JP6241129B2 - 伝送装置、画像形成装置、及び制御プログラム - Google Patents

伝送装置、画像形成装置、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、伝送装置、画像形成装置、及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、モジュール化された複数のユニットにより構成され、前記モジュール化されたユニット間で差動伝送方式のシリアル通信を行う通信手段を備えた画像形成装置において、前記複数のユニット間を接続するコネクタとハーネスを有し、入力信号を差動信号に変換する差動信号変換手段と、前記差動信号変換手段により変換された差動信号の正相及び負相の電圧レベルを検出する電圧レベル検出手段と、前記電圧レベル検出手段により検出された正相及び負相の電圧レベルに基づいて複数の通信状態における異常のうちのいずれかを検知する信号線異常検知手段を備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特願2011−206948号公報
本発明は、電圧検出回路等のアナログ回路で検出した受信信号の電圧に基づいて調整手段を調整する場合に比べて、簡易な構成で伝送の信頼性を向上することができる、伝送装置、画像形成装置、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の伝送装置は、クロック信号が埋め込まれた受信信号の波形を設定値に基づいて調整する調整手段により調整された前記受信信号から前記クロック信号を再生する再生手段と、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の基準用の位相における基準読取値を読み取り、また、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の複数の検査用の位相における検査読取値を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った前記基準読取値と前記検査読取値とに基づいて、前記基準読取値と前記検査読取値とが一致する前記検査用の位相の範囲の大きさが予め定められた大きさ以下の場合は前記設定値を変更し、かつ、前記検査用の位相の範囲が前記予め定められた大きさを超える場合に、前記設定値の変更を行わないよう制御する制御手段と、を備える。
また、本発明の伝送装置の前記制御手段は、前記設定値を変更する場合に、前記検査用の位相の範囲の大きさが現在の設定値により得られた前記検査用の位相の範囲の大きさよりも大きくなるように前記設定値を変更することが好ましい。
また、本発明の伝送装置では、前記基準用の位相は180°であることが好ましい。
また、本発明の伝送装置では、前記受信信号は、シリアル信号であり、前記読取手段は、シリアル信号をパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換回路であることが好ましい。
また、本発明の伝送装置は、前記受信信号が、複数頁の画像情報を含む場合は、前記制御手段は、前記頁間に前記設定値を制御することが好ましい。
また、本発明の伝送装置の前記制御手段は、前記設定値を変更する制御を行った場合、既に前記設定値を変更した回数に応じて異なる処理を実行することが好ましい。
また、本発明の伝送装置の前記制御手段は、予め定められた回数以上、前記設定値を増加させるよう変更する制御を行った場合は、前記設定値を減少する変更を行うよう制御することが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の伝送装置は、クロック信号が埋め込まれた受信信号の波形を設定値に基づいて調整する調整手段により調整された前記受信信号から前記クロック信号を再生する再生手段と、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の基準用の位相における基準読取値を読み取り、また、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の複数の検査用の位相における検査読取値を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った前記基準読取値と前記検査読取値とに基づいて、前記基準読取値と、前記検査読取値とが一致する前記検査用の位相の範囲の大きさに応じて前記設定値の変更を行っ回数に応じて異なる処理を実行する制御を行う制御手段と、を備える。
また、本発明の伝送装置の前記制御手段は、前記設定値の変更を行った回数が多い場合には、前記設定値を減少させことが好ましい。
また、本発明の伝送装置の前記制御手段は、前記設定値の変更を行った回数が少ない場合には、前記設定値を予め決められた設定値に変更することが好ましい。
本発明の画像形成装置は、画像情報を受信する本発明の伝送装置と、前記伝送装置が受信した画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、を備える。
本発明の制御プログラムは、本発明の伝送装置の制御手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
請求項1及び請求項6〜12に記載の発明によれば、電圧検出回路等のアナログ回路で検出した受信信号の電圧に基づいて調整手段を調整する場合に比べて、簡易な構成で伝送の信頼性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、受信信号の波形の状態を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、基準用の位相が180°ではない場合と比較して、適切な検査用の位相の範囲の大きさを得ることができる。
