JP6242261B2 - 溶融金属中の硫黄測定センサー及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、溶融金属中の硫黄成分、特に、溶銑・溶鋼中の硫黄成分を測定するためのセンサー及びその製造方法に関する。
従来、溶融金属中の成分を測定するため、酸素イオン導電性を有する固体電解質の内面に基準極を設けると共に外面に被測定元素の酸化物を含有する副電極を形成したセンサーと、外部電極とを溶融金属に浸漬することにより、溶融金属中の被測定元素の化学ポテンシャルを酸素ポテンシャルに変換し、前記センサーと外部電極の間に生じる起電力により被測定元素を測定する技術が提案されている。
特公平4−71464号公報 特許第2849961号公報
上記従来技術を図6に基づいて説明すると、MgO安定化ZrO2(ZrO2−MgO)等から成る酸素イオン導電性を有する固体電解質1により形成された酸素セルは、内面に基準極2を設けると共に、外面に被測定元素の酸化物を含有する副電極3を形成している。
前記基準極2は、酸素ポテンシャルを測定温度で一定にするためのMo粉末とMoO2 粉末との混合体や、Cr粉末とCr2 3 粉末との混合体から構成され、前記副電極3は、測定目的となる被測定元素の酸化物及び/又は被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物から構成されており、これによりセンサー4を構成する。
前記副電極3は、例えば、溶融金属中の測定目的となる被測定元素がCr、Mn、Si、Al、Pの場合、それぞれCr2 3 及び/又はCr2 3 を含む被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物、MnO及び/又はMnOを含む被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物、SiO2 及び/又はSiO2 を含む被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物(例えばZrSiO4 とZrO2 の混合物)、Al2 3 及び/又はAl2 3 を含む被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物(例えばAl2 3 とTiAl2 5 の混合物)、P2 5 及び/又はP25 を含む被測定元素の酸化物を含有した無機化合物を主成分とした混合酸化物(例えば3CaO・P2 5 とZrO2 の混合物)により構成されている。
前記センサー4は、溶鉄極5と共に溶融金属中に浸漬され、両者の間には電位差による起電力を測定するための測定手段6が設けられている。尚、熱電対を有する測温素子7により溶融金属温度が測定され、該熱電対の起電力を測定する測定手段8が設けられている。
前記装置により溶融金属中の溶質元素の濃度を測定するに際しては、該装置を溶融金属中に浸漬すると、溶融金属中の被測定元素の化学ポテンシャルが副電極により酸素ポテンシャルに変換される。そこで、前記酸素セルを形成する固体電解質1並びに基準極2及び測定手段6により酸素濃淡電池が構成されているので、前記副電極3により変換された酸素ポテンシャルは、固体電解質1によって検出される電位差として表れる。そして、この電位差が溶融金属中の被測定元素の濃度に対応しており、これにより測定目的の金属元素の濃度を測定することができる。
因みに、このような副電極型の成分測定装置は、溶融金属/副電極/固体電解質の三相界面に平衡する酸素分圧を測定し、平衡反応式:[M]+1/2O2(g)=(MO)(溶質元素の酸化物)を用いて、溶質元素(M)を測定するものであり、この平衡反応式の平衡定数Kは、温度により一義的に定まり、次式で与えられる。
[式]
K=aMO/(hM・Po2 1/2
但し、aMOは副電極中の被測定溶質元素の酸化物の活量、hMは被測定溶質元素の活量、Po2 は三相界面の酸素分圧である。
従って、aMOが温度により一定の場合、或いは温度が変化しても予想されている場合、hMは、Po2 と温度(T)により一義的に求めることができる。
ところで、製鉄所においては、上記のような副電極型のセンサーを使用した成分測定の他に、溶融金属の試料を採取し分析することが行われており、サンプラーにより溶融金属の試料を採取した後、試料を冷却すると共に分析室に移送し、試料を研磨することにより分析に供されている。しかしながら、試料中の成分、特に硫黄成分が低いと、通常の蛍光X線分析等では高精度の分析結果が得られ難く、このため、作業効率の低い燃焼法等の分析に依存せざるを得ないのが現状である。
