JP2008059377A - 道路情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路の維持管理において道路の損傷状況を容易に把握できるようにする。
【解決手段】道路損傷状況表示システム100は、クライアント端末300からのアクセスを受け付けると、ユーザーインターフェース部110および処理ロジック装置120を介して、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140および点検データ150とともに道路維持管理関数をクライアント端末300にダウンロードし、ダウンロードされたオブジェクトデータ140および点検データ150を道路維持管理関数160で分析・計算することにより、オブジェクトデータ140および点検データ150を道路プロダクトデータ130上に割り付け、ユーザの要求に応じて表示画面を生成し、クライアント端末300に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は道路情報管理装置に関し、特に、道路の維持管理業務に適用して好適なものである。
道路の維持管理業務では、日々行われる点検により道路の損傷状況を収集し、この収集データを基に修繕計画が立てられる。ここで、修繕計画を立てるためには、点検によって確認される維持管理対象区間全体の損傷状況の分布と、個別の損傷状況が必要となる。そして、従来の維持管理業務では、点検にて発見された道路の損傷箇所と損傷状況を表にまとめるとともに、それらの損傷箇所と損傷状況を別の道路略図(模式図)にポイント等で記入することにより、損傷状況の分布を示すことが行われていた。
また、特許文献1には、道路の維持管理業務を始め、設計段階から道路のライフサイクル全般に渡る業務を支援するために、セグメントとその集合であるセクションに道路構造をモデル化し、道路を詳細に表現する方法および種々のシミュレーションを可能にする方法が開示されている。
また、特許文献2には、CADデータ化された道路図面と旗上げのキロポストデータ位置を参照することにより、旗上げを自動で行うとともに、旗上げの属性を画面に表示する方法が開示されている。
特開2002−269668号公報 特開2004−295601号公報
しかしながら、道路の維持管理では、損傷箇所を詳細に把握したり、修繕を行う際の懸念事項等を検討したりするため、道路だけでなく道路周辺の設備・施設などの位置や形状等も把握する必要がある。このため、特許文献1に開示されているように、単純な道路構造や道路シミュレーションを用いただけでは、実際の道路の維持管理業務に対応できないという問題があった。
また、特許文献2に開示された方法では、旗上げデータを表形式で入力し、CADソフトにインポートする必要があるため、クライアント端末にCADソフトをインストールしなければならず、誰でも容易に旗上げを行えるものではなかった。また、旗上げ修正ごとに道路図面データが新規に保存されるため、記憶装置のリソースの消費量が大きくなるとともに、旗上げ情報の変更履歴を参照するには、時系列に沿って道路図面データを見比べる手間がかかっていた。
そこで、本発明の第1の目的は、道路の維持管理において道路の損傷状況を容易に把握することが可能な道路情報管理装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、CADソフトをインストールすることなく、道路図面の旗上げを容易に行うことが可能な道路情報管理装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の道路情報管理装置によれば、道路構造がモデル化された道路プロダクトデータを取得する道路プロダクトデータ取得手段と、道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータを取得するオブジェクトデータ取得手段と、道路の点検データを取得する点検データ取得手段と、前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータおよび点検データを統合することにより、道路の損傷状況の表示処理を行う道路維持管理関数処理手段とを備えることを特徴とする。
これにより、道路の点検データおよび道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータを道路プロダクトデータ130上に割り付けて表示することができ、道路の損傷箇所を詳細に把握したり、修繕を行う際の懸念事項等を検討したりするために、道路だけでなく道路周辺の設備・施設などの位置や形状等も把握することが可能となることから、道路の維持管理業務を効率化することが可能となる。
また、請求項2記載の道路情報管理装置によれば、前記オブジェクトデータを他システムからインポートするデータ変換装置をさらに備えることを特徴とする。
これにより、他システムで利用されている電子データをインポートしてオブジェクトデータとして使用することが可能となる。
また、請求項3記載の道路情報管理装置によれば、前記道路維持管理関数処理手段は、前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータおよび点検データを2次元空間または3次元空間上でそれぞれのデータが発生した位置に割り付けることにより、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された2次元画像または3次元画像を生成することを特徴とする。
これにより、道路全体の損傷の分布、各損傷箇所の状況および損傷箇所の周辺状況などをWeb上で参照することができ、道路の維持管理業務の効率化を図ることができる。
また、請求項4記載の道路情報管理装置によれば、前記道路維持管理関数処理手段は、前記2次元画像または3次元画像上でのポイント位置に基づいて、前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータまたは点検データの属性情報を前記2次元画像または3次元画像上に表示させることを特徴とする。
