで開けた開口部70を通じて髄内固定器具1をチャネル72内に付勢するように構成され、髄内固定器具1を髄管内に挿入することができるようになっている。髄内固定器具1は、所望により例えば上述及び図示したように構築され得る。したがって、照準アーム34は髄内固定器具1に接続可能であり得、その内部に複数のガイドチャネル34aを画定し得る。それぞれのガイドチャネル34aは、髄内固定器具1の挿入チャネルのそれぞれ対応するチャネル軸と整列するガイド軸を有することができ、それらのチャネル軸は、上述したように、髄内固定器具1の頭部17に画定された挿入区域から逸れて延在する。
照準アーム34は、放射線透過性の材料を含む、又は放射線透過性の材料からなる、又は本質的に放射線透過性の材料からなることができる。この放射線透過性材料はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。照準アーム34は、X線可視のマークを有し得る。例えば、照準アーム34は、図5Aに関して上述したようにドリルガイド64の1つ以上の放射線不透過性のマーカー66によって予め定められたのと同じ1つ又は複数の軌道を画定する1つ以上の放射線不透過性のマーカー65を含み得る。図5Cに示すように、一対のKワイヤー36は、放射線不透過性のマーカー65で示された第1及び第2の軌道に沿って照準アーム34を通り、ドリルで開けた開口部70を通り、茎状突起19の内部へと挿入されることができる。このようにして、Kワイヤーは、髄内固定器具1の頭部17に、具体的には上述したタイプの第1及び第2の開口部56及び58に挿通される。
図5Dを参照すると、髄内固定システム33、例えば挿入器具30は、更に、ねじのような固定要素の挿入の深さを測定するように構成された測定器具38を含み得る。測定器具38は、上述した第1及び第2のねじ9及び11などの適した長さのねじを選択することができるように、関節骨片15の深さ(例示の図では28mmである)を測定するために、照準アーム34の頂部でKワイヤー36の上に付加されることができる。第1及び第2のねじ9及び11は関節骨片15に取り付けられるように構成されるので、第1及び第2のねじ9及び11は遠位ねじと呼ぶことができる。次に、図5Eに示すように、例えば測定器具38を取り出した後に、第1及び第2のねじ9及び11のような遠位ねじが、それぞれに対応するKワイヤー36に沿って照準アーム34を通じて挿入され得る。次に、図5Fに示すように、照準アーム34を取り出すことができる。
遠位ねじ9及び11の追加後、第3のねじ13のようなねじが、上述したように、開口部70、及び髄内固定器具1の頭部17の少なくとも一部分に挿通され得る。例えば、ここで図5Gを参照すると、挿入器具62は、更に、測定器具76もまた画定するKワイヤースリーブ74を含むことができ、このKワイヤースリーブ74を介して、第3のねじ13のための挿通路を画定する軌道に沿ってKワイヤー36が挿入され得る。測定器具76をKワイヤースリーブ74の上に設置して、Kワイヤー36の挿入深度を測定することができ、そうすることにより、図5Dに示した測定器具38に関して上述したように、適切なサイズのねじ13を選択することができる。次に、図5H〜5Iに示すように、第3のねじ13が、上述したように骨折線を横切って延在するように、開口部70を通じて第3のチャネル60に挿入され得る。有利なことに、挿入用具62を用いた髄内固定アセンブリ4の埋め込みは、1つの骨穴、1つの皮膚切開、及び最小限の道具しか必要としないので、手技の複雑さ、費用、及び患者への外傷を低減する。
本開示の方法の一態様は、本明細書に記載の実施形態のいずれかによる髄内固定アセンブリ4を挿入するためにこの挿入用具62を用いる方法を具現化する。例えば、骨の髄管内に髄内固定器具を埋め込む方法は、第1の骨片と第2の骨片の間の骨折の治癒を支援することができる。この方法は、第1の骨片と第2の骨片とを整列させる工程と、第1の骨片の皮質骨に穴を開ける工程と、その穴を通じて髄内固定器具を通す工程であって、髄内固定器具が、シャフト部がそこから延出する頭部と複数の固定要素受容チャネルとを有し、それらの複数の固定要素受容チャネルのそれぞれが、頭部に画定された挿入区域に位置する挿入ポイントを有する、工程と、挿入区域内の挿入ポイントを通じて第1の固定要素を挿入する工程と、挿入区域内の異なる挿入ポイントを通じて第2の固定要素を挿入する工程と、を有し得る。挿入される固定要素の長さを決定するために、第1及び第2の固定要素のそれぞれを挿入する前に、測定値を得ることができる。
