JP6242547B1 - 設備維持管理システムおよび設備情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

ユーザによる入力イベントを受け付ける入力イベント処理部(21)と、維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベース(23)から、入力イベント処理部(21)で受け付けられた入力イベントに関連するデータを取得するデータ取得部(22)と、データ取得部(22)で取得されたデータに基づいて、ユーザにより選択された設備についてのデータの取得時期の分布および設備上での分布を表示する処理を行い、ユーザにより選択されたデータについての詳細情報を表示する処理を行う表示処理部(29)と、を備える。

Description

本発明は、設備の維持管理を支援する設備維持管理システムおよび設備情報提供方法に関するものである。
社会インフラ、例えば、トンネル、道路、橋などといった設備の点検および維持管理に対する効率化および高度化に向けて、MMS(Mobile Mapping System)などの走行型計測装置が活用されている。MMSなどで取得されるデータには3次元位置情報および画像情報があり、これらの情報を解析および管理して設備の維持管理を支援するシステムが開発されている(特許文献1)。このようなシステムでは、対象の設備についての維持管理データ、具体的には、MMSなどで取得され解析された3D点群データ、変状展開図などの空間計測情報と、点検記録、補修記録、変状記録などの保守情報と、を複数年分表示でき、効率的に設備の維持管理業務が行えることが求められている。
特開2016−142662号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、維持管理データへのアクセスは点検日時または空間の選択などから行うことが多いが、選択するための手がかりとなるデータが少ない。そのため、所望の維持管理データへのアクセス性がよくない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所望の維持管理データへのアクセス性を向上可能な設備維持管理システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の設備維持管理システムは、ユーザによる入力イベントを受け付ける入力イベント処理部を備える。また、設備維持管理システムは、維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベースから、入力イベント処理部で受け付けられた入力イベントに関連するデータを取得するデータ取得部を備える。また、設備維持管理システムは、データ取得部で取得されたデータに基づいて、ユーザにより選択された設備についてのデータの取得時期の分布および設備上での分布を表示する処理を行い、ユーザにより選択されたデータについての詳細情報を表示する処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所望の維持管理データへのアクセス性を向上できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる設備維持管理システムの構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが選択された設備に関連するデータの取得時期の分布を表示する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備一覧を出力装置に表示し、さらに選択された設備についてのデータの取得時期の分布を時間軸で表示したときの例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備上でのデータの分布を空間軸上で表示する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備上でのデータの分布を空間軸領域に表示したときの例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備の選択された区間において設備上でのデータの分布を表示する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備上の選択された区間でのデータの分布を画像表示領域に表示したときの例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが設備の選択された部分についての詳細情報を表示する処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが選択されたデータの詳細情報を表示したときの例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが詳細情報領域に設備の写真一覧を表示したときの表示画面の例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムが詳細情報領域において写真一覧から選択された写真についての詳細情報を示す表示の例を示す図 設備維持管理システムにおいて、ユーザが選択したデータの詳細情報を表示するまでの処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる設備維持管理システムの処理回路をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかる設備維持管理システムの処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが設備の経年変化を表示する処理を示すフローチャート 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが設備の経年変化を3次元表示で行ったときの例を示す図 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが設備の経年変化を2次元表示で行ったときの例を示す図 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが設備の各区間の健全性の推移の表示の例を示す図 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが設備の各区間の健全性の推移の表示の他の例を示す図 実施の形態2にかかる設備維持管理システムが特定の変状の経年変化を表示する例を示す図 実施の形態3にかかる設備維持管理システムの構成例を示すブロック図 実施の形態3にかかる設備維持管理システムが、入力イベントの情報を記憶する処理を示すフローチャート 実施の形態3にかかる設備維持管理システムがユーザから受け付けたプリセット番号に基づいて出力装置3に表示をする処理を示すフローチャート 実施の形態4にかかる設備維持管理システムが画像表示領域において指定された範囲を左右反転または上下反転にして表示する処理を示すフローチャート 実施の形態4にかかる設備維持管理システムが画像表示領域において指定範囲で画像を左右反転または上下反転して表示している状態の例を示す図 実施の形態4にかかる設備維持管理システムが画像表示領域において指定された文字に対して注釈文字を表示している状態の例を示す図 実施の形態4にかかる設備維持管理システムが設備の表示形式を切り換えるときの表示の推移の例を示す図 実施の形態5にかかる設備維持管理システムの構成例を示すブロック図 実施の形態5にかかる設備維持管理システムと実際の設備との位置関係の例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる設備維持管理システムおよび設備情報提供方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる設備維持管理システム2の構成例を示すブロック図である。設備維持管理システム2は、入力装置1および出力装置3に接続されている。設備維持管理システム2は、例えば、パーソナルコンピュータであり、入力装置1はマウス、キーボードなどの入力機器であり、出力装置3はモニタなどの表示部である。図1では、設備維持管理システム2、入力装置1および出力装置3を別構成にしているが、入力装置1および出力装置3を含めた一体型として設備維持管理システム2を構成してもよい。また、設備維持管理システム2をサーバとし、入力装置1および出力装置3をクライアント端末として構成してもよい。
設備維持管理システム2の構成について説明する。設備維持管理システム2は、入力イベント処理部21と、データ取得部22と、設備維持管理データベース(以下、DBとする。)23と、データ処理部24と、設備選択描画処理部25と、時間軸描画処理部26と、空間軸描画処理部27と、詳細情報描画処理部28と、を備える。データ処理部24、設備選択描画処理部25、時間軸描画処理部26、空間軸描画処理部27、および詳細情報描画処理部28で表示処理部29が構成される。