これにより、2次元画像または3次元画像上でポイントすることで、オブジェクトデータまたは点検データなどの属性情報の詳細をWeb上で参照することができ、道路の維持管理業務の効率化を図ることができる。
また、請求項5記載の道路情報管理装置によれば、道路図面データを格納する道路図面データ格納手段と、前記道路図面データ上に旗上げされた旗上データを格納する旗上げデータ格納手段と、道路の点検データを格納する点検データ格納手段と、ベクター形式の道路図面データをラスター形式に変換する図面変換装置と、前記ラスター形式に変換された道路図面データ上に前記点検データを旗上げする処理装置と、前記旗上げされた道路図面データを参照するユーザーインターフェース部とを備えることを特徴とする。
これにより、ラスター形式に変換された道路図面データ上に点検データを旗上げすることができ、クライアント端末にCADソフトをインストールすることなく、旗上げされた道路図面データを参照することが可能となる。
また、請求項6記載の道路情報管理装置によれば、前記ユーザーインターフェース部を介して、前記旗上げされた道路図面データを編集する編集手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、クライアント端末にCADソフトをインストールすることなく、点検データおよび旗上げデータをクライアント端末側で新規作成、編集または削除することが可能となる。
また、請求項7記載の道路情報管理装置によれば、前記道路図面データには、前記点検データの旗上げ履歴が記述されていることを特徴とする。
これにより、旗上げ履歴を道路図面データに持たせることが可能となり、時系列に沿って道路図面データを見比べる手間をかけることなく、点検データの履歴を時系列に沿って追跡することが可能となる。
また、請求項8記載の道路情報管理装置によれば、前記道路図面データと前記旗上データと前記点検データとを分離して保持することを特徴とする。
これにより、旗上げの新規作成や編集結果を道路図面データとは別個のデータベースに保存することにより、旗上げの修正ごとに道路図面データを保存する必要がなくなることから、サーバリソースを削減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、道路の点検データおよび道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータを道路プロダクトデータ上に割り付けて表示することができ、道路の維持管理において道路の損傷状況を容易に把握することが可能となる。
また、本発明によれば、ラスター形式に変換された道路図面データ上に点検データを旗上げすることにより、クライアント端末にCADソフトをインストールすることなく、旗上げされた道路図面データを参照することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る道路情報管理装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、道路損傷状況表示システム100には、道路構造がモデル化された道路プロダクトデータ130、道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータ140、道路の維持管理に伴って日々発生する点検データ150、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140および点検データ150を統合することにより、道路全体の損傷の分布、各損傷箇所の状況および損傷箇所の周辺状況などを分析・計算・表示する道路維持管理関数160が格納されている。
また、道路損傷状況表示システム100には、道路全体の損傷の分布、各損傷箇所の状況および損傷箇所の周辺状況などをクライアント端末300から参照するためのユーザーインターフェース部110、道路損傷状況表示システム100で行われる処理の全体的な流れを制御する処理ロジック装置120、オブジェクトデータ140を他システム200のデータベース210からインポートするデータ変換装置170が設けられている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置の動作を示すフローチャートである。
図2において、道路損傷状況表示システム100は、クライアント端末300からのアクセスを受け付けると、ユーザーインターフェース部110および処理ロジック装置120を介して、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140および点検データ150とともに、道路維持管理関数をクライアント端末300にダウンロードする(ステップS1〜S4)。
そして、ダウンロードされたオブジェクトデータ140および点検データ150を道路維持管理関数160で分析・計算することにより、オブジェクトデータ140および点検データ150を道路プロダクトデータ130上に割り付ける。そして、道路維持管理関数160は、ユーザの要求に応じて表示画面を生成し、クライアント端末300に表示する(ステップS5〜S10)。
これにより、道路の点検データ150および道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータ140を道路プロダクトデータ130上に割り付けて表示することができ、道路の損傷箇所を詳細に把握したり、修繕を行う際の懸念事項等を検討したりするために、道路だけでなく道路周辺の設備・施設などの位置や形状等も把握することが可能となることから、道路の維持管理業務を効率化することが可能となる。
図3は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置で扱われるデータ構造を示す図である。