請求項に記載の発明によれば、読取手段を他の回路で構成する場合に比べて、装置の構成を簡略化することができる。
請求項に記載の発明によれば、本構成と異なるタイミングで制御手段が設定値の制御を行う場合に比べて、形成される画像の品質を向上させることができる。
第1の実施の形態の伝送装置の構成の一例を表す構成図である。 第1の実施の形態の伝送装置における伝送条件の最適化処理の一例の流れを表したフローチャートである。 第1の実施の形態の伝送装置の最適化処理における、ウインドウ幅検出処理の流れの一例のフローチャートである。 ウインドウ幅検出処理における検査ポイントと、受信信号RXDATAとの関係を説明するための説明図である。 ウインドウ幅と、イコライザの設定値変更との関係を説明するための説明図である。 第2の実施の形態の伝送装置における伝送条件の最適化処理の一例の流れを表したフローチャートである。 第3の実施の形態における伝送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態の伝送装置は、受信した受信信号の波形を設定値に基づいて調整するイコライザの設定値を受信信号の波形状態に基づいて、自動的に設定する機能を有している。図1には、本実施の形態の伝送装置の当該機能に関する構成の一例を表す構成図を示す。
図1に示すように本実施の形態の伝送装置10は、イコライザ12、バッファ14、CDR(Clock Data Recovery:クロック・データ・リカバリ)回路16、PLL(Phase Locked Loop:位相同期ループ)回路18、シリアル/パラレル変換回路20、10B8B変換回路22、シリアル/パラレル変換回路24、比較部26、イコライザ調整回路28、及び位相シフト部30を備えている。
本実施の形態の伝送装置10は、データ信号にクロック信号が埋め込まれた信号(受信信号RXDATA)をシリアル伝送により外部装置から受信する、いわゆるエンベデッド・クロック方式のシリアル伝送装置である
イコライザ12は、外部装置から受信した受信信号RXDATAの波形が予め定められた最適な伝送波形に近付くように設定値に基づいて調整する機能を有している。イコライザ12では、設定値(フィルタの周波数帯)に応じて、調整した受信信号RXDATAの波形の状態が変化する。そのため、イコライザ12の設定値を最適化することにより、調整された受信信号RXDATAの波形の状態が最適化される。イコライザ12から出力された波形が調整された受信信号RXDATAは、バッファ14を介してCDR回路16に出力される。
CDR回路16は、受信信号RXDATから、クロック信号(CLOCK)を再生する機能を有している。CDR回路16は、PLL回路(図示省略)を有しており、受信信号RXDATAのエッジ(信号の立ち上がりと立ち下がり)を検出し、内部の基準クロック信号の位相と比較して調整することでクロック信号を再生する。CDR回路16により再生されたクロック信号は、PLL回路18に出力される。また、データ信号は、通常及び基準データ用のパス(図1、通常DATAPASS参照)を介してシリアル/パラレル変換回路20に出力されると共に、検査用のパス(図1、検査用PASS参照)を介してシリアル/パラレル変換回路24に出力される。
PLL回路18は、CDR回路16から出力されたクロック信号の位相を、基準用の位相分シフトした基準用クロック信号を生成してシリアル/パラレル変換回路20に出力する機能を有している。なお、本実施の形態では、詳細は後述するが、基準用の位相を180°としている。
また、PLL回路18は、CDR回路16から出力されたクロック信号の位相を、位相切換信号に応じた検査用の位相分シフトした検査用クロック信号を生成してシリアル/パラレル変換回路24に出力する機能を有している。
シリアル/パラレル変換回路20は、基準用クロック信号に基づいて、シリアル形式である受信信号RXDATAをパラレル形式に変換したデータ(図1、通常使用DATA参照)を、10B8B変換回路22に出力する機能を有している。
10B8B変換回路22は、通常使用DATAの10ビット(bit)を8ビット(bit)に変換する機能を有している。本実施の形態の伝送装置10では、データ信号の伝送において、いわゆる8B10Bとして知られる方式を用いており、データ信号(送信号及び受信信号)の0と1が連続せずに適度に含まれるように調整を行ったデータ信号を伝送している。そのため、伝送装置10では、10B8B変換回路22により、通常使用DATAの10ビット(bit)を8ビット(bit)に変換して後段の回路に出力する。
また、シリアル/パラレル変換回路20は、受信信号RXDATAを、基準用クロック信号の立ち上がりに基づいて読み取った基準読取値を検査基準用として、比較部26に出力する機能を有している。
一方、シリアル/パラレル変換回路24は、受信信号RXDATAを、検査用クロック信号の立ち上がりに基づいて読み取った検査読取値を、比較部26に出力する機能を有している。
比較部26は、比較回路を備えており、基準読取値と、検査読取値とを比較し、一致するか否かを判断する。また、比較部26は、基準読取値と一致しなかった検査読取値の読み取りに用いられた検査用クロック信号の位相をエラーポイントとして検出し、検出したエラーポイントを記憶する機能を有している。具体的一例として本実施の形態の比較部26は、メモリ(図示省略)を有しており、エラーポイントとなる位相を当該メモリに格納しておく。また、比較部26は、検査用クロック信号の位相を切り換える様に位相シフト部30に切換指示を出力する機能を有している。位相シフト部30は、当該切換指示に基づいた位相に検査用クロック信号の位相をシフトさせるための位相切換信号をPLL回路18に出力する機能を有している。
