JP6241510B1 - 圧力式密閉型急速ろ過装置及び浄水器 - Google Patents

圧力式密閉型急速ろ過装置及び浄水器 Download PDF

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Abstract

【課題】 多孔質天然石ろ過砂を使用してろ過砂そのものが懸濁物の吸着性を有することにより透明度の極めて高い水質が得られる。圧密されたろ過砂の塊及びフロックを真空洗浄しながら天然石ろ砂に蓄積された懸濁物を洗浄排出する圧力式密閉型急速ろ過装置及びろ過機容器全体を透明体としてろ過過程を確認して手動で逆洗できる浄水器を得る。【解決手段】ろ過機内部に設ける0.1μm以下、比表面積100〜300m3/gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管に設けた吸排気空気弁と、ろ過機底部に設けたエアー噴射部とからなり、逆洗時に前記空気弁から前記エアー噴射部に掃流水を噴射してろ過機底部から懸濁物を含む該ろ砂を真空洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置及びろ過機の容器全体が内部のろ過状況が視認できる透明体である浄水器とした。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ポーラスな天然石ろ過砂を使用してろ過砂そのものが懸濁物の吸着性に優れ、逆洗時に圧密されたろ過砂の塊及びフロックを無動力で破壊して真空洗浄しながら天然石ろ砂に蓄積された懸濁物を洗浄排出することにより透明度の極めて高い水質が得られる圧力式密閉型急速ろ過装置及びろ過機容器全体を透明体としてろ過過程を確認することにより手動で逆洗できる浄水器に関するものである。
水をきれいにするには次の三つの方法がある。▲1▼「緩速ろ過法」は150年以上前にイギリスで考案されたが、前処理として沈砂・沈殿を確実に行う必要があり、設置面積が他の方法と比べ約30〜40倍必要となる。また、多様な水質に対応可能ではあるが色度除去が困難であった。▲2▼「急速ろ過法」は小スペースに設置可能であり、通常の方法では前処理の凝集を確実に行う必要がある。急激に濁度変化する場合はアルカリ調整を適確に行う必要があり、維持管理が難しい。▲3▼「膜ろ過法」は小スペースで設置が可能となるが、使用圧力が非常に高くなる。ほとんどの不純物を取り除くことができるが、ほとんどの場合前処理として砂ろ過装置が必要となり、膜の再生に多量の水と薬品を使用しなければならない。
前記「急速ろ過法」は、一般に自然水中のコロイド粒子(粒子径10−3mm以下)を除去するシステムとして使用されている。通常、急速ろ過は「凝集→フロック形成→沈殿→急速ろ過」の各プロセスを経て処理する方法である。コロイド粒子は、一般に負に荷電していて互いに反発して安定的な分散系を構成している。そこに、正荷電の凝集剤を注入してコロイド粒子の荷電中和を行い、電気的な反発を少なくして、粒子間力(ファン・デル・ワース力)によりフロックを形成する。次にフロックを沈殿させ、除去されなかったマイクロフロックを砂層等のろ過材を通して、ろ過材への付着及びろ層によるふるい分け作用により清澄なろ過水を得るようにしている。フロックとはフワフワした綿毛に似ているためそう呼ばれており、直径数mm程度の粒子塊である。
従来技術
例えば、特許文献1(特許第2587981号公報)には、「捲縮を有しない熱可塑性の短繊維を束状となし、該束表面の繊維及び内部の繊維の一部を加熱融着固定して直径3mm〜6mmの紐状とし、これを長さ3mm〜6mmに切断して短柱状に成形したことを特徴とするろ過材」及び「柱状のタンクの上部へ未ろ水を供給するパイプと、内部に水をろ過するためのろ過材と、下部からろ過された水を排出するための流量調節弁を備えたパイプと、を備えたろ過装置において、前記柱状のタンクの下部にろ過材を逆洗する時に空気を供給するパイプに接続された散気管を備え、前記ろ過材として、捲縮を有しない熱可塑性の短繊維を束状となし、該束表面の繊維及び内部の繊維の一部を加熱融着して成形したろ過材を用い、このろ過材を密に充填した状態でろ過を行うこと、前記柱状のタンクの内部に、ろ過材の浮き上り防止用の多孔質蓋体を備えることを特徴とするろ過装置」が記載され、「本考案のろ過材は、熱可塑性の短繊維を束状となし、該束表面の繊維及び内部の繊維の一部を融着固定して紐状とし、これを切断して短柱状に成形しているため、浮遊固形物質を効率よく浄化することができる。さらに、素材として比重の軽い熱可塑性の短繊維を使用しているため、逆洗時に、コンプレッサー等の空気供給手段によって供給された空気を砂利層内に設置された散気管より噴出し、同時に下部のパイプから逆洗水を流入させることにより、ろ過材が容易に水中に分散され、ろ過材中に蓄積された浮遊固形物質の再分離、除去を簡便かつ迅速に行うことができる。また、本考案のろ過装置は、上記ろ過材を密にした状態で使用し、急速ろ過を可能としている旨説明されている。