図3において、点検データ150には、轍掘れや罅割れなどの道路の損傷状況が、発見日、発見位置、内容、写真、判定などともにレコードIdごとに記録される。なお、点検データ150の発生位置はキロポスト情報KPにて表すことができる。
また、オブジェクトデータ140には、道路周辺の設備または施設に関するデータが、その存在位置、属性、形状などとともにレコードIdごとに記録される。なお、道路周辺の設備または施設の存在位置は、経度および緯度で表すことができ、道路周辺の設備または施設の形状は形状データ141としてファイル化することができる。
また、道路プロダクトデータ130には、道路構成要素や舗装構成などが区間ごとに記録されている。
そして、維持管理業務担当者がユーザーインターフェース部110を介して道路損傷状況表示システム100にアクセスすると、処理ロジック装置120は道路プロダクトデータ130を読み込む。そして、その道路プロダクトデータ130に含まれる<区間>タグから、例えば、<始点>=0001,000、<終点>=0052,000、<代表測点>=030,050,031,70というデータを抽出し、道路の位置を特定する。
そして、処理ロジック装置120は、<区間>タグにて表現された道路の位置を“経度・緯度”の表現形式に座標変換し、この“経度・緯度”をキーとしてオブジェクトデータ140を検索することにより、特定された道路の周辺にある設備および施設に対応したレコード(Id=S02,S03,・・・)を読み出す。
なお、現在、国土交通省および自治体では、道路および道路の設備や施設に関して設計時のデータを位置座標ともに電子データで納品することを進めており、納品された電子データは種々の他システム200で利用可能である。このため、オブジェクトデータ140は、他システム200で利用されている電子データをインポートして使用することも可能である。
また、処理ロジック装置120は、<区間>タグにて表現された道路の位置をキロポスト情報KPの表現形式に座標変換し、このキロポスト情報KPをキーとして点検データ150を検索することにより、特定された道路の損傷状況に対応したレコード(Id=3,4,・・・N)を読み出す。
そして、道路維持管理関数160は、道路の位置に対応した“経度・緯度”およびキロポスト情報KPに基づいて、オブジェクトデータ140および点検データ150を、道路プロダクトデータ130の<区間>の適当な位置に割り付けることができる。
また、道路維持管理関数160は、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140および点検データ150を2次元空間または3次元空間上でそれぞれのデータが発生した位置に割り付けることにより、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された2次元画像または3次元画像を生成することができる。
また、道路維持管理関数160は、2次元画像または3次元画像上でのポイント位置に基づいて、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140または点検データ150の属性情報の詳細を2次元画像または3次元画像上に表示させることができる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のデータ連携方法を示す図である。
図4において、<始点>=0001,000、<終点>=0052,000、<代表測点>=030,050,031,70で区間が特定された道路プロダクトデータ130aには、レコード(Id=S02,S03)でそれぞれ特定されるオブジェクトデータ140a、14bおよびレコード(Id=3)で特定される点検データ150aが割り付けられている。
そして、オブジェクトデータ140aおよび点検データ150aが割り付けられた道路プロダクトデータ130aをSVG形式に変換することにより、SVGファイル181aを生成することができる、そして、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された2次元道路画像180aをWeb上で表示させることにより、道路全体の損傷の分布、各損傷箇所の状況および損傷箇所の周辺状況などをWeb上で参照することができる。
また、オブジェクトデータ140aおよび点検データ150aが割り付けられた道路プロダクトデータ130aをVRML形式に変換することにより、VRMLファイル181bを生成することができる、そして、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された3次元道路画像180bをWeb上で表示させることにより、道路全体の損傷の分布、各損傷箇所の状況および損傷箇所の周辺状況などをWeb上で参照することができる。
ここで、オブジェクトデータ140では形状が定義されているため、例えば、その形状データ“Guardrail001.dxf”,“mark001.dxf”に基づいて形状を再現し、個々のレコードの情報とともに3次元空間に割る付けることができる。また、点検データ150についても、内容項目内に損傷の大きさ(30×30×20)が記録されているため、その損傷の大きさ基づいて形状を再現し、個々のレコードの情報とともに3次元空間に割る付けることができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図5において、表示画面190上には、路面の損傷位置を示す路面図が表示されている、ここで、路面の損傷としては、例えば、路面の汚れ、ポットポール、陥没、段差、轍、罅割れ、縦段凹凸、舗装の剥離、濡水、ポンピングなどを挙げることができる。そして、これらの路面の損傷を記号化し、その損傷の路面上での発生位置に対応させて表示画面上に表記することができる。そして、表示画面上に表記された記号をポイントすることにより、その記号に対応した損傷の属性情報191の詳細をポップアップ表示させたり、その損傷部分の2次元道路画像192を表示させたりすることができる。また、アングル切替をポイントすることで、その損傷部分の2次元道路画像192と3次元道路画像193とを互いに切り替えることができる。