特に、製銑・製鋼プロセスにおいて、脱硫黄処理中の溶銑・溶鋼の硫黄成分に関する情報がリアルタイムに得られないと、時間浪費と過剰処理を招来し、生産性及びコスト面でのデメリットが大きくなる。このため、近年、低硫黄鋼溶製の最終処理は、鋼中酸素ポテンシャルが低く、脱硫黄を有利に行えるRHプロセス(真空脱ガスプロセス)により行われている。しかしながら、脱硫黄処理中に正確な硫黄分析ができないため、再処理を余儀なくされているのが現状である。
このため、製銑・製鋼に際しては、低硫黄域で迅速かつ精度の高い計測手段を提供することが製品の品質安定向上と、生産性確保の点から、不可欠であり、極めて高いニーズがある。
この点に関して、上記の特許文献1によれば、副電極型の成分測定装置において測定元素が「S」の場合、副電極を構成する物質として「各種硫酸塩、たとえばCaS04」を選択することが提案されている。
しかしながら、硫酸塩(CaS04)は、単独では、熱力学自由度を一定に保つことができないため、高精度の測定を行うことは不可能である。本発明者らの知見によれば、副電極型のセンサーにより硫黄を測定するためには、副電極と溶融金属の界面におけるCaOの活量を一義的に定めることが不可欠であり、特許文献1のようなCaOを含まない副電極を構成しても、CaOの活量に影響を及ぼすことができないので、実用的に硫黄を測定することはできない。
しかも、硫酸塩系の物質の融点は、CaS04の融点が1460度C、MgS04の融点が1124度C、Na2S04の融点が884度Cのように低く、製銑・製鋼プロセスにおける高い溶融金属温度の約1600度Cには到底及ばないので、これをセンサーの副電極として用いても、瞬時に固体電解質の酸素セルから離脱してしまい、実用化は不可能である。
本発明は、上述の製銑・製鋼プロセス等における硫黄測定のニーズに応えるため、副電極型のセンサーに関して、硫黄の測定を高精度でリアルタイムに行うことが可能あり、この際、溶融金属に浸漬後の反応時間が極めて短く、迅速な測定を可能とした硫黄測定センサーを提供することを課題としている。
そこで、本発明が手段として構成したところは、酸素イオン導電性を有する固体電解質の内面に基準極を設けると共に外面に被測定元素の酸化物を含有する副電極を形成したセンサーと、外部電極とを溶融金属に浸漬することにより、溶融金属中の被測定元素の化学ポテンシャルを酸素ポテンシャルに変換し、前記センサーと外部電極の間に生じる起電力により被測定元素を測定する構成において、溶融金属中の硫黄を測定するセンサーであって、前記副電極は、固体電解質の表面に形成されたCaO−Al23系の被覆層から成り、該被覆層は、CaO−2Al23及びCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存させて成る点にある。
前記副電極の被覆層は、Al23粉体とCaO粉体とから成る混合粉体を焼成し、粉砕することにより得られたCaO−2Al23とCaO−6Al23の混合物質から成る粉末により形成することが可能である。
この際、前記混合粉体は、Al23粉体の67.1重量%〜86.0重量%と、CaO粉体の32.9重量%〜14.0重量%とから構成することが好ましい。
本発明によれば、溶融金属に浸漬させられる副電極型のセンサー10に関して、副電極13をCaO−Al23系の被覆層により形成し、該被覆層にCaO−2Al23とCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存させることにより、CaOの熱力学的自由度を「1」として、CaO活量を温度により一義的に定めることが可能になるので、硫黄の化学ポテンシャルから変換された酸素ポテンシャルの安定した平衡状態を得ることが可能であり、これにより、硫黄の測定を高精度でリアルタイムに行うことができるという効果がある。しかも、副電極13の応答性は、短時間で起電力に反映されるので、迅速な測定を可能にするという効果がある。
そして、CaO−2Al23とCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存する混合物質は、Al23粉体とCaO粉体とから成る混合粉体を焼成し、粉砕することにより、CaO−2Al23とCaO−6Al23の混合物質から成る粉体を得ることができるので、これを素材として副電極13の被覆層を形成することにより、硫黄測定センサーを製造することができる。
