JP6240236B2 - 圧雪氷剥離機 - Google Patents

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Description

本発明は道路上などの除雪後に残った圧雪や圧雪氷を路面や階段より剥離や破砕して除去するための破砕道具に関するものである。
従来雪国にでは、歩道や車道に積もった雪は、スノースコップやスノーダンプにより除雪されるが、歩道に面した車庫の入り口や歩道上で人の足跡などにより、圧雪された雪は路面より剥離が困難であり、薄い残雪や圧雪氷が故に適切な道具でない場合いには、路面を傷つけるばかりでなく、路面にはじかれたツルハシ等の道具でケガをするなどの危険な作業となり、困難な作業を強いられていた。
又、除雪されずに昼夜の温度差や積雪によりできた階層になった歩道の圧雪氷に対しては、ツルハシは元より、特開2992−000686号や特許4028807号又は、特許第4453916号や実用新案登録第3046471号などの道具が開発され使われている現状である。
特開2992―000686号 特許第4028807号 特許第4453916号
雪国の寒冷地地帯においての、新雪は密度が少なくスノーパウダー状の雪なので、雪用のスコップやスノーダンプで容易に除雪を行えるが、人間の足跡や車両のタイヤにより圧雪状態となった残雪は、日夜の温度差により変化し圧雪や圧雪氷となるが故に薄くても滑るために転倒の原因となっていた、転倒防止のためには、日中の暖かさにより緩んだ圧雪氷を除去する必要があったが、薄く路面に圧着しているために除去には、極めて困難を要する課題があった。
薄い圧雪及び圧雪氷を除去するために、破砕か、路面より剥離が必要であり、重量のある道具では容易な破砕や剥離作業が困難であるために、実地例で記載する軽量で反動も少ない本発明の圧雪氷剥離機を使用する事で解決手段とした。
本発明の圧雪氷剥離機は、握り棒体の下端にコイルスプリングを介して破砕刃を取り付ける事で、圧雪氷に打ち込んだ時の手にかかる反動が、少なくて済むと共に、コイルスプリングに抑制された自在な動作の効果で、剥離破砕刃が、路面に柔軟に当接して、くさび状の刃により、路面と圧雪氷間に破砕刃が打込まれる事で、コイルスプリングに残存された反発力が、圧雪氷の弱い所に作用することにより剥離を容易にした。
図1は圧雪氷剥離機実施例を示した説明図である。 図2は圧雪氷剥離機斜視図である。 図3は圧雪氷剥離機正面図である。 図4は圧雪氷剥離機側面図である。 図5は剥離刃を取り付ける状態図である。
背丈くらいの握り棒体の下端に、スプリングコイルを保持する座金を溶着し、その座金の下面にスプリングコイルの上端部を溶着し、そのスプリングバネ下端部に、破砕刃とりつけ用の座金板を固着して座金板下面中央部に図2で示す様に、下方向むいた破砕刃を固着して、その刃の中間部より、図2で示すように破砕刃中間部より座金板2側面に溶着して設けた圧雪氷返し金板を取り付けてある圧雪氷剥離機である。
又、図5で示す様に、座金板を基盤に座金板下部に、ボルト等で、剥離刃を取り付ける様にする事も可能であり、コイルスプリング座金板4に、ネジなどで剥離刃を別に取り付けられる様にすることにより、弓円形の剥離刃など用途に応じて、変形した剥離刃の取り付け可能である。又、握り棒体の上半部に握手しやすくするためにゴム製又は、合成樹脂などにより、柄を被覆する事で作業を容易に行いえる事により長時間の握り棒体を握る作業も楽に行えるものである。
図1は実施形態図であり、本発明圧雪氷剥離機の使用実施例図1であり、路面上8での使用状態図である。路面上8に存在する圧雪及び圧雪氷7を除去している状態図であり、使用形態は図1で示す様に、握り棒体1を持ち剥離破砕刃6を路面上8と圧雪及び圧雪氷7の間に打ち込むことで、圧雪及び圧雪氷7を路面上8より、剥離している図である。
路面上8には、凹凸が存在するが故に、握り棒体1の先に剥離破砕刃6を取り付けて行う従来の方法では、正確に路面上8に凹凸を考慮しながら剥離破砕刃6の向きを確認しながら打ち込む必要が有り、必要以上に強く打ちこむと、路面の損傷を起こす事があると共に、打ちこみそこなった時には圧雪氷7、又は、路面上8にはじかれて危険を伴っていたが、本発明では、握り棒体1の下端に付設してあるコイルスプリング座金2に、コイルスプリング3上端を溶着して、コイルスプリング3下端をコイルスプリング座金板に溶着することで、剥離破砕刃6はコイルスプリング3の力に抑制された自在な伸縮と回動により剥離破砕刃6が、自在に路面上8と圧雪及び圧雪氷7間に打入するが故、剥離破砕刃6が、くさび形状が故に圧雪及び圧雪氷7と路面8間に入り込むことで、路面上8と圧雪及び圧雪氷7を容易に剥離出来るものである。
又、スプリング3の伸縮により薄い圧雪氷7などに対し路面上8に、上から打ち降ろしてもコイルスプリング3が力を吸収し適度な衝打になるが故に、路面上8の損傷を最小限にとどめる。又、横から路面8と圧雪氷7の間に打ち込む事により、図4で示す通り剥離破砕刃7が途中からクサビ状になっているために、剥離する力を路面8より上方向に向ける事でより効率よく剥離可能としたものである。
平面上の基体上に塗布及び付着された基体以上の柔軟物質の剥離作業にも適用できる。
握り棒体
1” 弾性皮膜補助グリップ
2 コイルスプリング座金
3 コイルスプリング
4 コイルスプリング座金板
5 圧雪氷返し板
6 剥離破砕刃
7 圧雪及び圧雪氷
8 路面上
9 接続ボルト
9“ ボルトネジ穴

Claims (1)

  1. 背丈くらいの長さに設定した握り棒体の下端部に座金を溶着して、その座金の下面部にコイルスプリング上端部を溶着しており、コイルスプリング下端部に座金板を溶着しており、そのコイルスプリング座金板の下面部に破砕刃を固着して設けてあり、その破砕刃の任意の位置から、座金板側面部に取り付けした圧雪氷返し板から成る剥離破砕刃を構成しており、握り棒体を両手で操作して握り棒体下端部に設けたコイルスプリングに抑制された自在な反発力で、下端部の剥離破砕刃により、圧雪及び圧雪氷を路面より剥離または衝打破砕する圧雪氷剥離機。
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