図6は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースのその他の例を示す図である。
図6において、表示画面200上には、路面の損傷位置を示す路面図が表示されている、そして、表示画面上に表記された記号をポイントすることにより、その記号に対応した損傷の属性情報201の詳細をポップアップ表示させたり、その損傷部分の3次元道路画像202を表示させたりすることができる。ここで、図3に示すように、道路プロダクトデータ130には舗装構成も記録されているため、点検データ150を割り付けることにより、損傷箇所の道路構成やどの程度の補修や修繕が必要かを判断することができる、
そして、3次元道路画像202上で「舗装構成」をクリックすることで、3次元道路画像202上に道路の断層構造を表示させたり、道路の断層構造をポイントすることで、その属性を表示させたり、道路以外のオブジェクトをポイントすることで、その属性を表示させたりすることができる。
図7は、本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
図7において、道路損傷状況表示システムサーバ群301には、Webサーバ301a、アプリケーションサーバ301bおよびデータベースサーバ301cが設けられ、他システムサーバ群301には、サーバ302a、302bが設けられている。そして、Webサーバ301a、アプリケーションサーバ301b、データベースサーバ301c、サーバ302a、302bおよびクライアント端末303a〜303nは、ネートワーク304を介して接続されている。ここで、データベースサーバ301cには、道路プロダクトデータ130a、オブジェクトデータ140aおよび点検データ150aを格納することができる。
そして、アプリケーションサーバ301bは、道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140および点検データ150を2次元空間または3次元空間上でそれぞれのデータが発生した位置に割り付けることにより、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された2次元画像または3次元画像を生成し、クライアント端末303a〜303nに提示することができる。また、クライアント端末303a〜303n上でのポイント操作に従って道路プロダクトデータ130、オブジェクトデータ140または点検データ150の属性情報の詳細を2次元画像または3次元画像上に表示させることができる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置の概略構成を示すブロック図である。
図8において、道路維持管理システム1100には、道路の維持管理に伴って日々発生する点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160が格納されている。また、ベクター形式の道路図面データをラスター形式に変換する図面変換装置1130、ラスター形式に変換された道路図面データ上に前記点検データを旗上げする処理装置1120および旗上げされた道路図面データをクライアント端末1300から参照するユーザーインターフェース部1110が設けられている。なお、点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160は分離してデータベース上に保持することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置の動作を示すフローチャートである。
図9において、道路維持管理システム1100は、ユーザーインターフェース部1110を介してクライアント端末1300からのアクセスを受け付けると、ユーザからの要求に応じた値の設定を行い、図面変換装置1130へ渡す。そして、図面変換装置1130は、ユーザからの要求に応じた点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160を取り込む(ステップS21〜S23)。
図10は、本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置で扱われるデータ構造を示す図である。
図10において、点検データ1140には、轍掘れや罅割れなどの道路の損傷状況が、発見日、発見位置、内容などともにレコードIdごとに記録される。なお、点検データ150の発生位置はキロポスト情報KPにて表すことができる。また、点検データ1140には、点検が行われた道路が記載された道路図面データ1150のレコードIdが記録される。
道路図面データ1150には、登録日、図面名、始点KP、終点KP、図面データ、旗上げ履歴などがレコードIdごとに記録される。なお、道路図面データ1150に含まれる図面データは、CADデータのようなベクターデータにて構成することができる。
旗上げデータ1160には、点検データ1140の変状診察履歴、観察日、判定、コメントなどが記録されるとともに、旗上げされた点検データ1140のレコードIdが記録される。なお、旗上げデータ1160は、XML形式のファイルなど任意に拡張可能なマーク付け言語にて記述することができる。そして、道路図面データ1150の旗上げ履歴をXML形式のファイル名で引用することにより、旗上げ履歴を道路図面データ1150に保持することが可能となり、時系列に沿って道路図面データを見比べる手間をかけることなく、点検データ1140の履歴を時系列に沿って追跡することが可能となる。
そして、例えば、ユーザからの要求値が道路図面データ1150のId=D1であった場合、道路図面データ1150の“D0PL001Z.DWG”ファイルと、旗上げデータ1160の“20050613000.xml”ファイルと、レコードId=P1,P2の点検データ1140が取り込まれる。