また、比較部26は、エラーポイントにより、受信信号RXDATAのウインドウ幅(図4及び図5参照、詳細後述)を算出し、算出したウインドウ幅に基づいて、イコライザの調整(設定値の増減)を行う様にイコライザ調整回路28に調整指示を出力する機能を有している。イコライザ調整回路28は、当該調整指示応じて、イコライザの設定値を設定するためのイコライザ調整用信号を生成してイコライザ12に出力する。イコライザ12では、イコライザ調整用信号に基づいて設定値が変更され、変更された設定値に応じて受信信号RXDATAの調整を行う。
次に、本実施の形態の伝送装置10における伝送条件の最適化処理について図面を参照して詳細に説明する。図2には、本実施の形態の伝送装置10における、伝送条件の最適化処理の一例の流れを表したフローチャートを示す。図2に示した伝送条件の最適化処理は、インターフェースの電源がオン状態になった場合等の予め定められたタイミングで開始される。
本実施の形態の伝送装置10では、上述したようにイコライザ12の設定値を最適化することにより、受信信号RXDATAのウインドウ幅を最適化することで、伝送条件を最適化している。このように伝送条件を最適化するにあたり、イコライザ12の設定値を変更するため、変更に応じて、受信信号RXDATAの波形の状態が変化する。そのため、伝送条件の最適化処理は、受信信号RXDATAから取り出したデータを10B8B変換回路22よりも後段の回路で使用しない期間に行うことが好ましい。本実施の形態の伝送装置10では、受信信号RXDATAから取り出したデータを後段の回路で使用しない期間として、インターフェースの電源をオン状態にした後のタイミングや、一連のデータ信号とデータ信号との間の期間等をReady(準備)状態と称している。伝送装置10では、当該Ready状態の期間に伝送条件の最適化処理を行う。
ステップS100では、Ready状態であるか否か判断する。Ready状態では無い場合は、待機状態になり、Ready状態の場合は、ステップS102へ進む。本実施の形態の伝送装置10では、具体的一例として、Ready状態の場合は、8ビット、00hデータが伝送される。8ビット、00hデータは、送信側の伝送装置(図示省略)の8B10B変換回路により、一定間隔でトグルされた10ビットのデータに変換され、(例えば、10011101000、または、01100010111)受信側の伝送装置10に伝送(送信)される。本実施の形態の伝送装置10は、これらの信号を受信した場合に、Ready状態であると判断する。
ステップS102では、ウインドウ幅検出処理を行う。図3には、本実施の形態の伝送条件の最適化処理における、ウインドウ幅検出処理の流れの一例のフローチャートを示す。また、図4には、ウインドウ幅検出処理における検査ポイントと、受信信号RXDATAとの関係を説明するための説明図を示す。
ステップS200では、検査ポイントとして、位相180°からチェックを開始する。本実施の形態では、図4に示すように、基準用位相を180°としており、位相180°に対応するポイントを基準ポイントしている。
PLL回路18は、基準用クロック信号として、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が180°シフトした基準用クロック信号(Samp clk12 180°)をシリアル/パラレル変換回路20に出力する。シリアル/パラレル変換回路20では、基準用クロック信号の立ち上がりに応じて受信信号RXDATAを読み取った基準読取値を比較部26に出力する。
また、PLL回路18は、検査用クロック信号として、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が180°シフトした検査用クロック信号(Samp clk12 180°)をシリアル/パラレル変換回路20に出力する。シリアル/パラレル変換回路24では、検査用クロック信号の立ち上がりに応じて受信信号RXDATAを読み取った検査読取値を比較部26に出力する。
次のステップS202では、比較部26により、基準読取値と検査読取値とが一致するか否か比較(判断)する。なお、本実施の形態の比較部26では、基準読取値のレベル(HまたはL)と検査読取値のレベル(HまたはL)とが一致するか否か判断している。基準読取値と検査読取値とが一致する場合は、ステップS204へ進む。
ステップS204では、検査ポイントを0°方向へ15°シフトさせた後、ステップS202に戻る。本実施の形態では、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相を0°方向へ15°シフトした検査用クロック信号をPLL回路18によって生成することにより、検査ポイントを0°方向へ15°シフトさせる。具体的には、例えば、検査ポイントが180°であった場合は、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が180°−15°=165°シフトした検査用クロック信号を生成させるための位相切換信号を、位相シフト部30がPLL回路18に出力する。PLL回路18では、当該位相切換信号に基づいて、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が165°シフトした検査用クロック信号(Samp clk11 165°)をシリアル/パラレル変換回路20に出力する。
このように、検査ポイントを0°方向へ15°シフトさせながら、基準読取値と検査読取値とが一致しなくなるまで、基準読取値と検査読取値とが一致するか否かの比較を繰り返す。ステップS202において、基準読取値と検査読取値とが一致しない場合は、ステップS206へ進む。