入力イベント処理部21は、入力装置1を介してユーザから入力イベントを受け付け、受け付けた入力イベントの情報をデータ取得部22に通知する。入力イベントとは、例えば、表示対象の設備の選択、データの取得時期の分布からデータの表示対象とする取得時期の選択において1つ以上の取得時期の選択、設備上でのデータの分布から詳細情報を表示する対象のデータの位置の選択において1つ以上の位置の選択、などである。入力イベント処理部21においてユーザから受け付けるものは入力イベントとする。なお、ユーザから入力イベントを受け付ける方法は、マウスまたはキーボードによる入力以外の方法であってもよい。例えば、ユーザが設備のある現場でパーソナルコンピュータと接続されたカメラまたはスキャナを用いて設備自体を撮影した場合、入力イベント処理部21は、画像認識の結果を設備の選択の入力イベントとして受け付けてもよい。または、ユーザが設備にシールなどで付された名称、点検または補修の種別および時期が記録された文字情報またはバーコード情報などをスキャナまたはバーコードリーダーで読み取った場合、入力イベント処理部21は、読み取った情報を設備の選択の入力イベントとして受け付けてもよい。すなわち、入力イベントを半自動的にするようにしてもよい。
データ取得部22は、入力イベント処理部21から取得した入力イベントの情報に基づいて、入力イベントに対応する表示を行うため入力イベントに関連するデータを設備維持管理DB23から取得する。データ取得部22は、取得したデータをデータ処理部24に出力する。
設備維持管理DB23は、維持管理対象のインフラすなわち設備についてのデータを格納しているデータベースである。設備維持管理DB23に格納されているデータには、例えば、MMSなどによって3次元計測された各設備の3次元点群データ、または2次元計測された各設備の写真などの計測情報がある。計測情報については、3次元点群データおよび写真の両方が格納されていてもよいし、CAD(Computer Aided Design)データを使用してもよい。また、設備維持管理DB23に格納されているデータには、各設備を点検したときの点検記録、各設備を補修したときの補修記録、3次元点群データまたは写真から得られた変状記録などの保守情報がある。各データには、データの対象の設備を示す設備の名称、設備の種類がトンネルまたは道路などの設備の分類を示す分類情報、設備の設置位置の情報、データが設備の一部の部分についてのものである場合は設備上での位置の情報、写真または点検記録などデータの属性を示す属性情報、データの取得時期などの情報を含む。また、変状記録には、変状についての健全性の情報を含んでいてもよい。なお、図1では設備維持管理DB23が1つのデータベースになっているが、一例であり、計測情報毎および保守情報毎に異なるデータベースであってもよい。また、設備維持管理DB23については、設備維持管理システム2の外部にあってもよい。
データ処理部24は、データ取得部22が設備維持管理DB23から取得したデータを、出力装置3に表示をするためのいずれかの描画処理部に出力する。なお、データ処理部24については、データ取得部22から取得したデータの種類によってどの描画処理部にデータを出力するのか、ユーザによって予め設定されているものとする。
設備選択描画処理部25は、出力装置3にデータの詳細情報を表示する対象の設備を選択するための情報を表示する処理を行う。
時間軸描画処理部26は、設備維持管理DB23に格納されているデータのうちユーザにより選択された設備のデータについて取得時期の分布を出力装置3に表示する処理を行う。
空間軸描画処理部27は、ユーザにより選択された設備のある取得時期のデータについての設備上での分布を出力装置3に表示する処理を行う。また、空間軸描画処理部27は、設備を複数の区間に分けた場合に、ユーザにより選択された設備の区間でのデータの分布を3次元点群データなどによる設備の表示とともに出力装置3に表示する処理を行う。
詳細情報描画処理部28は、ユーザにより選択された変状などの設備上の特定の部分のデータについての詳細情報を出力装置3に表示する処理を行う。
つづいて、設備維持管理システム2が、ユーザからの入力を受け付けて、ユーザが所望する設備の変状部分などの特定部分についてのデータの詳細情報を出力装置3に表示する処理について説明する。
図2は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が選択された設備に関連するデータの取得時期の分布を表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、電源投入後、またはユーザから設備のデータの詳細情報の表示要求を受け付けると、表示対象の設備を選択するための情報を出力装置3に表示する処理を行う。具体的に、設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザによる設備のデータの詳細情報の表示要求を受け付ける(ステップST1)。入力イベント処理部21は、設備のデータの詳細情報の表示要求を受け付けたことをデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、設備維持管理DB23から、設備維持管理DB23に格納されているデータの対象の設備について、設備の名称の情報を取得する(ステップST2)。データ取得部22は、取得した設備の名称の情報をデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、取得した設備の名称の情報を設備選択描画処理部25に出力する。設備選択描画処理部25は、取得した設備の名称の情報に基づいて、設備を選択可能な設備一覧を出力装置3に表示する(ステップST3)。
ユーザは、設備一覧を参照し、入力装置1によって設備のデータを表示する対象となる所望の設備を選択する。入力イベント処理部21は、入力装置1を介してユーザによる設備の選択を受け付ける(ステップST4)。ここでは、設備の名称が「Dトンネル」のトンネルが選択されたものとする。入力イベント処理部21は、名称が「Dトンネル」のトンネルが選択されたことをデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、入力イベント処理部21からの通知を受け、設備維持管理DB23に格納されているデータのうち、設備の名称が「Dトンネル」に関連するデータの各データについて、データの取得時期の情報を取得する(ステップST5)。「Dトンネル」に関連するデータは、データの対象の設備が「Dトンネル」であればよく、写真または点検記録などデータの属性は問わない。データ取得部22は、取得した「Dトンネル」についてのデータの取得時期の情報をデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、取得した「Dトンネル」についてのデータの取得時期の情報を時間軸描画処理部26に出力する。時間軸描画処理部26は、取得した「Dトンネル」についてのデータの取得時期の情報に基づいて、「Dトンネル」に関連するデータの各データについて、データの取得時期の分布を示す時間軸での表示を出力装置3に表示する(ステップST6)。
図3は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備一覧を出力装置3に表示し、さらに選択された設備についてのデータの取得時期の分布を時間軸で表示したときの例を示す図である。図3に示す表示は、設備維持管理システム2が出力装置3に表示したときの出力装置3の表示画面の例である。以降の説明においても、設備維持管理システム2が表示を行ったときの表示の例は、出力装置3の表示画面に表示を行ったものである、前述のように、設備維持管理システム2は、まず出力装置3に設備一覧301を表示し、つぎに選択された設備についてのデータの取得時期の分布を時間軸領域302に表示する。図3では、時間軸描画処理部26が、データの属性に係わらず、1つの点検記録を1つのデータ、1つの写真を1つのデータ、1つの補修記録を1つのデータなどのようにカウントし、データの取得時期の分布を時間軸によって時間軸領域302に表示する。これにより、ユーザは、選択した表示対象の設備についてのデータの取得時期の分布を確認することができる。ユーザは、時間軸領域302を手がかりにして、点検記録、写真、補修記録などの各データの数を合算したデータ数が多い場合、選択した設備においてこの時期に何らかの変化があったと推測することができる。なお、設備一覧301については、図3に示す表形式ではなく、該当する設備を地図上に表示して地図上から選択できるような表示画面の構成であってもよい。
つぎに、図3においてユーザが選択した取得時期のデータについて、設備上でのデータの分布を表示する処理について説明する。図4は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備上でのデータの分布を空間軸上で表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザによる時間軸領域302の取得時期の選択を受け付ける(ステップST11)。ユーザは、取得時期の選択において、図3の時間軸領域302において1つの取得時期を選択してもよいし、複数の取得時期を選択してもよい。すなわち、ユーザは、時間軸領域302において1つ以上の取得時期を選択可能である。入力イベント処理部21は、受け付けた時間軸領域302の取得時期の情報をデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、設備維持管理DB23から、選択された取得時期のデータについて設備上での位置情報を取得する(ステップST12)。データ取得部22は、選択された取得時期のデータについて設備上での位置情報を取得すると、データ処理部24に出力する。