次に、図9において、図面変換装置1130は、ユーザからの要求に応じた点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160を取り込むと、道路図面データ1150の“D0PL001Z.DWG”ファイルをベクターデータからJPEG形式のラスターデータに変換し、処理装置1120に渡す(ステップS24)。
次に、処理装置1120は、点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160のキロポスト情報(始点KP、終点KP)をキーとして、ラスターデータに変換された道路図面データ1150の座標上に点検データ1140を割り付け、点検データ1140のレコードIdに対応した旗上げを自動で行い(ステップS25)、ラスターデータとしてクライアント端末1300に表示させる(ステップS26、S27)。
例えば、レコードId=P1,P2の点検データ1140が、道路図面データ1150の“D0PL001Z.DWG”ファイルで示されるCAD図面上の“91.45”キロポストおよび91.32”キロポストの位置に自動で割り付けられ、さらにレコードId=P1の点検データ1140には、旗上げデータ1160の“20050613000.xml”ファイルに含まれる<点検データ Id=“P1”>タグの属性が自動で割り付けられる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置のデータ連携方法を示す図である。
図11において、点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160は図面変換装置1130に取り込まれ、道路図面データ1150のCADデータはラスターデータに変換されて、処理装置1120に渡される。そして、処理装置1120は、ラスターデータに変換された道路図面データ1150の座標上に点検データ1140を割り付け、点検データ1140に対応した旗上げを自動で行うことにより、旗上げ済み画像1180を生成する。
これにより、ラスター形式に変換された道路図面データ1150上に点検データ1140を旗上げすることが可能となり、クライアント端末1300にCADソフト1170をインストールすることなく、旗上げ済み画像1180を参照することが可能となる。また、旗上げ済み画像1180はJPEG形式などのラスターデータでクライアント端末1300に送付することができ、Web上でも閲覧することができる。また、クライアント端末1300上で旗上げ済み画像1180を編集し、編集された旗上げ済み画像1180に更新することができる。
なお、図面変換装置1130では、特定のCADソフト1170を利用することにより、CADデータをラスターデータに変換することもできる。
次に、図9において、ユーザーインターフェース部1110を介してクライアント端末1300上で旗上げの修正や新規に旗上げが行われると、処理装置1120は、点検データ1140や旗上げデータ1160の更新を行う(ステップS28〜S32)。
図12は本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図12において、クライアント端末1300には表示画面2000が表示され、表示画面2000には旗上げ済み画像1180が表示されるとともに、旗上げの新規作成ボタン2001、編集ボタン2002、削除ボタン2003および保存ボタン2004などが表示されている。
そして、旗上げ1190の新規作成、編集または削除を行った後、保存ボタン2004を押すと、クライアント端末1300は、ラスター形式で描画された旗上げ済み画像1180上の旗上げ1190の座標をキロポスト情報に変換し、旗上げ1190の新規作成、編集または削除に関する情報とともに道路維持管理システム1100に送信する。そして、道路維持管理システム1100が、旗上げ1190の新規作成、編集または削除に関する情報とともにキロポスト情報を受信すると、処理装置1120は、点検データ1140や旗上げデータ1160の更新を行う。
これにより、クライアント端末1300にCADソフトをインストールすることなく、点検データ1140および旗上げデータ1160をクライアント端末1300側で新規作成、編集または削除することが可能となる。
図13は、本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
図13において、道路維持管理システムサーバ群1301には、Webサーバ1301a、アプリケーションサーバ1301bおよびデータベースサーバ1301cが設けられている。そして、Webサーバ1301a、アプリケーションサーバ1301b、データベースサーバ1301cおよびクライアント端末1303a〜1303nは、ネートワーク1304を介して接続されている。ここで、データベースサーバ1301cには、点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160を格納することができる。
そして、アプリケーションサーバ1301bは、点検データ1140、道路図面データ1150および旗上げデータ1160を取り込み、道路図面データ1150のCADデータをラスターデータに変換することができる。そして、ラスターデータに変換された道路図面データ1150の座標上に点検データ1140を割り付け、点検データ1140に対応した旗上げを自動で行うことにより、旗上げ済み画像1180を生成することができる。
また、クライアント端末1303a〜1303nでは、アプリケーションサーバ1301bにて生成された旗上げ済み画像1180をWeb上で閲覧し、旗上げ1190の新規作成、編集または削除を行うことができる。そして、クライアント端末1303a〜1303nueで旗上げ1190の新規作成、編集または削除が行われると、アプリケーションサーバ1301bは、点検データ1140や旗上げデータ1160の更新を行うことができる。