ステップS206では、比較部26は、基準読取値と検査読取値とが一致しなくなったときの検査用位相をエラーポイントAとして、図示を省略した記憶部(メモリ等)に格納する。
次のステップS208では、検査ポイントを基準ポイントである位相180°に戻す。
次のステップS210では、上記ステップS202と同様に、比較部26により、基準読取値と検査読取値とが一致するか否か比較(判断)する。基準読取値と検査読取値とが一致する場合は、ステップS212へ進む。
ステップS212では、検査ポイントを360°方向へ15°シフトさせた後、ステップS210に戻る。本実施の形態では、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相を360°方向へ15°シフトした検査用クロック信号をPLL回路18によって生成することにより、検査ポイントを360°方向へ15°シフトさせる。具体的には、例えば、検査ポイントが180°であった場合は、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が180°+15°=195°シフトした検査用クロック信号を生成させるための位相切換信号を、位相シフト部30がPLL回路18に出力する。PLL回路18では、当該位相切換信号に基づいて、受信したクロック信号(RX CLOCK)の位相が195°シフトした検査用クロック信号(Samp clk13 195°)をシリアル/パラレル変換回路20に出力する。
このように、検査ポイントを360°方向へ15°シフトさせながら、基準読取値と検査読取値とが一致しなくなるまで、基準読取値と検査読取値とが一致するか否かの比較を繰り返す。ステップS210において、基準読取値と検査読取値とが一致しない場合は、ステップS214へ進む。
ステップS214では、比較部26は、基準読取値と検査読取値とが一致しなくなったときの検査用位相をエラーポイントBとして、図示を省略した記憶部(メモリ等)に格納する。
次のステップS216では、比較部26は、エラーポイントA及びエラーポイントBとの差分によりウインドウ幅を算出する。なお、本実施の形態において「ウインドウ幅」とは、受信信号RXDATAのデータの開きであり、受信信号RXDATAの波形において、一定のレベル(HレベルまたはLレベル)を維持する検査用の位相の範囲のことをいう(図4及び図5参照)。
本実施の形態では、比較部26により、エラーポイントB−エラーポイントAを算出したウインドウ幅を図示を省略した記憶部(メモリ等)に格納した後、ウインドウ幅検出処理を終了する。
このようにしてステップS102でウインドウ幅が検出されると、次のステップS104では、イコライザ調整回路28によりイコライザ12の設定値を増加させる。本ステップにおいてどの程度設定値を増加させるかは予め定めておけばよく、特に限定されないが、イコライザ12の仕様や、調整精度等に応じて定めておくとよい。具体的一例として、イコライザ12が0db、2db、4db、6db、8db、10db、及び12dbの7値設定のものであり、現在の設定値が6dbの場合を挙げる。この場合、本実施の形態のイコライザ調整回路28は、設定値を1段階増加させるために、設定値を8dbに変更させるためのイコライザ調整用信号をイコライザ12に出力する。
イコライザ12では、当該イコライザ調整用信号に応じて設定値が変更され、変更された設定値に応じて、受信信号RXDATAの調整を行う。設定値の変更に伴い、受信信号RXDATAの波形の状態が変化する。
次のステップS106では、上記ステップS102において説明したウインドウ幅検出処理(図3参照)を行い、ウインドウ幅の検出を行う。次のステップS108では、前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、ステップS106で検出したウインドウ幅が大きいか否か判断する。
一般的に、受信信号RXDATAは、イコライザ12により適切に調整が行われるほど、ウインドウ幅が大きくなる。図5には、ウインドウ幅と、イコライザの設定値変更との関係を説明するための説明図を示す。なお、図5では、受信信号RXDATAの波形を複数重ね書きした状態を示している。また、図5では、イコライザ12の設定値変更の実施回数が大きいほど、適切に調整が行われている場合を示している。
図5の「1回目」に示すように、適切に調整が行われない場合、波形の状態が悪く、波形がぶれたようになるため、ウインドウの幅が小さくなる。イコライザ12の設定値変更が「2回目」では、「1回目」よりも適切に調整が行われるため、波形の状態が「1回目」よりも良くなり、波形のぶれも小さくなる。そのため、「2回目」では、「1回目」よりもウインドウ幅が大きくなる。同様に、イコライザ12の設定値変更「3回目」では、「2回目」よりも適切に調整が行われるため、波形の状態が「2回目」よりも良くなり、波形のぶれも小さくなる。そのため、「3回目」では、「2回目」よりもウインドウ幅が大きくなる。
このように、前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS106)検出したウインドウ幅が大きい場合は、前回よりも適切に受信信号RXDATAの調整が行われたことを表している。
ステップS108で前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS106)検出したウインドウ幅が大きい場合は、ステップS104に戻り、ステップS104〜ステップS108の処理を繰り返す。