本発明に係る溶融金属中の硫黄測定センサーの1実施形態を示す断面図である。 本発明の硫黄測定センサーを備えたプローブの1例を示す断面図である。 本発明の硫黄測定センサーに基づく実験方法を示しており、(A)は実験装置を示す説明図、(B)は実験方法を示す説明図である。 実験による測定結果を示す説明図である。 実験時の起電力を示す波形図である。 従来の副電極型の成分測定装置を示す概略図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1に示すように、センサー10は、酸素イオン導電性を有する固体電解質により形成された酸素セル11の内面に基準極12を設けると共に、外面に副電極13を形成し、基準極12に接するリード線14を酸素セル11の外部に導出している。
図示実施形態の場合、ZrO2−MgOを有底チューブ状に成形することにより固体電解質から成る酸素セル11を形成し、前記酸素セル11にCr−Cr23の粉体を充填することにより基準極12を構成し、該基準極12にMoから成るリード線4の先端部を埋入している。
前記センサー10を用いることにより溶融金属中の硫黄成分を測定する装置は、図2に示すようなプローブ15を構成している。プローブ15は、測定ランス等の昇降機構に取付けられる紙管16の先端にユニット17を装着し、該ユニット17の基端部に溶鉄極23を配置すると共に、先端部にセンサー10と、熱電対等の測温素子11を突出している。前記紙管16の先端部には前記溶鉄極23並びにセンサー10及び測温素子11を被う鉄キャップ18が設けられ、該鉄キャップ18の先端面に紙キャップ19を添設している。また、紙管16の先端部の外周は、スプラッシュ防止材20により被覆されている。プローブ15は、先端から溶融金属の湯面下方に浸漬され、前記紙キャップ19及び鉄キャップ18が消滅すると、測温素子11により溶融金属の温度を測定すると共に、前記リード線14を介してセンサー10と溶鉄極23の間に生じる起電力を計測することにより、溶融金属中の硫黄成分を測定する。
本発明は、溶銑・溶鋼中の硫黄成分の測定を目的として、前記センサー10の副電極13をCaO−Al23系の被覆層により形成し、該被覆層にCaO−2Al23及びCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存させた点に特徴がある。
これにより、副電極13におけるAl23−CaO(18mass%)中のCaOの活量は、CaO−2Al23とCaO−6Al23が存在し、二成分系で、二相が共存しているので、副電極13のCaOの自由度を「1」とすることにより、CaO活量が温度により一義的に定まることになる。
この点を理論的に説明すると、化学反応の熱力学に関して、Gibbsにより確立された相律によれば、自由度(f)(外部より独立に指定できる示強性因子(温度、圧力、濃度及び活量等)の数等の関数)は、対象となる系に含まれる化学成分の数(n)、系に課せられた拘束条件の数(c)、相の数(p)により、次式1で求められる。
[式1]
f=(n−c)−p+2
系内で化学反応が起こる場合、個々の反応に関与する成分は、それぞれの反応により拘束され、平衡状態では各々の平衡定数に結びつけられ、この場合、拘束条件の数(c)は、系内で考えられる独立した反応式の数に一致する。従って、等圧反応では、全圧が拘束条件の1つとして加えられる。
そこで、本発明の副電極13の場合、系が等圧反応であり、気相を含まないとすれば、自由度(f)は、次式2の通り、「1」となる。
[式2]
f=(2−1)−2+2=1
従って、副電極13の自由度は「1」となるので、CaO活量は温度により一義的に定まる。また、センサー10を溶鉄に浸漬したとき、副電極13と溶鉄の界面には、次式3で表される平衡反応が生じる。
[式3]
(CaO)+[S]=(CaS)+[O]
この際、式3の平衡定数Kは、次式4で表すことができる。尚、hoはジルコニア−副溶鉄−電極の三相界面の酸素活量であり、hsは硫黄の活量である。
[式4]
K=aCaS・ho/aCaO・hs
このように、脱[S]生成物、aCaSは、上述のように一定「1」であると仮定されるから、aCaOを一定とすることにより、式4は、次式5で示すことができる。
[式5]
K‘=ho/hs
硫黄濃度[%S]は、活量と濃度の関係、hs=fs・[%S](fsは活量係数)を用いてK“=ho/[%S]で示されるので、hoを測定することにより、hs[%S]を決定することが可能になる。
[実施例]