データ処理部24は、選択された取得時期のデータについて設備上での位置情報を取得すると、空間軸描画処理部27に出力する。空間軸描画処理部27は、選択された取得時期のデータについて設備上での位置情報に基づいて、設備上でのデータの分布を出力装置3に表示する(ステップST13)。
図5は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備上でのデータの分布を空間軸領域303に表示したときの例を示す図である。ここでは、設備維持管理システム2は、空間軸領域303において、時間軸領域302のうち1つの取得時期のデータについて設備上でのデータの分布を空間軸によって示している。図5に示す空間軸では「Dトンネル」を複数のスパンすなわち区間(図5中のS1,S2,…,SN:Nは自然数)に分けて、各データがどの区間に対応するものであるかを示している。なお、図5の空間軸領域303においてPSはトンネルの始点すなわち入口を示している。これにより、ユーザは、データの表示対象の設備について設備上での分布を確認することができる。ユーザは、空間軸領域303の表示を手がかりにして、点検記録、写真、補修記録などの各データの数を合算したデータ数が多い区間において、この区間で何らかの変化があったと推測することができる。
つぎに、図5においてユーザが選択した設備の区間でのデータの分布を表示する処理について説明する。図6は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備の選択された区間において設備上でのデータの分布を表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザによる空間軸領域303の区間の選択を受け付ける(ステップST21)。ユーザは、区間の選択において、図5の空間軸領域303において1つの区間を選択してもよいし、複数の区間を選択してもよい。すなわち、ユーザは、空間軸領域303において1つ以上の区間を選択可能である。入力イベント処理部21は、受け付けた空間軸領域303の区間の情報をデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、設備維持管理DB23から、選択された区間についての設備の3次元点群データまたは写真などの計測情報を取得する(ステップST22)。データ取得部22は、取得した区間の計測情報をデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、選択された区間の計測情報を取得すると、空間軸描画処理部27に出力する。空間軸描画処理部27は、選択された区間の計測情報に基づいて、画像上でのデータの分布を出力装置3に表示する(ステップST23)。
図7は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備上の選択された区間でのデータの分布を画像表示領域304に表示したときの例を示す図である。ここでは、「Dトンネル」が複数の区間から表される場合に、「Dトンネル」のうち区間S4の部分を画像表示領域304に3D表示している。これにより、ユーザは、設備のどの位置に変状があり、どの位置を補修または点検したのかを確認することができる。ユーザは、画像表示領域304の表示を手がかりにして、詳細情報を確認したい所望のデータにアクセスすることができる。
つぎに、図7において表示された変状などのデータの詳細情報を表示する処理について説明する。図8は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が設備の選択された部分についての詳細情報を表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザによる設備上において詳細情報を表示する部分すなわちデータの選択を受け付ける(ステップST31)。詳細情報を表示する部分すなわちデータは、画像表示領域304に表示されている変状などのデータである。ユーザは、入力装置1によって特定の変状のデータを個別に選択、または任意の範囲を設定してその範囲に含まれる変状のデータをまとめて選択する。なお、変状の簡単な情報については図7の画像表示領域304で表示してもよいし、色分けなどによって変状の種類の違いを可視化していてもよい。入力イベント処理部21は、受け付けた詳細情報を表示するデータの情報をデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、設備維持管理DB23から、選択されたデータの詳細情報を取得する(ステップST32)。データ取得部22は、選択されたデータの詳細情報を取得すると、データ処理部24に出力する。
データ処理部24は、選択されたデータの詳細情報を取得すると、詳細情報描画処理部28に出力する。詳細情報描画処理部28は、選択されたデータの詳細情報を取得すると、取得したデータに基づいて、選択されたデータの詳細情報を出力装置3に表示する(ステップST33)。
図9は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が選択されたデータの詳細情報を表示したときの例を示す図である。図7に示す表示に対して詳細情報領域305の表示を追加したものである。ここでは、選択されたデータの詳細情報として文字情報を表示している。これにより、ユーザは、選択した変状などについての詳細情報、例えば、点検年月日、健全性など(複数期間を指定している場合は、例えばその中で最新の情報)を確認することができる。健全性としては、「1:健全高い」〜「4:健全性低い」のように設定可能である。なお、図9では健全性のレベルをローマ数字で表している。以降の図においても同様とする。このように、ユーザは、設備維持管理システム2において、確認したい設備を選択すると、時間軸領域302によって変状などの発生時期を推定することができる。また、ユーザは、設備維持管理システム2において、時間軸領域302を手がかりにしてデータの特定の取得時期を選択し、さらに空間軸領域303を手がかりにして設備の特定の区間を選択し、設備の選択した部分のデータ、例えば変状についての詳細情報を確認することができる。なお、前述のように、ユーザは、時間軸領域302から複数の取得時期を選択可能である。この場合、設備維持管理システム2は、空間軸領域303および画像表示領域304において、選択された全ての取得時期のデータを合算または重畳して表示してもよいし、複数の取得時期のある特定の時期、例えば最新のデータを代表して表示してもよいし、各取得時期のデータを切り替えられるようにして表示してもよい。設備維持管理システム2は、例えば、空間軸領域303では選択された全ての取得時期のデータを積み上げて表示してもよいし、画像表示領域304では経年変化が分かるように各取得時期のデータによる画像を重畳して表示してもよい。
なお、設備維持管理システム2では、時間軸描画処理部26および空間軸描画処理部27が、図9などに示すように、時間軸領域302および空間軸領域303において各種のデータを積み重ねて棒グラフの形式で表示していたが、各データの表示方法はこれらに限定されるものではない。設備維持管理システム2は、時間軸領域302において各種のデータ毎に、具体的には、各種のデータを積み重ねないで、点検記録毎、補修記録毎、変状の写真毎に並べて棒グラフによる表示を行ってもよい。また、設備維持管理システム2は、データ数を表す方法については、棒グラフの他に円グラフなどを用いてもよい。また、設備維持管理システム2は、データ数が多い場合、時間軸領域302および空間軸領域303において、棒グラフまたは円グラフなどではなく、前回のデータ量からの差分表示によってデータ量を表示してもよい。また、空間軸領域303には、棒グラフまたは円グラフではなく、変状展開図を表示してもよい。さらに、変状展開図は棒グラフまたは円グラフと並置して表示してもよい。
また、設備維持管理システム2において、画像表示領域304に表示する設備の状態については、3次元点群データを用いた3D表示に限定するものではなく、2D表示を行ってもよい。また、設備維持管理システム2は、画像表示領域304において変状展開図において選択された区間の部分の表示を行ってもよい。
また、設備維持管理システム2において、画像表示領域304を表示せず、詳細情報領域305に写真一覧などの画像情報を表示してもよい。図10は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が詳細情報領域305に設備の写真一覧を表示したときの表示画面の例を示す図である。図10では、設備維持管理システム2は、時間軸領域302で選択された取得時期の範囲に該当する写真を詳細情報領域305にサムネイル表示している。各写真の右上に示される数字は写真の枚数を示す。設備維持管理システム2は、詳細情報領域305にサムネイル表示されている写真がユーザによって選択されると、選択された写真についての詳細情報を表示する。