一方、ステップS108で前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS106)検出したウインドウ幅が大きくない場合は、ステップS108へ進む。すなわち、前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS106)検出したウインドウ幅が小さい場合、及び同じ場合は、ステップS108へ進む。
イコライザ12において、適切な設定値を超えてさらに設定値を増加させた場合、受信信号RXDATAの波形状態は、前回の設定値により調整された際よりも悪く、または同等となる。そのため、本実施の形態の伝送条件の最適化処理においてステップS108で否定された場合は、ステップS110へ進む。
ステップS110では、イコライザ12の設定値を増加させる変更を2回以上行ったか否か判断する。すなわち、ステップS104の処理を2回以上繰り返したか否か判断する。2回以上実施した場合は、ステップS112へ進む。
ステップS112では、イコライザ調整回路28によりイコライザ12の設定値を減少させる。本ステップにおいてどの程度設定値を減少させるかは予め定めておけばよく、特に限定されないが、イコライザ12の仕様や、調整精度等に応じて定めておいてもよい。具体的一例として、イコライザ12が0db、2db、4db、6db、8db、10db、及び12dbの7値設定のものであり、現在の設定値が8dbの場合を挙げる。この場合、本実施の形態のイコライザ調整回路28は、設定値を1段階減少させるために、設定値を6dbに変更させるためのイコライザ調整用信号をイコライザ12に出力する。なお、上記ステップS104でイコライザ12の設定値を増加させた程度(段階等)と、本ステップにおいてイコライザ12の設定値を減少させる程度(段階等)とは、同じであってもよいし、違っていてもよい。
次のステップS114では、上記ステップS102において説明したウインドウ幅検出処理(図3参照)を行い、ウインドウ幅の検出を行う。次のステップS116では、前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、ステップS114で検出したウインドウ幅が大きいか否か判断する。上述したように、ウインドウ幅が大きいということは、受信信号RXDATAの波形の状態が適切に調整されたことを表している。そのため、ステップS112に戻り、テップS112〜ステップS116の処理を繰り返す。
一方、ステップS116で前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS114)検出したウインドウ幅が大きくない場合は、ステップS118へ進む。すなわち、前回のイコライザ12の設定値におけるウインドウ幅よりも、今回(ステップS114)検出したウインドウ幅が小さい場合、及び同じ場合は、ステップS118へ進む。
また、上記ステップS110において、イコライザ12の設定値を増加させる変更を2回以上行っていない場合、すなわち1回行った場合もステップS118へ進む。
ステップS118では、比較部26は、前回のイコライザ12の設定値が受信信号RXDATAの波形の調整に最適値であると判断する。次のステップS120では、イコライザ12の設定値を最適値(前回の設定値)に設定した後、伝送条件の最適化処理を終了する。本実施の形態では、イコライザ調整回路28がイコライザ12の設定値を最適値(前回の設定値)に変更させるためのイコライザ調整用信号をイコライザ12に出力することにより、イコライザ12では、設定値が最適値に変更される。
[第2の実施の形態]
ウインドウ幅が大きくなるに従い、受信信号RXDATAの波形の品質は向上するが、波形の立ち上がり及び立ち下がりが急になるため、放射ノイズが大きくなる。そのため、放射ノイズの影響を考慮する必要がある場合では、ウインドウ幅を最大とすることが好ましいとは限らない場合がある。本実施の形態は、このような場合に対応する伝送条件の最適化処理を行う伝送装置10について説明する。
なお、本実施の形態の伝送装置10は、第1の実施の形態の伝送装置10と同様の構成及び動作(処理)を含むため、同様の構成及び動作(処理)についてはその旨を記し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態の伝送装置10の、イコライザ12の設定値を受信信号RXDATAの波形状態に基づいて自動的に設定する機能に関する構成は、第1の実施の形態の伝送装置10(図1参照)と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態の伝送条件の最適化処理では、放射ノイズの影響や周辺環境等を考慮してウインドウ幅の閾値を予め設けている。当該閾値は、ウインドウ幅が異なる受信信号RXDATAの伝送(送受信)を行い、発生する放射ノイズを検出すること等により実験的に予め定めておけばよい。
図6には、本実施の形態の伝送装置10における伝送条件の最適化処理の一例の流れを表したフローチャートを示す。本実施の形態の伝送条件の最適化処理は、第1の実施の形態の伝送条件の最適化処理(図2参照)におけるステップS108の次にステップS109を設けると共に、ステップS116の次にステップS117を設けている点で第1の実施の形態と異なっている。
ステップS100〜ステップS108までは、第1の実施の形態の伝送条件の最適化処理と同様に各ステップの処理を行う。Ready状態において(ステップS100でY)、ウインドウ幅検出処理を行った(ステップS102)後、イコライザ12の設定値の増加を行い(ステップS104)再び、ウインドウ幅検出処理を行い(ステップS108)、前回よりもウインドウ幅が大きくなったか判断する(ステップS108)。
ウインドウ幅が前回よりも大きい場合(ステップS108でY)は、ステップS109へ進む。