しかしながら、特許文献1は、コンプレッサー等の動力源を使用した空気逆洗技術であるのに対し、本発明は無動力で真空洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置である。即ち、本発明はろ過機内部に真空を作り出すと同時に真空破壊を生み出すことにより、ろ過機本体の破損を防ぎ、尚且、従来の水流によるろ過砂流動化技術に空気を混入させることにより、ろ過機内でろ過砂を乱舞させ、ろ過砂を破壊分離させる技術である。また、本発明では散気管が不要である。逆洗管が散気管の役目も果し、シンプルかつ効率化を図っている。
また、特許文献2(特開2013−244428号公報)には、「ろ過装置(1)を、圧力容器(2)と、砂利、ろ砂および粒子からなるろ過材(3)と、振動装置(5)とから構成する。ろ過材(3)は、被ろ過水が流れる方向に粒径が順次小さくなるように積層されているろ過部(11)と、該ろ過部(11)に続いて粒径が順次大きくなるように積層されているろ砂流出防止部(20)とからなるように積層する。ろ過時には被ろ過水を0.05MPa以上の水圧で圧力容器(2)に供給するようにし、逆洗時には洗浄水を圧力容器(2)に逆向きに供給するようにする。ろ過材(3)は、圧力容器(2)の天井に達するように充填する。あるいは所定の部材によってろ過材(3)の浮き上がりを防止する。これによってろ過時にも逆洗時にも積層状態が維持されるようにする。」が示され、「水圧によって効率よく原水を供給して濁質を濾し取って浄水を得ることができ、濁質はろ過部全体で濾し取られるのでろ過閉塞し難いという特徴を備えている。本発明は、このようなろ過装置において、圧力容器に、振動を発生させる振動装置が設けられている。従って、逆洗時に振動装置を駆動すると、振動が圧力容器を介してろ過材に伝達され、ろ過材から効率よく濁質が分離して、濁質が洗浄水によって洗い流されることになる。なおろ過材は、積層状態がろ過時と逆洗時のいずれにおいても維持されるようになっているので、ろ過時にも逆洗時にもある程度密に充填されている。そうすると圧力容器の振動が効率よくろ過材に伝達されることになり、ろ過材に付着した濁質を効率よく分離できる。このようにして、ろ過材の逆洗を効率よく短時間で実施することができ、洗浄水が少なくて済むことになる。また他の発明によると、振動装置は、ハンマー部と受け部とを備え、ハンマー部がソレノイドによって駆動されて受け部に衝突し、それによって衝撃的な振動が発生するようになっている。このような振動装置は、いわゆるマグハンマとして市販されており、ろ過装置を安価に提供することが可能になるし、衝撃的な振動によってさらに効率よく逆洗することが可能になる。さらに他の発明によると、ろ過部における最小の粒子の層は、粒径が1〜50μmの粒子からなる。このように粒径の小さい粒子の層によって微細な濁質が除去できるので、クリプトスポリジウムを実質的に完全に除去することができ安全な浄水を得ることができる。そして他の発明によると、ろ過部における最小の粒子の層は、粒径が80〜200μmの粒子からなる。このサイズの粒径によってろ過しても日本の上水道に要求されている濁度2以下の浄水を得ることができるが、粒径の大きさが大きいのでろ過閉塞し難い効果が得られる。また他の発明によると、被ろ過水は圧力容器の下方から供給されてろ過材中を上向きにろ過されるように構成されている。そうすると逆洗時には洗浄水はろ過材中を下向きに流れることになる。一般に濁質の比重は1よりも大きいので、逆洗によって濁質がろ過材から分離すると、濁質が効率よく下方に流れることになる」旨説明されている。
しかしながら、特許文献2はマグハンマ等の動力源を使用した逆洗技術であり、振動による濁質除去である。本発明は上記したように無動力で真空洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置である。即ち、本発明はろ過砂に補足された懸濁物を効率良く除去するために真空逆洗を用いている。したがって、濁質の除去が極めて効率化されている。ろ過機内部に真空を作り出すと同時に真空破壊を生み出すことにより、ろ過機本体の破損を防ぎ、従来の水流によるろ過砂流動化技術に空気を混入させることにより、ろ過機内でろ過砂を乱舞させ、ろ過砂を分離させる技術である。また、本発明では、散気管は不要である。逆洗管が散気管の役目も果し、シンプルかつ効率化を図っている。