図6A及び6Bは、本開示の髄内固定器具を挿入するために挿入器具30を用いない、骨折を固定する方法の特定の工程を示す。この方法を使用して、図4A及び4Bに示したような本明細書に開示したタイプの髄内固定アセンブリを挿入することができる。直径1.1mmのKワイヤー40が、橈骨5の関節骨片15の掌側−尺骨管42に挿入される。次いで、第1の固定要素26に必要とされる長さを決定するために、上述したタイプの測定器具をKワイヤー40上に配置して、関節骨片の深さを測定することができる。次いで、測定器具を取り除き、必要に応じて任意のサイズ、例えば直径2.0mmのドリルを使用して、茎状突起19を通る穴を、Kワイヤー40に沿って開ける。次いで、その穴に第1の固定要素26が挿入される。第1の固定要素26の挿入後、第2のKワイヤー40が関節骨片15に挿入され、次いで、Kワイヤーに沿って穴が開けられる。第2のKワイヤーで測定器具を使用し、第2のねじ11のような第2の固定要素の所望の長さを得る。次いで、測定装置を取り除き、開けた穴に第2のねじ11を挿入する。図6Bは、手技におけるこの工程を示しており、関節骨片15の末端から下の橈骨5の長さが示されている。第2のねじ11の挿入後、髄内固定器具24のための穴が茎状突起19に開けられる。第2のねじ11は関節骨片15に係留されるように構成されているので、第2のねじ11は遠位ねじと呼ぶことができる。図5A〜Iに関して上述したように構成され得る測定器具44を使用して、所望の長さの髄内固定器具24を確立するために、長さが測定される。次いで、測定部品44を取り外し、髄内固定器具1を穴に挿入する。
この説明があくまで例示を目的とするものであって、特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲から逸脱せずに、説明した実施形態に変更及び修正を加えることができることを理解されたい。
〔実施の態様〕
(1) 埋め込まれたときに遠位橈骨の髄管内に横たわる寸法を有する茎状髄内固定器具であって、
a)細長い曲線状の本体であって、頭部と、前記頭部の反対側の端部で終端するシャフト部とを有し、前記頭部から前記端部まで前記本体の長さに沿って延在する中心軸を有する、細長い曲線状の本体と、
b)第1のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第1の骨ねじを受容するように構成された第1の挿入チャネルであって、前記第1の挿入チャネルが、前記第1の挿入チャネルを通じて延在する第1のチャネル軸を画定し、前記第1のチャネルの挿入ポイントが前記頭部内に位置する、第1の挿入チャネルと、
c)第2のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第2の骨ねじを受容するように構成された第2の挿入チャネルであって、前記第2の挿入チャネルが、前記第2の挿入チャネルを通じて延在する第2のチャネル軸を画定し、前記第2のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、第2の挿入チャネルと、を備えており、
前記第2のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から内側−外側方向に逸れ、
前記第1のチャネル軸が、前記本体の長さの方向に前記第2のチャネル軸から離れて逸れる、茎状髄内固定器具。
(2) 前記中心軸、並びに前記第1及び第2のチャネル軸が、前記頭部から互いに対して逸れる、実施態様1に記載の茎状髄内固定器具。
(3) 前記頭部が、開いた挿入区域を備えており、前記第1及び第2のチャネルの挿入ポイントが前記挿入区域内に位置する、実施態様2に記載の茎状髄内固定器具。
(4) 第3のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第3の骨ねじを受容するように構成された第3の挿入チャネルを更に備えており、前記第3の挿入チャネルが、前記第3の挿入チャネルを通じて延在する第3のチャネル軸を画定し、前記第3のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、実施態様1に記載の茎状髄内固定器具。
(5) 前記第3のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から前記内側−外側方向に逸れる、実施態様4に記載の茎状髄内固定器具。
(6) 前記中心軸、並びに前記第1、第2、及び第3のチャネル軸が、前記頭部から互いに対して逸れる、実施態様4に記載の茎状髄内固定器具。
(7) 前記第1のチャネル軸が、前記中心軸と実質的に同一の広がりを有する、実施態様1に記載の茎状髄内固定器具。
(8) 埋め込まれたたときに遠位橈骨の髄管内に横たわる寸法を有する茎状髄内釘であって、
(a)細長い曲線状の本体であって、頭部と、前記頭部の反対側の端部で終端するシャフト部とを有し、前記頭部から前記端部まで前記本体の長さに沿って延在する中心軸を有する、細長い曲線状の本体と、