ステップS109では、ウインドウ幅が閾値以下であるか否か判断する。閾値以下の場合は、ステップS104に戻り、ステップS104〜ステップS109の処理を繰り返す。一方、ステップS109でウインドウ幅が閾値を超える場合は、ステップS118へ進む。上述したように、ウインドウ幅が閾値を超える場合は、当該ウインドウ幅を有する受信信号RXDATAは、波形状態は高品質であるが、放射ノイズの影響から伝送に用いるのに好ましくない。そのため、本実施の形態では、ステップS109で否定されると、ステップS118に進む。
ステップS118では、第1の実施の形態と同様に、比較部26が、前回のイコライザ12の設定値が受信信号RXDATAの波形の調整に最適値であると判断する。さらに次のステップS120では、イコライザ12の設定値を最適値(前回の設定値)に設定した後、本実施の形態の伝送条件の最適化処理を終了する。
一方、ウインドウ幅が前回よりも小さい、または等しい場合(ステップS108でN)は、第1の実施の形態と同様にステップS110へ進む。
ステップS110〜ステップS116までは、第1の実施の形態の伝送条件の最適化処理と同様に各ステップの処理を行う。イコライザ12の設定値を2回以上増加させた場合(ステップS110でY)は、イコライザ12の設定値の減少を行い(ステップS112)再び、ウインドウ幅検出処理を行い(ステップS114)、前回よりもウインドウ幅が大きくなったか判断する(ステップS116)。
ウインドウ幅が前回よりも大きい場合(ステップS116でY)は、ステップS109へ進む。
ステップS117では、上記ステップS109と同様に、ウインドウ幅が閾値以下であるか否か判断する。閾値以下の場合は、ステップS112に戻り、ステップS112〜ステップS117の処理を繰り返す。一方、ステップS117でウインドウ幅が閾値を超える場合は、ステップS118へ進む。ステップS109と同様に、ウインドウ幅が閾値を超える場合は、当該ウインドウ幅を有する受信信号RXDATAは、波形状態は高品質であるが、放射ノイズの影響から伝送に用いるのに好ましくない。そのため、本実施の形態では、ステップS117で否定されると、ステップS118に進む。
ステップS118では、第1の実施の形態と同様に、比較部26が、前回のイコライザ12の設定値が受信信号RXDATAの波形の調整に最適値であると判断する。さらに次のステップS120では、イコライザ12の設定値を最適値(前回の設定値)に設定した後、本実施の形態の伝送条件の最適化処理を終了する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、上記各実施の形態で説明した伝送装置10を適用した装置の一例として、画像形成装置について説明する。
図7には、伝送装置10を備えた本実施の形態の画像形成装置の概略構成図を示す。本実施の形態の画像形成装置50は、プリントサーバ等の外部コントローラ52から画像情報を含むページ記述言語等の画像データを受信する。
外部コントローラ52は、画像処理IC(Integrated Circuit)54及びシリアライザ56を備えている。画像処理IC54は、パソコン等(図示省略)やスキャナ等の画像読取装置(図示省略)で作成された画像データに予め定められた画像処理を施したページ記述言語等の画像データ(例えば、Page Description Language:PDLデータ)を生成する機能を有している。生成されたPDLデータは、パラレルデータとしてシリアライザ56に出力される。シリアライザ56は、パラレルデータであるPDLデータをシリアルデータに変換する機能を有している。
シリアライザ56によりシリアルデータに変換された画像データ(PDLデータ)は、伝送線58を介して、画像形成装置50に出力される。伝送線58の具体的一例としては、長さが1m〜10mのケーブルが挙げられる。
画像形成装置50は、拡張プリンタインターフェース部60、画像処理部64、及び画像形成部68を備えている。拡張プリンタインターフェース部60は、デシリアライザ62を備えている。デシリアライザ62には、上規各実施の形態で説明した伝送装置10が備えられており、外部コントローラ52から受信したシリアルデータをパラレルデータに変換する機能を有している。デシリアライザ62によりパラレルデータに変換された画像データ(PDLデータデータ)は、画像処理部64の画像処理IC(Integrated Circuit)66に出力される。
画像処理部64は、画像処理IC66を備えている。画像処理IC66は、デシリアライザ62から受け取ったパラレルデータである画像データ(PDLデータ)に予め定められた画像処理(Raster Image Processor:RIP)を施し、ビットマップ化して、ラスタ画像に変換する機能を有している。RIP処理された画像データは、画像形成部68のレーザ走査装置70に出力される。
画像形成部68は、画像データ(ラスタデータ)に基づいた画像を記録媒体上に形成する機能を有していれば具体的な構成は特に限定されない。本実施の形態の画像形成部68は具体的一例として電子写真方式のいわゆるプリンタエンジンであり、レーザ走査装置70を備えている場合を示している。また、本実施の形態の画像形成部68は、帯電器、感光体、及び現像器等(いずれも図示省略)を備えている。
レーザ光走査装置70は、画像データ(ラスタデータ)に基づいて、レーザビームを、帯電器により帯電させられた感光体上に照射して、感光体上にラスタデータに応じた静電潜像を形成する。現像器は静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する。感光体上に形成されたトナー像が記録媒体上に転写されることにより、記録媒体上に画像が形成される。