図11は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2が詳細情報領域305において写真一覧から選択された写真についての詳細情報を示す表示の例を示す図である。図11に示す表示は、図10に示す表示画面に重ねて表示するようにしてもよいし、図10において空いている画像表示領域304の部分に表示してもよい。図11に示すように、選択された写真に関連する全ての写真、および撮影日時などの情報を表示する。図11において、左上の3枚の写真については日付順に並べて表示してもよいし、健全性のレベル順、例えば健全性のレベルの悪い順に並べて表示してもよい。なお、図10などに示す詳細情報領域305での写真一覧の表示については、図9の表示画面でも表示できるようにしてもよい。例えば、図9の詳細情報領域305の上に「詳細情報」、「写真一覧」などのタブを設定しておき、ユーザが各タブを選択することによって、設備維持管理システム2が詳細情報領域305の表示内容を切り替えられるようにしてもよい。
ユーザが選択したデータの詳細情報を表示するまでの設備維持管理システム2としての処理をフローチャートにして簡単に説明する。図12は、設備維持管理システム2において、ユーザが選択したデータの詳細情報を表示するまでの処理を示すフローチャートである。まず、設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、ユーザから表示対象の設備の選択を受け付ける。データ取得部22が、設備維持管理DB23から関連するデータを取得する。表示処理部29が、選択された設備についてのデータの取得時期の分布を表示する処理を行う(ステップST41)。ステップST41の詳細な処理は、図2のフローチャートの処理となる。ステップST41の処理を第1の表示処理ステップとする。
設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、ユーザからデータの取得時期の分布からデータの表示対象とする取得時期の選択において1つ以上の取得時期の選択を受け付ける。データ取得部22が、設備維持管理DB23から関連するデータを取得する。表示処理部29が、選択された取得時期におけるデータについて、設備上でのデータの分布を表示する処理を行う(ステップST42)。ステップST42の詳細な処理は、図4および図6のフローチャートの処理となる。ステップST42の処理を第2の表示処理ステップとする。
設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、ユーザから設備上でのデータの分布から詳細情報を表示する対象のデータの位置の選択において1つ以上の位置の選択を受け付ける。データ取得部22が、設備維持管理DB23から関連するデータを取得する。表示処理部29が、選択された位置のデータの詳細情報を表示する処理を行う(ステップST43)。ステップST43の詳細な処理は、図8のフローチャートの処理となる。ステップST43の処理を第3の表示処理ステップとする。
つづいて、設備維持管理システム2のハードウェア構成について説明する。設備維持管理システム2において、設備維持管理DB23はメモリにより実現される。入力イベント処理部21、データ取得部22、データ処理部24、設備選択描画処理部25、時間軸描画処理部26、空間軸描画処理部27、および詳細情報描画処理部28は処理回路により実現される。すなわち、設備維持管理システム2は、選択した設備の所望の部分の詳細情報を表示するための処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するCPUおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図13は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2の処理回路をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がCPU91およびメモリ92で構成される場合、設備維持管理システム2の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをCPU91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、設備維持管理システム2において、処理回路は、選択した設備の所望の部分の詳細情報を表示することが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、設備維持管理システム2の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、CPU91は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図14は、実施の形態1にかかる設備維持管理システム2の処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアである場合、図14に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。設備維持管理システム2の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、設備維持管理システム2の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設備維持管理システム2は、ユーザから選択された設備に関連するデータの取得時期の分布を表示し、ユーザから選択された取得時期のデータについて設備上での分布を表示し、ユーザから選択された変状などのデータについての詳細情報を表示することとした。ユーザは、データの取得時期の分布および設備上でのデータの分布を手がかりにして所望のデータにアクセスする。これにより、設備維持管理システム2は、所望の維持管理データへのユーザのアクセス性を向上することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、設備の所望の部分のデータの詳細情報を表示する方法について説明した。実施の形態2では、設備の経年変化を表示する方法について説明する。なお、設備維持管理システム2の構成は実施の形態1と同様とする。
設備維持管理システム2は、実施の形態1で実施した処理を所望のデータの詳細情報を表示するモードとした場合、まず、ユーザから、設備のデータの詳細情報の表示要求を受け付けていた。設備維持管理システム2は、実施の形態2では、ユーザから、経年変化を表示するモードの選択、および経年変化の表示対象の設備の選択を受け付ける。
図15は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が設備の経年変化を表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザによる設備の経年変化の表示要求を受け付ける(ステップST51)。入力イベント処理部21は、設備のデータの経年変化の表示要求を受け付けたことをデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、設備維持管理DB23から、設備維持管理DB23に格納されているデータの対象の設備について、設備の名称の情報を取得する(ステップST52)。データ取得部22は、取得した設備の名称の情報をデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、取得した設備の名称の情報を設備選択描画処理部25に出力する。設備選択描画処理部25は、取得した設備の名称の情報に基づいて、設備を選択可能な設備一覧を出力装置3に表示する(ステップST53)。
ユーザは、設備一覧を参照し、入力装置1によって経年変化を表示する対象となる所望の設備を選択する。入力イベント処理部21は、入力装置1を介してユーザによる設備の選択を受け付ける(ステップST54)。ここでは、設備の名称が「Dトンネル」のトンネルが選択されたものとする。入力イベント処理部21は、名称が「Dトンネル」のトンネルが選択されたことをデータ取得部22に通知する。
データ取得部22は、入力イベント処理部21からの通知を受け、設備維持管理DB23から、選択された設備、ここでは設備の名称が「Dトンネル」に関連するデータを取得する(ステップST55)。データ取得部22は、取得した「Dトンネル」についてのデータをデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、取得した「Dトンネル」についてのデータを空間軸描画処理部27に出力する。空間軸描画処理部27は、選択された設備についての経年変化の表示を行う(ステップST56)。具体的に、空間軸描画処理部27は、取得した「Dトンネル」についてのデータに基づいて、「Dトンネル」を規定された期間、例えば1年の単位で並べて複数表示し、各期間の「Dトンネル」の上に少なくとも保守情報に含まれる一部の情報、例えば変状を表示する処理を行う。図15に示す設備維持管理システム2の処理を第4の表示処理ステップとする。