また、特許文献3(特開特開2003−275782号公報)には、「河川や地下などから取水した水をろ過して飲料水又は洗浄水を生成する緩速ろ過装置において、粒0.05〜0.2mmの細砂を充填して、3〜150cmの厚さの細砂層を該緩速ろ過装置の砂利層の上に配置し、該取水をろ過速度2〜100m/日で通過させて該飲料水又は該洗浄水を生成し、該細砂層の目詰まり時には該細砂層を30〜500m/日の速度で逆洗再生する逆洗装置を配設することを特徴とする細砂緩速ろ過装置及びその方法。」が示され、「本発明によれば、薬品を添加せずに安全な飲み水を提供することができる。特に河川の中流域から上流までの水、沢水や谷川の水を原水として浄水する場合に、クリプトスポリジウム(アピコンプレックス門に属する原虫であり、ヒトを含む脊椎動物の消化管などに寄生する。種と宿主の組み合わせ次第ではクリプトスポリジウム症を引き起こす)が容易に除去され、逆洗システムが組込まれているため濁水にも対応できる。また、本発明で用いる細砂は、ろ過装置への細砂充填後、逆洗により不適切な粒子を除去できるため、粒径分布を厳密に狭めて予め分級・洗浄する必要はない」旨説明されている。
しかしながら、特許文献3は緩速ろ過技術に関するものである。つまり、生物膜によりろ過する技術であるが、従来から生物膜が目詰まりした際の砂の洗浄が大きな労力を必要とし問題であった。また、特許文献3は目詰まりした砂粒子を除去する技術である。但し、厚生労働省監修の水道施設設計指針によれば、緩速ろ過速度は4〜5m/日とされ、上限でも8m/日を超えてはならないと規定されている。これに対し、本発明は急速ろ過法である。ただ、ろ過砂の洗浄については同様に問題である。本発明との相違は上記技術の60倍以上の速度でろ過砂を洗浄する技術であるのに対し、本発明はろ過機内部に真空を作り出すと同時に真空破壊を生み出すことにより、ろ過機本体の破損を防ぎ、尚且、従来の水流によるろ過砂流動化技術に空気を混入させることにより、ろ過機内でろ過砂を乱舞させ、ろ過砂を分離させる技術である。また本発明では、散気管は不要である。逆洗管が散気管の役目も果し、シンプルかつ効率化を図っている。 特許文献3は、本発明の如く「逆洗装置の詳細」が示されておらず、「ろ過砂が経年減少するためにろ過砂の補充が必要であり、本発明のように砂の補充及び入替無しに10年以上の長期間使用する」ことは困難である。
また、特許文献4(実開平07−34903号公報)には、「超音波振動発生手段が、沈澱池1、沈砂池等の水処理設備上に配されて、汚泥のみが前記超音波振動発生手段に沿った一定の流れ状態を保持しながら沈降し収集され排除されるように構成されており、該超音波振動発生手段が、スカム回収用のトラフに設けられた堰の前方に配されて、水面上を浮遊するスカムを破壊可能にし,さらに水面上を浮遊するスカムを堰の方向に寄せ送るように構成されている。また、超音波振動発生手段が、スカムと水が導入されてスカムのみが浮上し排除処理されるようにしたスカム・水分離装置の内部に配されて、スカムの浮上を促進するように構成されている」が示され、「この考案は以上のような浄水化促進装置であるので、高度な水浄化が効率的にできるようにした浄水化促進装置を提供することができる。」旨説明されている。
しかしながら、特許文献4は超音波振動発生装置等の動力源を使用した逆洗技術であって振動による濁質除去である。これに対し、本発明は無動力で真空洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置である。本発明はろ過砂に補足された懸濁物を効率良く除去するために真空逆洗を用いていて濁質の除去を極めて効率化させている。そして、ろ過機内部に真空を作り出すと同時に真空破壊を生み出すことにより、ろ過機本体の破損を防ぎ、尚且、従来の水流によるろ過砂流動化技術に空気を混入させることにより、ろ過機内でろ過砂を乱舞させ、ろ過砂を分離させる。また本発明では、散気管は不要である。逆洗管が散気管の役目も果し、シンプルかつ効率化を図っている。
また、特許文献5(特開2015−013221号公報)、特許文献6(特開2015−013222号公報)、特許文献7(特開2015−013223号公報)には、「汚染水を除去するろ過砂11が内部に堆積・貯留された筒状のろ過槽10を備え、ろ過砂11の吸着力が低下したときには、逆洗工程を行って汚染されたろ過砂を浄化するように構成され、ろ過槽10が円筒状に形成され、そのろ過槽10の周壁12に設けられた監視用覗き窓部30を備え、その監視用覗き窓部30は、内側が箱枠状の凹部31aとなっている箱枠フレーム部31と、第1のパッキン32と、箱枠状の凹部31aの内部に配される透明板33と、第2のパッキン34と、それらを、箱枠フレーム部31の内底面31bとの間で挟み込むことで固定する固定用フレーム35とを具備する。」が示され、「本発明にかかるろ過砂を用いる水処理装置によれば、ろ過浄化工程及び逆洗工程の状況を適切に検知するための監視用覗き窓部がろ過槽の内部を適切且つ確実に視認するための適切な形態に構成されているという特別有利な効果を奏する。」旨説明されている。
