JP3206837U - 氷雪破砕器具 - Google Patents

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正男 榎本
正男 榎本
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Abstract

【課題】 路面を損傷せずに、氷雪ブロックを効率的且つ確実に破砕する氷雪破砕器具を提供するにある。【解決手段】 氷雪破砕器具は、把持可能な棒状の把持部及びこの把持部によって持ち上げられる破砕部を有している。破砕部は、把持部の一端が連結固定され、平坦な底面を有する台座部を有している。略等しい高さに揃えられた複数の柱状突起部が台座部の底面から突出して配列されている。把持部の上下動に伴い、破砕部の突起部が氷雪ブロックに激突されて氷雪ブロックが破砕される。【選択図】図1

Description

本考案は、氷雪破砕器具に係り、特に、道路等の路面上の氷雪が圧接されて生ずる氷雪ブロックを破砕するに利用される氷雪破砕器具に関する。
冬期において、道路等の路面、或いは、構造物のコンクリート床面等(以下単に路面と称する。)上に降り積もった雪或いは水溜まりは、氷結温度前後での温度の変動に伴い固まり、路面等に張り付いた氷雪ブロックを形成する。このような氷雪ブロックを破砕するために、氷雪破砕器具が使われている。氷雪破砕器具の1例としては、土木作業で使われるつるはしが良く知られている。氷雪ブロックの破砕に際しては、つるはしの降り下ろしによってつるはしの先端部が氷雪ブロックに食い込み、氷雪ブロックが砕かれて路面から剥がされ、路面上から除去される。
このようなつるはしの降り下ろしは、大きな労力を必要としている。しかも、この降り下ろしは、氷雪ブロックにひびを入れ、確実に氷雪ブロックを割ることができるとは限らず、つるはしによって単に凹みが生ずるにすぎないこともある。また、つるはしの先端が路面に食い込み、路面を破損することもある。
また、氷雪破砕器具としてアイスピックが知られている。アイスピックもつるはしと同様に原理的には氷雪ブロックに先端が食い込むことによって、氷雪ブロックにひび割れを生じさせている。従って、単に先端が氷雪ブロックに窪みを生じさせるにすぎない場合がある。また、つるはしと同様にアイスピックが路面に食い込み、路面を破損することもある。
特開2006−241958号公報
このような不具合に対して、従来氷雪破砕器具として特許文献1に開示されるような圧雪氷破砕機が提案されている。この圧雪氷破砕機は、支持棒端に錐体形状の破砕刃を備え、この支持棒を前後動させて破砕刃を氷雪ブロックと路面との間に圧入させ、破砕刃によって氷雪ブロックを路面から引き剥がして氷雪ブロックを破砕している。確かにこの圧雪氷破砕機による作業は、つるはしに比べて低い労力で氷雪ブロックを除去することができる利点がある。しかし、氷雪ブロックの破砕の前提として破砕刃が確実に路面と氷雪ブロックとの間に入り込むことが必要とされ、破砕刃の圧入が困難な氷雪ブロック、例えば、表面が滑らかな氷雪ブロックにあっては、破砕刃が路面と氷雪ブロックとの間に入り込まずに氷雪ブロックの破砕が困難となる問題がある。
この考案の目的は、上述したような状況に鑑み成されたものであって、路面上に圧接されて生ずる様々なタイプの氷雪ブロックにあっても、路面を損傷せずに、氷雪ブロックを効率的且つ確実に破砕することができる氷雪破砕器具を提供するにある。
上記の課題を解決するために、この考案によれば、
把持可能な棒状の把持部と、
この把持部によって持ち上げられる破砕部であって、前記把持部の一端が連結固定された上面及び平坦な底面を有する台座部及び前記台座部の底面から突出し、略等しい高さに揃えられ、前記底面上で間隔を空けて配列されている複数の柱状突起部から構成される破砕部と、
を具備し、前記把持部の上下動に伴う前記破砕部の氷雪ブロックへの衝突によって氷雪ブロックを破砕する氷雪破砕器具が提供される。
また、この考案によれば、前記破砕部の底面及び突起部は、氷雪の付着を防止する滑面に形成され、或いは、氷雪の付着を防止する膜で覆われている上述した構成の氷雪破砕器具が提供される。
更に、この考案によれば、前記破砕部の前記突起部は、平坦な或いは丸めた先端を有する上述した構成の氷雪破砕器具が提供される。
本考案の氷雪破砕器具によれば、路面上に圧接されて生ずる様々なタイプの氷雪ブロックにあっても、路面を損傷せずに、氷雪ブロックを効率的且つ確実に破砕することができる。
本考案の実施の形態に係る氷雪破砕器具を概略的に示す斜視図である。 図1に示される氷雪破砕器具の裏面の形態を概略的に示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態に係る氷雪破砕器具ついて、図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本考案の実施例に係る氷雪破砕器具2を示している。図1に示されるように、この氷雪破砕器具2は、道路等の路面4上、或いは、構造物のコンクリート面(以下単に路面4と称する。)上に降り積もった雪或いは水溜まりが氷雪ブロック6を形成している箇所で使用される。通常、氷結ブロック6は、氷結温度前後おける温度変動に伴い固まって路面4に張り付いた状態にあり、表面が完全に氷結されている場合に限らず、その表面の一部が僅かに解けて薄い水の膜で覆われている場合もある。また、氷結ブロック6は、路面の凹凸に食い込むように形成され、或いは、路面の凹凸との間に隙間を空けて形成される場合もある。特に、氷結ブロックが温度上昇に伴い一部が融けて再び氷結するようなブロックでは、厚みが次第に減少して路面に貼り合わせたような状態で氷結していることもある。