(b)第1のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第1の骨ねじを受容するように構成された第1の挿入チャネルであって、前記第1の挿入チャネルが、前記第1の挿入チャネルを通じて延在する第1のチャネル軸を画定し、前記第1のチャネルの挿入ポイントが前記頭部内に位置する、第1の挿入チャネルと、
(c)第2のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第2の骨ねじを受容するように構成された第2の挿入チャネルであって、前記第2の挿入チャネルが、前記第2の挿入チャネルを通じて延在する第2のチャネル軸を画定し、前記第2のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、第2の挿入チャネルと、を備えており、
前記第2のチャネル軸が、少なくとも5度の第2のチャネル軸角度で、前記頭部にて横断方向と前記中心軸とによって画定される垂直面から内側−外側方向に逸れ、
前記第1のチャネル軸が、少なくとも20度の第1のチャネル軸角度で、横方向及び前記第2のチャネル軸によって画定される垂直面から離れて逸れる、茎状髄内釘。
(9) 前記第1のチャネル軸が、前記中心軸と実質的に同一の広がりを有する、実施態様8に記載の茎状釘。
(10) 前記第2のチャネル軸角度が少なくとも10度である、実施態様8に記載の茎状釘。
(11) 前記第1のチャネル軸角度が少なくとも30度である、実施態様10に記載の茎状釘。
(12) 第3のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第3の骨ねじを受容するように構成された第3の挿入チャネルを更に備えており、前記第3の挿入チャネルが、前記第3の挿入チャネルを通じて延在する第3のチャネル軸を画定し、前記第3のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、実施態様11に記載の茎状釘。
(13) 前記第3のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から前記内側−外側方向に少なくとも5度の角度で逸れる、実施態様12に記載の茎状釘。
(14) 遠位の第1の骨片と近位の第2の骨片との間の骨折の骨治癒を支援するために、橈骨の髄管内に茎状髄内固定器具を埋め込む方法であって、
前記茎状固定器具が前記第1の骨片を通って前記第2の骨片の前記髄管の中まで横断するように前記茎状固定器具を挿入する工程であって、前記茎状固定器具は、頭部と、前記頭部から延びるシャフトとを有し、複数の固定要素受容チャネルを有する、本体を有し、前記複数の固定要素受容チャネルのそれぞれは前記頭部に位置する挿入ポイントを有する、工程と、
第1の固定要素受容チャネルを通じて第1の固定要素を挿入して、前記固定要素の遠位部分が前記骨折を横断するようにする工程と、
第2の固定要素チャネルを通じて第2の固定要素を挿入して、前記第2の固定要素が前記遠位骨片の中に延在し、かつ前記骨折を横断しないようにする工程と、を含む、方法。
(15) 第3の固定要素チャネルを通じて第3の固定要素を挿入して、前記第3の固定要素が前記遠位骨片内に延在し、かつ前記骨折を横断しないようにする工程を更に含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 前記第1及び第2の固定要素が、前記頭部から離れて延在する際に、互いから離れて逸れる、実施態様15に記載の方法。
(17) 前記第1、第2、及び第3の固定要素が、前記頭部から離れて延在する際に、互いから離れて逸れる、実施態様15に記載の方法。
(18) 前記第1、第2、及び第3の固定要素が、互いから離れてピラミッド状に逸れる、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記固定器具が茎状釘であり、前記第1、第2、及び第3の固定要素が骨ねじである、実施態様17に記載の方法。
(20) 前記頭部が、前記骨ねじ受容チャネルのための前記挿入ポイントのそれぞれを収容する開いた挿入区域を含む、実施態様19に記載の方法。

Claims (11)

  1. 埋め込まれたときに遠位橈骨の髄管内に横たわる寸法を有する茎状髄内固定器具であって、
    a)細長い曲線状の本体であって、頭部と、前記頭部の反対側の端部で終端するシャフト部とを有し、前記頭部から前記端部まで前記本体の長さに沿って延在する中心軸を有する、細長い曲線状の本体と、
    b)第1のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第1の骨ねじを受容するように構成された第1の挿入チャネルであって、前記第1の挿入チャネルが、前記第1の挿入チャネルを通じて延在する第1のチャネル軸を画定し、前記第1のチャネルの挿入ポイントが前記頭部内に位置する、第1の挿入チャネルと、