しかしながら、小さな覗き窓では内部に照明装置がない限りはろ過されて行く水の流れと砂のながれや水全体の汚れや色の変化等ろ過工程の歴然と確認することができないと共に、ろ過水中に発生するマッドホールも確認することができない。したがって、タイマー制御、自動制御が必要となり、透明容器内の状況を十分に把握した上で、手動逆洗をすることはできない。また、本発明は無動力で真空洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置である。動力を使用すれば、自動逆洗が可能であるが、無動力で逆洗をするためには、ろ過の様子が目視確認できる必要がある。そこで、ろ過層全面を透明管にすることによりろ過工程及び逆洗工程が十分に把握できるようにして、素人でも手動操作を可能にした。このろ過工程では懸濁物等の堆積状況、逆洗工程ではろ過砂の乱舞状況、砂層の清浄になる様子が目視確認できる。さらに、本発明はろ過機内部に真空を作り出すと同時に真空破壊を生み出すことにより、ろ過機本体の破損を防ぎ、尚且、従来の水流によるろ過砂流動化技術に空気を混入させることにより、ろ過機内でろ過砂を乱舞させ、ろ過砂を分離させる。また、本発明では、散気管は不要である。逆洗管が散気管の役目も果し、シンプルかつ効率化を図っている。特許文献5〜7は、本発明の如く「ろ過層全面を把握する構造」が示されておらず、「ろ過層の状況を把握する」ことが困難である。
先行特許文献
特許文献1 特許第2587981号公報
特許文献2 特開2013−244428号公報
特許文献3 特開2003−275782号公報
特許文献4 実開平07−34903号公報
特許文献5 特開2015−013221号公報
特許文献6 特開2015−013222号公報
特許文献7 特開2015−013223号公報
発明が解決しようとする課題
本発明は、ポーラスな天然石を使用してろ過砂そのものが懸濁物の吸着性を有するため透明度の極めて高い水質が得られると共に、逆洗時に圧密されたろ過砂の塊及びフロックを吸排気空気弁からの急速逆洗掃流水により動力を要さず洗浄しながら天然石ろ過砂に蓄積された懸濁物のみを洗浄排出することによりろ過砂はそのまま再利用することができる圧力式密閉型急速ろ過装置を得るもので、さらに過機容器全体を透明体としてろ過過程全てを確認できて手動で逆洗することのできる浄水器を得ることを課題とするものである。
課題を解決する手段
請求項1の発明は、ろ過機内部に設ける天然石ろ過砂の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管に設けた吸排気空気弁と、ろ過機底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナとからなり、逆洗時に前記吸排気空気弁からエアーを含む掃流水をろ過機底部のストレーナから噴射して懸濁物を含む圧密されたろ過砂を無動力で洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置を提供するものである。
この発明においては、ろ過砂は0.1μm以下の多孔質体であって、比表面積100〜300m /gのポーラスな天然石ろ過砂を使用するため、より自然に近い人にも優しいおいしい水が得られ、ろ過砂を再生新逆流洗浄技術により長期間安定したろ過性能が得られる。また、膜ろ過の前処理に使用する場合は膜への負担が大幅に軽減できると共に、ろ過材の性能評価であるマッドホール生成率がきわめて小さい。また、ろ過砂そのものが懸濁物の吸着性に極めて優れている。これにより、ろ過された水の透明度が非常に高くなる。さらに、掃流水噴射部であるストレーナから真空加速された掃流水が、ろ過機容器内で天然石ろ過砂を浮上させた後、圧密されたろ過砂の塊及びフロックをエアー加速された掃流水で洗浄しながら天然石ろ過砂に蓄積された懸濁物を洗浄排出する。また、蒸気洗浄等が必要な超多孔質で吸着性のある活性炭ろ過砂と異なり、この天然石ろ過砂は逆洗時に懸濁物がこの多孔質内から容易に除去しやすく、そのまま再利用できるため同じ天然石ろ過砂をくり返し長期に亘り使用することができる。また、従来技術は0.4Mp程度の流入圧力が必要とされたが、実験の結果、0.15Mp程度でも十分なろ過成果を得ることができた。したがって、流入圧力を従来の半分以下にでき、“施設をコンパクトにでき、設置面積、イニシャルコスト、ランニングコストも軽減できる。