本実施の形態の画像形成装置50では、デシリアライザ62(伝送装置10)で外部コントローラ52から受信した画像データの波形状態の品質を向上させることにより、画像形成部68で形成される画像の品質が向上する。そのため、本実施の形態の画像形成装置50では、外部コントローラ52から画像データを受信する際に、伝送装置10で上述した伝送条件の最適化処理を行うようにしている。
また、本実施の形態の伝送装置10では、外部コントローラ52から受信した画像データが複数頁分の画像データを含む場合は、各頁に対応する画像データの受信の合間に伝送条件の最適化処理を行う。このように、各頁毎の合間で伝送条件の最適化処理を行うことにより、形成される各頁の画像の画像品質が揃うと共に高品質となる。なお、伝送条件の最適化処理により画像データの波形の状態が変化してしまうため、1頁分の画像データを受信している間に伝送条件の最適化処理を行うことは余り好ましくない。しかしながら、形成する画像が大きい場合等、形成する画像に応じて、またはユーザ等の所望に応じて、1頁分の画像データを受信している間に伝送条件の最適化処理を行うようにしてもよい。
なお、上述のタイミングで伝送条件の最適化処理を行うように、伝送装置10では、上述のタイミングが予めReady状態として規程されている。これにより、上記各実施の形態で説明したように、伝送装置10では、伝送条件の最適化処理が行われる。
画像形成装置50では、画像データ(PDLデータ)を出力する、外部コントローラ52(シリアライザ56)は特に限定されていない。また、画像データ(PDLデータ)の伝送に用いられる伝送線58の種類・長さ等も特に限定されていない。さらに、画像装置50が設けられる環境(特に温度)も限定されていない。一般的に、これらの条件が不明であるとイコライザの設定が困難(不適切)となる。これに対して本実施の形態では、伝送装置10が上記各実施の形態で上述した伝送条件の最適化処理を行うため、イコライザ12の設定値を受信した画像データ(PDLデータ)に基づいて自動的に行うため、画像データ(PDLデータ)の波形の状態が最適化される。これにより、本実施の形態の画像形成装置50では、高品質の画像が形成される。
以上説明したように、上記各実施の形態の伝送装置10は、ロジック回路16、PLL回路18、シリアル/パラレル変換回路20、シリアル/パラレル変換回路24、比較部26、イコライザ調整回路28、及び位相シフト部30を備えている。シリアル/パラレル変換回路20は、受信信号RXDATAから基準用クロック信号(基準ポイントの位相180°)の立ち上がりに応じて読み取った基準読取値を比較部26に出力する。シリアル/パラレル変換回路24は、受信信号RXDATAから検査用クロック信号の立ち上がりに応じて読み取った検査読取値を比較部26に出力する。比較部26は、基準読取値と検査読取値とを比較して両者のレベルが一致するか判断する。比較部26は、位相シフト部30により検査用クロック信号の位相をシフトさせながら、基準読取値と検査読取値との比較を繰り替えし、両者が一致しなくなるポイントをエラーポイントA、及びエラーポイントBとして検出する。比較部26は、エラーポイントAとエラーポイントBとの差分を算出することによりウインドウ幅を算出する。比較部26は、イコライザ調整回路28によりイコライザ12の設定値を変更(増加または減少)させてウインドウ幅の算出を行う処理を繰り替えし行い、ウインドウ幅が大きくなるように(第1の実施の形態では最も大きくなるように)イコライザ12の設定値を変更する。
このように、上記各実施の形態の伝送装置10では、受信信号RXDATAの波形のウインドウ幅に基づいてイコライザ12の設定値を制御するため、イコライザ12の設定値(伝送条件)が最適化される。これにより、イコライザ12で調整される受信信号RXDATAの波形の状態が最適化される。
また、本実施の形態の伝送装置10では、基準読取値の読み取り及び検査読取値の読み取りにシリアル/パラレル変換回路20及びシリアル/パラレル変換回路24を用いている。シリアル/パラレル変換回路は、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換するために、通常の伝送装置に備えられているため、新たに受信信号の電圧等を検出するためのアナログ回路を設けなくとも、本実施の形態の伝送装置10では、伝送条件が最適化される。
また、本実施の形態の伝送装置10では、受信信号RXDATAを用いて伝送条件の最適化処理を行っており、特別なチェックデータ等の伝送を要しないため、常時、伝送条件の最適化処理が行える。本実施の形態の伝送装置10では、Ready状態の際に伝送条件の最適化処理を行うため伝送条件を設定するための期間を別途、設ける必要がない。
従って、電圧検出回路等のアナログ回路で検出した受信信号の電圧に基づいてイコライザ12を調整する場合に比べて、簡易な構成で伝送の信頼性を向上することができる。
なお、上記各実施の形態では、ウインドウ幅検出処理(図3参照)において検査読取値を読み取る検査ポイントとして、位相180°からチェックを開始しているがこれに限らない。例えば位相0°や360°からチェックを開始してもよい。また例えば、ウインドウ幅検出処理を繰り返し行う場合は、前回のエラーポイント(エラーポイントA、エラーポイントB)を検査ポイントの開始ポイントとしてチェックを開始するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、ウインドウ幅検出処理(図3参照)において検査用の位相を15°ずつシフトしているがシフトする位相は、これに限らない。ウインドウ幅検出処理に要する時間や調整精度等に応じて予め定めておけばよい。