図16は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が設備の経年変化を3次元表示で行ったときの例を示す図である。図16において、tの軸は時間軸を示し、他方の軸は「Dトンネル」での位置すなわち区間を示す。以降の図においても同様とする。図16では、時間軸描画処理部26が、「Dトンネル」についての2012年から2014年までの3年分の変状のデータを表示している例を示している。時間軸描画処理部26は、図16に示す表示を、図9などの画像表示領域304、または空間軸領域303および画像表示領域304を使って表示する。これにより、ユーザは、表示対象の設備についての変状の変化の推移を確認することができる。なお、設備維持管理システム2は、ユーザが図16に示す表示から特定の部分、例えば、図16に示すように2013年の時期のS2の区間を選択した場合、実施の形態1と同様、この区間の変状についてのデータの詳細情報を図9などの詳細情報領域305に表示してもよい。
また、設備の経年変化を表示する場合には、設備を3次元表示ではなく、2次元表示すなわち展開図を用いて表示してもよい。図17は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が設備の経年変化を2次元表示で行ったときの例を示す図である。この場合でも、図16のときと同様の効果を得ることができる。設備維持管理システム2が図16および図17のどちらの表示も可能な場合、ユーザは、着目している変状の見易さによって、図16および図17の表示を切り換えて表示させてもよい。
また、設備維持管理システム2では、設備の経年変化を表示する場合、特定の情報のみを用いて表示を行うことも可能である。図18は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が設備の各区間の健全性の推移の表示の例を示す図である。図18において、上側が健全性表示領域であり、下側が展開図表示領域である。下側の展開図表示領域には、ある期間、例えば最新の変状展開図が表示されている。設備維持管理システム2は、図18では「Dトンネル」の具体的な計測情報は使用せず、「Dトンネル」での位置すなわち区間、点検記録および補修記録の実施年月日、および健全性の情報を使用して表示をしている。図18の表示では、ユーザは、下側の展開図表示領域に変状展開図が表示されているある期間を除いては、変状の具体的な形状、変状が「Dトンネル」の側面または天井に発生しているのかなどは確認することはできないが、「Dトンネル」全体としての健全性の推移を把握することができる。これにより、ユーザは、「Dトンネル」の全体として健全性が低いと判断した場合には、大規模補修を行うなど計画をたてることができる。なお、設備維持管理システム2は、図18に示す上側の健全性表示領域において、ユーザがバー1801を上下にスライドさせる操作を行うことによって、下側の展開図表示領域に表示される変状展開図の時期を変更できるようにしてもよい。
図19は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が設備の各区間の健全性の推移の表示の他の例を示す図である。図18と同様、上側が健全性表示領域であり、下側が展開図表示領域である。健全性表示領域において、「○」は新たに変状を確認した時期を示し、「×」は変状が補修されて無くなった時期を示す。実際には同じ区間内に複数の変状が発生していることがあるため、設備維持管理システム2は、図19に示すように、変状毎の健全性の推移を示す。ユーザは、図19に示す図を確認することによって、「Dトンネル」で発生している個々の変状の健全性の推移を把握することができる。
また、設備維持管理システム2では、図16または図17に示す表示の状態においてユーザから特定の変状が選択された場合、選択された変状のみの経年変化を表示してもよい。図20は、実施の形態2にかかる設備維持管理システム2が特定の変状の経年変化を表示する例を示す図である。設備維持管理システム2は、図16または図17に示す表示の状態においてユーザから特定の変状が選択された場合、選択された変状のみを表示する別画面を用いて、変状の推移を表示する。設備維持管理システム2は、図20に示すように、該当する変状についてのデータの取得時期を右側に表示し、チェックボックスなどによって選択された取得時期の変状のみを左側に表示するようにしてもよい。設備維持管理システム2において、空間軸描画処理部27は、各期間の設備のいずれかにおいて重畳表示対象の範囲が選択された場合、図20に示すように、重畳表示対象の範囲に該当する各期間の設備の範囲の部分を重畳表示する処理を行う。これにより、ユーザは、特定の変状についての経年変化の推移を容易に確認することができる。
なお、設備維持管理システム2は、設備の経年変化を表示することによって、副次的に、あるべき設備が無くなっていることを検出することも可能である。例えば、前年まであった道路の標識またはガードレールが無くなっている場合である。設備維持管理システム2は、このような場合、あるべき設備が無くなっていることを経年変化の画面上に表示してもよい。これにより、ユーザは、設備の有無を把握することができる。
以上で説明した実施の形態2の処理については、処理の最初の段階で実施の形態1と異なるモードを選択するようにしていたが、これに限定されるものではない。設備維持管理システム2は、実施の形態1の処理の後に実施の形態2の処理を行えるようにしてもよい。設備維持管理システム2は、実施の形態1においてあるデータの詳細データを表示しているとき、ユーザがさらに経年変化の処理を選択することによって、詳細データを表示しているデータの取得時期の前後の取得時期を含めて、図16のような表示を行ってもよい。この場合、設備維持管理システム2は、図9の表示の上にさらに図16の表示を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設備維持管理システム2は、選択された設備について、変状などの保守情報を含めて各時期の設備の状態を並べて表示する。これにより、ユーザは、特定の変状についての経年変化の推移を容易に確認することができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、設備維持管理システム2で所望の表示をするまでにユーザがいくつかの処理をする必要があった。ユーザとしては、設備維持管理システム2において同じ条件に基づく表示を頻繁に利用することがある。実施の形態3では、ユーザの選択によって表示された表示内容を設備維持管理システムが記憶する場合について説明する。
図21は、実施の形態3にかかる設備維持管理システム2aの構成例を示すブロック図である。設備維持管理システム2aは、設備維持管理システム2からデータ取得部22を削除し、データ取得部22aおよび記憶部30を追加したものである。
データ取得部22aは、データ取得部22の機能に加えて、現在出力装置3に表示されている表示内容のために設備維持管理DB23からデータを取得したときに入力イベント処理部21から通知された入力イベントの情報すなわちユーザの選択内容を、識別情報であるプリセット番号とともに記憶部30に記憶させる。
記憶部30は、データ取得部22aが、プリセット番号とともに入力イベントの情報すなわちユーザの選択内容を記憶させるためのメモリである。
つづいて、設備維持管理システム2aが、現在出力装置3に表示している表示内容についての入力イベントの情報を記憶する処理について説明する。図22は、実施の形態3にかかる設備維持管理システム2aが、入力イベントの情報を記憶する処理を示すフローチャートである。なお、図22のフローチャートの処理を行う前提として、設備維持管理システム2aが、実施の形態1,2の設備維持管理システム2と同様の処理によって、図9または図18などの表示を行っているものとする。設備維持管理システム2aでは、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザから、現在出力装置3に表示している表示内容の保存要求、すなわち表示内容のプリセットメモリ要求を受け付ける(ステップST61)。入力イベント処理部21は、表示内容のプリセットメモリ要求を受け付けたことをデータ取得部22aに通知する。
データ取得部22aは、ユーザから現在出力装置3に表示している表示内容のプリセットメモリ要求があった場合、現在出力装置3に表示している表示内容のために設備維持管理DB23からデータを取得したときに入力イベント処理部21から通知された入力イベントの情報を、プリセット番号とともに記憶部30に記憶させる(ステップST62)。プリセット番号については、ステップST61の段階でユーザが指定してもよいし、データ取得部22aが通し番号でプリセット番号を決定し、データ取得部22aがデータ処理部24および詳細情報描画処理部28などを介してプリセット番号を出力装置3に表示してもよい。
つぎに、設備維持管理システム2aが、ユーザから受け付けたプリセット番号に基づいて出力装置3に表示をする処理について説明する。図23は、実施の形態3にかかる設備維持管理システム2aがユーザから受け付けたプリセット番号に基づいて出力装置3に表示をする処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2aでは、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザから、プリセット番号に基づく表示要求を受け付ける(ステップST71)。具体的には、ユーザは、入力装置1から設備維持管理システム2aにプリセット番号を入力する。入力イベント処理部21は、プリセット番号に基づく表示要求を受け付けたことをデータ取得部22aに通知する。