請求項2の発明は、ろ過機内部に設ける天然石ろ過砂の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管に設けた吸排気空気弁と、ろ過機底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナとからなり、逆洗時に前記吸排気空気弁からエアーを含む掃流水を機底部のストレーナから噴射して懸濁物を含む圧密されたろ過砂を無動力で洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置であって、ろ過機の容器全体を内部のろ過状況すべてが視認できる透明体とした浄水器を提供するものである。
この発明においては、ろ過機の容器全体を内部ろ過状況が視認できる透明樹脂体とした浄水器であり、ろ過されて行く水の流れと砂のながれや水全体の色の変化等ろ過工程の全てを見ることができると共に、ろ過水中に発生するマッドホールも確認することができる。したがって、従来ののぞき穴程度のものと異なり、タイマー制御、自動制御を必要とせずろ過工程全てを透明容器内で見て確認し、手動で逆洗できるので簡易な構成及び低価格で提供できる。また、容量が小さく小型化でき、透明樹脂体であるので軽量化もでき手軽に携帯することもできる。
以下に本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1A、図1B、図1Cはろ過工程から逆洗工程に至るろ過及び逆洗工程図。図2は筒径800mmのろ過機のろ過排水工程を示すユニット図、図3は筒径800mmのろ過機のろ過工程を示すユニット図、図4は筒径800mmのろ過機の逆洗工程を示すユニット図、図5は筒径300mmのろ過機の過排水工程を示すユニット図、図6は筒径300mmのろ過機のろ過工程を示すユニット図、図7は筒径300mmのろ過機の逆洗工程を示すユニット図、図8(A)は筒径100mmの浄水器のろ過工程を示すユニット図、図8(B)は図8(A)の左側面図、図9(A)は筒径100mmの浄水器の逆洗工程を示すユニット図、図9(B)は図9(A)の左側面図である。
図1A、図1B、図1Cはろ過工程から逆洗工程に至るろ過及び逆洗工程図であり、天然石ろ過砂02の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管03に設けた吸排気空気弁4と、ろ過機01底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナ05とからなり、逆洗時に前記吸排気空気弁04からエアーを含む掃流水を機底部のストレーナ05から噴射して懸濁物を含む圧密されたろ過砂を無動力で洗浄するようにしている。これにより、ろ過容器底部に設けたストレーナ05より吸排気空気弁04からのエアーを含む加速された掃流水をろ過砂02下方より噴射して、懸濁物を含むろ過砂02を無動力で洗浄するようにしている。
詳述すると、図1(A)はろ過工程を示すものであり、原水は実践矢印aに示すように、ろ過容器1上部より供給され、ろ過砂02及び砂利06によりろ過されて、ろ過された水はろ過容器01底部から矢印bを通過して給水タンク等側へ供給される。この時、天然石ろ過砂02の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂であり、ろ過砂02そのものが懸濁物の高度な吸着性を有しているため、これによりろ過された水の透明度は従来のろ過方式よりも遥かに高くなる。一方、ろ過砂02は懸濁物の高度な吸着性を有しているが、逆洗時にストレーナ5より空気を含む加速された掃流水により洗浄される。即ち、図1(B)に示すように、先ずは矢印c方向からろ過容器底部の掃流水噴射部であるストレーナ05からエアーを含む加速された激しい掃流水が、懸濁物を含む天然石ろ過砂02を浮上させて、上部に堆積した懸濁物を先ずは矢印c方向へ排出する。それと同時に、図1(C)に示すように、ろ過砂02の多孔内に蓄積された懸濁物及びろ過砂表面に付着した懸濁物によって形成された圧密ろ過砂の塊及びフロックは、原水gから激しくエアーを含む加速された掃流水hによりか洗浄されながらろ過砂02から洗浄された懸濁物のみを矢印eへ排出する。したがって、使用後ろ過砂02の蒸気洗浄等が必要な活性炭ろ過砂と異なり、この天然石ろ過砂は逆洗時のエアーを含む加速された激しい掃流水により懸濁物が多孔質内からの除去が容易であり、従来のろ過フィルターそのものを破棄交換する必要がなくそのまま再利用できるため同じ天然石ろ過砂をくり返し使用することができる。