ここで、旗上げ1190の新規作成や編集結果を道路図面データ1150とは別個のデータベースに保存することにより、旗上げ1190の修正ごとに道路図面データ1150を保存する必要がなくなり、サーバリソースを削減することができる。
本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置で扱われるデータ構造を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のデータ連携方法を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースのその他の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る道路情報管理装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置で扱われるデータ構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置のデータ連携方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置のユーザーインターフェースの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る道路情報管理装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 道路損傷状況表示システム
110、1110 ユーザーインターフェース部
120 処理ロジック装置
130、130a 道路プロダクトデータ
140、140a、140b オブジェクトデータ
141 形状データ
150、150a、191、201、1140 点検データ
160 道路維持管理関数
170 データ変換装置
200 他システム
210 データベース
300、1300、303a〜303n、1303a〜1303n クライアント端末
180a、192 2次元道路画像
180b、193、202 3次元道路画像
181a SVGファイル
181b VRMLファイル
190、200、2000 表示画面
301 道路損傷状況表示システムサーバ群
301a、1301a Webサーバ
301b、1301b アプリケーションサーバ
301c、1301c データベースサーバ
301 他システムサーバ群
302a、302b サーバ
304、1304 ネートワーク
1100 道路維持管理システム
1120 処理装置
1130 図面変換装置
1150 道路図面データ
1160 旗上げデータ
1170 CADソフト
1180 旗上げ済み画像
1190 旗上げ
2001 新規作成ボタン
2002 編集ボタン
2003 削除ボタン
2004 保存ボタン
1301 道路維持管理システムサーバ群

Claims (8)

  1. 道路構造がモデル化された道路プロダクトデータを取得する道路プロダクトデータ取得手段と、
    道路周辺の設備または施設に関するオブジェクトデータを取得するオブジェクトデータ取得手段と、
    道路の点検データを取得する点検データ取得手段と、
    前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータおよび点検データを統合することにより、道路の損傷状況の表示処理を行う道路維持管理関数処理手段とを備えることを特徴とする道路情報管理装置。
  2. 前記オブジェクトデータを他システムからインポートするデータ変換装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の道路情報管理装置。
  3. 前記道路維持管理関数処理手段は、前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータおよび点検データを2次元空間または3次元空間上でそれぞれのデータが発生した位置に割り付けることにより、道路の損傷状態および道路周辺の設備または施設が道路上で合成された2次元画像または3次元画像を生成することを特徴とする請求項1または2記載の道路情報管理装置。
  4. 前記道路維持管理関数処理手段は、前記2次元画像または3次元画像上でのポイント位置に基づいて、前記道路プロダクトデータ、オブジェクトデータまたは点検データの属性情報を前記2次元画像または3次元画像上に表示させることを特徴とする請求項1または2記載の道路情報管理装置。
  5. 道路図面データを格納する道路図面データ格納手段と、
    前記道路図面データ上に旗上げされた旗上データを格納する旗上げデータ格納手段と、
    道路の点検データを格納する点検データ格納手段と、
    ベクター形式の道路図面データをラスター形式に変換する図面変換装置と、
    前記ラスター形式に変換された道路図面データ上に前記点検データを旗上げする処理装置と、
    前記旗上げされた道路図面データを参照するユーザーインターフェース部とを備えることを特徴とする道路情報管理装置。
  6. 前記ユーザーインターフェース部を介して、前記旗上げされた道路図面データを編集する編集手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の道路情報管理装置。
  7. 前記道路図面データには、前記点検データの旗上げ履歴が記述されていることを特徴とする請求項5または6記載の道路情報管理装置。
  8. 前記道路図面データと前記旗上データと前記点検データとを分離して保持することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の道路情報管理装置。
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