データ取得部22aは、入力イベント処理部21からプリセット番号に基づく表示要求の通知を受けると、プリセット番号に基づいて記憶部30を参照し、該当するプリセット番号とともに記憶された入力イベントの情報を記憶部30から読み出す(ステップST72)。データ取得部22aは、記憶部30から読み出した入力イベントに基づいて、設備維持管理DB23から、各入力イベントに関連するデータを取得する(ステップST73)。データ取得部22aは、取得したデータをデータ処理部24に出力する。
データ処理部24は、取得した各データを、各データの描画処理に該当する設備選択描画処理部25、時間軸描画処理部26、空間軸描画処理部27、または詳細情報描画処理部28のいずれかに出力する。設備選択描画処理部25、時間軸描画処理部26、空間軸描画処理部27、または詳細情報描画処理部28は、取得したデータに基づいて出力装置3に表示を行う(ステップST74)。このとき、表示処理部29は、ユーザが出力装置3に表示されていた表示内容の保存要求を行ったときの表示内容と同じ表示内容を、出力装置3に表示する処理を行う。図22および図23に示す設備維持管理システム2aの処理を第5の表示処理ステップとする。
なお、設備維持管理システム2aは、ユーザの操作によって以前に出力装置3に表示した表示内容について記憶するだけでなく、前回の使用時に表示されていた表示内容についての入力イベントの情報を記憶部30に記憶しておき、次回の起動時に前回の表示内容と同じ表示を行ってもよい。また、設備維持管理システム2aは、設備毎に、前回出力装置3に表示した表示内容についての入力イベントの情報を記憶部30に記憶しておき、次に同じ設備が選択されたときに前回と同じ表示内容の表示を行ってもよい。
設備維持管理システム2aのハードウェア構成について、記憶部30は、メモリにより実現される。その他の構成については、設備維持管理システム2と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設備維持管理システム2aは、出力装置3に表示されている表示内容についての入力イベントの情報をプリセット番号とともに記憶しておく、ユーザによってプリセット番号が入力されたときはプリセット番号とともに記憶された入力イベントの情報を用いて出力装置3に表示する処理を行うこととした。これにより、ユーザは、過去に表示したものと同じ表示について、設備維持管理システム2aに対して、実施の形態1,2と比較して少ない処理で所望の表示を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、画像表示領域304に表示される設備の具体的な表示の例について説明する。実施の形態1から3のいずれにも適用可能であるが、実施の形態1を例にして説明する。設備維持管理システム2の構成は実施の形態1と同様である。
設備維持管理システム2では、設備の計測情報として2次元計測された写真などから画像表示領域304に変状展開図を表示する場合、変状展開図に入っている文字が左右反転、または上下反転して表示されることがある。設備維持管理システム2は、画像表示領域304の指定された範囲において、指定された範囲を左右反転または上下反転にして表示する。図24は、実施の形態4にかかる設備維持管理システム2が画像表示領域304において指定された範囲を左右反転または上下反転して表示する処理を示すフローチャートである。設備維持管理システム2では、入力イベント処理部21が、入力装置1を介してユーザから画像表示領域304での反転表示要求、および指定範囲を受け付ける(ステップST81)。入力イベント処理部21は、画像表示領域304での反転表示要求および指定範囲を受け付けたことを、データ取得部22およびデータ処理部24を介して、空間軸描画処理部27に通知する。
空間軸描画処理部27は、画像表示領域304での反転表示要求および指定範囲の入力イベントを受け付けると、指定範囲の画像を反転、具体的には左右反転または上下反転して出力装置3に表示する(ステップST82)。図24に示す設備維持管理システム2の処理を第6の表示処理ステップとする。
図25は、実施の形態4にかかる設備維持管理システム2が画像表示領域304において指定範囲で画像を左右反転または上下反転して表示している状態の例を示す図である。一般的に、設備がトンネルなどの場合、写真などを使った2次元の展開図では、中心線より上部では上下反転して表示され、中心線より下部では左右反転して表示され、展開図に文字があると文字が読み取りにくくなることがある。設備維持管理システム2は、ユーザから指定された範囲、図25の例では虫眼鏡のレンズ部分の範囲において、中心線より上部では上下反転して表示し、中心線より下部では左右反転して表示する。画像表示領域304に表示されている設備については、設備の全部または一部であるかを問わない。空間軸描画処理部27は、設備の全部または一部を2次元表示している場合、指定された範囲の表示を上下反転または左右反転して表示する処理を行う。これにより、設備維持管理システム2は、出力装置3に表示する表示画面上でのユーザの視認性を向上させることができる。
なお、設備維持管理システム2では、図24に示す処理において、選択された範囲で一律に画像を左右反転または上下反転するのではなく、選択された範囲で指定された文字を読み取って、読み取った文字に対して規定された表示内容、例えば反転していない正常な状態の文字を注釈文字として表示してもよい。図26は、実施の形態4にかかる設備維持管理システム2が画像表示領域304において指定された文字に対して注釈文字を表示している状態の例を示す図である。処理の流れは図24と同等である。この場合でも、設備維持管理システム2は、ユーザの視認性を向上させることができる。図26についての設備維持管理システム2の処理を第7の表示処理ステップとする。
また、設備維持管理システム2では、画像表示領域304に設備の全部または一部を表示している場合、ユーザの選択によって、設備の表示形式を3次元表示するか2次元表示するかを切り換えることができる。この場合、空間軸描画処理部27は、設備の全部または一部を2次元表示していて3次元表示に切り換える場合、または、設備の全部または一部を3次元表示していて2次元表示に切り換える場合、表示の切り換え時に切り換え過程をアニメーション表示する処理を行う。図27は、実施の形態4にかかる設備維持管理システム2が設備の表示形式を切り換えるときの表示の推移の例を示す図である。図27では、左から右の流れで2次元表示から3次元表示に切り換えるときの推移を示し、右から左の流れで3次元表示から2次元表示に切り換えるときの推移を示している。図27についての設備維持管理システム2の処理を第8の表示処理ステップとする。これにより、ユーザは、2次元表示している展開図において、実際の設備での見え方のイメージがし易くなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設備維持管理システム2は、画像表示領域304に表示されている画像について様々な追加処理による表示を行う。これにより、設備維持管理システム2は、出力装置3に表示する表示画面上でのユーザの視認性を向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、設備維持管理システムを実際の設備のところで使用する場合の表示方法について説明する。
図28は、実施の形態5にかかる設備維持管理システム2bの構成例を示すブロック図である。設備維持管理システム2bは、設備維持管理システム2からデータ処理部24および空間軸描画処理部27を削除し、入力装置1、出力装置3、データ処理部24b、空間軸描画処理部27bおよび検知部31を追加したものである。なお、データ処理部24b、設備選択描画処理部25、時間軸描画処理部26、空間軸描画処理部27b、および詳細情報描画処理部28で表示処理部29bを構成する。設備維持管理システム2bは、入力装置1および出力装置3を備えたタブレット型の端末である。
検知部31は、設備維持管理システム2bすなわち出力装置3の姿勢を検知する。すなわち、検知部31は、出力装置3の向き、角度などを検知する。また、検知部31は、設備維持管理システム2bの位置を計測する。設備維持管理システム2bの位置を計測する方法については、GPS(Global Positioning System)を利用する方法があるが、これに限定されるものではない。また、検知部31は、ジャイロセンサを備えていてもよい。検知部31は、出力装置3の姿勢の検知結果を、データ処理部24bに出力する。データ処理部24bは、検知部31から取得した出力装置3の姿勢の検知結果を、空間軸描画処理部27bに出力する。
空間軸描画処理部27bは、検知部31の検知結果に基づいて、出力装置3の角度によって出力装置3に表示する設備の表示範囲を変更する表示処理を行う。具体的に、空間軸描画処理部27bは、画像表示領域304において設備の全部または一部を2次元表示または3次元表示している場合、検知部31の検知結果に基づいて、出力装置3の姿勢が下から見上げる姿勢のときは設備を見上げる位置から見た状態で出力装置3に表示する処理を行う。また、空間軸描画処理部27bは、画像表示領域304において設備の全部または一部を2次元表示または3次元表示している場合、検知部31の検知結果に基づいて、出力装置3の姿勢が上から見下ろす姿勢のときは設備を見下ろす位置から見た状態で出力装置3に表示する処理を行う。