下記表1及び表2に示すように、ろ過容器の各種胴径やろ過速度を有する大型ろ過機や家庭用浄水器に適用される。
図2〜図4は水処理器UNIT800を示すものであり、上記図1A、図1B、図1Cで説明したろ過工程から逆洗工程に至る同様のろ過工程及び逆洗工程を有するものである。図2は筒径800mmのろ過機のろ過排水工程を示すユニット図であり、ろ過工程に入る前に先ずろ過機1のろ過排水を2〜5分程度行う。即ち、原水は接触層2からパイプP1,バルブB1,吸排気空気弁A2,ろ過器1,ろ過器底部よりパイプP3,バルブB2,バルブB3,パイプP4下方iへ排出される。
次は、ろ過工程である。即ち、図3は筒径800mmのろ過機のろ過工程を示すユニット図であり、ろ過容器1内部には同様に0.1μm以下、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂(図示せず)を設けている。接触層2から送られた原水は吸排気空気弁A1、パイプP1、バルブB1パイプP2、吸排気空気弁A2を介してろ過器1に送られ、ろ過器内部の前記ろ過砂によりろ過される。この時、前述の通りろ過砂は0.1μm以下の多孔質体であって、比表面積100〜300m /gのポーラスな天然石ろ過砂であり、ろ過砂そのものが懸濁物の高度な吸着性を有しているため、これによりろ過された水の透明度は従来のろ過方式よりも遥かに高くなる。ろ過された原水はろ過器1底部よりパイプP3、バルブB2、バルブB3、パイプP4を介して給水タンク側へ貯留される。
最後は、逆洗工程である。即ち、図4は筒径800mmのろ過機1の逆洗工程を示すユニット図であり、接触層2上部に吸排気空気弁A1を設け、この吸排気空気弁A1により原水中のエアーを排出すると同時に、ろ過器1へパイプP1を介して原水を送る。この時、接触層2の直径よりもパイプP1が極めて細いため、パイプP1内において送られる原水の流れに負圧が生じて原水中に真空状態が発生する。この時、吸排気空気弁A1を開いてパイプ1内に逆に空気を送り込むと、エアーを含む原水はパイプP1、バルブB1、パイプP4、バルブB2、ろ過器1底部へのパイプP3を介してろ過容器1底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナ(図示省略)へ真空加速された激しい掃流水を発生させることとなり、逆洗時に前記ストレーナ(図示省略)からろ過砂に真空加速された激しい掃流水を噴射して懸濁物を含むろ過砂2を洗浄するようにしている。これにより、この天然石ろ過砂は逆洗時のエアーを含む加速された激しい掃流水により懸濁物が多孔質内から除去され、ろ過砂2を破棄交換する必要がなくそのまま再利用できるため同じ天然石ろ過砂をくり返し使用することができる。
図5〜図7は水処理器UNIT300を示すものであり、上記図1A、図1B、図1Cで説明したろ過工程から逆洗工程に至る同様のろ過工程及び逆洗工程を有するものである。図5は筒径300mmのろ過機のろ過排水工程を示すユニット図であり、ろ過工程に入る前に先ずろ過機11のろ過排水を2〜5分程度行う。即ち、原水は接触層12からパイプP11,バルブB11,吸排気空気弁A12,ろ過器11,ろ過器底部よりパイプP13,バルブB12,バルブB13,パイプP14外方iへ排出される。
次は、ろ過工程である。即ち、図6は筒径300mmのろ過機のろ過工程を示すユニット図であり、ろ過容器11内部には同様に0.1μm以下、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂(図示せず)を設けている。接触層12から送られた原水は吸排気空気弁A11、パイプP11、バルブB11 パイプP12、吸排気空気弁A12を介してろ過器11に送られ、ろ過器内部の前記ろ過砂(図示省略)によりろ過される。この時、前述の通りろ過砂は0.1μm以下の多孔質体であって、比表面積100〜300m /gのポーラスな天然石ろ過砂であり、ろ過砂そのものが懸濁物の高度な吸着性を有しているため、これによりろ過された水の透明度は従来のろ過方式よりも遥かに高くなる。ろ過された原水はろ過器11底部よりパイプP13、バルブB12、バルブB113、吸排気空気弁A13、パイプP4を介して給水タンク側へ貯留される。