氷雪破砕器具2は、台座状の破砕部8及びこの破砕部8に連結固定された棒状の把持部10から構成されている。把持部10は、作業者が氷雪破砕器具2を持ち上げ、破砕部8を落下させるに適する長さに設定される。より具体的には、氷雪破砕器具2が平坦な路面上に置かれた際に、把持部10先端は、平均的な身長の作業者の腰から胸部下の範囲に収まるような長さを有している。また、破砕部8は、落下されることから、破砕部8が足に当らないように広げられた足の間に収まるような大きさ、例えば、肩幅で足を広げた状態で左右の足の間に確実に入る大きさに定められている。図1及び図2に示す破砕部8は、矩形状(長方形或いは正方形)の台座に形成されているが、矩形に限らず円盤状の台座であっても良い。
破砕部8は、平坦な矩形状底面8Aを有し、この底面8Aには、底面8Aから突出する複数の円柱状の突起12が略均等な間隔を空けて配列されている。複数の円柱状突起12は、略同一の高さを有し、その端部は、略同一平面(仮想面)内に配列されている。突起12は、1例として底面8Aに行列に配置されても良く、或いは、偶数行及び奇数行の夫々が列を成すように千鳥状に配置されても良い。円柱状突起12は、図2に示すように先端が円柱先端部の周囲を切欠し、平坦な先端或いは丸めた先端を有する円錐台形状に形成されているが、円柱に限らず、円錐の先端を除去或いは丸めた形状に形成されても良い。破砕部8は、十分な剛性を与える十分な厚さを有する板状に形成され、この板状の破砕部8の変形を防止すべく補強部14が設けられている。この補強部14は、破砕部8の上面中央に設けた柱状部から補強枠8Bが四隅に向けて張り出す構造で構成されている。
破砕部8の底面及び突出する複数の円柱状の突起12は、氷或いは雪の付着を防止すべく、滑らかな滑面に形成され、より好ましくは、撥水性の塗装膜で覆われていることが好ましい。破砕部8がこのような滑面或いは膜面を有することによって、氷雪破砕の作業中に雪或いは氷が突起12間に埋め込まれて破砕部8の破砕機能を消失させるような事態を防止することができる。
上述したような構成を有する氷雪破砕器具2は、図1に示すように、氷結ブロック6上で作業者によって把持部10が把持されて氷雪破砕器具2が持ち上げられる。その後、作業者が把持を緩めると、氷雪破砕器具2は、自重で自然落下されて破砕部8が氷結ブロック6に激突される。破砕部8の氷結ブロック6への衝突に際しては、破砕部8の突起12が氷結ブロック6を砕き、氷結ブロック6にひび割れを生じさせる。ここで、氷結ブロック6は、凹凸を有することから、氷結ブロック6の凸部に激突する破砕部8の突起12に自重が集中される。換言すれば、氷結ブロック6の凸部に破砕力が特に集中して加わる。氷結ブロック6の凸部は、厚みが他の箇所に比べて大きく、従って、よりひび割れが生じ易く、氷結ブロック6全体の破砕を効率的に実現することができる。このように作業者によって氷雪破砕器具2が氷結ブロック6上で上下動されることによって破砕部8が氷結ブロック6にひびを生じさせてこれを容易に破砕することができる。しかも、破砕部8の突起12の端は、同一平面内に配列されていることから、氷結ブロックが除かれた路面4に破砕部8の突起12が誤って当接されても複数の突起12が略同時に当接されることとなり、その結果として少数の突起12が路面4に衝突して路面を損傷するような事態を防止することができる。
従って、表面が完全に氷結されている氷結ブロック6に限らず、その表面の一部が僅かに解けて薄い水の膜で覆われている氷結ブロック6にあっても確実に破砕することができる。また、氷結ブロック6が路面の凹凸に食い込むように形成され、或いは、路面の凹凸との間に隙間を空けて形成される場合にあっても、氷結ブロック6の複数箇所に突起12が衝撃を与えることから、氷結ブロック6を確実に砕くことができる。温度上昇に伴い一部が融けて再び氷結し、厚みが次第に減少して路面に貼り合わせたような状態で氷結している氷結ブロック6にあっても、氷結ブロック6にひびを生じさせて氷結ブロック6を確実に砕くことができる。
以上のように、この考案の氷雪破砕器具によれば、路面を損傷せずに、氷雪ブロックを効率的且つ確実に破砕することができる。
この考案は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
2…氷雪破砕器具、4…路面、6…氷雪ブロック、8…破砕部、10…把持部、12…突起、14…補強部

Claims (4)

  1. 把持可能な棒状の把持部と、
    この把持部によって持ち上げられる破砕部であって、前記把持部の一端が連結固定された上面及び平坦な底面を有する台座部及び前記台座部の底面から突出し、略等しい高さに揃えられ、前記底面上で間隔を空けて配列されている複数の柱状突起部から構成される破砕部と、
    を具備し、前記把持部の上下動に伴う前記破砕部の氷雪ブロックへの衝突によって氷雪ブロックを破砕する氷雪破砕器具。
  2. 前記破砕部の底面及び突起部は、氷雪の付着を防止する滑面に形成されている請求項1の氷雪破砕器具。
  3. 前記破砕部の底面及び突起部は、氷雪の付着を防止する膜で覆われている請求項1の氷雪破砕器具。
  4. 前記破砕部の前記突起部は、平坦な或いは丸めた先端を有する請求項1の氷雪破砕器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107975006A (zh) * 2017-12-11 2018-05-01 合肥霞康电子商务有限公司 一种用于道路养护的除冰装置

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