図29は、実施の形態5にかかる設備維持管理システム2bと実際の設備との位置関係の例を示す図である。設備維持管理システム2bは、図29に示すように、ユーザが設備維持管理システム2bを持って設備すなわちトンネルの右側面を見ている場合、出力装置3にトンネルの右側面の部分を表示する。図29についての設備維持管理システム2bの処理を第9の表示処理ステップとする。
設備維持管理システム2bのハードウェア構成については、設備維持管理システム2と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設備維持管理システム2bは、ユーザが携帯して使用される場合に、出力装置3すなわち表示部の姿勢によって表示対象の設備の表示範囲を変更することとした。これにより、ユーザは、実際の設備と変状などが表示された設備維持管理システム2bとを見比べることによって、実際の設備において容易に変状を検出することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 入力装置、2,2a,2b 設備維持管理システム、3 出力装置、21 入力イベント処理部、22,22a データ取得部、23 設備維持管理DB、24,24b データ処理部、25 設備選択描画処理部、26 時間軸描画処理部、27,27b 空間軸描画処理部、28 詳細情報描画処理部、29,29b 表示処理部、30 記憶部、31 検知部。

Claims (32)

  1. ユーザによる入力イベントを受け付ける入力イベント処理部と、
    維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベースから、前記入力イベント処理部で受け付けられた前記入力イベントに関連するデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部で取得されたデータに基づいて、前記ユーザにより選択された設備についてのデータの取得時期の分布および設備上での分布を表示する処理を行い、前記ユーザにより選択されたデータについての詳細情報を表示する処理を行う表示処理部と、
    を備えることを特徴とする設備維持管理システム。
  2. 前記表示処理部は、前記ユーザにより選択された設備についてのデータの取得時期の分布を表示する処理を行い、前記取得時期の分布において前記ユーザにより選択された取得時期におけるデータの設備上での分布を表示する処理を行い、前記設備上でのデータの分布において前記ユーザにより選択された位置のデータについての詳細情報を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備維持管理システム。
  3. 前記入力イベント処理部は、前記ユーザから、表示対象の設備の選択、データの取得時期の分布からデータの表示対象とする取得時期の選択において1つ以上の取得時期の選択、および設備上でのデータの分布から詳細情報を表示する対象のデータの位置の選択において1つ以上の位置の選択、の入力イベントを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設備維持管理システム。
  4. 前記表示処理部は、前記データの取得時期の分布の表示において、前記データの取得時期を時系列にして、データの種別が異なる同一取得時期のデータを積み重ねてまたは並べて表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  5. 前記表示処理部は、前記データの設備上での分布の表示において、前記設備を複数の区間に分けて、各区間においてデータの種別が異なる同一区間のデータを積み重ねてまたは並べて表示する処理を行い、さらに、選択された区間について前記計測情報を用いて前記設備を2次元表示または3次元表示し、2次元表示または3次元表示した設備の区間上に、該当するデータを分布して表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  6. 前記表示処理部は、前記データについての詳細情報の表示において、該当するデータについて前記データ取得部で前記設備維持管理データベースから取得された文字情報または画像情報の少なくとも1つを表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の処理を所望のデータについての詳細情報を表示するモードとする場合、
    前記入力イベント処理部は、前記ユーザから、経年変化を表示するモードの選択、および経年変化の表示対象の設備の選択を受け付け、
    前記データ取得部は、前記設備維持管理データベースから前記経年変化の表示対象の設備に関連するデータを取得し、
    前記表示処理部は、規定された期間の単位で前記経年変化の表示対象の設備を並べて複数表示する処理を行い、各期間の設備上に少なくとも前記保守情報に含まれる一部の情報を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  8. 前記表示処理部は、前記各期間の設備のいずれかにおいて重畳表示対象の範囲が選択された場合、前記重畳表示対象の範囲に該当する前記各期間の設備の範囲の部分を重畳表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の設備維持管理システム。
  9. 前記表示処理部の処理によって表示されている表示内容に対する前記ユーザの選択内容を、識別情報とともに記憶する記憶部、
    を備え、
    前記入力イベント処理部は、前記ユーザから前記識別情報を受け付け、
    前記データ取得部は、前記記憶部を参照し、前記設備維持管理データベースから前記識別情報に基づく前記ユーザの選択内容に関連するデータを取得し、
    前記表示処理部は、前記データ取得部で取得されたデータを用いて、前記表示内容と同じ表示内容を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  10. 前記表示処理部は、前記設備の全部または一部を2次元表示している場合、指定された範囲の表示を上下反転または左右反転して表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  11. 前記表示処理部は、前記設備の全部または一部を2次元表示または3次元表示している場合、表示されている文字のうち指定された文字に対して、規定された表示内容を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  12. 前記表示処理部は、前記設備の全部または一部を2次元表示していて3次元表示に切り換える場合、または、前記設備の全部または一部を3次元表示していて2次元表示に切り換える場合、表示の切り換え時に切り換え過程をアニメーション表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  13. 前記表示処理部の表示処理によって表示を行う表示部と、
    前記表示部の姿勢を検知する検知部と、
    を備え、
    前記表示処理部は、前記検知部の検知結果に基づいて、前記表示部の角度によって前記表示部に表示する設備の表示範囲を変更する表示処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記載の設備維持管理システム。
  14. 前記表示処理部は、前記設備を2次元表示または3次元表示している場合、前記検知部の検知結果に基づいて、前記表示部の姿勢が下から見上げる姿勢のときは前記設備を見上げる位置から見た状態で前記表示部に表示する処理を行い、前記表示部の姿勢が上から見下ろす姿勢のときは前記設備を見下ろす位置から見た状態で前記表示部に表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項13に記載の設備維持管理システム。
  15. ユーザによる入力イベントを受け付ける入力イベント処理部と、
    維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベースから、前記入力イベント処理部で受け付けられた前記入力イベントに関連するデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部で取得されたデータに基づいて、前記ユーザにより選択された設備についてのデータの取得時期の分布を表示する処理を行う表示処理部と、
    を備えることを特徴とする設備維持管理システム。
  16. 前記表示処理部は、前記データ取得部で取得されたデータに基づいて、設備上での分布を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項15に記載の設備維持管理システム。
  17. 前記表示処理部は、前記ユーザにより選択されたデータについての詳細情報を表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項15に記載の設備維持管理システム。