最後は、逆洗工程である。即ち、図7は筒径300mmのろ過機21の逆洗工程を示すユニット図であり、接触層12上部に吸排気空気弁A11を設け、この吸排気空気弁A11により原水中のエアーを排出すると同時に、ろ過器11へパイプP11を介して原水を送る。この時、接触層12の直径よりもパイプP11が極めて細いため、パイプP11内において送られる原水の流れに負圧が生じて原水中に真空状態が発生する。この時、吸排気空気弁A11を開いてパイプP11内に逆に空気を送り込むと、エアーを含む原水はパイプP11、バルブB11、バルブB12、ろ過器11底部へのパイプP13を介してろ過容器11底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナ(図示省略)へ真空加速された激しい掃流水を発生させることとなり、逆洗時に前記ストレーナ(図示省略)からろ過砂に真空加速された激しい掃流水を噴射して懸濁物を含むろ過砂を洗浄するようにしている。これにより、この天然石ろ過砂は逆洗時のエアーを含む加速された激しい掃流水により懸濁物が多孔質内から除去され、ろ過砂を破棄交換する必要がなくそのまま再利用できるため同じ天然石ろ過砂をくり返し使用することができる。
より詳述し、UNIT300(φ300mm)における数値確認をすると、逆洗速度60cm/分(=864m/日=1cm/秒)で処理した場合、ろ過筒面積 A=0.32×π/4=0.70695m、ろ過流量 Q=vA=864×0.70695=610.8048m/日、これをろ過筒廻り配管φ25mmで上記と同流量を流すと、A=0.0252×π/4=0.0.00491m、v=610.8048/0.000491≒1244160m/日=14.4m/秒>0.7m/秒(河川が白濁する流速)。つまり、φ300のろ過筒内では1cm/秒だが、φ25配管中を移動する速度はその約1440倍となる。したがって、河川が白濁する流速の約20倍の流速となり、大気圧中で管内流速を上昇させると、管内流体は急激に空気に変化する。また、ろ過筒廻り配管部の制御弁を急閉すると、弁上流の水は弁体に衝突する。これは水撃現象(ウォーターハンマー)と呼ばれ、急激に高圧力が発生する。家庭でも水道の蛇口を急に閉じるとガーンという音が聞こえる場合があるが、これが水撃による音である。一方、弁下流の水は慣性があるため急停止することができず、そのまま進もうとする。この時、弁と弁下流の水の間で一種の「ちぎれ」現象が発生する。これを水柱分離と呼び、配管中に真空現象が起きる。上記、吸排気空気弁の役目は二つの役目がある。一つはろ過工程中に水中に含まれる空気を排気することで水の流れをスムーズにすること。一つは上記に記載したような水撃現象により配管損傷を防ぐために真空破壊用の吸気を行うためである。これまでの施設は排気用の空気弁を付けるのみであったが、当社は吸気と排気が可能な空気弁を採用した。また、水流のみの逆洗ではろ過砂の流動化は可能だが、砂と砂を分離して懸濁物を排除する逆洗は難しいため、ブロア等の動力を使用して水流に空気を混入して空気逆洗技術を確立した。それをさらに、動力を使用しないで、吸気排気空気弁を適所に配置して、配管内に発生する真空現象を有効利用して、逆洗工程に空気を送り込む技術である。上記UNIT800や下記UNIT100においても同様である。
図8(A)(B)は水処理器UNIT100を示すものであり、上記図1Aと同様のろ過工程及び逆洗工程を有するものである。即ち、図8(A)は筒径100mmの浄水器のろ過工程を示すユニット図、図8(B)は図8(A)の左側面図である。浄水器21内部には同様に0.1μm以下、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂(図示せず)を設けている。原水はバルブB21、パイプP21から吸排気空気弁A21を介して浄水器21上部から流入する。この時、前述の通りろ過砂は0.1μm以下の多孔質体であって、比表面積100〜300m /gのポーラスな天然石ろ過砂であり、ろ過砂そのものが懸濁物の高度な吸着性を有しているため、これによりろ過された水の透明度は従来のろ過方式よりも遥かに高くなる。ろ過された原水は浄水器21底部よりパイプP23、バルブB22より給水される。
図9(A)は筒径100mmの浄水器の逆洗工程を示すユニット図、図9(B)は図9(A)の左側面図である。逆洗時、原水はバルブB21より細いパイプP23より径の太い浄水器21底部より激しい掃流水を噴射して懸濁物を含むろ過砂を洗浄する。この天然石ろ過砂は逆洗時の激しい掃流水により懸濁物が多孔質内から除去され、ろ過砂を破棄交換する必要がなくそのまま再利用できるため同じ天然石ろ過砂をくり返し使用することができる。そして、ろ過された水は浄水器21上部から吸排気空気弁A21、パイプP21、バルブB23より排水される。