    c)第2のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第2の骨ねじを受容するように構成された第2の挿入チャネルであって、前記第2の挿入チャネルが、前記第2の挿入チャネルを通じて延在する第2のチャネル軸を画定し、前記第2のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、第2の挿入チャネルと、を備えており、
    前記第2のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から内側−外側方向に逸れ、
    前記第1のチャネル軸が、前記本体の長さの方向に前記第2のチャネル軸から離れて逸れ
    前記第1のチャネル軸の少なくとも一部は、前記中心軸と同軸である、又は、前記中心軸と正接である、又は、前記中心軸の2点と交差する、茎状髄内固定器具。
  2. 前記中心軸、並びに前記第1及び第2のチャネル軸が、前記頭部から互いに対して逸れる、請求項1に記載の茎状髄内固定器具。
  3. 前記頭部が、開いた挿入区域を備えており、前記第1及び第2のチャネルの挿入ポイントが前記挿入区域内に位置する、請求項2に記載の茎状髄内固定器具。
  4. 第3のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第3の骨ねじを受容するように構成された第3の挿入チャネルを更に備えており、前記第3の挿入チャネルが、前記第3の挿入チャネルを通じて延在する第3のチャネル軸を画定し、前記第3のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、請求項1に記載の茎状髄内固定器具。
  5. 前記第3のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から前記内側−外側方向に逸れる、請求項4に記載の茎状髄内固定器具。
  6. 前記中心軸、並びに前記第1、第2、及び第3のチャネル軸が、前記頭部から互いに対して逸れる、請求項4に記載の茎状髄内固定器具。
  7. 埋め込まれたたときに遠位橈骨の髄管内に横たわる寸法を有する茎状髄内釘であって、
    (a)細長い曲線状の本体であって、頭部と、前記頭部の反対側の端部で終端するシャフト部とを有し、前記頭部から前記端部まで前記本体の長さに沿って延在する中心軸を有する、細長い曲線状の本体と、
    (b)第1のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第1の骨ねじを受容するように構成された第1の挿入チャネルであって、前記第1の挿入チャネルが、前記第1の挿入チャネルを通じて延在する第1のチャネル軸を画定し、前記第1のチャネルの挿入ポイントが前記頭部内に位置する、第1の挿入チャネルと、
    (c)第2のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第2の骨ねじを受容するように構成された第2の挿入チャネルであって、前記第2の挿入チャネルが、前記第2の挿入チャネルを通じて延在する第2のチャネル軸を画定し、前記第2のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、第2の挿入チャネルと、を備えており、
    前記第2のチャネル軸が、少なくとも5度の第2のチャネル軸角度で、前記頭部にて横断方向と前記中心軸とによって画定される垂直面から内側−外側方向に逸れ、
    前記第1のチャネル軸が、少なくとも20度の第1のチャネル軸角度で、横方向及び前記第2のチャネル軸によって画定される垂直面から離れて逸れ
    前記第1のチャネル軸の少なくとも一部は、前記中心軸と同軸である、又は、前記中心軸と正接である、又は、前記中心軸の2点と交差する、茎状髄内釘。
  8. 前記第2のチャネル軸角度が少なくとも10度である、請求項に記載の茎状釘。
  9. 前記第1のチャネル軸角度が少なくとも30度である、請求項に記載の茎状釘。
  10. 第3のチャネルの挿入及び出口ポイントを有し、第3の骨ねじを受容するように構成された第3の挿入チャネルを更に備えており、前記第3の挿入チャネルが、前記第3の挿入チャネルを通じて延在する第3のチャネル軸を画定し、前記第3のチャネルの挿入ポイント及び出口ポイントが前記頭部内に位置する、請求項に記載の茎状釘。
  11. 前記第3のチャネル軸が、前記頭部にて前記中心軸を含む垂直面から前記内側−外側方向に少なくとも5度の角度で逸れる、請求項10に記載の茎状釘。
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