  18. 設備維持管理システムにおける設備情報提供方法であって、
    入力イベント処理部が、ユーザから表示対象の設備の選択を受け付け、データ取得部が、維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベースから前記設備に関連するデータを取得し、表示処理部が、選択された設備についてのデータの取得時期の分布を表示する処理を行う第1の表示処理ステップと、
    前記入力イベント処理部が、前記ユーザからデータの取得時期の分布からデータの表示対象とする取得時期の選択において1つ以上の取得時期の選択を受け付け、前記データ取得部が、前記設備維持管理データベースから前記取得時期に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、選択された取得時期におけるデータの設備上での分布を表示する処理を行う第2の表示処理ステップと、
    前記入力イベント処理部が、前記ユーザから設備上でのデータの分布から詳細情報を表示する対象のデータの位置の選択において1つ以上の位置の選択を受け付け、前記データ取得部が、前記設備維持管理データベースから前記位置に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、選択された位置のデータについての詳細情報を表示する処理を行う第3の表示処理ステップと、
    を含むことを特徴とする設備情報提供方法。
  19. 前記第1の表示処理ステップにおいて、前記表示処理部は、前記データの取得時期を時系列にして、データの種別が異なる同一取得時期のデータを積み重ねてまたは並べて表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項18に記載の設備情報提供方法。
  20. 前記第2の表示処理ステップにおいて、前記表示処理部は、前記設備を複数の区間に分けて、各区間においてデータの種別が異なる同一区間のデータを積み重ねてまたは並べて表示する処理を行い、さらに、選択された区間について前記計測情報を用いて前記設備を2次元表示または3次元表示し、2次元表示または3次元表示した設備の区間上に、該当するデータを分布して表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の設備情報提供方法。
  21. 前記第3の表示処理ステップにおいて、前記表示処理部は、該当するデータについて前記データ取得部で前記設備維持管理データベースから取得された文字情報または画像情報の少なくとも1つを表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項18から20のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  22. 請求項18から21のいずれか1つに記載の処理を所望のデータについての詳細情報を表示するモードとする場合、
    前記入力イベント処理部が、前記ユーザから経年変化を表示するモードの選択および経年変化の表示対象の設備の選択を受け付け、前記データ取得部が、前記設備維持管理データベースから前記経年変化の表示対象の設備に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、規定された期間の単位で前記経年変化の表示対象の設備を並べて複数表示する処理を行い、各期間の設備上に少なくとも前記保守情報に含まれる一部の情報を表示する処理を行う第4の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から21のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  23. 前記第4の表示処理ステップにおいて、前記表示処理部は、前記各期間の設備のいずれかにおいて重畳表示対象の範囲が選択された場合、前記重畳表示対象の範囲に該当する前記各期間の設備の範囲の部分を重畳表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項22に記載の設備情報提供方法。
  24. 前記入力イベント処理部が、前記ユーザから識別情報を受け付け、前記データ取得部が、表示されている表示内容に対する前記ユーザの選択内容を前記識別情報とともに記憶する記憶部を参照し、前記設備維持管理データベースから前記識別情報に基づく前記ユーザの選択内容に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、前記データ取得部で取得されたデータを用いて、前記表示内容と同じ表示内容を表示する処理を行う第5の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から23のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  25. 前記表示処理部が、前記設備の全部または一部を2次元表示している場合、指定された範囲の表示を上下反転または左右反転して表示する処理を行う第6の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から24のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  26. 前記表示処理部が、前記設備の全部または一部を2次元表示または3次元表示している場合、表示されている文字のうち指定された文字に対して、規定された表示内容を表示する処理を行う第7の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から24のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  27. 前記表示処理部が、前記設備の全部または一部を2次元表示していて3次元表示に切り換える場合、または、前記設備の全部または一部を3次元表示していて2次元表示に切り換える場合、表示の切り換え時に切り換え過程をアニメーション表示する処理を行う第8の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から26のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  28. 前記設備維持管理システムが、前記表示処理部の表示処理によって表示を行う表示部と、前記表示部の姿勢を検知する検知部と、を備える場合、
    前記表示処理部が、前記検知部の検知結果に基づいて、前記表示部の角度によって前記表示部に表示する設備の表示範囲を変更する表示処理を行う第9の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項18から27のいずれか1つに記載の設備情報提供方法。
  29. 前記第9の表示処理ステップにおいて、前記表示処理部は、前記設備を2次元表示または3次元表示している場合、前記検知結果に基づいて、前記表示部の姿勢が下から見上げる姿勢のときは前記設備を見上げる位置から見た状態で前記表示部に表示する処理を行い、前記表示部の姿勢が上から見下ろす姿勢のときは前記設備を見下ろす位置から見た状態で前記表示部に表示する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項28に記載の設備情報提供方法。
  30. 設備維持管理システムにおける設備情報提供方法であって、
    入力イベント処理部が、ユーザから表示対象の設備の選択を受け付け、データ取得部が、維持管理対象の設備を計測して得られた計測情報および設備の保守情報を含むデータを格納する設備維持管理データベースから前記設備に関連するデータを取得し、表示処理部が、選択された設備についてのデータの取得時期の分布を表示する処理を行う第1の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする設備情報提供方法。
  31. 前記入力イベント処理部が、前記ユーザからデータの取得時期の分布からデータの表示対象とする取得時期の選択において1つ以上の取得時期の選択を受け付け、前記データ取得部が、前記設備維持管理データベースから前記取得時期に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、選択された取得時期におけるデータの設備上での分布を表示する処理を行う第2の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項30に記載の設備情報提供方法。
  32. 前記入力イベント処理部が、前記ユーザから設備上でのデータの分布から詳細情報を表示する対象のデータの位置の選択において1つ以上の位置の選択を受け付け、前記データ取得部が、前記設備維持管理データベースから前記位置に関連するデータを取得し、前記表示処理部が、選択された位置のデータについての詳細情報を表示する処理を行う第3の表示処理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項30に記載の設備情報提供方法。
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