上記のCaO−2Al23及びCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存させた被覆層から成る副電極13を形成するための実施例を説明する。
Al23粉体の67.1重量%〜86.0重量%と、CaO粉体の32.9重量%〜14.0重量%とを均一に混合した混合粉体を準備し、大気雰囲気において、1500度Cで24時間以上、焼成した。
前記焼成された塊状体をボールミル又はクラッシャーで、10μm以下の粉末となるように粉砕した。この粉末は、X線回析装置により分析すると、CaO−2Al23とCaO−6Al23の混合物質から成ることが確認された。
前記混合物質から成る粉末の62重量%と、バインダーとしてのフッ化カルシウム粉末の8重量%と、バインダーとしてのポリビニルアルコール粉末の1重量%と、水の29重量%を混合することによりスラリー状の液体を形成し、該液体に前記固体電解質(ZrO2−MgO)から成る酸素セル11を浸漬することにより、副電極13の被覆層を形成し、室温で4時間放置後、130度Cで24時間乾燥することにより、硬化させた。
[実験例]
(実験条件)
上記副電極13の被覆層を形成したセンサー10により図2に示すようなプローブ15を形成し、図3(A)に示す誘導炉21(10kg炉)を使用して実験を行った。炉内の溶鉄22は、7kg(Fe−Csat)であり、温度を1455度C〜1465度Cに保持した。この状態とされた溶鉄22に、プローブ15のセンサー10を含む先端部を浸漬すると共に、溶鉄極23としてMo棒電極(φ3)を浸漬し、ノズル24から炉内にArガスを吹き込み、センサー10と溶鉄極23の間に生じる起電力を計測した。
(実験方法)
上記の状態で、図3(B)に示すように、溶鉄22にCaOを70g(溶鉄比:1.0重量%)添加し、第1回目の測定を行い、その後、段階的に、FeSを1g(Sの溶鉄比:0.011重量%)ずつ添加し、添加の都度、測定を行った。測定は、それぞれ、前記センサー10の起電力を計測する電気化学的測定と、採取した少量の溶鉄試料を燃焼法により分析する機器的測定とを1組として行い、両方の測定結果を照合した。
(実験結果)
上記実験の結果、何れの測定に関しても、電気化学的測定の結果と機器的測定の結果との間に不一致はないことが確認された。図4は、前記センサー10による測定結果を示しており、鎖線で示す実際の[%S]に対して、測定結果の値が良好であることが確認された。
図5は、実験時の起電力の波形を示している。センサー10を溶鉄に浸漬した後、数秒で波形が安定し、3.9秒以上の平衡状態を示すことにより、溶鉄中の[%S]を定量することができた。波形が安定するまでの時間は、プローブ15のキャップ18、19が溶失するまでの時間と考えられるから、本発明のセンサー10の副電極13は、応答性が極めて高く、硫黄の化学ポテンシャルから変換された酸素ポテンシャルの安定した平衡状態を得られることが確認された。
10 センサー
11 酸素セル
12 基準極
13 副電極
14 リード線
15 プローブ
16 紙管
17 ユニット
18 鉄キャップ
19 紙キャップ
20 スプラッシュ防止材
21 誘導炉
22 溶鉄
23 溶鉄極
24 ノズル

Claims (3)

  1. 酸素イオン導電性を有する固体電解質の内面に基準極を設けると共に外面に被測定元素の酸化物を含有する副電極を形成したセンサーと、外部電極とを溶融金属に浸漬することにより、溶融金属中の被測定元素の化学ポテンシャルを酸素ポテンシャルに変換し、前記センサーと外部電極の間に生じる起電力により被測定元素を測定する構成において、
    溶融金属中の硫黄を測定するセンサーであって、前記副電極は、固体電解質の表面に形成されたCaO−Al23系の被覆層から成り、該被覆層は、CaO−2Al23及びCaO−6Al23の二相の複合酸化物を共存させて成ることを特徴とする溶融金属中の硫黄測定センサー。
  2. 請求項1に記載の硫黄測定センサーにおいて
    前記副電極を構成する被覆層は、Al23粉体とCaO粉体とから成る混合粉体を焼成し、粉砕することにより得られたCaO−2Al23とCaO−6Al23の混合物質から成る粉末により形成されて成ることを特徴とする溶融金属中の硫黄測定センサーの製造方法
  3. 前記混合粉体は、Al23粉体の67.1重量%〜86.0重量%と、CaO粉体の32.9重量%〜14.0重量%とを均一に混合して成ることを特徴とする請求項2に記載の溶融金属中の硫黄測定センサーの製造方法
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