また、上記各実施の形態では、ウインドウ幅検出処理(図3参照)において基準ポイントの位相を180°としているが、これに限らず他の位相としてもよい。なお、受信信号RXDATAの波形が理想的な状態の場合、位相180°のポイントが波形の中心となるため、基準ポイントの位相を180°とすることが好ましい。
また、本実施の形態では、比較部26を比較回路を備えたアナログ回路により構成しているがこれに限らず、マイコン等により予め定められたプログラムを実行することにより上述した処理を実施するよう、ソフトウエア的に処理を行うように構成してもよい。
また、上記各実施の形態は本発明の一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。本実施の形態で説明した伝送装置10や画像形成装置50等の構成や動作及び処理等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
10 伝送装置
12 イコライザ
16 ロジック回路
18 PLL回路
20 シリアル/パラレル変換回路
24 シリアル/パラレル変換回路
26 比較部
28 イコライザ調整回路
30 位相シフト部
50 画像形成装置

Claims (12)

  1. クロック信号が埋め込まれた受信信号の波形を設定値に基づいて調整する調整手段により調整された前記受信信号から前記クロック信号を再生する再生手段と、
    前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の基準用の位相における基準読取値を読み取り、また、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の複数の検査用の位相における検査読取値を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った前記基準読取値と前記検査読取値とに基づいて、前記基準読取値と前記検査読取値とが一致する前記検査用の位相の範囲の大きさが予め定められた大きさ以下の場合は前記設定値を変更し、かつ、前記検査用の位相の範囲が前記予め定められた大きさを超える場合に、前記設定値の変更を行わないよう制御する制御手段と、
    を備えた伝送装置。
  2. 前記制御手段は、前記設定値を変更する場合に、前記検査用の位相の範囲の大きさが現在の設定値により得られた前記検査用の位相の範囲の大きさよりも大きくなるように前記設定値を変更する、
    請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記基準用の位相は180°である、
    請求項1または請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記受信信号は、シリアル信号であり、
    前記読取手段は、シリアル信号をパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換回路である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の伝送装置。
  5. 前記受信信号が、複数頁の画像情報を含む場合は、
    前記制御手段は、前記頁間に前記設定値を制御する、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の伝送装置。
  6. 前記制御手段は、前記設定値を変更する制御を行った場合、既に前記設定値を変更した回数に応じて異なる処理を実行する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の伝送装置。
  7. 前記制御手段は、予め定められた回数以上、前記設定値を増加させるよう変更する制御を行った場合は、前記設定値を減少する変更を行うよう制御する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の伝送装置。
  8. クロック信号が埋め込まれた受信信号の波形を設定値に基づいて調整する調整手段により調整された前記受信信号から前記クロック信号を再生する再生手段と、
    前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の基準用の位相における基準読取値を読み取り、また、前記調整手段で調整された前記受信信号から前記再生手段で再生された前記クロック信号の複数の検査用の位相における検査読取値を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った前記基準読取値と前記検査読取値とに基づいて、前記基準読取値と、前記検査読取値とが一致する前記検査用の位相の範囲の大きさ応じて前記設定値の変更を行った回数に応じて異なる処理を実行する制御を行う制御手段と、
    を備えた伝送装置。
  9. 前記制御手段は、前記設定値の変更を行った回数が多い場合には、前記設定値を減少させる、
    請求項8に記載の伝送装置。
  10. 前記制御手段は、前記設定値の変更を行った回数が少ない場合には、前記設定値を予め決められた設定値に変更する、
    請求項8に記載の伝送装置。
  11. 画像情報を受信する請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の伝送装置と、
    前記伝送装置が受信した画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の伝送装置の制御手段としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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