図8(A)(B)図9(A)(B)に示す浄水器は容器21全体が内部のろ過状況が視認できる透明樹脂体としている。これにより、単にろ過容器に覗き穴を設けたろ過容器と異なり内部に照明器具を必要とすることなく、ろ過されて行く水の流れと砂のながれや水全体の汚れや色の変化等ろ過工程の歴然と確認することができると共に、ろ過水中に発生するマッドボールも確認することができる。したがって、タイマー制御、自動制御を必要とせず透明容器内のろ過状況を確認してから手動でレバーLを開き逆洗することができる。また、容量が小さく小型化でき、透明樹脂体であるので軽量化でき手軽に携帯できるように構成することもできる。図8(A)(B)図9(A)(B)に示す浄水器SF100の容器21は胴径が100mmで、高さが約1000mmのビニール製である。
発明の効果
この発明においては、ろ過機内部に設ける天然石ろ過砂の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂を使用するため、より自然に近い人にも優しいおいしい水が得られ、ろ過砂を再生新逆流洗浄技術により長期間安定したろ過性能が得られる。また、膜ろ過の前処理に使用すると膜への負担が大幅に軽減でき、ろ過材の性能評価であるマッドボール生成率がきわめて小さい。また、ろ過砂そのものが懸濁物の吸着性を有しているのでろ過された水の透明度が非常に高くなる。したがって、エアー噴射部から真空加速された掃流水が、ろ過機容器内で天然石ろ過砂を浮上させた後、圧密されたろ過砂の塊及びフロックを真空洗浄しながら天然石ろ過砂に蓄積された懸濁物を洗浄排出する。また、蒸気洗浄等が必要な超多孔質で吸着性のある活性炭ろ過砂と異なり、この天然石ろ過砂は逆洗時の真空洗浄により懸濁物がこの多孔質内から容易に除去しやすく、そのまま再利用できるため同じ天然石ろ砂をくり返し長期に亘り使用することができる。また、従来技術は0.4Mp程度の流入圧力が必要とされたが、実験の結果、0.15Mp程度でも十分な結果を得ることができた。したがって、“流入圧力を従来の半分以下にできるため”電気代を節減でき、“施設をコンパクトにできる”ので設置面積、イニシャルコスト、ランニングコストも軽減できる。
また、この発明においては、ろ過器の容器全体を内部のろ過状況が視認できる透明樹脂体とした浄水器であり、ろ過されて行く水の流れと砂のながれや水全体の色の変化等ろ過工程の全てを見ることができると共に、ろ過水中に発生するマッドボールも確認することができる。したがって、タイマー制御、自動制御を必要とせずろ過工程を透明容器内で見て確認し、手動で逆洗できるので簡易な構成及び低価格で提供できる。また、容量が小さく小型化でき、透明樹脂体であるので軽量化でき手軽に携帯することもできる。
本発明のろ過器のろ過と逆洗工程図 水処理機UNIT800のろ過排水工程図 水処理機UNIT800のろ過工程図 水処理機UNIT800逆洗工程図 水処理器UNIT300のろ過排水工程図 水処理器UNIT300のろ過工程図 水処理器UNIT300の逆洗工程図 浄水器SF100正面のろ過工程図 浄水器SF100左側面のろ過工程図 浄水器SF100正面の逆洗工程図 浄水器SF100左側面の逆洗工程図
01 ろ過器
02 ろ過砂
03 逆洗流入管03
04 吸排気空気弁
06 砂利
a,b,c,d,e.f,g,h 矢印
1、11、21 ろ過器
2,12、22 接触層
A1〜3 吸排気空気弁
A11、A21 吸排気空気弁
B1〜3 バルブ
B11〜B13 バルブ
B22〜B23 バルブ
P1〜4 パイプ
P11〜P14 パイプ,
P21〜P23 パイプ

Claims (2)

  1. ろ過機内部に設ける天然石ろ過砂の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管に設けた吸排気空気弁と、ろ過機底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナとからなり、逆洗時に前記吸排気空気弁からエアーを含む掃流水をろ過機底部のストレーナから噴射して懸濁物を含む圧密されたろ過砂を無動力で洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置。
  2. ろ過機内部に設ける天然石ろ過砂の有する穴の大きさが0.1μm以下であって、比表面積100〜300m /gの多孔質体からなる天然石ろ過砂と、ろ過機の逆洗流入管に設けた吸排気空気弁と、ろ過機底部に設けた掃流水噴射部であるストレーナとからなり、逆洗時に前記吸排気空気弁からエアーを含む掃流水を機底部のストレーナから噴射して懸濁物を含む圧密されたろ過砂を無動力で洗浄するようにした圧力式密閉型急速ろ過装置であって、ろ過機の容器全体を内部のろ過状況すべてが視認できる透明体とした浄水器。
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